お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマンブレーザー』第19話 ちょっとした感想

ファードランと再会してメチャクチャ嬉しそうなブレーザー

 

 

 

謎を解いて、最高の誕生日にしろ!今回の『ウルトラマンブレーザー』は、ブレーザーのパワーアップ形態であるファードランアーマーの初登場回。ファードランの登場には少し唐突さがありましたが、今回だけでイルーゴ→ブルードゲバルガ(ゲバルガ)の生態やエミの父:タツキとのドラマ、そしてSKaRDに静かに迫る危機を全て描ききっており、限られた時間内で可能な限り違和感のないドラマ展開を行っていました。

 

このドラマの合間に挿入されるブレーザーとブルードゲバルガとの戦闘でも、ブレーザーのピンチからの、ファードランアーマーによる大逆転勝利をドラマチックに描いててGood。ブルードゲバルガはゲバルガのスーツ改造ですが、ファードランアーマーのデビュー戦にふさわしい敵怪獣と言える強さを発揮してくれていましたね。

 

なお、前回(第18話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

ブルードゲバルガとファードランアーマーによるその撃退にかかるドラマや、エミと父タツキのドラマ等、複数のドラマを両立し同時並行的に描いていた今回。冒頭述べたとおり、ファードランの登場のさまは少し唐突にも感じられましたが、それ以外はほとんど違和感のない仕上がりになっていました。そして気になるV99関連の今後のドラマ展開。これの解決がやはり、『ブレーザー』のTV本編の最終回に繋がるんだろうなぁ。

 

前回倒したイルーゴが、再び地中より出現。そのポイントはかつてゲバルガが出現した地点と被っており、またSKaRDの調査から、イルーゴはゲバルガの幼体であることが判明します。未だかつてない危機が迫っていることを察知したゲントは、ハルノ参謀長による待機命令を無視し、テルアキたちに出撃準備を指示。また、西崎との接触を情報共有後再び別行動をとっていたエミには、V99の調査続行を指示するのでした。イルーゴは今回冒頭からいきなり再出現。かつてゲバルガが出現した地点と重なっていたこと、また前回判明した生態にかかる推測から、イルーゴはゲバルガの幼体であり、今回は地球での繁殖が目的ではないかという推論が、テルアキを中心に立てられます。このあたりの展開は、前回で伏線を張っていたこともあり非常にスピーディー。そして、スッと腑に落ちる展開になっていました。怪獣の生態というややこしくなりがちな要素を、これだけ端的かつ明瞭に、解明のさま含めて描いていたのは秀逸でしたね。こうしていち早くイルーゴの再出現に危機感を覚えたSKaRDは、ハルノ参謀長からの指示を無視し、ゲントの指示のもと出撃準備を敢行。また別行動をとるエミは、V99の実験施設への再潜入を試みていました。ゲントたちの行動のほうが、地球のためになっているといえばそうなのですが、今後の展開を加味すると、ハルノ参謀長もちょっとかわいそう。部下には平気で指示を無視され、上からはその責任を取らされる形で、最終的に謹慎処分になっちゃうんですからね。まあ、中間管理職みたいなものだから、仕方ないっちゃあそうなのかもしれないけど…。

 

上層部の命令完全無視で、チルソナイトスピアを携え出撃したアースガロン。しかし、地中より現れたブルードゲバルガのEMP攻撃は、以前のゲバルガとはケタ違いであり、万全の対策をとったにも関わらずシステムダウンに悩まされることになります。ゲントもブレーザーに変身して挑みますが、チルソナイトソードをあっという間に破壊されたうえ、ブルードゲバルガの体内に取り込まれて大ピンチ。唯一の希望は、別行動をとりV99の秘密にあと一歩まで近づいていたエミだけで…。以前のVSゲバルガ戦を踏まえて、万全の体制で戦いに臨むアースガロンでしたが、ブルードゲバルガのEMP攻撃はハンパないものでありすぐにダウン。続いてゲントもブレーザーに変身しますが、チルソナイトソードを破壊されてブルードゲバルガの体内に取り込まれてしまい、大ピンチに陥ります。ここでの畳み掛けるようなピンチ描写の連続は、観る者をハラハラドキドキさせてくれると同時に、鮮やかさも感じられました。スピーディーなのに端的に「ブレーザー側がピンチだ」ということを印象的に描いてくれているんですよね〜。このような状況下で唯一無事だったのが、別行動をとっていたエミ。彼女はV99の実験施設内の、地下に向かう空洞のような場所に来ていました。

 

イーゴイスからの連絡で、SKaRDのピンチを知ったエミ。そのとき、目の前の設備からファードランが飛び出し、また行方不明になった父タツキも現れます。ファードランの動きから、ブレーザーのもとへ向かいたがっていることを察したエミは、タツキとともに操作盤を動かしてファードランを解放。ファードランはブレーザーのもとへと飛び立ち、ファードランアーマーとなってブルードゲバルガを打ち破ります。エミがSKaRDのピンチを知ったあと、空洞の中より炎とともに飛び出して来たのがファードラン。それと同時に現れたのが、行方不明になっていたはずのタツキでした。ファードランのことは、ブレーザーの反応とゲントの推測のみが描かれており、実際はどうなのかということはボカされていましたが、ファードランがもとからブレーザーの仲間であり、かつワームホールの実験施設内から飛び出してきたということは、あのワームホールは本来ブレーザーがいた世界に繋がっているということでしょうか。ということは、V99とブレーザーは、何かしらの関係があるかも…?こうした形で登場したファードランは、エミたちの協力を得て空へ飛び立ち、ブレーザーの元へ。自力でイルーゴを複数体撃破しただけでなく、ブレーザーと合体してファードランアーマーとなり、あれだけ苦戦していたブルードゲバルガと、増殖していたイルーゴを一気に殲滅してしまいます。詳細は後述しますが、ファードランアーマーの強さは、初登場補正もかかっていてハンパないもの。チルソファードランサーも凄まじい威力だったなぁ!

 

再会できたと思ったタツキは、光の粒子となって消滅。しかし、彼の遺した手がかりから、貸金庫内に保管されていた実験記録が発見されます。それを読み解くゲントとエミは、V99に関連するワームホールの開通実験の記述に注目しますが…。タツキとの別れに悲しむ暇もなく、彼の残したペンダントから、貸金庫内に保管されていた手記を発見し読み込むエミ、そしてゲント。しかしそれは、ドバシによって最終的に奪われてしまいます。手記によると、タツキたちは、V99に脅威を感じていた一方、ワームホールの開通により何者かと接触しようとしていたらしい。その何者かの正体は―?物語は確実に、終局へ向けて動き出しているのです。

 

 

 

◎特撮面

ブルードゲバルガの脅威とファードランアーマーのデビューをドハデに描き、ミニチュア特撮とCG合成の駆使が印象に残った、今回の特撮パート。改めて観てみると、実は意外に戦闘シーンの本編に対する時間はそこまで大きくないのですが、それでもこれだけインパクト大で視聴者の心に残ったのは、その中に織り交ぜられていた演出のおかげでしょう。ファードランアーマー、メチャクチャカッコよかったな…!

 

イルーゴが再出現し、それがゲバルガの幼体であること、それらの目的が地球上内での繁殖であると読んだSKaRD。ハルノ参謀長の命令を無視し、万全の体制でブルードゲバルガの撃破のため出撃しますが、ゲバルガとはケタ違いのEMP攻撃の前にダウンしてしまいます。今回もアースガロンが一度は敗北する形になってしまいましたが、不思議と弱く感じないのは、このあとに挿入されるブレーザーへのアシストもそうですが、やはりこのブルードゲバルガとの戦いにおいてしっかりと準備し、自分たちなりに頑張っているからというのが挙げられるでしょう。VSゲバルガ戦で鍵となったチルソナイトスピアが再登場するとは、ちょっと予想してなかったなぁ。そんなアースガロンが挑むブルードゲバルガは、かつてのゲバルガの何倍もの大きさを誇る超巨大超獣。その巨大感は合成で表現されており、合成だなとわかるカットにはなっていましたが、これだけデカいとそのインパクトが勝って逆に本放送時は気になりませんでしたね。

 

アースガロンのピンチを知り、進んでブレーザーに変身するゲント。しかし、前回撃破の鍵となったチルソナイトソードはあっという間にへし折られ、ブルードゲバルガの体内に取り込まれてしまい窮地に立たされます。もはや打つ手なしかと思われたその頃、エミのいる実験施設では、ファードランが飛び立っていました。ブレーザーは終盤でファードランアーマーとしての大活躍シーンがあるため、中盤のこのシーンでは、やられる一方であっという間に一時的にフェードアウト。チルソナイトソードを、しかもブルードゲバルガではなくイルーゴに砕かさせるという演出は、なかなか秀逸に感じられました。破壊されるチルソナイトソードのCG表現もそうですが、ブルードゲバルガではなくイルーゴにそれをさせることで、「イルーゴにすら勝てない=ブルードゲバルガはメチャクチャ強い」と印象づけてくれているのがGoodです。そして、ブレーザーがこうしてピンチに陥った直後、エミのもとから飛び立ったのがファードラン。スーツはなくフルCGでその体躯が表現されていましたが、ちょっと炎のエフェクトがマシマシ過ぎて、実際の姿がよくわからなかったな。まあ、意図的にこうした表現にしてるんだろうけど。

 

ファードランは、イルーゴを数体撃破したのちブルードゲバルガに特攻し、ブレーザーを救出。ブレーザーもファードランとの再会を喜ぶようなそぶりを見せ、ファードランアーマーへと合体します。こうして誕生したファードランアーマーは、無敵の強さを誇り、ブルードゲバルガと大量のイルーゴ相手に無双。チルソナイトスピアを使って再生成したチルソナイトソードと、ファードランを合体させたチルソファードランサーを振り回し、ブルードゲバルガをあっという間に撃破し、大量発生していたイルーゴを根絶やしにします。終盤でのファードランアーマーの活躍は、炎のエフェクトをこれでもかというほどCG合成しており、ドハデでGood。炎の色味が濃いため、若干浮いてるシーンもありましたが、CG合成描写を次々に挿入することで目立たなくしていましたね。チルソファードランサーを扱う際に、ちゃんとチルソナイトソードの要素である緑色の電撃も合成していたのは、丁寧だったなぁ。こうしたファードランアーマーの活躍の中で、絶対に忘れてはならないのが、アースガロンの的確なアシスト。ファードランアーマーとともに空へ飛び立って、追いかけてくるイルーゴをともに撃破した他、ファードランアーマーにチルソナイトスピアを渡すことで、チルソファードランサー誕生のベースを作り出していました。今回も、アースガロンがいなければ勝つことが出来なかったであろうブレーザー。アースガロンの好アシスト率の高さは、「ウルトラシリーズ」の防衛隊メカの中でもトップクラスじゃないかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テルアキの実家から届いた、父親危篤の報せ。しかしそれは、テルアキをSKaRDから呼び戻すための、父親自身の方便だった。実家の農業をとるか、SKaRDをとるかの選択が迫るとき、謎の地底甲獣が蠢き始めていた…!

 

次回はいよいよ待ってました、テルアキの主役回。地底甲獣ズグガンが登場するほか、数話前からほのめかされていた、テルアキの実家の農業の話も触れられそうです。テルアキが最終的にSKaRDを選ぶことになるのは予想できるから、そこに至るまでのドラマでどんなことが描かれるかに、注目したいですね。

 

山林に蠢く、無数の怪虫を追え―。

 

 

 

 

 

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史上最大の熱気!円谷コンベンション2023 vol.2「TSUBURAYA ARCHIVES 『怪奇大作戦』 55周年スペシャルプログラム」

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今回は、11月25日(土)・26日(日)の日程で開催された、円谷コンベンション(ツブコン)の参戦レポート2回目。「TSUBURAYA ARCHIVES 『怪奇大作戦』 55周年スペシャルプログラム」を取り上げます。

 

「NEW GENERATION THE LIVE スターズ編」を楽しんだあと、急いで東京ドームシティホテル地下1階に向かった私。と言っても両者の距離はほとんど離れていないため、割と余裕を持って会場に到着することが出来、このイベントに臨みました。さて、どんな話が聞けるのか―。

 

なお、「NEW GENERATION THE LIVE スターズ編」参戦時のレポートは↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

イベントの構成は、事前告知通り5パートに分かれており、全て清水崇さんらの司会で進行。うち3つについてはそれに関連するキャストやスタッフが登壇する対談形式、「円谷プロ作品史における『怪奇大作戦』の位置づけ」は清水さんの語りで、そしてラストの「<令和の『怪奇大作戦』>が観たい!」は全員登壇して語り合うという流れになっていました。

 

まずは、「1968年:若者たちのパッションが生んだ空想のダークサイド」。勝呂誉さんと稲垣涌三さんが登壇し、当時作品に携わる20代だったことに焦点を当てる形でお話を進めていました。稲垣さんの実相寺監督や撮影カットにかかる思い出話は貴重。また、京都ロケにおいて「人間関係面でそんなに苦労しなかった」という話は、個人的には初耳でした。実相寺監督が京都のスタッフに気に入られたかららしいけど…、多分その理由は、彼がおそらく関西の人間で言う「おもろい人間」だったからなのでしょうね。

 

続いて、「半世紀を超えて語り継がれる悲哀に満ちたドラマの秘密」。単発ゲストで出演された、桜井浩子さんと田村奈巳さんが登壇し、そのゲスト出演回を通して感じるドラマや撮影技法のお話が主になっていました。

 

桜井さんも実相寺監督と縁の深い人であることから、稲垣さんとはまた違った切り口で、監督の人柄を知れたのは面白いところ。また、田村さんによる「光る通り魔」の話の考察も、サラッとながら興味深く聞くことが出来ました。そうだよなぁ、1968年当時は、まだ「ストーカー」という単語は無かったもんなぁ(いわゆる「つきまとい」という表現)。

 

3つ目のテーマが、「リブート作品と実相寺昭雄監督への想い」。事前告知では4番目のテーマでしたが、時間の都合からか順番の入れ替えが行われており、嶋田久作さんと三輪ひとみさんが登壇されました。

 

彼らもやはり実相寺監督と縁深いことから、彼に関わるお話がメイン。特に嶋田さんは特撮作品にも明るいことから、それに絡めて監督の感性や思いを考察していたのには、ファンとしてスッと理解しやすい、面白いものになっていました。でも、若干実相寺監督の話をしすぎて、リブート作品の話をあまり訊けなかったのが残念だったかな。『怪奇大作戦ミステリー・ファイル』とか面白かったんだから、撮影当時の話をもっと聞きたかったなぁ。

 

そして、年表のスライドで円谷プロにおける怪奇・恐怖をテーマにしたドラマの歴史を振り返る「円谷プロ作品史における『怪奇大作戦』の位置づけ」を挟んで、ラストに「<令和の『怪奇大作戦』>が観たい!」。これはTSUBURAYA IMAGINATION内で行われた投票の結果発表であり、それを元に登壇者たちが語り合うものでした。

 

既に多くの場所で言及がなされているので、第1位〜第3位を明かしちゃうと、それぞれ「京都買います(第25話)」、「果てしなき暴走(第22話)」、「ジャガーの眼は赤い(第11話)」。第2位と第3位のチョイスは全く予想外でしたね。てっきり「かまいたち(第16話)」とかが上位にランクインするのかなと思ってましたよ(実際は第9位)。

 

 

 

 

 

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(画像はホテル内に展示されていたウルトラマンゼロの立像)

 

55周年を迎えた『怪奇大作戦』をフィーチャーした、貴重なイベントとなった「TSUBURAYA ARCHIVES 『怪奇大作戦』 55周年スペシャルプログラム」。プログラム自体も面白かったですし、久しぶりに『怪奇大作戦』を見返したくなりましたが、ただ一点、「令和の今こそ『怪奇大作戦』をリブートしてほしい」という意見には、承服しかねるなぁという感じでした。

 

ウルトラシリーズ」等シリーズものでやっている作品ならまだしも、『怪奇大作戦』は単発の特撮作品。確かに作品そのものは素晴らしいですが、やっぱり、「54年前に完結した過去の作品」というのもまた事実なんですよね。だから私は、「『怪奇大作戦』のリブートなんかではなく、現代の感性と技術で生み出す、新たな円谷プロの怪奇・恐怖路線のドラマが観たい」と言いたいですね。

 

 

 

 

 

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史上最大の熱気!円谷コンベンション2023 vol.1「NEW GENERATION THE LIVE スターズ編」

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今回は、11月25日(土)・26日(日)の日程で開催されている、円谷コンベンション(ツブコン)の参戦レポートです。

 

2019年以来、実に4年ぶりの開催となったツブコン。4年前のイベントが、関連商品の見本市のようなテイストだったのに対して、今回はイベント中心のテイストに変化。東京ドームシティを舞台に数多くの魅力的なプログラムが組まれ、ファンを喜ばせてくれていました。

 

さすがに全日程参加する時間的余裕も金銭的余裕もないため、今回は25日(土)に開催されたイベント2に絞って参戦。今回はその1回目として、「NEW GENERATION THE LIVE スターズ編」を取り上げます。

 

なお、4年前に開催された最初のツブコン参戦時のレポートは↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

※今回は、画像転載防止のために、一部画像にサイズ縮小以外の追加加工を行っています。

 

※本記事に掲載されている画像は、全て撮影可能エリアおよび時間帯内で撮影していることを申し添えます。

 

 

 

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「NEW GENERATION THE LIVE スターズ編」は、本編時間約80分+途中休憩15分の、計約1時間35分で構成。エディオム(『ジェネスタ』最終回に登場したアレ)がウルトラマンたちのことを振り返るという体で、明確に4パートに分かれており、『ジード』単独→『ゼロ』単独→『タイガ』単独→「ニュージェネレーションヒーローズ総登場」という構成。どのパートもキチンと各作品のドラマのツボを押さえた形になっており、映像作品としても観てみたいなと思える内容でした。

 

ジード』編では、マグマ星人らの悪事により復活したベリアルアトロシアス相手に、ジードとゼット(『Z』で共演したこと繋がりでしょう)が奮闘するお話。ビルスプリンターの要素もちゃんと取り込んでおり、また一度解決しているはずのジードとベリアルの因縁を、再度掘り返してまた決着をつける形になっているのですが、その過程も結末も、実に納得できるものに仕上がっていました。映画含む『ジード』のドラマ全てを踏まえたうえでの、後日譚にふさわしい一編でしたね。

 

続いて『ゼロ』編は、いつものウルサマ等でのライブステージの超豪華版という感じで、割とライトな感じのテイスト。ですが、使用する技が普段より多種多様であるほか、登場するゼロと関連深いウルトラマンに関係する技や姿を使って敵を撃破していたのが、とても印象に残りました。劇場版1回でしか登場していないあのウルトラマンが登場したのは、予想できたけど驚かされたなぁ!

 

休憩を挟んで、3つ目の『タイガ』編。ドラマのボリュームとしてはこのパートが一番大きく、ヒロユキ本人がかなり頻繁に登場してドラマを回すほか、タイガたちトライスクワッドたちとの絆、そしてトライスクワッド内の絆が試されるドラマとなりました。敵として立ちはだかるのは、『タイガ』といえばおなじみのあのトレギアてあり、『ジード』編と同じく一度決着がついているものを再度掘り返してまた決着をつける流れになるのですが、こちらについてもその過程や結末がかなりこだわられており、その展開に納得できるだけでなく、心にガツンと響くものになっていました。全員本人が出ていることから、トライストリウム最強の必殺技:クワトロスクワッドブラスターを、収録映像ではなく生の演出でやってたのも興味深かったですね。

 

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そして、ラスト4つ目の「ニュージェネレーションヒーローズ総登場」。これは他3つのドラマとは切り離されたような作りになっており、ギンガのヒカル(根岸拓哉さん)〜ブレーザーのゲント(蕨野友也さん)が総登場。一列に並んで順々に変身ポーズを決めてくれたほか、会場に参戦出来なかったオーブのガイ(石黒英雄さん)とゼットのハルキ(平野宏周さん)は映像出演となり、少なくとも後者は今回のために新規撮影したものになっていました。

 

やっていることはウルサマのライブステージの延長のようなものなのですが、やっぱり本人たちが実際に登場し声を当てていると、そのインパクトと豪華さは段違い。終演後はわずかながらフォトセッションもあり、「ウルトラシリーズ」史に残る、そしてファンには忘れられないライブステージとなりました。

 

そうそう、フォトセッション直前には、各キャストがそのキャラになりきって挨拶をするパートが挿入。ゲントが最後に残した、「皆の応援があれば、俺たちはまた帰ってこれる」という旨の発言に、ハンパない力強さを感じました。今回のステージは、ツブコン内での取組みとしては初めてだけど、反響によっては来年以降も何年に1回かのペースで出来たりして…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

史上最大級の豪華さにして、ハンパない高揚感と満足感、そしてインパクトと深みのあった「NEW GENERATION THE LIVE スターズ編」。今回ジードとタイガが特にクローズアップされていたのは、事前稽古の時間含めて割としっかり濱田さんと井上さんの予定が押さえられたからだろうけど、次はこれを他の作品でもやってほしいなぁ。

 

そんなこのライブステージを終えて、東京ドームシティホールを出たのは18時40分頃。ここから次のプログラムに参加するため、ちょっと急いで移動しました。というワケで次回は、このあと参加したもう1つのプログラムを取り上げることにしましょう!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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そのデザインに一目惚れ!ゴジラ・ストア限定 ムービーモンスターシリーズ ジェットジャガー レトロカラーver.

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今回は、6月15日よりゴジラ・ストア限定で発売されている、「ムービーモンスターシリーズ ジェットジャガー レトロカラーver.」のご紹介です。

 

映画『ゴジラ-1.0(ゴジラマイナスワン)』を観に行った日と同じ週の、先週17日(金)。新宿で用事があった一方、思ったより早く着いてしまったので、新宿マルイアネックスにあるゴジラ・ストアに寄り道。そこに売っていた限定ソフビの中に、このジェットジャガーがいて、一目惚れして衝動買いしてしまいました。

 

現地では三式機龍の重武装ブラックバージョンというメチャクチャカッコいいソフビも売っており、購入も検討しましたが結局スルー。価格の問題もありましたが、何よりソフビそのものがデカすぎて、「買っても家に置けないなぁ…」と思ったからでした。

 

なお、上でチラッと触れた、映画『ゴジラ-1.0(ゴジラマイナスワン)』の感想記事は↓コチラです。

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造形自体は、一般販売されている通常版ソフビと同じ。玩具安全基準の都合で、多少の突起は丸みを帯びていますが、ほぼ劇中のジェットジャガーをそのままソフビ化したような感じになっています。

 

ムービーモンスターシリーズということで、現行の「ウルトラシリーズ」よりもかなり大きい造形になっているのも特徴。実際に手に取るとボリューム満点で、かなりの満足感が得られます。

 

そして、本ソフビの最大の特徴である塗装。通常版は劇中に登場したカラーリングを再現し、濃い塗色を多用していますが、このレトロカラーver.ではメタリックカラーを代わりに多用し、レトロ調と合わせてゴージャスさを演出してくれています。

 

メタリックブルーやメタリックレッド、そしてメタリックオレンジ等、使用されているメタリックカラーも多種にわたり、超豪華なのが最高。それでいて、過度にケバケバした感じのない仕上がりになっているのがGoodです。本当にこのソフビ、動かして遊ぶも良し、ディスプレイして見とれるも良しの、クオリティーの非常に高いソフビですよ。

 

 

 

 

 

造形面でも塗装面でも強烈な魅力を放ち、素晴らしい出来栄えとなっていた「ムービーモンスターシリーズ ジェットジャガー レトロカラーver.」。しかし、これを買っておきながら私、登場作品である『ゴジラ対メガロ』はまだ未見なんですよね。

 

ゴジラシリーズ」含む東宝特撮作品も、実は時間を見つけて少しずつ履修していっている私。ここで蓄積した感想記事は、いつかシリーズ化したいところです。でも、『ゴジラ対メガロ』にたどり着くまでは、もう少し時間がかかるかな…。

 

 

 

 

 

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『∀ガンダム』ちょっとした感想 ∀-11(第31~33話)

今回は、∀ガンダム』の感想記事第11回目です。

 

今回ご紹介の3話では、ポゥに関わる単発回を挟んだのち、宇宙へ旅立つ鍵となる地:マニューピチを舞台にした前後編が展開。その内容はドラマとして非常に面白く、最初から最後まで1秒たりとも見逃せない、ハラハラドキドキさせられるものになっていました。太田愛さんの脚本がメチャクチャ輝いていたように感じたなぁ。今のところこの2話が、『∀』の中でトップクラスに面白いお話だなと思いました。

 

なお、前回(第28~30話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

第31話「追撃!泣き虫ポゥ」

1999年11月5日放送

登場した敵他:シルバースモー、ウァッド、フラット 、ジャンダルム

「東洋のことわざに、“雷はおへそを取る”というのがありますけど、ムーンレィスにおへそはあるのかしら?」

 

STORY:キエルとディアナの脱出をハリーら親衛隊の誘拐によるものだと吹聴するフィルは、そのままサンベルト共和国の樹立を宣言し、自らの権力を確固たるものにしようとした。その中で、立て続けの作戦失敗と体調不良に悩むポゥは、フィルから汚名返上するよう忠告され、戦艦アルマイヤーでマニューピチに向かうウィルゲムの追撃を開始する。多くの障壁画立ちはだかる中で、ポゥの追撃は成功するのか?一方、ミドガルドと行動を共にするディアナは、ついに月のギンガナム隊の使者と接触しようとしていた…。

 

サブタイトル通り、泣き虫のポゥがウィルゲムを追撃する一編。今までのお話からも明らかでしたが、改めてポゥは、人柄として悪くない女性であるものの、かなり残念でおっちょこちょいで、でも不思議と嫌味はない人物なのだなと感じました。でも、せっかくサブタイトルにまでなったのだから、今回くらいその作戦が成功するのかなと思ったけど、そんなことはなかったね…。この一方で、ディアナ側の動きでは、ギンガナム隊と接触するという描写が挿入。いよいよ、物語の部隊が月へと移動するカウントダウンが始まったように感じますね。

 

ディアナ不在のソレイユでは、ミランたちのバックアップを受けたこともあり、フィルが急激なスピードでその実権を掌握。ついには実質的な指揮権を握り、ディアナに代わってサンベルト共和国の樹立を宣言し、ハリーはディアナを地球側に売り渡した裏切り者だと主張します。しかし、ソレイユ内部にはまだディアナ信奉者やハリーを信頼する者も多くおり、一枚岩にはなっていませんでした。そうした中で、作戦の失敗と急な体調不良に苦しんでいたポゥは…。数話前から急に頭角を現し始めたフィルは、今回、ディアナが姿を消したことに乗じてハリーを悪者扱いし、自分の国の建国を宣言するまでに。まだまだ親ディアナ派が多いため、ソレイユを一気にまとめることは出来ていませんでしたが、確実にソレイユ内でトップクラスの権力を持つようになっていました。序盤における、フィルとミランが会話するシーンから、フィルがここまで権力を持てたのにはミランの力もあったのではないかと推測出来るようになっていますが、それを加味してもフィルが急に偉くなるのは、ちょっと違和感。まあ「ガンダムシリーズ」ではこうした展開が珍しくないので、受け入れることはできるのですがこれをやるのなら、フィルがもっと反ディアナな発言や行動を取らせておいたほうがよかったんじゃないかな?確かに、過去にディアナの方針に愚痴をこぼすことはあったけど、反乱を起こすまでの感じは無かったし…。このように、フィルがどんどん力を強める中で、どこか自分の立ち位置を見失いかけていたのがポゥ。風邪をひいて体調が絶不調の彼女は、フィルに泣きつきますが、そんな彼女に、フィルは結果を出してくるようアドバイスするのでした。ここでフィルが、ポゥを突き放さないのが興味深いところ。なんだかんだで、部下である彼女には愛着と温情があるんですね。

 

マニューピチに向かったウィルゲムを追って、海上よりロランたちが合流を急いでいた頃。ポゥは戦艦アルマイヤーに乗艦し、ウィルゲムを追跡。しかし、人工衛星から情報が上手く収集できないほか、裏切り者とされるハリーには堂々と乗艦されるわ、乗っている部下たちはどこか皆弱気だわと、散々な状況に見舞われます。そうした逆境の中で、ハリーからもらった漢方薬の効果で、ポゥは体調を回復。なんとか自力でウィルゲムを発見し、攻撃を開始します。フィルからのチャンスをムダにはしまいと、体調が悪いながらも意気揚々と出撃するポゥ。しかし、部下たちは弱気で人工衛星からの情報はろくに入らず、裏切り者とされているハリーに堂々と乗艦されて、口移しで漢方薬を飲まされると、本当に散々な目に遭います。ポゥにとってはたまったもんじゃないけど、正直このシーンは笑えるところ。ポゥってやっぱり、根は悪いヤツじゃないんだろうなぁ…。そして、先ほど述べたとおり、ポゥの戦艦アルマイヤーに突然乗ってきたのがハリー。彼の目的は、本物のディアナの行方を調べるためでした。

 

ウィルゲムのレーダーにより、先にポゥたちの接近を予想していたグエンたちは、まだ武装のメンテナンスが済んでいなかったことから、攻撃の回避を優先。相手のビーム砲を的確に回避し、また雷雲の中に逃げ込むことで、ポゥたちを翻弄します。この状況に混乱し戦意喪失しかける部下たちを、何とか鼓舞したポゥは、ちょうど雷雲を抜けたところで反撃の準備を開始。しかしその矢先、追いついてきたロランの∀ガンダムの攻撃を受けて、戦艦アルマイヤーは中破し、攻撃続行が不可能となりやむを得ず撤退するのでした。散々な目に遭いながらも、ついに目視でウィルゲムを発見したポゥ。さっそく攻撃を開始しますが、ウィルゲム側は既にそれを予想しており、さらにディアナ・カウンターの一般兵が雷を怖がることから、雷雲の中に逃げ込むという戦法をとります。Bパートになってもポゥの不運は続き、ウィルゲムにはいいようにやられてしまうことに。ウィルゲムが武装につきメンテナンス中であったため、しばらく追跡することが出来ていましたが、もし武装が万全であれば、メガ粒子砲で撃墜されているところでした。『∀』の序盤では、情報をつかみきれずいいようにやられてしまうのが、地球側であることが多かったですが、今回ではその立場が逆転。これもまた興味深いドラマ展開です。しっかし、ディアナ・カウンターはまだ雷を克服できてないのね。彼らの科学力なら、雷の発生メカニズムなんてあっという間に解明してるはずだろうけど…。それでも粘り続けて、雷雲を抜けたポゥたち。これでいよいよウィルゲムを総攻撃だ!…と思ったら、追いついたロランの∀ガンダムビームサーベルに斬りつけられ、戦艦アルマイヤーは中破。作戦続行ができなくなり、撤退を余儀なくされます。ここで登場、∀ガンダム。ソシエのカプルと力を合わせて、ホバー機能を使って戦艦アルマイヤーの下まで飛び上がり、ビームサーベルでどんどんダメージを与えていきます。これはロランたちの作戦勝ちとも言える攻撃ですが、それよりもポゥがここまで踏んだり蹴ったりだと、敵である彼女に感情移入してしまうのが、なんとも言えません。しかも最後は、「自分がシルバースモーで出撃したら、まだ勝機はあったかも」と気づき、涙を流すことに。いやもう、なんだか…色んな意味で救いがないよ。ポゥ、強く生きろ…。

 

ドガルドと行動するディアナは、アメリア大陸を離れるためとある客船に乗りますが、その姿を偶然レット隊が目撃。ディアナを守るという名目で、その客船を襲撃師匠とします。最初はやり過ごそうとしていたミドガルドでしたが、客船の乗組員たちが自分たちをレット隊に渡そうとしたため、逆に自分たちの身分を明かしてレット隊を退けます。そして、やってきたジャンダルムと接触し、ついに月へと向かおうとしていました。今回はポゥの作戦行動がメインですが、要所要所でディアナ側の様子も挿入。今後ロランたちの前に立ちはだかるギンガナム隊の名前や、航宙艦であるジャンダルムもその姿を見せます。いよいよ月の反ディアナ勢力も、その動きを隠さずに強めてきている印象。『∀』におけるラスボスは、このギンガナム隊関連のものになるのかなぁ。

 

 

 

第32話「神話の王」

1999年11月19日放送

登場した敵他:ウォドム

「空が赤く染まろうと、全てが滅ぶと決まったわけではないのだぞ?」


STORY:やっとの思いでマニューピチ付近にたどり着いたウィルゲムだったが、そこは既にディアナ・カウンターに包囲されていたうえ、鉄壁の守りが敷かれていた。どのようにここを攻略するかが喫緊の課題となるが、その中でロランたちは、偶然先住民族:アデスカの民であるマヤリトと、アデスカの王であるクワウトルと出会う。∀ガンダム白い悪魔と恐れる彼らから、何とか信頼を勝ち得たロランたちは、その手引きにより秘密の地下水路を使ってマニューピチの街へと潜入する。タイムリミットは夜明けまで。ロランたちは、期限内にマニューピチの砲台を破壊することができるのか!?

 

数話前からその名前が出てきていたマニューピチが舞台となるお話の前編。今回はそこに住む先住民であるアデスカの民との接触と、彼らの間に伝わる伝説、そしてディアナ・カウンターの襲撃をキッカケに一枚岩ではなくなった彼らのさまが描かれました。アデスカの民にかかる説明や描写がどうしても多くなっていますが、説明臭さはほとんどなく、かつ最後までどうなるかわからないドラマ展開がとても秀逸。最後の最後でアデスカの民が一枚岩でないことが判明し、次回へ続くという展開になりますが、これは本当に読めませんでした。

 

海上で宇宙服の着用訓練を行いながら、ついにマニューピチの沿岸にたどり着いたロランたち。そのまま内陸のマニューピチ中心部へ向かおうとしますが、そこに見えたのは戦火。実はマニューピチは既にディアナ・カウンターに占領されており、鉄壁の防御網が敷かれていました。一度は突破を試みたグエンたちでしたが、その厚い防御網の前に一時撤退。ミハエル大佐はマニューピチ攻略の断念を進言しますが、何としても宇宙に上がりたいグエンは、それを良しとしませんでした。今回は、中盤以降ロランたちの人間ドラマが中心となることから、モビルスーツ戦はこの序盤のシーンに集中。配備されているモビルスーツ等は、ウォドムやビーム砲台等見覚えのある兵器ばかりでしたが、ミリシャはそこを突破するどころか予想以上の損害を受け、やむを得ず一時撤退を余儀なくされます。マニューピチの防御はかなり強固で、ミハエル大佐がその固さから完全に撤退を進言するほど。見慣れた兵器ばかりだったから、今のミリシャなら突破出来なくはないと思うんだけど、敵を寄せ付けないように効率的に配置されていたのかなぁ。一番最初のシーンが、ロランとソシエによる海上での宇宙服のテストシーンという穏やかなものだったこともあり、この展開にはかなり衝撃を受けました。

 

かたくなに∀ガンダムを出動させることを拒み、中身を見せようとしないロランに、ジョゼフたちが疑いの目を向けていた頃、ソシエは偶然アデスカの民であるマヤリトと接触。一度は途中で見失ってしまいますが、意外な手がかりからアデスカの王:クワウトルと接触します。マニューピチ攻略のために協力を仰ぐロランたちでしたが、クワウトルは、アデスカの伝説を語り始め、それに基づき非協力的な態度を見せて…。マニューピチが宇宙へ上がるためのターニングポイントであることを確信しているグエンに、撤退の2文字はなし。スエサイド部隊は∀ガンダムの協力に希望を見出しますが、ロランはかたくなにそれを拒みます。ロランが拒む理由はもちろん、∀ガンダムの胸部に核爆弾を隠しているから。あの攻撃の雨あられにさらされれば爆発の可能性があることを危惧したロランの考えはわかりますが、前回前々回あたりでは、戦闘時にそこまで心配をしている感じはなかったし、ちょっと違和感あるかな…。そんなロランに、案の定仲間たちは疑いの目を向けることに。そこに銃声が響き、音を頼りに向かってみると、ソシエが倒れていました。落ちていたバナナの皮から、マニューピチの住民たちが潜んでいる場所を突き止めたロランたちは、そこで先住民であるアデスカの王:クワウトルと、娘マヤリトに出会います。ここでの、クワウトルに接触するまでの流れは、ムダがなく鮮やかで、かつスピーディーなドラマ構成が面白いところ。拾ったバナナとその皮が手がかりになるのは、ちょっと笑えましたね。こうして接触したクワウトルが語ったのが、アデスカの民が見た夢とアデスの枝の話。前者は以前(第27話)あった核爆発のことであり、アデスの枝はおそらくマニューピチからザックトレーガーに繋がる宇宙への道(のようなもの?)を指しているのでしょう。ということは、やはりマニューピチから宇宙に上がれるはず―!

 

クワウトルの態度に、なんとマヤリトの短刀を奪って襲い掛かるロラン。その真意は、彼に最大限近づき、自分のみが知っている情報や考えを伝えるためでした。ロランの意思を知ったクワウトルは、考えを改めて、彼らに協力することを決断。マヤリトにも協力させ、マニューピチの砲台を叩く作戦を敢行します。そのタイムリミットは夜明けまでと、かなりタイトなものでした。クワウトルを説得することが、アデスの枝に近づくための必須条件。そのためにロランがとった行動は、クワウトルに襲いかかるというものでした。当然ロランにクワウトルを殺す意思はなく、これにより彼に近づき自分たちの考えを伝えるため。「ロランたちがなぜ宇宙に上がらなければならないか」を理解したクワウトルは、その剣で戦うことをやめ、ロランたちに協力する方向へ方針変更します。そこそこ引っ張るのかなと思われたクワウトルの対立は、思ったよりスピーディーに解決。これでマニューピチへの道は確保され、ロランたちも今回中に宇宙に上がれるかなと思いましたが、このあとさらに驚くドラマ展開が用意されていました。今回は本当に、「これがクライマックスかな」と思われる要素を提示しておいて、実はそうではなくスパッと解決するという展開が連続。これがドラマに大きな緩急をつけ、とても面白くしてくれているように感じました。

 

アデスカの民の一部しか知らない秘密水路を通って、マニューピチ中心部へと潜入したロランたち。しかし、街の中に残っていたアデスカの民からの攻撃を受け、シドを人質に取られてしまいます。ロランはスキを突いて拘束から抜け出し、砲台爆破のための爆薬をマヤリトに託し、ジョゼフも後を追いますが、その結果2人を残してロランたちは拘束。投獄されることになり、タイムリミットが刻一刻と近づきつつありました。クワウトルの手引きで、夜明けまでというタイムリミットがあるものの、そこまで焦らずにマニューピチの市街地に潜入できたロランたち。しかし、水路を出た先に待っていたのは、クワウトルを「逃げた王」呼ばわりする、タルカをはじめとする、マニューピチ市街地に残ったアデスカの民たちでした。ここでさらにタルカたちという障壁を作り、ドラマにさらに波を作り出しているのがGood。そして、ロランたちが彼らに拘束されるところで今回は終わり、次回へ続く形となります。このラストで、Bパート中盤で設定された「夜明けまで」のタイムリミットが効いてくるのが面白いところ。今回は本当にドラマ的に最後まで展開が読めず、そしてハラハラドキドキさせられる一編でしたね。しっかし、クワウトルがマニューピチ市街地を脱出したのはなぜなんだろう?もちろん、王であるがゆえ生き延びるためというのはあるんだろうけど、それだけで国を捨てるような人には見えないから、何か別の理由があるように感じるんですよね。

 

 

 

第33話「マニューピチ攻略」

1999年11月26日放送

登場した敵他:ウォドム、ウァッド

「王が逃げたのは―」「お前に時間を与えたのだ!お前が、真のアデスカの王となれるために!」

 

STORY:タルカたちに捕らえられたロランたちは、クワウトルの退位とタルカの即位の儀式に巻き込まれて殺されかけるが、マヤリトとジョゼフにより窮地を脱した。グエンらによるメガ粒子砲での一斉攻撃が迫る中、ロランたちはクワウトルの力を借りて、最後の作戦に出る。クワウトルの排除に執心していたタルカたちも、マヤリトの話により協力するようになり、マニューピチ市街地中心部ロランたちは、1つ、また1つと砲台等に爆弾を仕掛けていく。しかし、残りあと1基というところで、ロランとクワウトルがディアナ・カウンターに見つかってしまった!ここで、ロランたちの作戦は失敗に終わるのか!?

 

マニューピチ奪還と、クワウトルをはじめとするアデスカの民にかかわるお話の完結編。∀ガンダムはその姿をチラッと見せるだけで一切戦闘には参加せず、そもそもモビルスーツ戦自体も最低限しか挿入されておらず、ドラマの核としてひたすら描かれていたのは、クワウトル&マヤリトとタルカのドラマと、マニューピチ壊滅前に砲台を破壊せんとするロランたちの奮闘でした。前回同様、小さな山(盛り上がり)が何度も連続してノンストップで展開していくさまが、非常にスピーディーかつ最後まで視聴者をハラハラドキドキさせてくれるのがGood。クワウトルの結末も、ああなってしまうんだろうなとは予想はついたけど、こんなにドラマチックなものになるとはなぁ。

 

前回、タルカたちに捕らえられてしまったロランたち。彼らはクワウトルとタルカの王位継承の儀式に巻き込まれ、外に連れ出されます。タルカは王位継承のために古き王であるクワウトルを討とうとしますが、この期に及んでもクワウトルはかなくなに剣を取らず、このままでは代わりにロランたちが処刑されてしまうという状況に。ロランたちが死を覚悟したそのとき、捕まっていなかったマヤリトとジョゼフが駆けつけ、クワウトルとロランたちを救うのでした。前回終盤で投獄されたロランたちでしたが、王位継承の儀式に立ち会わさせられることになったため、牢屋自体からは意外に早く出られることに。しかし、当然拘束されたままであり、クワウトルがなおも剣を取ろうとしなかったため、危うく処刑される一歩手前まで行ってしまいます。ここで興味深いのが、この展開自体がある種のミスリードになっている点。ロランたちという、クワウトルにとって大事な人々が死の危険に瀕している状況で、彼自身が剣を取るという行動を起こさなければ、普通は彼自身側に問題の何かしらの根本があると思いますよね。ですが、実際はそうではないというのがこのあと明かされることとなり、それが視聴者を驚かせてくれます。とはいえ、この時点でロランたちはクワウトルの本当の事情を知らないため、絶体絶命の大ピンチに。それを救ったのが、ジョゼフとマヤリトでした。この直前、2人のやり取りが挿入。明言はされていませんでしたが、ジョゼフもまたアデスカの民の末裔…ってことなのかな。

 

再び秘密水路に戻り、さらに別のルートからマニューピチ中心部への潜入を図るロランたち。その水路までたどり着き、あとは別ルートでクワウトルが用意した船を待つのみというところで、タルカが追いついてきます。タルカは次期王として、何としてもクワウトルを討たんとしていましたが、マヤリトはタルカの心の奥底を見抜いており、なぜ本来の王位継承の儀式の際に、クワウトルが恥を忍んで逃げ出したのかを語ります。ジョゼフたちのおかげで難を逃れ、再びマニューピチ中心部を目指すロランたち。別ルートを使ってあと一歩のところまでたどり着きますが、そこでタルカに追いつかれてしまいます。ここでのタルカとのやり取りのシーンこそ、前半のクライマックス。クワウトルが逃げた理由は、クワウトル自身の問題ではなく、タルカのほうにあったことが明かされます。もともと、次期王になることが嘱望されており、実際に空が赤く染まる現象(第27話の核爆発)があったことから、いよいよ王位継承のときが来ていたタルカ。アデスカの民に伝わる伝説に基づき、クワウトルはタルカに討たれることを覚悟して儀式に臨みますが、当のタルカの剣先が震えていたことを見抜き、彼の心に猶予を与えるため、わざと逃げだしていました。このドラマ展開を見せられたときは、「なるほどそう来たか!」と思わず唸ってしまいました。タルカ側に問題の根本があるとは、正直この時点まで全く考えもしなかったからなぁ。そのクワウトルの読みは完全に当たっており、タルカもクワウトルに対する考え方と接し方を改めるように。ここから、ロランたちとアデスカの民たちの、本当の意味での、アデスの枝を目指す連携プレーが始まります。

 

クワウトルの用意した船が到着し、マニューピチ中心部への潜入を果たしたロランたち。二手に分かれ、それぞれ3基ずつ砲台の破壊を目指しますが、ロランとシドが担当する側の砲台は守りが固く、ウォドムやウァッドの攻撃を受けてしまいます。これらはタルカたちアデスカの民の支援攻撃により乗り越え、ロランたちは砲台にたどり着き爆弾をセットしていきますが、最後の最後でディアナ・カウンターの兵士たちに見つかってしまいます。Bパートより、ロランたちは攻めに転じ、マニューピチ中心部に潜入して次々に爆弾を仕掛けていくことに。エイムズ&ジョゼフのチームは割とスムーズに行った一方、ロラン&シドのチームはかなりの苦戦を強いられます。ここでロランたちのバックアップをしてくれるのが、タルカ率いるアデスカの民なのですが、彼らの強さがマジでハンパない!石弓だけでウァッドを相手にするうえ、1発でほぼ確実に1機ずつ撃破していき、ディアナ・カウンター側に着実に損害を与えていきます。最初はコクピット部分を狙っていたので、「まあ石弓でもコクピットを狙撃すれば十分ウァッドを無力化できるよな」と思って観ていたら、そのうち普通に外装に当てて機体を丸ごと破壊するという戦法を披露していました。アデスカの民の石弓、そこら辺のビーム砲や銃火器より威力あるよね、これ…!

 

グエンがこれ以上待てないとしてメガ粒子砲の発射を急ごうとしていた頃、以前膠着状態だったロランたちとディアナ・カウンター。ここで再びマヤリトが駆けつけ、ディアナ・カウンターを撤退させたことで、突破口が開きます。しかし、もう夜明けまで時間がないことから、クワウトルはロランを先に地上へと降ろし、さらにタルカに王位継承の儀式をさせるため、自ら爆弾を持ってタルカに自分を討つよう指示。タルカはこれに従って火矢を放ち、砲台はクワウトルとともに爆発。マヤリトもそれに殉じて爆発の中に消えます。こうしてマニューピチは陥落し、タルカは涙を流しながら新たなる王となって、王としてロランたちにアデスの枝を指し示すのでした。夜明けまで時間がなく、一刻も早く砲台を爆破しなければ、ウィルゲムの攻撃が迫るという状況。ここでクワウトルは、タルカに、爆弾を狙撃して爆発させると同時に、自分を射抜いて王位継承の儀式を完遂するよう要求。タルカは意を決して弓を引き、クワウトルを爆殺すると同時に、砲台爆破を成功させマニューピチを救います。ここで砲台爆破と王位継承の儀式を重ねるのは、かなり秀逸でドラマチック。クワウトルだけでなくマヤリトもその後を追って若い命を散らす形となりましたが、悲しさと同時にある種の美しさも感じました。悲しい状況なのにも関わらず、どこか悲壮感があまりないんですよね。クワウトルもしっかりロランに未来を託してたし、最期まで本当にアデスカの王をやってたよなぁ。こうしたいくつもの出来事を経て、ロランたちはついにアデスの枝ことザックトレーガーへ上る道を目にすることに。さあ、宇宙まではもうすぐだ―。

 

クワウトル「ロラン。お前は空を赤く染める爆弾を宇宙に捨てると言ったな?その誓い、必ず果たせよ―。」

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第34話から第36話をご紹介予定です。『∀ガンダム』。風は、月へ吹き上がる―。

 

 

 

 

 

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ガンプラ Pick Up!

∀ガンダム』に登場したモビルスーツガンプラの一部を、ピックアップしてみよう!

 

 

 

 

 

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ツブコン直前!『モノ・マガジン』2023年11月16日号

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今回は、11月2日に発売された、「『モノ・マガジン』2023年11月16日号」のレビューです。

 

今まで何度も「ウルトラシリーズ」特集をやってきた『モノ・マガジン』が、今回は「【総力特集】円谷プロ60周年 大特集」と題して、ツブコン(TSUBURAYA CONVENTION)開催直前ということで再度特集記事を作成。全部で約60ページに渡るブチ抜き総力特集を組んでおり、過去最大級のボリュームになっていました。

 

ウルトラシリーズ」を大々的に何度も取り上げてくれるのはありがたいですが、普段特撮とは関係ない雑誌が定期的にここまでするのは、ハッキリ言っていい意味で異常。編集部の中に相当な「ウルトラシリーズ」ファンがいるのかな?

 

なお、今まで当ブログで取り上げてきた『モノ・マガジン』のレビューは↓コチラです。昨年の同じ日の同じ号でも、「ウルトラシリーズ」特集やってたんですね。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

特集記事の内容は、インタビューor対談記事と、最近発売されている玩具やグッズの紹介に大別可能。どちらか一方だけを読み、もう一方を飛ばすという読み方を防ぐためか、それらがかなりごちゃまぜに挿入されていました。

 

インタビューor対談記事では、石坂浩二さんや桜井浩子さん&西條康明さん等の鉄板メンツのほか、田口監督と佐野史郎さんの対談や、東儀秀樹さん親子へのインタビューも挿入。その他鈴木清監督へのインタビューもあり、バリエーションがかなり豊富でした。

 

それぞれの記事がそれぞれの方向で深く、そして興味深いものでしたが、中でも田口監督&佐野さんの対談で飛び出した「巨大特撮そのものが大きなフィクションであるから、その中で風刺や現実世界の要素を柔軟に取り込むことができる」旨の発言や、東儀さん親子のセミ人間およびあのお話への並々ならぬ思い入れが、特に印象に残りました。田口監督らの話は一理あるなと感じるし、東儀さん親子が音楽家であるがゆえ「この話のために曲書き下ろしますよ」とサラっと提案してみせたという話は、本業の範疇であるから得意分野なのだろうなとはわかるけども、ギョッとしました。

 

もう一方の玩具やグッズの紹介については、よくある数ページに凝縮して紹介するタイプではなく、1ページ1ページで1〜2つの玩具を紹介していくという丁寧な構成。円谷プロの意向もだいぶ入っているのでしょうが、あまりにも丁寧過ぎて玩具カタログか何かを読んでいるのかと錯覚してしまいましたね。

 

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そして、本特集には別冊として、ツブコンの概要や各プログラムを紹介する小冊子も付属。イベントが開催時間順ではない並びで紹介されていたため、若干読みにくさはあったものの、「ツブコンがどういうイベントで、どんなイベントの開催を予定しているのか」がわかる形になっていました。

 

ツブコンもいよいよ今週末開催。私が参戦するのは11月25日(土)のみですが、楽しみだな〜!

 

 

 

円谷プロ60周年記念特集にふさわしい、圧倒的なボリュームの特集となっていた「『モノ・マガジン』2023年11月16日号」。発売当初から入手困難となっており、私は町の書店で偶然発見したため確保出来ましたが、それだけ人気&在庫僅少になる理由がよくわかりました。

 

そう言えば、この1つ前の『モノ・マガジン』の「ウルトラシリーズ」特集、購入してるのにまだレビューしてなかったな。これについては、また後日取り上げることにしましょう。

 

 

 

 

 

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11月24〜29日のブログ更新について

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

管理人が、今週末の土曜日・日曜日の予定が立て込んでおり、またツブコン(TSUBURAYA CONVENTION)に参加することから、11月25日(土)~11月29日(水)頃までのブログ更新の順序が、下記のとおり変更となります。

 

 

11月24日(金)→通常記事投稿(『∀ガンダム』感想記事)

11月25日(土)→通常記事投稿

11月26日(日)→ツブコンレポート記事その1(予定)

11月27日(月)→ツブコンレポート記事その2(予定)

11月28日(火)→『ウルトラマンブレーザー』感想記事投稿(3日遅れ)

11月29日(水)→『仮面ライダーガッチャード』感想記事、『王様戦隊キングオージャー』感想記事投稿(3日遅れ)

11月30日(木)以降 通常更新

 

 

それでは、今後とも当ブログをよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

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