お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマントリガー』第16話 ちょっとした感想

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完全にとばっちりだったトリガーダークとの戦闘

 

 

 

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トリガーダークを食べようとしてる!?今回の『ウルトラマントリガー』は、アニメ脚本界でその名が知られる、植竹須美夫さんの登板回前編。イグニスの変身したトリガーダークの本格参戦、そしてヒュドラムが持ち込んだメツオーガの暴れっぷりなどが楽しめ、全体的に戦闘シーンが多めな一編になっていました。

 

多少矛盾を感じるところもありましたが、戦闘に次ぐ戦闘でテンションを常に上げる状態で30分走り切っていたのはGood。でも今回のトリガーとトリガーダークの戦闘、完全にトリガー側にとってはとばっちりな感じだったよね…。暴走してるから仕方ないとはいえ、もう少しバリエーションが欲しかったなぁ。

 

なお、前回(第15話)の感想記事は、↓コチラです

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

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トリガーダークとの戦闘、そしてその中で出現し、ヒュドラムによって目覚めさせられたメツオーガとの戦闘と、2つの戦闘をほぼ同時並行的に描いていた今回。ドラマパートはかなり少なめでしたが、これだけ戦闘シーンが多いと、詰め込みすぎるととっ散らかってしまうので、いい塩梅だったと言えるでしょう。でも、ヒュドラムが結局地球にメツオーガを持ち込んでたのは…何でなんだ?

 

前回、イグニスが変身したトリガーダーク。そのまま制御できず暴走した彼は、トリガーの制止でも全く落ち着く気配がなく、暴れ続けてしまいます。自然消滅する形でなんとか変身解除できたイグニスでしたが、翌日ヒュドラムとの戦いで再び変身します。今回はいきなり戦闘からスタート。イグニスは暴走しながらも体内でその自我は残っており、苦しみながらも制御しきれず暴れた末、消滅していきます。細かなシチュエーションは違いますが、このトリガーダークの暴走シーンは、どことなく『ティガ』のイーヴィルティガをほうふつとさせた印象。特に、トリガーの目の前で苦悶するシーンは、イーヴィルティガ登場直後のシーンを想起しましたね。このように一度痛い目を見ているにもかかわらず、翌日イグニスは再度トリガーダークに変身。しかし、制御できないのは昨夜と同じで、ヒュドラムの相手にもなりませんでした。ヒュドラムと対面し、怒りに燃えたからとはいえ、ここでトリガーダークに即変身するのはちょっぴり違和感。せめて一瞬だけでもいいから、イグニスの戸惑いの表情が欲しかったですね。

 

ヒュドラムは、昨夜のトリガーダークの破壊活動の際出現した卵に刺激を与え、メツオーガを誕生させることに成功。それは本能のまま暴れまわり、トリガーダークを地下空間へ引きずり込みます。ケンゴもトリガーに変身しますがメツオーガの強さの他、トリガーダークの暴走にも悩まされ、かなりの苦戦を強いられます。メツオーガ出現も、そもそもその卵を持ち込んだのも、全てヒュドラムの仕業。彼は、トリガーダークの相手にとメツオーガを誕生させ、差し向けます。ここら辺は勢いで進めていた感じがあったので、リアルタイム時はそれほど気になりませんでしたが、ヒュドラムがメツオーガをこのタイミングで誕生させたのはちょっと疑問。「獣には獣を」ということで差し向けたのはわかりますが、今回のラストでメツオロチに成長したのを見て「だから使いたくなかった」と言っています。自分でも制御できないものを、そんな安易に使ってよかったのか?まあヒュドラムにとっては、今の地球も滅ぼす対象の1つだから、メツオーガが暴れて滅んじゃったらそれはそれでってスタンスだったのかな…。そんな形で誕生したメツオーガは、まさに本能の赴くままに侵攻トリガーダークや続いて現れたトリガーをも追い詰め、ありとあらゆるものを食らい尽くしていきます。『タイガ』のラスボス怪獣だったウーラーのスーツ改造であるからか、特性に共通点の多いメツオーガ。最初は「リペイントしただけの改造って、70年代とかじゃないんだから…」と思っていましたが、劇中で活躍してるのを観ていると、意外に気にならなかったですね。

 

メツオーガの力で、再び地上に出たトリガーたち。相変わらずトリガーダークの妨害に苦しみますが、ここでナースデッセイ号がバトルモードになって援護。危機を脱したトリガーは、グリッタートリガーエタニティとなって、ナースデッセイ号とともにメツオーガを倒します。しかし、メツオーガは爆散せず、中から出てきたのは…。メツオーガとトリガーダークというダブルパンチに苦しんでいたトリガーを救ったのが、GUTS-SELECT。前回初登場のナースデッセイ号バトルモードが、トリガーダークをひるませグリッタートリガーエタニティへのタイプチェンジの機会を与えた他、なんと協力してメツオーガを直接撃破してしまいました。てっきりグリッタートリガーエタニティがグリッターブレードでフィニッシュするかと思ってたから、この展開は予想外。ナースデッセイ号の活躍がしっかり描けていてGoodでしたね。しかし、そうは問屋がおろさないと言わんばかりに、メツオーガはメツオロチへと成長。この強大な敵を、トリガーたちは倒せるのか―!?

 

 

 

◎特撮面

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トリガーダークと2回、そしてメツオーガと1回と、非常に戦闘パートが長くとられていた今回。ミニチュア特撮の見せ場はもちろんのこと、舞台も夜間や昼間の都市、そして地下空間と、多彩なものが用意されていたのが強く印象に残りました。戦闘シーンは多すぎるとだんだんダレてくるんだけど、今回はそんなことが全くなかったですね。

 

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夜の街に現れたトリガーダーク。トリガーはパワータイプとスカイタイプを駆使して応戦しますが、ホロボロスなどの怪獣キーを使ってパワーアップするトリガーダークは、トリガー以上のパワーとスピードを発揮します。トリガーダークが暴走の末消滅しなければ、トリガーは危ないところでした。トリガーダークの最初の戦闘シーンは、その強さはもちろん、苦悶する様子もしっかり表現されており、様々な意味での彼の苦しみがしっかり描写されていてGood。空から落下してビルをハデに壊す描写も、ミニチュア特撮の良さが出ていましたね。

 

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翌日。トリガーダークが今度はヒュドラムと戦う中で、ヒュドラムがメツオーガを誕生させ、それは市街地をやみくもに侵攻。錯乱しているトリガーダークが挑みますがほとんど歯が立たず、地下空間へと引きずり込まれていきます。ケンゴはトリガーに変身し必死に応戦しますが、戦局を大きく変えることはできずにいました。メツオーガとの戦闘シーンは、CG合成も相まって、とにかくハデで目まぐるしく状況が変わっていったのが特徴的。画面から与えられる情報量がかなり多く、それにより見ごたえのある戦闘シーンを作り出していました。地下空間での戦闘シーンは、光の当て方もかなり考えられており、特にトリガー登場シーンにおけるその輝き具合は、まさに美しいの一言。こだわりが感じられました。

 

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メツオーガの手で地上へと引きずり出されたトリガーは、直後自分で這い上がってきたトリガーダークの相手もしなければならなくなり、グロッキー状態。そんな彼のピンチを救ったのが、GUTS-SELECTの猛攻でした。これにより出来たスキで、トリガーはグリッタートリガーエタニティへとタイプチェンジし、グリッターブレードを使ってメツオーガにエネルギーを食わせまくることに成功。そこへナースデッセイ号バトルモードの攻撃が炸裂し、メツオーガは撃破された…かに見えましたが―。さすがのトリガーでも、トリガーダークとメツオーガを同時に相手するのは厳しいところ。トリガーダークは暴走度合いが加速し、トリガーの顔をつかんでビルに叩きつけるという荒業を見せます。前回の次回予告でも使われていたシーンですが、やっぱりこれのインパクトは強烈。しかもこのあと、トリガーダークの攻撃でビルが消し飛びますから、もう観てる時はただただ圧倒されるばかりでした。いやぁ、これのインパクトは凄まじかったぞ…。このように大ピンチに陥るトリガーでしたが、GUTS-SELECTの奮闘で形勢逆転。しかし、戦いはまだ終わってはいませんでした。最後の最後で登場した、メツオーガの成長体:メツオロチ。『オーブ』のマガオロチのリペイントだけど、メツオーガと同じでガラッと印象が変わっていましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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メツオーガから誕生し、侵攻を続けるメツオロチ。これを倒すべく、GUTS-SELECTの一大作戦が決行された!そして介入してくるトリガーダーク。かつてない危機を前に、ケンゴたちはメツオロチを倒すことができるのか?

 

次回は今回の後編。メツオロチとの対決が描かれ、そのカギになるのがガッツファルコンだそうです。トリガーダークの暴走はまだ続きそうだけど、こちらの決着はもう少し先になりそうかな…。

 

↓第17話も、スマイルスマイル!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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