お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION』第29話 ちょっとした感想

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セツラ絶対守るマンと化したアブト

 

 


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光のレールで、ダークシンカリオンを東京駅に誘導する。全国の運転士諸君は。至急出発準備だ!今回の『新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION』は、サブタイトル通りテオティ内でヴァルトムによる一種の反乱がおきるお話。しかしそれよりも、セツラの誘拐を受けてどんどん殺気立っていき、やがてはダークシンカリオンに魅せられてしまったアブトの狂気が細かく描かれていました。

 

ダークシンカリオンを禁断のデビルモードと化させ、クリスマス商戦に合わせてシンたちと戦わせるという、悲しいながらも最高に盛り上がる展開をやりたのはわかりますが、そこまで持っていくために今回はドラマが若干ムリしていた印象。ダークシンカリオンに乗りまくっているアブトはもう普通ではないので、まあありえなくはない展開ではあったのですが、「そこでそうなるの!?」みたいな感じがありました。

 

なお、前回(第28話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

肝いりの作戦も失敗し、カンナギからの信頼を失ったヴァルトム。彼は半ばヤケを起こし、なんとテオティの王を暗殺して、目撃者であるセツラをさらって地球に逃亡します。それをもちろん観測していた超進化研究所は、ヤマカサに出撃待機を命令。現地で調査にあたろうとしていた彼に声をかけて足を引っ張ったのは、アケノでした。今回は序盤からクライマックスで、OPを挟んでアバンタイトルと冒頭のドラマで、ヴァルトムによる王の暗殺が描写。最初からガツンとくる大きな展開がきてビックリ。作画も尋常じゃないくらいの気合が入っており、ヴァルトムの覚悟と狂気が良く表現されていました。わざとOPを挟むことで直接的な描写を避け、かつそれにかかる描写自体も圧縮して時間を盗むことに成功しており、更生が素晴らしいなとも感じましたね。そんなヴァルトムは、目撃者であるセツラを誘拐して地球へ。九州・宝満山地下にあるブラックストーンのもとへと向かいます。それを察知した超進化研究所の指示で現地へ向かったヤマカサは、アケノと出会い、彼女に付き合わされるハメに陥るのでした。もう中の人が同じだったりその行動だったりで、アストレアと同一人物ではないかと思われているアケノ。ここでヤマカサを引き留めたのは、純粋にシンカリオンのことを知ろうとしたからなのかなぁ。だって、彼女にとって、ヴァルトムの行動を支援する義理もメリットもないですもんね。

 

カンナギの報せ等も受け、現地へ向かったアブト。そして宝満山地下のブラックストーンで、とうとうヴァルトムを発見します。セツラを取り戻そうとするアブトでしたが、それに対しヴァルトムは、あろうことか大量のデアボルを放ち、ブラックストーンごとセツラを攻撃。それを目の当たりにしたアブトの中でスイッチが入り、彼は鬼神のごとき強さを発揮してデアボルを殲滅、ヴァルトムを撤退に追い込むのでした。Aパート後半からアブトが登場。ダークシンカリオンで出撃した時は、いつもと変わらぬ様子でしたが、ヴァルトムの行動を目撃してから様子が一変。以前の戦いでは苦戦していたデアボルをあっという間に倒し、怒りのパワーでヴァルトムへと突進していきます。ここではアブトの豹変っぷりにも驚かされましたが、それ以上にヴァルトムの暴虐っぷりにより驚かされた感じ。この後の展開で生きていることが判明するものの、セツラごとブラックストーンが攻撃され崩壊した時は、マジでセツラが死んだと思ったからなぁ。「なかなか攻めた描写ぶっこんできたなぁ」と、本当にハラハラさせられちゃいましたよ。アブトがあんな感じになっちゃうのも、よくわかります。

 

生死不明となったセツラでしたが、偶然その場に居合わせたソウギョクの手で救出。彼女の処遇に困った彼が託した先が、シンたちのいる超進化研究所でした。鉄道博物館前で彼女を発見した彼らは、取り急ぎ保護。アブトのことばかり口にしていたため、スマット経由でシンはアブトにコンタクトを試みますが、それが逆にアブトの怒りを爆発させる結果になってしまいます。セツラを救ったのは、なんとソウギョク。彼女を介抱しただけでなく、超進化研究所大宮支部へ連れていくこととし、まだ克服できていない新幹線恐怖症に耐えながらも、現地へ向かいます。前作から通じて、今回最も男らしさを見せたソウギョク。前回の経験もあったことから、こうした行動に出たのでしょうね。あと、盛岡の行きつけの居酒屋で出された鍋の思い出もあったんだろうし…(これについても前回参照)。そんな彼の計らいで、鉄道博物館の前に連れてこられたセツラ。彼女を保護し、アブトへの手がかりをつかんだシンは、コンタクトを取るつもりでアブトのZギアにメッセージを送りますが、それが逆にアブトを怒らせることになるのでした。セツラの生存よりも、親友であるはずのシンに彼女をとられたと思い込むアブト。ここでの彼の怒りはわからなくもないけど、ドラマ展開としてはちょっと無理があるんじゃないかなぁとも感じました。一瞬だけでもいいから、まずセツラが生存していたことにアブトがホッとする描写が欲しかったですね。

 

もはや正常でなくなってしまったアブトは、ダークシンカリオンで大宮支部方面へ爆走。緊急事態だと判断した出水指令長改め出水総指令長は、全シンカリオンに出撃準備を命令。ダークシンカリオンを東京駅へ誘導し、東京駅中央迎撃システムを起動します。一番近いため最も早く現地に到着したシンたちの前に現れたのは、ただならぬオーラを放つアブトそしてダークシンカリオンの姿でした。驚異的なスピードで大宮へと向かうダークシンカリオンと、緊急事態の前に混乱をきたす大宮支部。彼らが通信を撮ったのは、超進化研究所の本部でした。総指令長として登場したのは、あの出水指令長。彼はこの3年の間に総指令長へと昇進し、超進化研究所のトップへと昇り詰めていました。出水総指令長が出てきた時は感動と同時に「やっぱりな」という思いがこみ上げてきましたね。そんな彼は、前作の時と同じく迅速かつ的確な判断と指示を披露。すぐさま東京駅にダークシンカリオンを誘導することとし、全シンカリオンに出撃を指示。そして数年ぶりに東京駅中央迎撃システムの起動を決断します。前作のカイレンとの最終決戦時と同じ流れになった、今回の終盤の展開。ということは、次回がダークシンカリオンとの最終決戦になるのはほぼ間違いないでしょう。これでようやく、アブトを取り戻せるのかな―!?

 

 

 

 

 

 


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狂気に取りつかれていくアブト、その結果、ついにダークシンカリオンデビルモードが覚醒してしまう。彼を救うには、以前から調整を重ねていた超Z合体しかない。立ち上がれ、シンカリオンZ E5ドクターイエロー

 

次回はいよいよ、ダークシンカリオンデビルモードとE5ドクターイエローが登場!最強合体ロボどうしの豪快な対決、これは絶対に見逃せませんね。そして、戦いの果てに待ち受けるものとは―?

 

さあ、第30話の感想記事は↓コチラだゼーット!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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