お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機界戦隊ゼンカイジャー』第35カイ ちょっとした感想

f:id:bongore_asterisk:20211114225123j:plain

悲しい真実を目の当たりにするとき

 

 

 

番組は変わって、『機界戦隊ゼンカイジャー』です。

 

大丈夫?歯槽膿漏『リバイス』と同じく、1週間の放送休止を経ての放送となった今回は、とうとう介人がキカイザーの正体が功博士だと知ってしまう回。介人のことを思いなかなか真実が言い出せないジュランたちと、終盤で真実と彼らの優しさを知り立ち上がる介人と、ゼンカイジャーとしての強い結束を感じられる一編でした。

 

完全にオマケ扱いの登場であったダイヤモンドワルドでしたが、その能力で爪痕を残した印象。彼の能力でジュランたちが口をふさがれ、それによりここまでドラマが展開されるとは思ってもみませんでした。でもさ、やっぱり「ユカイ」な話じゃないよ今回…。

 

なお、前回(第34カイ)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーバイス』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、ハカイザーの正体が功博士であることを知ってしまったジュランたち。数日にわたる苦悩と相談の末、彼らは介人に真実を伝える決意をします。しかし、そんな時にダイヤワルドが出現。その能力で「ダイヤ」しかしゃべれなくなってしまったジュランたちは、遅れて駆け付けた介人とゾックスに何とかコンタクトを取ろうとしますが、なかなかうまくいかず。主人公を取り巻く人々がある重大な事実を知ってしまい、それを伝えるかどうか悩むというのは、ヒーロー番組に限らずドラマではよくある展開(『ゼンカイジャー』の場合、ジュランたちも主役なんだけど)。多くは主人公のためを思って「ギリギリまで真実を語らない」という選択肢をとることが多いように感じますが、ジュランたちは逆に素直に真実を伝えようと決意します。その理由は、介人が何も知らぬままハカイザーを倒すことで、知らず知らずのうちに父親を倒してしまうという最悪の展開を防ぐため。こうした考え方というか展開の流れに、『ゼンカイジャー』という作品のある種のやさしさと合理性を感じますね。いい流れだと感じますよ。ところが、そんな時に現れたのがダイヤワルド。なんでも固くしてしまうその能力の影響で、ジュランたちは「ダイヤ」しかしゃべれなくなってしまいます。序盤の途中から終盤まで、ほぼセリフが「ダイヤ」になってしまったジュランたち。しかし、その発音の変え方等で、大体何を言いたがっているのかわかるのが秀逸でした。

 

ダイヤワルドが街で暴れまくる中、一時撤退した介人たちはカラフルへ。ジュランたちは必死に真実を伝えようとしますが、介人は勘違いした上にゾックスは戦闘中邪魔されたためこの上なく不機嫌であり、2人の行動はジュランたちの思うものとは真逆の方向へ。やがて介人はハカイザーとステイシーに、ゾックスはダイヤワルドに遭遇し、後者はスーパーツーカイザーの力で撃破しますが…。ダイヤワルドの侵攻シーンは、市街地の遠景にダイヤワルドの声と人々の悲鳴をつけて表現。なんだか、『カブトボーグ』の1シーンを思い出しました。これと同じ頃、カラフルに集まっていたのが介人たち。彼とゾックスはジュランたちの思いとは逆に、ハカイザーやダイヤワルドを必ず撃破するという発想へと向かい、カラフルを飛び出してしまいます。「ダイヤワルドのせいで、しゃべれなければ筆談もジェスチャーも不可」という、どう考えてもギャグっぽい状況下からの、一転シリアス。この切り替えは素晴らしかったですね。

 

ハカイザーとステイシーザーの猛攻に苦しめられるスーパーゼンカイザーは、ゼンリョクゼンカイキャノンを取り出すものの、なかなか効果的な一手を出せずじまい。その時ジュランたちが駆けつけ、ステイシーザーの攻撃を乗り越えて集まってきます。最初こそダイヤワルドの能力の影響が残っていましたが、スーパーゼンカイザーがゼンリョクゼンカイキャノンを発射した直後、ついに声を取り戻し真実を吐露。しかし、介人はその時既に、ハカイザーの中から出てきた功博士の顔を目の当たりにしていました。ハカイザーがステイシーザーとともに撤退後、現れたダイダイヤワルドはゼンリョクゼンカイオーにより撃破。介人の心は晴れませんでしたが、ジュランたちの思いやりの感謝するのでした。充電切れ寸前のハカイザーにゼンリョクゼンカイキャノンを放ち、とうとうその正体を知るスーパーゼンカイザー。もう少し正体バレは引っ張るのかなと思っていたので、ここで判明するのはちょっと意外でしたが、同時にここでハカイザーが倒されなくてちょっと安心しました。その後、ゼンリョクゼンカイオーでの戦いを経て、ラスト。ここではジュランたちのやさしさと、それをくみ取った介人のやり取りに、彼らの結束の強さを感じました。素晴らしいチームワークと結束力ですね、ゼンカイジャーは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街のあちこちにびっくり箱が出現し、人々を混乱させる。ゼンカイジャーの武器もアイテムもびっくり箱化してろくに使い物にならない中、勝機を呼び込むのは、ゾックスら界賊一家の活躍だった!

 

次回はビックリバコワルドが登場するお話。ギャグ回っぽそうですが、なんとなく、ゼンカイジャーたちがとてもカッコよく見えるシーンが挿入されているような気がします。そして、人々の救出シーンがあるということは…、今回に引き続きゴーゴーファイブギアの出番あるか!?

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Twitter Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

Twitter https://twitter.com/CTF_bongore_A

Instagram https://www.instagram.com/bongore200706/