お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機動武闘伝Gガンダム』ちょっとした感想 巻之一(第1~3話)

今回は、機動武闘伝Gガンダム』の感想記事第1回目です。

 

史上初の「アナザーガンダム」作品となった『Gガンダム』。『V』からのあまりにも大胆すぎる方向転換は、観ている私もかなり戸惑いましたが、じょじょにその中に流れるアツいストーリー、そして息づいている「ガンダムシリーズ」のスピリッツをしっかりと感じ取ることができ、これはこれで“ガンダム”の名を受け継ぐにふさわしい作品だなと感じました。一見毛並みが違うように見えて、ある意味『ガンダム』らしい作品である『G』の世界を、ともに楽しんでいきましょう!

 

なお、キャラクターとモビルスーツについては、↓下記公式HPをご参照ください。

www.g-gundam.net

 

また、前作(機動戦士Vガンダム)の総括感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

第1話「G(ガンダム)ファイト開始!地球に落ちたガンダム

1994年4月22日放送
登場した敵他:ネロスガンダム/ミケロ・チャリオット(ネオイタリア)

「どうして、あんなのが国の代表になっちゃったんだろう?」「…強いからだ。」


STORY:皆さんお待ちかね!いよいよ、第13回ガンダムファイトの時期となりました。各国代表が、母なる地球の故郷に降り立ちますが、その中の1人、ネオジャパン代表:ドモン・カッシュは、ネオイタリアに降り立っていました!そこで人探しを始めたはいいものの、不幸にも、ネオイタリア代表:ミケロ・チャリオットと因縁ができてしまうのです。そして、ファイト開始のゴングが鳴る前に始まる非公式戦!今回のガンダムファイトは、波乱の幕開けだぞーッ!


様々な事情が重なり、前作『V』から大きく方向転換し、初のアナザーガンダム作品となった『G』。その第1話は、作品の世界を描写しながら、ドモンの強さと抱える謎を散りばめ、RPG格闘ゲームや西部劇をミックスさせたような、全体的にハデなんだけれどもどこか暗い影を感じる、シンプルながらアツいドラマが展開されました。しっかし、本当に大胆すぎる方向転換だなぁ。放送当時はこの直前に3週間特番を挟んでいたんだけど、それでも当時この第1話を観たファンたちの戸惑いは、凄まじかったであろうことが容易に想像できました。

 

4年に1度開かれるガンダムファイト。その第13回目の開催が迫り、各国代表が自分たちの国があった地へと次々に降下。しかしその中で1人、自分の国ではないネオイタリアを目指す男:ドモンがいました。彼は立ち寄った酒場で人探しをはじめ、宝石を物色していた子供たちと出会いますが、直後バーのマスターの連絡を受けたミケロ一味のマフィアの連中が到着。小競り合いとなりますが、ドモンは1人で連中全員を相手にし、圧勝するのでした。『G』の第1話は、そのドラマ展開も今までの作品とは一線を画しており、ほとんど世界観の説明が無いままスタート。荒廃した地球とすさんだ世界が描写され、現地のベルチーノ刑事やミケロの語り等で、ポツポツと今の状況が語られ、そして『G』の世界がだんだんどんなものなのかわかっていく形になっています。地球はすっかり荒廃し、多くの人々がコロニーへと移住している状況ですが、ガンダムファイトのリングになった今でも、地球に住んでいる人たちが存在。しかも、警察という治安維持の組織がある程度機能していることから、現地に住んでいる人間は意外に多いようであることが窺えます。もしかして、コロニーへと移住した人々って、一定水準以上の裕福な人たちだけなのかなぁ。もしそうなら、ものすごい格差社会だ…。そんなネオイタリアで、ただ1人歩く日本人が。彼こそが主人公でありネオジャパン代表のドモンであり、行方不明となった兄を探していました。序盤でのドモンのセリフはほとんどなし。見た目が明らかに格闘家なのに(実際ガンダムファイターだけど)、どこかミステリアスな雰囲気を漂わせているのがGoodです。

 

騒ぎを起こしたせいで、ベルチーノに逮捕されてしまったドモン。レイン・ミカムラのおかげで事なきを得ますが、彼の表情は一向に晴れることはありませんでした。やがて、少年たちと再会した彼らは、近くのホテルで一泊しようとしたものの、そこでミケロのネロスガンダムの襲撃に遭遇。レインのとっさの判断で攻撃を回避しますが、少年たちの1人:少女ソフィアがミケロに誘拐されてしまいます。ベルチーノは今回の中で比較的まともな登場人物ですが、それでも粗野な行動や言動が目立つ刑事。街が荒廃してるせいで、現地の人間もすっかり荒んじゃってるんだね…。そんな彼の下から、レインのおかげで釈放されたドモンは、一晩明かすため宿探し。ところが、そこでミケロの襲撃を受け、ネロスガンダムによりソフィアが誘拐されてしまうのでした。本編で最初に明確な姿で登場したのは、ドモンのシャイニングガンダムではなく、敵であるミケロのネロスガンダムシャイニングガンダムの登場をギリギリまでお預けにするドラマ展開が、視聴者を惹きつけてくれていましたね。

 

ドモンたちを部下の刑事:メジナに見張らさせ、ガンダムファイターの力を借りずに事件を解決しようとするベルチーノ。しかし、ドモンはメジナをぶちのめし、ミケロとの約束通り1人で現れます。その後、ベルチーノの不用意な発砲やミケロの部下たちの攻撃により、ソフィアを縛っていたロープが千切れて落下。ドモンはそれをすんでのところで救い、ミケロがネロスガンダムを出してきたことから、彼自身もシャイニングガンダムを召喚するのでした。ベルチーノからの言いつけがあったものの、そんなことをハナから守る気がないドモンたち。すぐにソフィア救出に向かい、銃弾の雨あられをかいくぐって彼女を救出。おまけに、その銃弾をすべて両手の指で受け止めて見せます。「主人公が活躍し捕らわれの子供を救う」という超王道展開が繰り広げられますが、これがメチャクチャカッコいい!特に、救出直後、銃弾を受け止めて手の甲にキング・オブ・ハートの称号が浮き出てくるさまは、もうほれぼれしちゃいました。まだどういうキャラなのかつかみきれてないけど、「キメる時はキメる」って感じのファイターだなぁ、ドモンは。

 

公式戦開幕前である一方、2体のガンダムが地球上で対峙したため、ガンダムファイトが開始。ドモンのシャイニングガンダムは、最初こそ防戦一方でしたが、真正面から攻撃を仕掛けるワンパターンな戦法に彼が屈するはずがなく、ベルチーノたちを守りながら、必殺技:シャイニング・フィンガー一閃!頭部を破壊されたネロスガンダムは失格となり、ガンダムファイターの資格を失ったミケロはベルチーノたちの手で逮捕。兄の行方はつかめなかったものの、ドモンは事件を解決し、いずこへと去っていくのでした。終盤でいよいよ、シャイニングガンダムとネロスガンダムの戦闘が開始。同時に、ベルチーノがソフィアたちに語る形で、ガンダムファイトの概要が説明されます。ガンダムファイトが基本的に「ガンダムの格闘戦」で展開されることから、手に持つ武器を使うことはほとんどせず、徒手空拳でお互い戦っているのがとても新鮮。しかも両者グイグイ動くもんですから、見ごたえも迫力も十分でした。ネロスガンダムはその火力でシャイニングガンダムを追い詰めようとしますが、真正面からしか攻撃してこないうえ、その攻撃もワンパターンなので、ドモンは早々にそれを攻略。最後は同じく真正面からシャイニング・フィンガーをお見舞いし、ネロスガンダムの頭部を握りつぶして勝利します。この後の、ドモンとベルチーノのやり取りもなかなかイカしたものでGood。ベルチーノ、単発回のゲストキャラにするには惜しいくらいの濃いキャラクターだったなぁ。

 

 

 

第2話「唸れ!夢を摑んだ必殺パンチ」

1994年4月29日放送
登場した敵他:ガンダムマックスターチボデー・クロケット(ネオアメリカ)、スカッドガンダム、マーフィー、ブッシ

「さあ来い、世界中のガンダムファイター!俺の上には、誰も立たせん! I am…champion!」


STORY:皆さんお待ちかね!ネオアメリカ代表:チボデー・クロケットが、ニューヨークの街に帰ってきました。己の拳で成り上がってきた彼に興味を持ったドモンは、ボクシングの試合に乗じて、彼にガンダムファイトを申し込むのです!ところがどっこい、この戦いを妨害するのが、チボデーを利用せんとするネオアメリカ国防総省の役人ども。ドモンを別の場所に誘導して、チボデーを介入させずに倒そうとするではありませんか!これには、チボデーも怒り爆発!ファイター魂が炸裂するぞ!

 

のちにドモンの仲間となる、チボデーの初登場回。一般的なアメリカ人のイメージと、アメリカンドリームを体現したような、豪快なその性格と振る舞いは、彼のモビルファイター:ガンダムマックスターとともに、強烈なインパクトを残してくれました。キャラがとてもいい感じだったからこそ、ガンダムファイトでもシャイニングガンダムといい勝負を繰り広げてほしかったですが、意外にあっさり敗北。まあ、まだ始まって2話だし、主役機の大ピンチを描くのはまだ早い…って思われたのかなぁ。

 

ガンダムファイト開幕に伴い、故郷ニューヨークの街へと帰ってきた、ネオアメリカ代表:チボデー。熱烈な歓待を彼が受ける中、その様子をTV中継で観ていたドモンは、彼に興味を持ちます。今回の冒頭で、ナレーターキャラ(というべきか?)のストーカーにより、「ガンダムファイト」の概要とそれまでの歴史が解説。今までの「ガンダムシリーズ」に対してかなり異質な設定のそれですが、あくまでもその本質が「各国間の戦争」であるとしているのが、きちんとシリーズのエッセンスを受け継いでいるなと感じました。そんな解説パートを経て、本編はチボデーの登場シーンからスタート。彼はコロニーだけでなく地球のネオアメリカ人からも愛されており、ハデなパレードをしていました。前回の描写だと、ガンダムファイトは地球の人からは歓迎されていないような感じだったけど、そうでもないんですね。地域によるのかな?ちなみに、ここで初登場したチボデーは、終始行動も発想も大胆で、かつ豪快な人物として描写。態度がかなりデカいのですが、不思議とイヤミが無いのが特徴的です。純粋に強さを求めるファイターだし、なんだかんだで彼から“悪意”を感じないんですよね。

 

予定されていたチボデーのボクシングの試合に潜入し、リングの上でガンダムファイトを申し込むドモン。彼の予期せぬ攻撃と挑戦を受けたチボデーが、それを受けないわけがありませんでした。その後、チボデーからパンチを食らった箇所の痛みに苦しんでいたドモンは、チボデーをガードしていた国防総省のエージェントたちに遭遇。レインのおかげでピンチを切り抜けますが、彼らのボスであるダグラスは、次なる一手を用意していました。チボデーギャルズの1人:バニー・ヒギンズを洗脳した彼は、彼女をドモンに差し向けます。チボデーにガンダムファイトを申し込もうと思い立ったドモンは、ボクシングの試合に乗り込み、本来の対戦相手を倒して代わりに出場。試合開始のゴングが鳴る前に、チボデーにアッパーパンチを食らわせ、ガンダムファイトを申し込みます。前回とは打って変わって、強烈な登場をしたドモン。こうすればチボデーが必ず乗ってくると踏んだのだろうということはわかるけど、市民たちから批判食らうことは何とも思ってないんですかね…。こうしたやり取りを経て、堂々と退場するドモンでしたが、チボデーから食らった反撃パンチが効いており、身体の動きが鈍っている状態。そんな中で、ダグラス配下のエージェントからの襲撃を受けてしまいます。ダグラスたちは、チボデーをガンダムファイトで優勝させることで、自分たちも手柄を立て成り上がろうとしている様子。でも、後々の描写で、堂々とドンパチやってドモン潰しをやろうとしてるのが皆にバレちゃってたし、なんかやってることガバガバだったよな~。

 

ダグラスの罠に引っかかったとも知らず、指定された場所にやってきたドモン。そこでは国防総省の所属の可変モビルスーツ:マーフィーが多数待機しており、その攻撃を受けてしまいます。しかし、そこへすぐにチボデーのガンダムマックスターが駆け付け、ドモンは危機を脱出。シャイニングガンダムを召喚し、彼とともにダグラスの陰謀を粉砕します。後半からは、戦闘がお話の中心に。ダグラスの手で、本来とは別の場所(マンハッタン無人地区)におびき出されたドモンは、そこで彼らの襲撃を受けるハメに。シャイニングガンダムを召喚する間もなく、さすがに生身では攻撃を回避するだけで精一杯でしたが、そこへガンダムマックスターが登場。レインの話でダグラスのたくらみを知ったチボデーが、駆け付けてくれたのでした。そして、ここからドモンの反撃も始まります。ドモンは騙され、チボデーはせっかくのガンダムファイトを台無しにされたことから、2人ともダグラスに怒り心頭。フルパワーで暴れまわる2大ガンダムの前に、国防総省の武力は全く歯が立ちませんでした。『G』の世界では、モビルファイターとは別に、軍事用兵器としてモビルスーツが製造されている様子。しかし、モビルファイターには全然力及ばず、ほぼ一方的にやられていました。冒頭解説があった通り、ガンダムファイトが戦争ならば、モビルファイターはそれに出撃する代表兵士みたいなものだからなぁ。そりゃ、通常兵器以上の強さを持ってるのは、当たり前ですよね。

 

マーフィー部隊を倒したチボデーは、今度は自分からドモンにガンダムファイトを申し込み。これにより、ようやくシャイニングガンダムガンダムマックスターの対決が始まります。ガンダムマックスターはなかなかの強さを誇りましたが、シャイニングガンダムのシャイニング・フィンガーの前に完敗。夢破れる形となったチボデーですが、彼はその時、自分を応援してくれる人々の存在を改めて感じるのでした。終盤で実現する、シャイニングガンダムガンダムマックスターの戦闘。『G』が始まってまだ2話ということもあったか、シャイニングガンダムの苦戦シーンはほとんど描かれず、ガンダムマックスターにストレート勝ちしていました。ガンダムマックスターのギミックはとても面白く、通常だとアメフト選手のような見た目をしていますが、両肩アーマーをボクシンググローブのように使うことが可能で、これを使用すると見た目が一気にすっきりし、ボクシング選手のような見た目に変化します。最初は「ザ・アメリカって感じのド直球なデザインだなあ」と思って観ていましたが、この戦闘シーンでの見た目の変化に驚き。よく練られたデザインだなと感じましたね。そしてラスト、ドモンに敗北したことで、夢破れたチボデー。しかしドモンは、そんな彼に、不器用ながらも優しく語り掛けます。それを受けチボデーは、再起どドモンへの再戦を誓うのでした。ガンダムファイト国際条約によれば、優勝への夢を持っていれば決勝リーグに進むことができるらしい。なんてガバガバなルールなんだ!…と思ったけど、アツいしーんだったから、まあいいか!

 

ドモン「ガンダムファイト・国際条約第3条!『優勝への夢を持っていれば、何度でも立ち上がり、決勝リーグへ進むことができる』!」

 

 

 

第3話「倒せ!魔神ドラゴンガンダム

1994年5月6日放送
登場した敵他:ドラゴンガンダムサイ・サイシー(ネオチャイナ)

「それじゃあ、お前が!?」「大当たりぃ!おいらが本物の、サイ・サイシーだ!」


STORY:皆さんお待ちかね!兄の行方を求め、ネオチャイナにやってきたドモン。しかしそこでは、国の代表のドラゴンガンダムが、なんと盗賊稼業に染めていたのです!ドモンは、少林寺の僧:恵雲と瑞山から依頼を受け、ドラゴンガンダムを倒すことになりますが、道中で出会った少年に振り回され、盗賊のアジトに潜入できたものの苦難続き。そして、少年の手でアジトから脱出を果たした時、彼は、少年こそがサイ・サイシーであると知ったのです!仕切り直しのガンダムファイトが、ここで開幕だぁ!

 

『G』のレギュラーメンバー2人目:サイ・サイシーのデビュー回。彼が最終的に仲間入りをすることは、OP映像等でも明らかなのですが、終盤まで明かされない彼の本名、そしてドラゴンガンダムを取り戻すためにあらゆる手段を講じるため、ギリギリまで敵か味方か判断しかねる行動をとるそのトリッキーさが、ドラマをとてつもなく面白くしていました。サイはかなりお調子者で快活な少年ですが、前回のチボデーと同じく、不思議と悪い印象を抱かないのが魅力的。ちゃんとその行動に意味があり、またなんだかんだで結局ドモンを助けていたから…かな。

 

兄の行方を求めて、今度はネオチャイナの地を踏んでいたドモン。彼が訪れた村は、地元の盗賊団:黒龍団に荒らされており、なんとそれはドラゴンガンダムを所有していました。団を退けた翌朝、ドモンは地元少林寺の僧:恵雲と瑞山から、ドラゴンガンダムとそのパイロット:サイの抹殺の依頼を受けることに。一度は断ろうとしましたが、レインが人質に取られそうになったため、やむを得ず引き受けることにするのでした。黒龍団は、地元を荒らしまわっている、万里の長城を根城としている盗賊。もともと簡易な機動兵器を持っていたようですが、ドラゴンガンダムを手に入れてからは、その暴れっぷりがヒートアップしていました。でも、ドモンにやられていたあたり、構成員1人1人はそこまで強くなさそう。まあ、ドモンが世界トップクラスのファイターってこともあるからかな…。そんな彼に、ドラゴンガンダムを倒し中のパイロット:サイを殺すよう依頼してきたのが、恵雲と瑞山。ドラゴンガンダムにサイが乗り込んでいると思いこんでいた彼らは、道を外れてしまったサイにけじめをつけさせようとしていました。実は、この時ドラゴンガンダムに乗っていたのは、黒龍団のボス:飛龍。地球への降下中の事故で、サイは別のところに降下しており、その間にドラゴンガンダムを奪われていました。しかし、そんなことを恵雲たちが知る由もなく、ドモンは半ば彼らから脅迫される形で、ドラゴンガンダム討伐に向かいます。レインを人質にとるそぶりを見せ、ドモンに迫る恵雲たち。この後、本当は人質にとる気なんてなかったことが明かされますが、僧侶がそんな手を使っていいのか…?

 

竹林の中を進むドモンは、途中道のど真ん中で眠る少年に遭遇。彼のペースに乗せられる形で、ともに黒龍団のアジトに向かうことになったドモンは、途中の村で一泊することにします。その夜、宿泊した村も黒龍団によって襲撃。ドモンは少年とともに何とか生き延びますが、自分のミスで、コア・ランダーを相手に強奪されてしまいます。Aパート後半でドモンが出会う少年こそ、ドラゴンガンダムの真のガンダムファイターであるサイ。しかし彼は、終盤までそれらのことを明かさずに立ち回るため、これがドラマを面白くしてくれています。そんな彼は、ドモンの制止を無視してコア・ランダーに乗り込んだり、勝手に厨房の手伝いをすると約束してタダで宿泊させてもらったりと、やりたい放題。しかし、不思議とマイナスな印象はありませんでした。なんだかんだでドモンのためになってるからかなぁ。このように、順調に(?)黒龍団のアジトへ向かっていた2人でしたが、その夜またもその襲撃を受けることに。ドモンは自力で脅威を排除しますが、自分のミスでコア・ランダーを強奪されてしまいます。侵入してきた相手を蹴り飛ばしたはいいものの、相手が落下した先は偶然コア・ランダーの上。これにより奪われてしまいます。ちょっと間抜けにも見えるけど、まあこれは仕方ないよ。

 

とうとう黒龍団のアジトに到着したドモンたち。ところがここで、サイの行動により、ドモンは門番に見つかって捕らえられてしまいます。しかし、これもすべてサイの作戦の一環。彼はドモンを牢屋から解放して脱獄を助け、自身はドラゴンガンダムに乗ろうとする飛龍を一撃で倒して奪還に成功。ドモンもコア・ランダーの奪還に成功し、黒龍団を壊滅に追い込みます。Bパートになると、サイのトリッキーな行動が連続。すべてはアジトに潜入しドラゴンガンダムを奪還するためなのですが、そんな事情を知らないドモンは、彼のせいで拷問されるわ牢屋にぶち込まれるわと散々な目に遭います。ここで興味深いのは、これらに対してドモンがほとんど怒っていないこと。多少悪態をつくなど、静かにその怒りを見せるものの、思い切りつかみかかったりなどということはしませんでした。牢屋のシーンにおいて、早い段階で「全ては作戦だ」とサイが明かすということもあるからでしょうが―それだけではなく、ドモン自身の人柄の良さもあるのでしょう。そんな彼は、サイのおかげで脱獄を果たし、黒龍団の構成員たちを一網打尽。残る飛龍もサイにやられ、黒龍団はあっという間に壊滅してしまいます。世界トップクラスのガンダムファイターの手にかかれば、地方の盗賊なんざこんなものですよね。

 

サイの正体を知り、ドラゴンガンダムが元の持ち主に戻ったことを知ったドモン。そのサイからの挑戦を受け、彼はシャイニングガンダムを召喚します。2人は万里の長城で激戦を繰り広げ、結果両者引き分けにて戦いは終了。サイは恵雲と瑞山の下でさらなる修行に励むことになり、ドモンとレインは、そんな彼を微笑みながら見送るのでした。Bパート終盤で、ようやくシャイニングガンダムが登場。今まで以上に激しい戦いを繰り広げ、両ガンダムの魅力がとてつもなく炸裂していました。前回のガンダムマックスターは終始シャイニングガンダムに押され気味でしたが、ドラゴンガンダムはむしろ戦いを優勢で進める形に。最終的には、スキを突かれてシャイニング・フィンガーを食らいそうになりますが、それでもただでは終わるまいと、最後の一手を隠し持っていました。かなりの強さと快活さを持つ、サイそしてドラゴンガンダム。彼が仲間になれば、きっと頼もしい味方になってくれることでしょう。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第4話から第6話をご紹介予定です。『機動武闘伝Gガンダム』!次回もこのブログで、レディ・ゴーッ!!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

機動武闘伝Gガンダム』の本編は、各種サイトで公式配信中!↓コチラもチェックだ!

 

 

 

 

 

ガンプラ Pick Up!

Gガンダム』に登場したモビルスーツガンプラの一部を、ピックアップしてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Twitter Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

Twitter https://twitter.com/CTF_bongore_A

Instagram https://www.instagram.com/bongore200706/