お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機動戦士ガンダム00』ちょっとした感想 CB-013(2ndシーズン第10~12話)

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今回は、機動戦士ガンダム00』の感想記事13回目です。

 

今回ご紹介の3話では、ダブルオーガンダムの強化形態であるダブルオーライザーが初登場。その尋常じゃない強さは、視聴者の印象に強く残ると同時に、刹那であればリボンズたちイノベイターにも正面から対抗できるかもと感じさせてくれました。そうした戦闘面だけでなく、アロウズの衛星兵器:メメントモリが火を噴いたり、沙慈とルイスが互いに相手時寧にいることを知ったりと、なかなかハードなドラマも展開。物語は、ここから後半戦へと向かっていきます。

 

なお、前回(2ndシーズン第7〜9話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

2-#10「天の光」

2008年12月7日放送

登場した敵他:メメントモリガラッゾ(ブリング機)

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「これが…イオリアが予言した、ツインドライブの」「真の力だというのか!?」

 

STORY:中東への締め付けを強める連邦に対し、カタロンは有力国であるスイール王国との共闘を思いつき、交渉を開始した。同じ頃、刹那たちソレスタルビーイングは、宇宙にて新型モビルスーツガラッゾの襲撃を受け、ダブルオーガンダムはまさかの実質的に敗北してしまう。一刻も早く、ロールアウトした支援機:オーライザーを受け取るため、ラグランジュ3に向かった刹那たちは、イアンと合流しテストを開始するが、その間衛星兵器メメントモリが火を噴いており―。

 

前回のラストで姿をチラ見せした支援機:オーライザーがついにそのベールを脱ぐとともに、アロウズの新兵器:メメントモリが容赦ない攻撃を見せるお話。サブタイトルになっている「天の光」とは、トランザムシステムによりまばゆい光を放つダブルオーライザーと、メメントモリの粒子レーザーのダブルミーニングなのでしょう。メメントモリのような兵器を野放しにしていたら、カタロンをはじめとする反政府勢力はおろか、ソレスタルビーイングでもかなり反撃が難しくなるけど、どう攻略していくのでしょうか。

 

連邦の情報統制等、あらゆる締め付けが強くなる中でも、まだ抵抗の意思を見せる国々の多い中東地域。その中でもスイール王国は、特に大きな国力を持つことから、クラウスはスイール王国首脳陣と会談し、共闘を取り付けることを支部長のマハルに提案します。カタロンが再び反撃のための行動に出る中、マリナは相変わらず戦いを避けることを訴えており、その態度にシーリンは―。序盤ではアバンタイトルにて大学時代のスメラギ(弱冠17歳で卒業間近!)を描き、その後カタロンの新たな行動の描写へと移行。大学時代のスメラギの描写では、彼女がなぜ戦術予報士を志したかや、当時から憧れだったカティとの接触シーンが挿入されており、短いながらもスメラギの背景や人となりがわかる、重要な描写になっていました。「戦争根絶が難しいから、戦術によって早期に戦いそのものを終わらせる」というのは、確かに合理的ではありますが、同時にある種残酷な発想でもありますよね。そんなシーンを経て、続いて挿入されるカタロンの描写では、シーリンたちの会議シーンを通じて、現在の中東情勢とスイール王国の立ち位置が解説。カタロンがスイール王国を頼るのは自然なことですが、一方でマリナは未だに戦うことに反対し続けていました。マリナの言うことも一理あると言えばそうなのですが、ここまで追い込まれている状況で理想論を語られても、シーリンたちには響かないよね…。

 

宇宙を航行していたプトレマイオス2に、超高速で近づく1つの機影が。それはイノベイターの1人であるブリング・スタビティの駆るガラッゾでした。修理を終え出撃可能だったダブルオーガンダム/刹那が出撃し応戦しますが、相手の動きについていくのがやっと。そのうえ、GNフィールドで攻撃を防がれるわ、GNソードⅡを破壊されるわと、窮地に立たされます。なんとかケルディムガンダム/ロックオンたちの援護によりガラッゾを撤退に追い込みますが、本件を受けてスメラギは、急ぎラグランジュ3にいるイアンと合流することを決めるのでした。Aパート後半では、ダブルオーガンダムガラッゾの戦闘が描写。どちらもGNドライヴガラッゾは疑似太陽炉)を搭載しているため、超高速バトルが展開されており、文字通り目に留まらぬ速さで戦闘が進行していきました。このあとオーライザーが登場し、次回以降ダブルオーライザーが活躍していくことになるとはいえ、ダブルオーガンダムが有効な反撃をほとんどできずに敗北したのは、衝撃的でしたね。2クール作品としては、タイミング的にちょうどいい時期だというのはわかるのですが、1stシーズンでガンダムエクシアがかなり長い期間粘って第一線で活躍し続けてきたことを思うと、なんだかなぁという感じです。ダブルオーライザーの本格的な活躍に、期待ですね。

 

ラグランジュ3にたどり着き、イアンに再会した刹那たち。彼の妻=ミレイナの母であるリンダの若さに驚きながらも、彼らはダブルオーガンダムの支援機:オーライザーと、アリオスガンダムの支援機:GNアーチャーを目の当たりにします。そして始まる、ダブルオーガンダムオーライザーの合体=ダブルオーライザーテスト。イアンの想定通り、ダブルオーライザーは安定した高出力を見せますが、やがて彼の想定を大きく超える出力を見せて…?Bパートでは、オーライザーのほかGNアーチャーが刹那たちに初お披露目。その後の、ダブルオーライザーのテスト運用では、イアンたちの想定を大幅に上回る出力を見せたことで、ツインドライヴの強大なパワーに、刹那たちは舌を巻くことになります。ダブルオーライザートランザムシステムを発動させた場合のパワー出力は、通常時に対して290%とという驚異的な数字。想定の3倍近くの出力ですが、それでもダブルオーライザーそして搭乗している刹那の状態は依然として安定しており、ダブルオーガンダムの持つポテンシャルの高さに驚かされました。これだけのパワーがあって、トランザムシステムを発動しても運用が安定しているのなら、今後アロウズとの戦闘でも有利に事を進められそうだなぁ。トランザムシステムにタイムリミットがあるのが難点ですが、これだけダブルオーライザーの出力が強ければ、しばらくは大きな弱点にはならないでしょう。ちなみにこのシーンでは、新キャラとして、イアンの妻であるミレイナや、留美のスカウトで加入したというアニュー・リターナーが登場。ミレイナは、イアンとかなりの年の差婚であり、それを茶化す描写もありましたが(真っ先にそれを言うのがアレルヤなのがちょっと意外)、一方でアニューは、見た目がリボンズイノベイターに似ていることから、ちょっと油断ならないかなぁという印象を受けました。穏やかで実直だから、そのまま味方でいてほしいけど、どうなるかなぁ。

 

地球軌道上に浮かぶ人工衛星メメントモリに到着したグッドマンは、アーバを付き従えながら、砲口を地球へと移動。照準としてセットされたのは、スイール王国の王宮でした。ちょうどこの頃、スイール王国首脳陣とマハルが会談しており、共闘を取り付けることに成功していましたが、メメントモリより放たれた粒子ビームにより、全員即死。さらに、その衝撃波は近くに駐留していたセルゲイの元にまでおよびます。ダブルオーライザーのテスト中の粒子加速の影響により、マリーはそれを感じ取って―!ダブルオーライザーのテストと同時並行で描かれるのが、メメントモリによるスイール王国への攻撃。上空から高出力の粒子レーザーで敵を撃ち抜くというのは、まさに禁忌の手法であり、これによりスイール王国の首都は壊滅し、交渉を行っていたマハルそしてスイール王国首脳陣も死亡します。グッドマンが、今回序盤から言っていた「神の雷」とは、このメメントモリのこと。確かに単純なレーザービームではなく、ややジグザグを描きながら着弾するさまは、雷のように見えますね。そしてこの兵器、形は違えど、立ち位置が宇宙世紀コロニーレーザーみたいな感じだよなぁ。このアロウズによる横暴に、地球から遠く離れていたソレスタルビーイングはさすがにすぐには気づけませんでしたが、ダブルオーライザーのテストの差異発生した粒子加速の中で、マリーがそれとセルゲイの危機を察知。またアレルヤもそれを察知したようですが、同時に隠れていたハレルヤの人格も露出していました。2ndシーズンになってから、すっかり鳴りを潜めていたハレルヤが、久々に登場。1stシーズンの最終回でアレルヤと同化したかと思っていましたが、そうではなかったんですね。

 

 

 

2-#11「ダブルオーの声」

2008年12月14日放送

登場した敵他:ガデッサ(リヴァイヴ機)、ガラッゾ(ブリング機)、アヘッド、メメントモリ

「俺たちが破壊する…俺たちの、意思で!」

 

STORY:アロウズによるメメントモリの使用は、ソレスタルビーイングにも大きな衝撃を与えた。ティエリアの告白により、全てを裏から操らんとするリボンズイノベイターの存在を知ったスメラギたちは、アロウズの手がラグランジュ3にも近づきつつあることを察知し、拠点の放棄を決意する。しかし、その判断は一歩遅く、撤収中にアロウズの襲撃を受けることになってしまう。カティの巧妙な戦術と、リヴァイヴらの猛攻を前に、劣勢を強いられる刹那たち。反撃の鍵となるのは、やはりオーライザーなのか。

 

刹那たちがついにイノベイターの存在を知ると同時に、1stシーズンからソレスタルビーイングの拠点の1つとして登場してきたラグランジュ3が襲撃されてしまうという、2ndシーズンの折り返し地点にふさわしいお話の前編。カティの作戦にやられ、ソレスタルビーイングは極限まで追いつめられることになりますが、ついに戦場に出たダブルオーライザーの活躍により、幾分か巻き返すことに成功していました。そして、それのトランザムシステム発動に伴う粒子加速により、とうとう沙慈とルイスが、互いが相手側にいてこの戦いに関わっていることを知ることに。2人の行く末も、どうなるのでしょうか。

 

前回、メメントモリの攻撃により、その命を散らしたマハル。クラウスたちもそのことを知り、ソレスタルビーイングからの連絡が確認できない中、自分たちの宇宙部隊だけでメメントモリを破壊するために行動を起こします。一方、当のソレスタルビーイングは、やや遅れてメメントモリの攻撃のことを察知。メメントモリ破壊のためにこちらも行動を起こそうとしますが、ティエリアがそれに待ったをかけ、行動を起こす前に自分の知っているイノベイターにかかる情報を共有するのでした。序盤にて、とうとうティエリアは、前々回で自身が知ったイノベイターに関する情報を共有。これにより刹那たちも、黒幕として暗躍する彼らの存在を知ることになります。4年前からイノベイターが活動していたことを知り、驚く彼ら。時代の捨て石になるかもしれないという事実を突き付けられた形でしたが、それでも誰1人として、イノベイターそして連邦に抵抗しないという選択をする者はいませんでした。ティエリアはこの事実により、ソレスタルビーイングが戦意喪失するのではないかと危惧していたようですが、実際には皆闘志がみなぎり、誰1人弱音を吐く者はいませんでした。ティエリアは、リボンズたちに「ソレスタルビーイングイオリアの計画の一部だが、途中で滅びる運命である=存在のよりどころとしていたイオリアの計画に、自身の存在を否定された」と言われたことにショックを受けていましたが、一方で刹那たちのマインドは、「イオリアの計画云々ではなく、戦争根絶を実現するために自律して動く」になっており、これがティエリアの最初の反応と180度違う形になった原因になったといえるでしょう。自分たちの存在意義を、自分たちで作り出す。彼ら自身が認知している通り、とっている手段は決して良いものではないですが、彼らの絆や心がそう簡単に折れることはないでしょう。刹那たちの、精神面での大きな成長を感じさせる描写でしたね。

 

カティの部隊は、ラグランジュ3にソレスタルビーイングの本拠地があると見て接近。名乗りを上げたリヴァイヴとブリングに指示し、ソレスタルビーイングを叩く作戦行動を開始します。Aパート終盤で、カティの今回の作戦が開始。このあとの作戦展開において、特に大きな火力での攻撃を見せるのは、リヴァイヴとブリングでしたが、ベースとなる作戦を立てていたのは全てカティでした。イノベイターであるリヴァイヴに感服させるほどの作戦を立てて見せるカティ。さすが、スメラギが学生時代の頃から、優秀な戦術予報士として第一線で活躍しているだけのことはありますね。

 

アロウズ側に捕捉されていることを予測し、基地の放棄とメンバーの脱出を進めるソレスタルビーイングでしたが、カティの部隊の到着が一歩早く、脱出が済まないうちに戦闘が勃発。スメラギも序盤からガンダム4機を全機出撃させて応戦しますが、敵があらゆる手段を使って撹乱してくるほか、ガデッサガラッゾガンダムの機体出力を上回っており、脱出者の護衛に当たるアレルヤアリオスガンダムを除く全機が大ピンチに陥ってしまいます。ソレスタルビーイング側に打つ手なしと踏んだカティは、静かに勝利を確信しますが…?Bパートより、ソレスタルビーイングアロウズの戦闘が開始。スメラギがアロウズの襲撃を予測していたため、完全な不意討ちを食らったワケではありませんが、拠点の放棄&クルーの脱出中に攻撃を受けてしまったため、落ち着いて状況を確認しながら戦闘行動をとることが出来ず、どんどんカティの術中にはまっていく恰好になっていきます。ソレスタルビーイングが大規模攻撃を受けてピンチに陥るさまは、1stシーズン終盤からたびたび観られるものになってきましたが、今回は今まででトップクラスのピンチ。放棄予定だったとはいえ拠点を攻撃されたほか、明確にクルーたちに死傷者が発生しています。メインキャラたちを除いて、今までソレスタルビーイングにおいて一般クルーに死傷者が発生するのは、ほとんど描かれてこなかったため、今回そのシーンが挿入されているのは驚き。アロウズの攻撃の激しさと、ソレスタルビーイングの追い詰められっぷりをよく表現してくれていましたね。そんなアロウズに対し、反撃する刹那たちでしたが、刹那/ダブルオーガンダムはアヘッドのチーム攻撃に前に動きを封じられ、ロックオン/ケルディムガンダムは四方八方からの攻撃にさらされて照準が定まらずじまい。ティエリアセラヴィーガンダムは、ガラッゾ相手にまさかの正面から力負けしてしまいます。ことごとく、機体性能の長所を封じ込められていくガンダムたち。このピンチシーンにはハラハラさせられました。

 

ガデッサの攻撃により、プトレマイオス2の第3格納庫が大破。スメラギの指示でそこに向かった沙慈は、傷ついたイアンから、オーライザーの出撃を託されます。それを受けた沙慈は、意を決してオーライザーに搭乗し出撃。敵の攻撃の雨あられの中、ダブルオーガンダムとの合体に成功。ここから、刹那/ダブルオーライザーの反撃が始まります。アヘッドを退けた刹那は、ガラッゾを相手にすべくトランザムシステムを起動しますが、粒子加速域に到達した途端、沙慈とともに不思議な感覚に包まれて―。終盤では、オーライザーが格納されている第3格納庫も被害を受けることに。中にいたイアンも負傷しますが、オーライザー自体は被害を受けておらず、スメラギからの指示で彼を介抱していた沙慈は、彼からその操縦を託される形で、オーライザーに搭乗して一路ダブルオーガンダムのもとへと向かいます。数話前では、引き金を引くことが出来なかった沙慈が、今回終盤では目覚ましく活躍。ハロのアシストがあったとはいえ、初見のオーライザーダブルオーガンダムのもとまで操縦して見せ、ダブルオーライザーに合体後も、身体にかかるGに苦しみつつも、失神することなくその挙動についていってみせます。今まで「戦いたくない」と言っていた沙慈の大胆な行動。これは、彼が日に日に「何か自分にできることをやらなきゃ」と考えて自分を追い込んでいたこともそうですが、それ以上に、イアンを介抱していた際に、彼にオーライザーを託されたというのが大きいでしょう。「守るんだ。皆を、仲間を!」というイアンのセリフは、間違いなく沙慈の背中を強く押してくれましたね。そんな沙慈のファインプレーにより、ダブルオーガンダムダブルオーライザーとなり、窮地を脱出。トランザムシステムも発動してアヘッドの部隊をぶっちぎり、瞬く間に反撃してみせます。ここからのダブルオーライザーの挙動は凄まじく、これまでの劣勢による鬱々として雰囲気をガラリと変えてくれる無双っぷりが爽快。次回もこの活躍は続きそうだけど、欲を言えば、今回時点でももう少し長く活躍を観たかったかな。そんな、ダブルオーライザートランザムシステムですが、これによる粒子加速の影響が再び発生。この戦場にいる全ての者の声が聞こえるようになった、刹那と沙慈は、ここにルイスもいることを知り、ルイスもまた沙慈がソレスタルビーイング側にいることを知って、互いにショックを受けます。粒子加速による影響は、前回ラストでも描写されていましたが、超兵のような特殊な存在だけでなく、沙慈やルイスといった一般人にも、特殊な影響を与える様子。そしてこれにより、とうとう沙慈とルイスは、相手が置かれている状況を知ることになります。これを機に、彼らはどう動くのか?ダブルオーライザーの活躍と合わせて、こちらも気になりますね。

 

 

 

2-#12「宇宙(そら)で待ってる」

2008年12月21日放送

登場した敵他:ガデッサ(リヴァイヴ機)、ガラッゾ(ブリング機)、アヘッド、メメントモリ

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「過去の罪滅ぼしかい?」「過去じゃない。未来のためだ。」

 

STORY:ダブルオーライザートランザムシステムは、アヘッドのみならずガデッサガラッゾをも撃破し、戦局をひっくり返してアロウズを撤退に追い込むことに成功した。しかし、メメントモリから地球に向けて粒子ビームの第2射がなされたことで、ソレスタルビーイングは休む間もなく、メメントモリの破壊に向けて行動を開始する。そうした中で、沙慈はアロウズにいるルイスのことが気がかりで仕方ない。刹那からのアドバイスを受け入れることが出来ず、一人でソレスタルビーイングを抜け出し、彼女のもとへ向かおうとするが―?

 

ラグランジュ3を襲撃してきたアロウズとの攻防の後編にあたるお話。前半ではダブルオーライザーの活躍が存分に描かれており、後半では沙慈にスポットを当てて、彼の心の移り変わりや葛藤をしっかりと描き出していました。後半の沙慈の行動は、以前観られたものと同一ですが、だからこそ最後の最後で彼自身がそれに気づき、ではどうすればいいのかと葛藤するのが、ドラマに深みを出してくれています。

 

前回、トランザムシステムを発動したダブルオーライザー。それはそのままプトレマイオス2へと向かい、周囲から攻撃していたアヘッドの部隊に大ダメージを与えただけでなく、ガラッゾガデッサも撃破して、一気に戦局をひっくり返します。ダブルオーライザーの予想を超える機動性と、一気に兵力を失ったことから、カティは撤退を決断。こうしてソレスタルビーイングは、何とか厳しい戦いを切り抜けたのでした。今回は、前回の続きからスタート。前回では終盤のみでしか描かれなかった、ダブルオーライザーの活躍がこれでもかというほど描かれ、リボンズイノベイター側にも、そして視聴者側にも、これはハンパないポテンシャルを持つモビルスーツであることを印象付けてくれました。刹那の機体は、新たなものやシステムがデビューするたびに、その強さを見せつけてくれましたが、このダブルオーライザーは今までとは段違い。圧倒的なスピードで敵を翻弄して的確に攻撃を叩き込み、リヴァイヴやブリングのようなイノベイターよりも素早い反応速度を見せ、ガデッサガラッゾも撃破し、リヴァイヴたちはシャトルで脱出するハメに追い込まれます。純粋に素早いとか、パワーが強いだけならまだ理解できますが(それでも人間を捨てているような感じだけど)、このダブルオーライザーの驚異的なところは、機体全体を粒子化できるほか、粒子加速の影響により周囲の人間の声をすべて聞けることから、相手の作戦を読めるという点。特に前者については、ガデッサに刺されるもそれを回避するという描写があるのですが、「スピードが速すぎてガデッサが残像を刺した」のではなく、「ダブルオーライザーが機体を粒子化出来るため、実際に刺されてるけどダメージを無効化した」ということになっているのがヤバすぎます。いや、こんなのチートすぎるでしょ!そんなダブルオーライザーにも、トランザムシステムの発動時間に制限があるという弱点があるのですが、そもそも制限時間内にかなり様々な行動が出来るので、そんなに制約になっていないのが驚異的。むしろ、粒子加速の影響で周囲の人間の声が聞ける一方、自分の発した声も相手に聞かれてしまうので、こっちのほうが大きな弱点と言えるかもしれませんね。

 

ダブルオーライザーでの粒子加速の中で、ルイスの存在をハッキリと感じ取った沙慈は、彼女を取り戻そうとアロウズに向かおうとしますが、オーライザーはエネルギー切れのため動かずじまい。やむを得ずプトレマイオス2に戻ったのち、刹那から「ルイスを取り戻すためには戦うしかない」とアドバイスされ、つい反発してしまいます。刹那は沙慈から殴られるハメになりますが、彼にはその発言をした確固たる理由がありました。Aパート後半より、ソレスタルビーイング側のドラマは、やや沙慈に比重を置く形に。彼はルイスがアロウズにいたという事実が信じがたく、何とかして彼女を取り戻そうとしますが、どのような手段をとれば良いか、わからないでいました。苦悩する沙慈に対して、刹那は「戦え」とアドバイスしますが、何が何でも不戦を訴える沙慈はこれを拒否。初めて刹那を殴りつけます。言葉をそのままとらえると、刹那のアドバイスは相変わらず一理あるけどぶっきらぼうな印象を受けますが、この言葉に込められた彼の真意は、アロウズと戦うということ(これはのちのセリフでも明確に言及している)だけでなく、「自分自身とも戦え」というニュアンスを含んでいたのではないかと思います。このセリフの際、刹那がクルジスで少年兵をやっていたときの記憶を思い出したり、一連の話を立ち聞きしていたロックオンに対して「(このアドバイスは、沙慈の)未来のためだ」というセリフを発したりしていることから、それが窺えるなと感じますね。

 

リヴァイヴやブリングがダブルオーライザーの性能に戸惑っている中、メメントモリから、リチエラ王国の軍事基地に向かって粒子ビームが発射。再び甚大な被害が出たほか、アロウズはこのことを外部に漏らさないために、セルゲイ含むそれを見た連邦軍兵士たちに緘口令を敷きます。同じ頃ルイスは、先の戦場で沙慈の存在を感じ取ったことを思い出し、やがてそれは、本来の沙慈が願っている方向とは真逆へと、彼女を突き動かすことになります。Bパート前半では、メメントモリの攻撃と、ルイスを中心としたアロウズ側の様子を描写。メメントモリは相変わらずの強さを誇っており、今回は以前とは異なり軍事基地を狙っていたものの、近くにあった難民キャンプを巻き込むことになったため、結局甚大な被害を出すことになります。機密保持と中東での横暴がバレるのを防ぐため、連邦軍に緘口令を敷くのはわからなくもないけど、あれだけハデにやってて隠し通すのはムリがあると思うけど…。そのころルイスは、艦に戻って待機していましたが、頭の中を支配していたのは、やはり沙慈のこと。最初は、彼と同じくなぜ相手が相手陣営にいるのかと悩んでいましたが、途中で刹那のことを思い出し、ガンダムスローネドライへの恨みも相まって、「沙慈は4年前から刹那を通じてソレスタルビーイングとつながっていた」と誤解し、彼すらも倒すべき対象と考え始めます。ルイスの考え方は完全に誤解なのですが、今まで彼女が経験してきたことのみ捉えると、こういう考えに至ってもおかしくないよなぁとも感じました。そんなルイスの、これ以降の行動は、沙慈に関する思い出をすべて削除する等徹底しており、完全に彼女としては沙慈にと決別した形に。一方で、沙慈は当然このことを知らないため、2人の間に大きすぎる認識のズレが生じていることになります。これじゃあ、沙慈が必死になって会いに行っても、悲しい結末しか待っていないような気がするけど、どうなるんだろう?

 

メメントモリの第2射のことを知ったスメラギは、もはや一刻の猶予もないと判断し、出来るだけ速やかにメメントモリを破壊する方針を固め、プトレマイオス2の修理完了後すぐに出発。そんな中で沙慈は、それよりもルイスのことで頭がいっぱいだったため、オーライザーを強奪してルイスの元へ向かおうとします。しかし、操縦桿に手をかけたとき、かつてティエリアから言われたことが頭をよぎるのでした。終盤では、プトレマイオス2がメメントモリへと針路をとる中、沙慈がルイスと会うために、オーライザーを強奪しようとするさまが描写。彼は操縦桿を握って起動しようとするところまで行きますが、その際、過去ここに初めて来た際にティエリアから受けた指摘を思い出し、コクピット内で嗚咽し思い留まります。オーライザーを強奪しようとした際は、「戦場を経験して少し成長したかと思ったのに、結局マインドは変わってないのか」とちょっとガッカリしましたが、最後の最後でキッチリ思い留まってくれたのはよかったですね。でも、これでますます沙慈はどう身を振るか窮するようになっちゃったなぁ。吹っ切れて刹那たちとともに戦うという流れもアリだけど、それだとありきたりすぎる感じもあるから、沙慈だからこそ出せる答えと行動が提示されるといいですよね。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第13話~第15話をご紹介予定です。『機動戦士ガンダム00』。これぞ、ガンダムマイスターの真髄―。

 

 

 

 

 

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