お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機動武闘伝Gガンダム』ちょっとした感想 巻之十六(第44話~46話)

今回は、機動武闘伝Gガンダム』の感想記事第16回目です。

 

『G』の物語も、ここで最大のクライマックス!今回ご紹介の3話では、いよいよシュバルツの謎やマスター・アジアとの決着等、物語を通して描かれてきた謎や対立に、次々と終止符が打たれていきます。展開としては、最終的にドモンが優勝するってのはわかってるんだけど、そこまでのドラマは、涙なしでは見られないものでしたね。そして、第46話より、『G』は最後のステージへと進んで行きます―。

 

なお、前回(第41話~43話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

第44話「シュバルツ散る!ドモン涙の必殺拳」

1995年2月24日放送

登場した敵他:笑倣江湖ウォルターガンダム(ノーベルガンダム)、マスターガンダム、デビルガンダム

「お前もキング・オブ・ハートの紋章を持つ男なら、情に流され、目的を見失ってはならん!それとも、こんなキョウジのような悲劇が繰り返されてもいいのか!?」

 

STORY:皆さんお待ちかね!アレンビー/ノーベルガンダムに追い詰められるドモン/ゴッドガンダム。その窮地に駆け付けたのは、レインのライジンガンダムと、シュバルツのガンダムシュピーゲルでした!レインが笑倣江湖ウォルターガンダムと化したアレンビーと戦う一方、シュバルツはドモンとともにランタオ島に残り、ついに自分とキョウジ、そしてデビルガンダムの真実を語るのです!やがて、デビルガンダムの生体ユニットとなっていたキョウジが限界に達し、デビルガンダムの行動は鈍化。ここでシュバルツは、自らが長くないことを悟り、デビルガンダムコクピットに突入して、自分とキョウジごとデビルガンダムを討てと言うではありませんか!兄たちの叫びに、ドモンは答えることができるのか!?

 

シュバルツ散る!デビルガンダム撃退か?今回はもうサブタイトル通りの一編で、シュバルツが退場すると同時に、デビルガンダムと再び決着がつく一編。正体が判明した状態でのドモンとシュバルツとのドラマにかなりの重きが置かれており、デビルガンダム四天王の1体となったアレンビーとの戦いの時間が短かったのは、意外かつ大胆な構成だったの感じました。終盤のアツさは今までのドラマ展開以上で、作画も気合入りまくり。アップで映る登場人物たちの顔の描きこみの細かさ、そして線の太さからも、制作陣の熱意が伝わってくる気がしました。

 

前回、アレンビーのノーベルガンダムに追い詰められてしまったドモン。彼女の行動を受け入れられない彼は、おどおどしたままほとんど手出しができない状態でしたが、そこへバリアを突破したレインのライジンガンダムと、シュバルツのガンダムシュピーゲルが相次いで駆け付けます。レインはそのまま海中へとノーベルガンダムを追いやり、アレンビーを止めようとしますが、アレンビーはさらに暴走してウォルターガンダムとなり、レインに襲い掛かってきます。序盤では、ライジンガンダムガンダムシュピーゲルが登場。Aパート後半以降シュバルツの活躍が長く描かれることから、ここではライジンガンダムの活躍が中心になって描写されていましたね。そんなライジンガンダムのポテンシャルは、想像以上のものがあり、若干劣勢になりつつも、ノーベルガンダム バーサーカーモードや、それが変化したウォルターガンダムに対して堂々と応戦。水中という難しい状況下でも、地上と変わらぬ立ち回りを見せます。いや、ライジンガンダムがここまで善戦するなんて思ってもみなかったよ。機体そのものの性能がいいのはもちろんだけど、レインもなかなかポテンシャルあるなぁ。

 

アレンビーたちがいなくなったことで、いよいよデビルガンダム&マスターガンダムと対峙するドモン&シュバルツ。しかしここで、ウォン首相がその本性を現し、マスターガンダムをもデビルガンダムで攻撃し始めます。混乱の最中、シュバルツが自分のことを兄だといった理由をどうしても知りたかったドモンは食い下がり、それを受けてシュバルツは、デビルガンダム事件の真相を語り始めます。こうしてドモンもまた、レインと同じく真の黒幕を知ることになるのでした。Aパート後半で、いよいよシュバルツ自らの口からドモンへ、デビルガンダム事件の真相が語られることに。それを知ったドモンは慟哭します。シュバルツの語る真相は、基本的にはレインに語ったことと同じもの。ただし、デビルガンダムがなぜ暴走してしまったのかということと、シュバルツがその正体をなかなかドモンに明かさなかった理由が、それぞれ追加されています。後者については「ドモンが単純なので、早い段階で明かすと血が上って信じてもらえないから」というのは頷けますが、前者についてが「地球への落下の影響でプログラムに異常が生じたから」っていうのは、何とも言えないなぁという感じです。そもそもこうした状況を作り出したウルベ少佐たちや、その後その力を利用しようとしたウォン首相が悪いのは事実ですが、うん…。こうして一連の事実を知ったドモンの感情は爆発。この時の彼のセリフ、Goodだったなぁ。

 

ドモン「あんたは兄さんだ!間違いなく…俺の兄さんだ!」

 

海中でのライジンガンダムとウォルターガンダムの戦いは激しさを増し、舞台はとうとうネオホンコン本土のリングへ。さらなる変化を遂げるウォルターガンダムに対し、武闘家どころか本来ガンダムファイターではないレインはますます窮地に立たされることになりますが、それでも彼女は、アレンビーを助けたい一心で全力で応戦。最後はコクピット際にあるバーサーカーモードの受信装置を必殺必中ライジングアローで射貫き、勝利をつかみます。ライジンガンダムとウォルターガンダムの戦いはネオホンコン本土にまで波及。レインは引き続きいい戦いをみせ、最終的になんと単独でウォルターガンダムに勝利します。今までのガンダム四天王が、ドモンに近しいメンバーによって倒されていたとはいえ、ここでレインが単独で撃破しちゃうとは全く予想していませんでしたね。なんだかんだでゴッドガンダムの助けを借りて、一緒に倒す形になると思ってたよ。そんなライジンガンダムの決め技は、必殺必中ライジングアロー。光の矢を撃ち出してウォルターガンダムを射貫くさまは、メチャクチャカッコよかったなぁ!徒手空拳重視で戦うスタイルもいいけど、やっぱりロボットはこうして、武器をテクニカルに使って戦うスタイルがいいよね。

 

ヤケを起こしたウォン首相は、無差別攻撃を開始。しかし一方で、キョウジ自身が弱ってきたことでデビルガンダム自身の動きは少し鈍くなっていました。これを見、そして自分も長くないと悟ったシュバルツは、捨て身の覚悟でデビルガンダムコクピットへと突入。ドモンに、キョウジとともにコクピットを破壊しろと命じます。実の兄を手にかけるかどうか、極限の選択を迫られるドモン。ここで彼の取った選択は―!終盤でドラマはクライマックスを迎え、畳みかけるような展開が連続。最もインパクトがありかつ見どころだったのはやはり、デビルガンダムコクピットめがけてドモンが石破天驚拳を放つシーンでしょう。この直前、今までの仲間たちのこと、そしてシュバルツ自身のことなどをいろいろ踏まえたうえでのシュバルツの必死の訴えが挿入されており、これを経て石破天驚拳のシーンへとつながっているため、シュバルツの悲しさと、それを受けて意を決するドモンの力強さが同時に描かれています。いやもうここは、言葉では言い表せないようなアツい描写の連続でしたね。最後の最後で、シュバルツやキョウジごとデビルガンダムを倒すかどうかとなった際、ドモンの一人称が“俺”ではなく“僕”になっていたのも、注目ポイントです。

 

 

 

第45話「さらば師匠!マスター・アジア、暁に死す」

1995年3月3日放送

登場した敵他:マスターガンダム、笑倣江湖ウォルターガンダム(ノーベルガンダム

「ドモン…お前と新宿で出会わなければ、お前がガンダムファイターなどにならなければ、こんなことにはならなんだのに―!」

 

STORY:皆さんお待ちかね!デビルガンダムも倒され、ウォルターガンダムライジンガンダムが引き続き相手をしている今、残す戦いはドモンとマスター・アジアの一騎討ちのみ。ガンダムファイト勝戦として、そして師弟対決として、2人は全身全霊をかけて戦います!そこで明かされる、マスター・アジアの真意!彼の考えと、その拳の中に込められた悲しみを知ったドモンは、その真意と論理に対して、見事反論してみせたではありませんか!そしてとうとう、ガンダムファイトは佳境へ!ぶつかり合う2つの石破天驚拳、勝つのはどっちだ?見よ!東方は今、かつてないほど紅く燃えているのです!!

 

長く続いた、マスター・アジアとの決着回。ドモンと彼による激しいガンダムファイトが描かれていましたが、同時にマスター・アジアの真意と、なぜそうした考えに至ったかということも併せて解説されており、さらにライジンガンダムとウォルターガンダムの戦いも挿入されていたことから、意外にその時間は短いものでした。しかし、その熱量は前回と同じか、あるいはそれ以上のもの。マスター・アジアの今までの行いは、その真意を判明し彼自身が改心してもなお清算されるものではありませんが、ラストでの彼の死は、誰もが涙することでしょう。

 

前回、意を決してデビルガンダムを倒したドモン。これにより残る敵はマスター・アジアのマスターガンダムのみとなり、両者はガンダムファイト勝戦として、最後の戦いに臨みます。激しく拳をぶつけ合い、超次元的な戦いを繰り広げる両者。ドモンは怒りをぶつける一方、マスター・アジアはそれに対し、自分の真意を語り始めます。ウォン首相にすら「狂っている」と言わしめた、その壮大な目的とは―。ドモンとマスター・アジアのガンダムファイトは、本編開始後早々にスタート。最初こそ多くを語らずに拳をぶつけてくるマスター・アジアでしたが、ある程度のタイミングで、自分の目的を語ります。マスター・アジアがデビルガンダムに関わり、そしてその力を我が物にしようとした理由は、地球の自然の再生のため。過去の開発やガンダムファイトにより荒廃し、そして多くの人間がコロニーに移住したことで、半ば見捨てられた格好になっている『G』の世界の地球。前回大会で優勝したマスター・アジアは、その際改めてその事実を痛感し、ガンダムファイトに虚しさを覚え、地球とその自然の復興のために何ができるかを考えるようになり、その行き着いた先が、デビルガンダムの三大理論をフル活用した地球再生と、地球破壊の元凶となった人類の排除でした。行き着いた結論は間違っていましたが、マスター・アジアの考え方もわからんでもないなという印象。まあ、ウォン首相の目的に比べれば、まだマシですよね。こうしたマスター・アジアの考えに対し、ウォン首相は「狂ってる」と口走りドン引き。いやいや、あんたに言われたくないよ!

 

マスター・アジア「何がガンダムファイトだ!何が理想的な戦争だ!我が身を痛めぬ勝利が何をもたらす?しょせんはただのゲームぞ!」

 

ネオホンコン本土では、以前ライジンガンダムとウォルターガンダムが戦闘中。ウォルターガンダムは確かにバーサーカーシステムの受信装置を破壊されていましたが、それでもなお暴走を続けていました。その戦いの被害はじょじょに拡大し、ネオホンコン首相官邸まで及んでここでウォンは死亡。レインはアレンビーを止めるため、ウォルターガンダムに対しゼロ距離発射で必殺必中ライジングアローを放ちます。前回はバーサーカーシステムの受信装置を破壊されただけだったので、実はまだ倒されていなかったウォルターガンダム。ネオホンコンの中心市街地を巻き込んで大暴れしますが、それを打ち破ったのは、レインの決死の攻撃でした。ドモンたちがランタオ島でデビルガンダム等を相手にしていることは、レイン自身も知っているので、彼女は誰にも助けを求められない状況。そうした中で、彼女は捨て身の覚悟でウォルターガンダムに挑み、今度こそ倒します。相手に向かって必殺技をゼロ距離発射という、ヒーロー番組では時々観られるパターンで決着をつけたレイン。いやはや、やっぱりライジンガンダム単独で倒しちゃうなんて、その機体性能を加味しても、彼女はかなり頑張ったなと感じますね。

 

マスター・アジアの目的―自然と地球の再生、そのための人類抹殺を耳にして、圧倒されるドモン。その後もガンダムファイトは続きますが、その中でドモンは、「人類もまた地球の一部」であると説き、マスター・アジアの論理を真っ向から否定してみせます。やがてガンダムファイトは佳境に差し掛かり、両者ともに石破天驚拳を使って真っ向からの勝負に。最初こそドモンは押され気味になりますが、強い信念と元から持っていたポテンシャルをフルに発揮し、最後はその石破天驚拳と爆熱ゴッド・フィンガーを組み合わせた、石破天驚ゴッド・フィンガーを発動!マスターガンダムを爆発四散させ、ついにマスター・アジアに対し勝利を収めるのでした。マスター・アジアの目的に当初は怒っていたものの、その拳から感じた悲しみをきっかけに、冷静さを取り戻したドモン。その末に彼が導きだした結論は、「人間も自然の一部である」というものでした。この結論でマスター・アジアに見事反論してみせるのはもちろんいいのですが、個人的に同じくらい注目したいのが、マスター・アジアの拳が持っていたという悲しみ。これが具体的に何なのかは最後まで描写されませんでしたが、おそらく人類を抹殺しなければならないということ、そしてドモンをこのことに巻き込んでいいのかということそれぞれへの迷いが生んだものではないかなと思います。マスター・アジアだって人の子。迷うこともあれば、悲しむこともある。そうしたことを、わずかな描写で端的に表現してくれたシーンだなと感じました。こうしたやり取りを経て、2人は拳をさらにぶつけ合い、最後は必殺技の応酬へ。このガンダムファイトを制したのは、ドモンでした。石破天驚拳と爆熱ゴッド・フィンガーを組み合わせた、石破天驚ゴッド・フィンガーで、ついに師匠を越えたドモン。ここでのマスター・アジアは非常に穏やかな顔をしており、この結末を望んでいたのではないか―とも感じられるシーンになっていましたね。

 

ドモン「東方不敗、あんたは間違っている!なぜなら、あんたが抹殺しようとする人類もまた、天然自然の中から生まれたもの!いわば地球の一部!それを忘れて何が自然の、地球の再生だ?そう…ともに生きる人類を抹殺してでの理想郷など、愚の骨頂!」

 

ガンダムファイトの決着はつき、ドモンに介抱されるマスター・アジア。彼はかつてのシャッフル同盟の幻影を見、そして真っ赤に昇る太陽を目にしてドモンと会話し、涙を流します。そしてラストは、流派東方不敗のあの挨拶を絶叫し、自身の病気の影響により死去。ギリギリまで敵どうしであり、その考え方には100%同意はできなかったものの、最後まで自分のことを考えてくれていたマスター・アジアの死に、ドモンもまた涙するのでした。息も絶え絶えのマスター・アジアと、彼を介抱するドモン。ドモンがマスター・アジアから最期に聞いたのは、彼の一種の後悔と、流派東方不敗の挨拶でした。新宿で偶然再会していなければ、ドモン自身がガンダムファイターにならなければ、こうしたことは起こらなかったかもしれないと、涙を流して悔やむマスター・アジア。ドモンにとっての師匠としてのマスター・アジアではなく、一個人としてのマスター・アジアの考え方と性格が出た瞬間と言えるでしょう。最後の最後で、彼は本来の自分に戻れた…って感じなのかな。冒頭に述べたとおり、これで彼の罪が清算されるわけではありませんが、それ以上に胸にこみ上げてくるものが、このシーンにはありましたね。

 

 

 

第46話「レインの危機!デビルガンダムふたたび」

1995年3月10日放送

登場した敵他:デビルガンダム、笑倣江湖ウォルターガンダム/ウォン首相、ウルベ旗艦、ウルベ護衛艦

「理由なんかどうでもいい。大切な人のために命を賭ける…それが、漢のさだめかのう?」

 

STORY:皆さんお待ちかね!第13回ガンダムファイトは、ドモンそしてネオジャパンの優勝で幕を閉じました。しかし、ドモンたちの戦いは、まだ終わっていなかったのです!デビルガンダム事件の黒幕であったウルベ少佐は、ランタオ島を不法占拠してまでデビルガンダムを回収。しかも、ウォン首相が残した研究レポートをもとに、生体ユニットとしてレインに目をつけ、その野望を再び達成しようとし始めたではありませんか!チボデーら仲間たちの、ハン老人たちの声援を受けるドモンは、デビルガンダムと決着をつけるため宇宙に飛び立ちます!今、本当の戦いが幕を開けるのです―。

 

今回より、物語は最終章に突入。前々回あたりで2度目の決着がついたはずのデビルガンダムと、最後の戦いが始まります。今回はその始まりの回であるため、戦闘よりもドラマ面が重視されており、ゴッドガンダムの戦いは終盤のみ。レインの危機が明らかなのになかなか行動しようとしないドモンは、ちょっとウジウジしすぎじゃないか?とも思いましたが、これはおそらく彼なりの、彼女に対する配慮だったんでしょうね。ドモンが仲間たちからかなり慕われているんだなということが、よくわかる一編でした。

 

前回、マスター・アジアを倒し、第13回ガンダムファイト優勝とガンダム・ザ・ガンダムの称号という2つの栄誉を得たドモン。優勝パレードに参加した彼は、ハデな祝福を受けますが、マスター・アジアの言葉が胸に去来したことから、凄まじいむなしさを覚えます。カラト委員長と会ってからパレードを抜け出してしまうドモンでしたが、直後、ネオジャパンのウルベ少佐配下の艦隊が到着し、レインとミカムラ博士を回収したうえで、ランタオ島を強行占拠。しかも、そこにあったデビルガンダムの残骸を回収して持ち去ってしまうのでした。ガンダムファイト優勝者として、盛大な祝福を受けるドモン。最初こそ喜んでいた彼ですが、無邪気に喜ぶ大衆たち、そして一瞬思いだした各国の荒廃した様子から、マスター・アジアの言葉が真理を突いていたのではないかと考えます。確かに、パレードの周囲にいる大衆たちは何も苦労はしていないし、各国のガンダムファイターの中にはやむを得ない理由で人生や夢をかけてガンダムファイトに身を投じている者もいるので(ドモンもその1人)、ドモンが感じたむなしさはよくわかります。通常のスポーツとは違って、各国の利害や思惑も入りまくってるから、フェアな戦いともいえないしね…。そんなパレードをドモンが抜け出した直後、ウルベ少佐配下の艦隊が突然ネオホンコンに来襲。レインやミカムラ博士を回収し、さらに堂々とランタオ島からデビルガンダムの残骸を回収。宇宙へと運んでしまいます。誰からとがめられるわけでもなく、真正面からデビルガンダムの残骸を持ち去ってしまったウルベ少佐。普通、ネオホンコンの当局が何らかの警告食らいだしそうなものだけど、あまりの突然のことで対応できなかったのかな。

 

ドモン「師匠のいう通りだ。ガンダムファイトとは一体何なんだ?俺たちファイターが、この1年で得たものは、一体何なんだ?」

 

それぞれの思いを抱えて、ネオジャパンコロニーへと上がろうとするレインとミカムラ博士。しかしウルベ少佐は、そんな2人の考えとは真逆に、デビルガンダムを活用した野望の達成をもくろんでいました。ウォン首相のレポートから、女性こそデビルガンダムの生体ユニットにふさわしいことを知った彼は、先に自分のたくらみを知ったミカムラ博士に重傷を負わせてまでレインを誘拐。そのままデビルガンダムコクピットへと組みこんでしまいます。ウルベ少佐はウォン首相による研究データもすべて回収。それを徹底的に読み込んだ彼は、レインを生体ユニットとして組み込むことを思いつきます。レインは確かに女性ですが、ガンダムファイターではないので「強靭な肉体を持つ者」という条件には合致しないんじゃないかなとも感じますが…、ライジンガンダムでウォルターガンダムを単独撃破してるし、まあ普通の人よりかは強いってことかな。こうしたウルベ少佐のたくらみにいち早く気づいたのが、ミカムラ博士。それを知った彼は、レインを逃がそうとしますが、その前にウルベ少佐の凶弾の前に倒れてしまいます。

 

お見舞いに行った際のアレンビーからの言葉を受けてもなお、レインを追いかけるかどうか迷い続けるドモン。そんな中、チボデーやサイ、ジョルジュやアルゴが、相次いでハン老人の下へ駆けつけ、そこに遅れてドモンがやってきます。チボデーたちがやってきたのは、受信したミカムラ博士の緊急通信を耳にしたため。その通信は途中で切れてしまい、レインがピンチだということが明らかになってもなお、宇宙に上がるかどうか迷っていたドモンでしたが、彼を後押ししたのは、仲間たちのアツい言葉でした。本当は好きだし、何より心配であるけれども、今回の冒頭で「私を追わないで」と言われていたことから、宇宙へあがることに激しい抵抗を覚えていたドモン。そんな彼に踏ん切りを突かせたのは、仲間たちのアツい言葉でした。入院していたアレンビー、シャッフル同盟であるチボデーたち、そしてガンダムファイト勝戦中お世話になったハン老人たち、それぞれの立場から言葉をかけてもらえるのが、ドモンがいかに慕われ、そして信頼されていたかがよくわかるシーン。でもここは、ドモンも早く決断して、自分から「レインを助けに行く!」って言ってくれてもよかったかなぁ。ミカムラ博士からの緊急通信もあったんだし…。

 

ついに、意を決して、宇宙にいるレインたちを追いかけることにしたドモン。ゴッドガンダムを召喚し上空へと上がりますが、そんな彼の前にウォルターガンダムが現れます。パイロットは、前回死んだと思われていたウォン首相。自らをDG細胞に感染させたことでグレートウォンを自称する彼は、一度はドモンを追い詰めるものの、本来のファイターではない彼が勝てるはずもなく、最後は風雲再起の力も受けたドモン/ゴッドガンダムによる爆熱ゴッド・フィンガーの前に散っていくのでした。このままゴッドガンダムの活躍シーンは、宇宙への飛び立つシーンだけかなと思ったら、まさかのウォルターガンダムが再登場。ウォン首相改めグレートウォンが、最後の悪あがきと言わんばかりにドモンを攻撃。最初こそ不意討ちだったため追い詰められたものの、既に幾多の戦いを乗り越えてきているドモンにとって、彼は敵ではありませんでした。完全に小物化した感じで登場したウォン首相。グレートウォンって自称したり、DG細胞がご丁寧に彼のサングラスも再生していたりするシーンは、ちょっと笑っちゃいました。そんな彼が操縦しているため、ウォルターガンダムはかなりパワーダウンしているものの、もともとが強いため決して油断ならない相手。ここでドモンは、生き延びていた風雲再起の力を借りで、爆熱ゴッド・フィンガーで撃破するのでした。ウォルターガンダムを打ち破り、そのまま宇宙へ直行するドモン。さあ、敵は宇宙だ―!

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第47話から第49話(終)をご紹介予定です。『機動武闘伝Gガンダム』!次回もこのブログで、レディ・ゴーッ!!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

機動武闘伝Gガンダム』の本編は、各種サイトで公式配信中!↓コチラもチェックだ!

 

 

 

 

 

ガンプラ Pick Up!

Gガンダム』に登場したモビルスーツガンプラの一部を、ピックアップしてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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