お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーリバイス』第11話 ちょっとした感想

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ジオウモチーフなのに、なぜかフォーゼ風カウントダウン

 

 

 

私が…聖子さんを止める!今回の『仮面ライダーバイス』は、さくらに関わるお話の前編。自分自身の弱さ、そして知っている人々がデッドマンズの手に落ち、果てには変身に失敗したうえ一輝にケガを負わせてしまうという、さくらというキャラクターに試練を与える作劇になっていました。

 

偶然(デッドマンズと天彦医師が契約したこと)と必然(アギレラがさくらを嘲笑すること)などが入り混じり、さらに一輝ら自分の信じる家族も、自分の考えとは真反対に立つなど、あらゆる方向からさくらが徹底的に追い詰められ、苦悩していくさまを描いているのはGood。そして、次回で描かれるであろうさくらの復活と仮面ライダージャンヌへの変身という最高のカタルシスへとつながっていくのがたまりません。

 

なお、前回(第10話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

デッドマンズ犯罪が増えるものの、兄弟のコンビネーションとデモンズのバックアップで、次々とそれを叩き潰していく一輝/リバイたち。調子が上がってくる彼らの一方で、さくらの苦悩は深まるばかりでした。そんなさくらに、何者かから変身ベルトが届いたその日、彼女は師範代である大森聖子の不審な行動に気づき追跡。聖子の向かった銀行にはプラナリア・デッドマンが出現しており、一輝たちが出撃し、これを撃破するのでした。冒頭、息の合ったコンビネーションで、デッドマンズを次々に倒していくリバイ・バイス・ライブが描写。これを最初に持ってきていることで、直後のさくらの状況を対比させ、より彼女の苦悩を際立たせることに成功しています。いやしかし、大二は前回やっとライブに変身したばかりだってのに、驚異的な強さと連係プレーを見せるなぁ。いくら兄弟だからって、なかなかここまでの戦いっぷりはできないよ。こうした中で、さくらのもとに届いたのは変身ベルト。そのうえ、自分が慕っていた師範代:聖子がデッドマンズに加担していることとその事情を知ります。現場に駆け付けた一輝たちは、3人で見事撃破しますが…。プラナリア・デッドマンは、やっぱり再生能力が最大の特徴。攻撃を受けても受けても再生しますが、「再生する前に倒せばいい」ということに気づいたリバイたちの前に倒されます。ここでのリバイ・バイス・ライブのコンビネーションは、冒頭の戦闘シーン以上に連携が取れていてGoodでした。

 

リバイたちがプラナリア・デッドマンを倒していたのと同じ頃、アギレラの挑発や聖子の悲痛な叫びを受け、ますます苦悩が深まるさくら。そのいら立ちは一輝ら家族へとむけられるようになり、迷った挙句彼女は、変身ベルトを取り出して夜風を浴び、やがて牛島家へと転がり込みます。その翌日、天彦医師にそそのかされた聖子は、プラナリア・デッドマンと上級契約をしてしまうのでした。中盤のドラマの主役はさくら。アギレラの言葉に反抗しながらも現実は彼女の言う通りであること、聖子には息子の病気という事情があることを痛感させられ、それらがどんどん彼女をさらに苦悩させます。こうしたシーンを踏まえて、続いてしあわせ湯のシーンで、一輝たち五十嵐一家の他の人間たちが、さくらと反対の立場に立ち、意図せず彼女を逆により追い詰めていくという構図になるのが、ドラマ展開としてたまりません。このようなすれ違いによってドラマが生まれていくのは、『リバイス』のドラマの特徴の1つと言えるのではないでしょうか。そして、これを受けてさくらは家を飛び出し、ひょんなことから牛島家に転がり込むことに。手厚く歓迎されるも、彼女は牛島家に異様な違和感を覚えていました。いつも通りの笑顔で、さくらを温かく迎えてくれた牛島家。しかし、その家は最低限の家具以外は、がらんどうの戸棚等しかない空虚な空間でした。以前の不審な行動もあるし、もしかして牛島家は、それ自体がデッドマンズが作り出した架空の家族だったりするのかな?

 

フェーズ2となったプラナリア・デッドマンに、苦戦しながらも追い詰めていくリバイたち。しかし、プラナリア・デッドマン以上の力を誇り、また腕を自由自在に武器に変化させるその能力を前に、なかなか決め手が出せません。そんな中、意を決したさくらが、変身ベルトを持って登場。ついに変身かと思われましたがなにも起きず、無防備な彼女を間一髪守ったリバイは、重傷を負うのでした。プラナリア・デッドマン フェーズ2の厄介な点は、その強さはもちろんのこと、それが本体ではないという点。プラナリア・デッドマン自身の分裂能力と、本当の契約者である天彦医師の心を操る能力により、「本体(天彦医師)以外の人間と分裂体を契約させる」ということが可能であり、理論上天彦医師を倒さなければ無限にフェーズ2を作り出すことが可能になっていました。この設定は、かなり考えたなという印象。天彦医師ののやり口の汚さが際立って非常に良いですね。そんなプラナリア・デッドマン フェーズ2の攻撃を、リバイはさくらを守るべく真正面からかばって負傷。変身できなかったというショック、そしてリバイ/一輝を傷つけさせてしまったというショックが、さくらを襲います。現状、やることなすこと裏目に出まくっているさくら。ここから彼女は、同復活するのか―?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一輝が負傷した。そのことを責める大二と、それによりまたさらに悩みが深まっていくさくら。聖子を救い、真の悪である天彦医師を叩くことはできないのだろうか?己の強さを見出した時、さくらは仮面ライダーへと変身する!

 

次回は今回の後編。さくらが仮面ライダージャンヌへと変身し、一輝たちと戦ってくれるようです。さくらの変身までの過程の話や、その際に判明するであろう悪魔の存在の話で数話引っ張るかなと思ったけど、そうでもなさそうかな?

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『機界戦隊ゼンカイジャー』第36カイ ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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『新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION』第28話 ちょっとした感想

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実はかなりの人見知りだったメーテル

 

 


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あなたと、もっと話したかった…。今回の『新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION』は、シンカリオンZ H5はやぶさのデビュー回。そして、今まで劇中にチラッと登場しながらも、シンたちの前に姿を現すことがなかったメーテルも、いよいよストーリーにガッツリ登場しました。

 

次回予告などから出水指令長の登場が確定的でしたが、今回はそれにプラスしてスザクも登場するというサプライズが。ソウギョクに気づきを与えてくれました。前作から散々敵側で動き回ってきたソウギョクだけど、ここにきて改心エンドの可能性も出てきたなぁ。

 

なお、前回(第27話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

遠野での工作が失敗したうえ、ヴァルトムとも音信不通になり、途方に暮れていたソウギョク。彼はかつて訪れたことのある盛岡のなじみの店に流れついており、夜な夜ないるかも分からない仲間に向かって無線交信を試みることが日課になっていました。今日も誰からも返事がなく、落胆するソウギョク。しかし実は、返事をしないだけで、その通信を昔からずっと聞いている人間がいました。それは…。今回は、ソウギョク側のドラマからスタート。誰も返答しない無線交信をしている彼の姿は、敵ながら思わず同情しそうになりましたが、そのあとの居酒屋シーンでそのムードも吹っ飛んじゃいました。なんだよこれ、ハローキティシンカリオン登場回と同じやんけ!そんな、居酒屋の鍋の力で回復しつつあるソウギョクの通信を、密かに聞いていたのがメーテル。彼女は長万部にあるログハウスのような自宅にこもり、ずっとその無線を聞き続けていました。メーテルの家はかなり自然豊かなところにあり、少なくとも彼女の部屋はかなり閉鎖的な環境。この部屋が彼女をこういう性格にさせたのか、それともこういう性格だからこうした部屋になったのか…?

 

ソウギョクから傍受した通信を、出水指令長に報告したメーテル。その会話の中で、彼女らはお互いの出会いの時を回想します。メーテルの趣味であるアマチュア無線が、彼女をシンカリオンとその戦いのことを知るきっかけを作っていました。出水指令長と交信しながら、初めてシンカリオンソウギョクの存在を知った時のこと、そして出水指令長自身との出会いを回想するメーテル。超進化研究所やテオティとの戦いは、現状トップシークレットですが、彼女の無線がそれらに関わる通信を全て傍受し、新函館北斗駅での出水指令長との対面へと繋がっていました。小学生であるメーテルに、傍受されてしまうような無線通信を使っている超進化研究所のことが心配になりますが、彼女は航空無線を傍受してしまうほどの腕前(?)。超進化研究所の無線に穴があるというよりも、メーテルの無線の感度や完成度が非常に高いってことかな。

 

翌日。あまりにも相手からの返信がないため、これで定時通信を最後にしようとしたソウギョク。それに初めて返事をよこしてきたのは、意外と同時に懐かしいあの人物でした。彼女からの話を聞き、心が揺れ動くソウギョクでしたが、それを良しとしなかったのがアストレア。龍飛崎にあるブラックストーン/クサビ石破壊の指示を受けた彼は半ば投げやりになって暴れ始めるのでした。最初は鍋料理の魅力の話から始まった、ソウギョクの最後の交信。意気消沈する彼を一喝するような連絡をしたのは…なんとブラックシンカリオンに乗ったスザクでした。前作より、スザクがサプライズで登場!ブラックシンカリオンが健在であること、そしてセイリュウと定期的に連絡をとりあっていることが明かされました。完全に予想外で、思わずTVの前で声を出しちゃうくらい驚いた、スザクの登場。今後、セイリュウと同じくシンたち側にも接触してくれるのかな?楽しみだ!そんな懐かしい仲間の喝と言葉に、心揺れ動くソウギョク。しかし、現れたアストレアがそれを許さず、その指示通り、龍飛崎のブラックストーン破壊に向かうのでした。このシーンにおけるソウギョクは、悲壮感たっぷり。セリフも思わせ振りなことばかりだったし、このまま今回で退場になっちゃうのかと思っちゃったよ。

 

意を決して超進化研究所北海道支部を訪れたメーテルは、出水指令長の強い言葉を受けて、H5はやぶさに搭乗。出撃を果たします。ソウギョクの抱える事情を知っていたため、最初は対話を試みるメーテルでしたが、それが無理だと分かると、やむを得ず攻撃に方向転換。必殺武器:カンテラガトリングで、ソウギョクを見事撃破するのでした。ソウギョク出現の報せを大沼指令長(彼も前作から引き続き登場)から受けたメーテル。最初はシンカギア越しにしか話せないほどの人見知りっぷりでしたが、意を決してからは、シンたちにひけをとらない活躍っぷりを見せてくれました。病的なくらい人見知りなメーテル。こりゃ、以前タイジュの前に姿を現さなかったのは、隠密行動をしてたからじゃなくて、単に恥ずかしかったからだね…。そんな彼女も、一度スイッチが入ると驚異的な適応力を披露。初出撃とは思えないほどの立ち回りを見せ、ソウギョクを撃破してくれました。結果的に、ソウギョクはまたもギリギリのところで生き延びるのですが、彼=幹部級の敵にここまでのダメージを初戦で与えるのは、まさに素晴らしいの一言。シンたちに、頼もしい仲間が増えましたね。

 

 

 

 

 

 


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後がなくなったヴァルトムが、最後の賭けに出る。テオティ内で内乱勃発!巻き込まれたアブトは、どちらか側として戦わざるを得ないのか!?

 

スポーツ中継による1週間の放送休止を挟んだ次回は、アブトの活躍がメインのお話になりそう。H5のZ合体の話をやらないのは、意外ですね。どんどんテオティ内部に入り込んでいくハメになってるアブトだけど、今後の彼の運命は―?

 

さあ、第29話の感想記事は↓コチラだゼーット!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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『機動戦士ガンダムΖΖ』ちょっとした感想 ΖΖ-12(第34~36話)

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今回は、機動戦士ガンダムΖΖ』の感想記事第12回目です。

 

前回ご紹介の3話に続いて、『Ζ』のキャラクターたちが次々と登場。カミーユの生存が確認され、その姿が登場する一方、あのキャラクターがとうとう死亡退場するという展開が描かれました。ネオ・ジオン側では、プルツーが登場。プルとの戦いの結末は…。

 

なお、前回(第31~33話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

第34話「カミーユの声」

1986年10月25日放送
登場した敵他:サンドラ、バウ、ガルスJ、サイコ・ガンダムMk-Ⅱ

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カミーユって、誰なのさ?」「Ζガンダムパイロットだった、ニュータイプだよ。」


STORY:プルのおかげでアリアス隊は排除できたけど、今度はダブリンの市長たちが武装解除を求めてきた。そんなもの聞いてられないぜと思っていた矢先、ファが戦艦アーガマにやってくる。行方不明になったカミーユの捜索?カミーユって、そんなに大事な人なのか?そのカミーユを探している間に、グレミーの気配を感じたプルは、再び勝手に出撃してしまう。プルのピンチを教えてくれたのは、謎の男性の声だった。これが…これがカミーユなのか!?


ついに再登場、カミーユ今回は、サブタイトルからもわかる通り、カミーユが本格的に登場するお話。姿自体はラストシーンでしか見せませんでしたが、その声は、ジュドーたちの戦闘を終始バックアップしてくれていました。先代主人公が2代目主人公を助けてくれるさまは、やっぱり胸熱。しかしそれだけでなく、プルがじょじょに不安定さを増し、どんどん戦いに引き込まれていくような感じになっている点も、見逃せません。


前回、アリアス隊の攻撃を受け、大ピンチに陥ったジュドーたち。ジュドーとブライトはファに救われましたが、彼女がカミーユのことを心配しているのを察し、それを優先させ自分たちは歩いて戦艦アーガマを目指します。一方、ジュドーやブライト不在の戦艦アーガマでは、エルとイーノが出撃準備中。しかしそんな中、プルが勝手にΖΖガンダムに乗って出撃してしまいます。その行動に怒りを覚えるエルたちでしたが、プルは見事ビーチャたちのピンチを救い、アリアス隊を一時撤退に追い込むのでした。アリアス隊は戦艦アーガマをあぶりだすために、ダブリンの郊外だけでなく市街地も襲撃。そのさまを見たファは、市街地の病院に入院しているカミーユの身を案じます。ブライトの好意で急いで現地に向かう彼女でしたが、病院に着いた時には、カミーユの姿はそこにはありませんでした。アリアス隊の目的は、戦艦アーガマの捜索と破壊だったはず。市街地も平気で襲撃してたけど、そんなところには普通いないと思うんだけどなぁ…(実際いなかった)。まあ、地下に隠している可能性もあったから、そのせいで攻撃してたのかな。そんなアリアス隊に対しては、ルーとビーチャがΖガンダムガンダムMk-Ⅱで対抗。しかし、大量のバウ&ガルスJを相手には分が悪く、特にガンダムMk-Ⅱは大ピンチに陥ります。それを救ったのは、プルの乗るΖΖガンダムでした。プルはこの戦闘シーンで、ΖΖガンダムに初めて単独で搭乗。キュベレイMk-Ⅱのパイロットだったこともあり、初搭乗ながらアリアス隊を撤退に追い込むという大戦果を挙げてみせます。性格は相変わらずアレですが、その実力は本物なプル。Aパート前半のこの戦闘シーンは、プルがいなかったら危なかったなぁ。


戦闘終了後、なんとか戦艦アーガマに戻ったジュドーたち。ダブリンの市長らの要求を真っ向から突っぱねる中、ファが再び現れます。カミーユが消えたため、その捜索を手伝ってほしいという申し出に対し、ブライトはそれを快諾。ジュドー以下ガンダム・チームがそれにあたることになります。プルは戦艦アーガマにて待機を命じられますが、グレミーの気配を感じ取り、修理中のガンダムMk-Ⅱに乗って出撃してしまうのでした。ネオ・ジオンの襲撃を受けたのは戦艦アーガマのせいだとして、戦艦アーガマ地球連邦軍への武装解除と接収を求めてきたダブリンの市長。当然ジュドーたちはこんなものを受け入れることはできず、半ば強行的な手段で彼らを排除します。ネオ・ジオンの攻撃を受けたのは戦艦アーガマのせい」というのはわかるけど、それゆえに「ダブリンから出ていけ」ではなく「武装解除&接収」を求めてくるのは、ちょっと変。ダブリンの市長は地球連邦軍の高官たちと深くつながってるようだし、また地球連邦軍はダブリンに大規模基地を持っていないから(前回参照)、これに乗じて軍備増強してやろうとでも思っていたのでしょうか。しかし、そんな彼らも、ジュドーたちにより強制排除。その後時同じくして、今度はファが戦艦アーガマにやってきます。カミーユの捜索への協力を依頼してきた彼女に対し、ブライトはそれを快諾。ジュドーたちがそれにあたることになるのでした。カミーユが消えたことを重く受け止め、その捜索に協力するブライトたち。カミーユが誰なのかにピンと来ていない、ジュドーを除くガンダム・チームと、彼のことをよく知るブライトたちの反応の対比が、観ていて面白かったですね。


サンドラめがけて出撃したプルは、ガンダムMk-Ⅱ単独で攻撃を開始。最初こそテンポよく攻撃していたものの、アリアス隊が出てきたことですぐにピンチに陥ってしまいます。追い詰められていくプルでしたが、その時脳内に響いた男性の声のおかげで何度もピンチを救われ、ギリギリの状況で何とか持ちこたえ続けます。一方、カミーユの捜索に当たっていたジュドーたちも、プルの聞いた男性の声に導かれる形で、プルの応援のためにサンドラに向かうのでした。プルは修理中のガンダムMk-Ⅱで出撃。先の戦闘で左腕が大破した状態でしたが、この状況下での出撃って、『Ζ』の時もあったよね。似たようなシチュエーションになってるのは、狙ってなのかたまたまなのか…?そんなプルは、最初こそサンドラに対し攻撃を仕掛けていたものの、アリアス隊が出てきたことで一気にピンチに。ベースジャバーも失い、ビームライフルもエネルギー切れ寸前の彼女を救ったのは、脳内に響いたカミーユの声でした。艦橋部をピンポイントで攻撃するプルですが、さすがにガンダムMk-Ⅱの攻撃だけで大破するようなサンドラではないため、増援が来るとすぐにピンチに。劣勢に追い込まれ半ばパニックになる彼女でしたが、カミーユの声に救われ、サンドラを盾にしたりアリアス隊のベースジャバーを強奪したりなどして、ギリギリのところで踏ん張り続けます。戦い方のヒントだけではなく、その詳細まで伝え、全面的にバックアップし続けたカミーユ。まだ彼の体調等は完全には回復していませんが、ニュータイプとしての彼の感性、そして戦闘センスが健在であることが窺える描写でした。


持ちこたえ続けたプルでしたが、サンドラに積まれていたサイコ・ガンダムMk-Ⅱに取り込まれそうになったことでスキができてしまい、ガンダムMk-Ⅱはとうとう大破。絶体絶命のピンチに陥りますが、ようやくジュドーたちが駆けつけΖΖガンダムに合体したことにより、難を逃れます。一連の戦闘で助けてくれた声がカミーユのものだったと知ったジュドーたちは、再び彼の捜索に協力。プルの力により、海岸沿いにいたカミーユを発見するのでした。カミーユのバックアップを得て踏ん張り続けたプルでしたが、サイコ・ガンダムMk-Ⅱのせいでスキができてしまい、それがさらにピンチを生むことに。ガンダムMk-Ⅱは大破し、サンドラからの離脱を余儀なくされます。おそらく、プルツーのために積まれていたであろうサイコ・ガンダムMk-Ⅱ。前回の描写にもありましたが、『Ζ』の時に大破した後、ネオ・ジオンによって回収されていたんですね。そして、それにより精神をかき乱され、劣勢に陥るプル。ここではプルのピンチよりも、ガンダムMk-Ⅱの耐久性の方に驚かされました。腕はもげて、脚部のバーニヤの出力も落ち、ヘッドパーツが破壊されメインモニターが使えない状態になっても、まだまだ普通に動くんですよ!『ΖΖ』の時点ではかなりの旧式モビルスーツになっているはずですが、ガンダムMk-Ⅱってやっぱり優秀なモビルスーツだと感じるなぁ。まだまだ実戦でも頑張ってほしい…。このようにピンチに陥ったプルは、アリアス隊に追い詰められますが、それを救ったのがジュドーたち。ΖΖガンダムに合体した彼らは、ハイ・メガ・キャノンでアリアス隊をほぼ全滅させ、サンドラにも大ダメージを与えて撤退に追い込むことに成功。その後、プルの力で海岸沿いにいたカミーユを発見します。海岸を見つめるカミーユ。いったい彼は、何に導かれて病院を抜け出したのか?お話はまだまだ次回へと続きます。

 

 

 

第35話「落ちてきた空」

1986年11月1日放送
登場した敵他:ガルダ、ザクⅢ、ドライセン

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「コイツ…まだ逃げんとは正気か!?」「正気で戦争ができるか!」


STORY:ダブリンを脱出してやれやれと思っていたら、アウドムラのハヤトが「ダブリンに戻れ」って言うんだ。コロニーが落ちてくる?地球連邦軍は、何やってんの!?まだ万全じゃないカミーユグラスゴーで降ろした俺たちは、ハヤトたちとともに避難民の救助活動に当たる。そんな時に、ラカンのザクⅢとドライセン部隊が攻めてきた!やめろジュドー、もうコロニーが落ちるまで時間がない!ΖΖガンダムとザクⅢが戦っている間に、とうとう―!


カミーユたちを収容し、ダブリンを脱出したジュドーたち。しかし、コロニー落としという禁じ手が、彼らを再びダブリンへと引き戻します。今回は、ネオ・ジオンによるコロニー落としを背景に、ダブリンの街でのエゥーゴの救助活動、そしてハヤトの戦死が描かれるお話。カミーユはまだあんな状態なので、大きくは戦闘に関わりませんが、それでもできる範囲のところでジュドーたちを導こうとしているのがGoodです。しかしハヤト、ここで戦死してしまうとはなぁ…。


カミーユとファを収容し、ダブリンを出てノルウェー方面へ向かっていた戦艦アーガマ。しかし、そこへアウドムラのハヤトから通信が入ります。その内容は、ネオ・ジオンがサイド4の廃コロニーを使って、コロニー落としを敢行するというものでした。やがて戦艦アーガマに合流したハヤトは、ブライトたちと再会。そこで、『Ζ』で戦死したカツの部屋を見ます。一方ジュドーたちは、コロニー落としのことを感知し錯乱状態のカミーユの身を案じていました。さあ予定通りにノルウェーのカラバ基地に向かうぞというところで、待ったをかけたのがハヤト。彼のもたらした情報は、ネオ・ジオンによるダブリンへのコロニー落としでした。ついに『ΖΖ』でも出てきたコロニー落とし。「ガンダムシリーズ」の悪役たちは、えらくコロニー落としをしたがるなぁ。まあ、いわゆる禁じ手戦法だし、実行すれば多数の死傷者を出せるからね。でも、ハマーンってそもそも地球圏の復興も願ってたんじゃなかったっけ?なんで地球にダメージを与えるコロニー落としを敢行するんだ…?ちなみに、地球連邦軍はこの情報を既につかんでいましたが、戦争を早く終わらせるため、そして地球人口を減らすために、わざとそれを握りつぶしていました。このようなハヤトの通信を受け、やがて彼と合流した戦艦アーガマ。ブライトがまず案内したのは、『Ζ』で戦死したカツの部屋でした。カツの部屋は、『Ζ』の後もしばらくそのままにされていたようですが、戦艦アーガマの地球圏突入の際にそのほとんどの家具が整理。しかし、ハヤトたち家族の写った写真だけは、そのまま残されていました。写真を見つめて思いを馳せるこのシーン。ハヤトの悲しみはよくわかるのですが、彼、まだフラウたちにカツの戦死を伝えていないようです。気持ちはわかるけど、さすがにもう隠し通せないんじゃないか?フラウたちも、実はうすうす感づいていたりして…。


カミーユのことを思ったジュドーたちは、コアファイターで彼らをグラスゴーに降下させようとしますが、それをブライトとハヤトが発見、止めに入ります。最初は猛反対していたハヤトでしたが、カミーユの目を見た彼は、一転して彼とファの降下を認めるのでした。同じ頃、ネオ・ジオン側では、ラカンを中心としたザクⅢとドライセン部隊が出撃。ダブリン市街地の外部への出口をふさぎ、コロニー落としによる被害を拡大させようとしていました。Aパート後半で印象に残った描写は、やはりカミーユジュドーたち&ハヤトのシーン。ハヤトはダブリンへ急ぐためにカミーユたちのグラスゴー降下に反対しますが、カミーユの目を見た途端カツのことを感じ取って方針を変更。またジュドーたちは、カミーユグラスゴーへ降りる時の別れ際、一斉に同じようなビジョンを見ます。精神崩壊を起こし、未だ回復途中の彼ですが、そのニュータイプとしての能力、そして戦いに赴こうとする心は壊れていなかったということがわかる、重要な描写。カミーユがもはや超能力者一歩手前のような描かれ方をしていますが、「現行作品のメンバーたちを導く先輩戦士」という構図としては、非常にいい塩梅だったように思いましたね。一方、コロニーを落とす側のネオ・ジオンでは、ラカンが地球での部隊長として登場。自らはザクⅢに乗り、ドライセン部隊を率いてダブリン市外へ出撃。外部へ通じる道路等を破壊し、コロニー落としによる被害が拡大するよう仕向けていました。ラカンの回想により、今回のコロニー落としにおけるハマーンの意図が判明。「コロニー落としにより、地球圏の人々を目覚めさせる」という狙いが、彼女にはありました。地球圏への思いが強すぎるあまり、こういう度を超えた手段に出ちゃったのかなぁ。


ダブリンの空港付近に到達したジュドーたちは、すぐさま各機に登場して救助活動に奔走。アウドムラ側も、ジムⅢやド・ダイを使って救助活動に当たります。これに対し、ラカンは避難民の船を襲ったり、空港の外にいる人々めがけて発砲したりと、容赦ない攻撃を敢行。ジュドーたちはこれに驚き、そして怒ります。一方、グラスゴーの空港にいたカミーユたちでしたが、乗る予定の便は出発のめどが立たずじまい。そんな中、カミーユが空港を飛び出してしまうのでした。今回のジュドーたちの目的は、戦闘ではなく救助活動。そのため、コアファイター、コア・トップ、コア・ベースに分離できるΖΖガンダムウェイブライダー形態に変形できるΖガンダム以外の戦艦アーガマモビルスーツは登場せずじまいでした。理屈はわからんでもないけど、アウドムラ側はジムⅢも投入してたし、戦艦アーガマ百式を追加投入してもよかったんじゃないかなぁ(ガンダムMk-Ⅱは前回の戦闘で大破しているのでムリ)。そんなジュドーたちの活動を、あざ笑うかのように邪魔するのがラカンのザクⅢ&ドライセン部隊。彼らは武装していない避難民の船を爆撃した他、空港外にいる避難民たちにも銃撃するなど、容赦ない攻撃を行います。無抵抗の市民を襲うなんて、さすがにネオ・ジオンもやりすぎじゃないか?まあ、コロニー落とし敢行している時点で、やりすぎもへったくりもなくなってるけどね…。


救助活動に当たるハヤトは、ドライセン部隊に囲まれるも、ジュドーのおかげで脱出。しかし、そんな中でもコロニー落としまでの時間は刻一刻と迫っていました。周囲の舞台を一掃するために、ジュドーたちはΖΖガンダムへの合体を敢行。その際攻撃を食らいそうになりますが、これはハヤトの捨て身の戦法で回避に成功します。怒りに燃えるジュドーΖΖガンダムで戦い、ドライセン部隊を殲滅。残るはラカンのザクⅢのみになりますが、その時ついにコロニーがダブリンの街に落ちてくるのでした。ドライセン部隊に囲まれ、一度は死を覚悟したハヤト。このシーンではジュドーの活躍により救われますが、その後、ジュドーたちがザクⅢの攻撃を食らいΖΖガンダムへの合体に苦戦している時に、捨て身の戦法でザクⅢを攻撃。自らの命と引き換えに、ΖΖガンダムの合体を成功させるのでした。Bパート後半のハヤトは、状況的に追い詰められているとはいえ、なんだか「死にたがっている」感じが強い印象。状況が状況なうえに、この直前カツのことも思い出してるし(Aパート後半)、本人にもいろいろと思うところがあったのかな…。そんなハヤトの犠牲を乗り越え合体したΖΖガンダムは、まさしく獅子奮迅の活躍を見せ、あっという間にドライセン部隊を殲滅。残るはラカンのザクⅢのみとなり、ハヤトの敵討ちにはやるジュドーは、ブライトの退避命令も無視して戦闘に突入します。そんな中で、ついにコロニーが落下。ジュドーたちもラカンも、その光の中に飲み込まれてしまうのでした。ラカンとの戦いの中でのジュドーの叫びが、どれも印象に残るものばかり。「どうして…。どうして、皆で生きていけないんだ!?」、「正気で戦争ができるか!」―。彼の悲痛な思いが、伝わってきます。

 

 

 

第36話「重力下のプルツー

1986年11月8日放送
登場した敵他:サンドラ、サイコ・ガンダムMk-Ⅱ、ザクⅢ

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「どんなに不愉快でも、どんなに憎くっても…、自分自身を殺すことも、自分自身をやめることもできないのよ!」


STORY:コロニー落としの中で、俺たちは奇跡的に生き残った。とはいえ、アウドムラとは音信不通、ジュドーもザクⅢと戦ってて、全然落ち着ける状況じゃない。そんな中、グレミーは戦艦アーガマを落とすために、プルツーを呼び覚ましサイコ・ガンダムMk-Ⅱを仕向けてきた!必死に抵抗するプルだけど、ボロボロのキュベレイMk-Ⅱじゃ勝てっこない!やがてジュドーも加勢するけど、それでもサイコ・ガンダムMk-Ⅱは止まらない。その時、プルが―!


ダブリンを舞台にしたコロニー落としをめぐる戦い、そしてカミーユたちのゲスト出演回の完結編。ΖΖガンダムによるザクⅢ→サイコ・ガンダムMk-Ⅱとの連戦、乗組員が壊滅状態であるアウドムラでのガンダム・チームの奮闘、そしてプルとプルツーの激しいぶつかり合いなど、お話自体も作画面も気合十分でとても面白い一編になっていました。今回のお話をもって、プルは戦死という形で退場。やっぱり、いなくなっちゃうと…寂しいな。


前回、脱出が間に合わず、コロニー落としに巻き込まれたジュドーたちガンダム・チーム。しかし彼らは、別々の場所で奇跡的に生き残っていました。ダブリンの人々の声を聴いたジュドーは、その怒りをパワーに変え、再び襲ってきたラカンのザクⅢを圧倒。撤退に追い込むのでした。一方、コロニー落としを上空から観察していたグレミーは、ハマーンが勢いづいているのを危惧。功を焦った彼は、プルツーを目覚めさせ、戦艦アーガマを落とそうとするのでした。前回の描写では、完全にコロニー落としの衝撃波に巻き込まれたかに見えたガンダム・チーム。しかし、それぞれ瓦礫の下敷きになったことでそれがバリアの役割を果たし、奇跡的にほぼ無傷の状態で生き残ります。コロニー落としにより、めくりあがった地表や瓦礫。これが役に立つとはねぇ~。ムチャな設定だと思いましたが、悪くない理由付けだとも感じました。しかし、このコロニー落としではラカンも生存。ジュドーよりも早いタイミングで機体を復旧させ、ザクⅢで挑んできます。最初こそひるむジュドーΖΖガンダムでしたが、ダブリンの人々、そしてカミーユの声を聴いた彼は、ニュータイプとしての力を全開にし、ラカンを撤退に追い込むのでした。コロニー落としの中でも生き残り、しかも落下前とほとんど変わらない機動性を見せるザクⅢ。ラカンの操縦技術もあるのでしょうが、ザクⅢの耐久性に驚かされます。ザクⅡやハイザックに比べて、かなり強くなったな、お前…。そんなザクⅢは、怒りに燃えるジュドーの前には押される形になり、最終的には撤退。ジュドーを支えたのは、ダブリンの人々やカミーユの声でした。ダブリンの人々のうめきや叫びを聞き、戦慄し怒るジュドー。一瞬彼は錯乱状態で戦いますが、それをバックアップしたのが、カミーユの「もし、戦うのに理由がいるのなら、その君の怒りこそ理由だ!」という声でした。カミーユがここでも登場するとはなぁ。一方その頃、サンドラではグレミーが一連の事態を静観。ハマーンが勢いづいていることに危機感を抱いた彼は、プルツーを目覚めさせ、戦艦アーガマを落とし手柄を立てることにはやるのでした。以前から登場していたプルツーが、とうとう目覚めることに。プルよりも若干大人びた印象であり、グレミーの思惑を全部見透かしちゃっているのが面白いです。グレミー、今回はあんまりいいところなしだったな…。


プルツーはサンドラに積まれていたサイコ・ガンダムMk-Ⅱに搭乗し、戦艦アーガマに向けて出撃。戦艦アーガマ側はそのことをキャッチしきれていませんでしたが、唯一プルだけは、プルツーの接近する感触をつかんでいました。無理を押して出撃する彼女を見たブライトたちは、彼女を艦橋にあげ、その意見をもとにハイメガ粒子砲をセット。コロニーをぶち抜いてサイコ・ガンダムMk-Ⅱにダメージを与えます。しかし、それだけではサイコ・ガンダムMk-Ⅱは止まらず、さらにはブライトたちが目を離しているスキに、プルがキュベレイMk-Ⅱで出撃してしまうのでした。サンドラやサイコ・ガンダムMk-Ⅱは、戦艦アーガマからかなり離れたところにおり、通常のレーダーでは到底キャッチできないはず。それを可能にしたのは、プルのニュータイプとしての能力でした。いつも以上に「何かが来る」という感触を得ていたプルは、無理を押して出撃を強行しようとしており、そのさまを見たブライトは、彼女を艦橋に連れてきて、その発言をもとにハイメガ粒子砲を発射します。プルは強化人間でありニュータイプに似た能力を持っていることは周知の事実ですが、そんな彼女をブライトがここまで信頼し、さらにはハイメガ粒子砲の発射を強行するなんて、今回が初めて。非常に珍しいなと感じました。プルのただならぬ状況を見て、彼女を信頼することにしたのかなぁ。そんな発射されたハイメガ粒子砲は、コロニーを貫通してサイコ・ガンダムMk-Ⅱに直撃。さすがのプルツーもこれには驚きますが、この程度で大破するサイコ・ガンダムMk-Ⅱではありませんでした。


ΖΖガンダムと離れ離れになってしまっていたエルたちは、偶然アウドムラを発見。しかし、その高度が落ちつつあるのを目の当たりにし、アウドムラへの突入を強行。艦橋部に潜り込んでなんとか態勢を立て直すことに成功します。一方、ボロボロのキュベレイMk-Ⅱで出撃したプルは、プルツーのサイコ・ガンダムMk-Ⅱと戦闘。ファンネル攻撃など、その攻撃パターンや方法がお互い酷似していることに、戸惑います。やがて、緩やかに劣勢に陥るプルのもとにジュドーも駆けつけますが、戦局はなかなか変わらないのでした。Bパート前半では、プルとプルツーの戦闘に目がいきがちですが、エルたちジュドーを除くガンダム・チームの奮闘にも注目したいところ。ジュドーとは離れた場所で生き残っていた彼女たちは、高度がじょじょに下がりつつあるアウドムラを目撃。連絡も通じないことからベースジャバーとΖガンダムを使って機体上部に直接着陸し、見張り台を破壊して環境への突入を強行します。ここではエルたちの頑張りはもちろんのこと、彼らの連係プレーも見事。息の合ったコンビネーションで、難しい作戦を成功に導いていましたね。そんな彼らが突入した艦橋では、カラバの隊員たちが全滅状態。避難民の中にもカラバ所属の者がいなかったため、エルたちは直接アウドムラを操縦し、戦艦アーガマとの合流を急ぎます。艦橋は窓が完全に破壊されており、死屍累々の状態。これでアウドムラの乗組員が全滅したってことは、『Ζ』の時にも戦ってくれた仲間たちも、死んじゃったってことなのかな…。一方同じ頃、プルとプルツーは激しい戦闘の真っただ中。プル側にはジュドーが加勢しますが、それでもプルツーの優勢は変わりませんでした。攻撃パターン等がほぼ同じで、戸惑いを隠せないプルとプルツー。この感触こそ、終盤でプルが自分の敵に気づくきっかけになります。


戦い続けるΖΖガンダムキュベレイMk-Ⅱ、そしてサイコ・ガンダムMk-Ⅱでしたが、依然後者の方が優勢。プルが一時的に戦線離脱したことで、ΖΖガンダムはさらにピンチに陥ります。そして、サイコ・ガンダムMk-Ⅱのビームを受けそうになった際、プルが復帰してキュベレイMk-Ⅱで捨て身のガード&特攻をかけ、サイコ・ガンダムMk-Ⅱは大破。プルの死を目の当たりにしたジュドーは、怒りと悲しみの力でサイコ・ガンダムMk-Ⅱをついに撃破しますが、プルツーには逃げられてしまうのでした。終盤の戦闘シーンで活躍し見せ場がありまくりだったのが、プル。彼女は誰よりも先にサイコ・ガンダムMk-Ⅱのパイロットがもう1人の自分=プルツーであることに気づき、ジュドーを救うため、そして不愉快なもう1人の自分を倒すため、捨て身の攻撃を仕掛けます。キュベレイMk-Ⅱで特攻を仕掛け、散っていったプル。サイコ・ガンダムMk-Ⅱはこれにより大破しますが、それでも最低限活動する力は残っていました。ボロボロのキュベレイMk-Ⅱでこれだけのダメージを与えられたんだから、通常(修理されて元通りになった状態)のキュベレイMk-Ⅱなら、サイコ・ガンダムMk-Ⅱを倒せていたかもしれませんね。まあ、それでもプルの戦死は避けられなかっただろうけど…。プルの死を受けたジュドーは、その感情の高ぶりにより、ニュータイプとしての力を全開にしてサイコ・ガンダムMk-Ⅱと戦闘。ヘッドパーツを斬り落として撃破に成功しますが、肝心のプルツーには逃げられてしまうのでした。ヘッドパーツに傷をつけた際、その破損個所からジュドープルツーがお互いの顔を見る演出がGood。ジュドーの受けた衝撃が、より強く伝わってきました。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第37話から第39話をご紹介予定です。『ガンダムΖΖ』。偶然が重なるのは、怖い…!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

ガンプラ Pick Up!

ガンダムΖΖ』に登場したモビルスーツガンプラの一部を、ピックアップしてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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初公開!強化スカイライダーの英雄勇像!!

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「スカイ…変身!」今回は、10月より全国のゲームセンターで展開されているプライズフィギュア「『仮面ライダー(新)』英雄勇像 スカイライダー」のご紹介です。

 

仮面ライダーシリーズ」や「ウルトラシリーズ」などの特撮ヒーローが商品化されているブランド「英雄勇像」に、スカイライダーが満を持して登場!スカイライダーは昭和ライダーの中でも比較的商品化が後回しになることが多いこともあり、スカイライダーが昭和ライダーの中でイチ推しの私にとっては、もう商品化の情報を聞いた時からウキウキでたまりませんでした。

 

先週の「ミニフォトスタジオ」の紹介記事でチラッと触れていた、他商品「を差し置いてでも、この「ミニフォトスタジオ」を使って最初に紹介したい商品」は、これのこと。いやもう、推しがハイクオリティフィギュアになって堂々登場なんだから、真っ先に取り上げるしかないもんね!

 

なお、今回撮影に使用している「ミニフォトスタジオ」の紹介記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、他の「英雄勇造」の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 


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「今ここに、7人ライダーのすべての力が、スカイライダーの体内に流れ、スカイライダーは、新しく生まれ変わったのだ!」(第28話より)

 

フィギュアは完全組立済みの状態で入っており、箱から取り出せばすぐディスプレイできる状態。台座も付属していますが、それなしでもしっかり自立します。「『ウルトラマンティガ スカイタイプ』の時は一部組立が必要だったから、マフラーくらいは別パーツかな」と思っていましたが、そうではないことにビックリしました。

 

箱から取り出した時は、若干アンテナ部分がヘタっていたものの、プライズ品ということを考えれば許容範囲。ドライヤーを当ててしっかり直しました。まあ、ここら辺は仕方ないよね。

 


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「貴様ら人間の敵だ!許さん!!」(第33話他より)

 

全体を正面から見ると、こんな感じ。造形イメージは、1979年の本放送時のスーツと最近の全員集合系映画に登場しているスーツをミックスしている印象を受けます。特に胴体部分は本放送のイメージに近いけど、一方のマスクは、たぶん最近のスーツをイメージしてるんだろうなぁ。ほっそりしててこれはこれでカッコいいんだけど、本放送時はもう少し丸っこい顔をしてるからね。

 

ポージングは、スカイライダーのポピュラーな特写の1つをイメージしたもの。若干、そのスチールよりも腰を落として力を入れて構えているようになっており、精悍さが増しています。カッコいいぞぉ~!

 


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「俺がスカイライダーだということを、忘れたかザンヨウジュー!?」(第49話より)

 

背面についても、きっちりと造形。しかし、特徴的な背面の白いラインは造形のみで塗装がされていないのが、非常に惜しいです。

 

こことアンテナの先の赤いシグナルは塗装省略されることが多いですが、今回もそうだったかという感じ。前者は正面から見ると当然見えないし、後者は塗装が無くても十分スカイライダーの顔が成立するので、問題ないっちゃあそうなのですが…。こういうところにも、こだわってほしかったなぁ。

 


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「間違いない…洋さんは仮面ライダーや!」(最終回より)

 

見上げるようなアングルで、フィギュアをパシャり。この息をのむようなカッコよさ、美しさ、それに融合したいかにも“仮面ライダー”らしいシルエットは、スカイライダーだからこそ感じられる魅力です。

 

目に映える鮮やかなグリーンとオレンジ、いつまでも見てられますよね。ほら、耳をすませば聞こえてくるでしょう?あの斗う男の声が、うなる拳の響きが!

 

悪を倒す正義の雄叫び。ライダー、男の名は…仮面ライダー

 

 

 

 

 


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さて、この「『仮面ライダー(新)』英雄勇像 スカイライダー」は、現在も全国のゲームセンターで展開中。在庫は各店舗によりまちまちですが、都心部ではまだまだ残っている店舗が多そうです。

 

こうなると、渋いカラーリングの旧スカイライダーも欲しくなるけど…、いかんせん予算がネックだなぁ。これ入手するのに、筐体で3000円近くかけちゃったし…。

 

 

 

 

 

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『ウルトラマントリガー』第17話 ちょっとした感想

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防衛隊があるからこその醍醐味・戦闘機内での変身!

 

 

 

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現状は非常に厳しい…。だがいいか。我々は決してあきらめない。最後の最後まで、全力を尽くそう!今回の『ウルトラマントリガー』は、メツオーガ→メツオロチとの対決回後編。兵器の一部使用制限を受けたGUTS-SELECTが、限られた設備と武装内で泥臭く奮闘し、メツオロチに全力で立ち向かうさまが描かれました。

 

GUTS-SELECTの活躍がかなり長く描かれた分、トリガーの活躍パートは短め。カルミラとの戦闘シーンに時間をとった分、メツオロチとの戦いはあっさりしていたように感じました。しっかり短時間の間で見せ場を作ってたけど、そのトリガーのパートでもメツオロチとの戦いを中心に持ってきた方がよかったんじゃないかなぁ。

 

なお、前回(第16話)の感想記事は、↓コチラです

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

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メツオロチ復活までのタイムリミットなどで緊迫感を演出し、さらに電磁兵器が使えないという縛りを付加することで、GUTS-SELECTの防衛隊としてのカッコよさ、そして泥臭さという魅力がこれでもかというほど描かれていた今回。その分トリガーの活躍が淡白になっていたのは仕方なく感じますが、メツオロチはもう少し粘ってほしかったかなぁ。

 

前回、メツオーガの中から生まれたメツオロチ。エネルギー残り少ないトリガーや、ナースデッセイ号バトルモードの一斉放射もものともしないそれ相手に、タツミ隊長はガーゴルゴンキーの使用を強行。それにより、メツオロチを一時的に封じ込むことに成功します。しかし、その弊害によりナースデッセイ号のシステムの大部分がダウン。しかし、メツオロチ復活まで時間がないことから、タツミ隊長は現状残っている兵器での作戦展開を決断するのでした。怪獣を封じ込めたものの、相応の痛手を負った防衛隊。それでもなお隊員たちを鼓舞し、次なる一手のために指示し全力で取り組む隊長―と、なかなか序盤からアツい展開が挿入されるGUTS-SELECTのパート。ここではタツミ隊長のリーダシップが遺憾なく発揮されていますが、よく考えてみると、ナースデッセイ号が行動不能になったのって彼がガーゴルゴンキーの使用を強行したからなんですよね。頭下げて謝れとまではいわないけど、皆を集めて次の作戦に出る時、「こうなったのには私にも責任がある」みたいな感じで、ひとこと自分の非を認めるセリフがあっても良かったように感じますね。

 

メツオロチ復活のタイムリミットが迫る中、ガッツファルコンや陸上兵器の準備を進めるGUTS-SELECT。メツオロチは予想よりも早く復活し再び暴れ始めますが、幸いベースの準備ができた直後であったため、GUTS-SELECTは総力を挙げた攻撃を開始します。メツオロチにダメージを与えつつも、その反撃やトリガーダークの出現もあり、消耗していく兵器と傷ついていく隊員たち。ガッツファルコンも墜落しもはやこれまでかと思われましたが、ケンゴが直接乗り込んで強行発進させて…!中盤では、GUTS-SELECTの陸戦準備、そしてガッツファルコンの活躍がその中心。「一切の電磁的兵器が使えない」という設定を利用して重火器をズラリと用意し、ビームなどの合成による戦闘シーンとはまた違った、見ごたえある戦闘シーンを作り上げてくれていました。ガッツファルコンが一度墜落するも、メンテナンス用のコクピットにケンゴが乗り込んで戦果を挙げるという展開もGood。でもこれなら、最初からヒマリが直接乗り込んで、手動操縦で接近すれば彼女の見せ場をしっかりと演出できたような気が…。まあでも、ケンゴの脱出変身がカッコよかったから、いいか。

 

ケンゴの尽力でメツオロチのツノは破壊され、これにより吸収能力を封じ込めることに成功。ケンゴ自身もトリガーへと変身しますが、ここでカルミラも出現します。トリガーは、何とかグリッタートリガーエタニティにタイプチェンジしてメツオロチを撃破。残るはカルミラだけとなりますが、これにはトリガーダークも立ち向かっていき、偶然入手したサークルアームズを使って突撃。重傷を負わせて消失します。怒り心頭のカルミラは、不満ながらもダーゴンの説得の前に撤退していくのでした。後半から、トリガーが登場してその活躍へ中心がシフト。ここではカルミラが戦闘に大きく介入し、その対応にトリガーとトリガーダークが追われるため、メツオロチは合間にグリッタートリガーエタニティでサクッと倒される形になりました。グリッターブレードとサークルアームズのコンボ攻撃はGoodだったけど、メツオロチのあっさり退場はもったいないよなぁ。そしてカルミラは、トリガーダークの攻撃と、GUTS-SELECTの気迫の前に、ダーゴンの説得を受けて撤収。トリガーダークが消滅して心配になりましたが、イグニスに戻って生存していることが判明したので、なんかホッとしましたね

 

 

 

◎特撮面

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GUTS-SELECTとトリガーの、メツオロチへの奮戦がその中心となっていた特撮パート。実際の爆破あり、なかなかの規模のロケあり、大胆な合成カットありと、見ごたえ十分でリアルタイム時は圧倒されるばかりでした。特に、中盤のガッツファルコンの一連の描写は、「映画か!?」と錯覚するほどの出来栄えでしたね。

 

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ナースデッセイ号が最低限の機能しか使えなくなり、メツオロチの能力から電磁的兵器の使用を制限されたGUTS-SELECT。それでもタツミ隊長以下隊員たちはあきらめず、用意できた重火器を中心に、ありったけの攻撃をメツオロチにぶち込みます。しかし、予想よりも大幅に早く復活したメツオロチにそれはほとんど通用せず、タツミ隊長ら陸戦部隊は、後退を余儀なくされます。ロケーションと市街地のミニチュアセットを交互に映したり、上手く合成するなどして、現場の緊迫感と攻撃が始まるという緊張感を演出していたのがGood。ミサイル攻撃や爆破も、CG合成を上乗せして演出をマシマシにしていたのも、いい塩梅でした。隊員たちが爆破に吹っ飛ばされるシーンもあったけど、あれはどことなく“東映感”があったな…。

 

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トリガーダークが現れる中、ヒマリのガッツファルコンはなかなか狙うポイントであるメツオロチの角を攻撃できずじまい。そのまま被弾し墜落してしまいます。作戦は失敗かに思われましたが、なんとケンゴがそれに乗り込んで強行発進。メツオロチの攻撃をかいくぐって接近し、ツノの破壊に成功するのでした。ガッツファルコンの飛行シーンは、いつもCGで表現されていますが、今回は特にその質感や合成に力が入れられており、画面にマッチしていた印象。墜落してもなお飛び回り、しかもそれをケンゴが操縦していたとわかるシーンは、ドラマの展開としても、そして特撮の見せ場という意味でも、かなり激アツなシーンになっていましたね。メチャクチャカッコよかったぜ、ケンゴとガッツファルコン!

 

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墜落寸前のガッツファルコンから、ケンゴはトリガーに変身して脱出。ところが、彼が相手にすることになったのは、メツオロチではなくカルミラでした。幸いトリガーダークが暴走して襲い掛かってくることがほとんどなかったので、トリガーはグリッタートリガーエタニティにタイプチェンジしてメツオロチを撃破。その後カルミラの攻撃に追い込まれますが、トリガーダークの捨て身の攻撃が、彼女に重傷を負わせるのでした。終盤でついにトリガー登場。カルミラがかなり邪魔をしてきましたが、しっかりとメツオロチをグリッタートリガーエタニティで撃破してくれました。「◎ストーリー面」でも述べましたが、グリッターソードとサークルアームズの併用はカッコよかったですね~。一方のトリガーダークの見せ場は、この後のカルミラとの戦闘シーンに存在。サークルアームズを使った戦い方は、思ったより似合ってましたね。同じガッツハイパーキーだから、イグニスの持ってるキーも使えるんだなぁ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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タツミ隊長が、GUTS-SELECTのアジア総司令長になることが決定。ケンゴたちは、総出でそれをお祝いすることに!でも、そんなときに怪獣が現れて…?

 

次回は、タツミ隊長の昇進のお話。なんだか雰囲気が異常に明るく、そしてケンゴたち側に都合のいいことばかり起きているのに、一抹の不安を覚えるけど…。何かしらの敵の罠とかじゃないよね?

 

↓第18話も、スマイルスマイル!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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『機界戦隊ゼンカイジャー』第35カイ ちょっとした感想

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悲しい真実を目の当たりにするとき

 

 

 

番組は変わって、『機界戦隊ゼンカイジャー』です。

 

大丈夫?歯槽膿漏『リバイス』と同じく、1週間の放送休止を経ての放送となった今回は、とうとう介人がキカイザーの正体が功博士だと知ってしまう回。介人のことを思いなかなか真実が言い出せないジュランたちと、終盤で真実と彼らの優しさを知り立ち上がる介人と、ゼンカイジャーとしての強い結束を感じられる一編でした。

 

完全にオマケ扱いの登場であったダイヤモンドワルドでしたが、その能力で爪痕を残した印象。彼の能力でジュランたちが口をふさがれ、それによりここまでドラマが展開されるとは思ってもみませんでした。でもさ、やっぱり「ユカイ」な話じゃないよ今回…。

 

なお、前回(第34カイ)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーバイス』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、ハカイザーの正体が功博士であることを知ってしまったジュランたち。数日にわたる苦悩と相談の末、彼らは介人に真実を伝える決意をします。しかし、そんな時にダイヤワルドが出現。その能力で「ダイヤ」しかしゃべれなくなってしまったジュランたちは、遅れて駆け付けた介人とゾックスに何とかコンタクトを取ろうとしますが、なかなかうまくいかず。主人公を取り巻く人々がある重大な事実を知ってしまい、それを伝えるかどうか悩むというのは、ヒーロー番組に限らずドラマではよくある展開(『ゼンカイジャー』の場合、ジュランたちも主役なんだけど)。多くは主人公のためを思って「ギリギリまで真実を語らない」という選択肢をとることが多いように感じますが、ジュランたちは逆に素直に真実を伝えようと決意します。その理由は、介人が何も知らぬままハカイザーを倒すことで、知らず知らずのうちに父親を倒してしまうという最悪の展開を防ぐため。こうした考え方というか展開の流れに、『ゼンカイジャー』という作品のある種のやさしさと合理性を感じますね。いい流れだと感じますよ。ところが、そんな時に現れたのがダイヤワルド。なんでも固くしてしまうその能力の影響で、ジュランたちは「ダイヤ」しかしゃべれなくなってしまいます。序盤の途中から終盤まで、ほぼセリフが「ダイヤ」になってしまったジュランたち。しかし、その発音の変え方等で、大体何を言いたがっているのかわかるのが秀逸でした。

 

ダイヤワルドが街で暴れまくる中、一時撤退した介人たちはカラフルへ。ジュランたちは必死に真実を伝えようとしますが、介人は勘違いした上にゾックスは戦闘中邪魔されたためこの上なく不機嫌であり、2人の行動はジュランたちの思うものとは真逆の方向へ。やがて介人はハカイザーとステイシーに、ゾックスはダイヤワルドに遭遇し、後者はスーパーツーカイザーの力で撃破しますが…。ダイヤワルドの侵攻シーンは、市街地の遠景にダイヤワルドの声と人々の悲鳴をつけて表現。なんだか、『カブトボーグ』の1シーンを思い出しました。これと同じ頃、カラフルに集まっていたのが介人たち。彼とゾックスはジュランたちの思いとは逆に、ハカイザーやダイヤワルドを必ず撃破するという発想へと向かい、カラフルを飛び出してしまいます。「ダイヤワルドのせいで、しゃべれなければ筆談もジェスチャーも不可」という、どう考えてもギャグっぽい状況下からの、一転シリアス。この切り替えは素晴らしかったですね。

 

ハカイザーとステイシーザーの猛攻に苦しめられるスーパーゼンカイザーは、ゼンリョクゼンカイキャノンを取り出すものの、なかなか効果的な一手を出せずじまい。その時ジュランたちが駆けつけ、ステイシーザーの攻撃を乗り越えて集まってきます。最初こそダイヤワルドの能力の影響が残っていましたが、スーパーゼンカイザーがゼンリョクゼンカイキャノンを発射した直後、ついに声を取り戻し真実を吐露。しかし、介人はその時既に、ハカイザーの中から出てきた功博士の顔を目の当たりにしていました。ハカイザーがステイシーザーとともに撤退後、現れたダイダイヤワルドはゼンリョクゼンカイオーにより撃破。介人の心は晴れませんでしたが、ジュランたちの思いやりの感謝するのでした。充電切れ寸前のハカイザーにゼンリョクゼンカイキャノンを放ち、とうとうその正体を知るスーパーゼンカイザー。もう少し正体バレは引っ張るのかなと思っていたので、ここで判明するのはちょっと意外でしたが、同時にここでハカイザーが倒されなくてちょっと安心しました。その後、ゼンリョクゼンカイオーでの戦いを経て、ラスト。ここではジュランたちのやさしさと、それをくみ取った介人のやり取りに、彼らの結束の強さを感じました。素晴らしいチームワークと結束力ですね、ゼンカイジャーは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街のあちこちにびっくり箱が出現し、人々を混乱させる。ゼンカイジャーの武器もアイテムもびっくり箱化してろくに使い物にならない中、勝機を呼び込むのは、ゾックスら界賊一家の活躍だった!

 

次回はビックリバコワルドが登場するお話。ギャグ回っぽそうですが、なんとなく、ゼンカイジャーたちがとてもカッコよく見えるシーンが挿入されているような気がします。そして、人々の救出シーンがあるということは…、今回に引き続きゴーゴーファイブギアの出番あるか!?

 

 

 

 

 

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『仮面ライダーリバイス』第10話 ちょっとした感想

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黒が白に裏返るとき!

 

 

 

カゲロウ、何か勘違いしてないか?大二は…俺よりもはるかに強ぇんだよ!1週間の放送休止を経た今回の『仮面ライダーバイス』は、いよいよカゲロウとの決着回。一輝の努力と大二の心の強さがカゲロウを打ち破り、戻った大二は仮面ライダーライブへと新たな変身を遂げ、スーパーブラキオ・デッドマンを打ち破り初陣を飾るさまが描かれていました。

 

大二を取り戻してやれやれと言った感じの五十嵐一家ですが、デッドマンズはいやらしく、今度はさくらにターゲットを変更。まだまだ五十嵐一家の心の休まる日は来なさそうです。しかし、このペースだと年末までには、一輝たち兄弟とデッドマンズの関わり合いが終わりそうだよね。そのあとデッドマンズが新しい動きを見せるのか、それとも両親にまでその手を伸ばすのか―?

 

なお、前回(第9話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、エビル/カゲロウと戦っていたリバイ/一輝。意を決してレックススタンピングフィニッシュを決めようとしたものの失敗した彼は、デモンズ/ヒロミの協力を得て、命からがらしあわせ湯へ帰還。戦いに対する考え方は、一輝・さくら・ヒロミそれぞれどんどんすれ違っていきます。一輝は悩みながらも、バイスのアドバイスやその発見で再び立ち上がる一方で、さくらはアギレラとの接触を経て危ない道にそれようとしていました。前回のラストであれたけカッコいいレックススタンピングフィニッシュを決めようとしていたのに、カゲロウの見え見えの演技の前に迷いが生じて失敗したリバイ。まあ兄ゆえそうしたものがすぐ出てきちゃうのは仕方ないですが、一方でカゲロウがこう、なんだかドストレートな姑息な手を使ってくるのは、大二の純粋さの裏返しって感じで、彼の悪魔らしさがよく出ていたように感じました。その後、大二をどうするか、そして戦いへの考え方でどんどん悩んでいく一輝やさくら。一輝が気づきを得て立ち上がるのに対し、さくらは悪い深みにはまりつつありました。一輝の入浴シーンで興味深いのが、バイスが彼の悪魔であることもあり、一輝がマイナスなことを言うと逆にプラスなことを言って鼓舞している点。いつもは場を引っ掻き回す感のあるバイスですが、このシーンではよいサポーターという感じでした。なんだかんだで、一輝とバイスのコンビ、よく出来てるよ。この一方で、さくらはアギレラとの接触を経て、ヤバい感じをぷんぷんさせることに、そしてそれは、今回の次回予告で確定的になります。

 

カゲロウの位置を特定したヒロミは、部隊を引き連れて強行突入。詐欺グループを酷使して再びブラキオ・デッドマンを3体繰り出してくるカゲロウに対し、デモンズに変身して挑みます。遅れて駆け付けてきた一輝とバイスも、リバイとバイスに変身。リバイの指示で、バイスはデモンズの援護に回りますが、ブラキオ・デッドマン3体は合体してスーパーブラキオ・デッドマンズに進化。デモンズはその攻撃を受け変身解除されてしまい、バイスもリバイがエビルの攻撃を受け変身解除されてしまったことで、強制的に一輝のもとに引き戻されてしまいます。中盤の戦闘シーンで面白かったのが、デモンズとバイスのタッグが、意外に息ぴったりだったこと。今後の戦いで、わりといいコンビになりそうなんじゃないか、この2人!一方のリバイは、単身でエビルと向き合い戦いを挑むも苦戦。しかし彼は、まだカゲロウの中でもがく大二を信じ続けていました。

 

エビルの攻撃に屈しない一輝。その姿と彼の言葉が、カゲロウの中でまだ生き延びていた大二を呼び覚まします。行動に支障が出始めたエビルが落としたブラキオバイスタンプを手に取った一輝は、リバイ&バイス ブラキオゲノムへと変身。一気に攻撃をかけてエビルを撃破します。そして、爆炎の中から出てきたのは大二。彼は仮面ライダーライブへと初変身を遂げ、残っていたスーパーブラキオ・デッドマンを彼に撃破。こうして、数話に及ぶカゲロウとの戦いは終わりを告げたのでした。カゲロウの中の大二を呼び覚ますシーンこそ、今回のドラマとしてのクライマックス。でも、一輝は前回も似たようなことをカゲロウに言ってたから、もうちょい何かしらの変化が欲しかったかなぁ。そして、ここから一気に一輝たちのターンへ。ブラキオバイスタンプを入手した彼らは、ブラキオゲノムに変身してエビルを追い詰めて撃破に成功。ついに帰ってきた大二は、満を持してライブへと変身し、スーパーブラキオ・デッドマンを倒すのでした。ブラキオゲノムとライブの活躍は、前者が力押し、後者はスピード感重視と戦い方の差別化がされており、見ごたえ抜群でしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大二が帰ってきたものの、アギレラの言葉がずっと脳裏に引っかかり続けていたさくら。彼女の手元に新たなドライバーが届くとき、リスクを承知で彼女は悪魔の道へと踏み込んで―!?

 

次回からは、今度はさくらに焦点があてられることに。また悪魔が出現して、しばらく一輝たちの前に立ちはだかるのかな。いや、さくらは自ら悪魔と契約してるし、しばらく自分の意志でデッドマンズ側に身を置くのかもね。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『機界戦隊ゼンカイジャー』第35カイ ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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