お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン46話 ちょっとした感想

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自らのカリスマ性で全てを解決したタロウ

 

 

 

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番組は変わって、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』です。

 

お前たちは、永遠にこの森で暮らせ。外に出ることは許さない。文句があるヤツは…俺が相手をしてやる!今回は、獣人に関わるお話の完結編と言える内容であったほか、ソノイたちが仲間ムーブをするわ、ジロウがついに真実を知ってしまうわと、30分間ずーっと見逃せない展開が連続した一編。最終回間近らしい、濃厚なものになっていました。

 

ギャグとシリアスの盛り込みが、いつも以上に極端であるため、あるシーンでは笑わされたり、その次のシーンではしんみりさせられたりと、観てる際の感情が目まぐるしく変わらされた今回のお話。でも、改めてお話を振り返ってみると、井上敏樹みあふれる一編でもあったなぁと感じました。終盤に突然ラスボスムーブのぽっと出の敵が出てくる感じ、平成ライダーだよ…(ソノシは去年の放送回から登場してたけどね)。

 

なお、前回(ドン45話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーギーツ』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

ソノシ・ソノゴ・ソノロクの暗躍もあり、完全に脳人と袂を分かつことになったソノイたち。喫茶どんぶらに立ち寄り、ドンブラザーズの仲間になることを申し出ますが、それに対して真一は、誠意を要求します。考えに考えた末、彼らが出した結論は…。ソノシたちによって元老院に密告され、さらに追われる身になったことで、宿無し一文無しになったソノイたち。彼らが頼ったのは、喫茶どんぶらとそこにいるはずのドンブラザーズたちでした。序盤から、脳人側において大きな動きがあることが描写されるのですが、全体的にコミカルに描写されており、全然悲壮感がないのが笑えます。いや、笑いごとじゃないんだけど、真一から「誠意を見せろ」と言われ、さらに介人のおかげで「誠意=金」だと勘違いしてしまったことから、なんとかお金を工面しようとしているさまが、どうも可笑しくてしょうがないんだよなぁ。それにしても、「給金(脳人が月給制だったことに驚きですが)を、自分の趣味=欲望のために使っちゃったので一文無しです」というのは、かなり人間味のある行動。ソノイたちも変わったもんだなぁ。ソノイが、ソノニのエステやソノザの貴重なマンガの古本と同じくらいの金額を、どうやっておでんに全てつぎ込んだのかがスゲェ気になるけど…。

 

獣人の森に単身乗り込み、その姿をコピーされてしまったタロウ。しかし、彼が無策でこうした行動をとるはずがありませんでした。みほの協力もあって、逆に獣人の意識を乗っ取ったタロウは、翼たちのもとに再び現れ、獣人の森に潜入。囚われの身だった本物の自分を復活させ、ゴールドンモモタロウの力と自らのカリスマ性で、獣人を完全に沈黙させます。獣人にかかる事件はこうして解決したかに見えましたが、一方でジロウは、深い悲しみを負うこととなり…。中盤からは、どちらかといえば重めのドラマが展開。しかし、「タロウが獣人を完全に打ち破る」という描写を挿入することで、獣人関連の話に決着をつけると同時に爽快感を与えており、雰囲気が暗くなりそうなドラマにガツンと活力を与えてくれている構成になっているのがGoodです。タロウ、獣人にコピーされたときは「さすがの彼も、これでおしまいか…?」と思われたけど、まさか獣人の意識を乗っ取ってそこから獣人関連ノ話への突破口を開くとは、本当にたまげましたよ。しかも、最後の決着では、ゴールドンモモタロウの力もあったとはいえ、半ば自身のカリスマ性だけで獣人をねじ伏せることに成功。いやはや、これはもう…タロウだからこそできるドラマ展開ですよね〜。その一方で、この最中寺崎の寿命が尽きたことから、ジロウの見ていたルミたちの幻も消失。ジロウは、翼たちの話が本当であったことを知り、泣き崩れます。ここでのジロウの悲壮感はかなりのもの。思わず、視聴者側の私も、もらい泣きしてしまいそうになりました。まさか、『ドンブラザーズ』で泣かされそうになるとはね…。

 

ソノイが、獣人の森の許しの輪に接触したことで、つよしを含む、過去脳人に倒された人間たちが復活。さらにタロウたちも、ドンブラスターの力でオニシスター/はるかたちのもとに転送され、ソノシらとの戦いに加勢します。そして最後は、それぞれの必殺技を食らわせて、ソノシらを撤退させることに成功します。終盤では、タロウ&ソノイの活躍を機に、ドンブラザーズ&ソノイたちの一大反撃が描写。タロウもソノイも、全てを了解した様子で頷いたのち変身→戦闘に加勢するさまは、とてもグッときましたね〜。つよしたちの復活も、井上脚本にしては珍しい展開であるようにも思えましたが、しっかりとここまでの間に、その展開が成立する根拠(許しの輪の設定、ソノイの行動)を描いてきていたので、違和感はほとんどありませんでしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

介人の立ち会いのもと、喫茶どんぶらで開かれる、タロウたちとソノイたちの会議:ドン脳会議。ソノイたちは、ドンブラザーズに入りたくてたまらないが、当のドンブラザーズ側の意見は真っ二つ。そんな中、呼ばれていないソノシたちも介入してきて…!?

 

次回は、今回の雰囲気から一転して、ドタバタコメディちっくなお話になりそう。そろそろ最終回も近づいていることですし、それを前にしての総集編回みたいなノリになりそうな感じもするけど…さあ、どうなるかな?

 

 

 

 

 

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『仮面ライダーギーツ』第20話 ちょっとした感想

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ゾンビレイズバックルも難なく使いこなしちゃったタイクーン

 

 

 

そういう風に家族を思えるって、羨ましいな―。今回の『仮面ライダーギーツ』は、デザイアグランプリ第3戦の前編。配達ジャマトらが起こした時限爆弾ゲームに対して、景和が中心となって活躍し、沙羅の爆死をすんでのところで回避するさまが描かれました。

 

景和の活躍が目立つ一方で、ジャマト側のスポンサーであるベロバが登場したほか、デザスターの正体が冴ではないかとにおわせる描写が。でも、次回で冴が退場しそうな感じだから、ここでそのまま彼女をデザスターとして退場させると、今回のデザイアグランプリそのものの売りの1つが、最終戦を前にして無くなっちゃうんですよね。それはもったいないから、なーんかもうひと捻りありそうな予感がするなぁ。

 

なお、前回(第19話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

デザイアグランプリ第2戦を乗り越え、ひと段落ついていた英寿たち。沙羅の他愛のない電話に景和が辟易している中で、突然ジャマトから挑戦状が叩きつけられ、第3戦:時限爆弾ゲームが始まります。配達ジャマトを難なく倒すギーツ/英寿たちでしたが、その爆弾がフルーツであること、そしてタイムリミットが日没であることから、タイクーン/景和は、ある最悪の展開を予想します。今までのゲームは、予め設定されたゲーム内で、ジャマトが暴れまわるという構図でしたが、今回はゲームそのものをジャマトが設定してきたという構図に。これは確かに、ジャマトの急速な進化を感じますね。このぶんだと、そのうち「長時間人間に擬態できる人語を話せるジャマトとか出てきて、デザイアグランプリを引っかき回す」なんて展開もありそうだなぁ(道長のポジションが、そういうものになりつつもありますが)。そんなジャマトたちは、偶然か意図的か、フルーツ型の時限爆弾の1つを沙羅のもとへ配達。知らずに開封して食べようとした彼女は、導火線にがんじがらめにされてしまい、景和たちが駆けつけたときは、既に拘束されたあとでした。前回の次回予告により、視聴者側もこの展開を了解していたのでそこまで気になりませんでしたが、「フルーツ型の爆弾」と「日没がタイムリミット」という要素だけで、「沙羅のもとに爆弾が!?」という発想に景和を繋げさせるのは、ちょっと飛躍がある印象。爆弾とともに、「日没までにお召し上がりください」のカードを発見させ、「これ、姉ちゃんのところに届いたカードと同じじゃん!」と景和に気づかせるほうが、より自然であるように感じました。

 

急いで景和が自宅に戻ると、そこにはパイナップル形爆弾でがんじがらめになった沙羅が。解除のヒントを探るには、この爆弾を持つジャマトを倒すしかないという英寿のアドバイスをもとに、2人はジャマトの捜索に乗り出します。デザスターと思しき何者かの邪魔をくぐり抜け、とうとうジャマトを発見したタイクーンたちでしたが、そこに立ちはだかったのは…。中盤では、景和側のドラマを英寿がアシストして、早々にお話としてのゴール(パイナップル型の爆弾を持つジャマトを倒す)を設定してくれており、そのドラマを圧縮。そのぶん、家族という繋がりをとおして、冴の家族のことが描写されます。彼女の家庭も事情を抱えているのはよくわかりましたが、もう設定といい語り口といい、次回で退場しそうな雰囲気がプンプンなんだよなぁ。と思ったら、次回予告で早速不穏な雰囲気出してたし…。そして、こうしたドラマを経て、ギーツとタイクーンは、ついにパイナップル型の爆弾を持つジャマトを発見。それを倒そうとする2人でしたが、彼らの前に道長が立ちはだかり、バッファへと変身を遂げます。今回、道長側の新キャラクターとして、ジャマトのスポンサーであるベロバが登場。彼女の支援が、道長に新たな立ち位置を与えます。ベロバは、ライダー側のスポンサーからは嫌われているものの、少なくとも「スポンサーであること」は認められている様子。世界を破滅させる側に肩入れしているのに、何で許されているんだろう。そっちのほうが単純にゲームが面白くなるからか、それとも…?

 

ギーツに促され、タイクーンは配達ジャマトを追跡。倉庫に立てこもられ、一時的に打つ手なしかと思われましたが、なんと彼はロポ/冴からゾンビレイズバックルを強奪。そのままゾンビフォームにチェンジし、勢いでジャマトを倒し、ついに沙羅を救出します。一方、ギーツはバッファ/道長と死闘を繰り広げますが、バッファ側が苦しみ出して撤退したため、戦闘は強制終了となるのでした。終盤では、タイクーンとギーツ、それぞれの戦闘がきっちりと描写。沙羅を救いたいがために手段を選ばないタイクーン、バッファの猛攻を着実に止めて的確に反撃するギーツと、どちらも見どころ満載でした。タイクーンがゾンビレイズバックルを初装着で完璧に使いこなすシーンと、ギーツが反射でバッファの動きを見きって反撃するシーンは、それぞれ強く印象に残ったなぁ。こうした戦いの末、両者実質的に勝利して終了。今回の戦闘は、それぞれの魅力を存分に引き出せていた戦闘シーンと言えるでしょう。全体的に、本当にGoodでした。

 

人気のなくなったサロンで、ひとりカードを見つめる冴。そこに記載されていたのは、デザスターのシークレットミッション。果たして、デザスターは彼女なのか―?ラストでは、冴がデザスターではないかと思わせる描写が挿入されて、今回は終了。順当に行けば、彼女がデザスターなのですが、冒頭で述べた通り、彼女が本当にデザスターだとすると、今後のドラマ展開のパンチに欠ける感じがするんだよなぁ。どうなるにせよ、もうひと押し何か欲しいところだけど、はてさてどうなるか―。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恐怖の時限爆弾ゲームは、まだ終わっていなかった。次に標的となったのは、冴の家族。道長にゾンビレイズバックルを奪われた彼女に、勝機はあるか?そして、突然現れた、仮面ライダーゲイザーの正体とは!?

 

次回は、時限爆弾ゲームの後編。冴が主役になりそうなお話であり、今回の展開を踏まえると、どう転んでも彼女が退場しちゃいそうな予感がします。ゲイザーの登場も気になるけど、あれグレアのリペイントってことは、もうギロリは今後出てこないってことなんだろうね…。

 

…というワケで、記事は「『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン46話 ちょっとした感想」に続きます。

 

 

 

 

 

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『ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ』第1話 ちょっとした感想

説明書をよく読んでいないウルトラマンゼットさん(5000)

 

 

 

今回は、本日1月28日より放送開始となった、『ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ』第1話の感想記事です。

 

毎年上半期恒例の『列伝』系番組が、今年もスタート。新番組予告時点では、ゼロが主役となる作品なのかなと思われましたが(過去の記事でもそう思い込んで書いている)、実際はゼットが主役となっており、第1話から元気全開フルスロットルな彼を堪能することができました。純粋でほどよくポンコツキャラなゼット(ほめてます)、確かにこの『ジェネスタ』のナビゲーターには最適ですね。

 

なお、前作『ウルトラマンデッカー』最終回の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

今回は、第1話であることから、ほぼ全てのニュージェネレーションヒーローズウルトラマンを、時系列順に紹介。できるだけ紹介の時間を捻出するために、本作の前提となる設定は全てナレーションとイラストのダイジェストで紹介されており、仕方ないなと思う反面、やはりもったいないなぁとも感じました。

 

そうして始まる紹介パートも、あまりにも紹介するウルトラマンが多いため、かなり駆け足気味に。しかし、それでも各ウルトラマンの特徴と必殺技はしっかりと紹介していたのでジードのアクロスマッシャー等、タイプチェンジは一部省略)、頑張って編集したんだろうなぁということが窺えました。やたらとギャラファイの映像を使っていたのは、使用する素材の種類を極力抑え、編集をしやすくするためだったのでしょうね。合間合間で、各作品の速報PVの映像(変身者の登場しない、数十秒間の動画)を使用していたのも、興味深く感じたなぁ。

 

そして、ラストではギンガが登場。彼から改めてディメンションナイザーの詳細が解説され、ゼットもそれにより、このアイテムのことを理解するという形で、視聴者にディメンションナイザーのことを紹介していました。ここでのゼットの抜けっぷりが、彼らしくてGood。しかし、これをやるために『Z』の紹介を省略する形になっていたので、なかなか大胆な構成だなぁとも思いました。まあ…ゼットが可愛かったから、いいか!

 

そうそう、上述のとおり、本編中にディメンションナイザーが出てきてたけど、思ったよりアイテムそのものをプッシュしてなかったなぁ。商品としての魅力がイマイチ伝わらなかったし、これの玩具を買うのは、ちょっと様子見かな…。

 

 

 

 

 

ニュージェネレーションヒーローズの記憶をたどるためには、最初から時系列で追うのが一番だ。降星町での、ヒカルとギンガの出会い。ニュージェネレーションヒーローズの歴史は、ここから始まった!今こそ、約10年前の始まりの物語を振り返ってみよう!

 

次回は、『ギンガ』第1話の放送がメインになりそう。実際に放送を観ないとわかりませんが、本作の基本的なノリと流れは、「ゼットがナビゲーターを務める『列伝』」って感じになりそうですね。これだったら、毎回感想記事作るのは、ちょっと厳しい感じですね。「これは!」と思った回が放送されたときに、作るって感じかなぁ。

 

 

 

 

 

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『新機動戦記ガンダムW』ちょっとした感想 W-9(第25~27話)

今回は、新機動戦記ガンダムW』の感想記事第9回目です。

 

今回ご紹介の3話で、『W』前半の物語は実質的に完結。それに伴い、ウイングガンダムゼロの件につきある程度の決着が着くほか、今までの戦いの振り返りも挿入されていく形になりました。詳細は後述しますが、やはり一番見どころが多いのが、第26話「燃え尽きない流星」。サブタイトルのセンスも、群を抜いて秀逸ですよね〜。

 

なお、前回(第22~25話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

第25話「カトルVSヒイロ

1995年9月22日放送

登場した敵他:ウイングガンダムゼロ、メリクリウス、ヴァイエイト、ビルゴ、リーオー、トーラス

「カトル…俺は逃げない。俺の後ろには、コロニーがある。」

 

STORY:依然としてその態度を変えないカトルに対し、ヒイロは戦いを決意した。コロニーを後ろにして激しく戦う両者の間で、うっすらとながら「なぜ自分たちは戦わなければならないのか」と考えるうちに、トロワのヴァイエイトが介入。ヒイロのメリクリウスをかばい、自身はヴァイエイトとともに宇宙に散った。それと瀕死のヒイロを見て、カトルは、ついに正気を取り戻すのだった。一方地球では、ロームフェラ財団の意向に反発したトレーズが失脚。それを知ってか知らずか、レディ・アンもまた似たような道をたどり、それがデュオと五飛に脱出の機会を与えた!

 

トロワの一時退場、カトルの復活、トレーズ&レディ・アンの失脚、そしてガンダムデスサイズヘルとアルトロンガンダムのデビューと、ドラマが大きく動き内容もてんこ盛りとなった一編。ですが、1話として成り立たせるには少しドラマの分量が少なかったのか、その辺りはトレーズの回想という形で一部総集編のような形も取られていました。敵であったはずのトレーズらがロームフェラ財団に反発したことで、予期せぬ反撃の機会を得たガンダムパイロットたち。このまま、時代の風向きは少しずつ彼らの追い風となるのでしょうか?

 

前回より続く、メリクリウスとウイングガンダムゼロの戦闘。前者のビームシールドが限界寸前であることに気づいていたヒイロでしたが、戦局は決して彼にとって不利ではありませんでした。一方で、ヒイロたちから一切連絡が入らないため、現地での戦局が全くつかめていなかったのが、宇宙要塞バルジ。一般兵たちは部隊が全滅したのではないかと思いますが、対するレディ・アンは、コロニーが未だほぼ無傷で残っていることから、ヒイロたちの奮闘を確信していました。序盤では、前回に続きメリクリウスとウイングガンダムゼロの戦闘が描写。メリクリウスにヒイロが乗っている&主人公補正がかかっているからか、予想以上にメリクリウスが善戦していたのには驚かされました。後述するとおり、途中でカトルが正気を取り戻していく形になりますから、メリクリウスそのものの耐久性がもっと高ければ、ガチでウイングガンダムゼロを破ってたかもしれませんね。そんなメリクリウスは、限界を迎えつつあるとはいえ、今回も何度もツインバスターライフルの攻撃をビームシールドでガード。コロニーを一発で破壊できる攻撃を何度もガードできるなんて凄まじいけど、やっぱりパワーバランスおかしいよ…。このようなヒイロたちの戦闘は、誰一人宇宙要塞バルジに連絡を入れていなかったため、レディ・アンたちは戦局をつかめずじまい。OZ一般兵らは、部隊全滅を予想しますが、レディ・アンの見立ては真逆でした。レディ・アンの見立ては結局正しかったというのはいいけど、いつの間にか構図的に彼女らもヒイロたちを応援する格好になっているのは面白いところ。これじゃあ、どれが敵勢力かわからんな…。

 

コロニーを背にしたことで逃げ場がなくなり、このままではウイングガンダムゼロのツインバスターライフルの餌食になりそうになってしまったヒイロのメリクリウス。彼を、その身を挺して救ったのは、トロワのヴァイエイトでした。攻撃を受けて爆散したヴァイエイトを見て、さすがのカトルも動揺。それでもなお態度を変えないヒイロの攻撃によって、カトルはだんだんと正気を取り戻していきます。そして、メリクリウスもが大破し、ヒイロが気を失ったとき、ついにカトルは完全に元に戻るのでした。前半最大のクライマックスは、ヴァイエイトの大破。これによりトロワは一時戦線離脱(途中の描写で生存は確定している)し、カトルは正気を取り戻しはじめます。トロワの行動はカッコいいんだけど、散る際に言い残したモノローグがちょっと謎。「コロニーがOZという存在を受け入れ、自分たちがお払い箱になったのなら、兵士としてその現実を受け入れるしかない」という論理自体はわからなくもないですが、それを言うのなら、ヒイロたちは無駄な抵抗をやめてOZに屈するのが最善策という結論になっちゃいますよね。しかし実際はそうではなく、ヒイロたちはもちろん、トロワ自身も、OZに反逆しコロニーを救う気満々。発言と行動が矛盾しています。意図的にこうした真逆の演出をして、トロワの本心をにおわせようとしているのかもしれないけど…それを狙ってるにしても、ちょっと極端すぎるかなぁ。こうしたトロワの犠牲により(本人は死んでないけど)、カトルはじょじよにいつもの調子に。ヒイロもそのことに気づいていましたが、あえて彼に戦争の厳しさを教えるべく、態度を変えずに当たり、本当にウイングガンダムゼロを大破寸前にまで追い込みます。ここでのヒイロの真の感情は、本人がもともと本心を語らないため、トロワのモノローグでそれをにおわせているのがGoodでした。

 

地球のロームフェラ財団は、今後の戦闘をモビルドールメインとし、その量産を決定。それをどうしても承認できないトレーズは、自ら財団と決別し、幽閉される道を選びます。このようなトレーズの行動と時同じくして、レディ・アンもまた、ツバロフ技師長の行動に不信感を抱き、月面基地への攻撃を敢行。モビルドールのゲームのような戦争ではなく、生きる兵士としての道を選んだ彼女は、その身体をなげうって、デュオたち脱出の機会を与えるのでした。後半からは、どちらかといえばトレーズ&レディ・アンをメインに描写。モビルドールという存在を嫌悪し、その量産という財団の意向を承服できない彼らは、偶然にも時同じくして財団との決別の道を歩み始めます。ここでは、両者の持つ兵士としての矜持がごっちゃになっているので、若干わかりにくいですが、「戦争を決してゲームにしてはならない」という強い信念がアピールされているのがポイント。この主張、普通の作品なら主人公側か彼らを取り巻く人々が言いそうなことだよね。もうトレーズたち、いっそヒイロたちと合流してもいいのでは?…まあ、実際はそんな展開ありえないでしょうけどね。こうした考えを持ち、さらに月面基地の様子を不審に思ったレディ・アンは、宇宙要塞バルジそのものを囮にして、基地の制圧作戦を敢行。ツバロフ技師長の手からデュオたちを救うべく奔走しますが、最終的にツバロフ技師長の銃弾に倒れます。ここでの、ツバロフ技師長に対するレディ・アンの発言も、なかなかグッとくるところ(今まで散々なことやってきて、これを言うのかというのはあるけど)。ただ、最後の最後で、戦場に生きる兵士が必要な理由を、「それが兵士の生き方だからだ」みたいな感じでボンヤリまとめてしまったのは、非常に残念てした。こここそ、数話前でドクターJなどが言っていたように、「人を殺める責任を、その身をもって感じるためだ」と結論づければ、ツバロフ技師長を完全論破できていたように思いますね。

 

ツバロフ技師長「レディ・アン嬢、あなたは甘すぎた。」

レディ・アン「兵士としてはな。だが、人間として厳しく生きたつもりだ!」

 

レディ・アンの部隊は、月面基地にてロールアウトしていたビルゴの攻撃に苦戦。しかし、そんな彼らを救い、猛攻を仕掛ける2体のモビルスーツがありました。乗っているのは、デュオと五飛。そう、彼らの駆る機体とは―!レディ・アンの部隊は練度が高く、また月面基地の戦力は把握しているため、やや有利に戦闘を展開。しかし、彼女らが宇宙要塞バルジに向かったあとにロールアウトしたビルゴが、激しい抵抗を見せます。ビルゴはリーオーの発展機のような機体で、イメージ的には『ガンダム』のドムみたいな感じ。見た目的にも武装的にもモリモリマッチョマンなそれは、モビルドールとしての容赦のなさも相まって、怒涛の強さを見せます。トールギスほどではないけど、こいつもなかなかの強敵になりそうだな…。そんなビルゴの攻撃で、ピンチに陥るレディ・アンの部隊を救った2つの影。それらこそ、脱出したデュオたちが乗り込んだ、ガンダムデスサイズヘルとアルトロンガンダムでした。ラストでガンダムデスサイズヘルとアルトロンガンダムがデビューし、その戦いっぷりが描写。1分にも満たない活躍シーンでしたが、ビルゴを圧倒するさまはとてもカッコいいものでした。ウイングガンダムゼロもいるし、これだけの戦力があればなかなかのもの。ヒイロたちの反撃のときも、近いな―!

 

 

 

第26話「燃えつきない流星」

1995年9月29日放送

登場した敵他:ビルゴ、メリクリウス、ヴァイエイト、エアリーズ、リーオー

「そのガンダムはひとりぼっちなんだ。1人で戦っちゃいけないんだ。1人では、目標を見失ってしまうんだ!」


STORY:OZ内部がロームフェラ財団派とトレーズ派に分かれ、前者が「オペレーションノヴァ」と称して少数派狩りを行う中で、ヒイロとカトルは、ウイングガンダムゼロごとツバロフ技師長の手に落ちた。しかし、彼の部下であるトラントがウイングガンダムゼロに興味を示し、また月面基地内のトレーズ派の工作により、ヒイロたちは救われドクターJらと再会するとともに、ウイングガンダムゼロに搭乗する機会を持った。人の戦闘意識を高め、戦うマシンと化させるそれを前に、ヒイロもそれに取り込まれてしまう。戦場には、本当に人間の心は必要ないのか?カトルの叫びがヒイロの耳に届くとき、ヒイロの心が、ウイングガンダムゼロに打ち勝った!

 

ウイングガンダムゼロのデビュー回の完結編。初めてヒイロがそれに搭乗することになり、また乗りこなせそうな感触を見せますが、なんとその結果機体を放棄し、カトルとともに(正確には、カトルに連れられる形で)地球へ向かう決断をする結果になりました。本編を通して描かれ、視聴者にも問われていたのは、ウイングガンダムゼロの能力と脅威を通しての、「戦争に人間の心は必要か?」、そして「ヒイロたちは何と、何のために戦っているのか?」ということ。そのテーマは非常に興味深く、「ガンダムシリーズ」としても掘り下げがいのあるものであると感じましたが、それに対する制作側の答えは、ちょっとぼんやりしてるかなぁとも感じました。なんというか、惜しい感じがするんだよね。

 

前回、ロームフェラ財団の決定に反旗を翻したトレーズ。それにより彼は幽閉されることになりますが、彼の思想に賛同する者は多く、自ら「トレーズ派」と名乗り、財団の意志に抵抗する姿勢を見せていました、これを快く思わない財団は、「オペレーションノヴァ」を敢行し、抵抗派の抹殺を計画。それでもなお抵抗運動は止む気配を見せませんでしたが、その戦力は確実に削がれつつありました。OZの創設者であり、もとからカリスマ性の高かったトレーズですが、前回彼が幽閉されたことを受けて、今回では彼に共感する者たちが自ら袂を分かってトレーズ派として抵抗していることが描写。これを見過ごす財団ではなく、月面基地で量産体制を確立した各モビルスーツを活用し、「オペレーションノヴァ」と称してその鎮圧に乗り出します。オペレーションメテオに対してオペレーションノヴァという作戦名は、なかなか皮肉が効いているというかセンスある命名だなと感じましたが、ここではそれ以上に、「OZって内部分裂ばっかりしてるな」という感じが強い印象。本作序盤から連合軍残党と小競り合いをしており、やっとそれも終わりが見えてきたと思ったら、今度は内部の別の敵と交戦だよ。まだ『Z』のティターンズとかのほうがまとまりがあったぞ?なんだか、ストーリーの都合のために、新たな火種をムリヤリ作ってるような気もするよねぇ。そんな内乱状態のOZですが、戦力的にはやはり財団派のほうが上。早速前回ロールアウトしたビルゴを地球へも投入し、圧倒的な強さを見せます。確かにこれなら、トレーズ派の一掃も時間の問題かもしれないけど、地球やコロニーの一般市民にはどう説明するつもりだ…?

 

ツバロフ技師長の下で、ウイングガンダムゼロごと拘束された、ヒイロとカトル。カトルがヴァイエイトの残骸を見て、トロワを生死不明に追いやったことを後悔している間に、月面基地内のトレーズ派が乱入。護衛を制圧し、ヒイロたちをドクターJらのもとへ連れ出します。こうして彼らと再会したヒイロたちは、ウイングガンダムゼロの機体構造とその性能を初めて知ることに。大きな驚きを見せなかったヒイロに対し、カトルは、その機体コンセプトに疑問を抱き、さらにそれは、自分たち兵士の存在意義への疑問へと発展していきます。Aパート後半より、ヒイロたちが登場。今回は珍しくこのあとずっと彼らが出ずっぱりになり、お話を展開していきます。そんな彼らがまず遭遇したのが、月面基地内に潜伏していたトレーズ派と、匿われていたドクターJたち。そこでヒイロたちは、ウイングガンダムゼロの機体の概要について知らされることになります。このシーンでは、視聴者と同じくウイングガンダムゼロのことをほとんど知らないヒイロとカトルに、ドクターJらが説明するという形で、ウイングガンダムゼロのことが正式に紹介。それは戦闘力を単にパワーアップさせただけでなく、パイロットの脳や心に作用し、戦闘本能を高める機能が搭載されていました。しかし、その作用もダイレクトなものではなく、本人の最も高ぶっている感情に作用するというシステム。そのため、戦闘に特化した兵士であれば、安定的に戦闘本能を引き出せますが、雑念があればそれに引っ張られ、機体とパイロット自身の暴走の危険性がありました。この設定は、とても興味深いナイスなもの。これにより、比較的優しい=雑念を持ちすぎているカトルが暴走しやすいのに対し、基本的に無感情で任務に忠実=雑念がほとんどないヒイロは最適なパイロットであり、同時に彼の専用機にふさわしいことへの意味付けを行っています。「ウイングガンダムの発展機だから」といってそれほど理由なくヒイロに引き渡しちゃうよりも、とても面白いですよね。しかし一方で、パイロットの戦闘本能を機械の力で引き出すというのは、パイロットを戦闘マシンにすることであり、それはOZのモビルドールと大差ない発想。人間をある種信じ続けたドクターJらの行き着く先が、背に腹は代えられぬとは言えこれでいいのか?このテーマは、物語後半のカギの1つになりそうです。

 

ウイングガンダムゼロに強い興味を示すツバロフ技師長の部下:トラントは、その命令を無視して、密かに機体の解析を強行。さらに、ガンダムパイロットによる機体性能の引き出し具合をどうしても知りたくなった彼は、基地内に潜伏しているヒイロたちを包囲し、ドクターJらを人質に取る形で、ヒイロとカトルにテストへの協力を迫ります。これに応じたヒイロは、表情一つ変えずにテストに参加。ドクターJらが人質に取られたくらいで動揺する彼ではありませんでしたが、搭乗直前にカトルから投げかけられたある言葉が、彼の心をかき乱し始めます。Bパートにて、成り行きの結果初めてヒイロウイングガンダムゼロに搭乗。あまり感情を出さない彼は、最初こそ問題なく操縦できていましたが、直前にカトルに投げかけられた「自分たちは一体何と戦っているのか?」という疑問への答えを考えるうちに、その心にスキが生まれ、じょじよに暴走を始めます。ヒイロの暴走はかなり静かなものであり、パッと見では気づかないほど。しかし、段々と彼の言動や行動が極端かつ過激になっていくことから、彼もまたウイングガンダムゼロにのまれかけていることが窺えました。このあたりの段階的な描写は、丁寧でGoodでしたね。一方で、終始行動がお粗末だったのがトラント。ツバロフ技師長の命令を無視してウイングガンダムゼロの解析を進めているだけでもアレなのに(ヒイロたちからすると良かったけど)、ウイングガンダムゼロが暴走するやいなや、真っ先に逃げ腰状態。部下がツバロフ技師長に報告しようとすると、自分の失態がバレるのを恐れて、ムリヤリ止めさせます。いやいや、基地内であれだけハデな爆発と破壊が起こってりゃ、誰でも何かあったって気づくでしょ。トラント、技術屋としては腕があるのかもしれないけど、人間としてはバカだったな…。

 

ヒイロ「俺の敵は何だ?俺の敵は、俺の命を狙う者…そして、俺の命をもてあそぶ者!」

 

心にスキが生まれたため、ウイングガンダムゼロのシステムにのまれてしまったヒイロ。機体そのものも暴走をはじめ、ビルゴですら全く歯が立たない状況であるため、カトルがメリクリウスに搭乗して出撃を強行します。激しい戦闘を繰り広げる中、カトルの呼びかけが胸に刺さったヒイロは、その行動を停止。自らウイングガンダムゼロから降ります。その彼をカトルが抱きかかえたとき、大破したメリクリウスは爆発し、それに巻き込まれ月面基地もほぼ壊滅。カトルはヒイロとともに地球へ向かう選択をし、ロケットに乗り込みます。そのとき、ウイングガンダムゼロは―。ヒイロウイングガンダムゼロを止めるために立ち上がったのが、カトル。その乗機として選んだのは、以前ヒイロが乗り込んでいたメリクリウスでした。メリクリウスとウイングガンダムゼロのバトルが再び実現。ヒイロとカトルの関係と立場が前回と逆転しており、かつ一度暴走を経験しているカトルが、ヒイロを止める立場として活躍しているのが、お話の構図として素晴らしいです。カトルはヒイロとは違い、防御のために戦うものの、基本的には対話を重視。これによりヒイロは正気を取り戻し、ウイングガンダムゼロからなんとか脱出を果たします。カトルの優しさと人間性が、ヒイロを救った瞬間。この前後での彼のセリフを加味して考えると、制作陣のこの作品を通して訴えたいことが感じとれるように思えました。でも、それに対する答えが、ちょっとぼんやりしてた感じもするけどね…。こうしてカトルはヒイロを救出し、彼との再会を喜んでいたのもつかの間、メリクリウスが爆発。これにより月面基地は壊滅状態に陥り、カトルはヒイロを連れて地球へ脱出。ウイングガンダムゼロについては、「存在してはいけないモビルスーツ」として、自ら放棄していきました。主人公の強化機を放棄するという、大胆な展開をかましてきた『W』。こればっかりは、かなり意表を突かれました。ここからどうやって、ウイングガンダムゼロヒイロの正式な乗機になるんだろう?それも気になるんだけど、同じくらい気になってしょうがなかったのが、メリクリウスの爆発による被害。デュオが月面基地に強行突入した際は、リーオー数機が爆発してもあんまり被害なかったのに、メリクリウス1機の爆発で壊滅するって!どういうことなのよ?この作品、とりあえず何かあったら、敵味方問わずモビルスーツを爆発させて無にしようとするよな…。

 

カトル「トロワも言ってた。モビルスーツパイロット1人で、暴走したってダメだって。排他的な戦いじゃ、この戦争は決して終わらないんだ!」

 

 

 

第27話「勝利と敗北の軌跡」

1995年10月13日放送

登場した敵他:なし(総集編)

「あれからどれほどの時が流れ、過ぎ去っていったのかしら。彼(ヒイロ)と出会ってから―。」

 

STORY:サンクキングダム再興を目指すリリーナは、一人屋敷の中にいて、家族写真を見たことをきっかけに、今まで起きた出来事を思い出す。ドーリアンとともに乗っていたシャトルで目撃した、オペレーションメテオ。それがヒイロとの出会いであり、そしてすべての始まりだった。彼を中心とした多くのガンダムパイロットと出会い、そしてOZとの戦いに巻き込まれていった彼女は、完全平和主義の達成を目指す中、一体何を思うのだろうか?

 

サブタイトルからも明らかなとおり、今までの『W』の物語を振り返る総集編。久しぶりにリリーナが登場し、彼女が回想するという形がとられていました。次回も実質的な総集編回で、主に後半を取り上げるからか(次回予告だとそんな雰囲気)、今回では前半の振り返りが中心。第1・2話あたりの、まだ人間味の薄いヒイロのとがった姿が、なんだか懐かしく感じました。

 

サンクキングダム再興に奔走するリリーナは、冷たい秋風の吹く日、ふとドーリアンと写る家族写真に注目。それを手に取り、初めてヒイロと出会ったときのことを思い出します。彼女にとって彼は、まさに出会い方も存在的にも“流星”そのものでした。序盤では、主に第1〜3話のことを回想。ヒイロのことを「コロニーに願いを込めた流星」と例えていたのは、非常にロマンチックでした。若干BGMを変えて、ヒイロとリリーナが登場していたシーンが、リリーナのナレーションとともに挿入されてたけど、やっぱり序盤のヒイロってかなりイカれた少年って感じだよなぁ。デュオたちと親交を深めた今と比べると、かなりとがっていたというか、いろんな意味で飛ばしてたなぁと感じました。

 

リリーナの回想はさらに続き、各ガンダムパイロットのことや、ドーリアンを殺しコロニーを実質的に手中に収めたOZのことへ。彼女の脳裏に刻まれていたのは、時代に翻弄され、何度も苦しい戦いを強いられながらも、兵士として精いっぱい生きているヒイロたちの姿でした。中盤からは、どこからどこからともなくヒイロもナレーションとして介入し(主人公なので当たり前っちゃあそうだけど)、リリーナの知らない記憶や、ガンダムパイロットたちの感情を補完。『W』の物語前半の振り返りを、より深いものにしてくれていました。改めて物語前半のことを考えてみると、確かにヒイロたちは、多くの戦闘に勝利したりピンチを乗り越えたりはしていますが、戦局的に勝利している(自分たちがついているコロニー側の優勢を作り出した)ことはほとんどないんですよね。そのコロニーからも見捨てられ、本当に、ヒイロたちはなんのため戦っているんだろう。そしてこれからも―。それはきっと、今後彼ら自身が、戦いの中で見つけ出していくのでしょう。

 

今まであったことをひと通り回想したリリーナは、改めて荒涼とした外の景色を見渡し、ただじっと空を凝視。そして、ヒイロの帰還を誰よりも待ち望んでいました。直近であった、ヒイロたちが本格的に宇宙に上がってからのことは、リリーナ自身がそれをほとんど目撃していないこと、また次回で触れる予定であることから、淡白にまとめられて終了。今回はこれで幕を閉じました。それにしても、リリーナによるサンクキングダム再興をバックアップしているのって、一体誰なんだろう。ゼクスやノインが関わっているのは明らかだけど、ゼクスは宇宙だしノインの力にも限界があるし、他の何かがいそうですね。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第28話から第30話をご紹介予定です。『新機動戦記ガンダムW』。戦うことで全ての解決を見ようとする気運に、疑問を持つカトル。そのカトルは、完全平和主義を掲げ抵抗する、国家の存在を知るのであった―。

 

新機動戦記ガンダムW』の本編は、各種サイトで公式配信中!↓コチラもチェックだ!

 

 

 

 

 

ガンプラ Pick Up!

ガンダムW』に登場したモビルスーツガンプラの一部を、ピックアップしてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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映画『BAD CITY』ちょっとした感想

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今回は、昨年(2022年)12月に福岡県にて先行公開、今年1月20日より全国ロードショーとなっている映画『BAD CITY』のレビューです。

 

「小沢仁志還暦記念」と銘打たれ、殴る蹴る等のフルボッコアクションが見どころとなっているバイオレンスアクション映画。特撮ファン的には、『ウルトラマンX』の坂ノ上茜さん等が出演されているのが注目ポイントであり、彼女含めたメインキャスト陣の、迫力あるアクション描写が堪能できる作品でした。

 

公開されることは昨年から知っており、映画館で観るかどうか迷っていたのですが、YouTubeで登録している小沢仁志さんのチャンネルで散々宣伝しており(主演&製作総指揮なので当たり前)、かつたまたま有休をとって用事で立ち寄った場所の付近に上映館があったので、本日ようやく視聴にこぎつけました。平日の昼下がりだったので、かなりゆったりして観ることができましたね。

 

 

 

STORY:開港市(かいこうし)を牛耳る五条財閥のトップ:五条亘(リリー・フランキー)が、汚職にかかる不可解な無罪を勝ち取ったその日、西地区を仕切る暴力団桜田組が、何者かの襲撃を受けた。今回の事件と五条の関連、ひいては開港市を舞台にした壮大な悪を潰すため、平山検事長加藤雅也)は、検察庁の小林(壇蜜)に命じて、警察と検察の垣根を越えた捜査班を結成させる。メンバーに選ばれたのは、市警の強行犯係に所属する熊本(勝矢)・西崎(三元雅芸)・野原(坂ノ上茜)のほか、韓国マフィアのボスの息子殺害の罪で服役していた、虎田(小沢仁志)だった…。

 

小沢仁志さんと、その他彼の作品ではおなじみの出演陣が多数脇を固めており、全体の雰囲気は、警察側から見たヤクザや権力との争い。ですが、ストーリーの流れ自体は、かなりシンプルかつストレートになっており、あまり小難しいことを考えることなく楽しむことができます。

 

ならば、「本作はアクションに頼りきりの作品か?」と言われれば、全くそんなことはなし。本作は割と登場するキャラの数が多めですが、大体セリフのある主要キャラ一人一人のキャラクター性がキチンと立っており、彼らキャラクターの動きが、ドラマを面白くしてくれています。もちろん、全てのキャラの過去や性格等が描写されているわけではありませんが、大体序盤を観ていれば、「このキャラってこういう性格なんだ/こういう立ち位置なんだ」ということがハッキリと分かります(終盤で本性を現す一部キャラを除く)。どこまで意図的にやってるのかはわかりませんが、明快さと濃さを両立したキャラクターづくりには、かなり好感が持てましたね。

 

そして、触れるのが前後しましたが、本作で最も見どころなのが、そのアクション。通常、アクション映画におけるアクションは、アクションをする演者のアクションに着目し、その動きをキレイかつ大胆に撮ろうとしそうなものですが、本作ではそうしたことをあまりしておらず、「相手につかみかかってもみくちゃになる」・「マウントとってタコ殴りにする」等、泥臭いアクションが展開されます。この決してキレイでないアクションが、映画にある種のリアリティを与えていると同時に、出演陣の気合いを感じます。男女平等で腹パン・頭を蹴り飛ばす・バッドで殴り飛ばすなんて、今どきの映画じゃほとんどできないよ…。

 

そんなこんなでラストは、ハッピーエンドではないものの、虎田たち側にとって割と救いのある幕切れに。余裕で続編を作れそうな勢いだったけど、多分…可能性は低いかな。

 

 

 

バイオレンスアクションを売りにしながら、ストーリー展開的には、ストレート&王道で、純粋に楽しむことができた『BAD CITY』。バイオレンス描写が好きor耐性のある人なら、一見の価値はあると思います。

 

欲を言えば、もう少しくらい上映館増えてくれてもいいかな。でも、一般シネコンでは描写的に上映しにくい映画でもあるし…難しいのかな。

 

 

 

 

 

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ウルトラソフビワールドにある特撮の原点

今回は、1月21日より配信が開始されている、『ウルトラソフビワールド』第1話のレビューです。

 

ウルトラシリーズ」の永遠の主力商品と言えるソフビ人形を主役に据え、『ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ』関連玩具と同時並行で発売されるDXプラズマスパークタワーの販促を兼ねた作品が、YouTubeで配信開始。ソフビ人形が主役の作品といえば、『ギンガ』のスパークドールズ劇場が思い出されますが、それ以上にかなり手の込んだ作品になっていましたね。

 

なお、スパークドールズ劇場にかかる記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

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第1話時点では、「ふしぎなことが起こった(原文ママ)」ことで、ソフビたちが意識を持って動き出したところのみが描写。そのため、ストーリー面での大きな見どころは、まだありません。

 

注目すべきは、ソフビたちが動き出すその描写。以前のスパークドールズ劇場の際は、既にポーズがつけられたソフビを動かすという簡単な操演(これはこれで手がかかっているのですが)でしたが、今回の『ウルトラソフビワールド』の場合、ソフビの動きを都度つけながら、それをコマ撮りし、つなげて1つの映像にしているのです。

 

コマ撮りにより、人形が動いているように見せるというのは、円谷特撮のある種の原点ともいえる『キングコング』で使用されていた手法。その気になればCG合成で表現出来そうなものを、あえて手間がかかりまくるコマ撮りでやっている―。これには制作側の気概と、ソフビを大事にしようとする姿勢(これは、本作品がソフビそのものの販促を兼ねていることもあるのでしょう)を強く感じました。

 

んなコマ撮りにも、細かな変化をつけているのが、本作の興味深いところ。本編内には、セブンガーが素早く自分の身体を動かす描写があり、コマ撮りとは思えないような機敏な動きを見せます。おそらく、1カットあたりの表示時間をより短くし、簡単なエフェクトの合成でそれを表現しているのでしょう。

 

ただ、使用するカットが増えるということは、それだけコマ撮り画像を多く使用しなければならないということになっているので、より手間がかかっているのは間違いなし。本作は、見た目以上にかなり特撮的な見どころがある作品であると感じますね。

 

 

 

 

 

 

さて、この『ウルトラソフビワールド』は、毎週土曜9時30分より配信中。全8話であることが予め告知されており、第3話配信日である2月4日は、本作における主力商品である「DXプラズマスパークタワー」の発売が予定されています。

 

第1話の時点でDXプラズマスパークタワーが出てきてたけど、ここからどうこれがストーリーに絡んでくるか、ちょっと想像がつかないなぁ。この商品には、キングジョーデザインのセブンガーが付属するけど、『ウルトラソフビワールド』本編にもそれは登場するのかな?

 

 

 

 

 

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『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン45話 ちょっとした感想

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ドンオニタイジンのピンチヒッター:キングオージャー

 

 

 

番組は変わって、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』です。

 

見ろ!揉まないと話さないといった感じだ…。今回は、ソノゴ&ソノロクが登場したほか、ジロウの故郷である華果村、そして獣人の秘密に迫るお話。戦闘シーンの挿入は最低限であり、ストーリーを進めることに重きが置かれていました。

 

終盤では、新戦隊である『キングオージャー』の1号ロボ:キングオージャーが登場。「ドンブラザーズのメンバーの多くが不在」ということで登場根拠を作り出し、そしてロボのみを登場させることで“キングオージャー”を印象づける(キングオージャーの名称は、戦隊名というよりロボの名称であるから)ようにしていたのは、地味に見えてよく考えられた構成だなと感じました。CGもなかなか気合い入ってたよね。

 

なお、前回(ドン44話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーギーツ』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回の一件を経て、イヌブラザーの正体が翼であることを知ったタロウたち。つよしとのわだかまりが無くなっていないものの、彼も仲間として迎え入れられようとしていました。そんな中、ジロウから出た華果村訪問の話に、翼も強い興味を示し、タロウに同行。彼が珍しい素振りを見せたのには、椎名ナオキ=未来のはるかが残した、マンガ原稿にありました。前回ほぼスルーされた、翼/イヌブラザーのタロウたちに対する正体バレですが、今回は喫茶どんぶらでささやかなパーティーが開催され、そのシーンから物語がスタート。つよしが未だに翼に恨みを抱いているという不穏な要素(後半でこれがさらなる問題を引き起こすことになる)はあったものの、ドンブラザーズは新たな道を進み始めようとしていました。正式に仲間になって以降の翼は、「命令されることが大嫌い」という厄介な要素を抱えているものの、どちらかと言えば頭脳派として、おおむねチームのために貢献。椎名ナオキの原稿のことをいち早く思い出して、さらにその原稿の中とジロウの話から、華果村と獣人の関係性をいち早く疑ったのは、彼でした。もっと早いタイミングで正体バレしていれば、今頃翼は、ドンブラザーズの中でなかなか頼れるキャラとして成長してたんじゃないかなぁ。ちょっぴり残念な気が、なんとなくしました。

 

華果村に到着し、村の駐在:寺崎のいる駐在所へ直行したタロウたち。ジロウが席を外している間、タロウと翼はあれこれ獣人の森への入口を探しますが、発見前に寺崎に見つかってしまいます。意外にも、タロウの追及にあっさり自身が獣人であることを認めた寺崎は、獣人にかかる重要な話をし始めます。その間に、ジロウは…!駐在所でのタロウと翼の、冷蔵庫をめぐるやり取り(頭を突っ込んで獣人の世界に行こうとする)は、今回唯一の笑えるポイント。この後から、寺崎の語りにより、華果村とジロウの真実が明かされることになります。寺崎の話が本当であれば、ジロウは本当にかわいそうな立ち位置。存在していると信じて疑わなかったルミちゃんら幼馴染は、現実世界には存在しないものであり、育ての親ともいえる寺崎は獣人であり、育てていたのは、次期獣人の森の守り人とするためだったんですよね。ジロウ、これからどうなっちゃうんだろう。闇ジロウが本来のジロウの気質だということは、以前のお話で触れられてるし、ジロウが闇ジロウと化して、敵になる可能性もあるかも?椎名ナオキの正体バレ回で、ジロウの話が全く出てこなかったことも、引っかかるんだよね。

 

みほを求める欲望に取り憑かれたつよしは、三度ヒトツ鬼=百獣鬼化。すぐに巨大化して暴れ始めたほか、ソノイたちの介入、さらにソノゴ&ソノロクの登場により、オニシスター/はるかたちは、大ピンチに陥ります。謎のロボ:キングオージャーの登場で、百獣鬼は倒されたものの、事態は全く安心できる状況ではありませんでした。一方、ジロウを次なる獣人の門番にしようとする寺崎の企みを、タロウは真っ向から阻止。「ドン家の者として責任をとる」と語った、彼の行動は…!華果村に行っていなかったはるかと真一は、百獣鬼と化したつよしのほか、久しぶりに登場したソノシ、さらに新幹部であるソノゴ・ソノロクを相手にすることに。さすがに彼らを、たった2人で相手にするには厳しく、突然助けに現れたキングオージャーがいなければ、本当に敗北しているところでした。キングオージャーが、『王様戦隊キングオージャー』の放送開始前に先行登場。ドンオニタイジンと同じく、CGを駆使して巨大ロボを表現しているのは「なかなか頑張っているな」と感じましたが、ウネウネと細かく動くシュゴッドたちは、かなりキモくも感じました。これ、結構好き嫌いが分かれそうなロボになりそうだぞ…。このように、オニシスターたちが厳しい戦いを強いられていた頃、また別のピンチに陥っていたのがタロウ。寺崎の真意に気づいた彼は、ジロウの代わりに獣人の森の守り人になることを宣言し、ペンギンの折り紙を呑み込んで、獣人の森へ行ってしまいます。果たして彼はどうなってしまうのか?次回へ続く―!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソノシ・ソノゴ・ソノロクの目的は、ソノイたちの処刑。タロウが獣人の森へ向かい、つよしたちが欠員となっているドンブラザーズは、指を咥えてこの状況を見ていることしかできないのか?はるかたちに、勝機はあるか!?

 

次回は、今回の後編にあたるお話。提供クレジットで使用の映像で、ドンモモタロウとキジブラザーがいたので、次回で再び5人が揃うことにはなりそうですが、その変身者らは…本当に彼ら本人なのかなぁ。

 

 

 

 

 

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