お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

俺たちはもう1人じゃない!S.H.Figuarts 仮面ライダー第2+1号

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今回は、1月18日に発売された、「S.H.Figuarts 仮面ライダー第2+1号」の御紹介です。

 

『シン・仮面ライダー』にてサプライズ登場を果たし、そのデザインだけでなく、登場過程のドラマについても観るものを唸らせた第2+1号が、映画公開から約1年の時を経てついにフィギュアーツ化。仮面ライダーや第2号は、買うかどうか迷った挙句結局時期を逸してしまいましたが(前者は一般販売なので、今も店頭で普通に売ってるけど)、この第2+1号については絶対に欲しいと思い、迷わず確保しました。

 

本当はもっと早くレビューする予定だったけど、骨折のせいで今日まで遅延しちゃいました。今はもう大丈夫ですが、病み上がりの頃は、自分の手首をひねってフィギュアの手首を取り付ける動作が、かなり困難だったんですよね…。

 

なお、そんな仮面ライダー第2+1号が登場した、映画『シン・仮面ライダー』のレビューは↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

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パッケージから取り出すと、こんな感じ。劇中に登場した、あの華奢なスタイルの第2+1号が、ほぼ完璧に再現されています。

 

造形の完成度が高いのはもちろんのこと、塗装についてもなかなかのこだわりが感じられ、基本的な塗色は全てツヤ消しのものを使用。これにより、劇中再現が出来ていると同時に、元となった仮面ライダー新1号との完全差別化が図られています。写真を撮る際は、明るさの補正をしないと暗めに写ってしまうのが難点ですが、これは仕方ないでしょう。

 

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こうした塗装の中で、唯一ツヤを放ち光り輝いているのが、マスク部分。目に映えるようなメタリックライトブルーの色味が目を引きます。改めて見てみると、第1号や第2号から一転してのこのハデな色味は、劇中における隼人の吹っ切れた感じを表しているとも言えるかもしれませんね。

 

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そんなこの第2+1号を動かし、ポーズをつけてみるとこんな感じ。劇中の第2+1号は、ほぼ直立しているか新サイクロン号に乗っているかだけだったので、新1号の代表的なポーズや特写を参考に、色々動かしてみました。

 

可動域は、ライダー系のフィギュアーツとしては標準的なものを搭載。そこへ、両肩部の引き出し具合に改良が加えられている他、マフラーについては布の中にワイヤーを仕込むことで再現しており、ポージングの自由度はかなり高いものになっています。

 

触った当初は関節がかなり固めだなと思いましたが、ポージングをつけたのちに腕等が脱落しないためと考えると納得。唯一心配なのが、マフラー内のワイヤーの耐久性がどれくらいかという点です。動かし過ぎると、負荷に耐えきれなくなってポッキリ逝くだろうから、出来る限りそっとしておくのが無難かな…。

 

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そして、本商品には一文字隼人のヘッドパーツも付属。首をすげ替えることで、マスクオフ状態を再現可能です。こうなると、取り外した状態の第2+1号マスクが欲しくなるところですが、それが付属するのは新サイクロン号。あと2ヶ月ちょっと、待つことにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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フィギュアーツになっても、そのデサインの秀逸さとカッコよさは健在だった、仮面ライダー第2+1号どうしても、目に映える色味のマスクに目が行き、新1号とデザインがほぼ一緒なのかなと勘違いしがちですが、よくよく観察してみると、様々なところに違いがあるところもわかり、そういう意味でもとても面白いフィギュアになっています。

 

こうなると、期待したくなるのが、5月発売予定の新サイクロン号。もちろん予約済みですので、届いたら速やかにこの第2+1号を乗せようと思います!御期待ください。

 

 

 

 

 

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『仮面ライダーガッチャード』第26話 ちょっとした感想

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強すぎて初登場で強敵ケミーを倒しちゃう仮面ライダーウインドさん

 

 

 

この世界の未来を決めるのは、歪んだ野望を求める者ではない。正しく信じる道を歩み進む若者たちだ!今回の『仮面ライダーガッチャード』は、グリオンの暗黒の扉を開く野望に関わるお話の前編。強敵ケミーであるドラゴンマルガムが登場しただけでなく、風雅が仮面ライダーウインドに変身してそれを撃破。しかし、グリオンの不意討ちに遭って再び退場してしまうさまが描かれました。

 

ドラマ展開の都合上、スパナの出番が多く、宝太郎の出番は意外に少なめ。おそらく、その分次回に出番が多めに確保されるのでしょう。ウインドは確かに超強かったですが、彼がいるとドラマ上での宝太郎側とグリオン側のパワーバランスが崩れるので、一時退場もやむなしかな…。

 

なお、前回(第25話)の記事は↓コチラです。

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とあるビルに佇むミナトのもとにやって来たラケシス。彼女が持ちかけて来たのは、意外な話でした。しかし、これにアトロポスたちが気づいていないはずがなく、ラケシスは襲撃を受けるハメに。ですが、ここは偶然居合わせたヴァルバラド/スパナにより救われます。序盤では、ラケシスをはじめとする冥黒の三姉妹と、ミナトのやり取りが描写。ラケシスは今まで何かとミナトに楯突いてきていたため、今回もそうかと思いきや、何と一緒に脱走しようと提案してきます。グリオンが自分たちのことをただの駒としか思っていないことを痛感したゆえであろう、ラケシスのこの行動。最初はミナトの真意を確かめるべく芝居を打ったのかと思いましたが、その後のグリオンたちの反応を見るに、ラケシスのあの思いは本当だったようですね。今まで、ミナトを「イケオジ」等若干バカにした呼び方をしていたのに、初めて「先生」と呼んでいる点も、見逃せませんでした。そんなラケシスの行動を、グリオンたちが許すはずがなく、アトロポスは自らドレッド壱式に変身して攻撃。ラケシスの劣勢は明らかでしたが、ここで偶然居合わせたヴァルバラドが介入したことで命拾いします。因縁の相手であるヴァルバラドに、救われる格好になったラケシス。彼に対する反応も、だんだん変わっていくのでしょうか。

 

グリオンによりドラゴンマルガムが生成されていた頃、彼のその動きに気づいていた鏡花は、最後のレベルナンバー10:ガイアードの居場所を突き止め、宝太郎たちに連絡。しかし、彼らが駆けつけたときには、既にドラゴンマルガムによりガイアードがケミーカード化されたあとでした。グリオンの野望を阻止すべく、スパナとりんね、そして宝太郎が次々に変身して応戦しますが、3人がかりでもほとんど歯が立たず…。中盤では、グリオンが生成した本当に最強のマルガムであるドラゴンマルガムによる脅威が描写。ガイアードをケミーカード化しただけでなく、アイアンガッチャードら3人ライダーもあっという間に圧倒してしまい、大ピンチに陥れます。このシーンにおけるドラゴンマルガムの語りで、レベルナンバー10のケミーの由来が判明。最初期に生まれたドラゴナロスとガイアードの力があまりにも強かったため、レベルナンバー10を付与してカテゴリー分けをしたというものでした。物語の謎の1つを解明すると同時に、ドラゴンマルガムが本当に強いことを客観的に証明する、秀逸な描写。若干セリフが説明チックではありましたが、伝えるべき各種情報をキッチリ伝えてくれていました。また、描写は前後しますが、このドラゴンマルガムとの戦闘直前には、宝太郎のことを思って、りんねたちがキッチンいちのせの手伝いに精を出すさまが描写。あれだけ人と話すのが苦手な錆丸が、積極的に動いていることに、好感が持てました。

 

追い詰められた宝太郎に、ドラゴンマルガムの容赦無い攻撃が降りかかろうとしたそのとき、風雅が颯爽と登場。彼は仮面ライダーウインドへと変身し、ドラゴンマルガムに全く怯むことなく戦い抜き、終始圧倒して撃破します。レベルナンバー10のうち2体を確保したことで、グリオンの野望を妨害出来たかに思えましたが、直後風雅はグリオンの不意討ちを受けて消滅。そして、暗黒の扉が開かれようとしていました。もはやこれまでかと思われた宝太郎を救ったのは、再び現れた風雅。彼はりんねと同じくアルケミスドライバーユニットを用いて、マジェードをベースとしたウインドへと変身。ドラゴンマルガムを全く寄せ付けない強さを見せ、苦戦することなく撃破してしまいます。風雅の変身するウインドが、ここで初登場。その活躍は、初登場補正がかかっていることを加味しても、あまりにも強すぎるものでした。ドラゴンマルガムが最強のケミーだって言われているのに、どんな攻撃を食らっても受け流し、逆にワープ能力を使って翻弄していたのには、本当にビックリさせられましたね。CG合成は相変わらずの東映クオリティーでしたが、かなり長い時間を戦闘シーンに割いており、楽しんで観ることが出来ました。風雅野セリフもいちいちカッコいいから、シビれるんだよな〜!そんな風雅が宝太郎たちのもとに来てくれれば、かなり心強い存在になったはずですが、残念ながら、グリオンの不意討ちを受け消滅。その際、ここ数話で姿を見せていた彼は、錬金術で作られた素体をベースとしたものであることが判明します。ということは、風雅は確かに死んでしまっているけど、その意識自体はまだ現世に残っているから、こうした素体を再製作すれば、再登場出来るってことかな。上手いこと考えたなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グリオンの野望の達成まで、もう時間が無い。宝太郎たちは最後の攻勢をかけるが、逆にガッチャードライバーを奪われてしまった!暗黒の扉は開かれてしまうのか?そして、現れる白いガッチャードの正体は!?

 

次回は、今回に引き続きグリオンの野望に関わるお話に。プラチナガッチャードの後ろ姿も出てきましたが、戦闘シーンの挿入が無かったあたり、次回はその登場のみに留められるのでしょうか。いやそれとも、何かサプライズが隠されているのかも…!?

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…というワケで、記事は「『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ2 ちょっとした感想」に続きます。

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『仮面ライダーガッチャード』第25話 ちょっとした感想

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ミナトに届け、宝太郎たちの思い!

 

 

 

約束してよ。俺が勝ったら…、俺たちの先生に戻るって!今回の『仮面ライダーガッチャード』は、アイアンガッチャード登場回の後編にして、ミナトの過去と10年前の事件の因縁について触れられた、重要な一編。今回は叶わなかったものの、ミナトのことを理解し、彼を取り戻すべく、心からの言葉で彼を説得する宝太郎たちの姿には、グッと来ました。

 

ミナトの過去の判明から宝太郎たちの説得、そして前回におけるアイアンガッチャードの誕生経緯まで描いているため、必然的に1つ1つの描写に割ける時間は短め。しかし、そうした限られた中でも、しっかり描くことを描き切り、全くムリのない作劇にしていたのは秀逸でしたね。特に、ミナトの過去編における回想シーンの描写の端的さは、もっと評価されるべきでしょう。

 

なお、前回(第24話)の記事は↓コチラです。

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前回、アイアンガッチャードに変身した宝太郎。見た目的に鈍重なそれを前に、プテラノドンマルガムは完全にナメてかかりますが、案の定返り討ちに遭い、ワープテラのケミーカードに戻されます。しかし、ここで宝太郎はダウン。誰もが彼の体調を心配したとき、彼を介抱すべく颯爽と現れたのは―!序盤では、前回描かれなかったアイアンガッチャードの戦闘シーンが描写。やはりその見た目通り鈍重であるため、持ち前の装甲で多少敵の攻撃は受けること前提で、両腕のアイアンナックルをぶち込むという、なかなか荒々しい戦闘スタイルでした。アイアンナックルを浮かせる形で分離し、プテラノドンマルガムに食らわせるさまは、「いやそれ分離できるのかよ!」と、驚いてしまいました。しかし、そこで宝太郎も身体の限界に達してダウン。そんな彼を誰よりも先に介抱したのは、姿をくらましていたあの風雅でした。前回の次回予告でも明かされていた通り、風雅が久しぶりにTV本編に登場。禁断の錬金術であるテンライナーの完成を手助けしたのも、彼でした。テンライナーの初錬成シーンは、描写に割ける時間がかなり少なかったため、描写はそこそこ淡白。ですが、宝太郎の必死の表情をこれでもかというほどアピールすることで、その淡白さを多少軽減してくれていました。

 

父:風雅との再会をりんねが喜んだのもつかの間、状況を打開すべく、次なる一手を打たねばならない宝太郎たち。宝太郎自身が絶対安静の状況下で、風雅は鏡花に勧められたこともあり、10年前の事件とミナトの因縁を語ります。想像を超える苦い過去を持っていることを知ったりんねたちは、これによりミナトへの理解を深め、風雅が教えてくれた錬金アカデミーへの抜け道のある地点へ急ぎます。中盤では、風雅および鏡花の語りから、ミナトの過去と10年前の事件との因縁が描写。10年前、マルガムの襲撃の最中、風雅の言葉で事件の首謀者がグリオンであることを知ったミナトは、彼と対峙。彼の言葉に負けず錬金術で拘束しますが、本性を現したグリオンの返り討ちに遭い、同級生の大輝は死亡。他の生徒たちも操られて同士討ちの末死亡し、鏡花がスパナを救い戻ってきたときには、生存者はミナトのみでした。ミナトの過去編の描写も、割かれている時間は短め(大輝が出てきたあと、すぐにグリオンの襲撃が始まるため)。ですが、ミナトがグリオンよりも風雅のことを信頼し拘束するも、返り討ちに遭うさまを重点的に描くことで、ミナトの受けたショックを視聴者にも理解しやすくしており、シーン時間の短さという難点をクリアしようとしていました。しっかし、グリオンがいじってたあのルービックキューブみたいな立方体には、ミナトのトラウマが隠されていたとはなぁ。グリオンってスゲェ陰湿なヤツだな…。

 

りんねたちが抜け道の地点に到着すると、そこではミナトとクロトーが待ち伏せ。戦闘に突入した彼女らでしたが、やや劣勢に陥ります。そうした中、ムリを押して宝太郎もその場に駆けつけ、アイアンガッチャードへと変身。仲間たちとともに、心からの思いをぶつけます。そして、ドレッドライバーをミナトから引き剥がすことに成功しますが―。後半では、アイアンガッチャードをはじめとする戦闘シーンが描写。ここで最も印象に残ったのは、やはり宝太郎たちの心からのミナトへの説得でした。宝太郎たちのセリフは、それぞれ端的でシンプル。ですが、各キャラたちの今までの経験、そして成長をしっかりと踏まえたものになっており、さすがに泣きそうになりました。スパナだけ、他のメンバーに比べて若干関わりが薄い形ですが、そこはヴァルバラドに変身したという「過去を克服した」ことに着目したセリフになっていたのがGoodでしたね。また、錆丸のパートでは、最後の最後まで、極力アイザックを使わずに自分の口で言っていたのが、彼の本気度を窺わせました。残念ながら、今回取り戻すことは叶いませんでしたが、きっとミナトが帰ってくるのももうすぐでしょう(5月リリースのてれびくんの応募者全員プレゼントDVDでは、宝太郎たちの味方側として登場することが示唆されているため)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後のケミストリーを実行すべく、マルガムを召喚し暗黒の扉を開こうとするグリオン。全力で応戦するりんねたちだが、全く歯が立たず苦戦してしまう!そんなときに再び現れる風雅。変身の掛け声とともに変わるその姿は―!

 

次回は、グリオンとの最終決戦が始まるお話になりそう。スーパーヒーロータイムの告知に、強化形態のプラチナガッチャードも姿を見せていることから、次々回あたりで登場してくれるのでしょう。風雅の力が、宝太郎をさらにパワーアップさせる…って展開になるのかな。

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…というワケで、記事は「『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ1 ちょっとした感想」に続きます。

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『仮面ライダーガッチャード』第24話 ちょっとした感想

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秘術が生んだ禁断のフォーム:アイアンガッチャード!

 

 

 

仮面ライダーっていうのは、錬金術の歴史における伝説。120年前に現れた「暁の錬金術師」が名乗ったと言われている、名誉ある称号なんだよ。今回の『仮面ライダーガッチャード』は、アイアンガッチャードの初登場回。それと同時に、物語もほぼ折り返し地点かつ『キングオージャー』が最終回を迎えることもあってか、かなり総集編色も濃い一編となりました。

 

単純な総集編回としないということで、アイアンガッチャードの誕生のドラマを挿入しているだけでも、十分その意欲が伝わってくるのですが、それにプラスしてミナトの過去を掘り下げようとしているのも興味深いところ。これにより、今回も『ガッチャード』の物語を楽しむうえで外せない一編になっていました。こうした、単純に見えてちゃんと要素をすくい上げ挿入しているのが、『ガッチャード』の良いところの1つですよね。

 

なお、前回(第23話)の記事は↓コチラです。

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今日もキッチンいちのせに集まる宝太郎たち。しかし、新たに捕獲したケミー:ケスゾーのお陰で、珠美が使おうとしていた食材のほか、錆丸が保管していたデータまでもが消えてしまいます。データ復旧を急ぐべく、錆丸は宝太郎たちとともに、今までの戦いを振り返り始めます。同じ頃、ケミー:ワープテラを捕獲していたグリオンは…。今回は、キッチンいちのせでの日常パートからスタート。ケスゾーのせいでドタバタし、錆丸が宝太郎に「今までのことを教えてくれ」と言い出したときには、「あ、今回は総集編回なんだな」とハッキリと気づきました。そんな、前半での宝太郎たちの振り返りは、ガッチャードに関することをほぼ満遍なく今までのことを振り返り。ガッチャードデイブレイクのことはほぼ触れられていませんでしたが、その代わりりんねが『ガッチャード』における仮面ライダーの称号の意味を語った際、“暁の錬金術師”に触れていました。多分、別の世界線の宝太郎は、デイブレイクの名前をここから取ったんだろうなぁ。いつか本編か劇場版に、その120年前の暁の錬金術師も登場しそうな気がするぞ…。

 

ミナトからの手紙を信じ、指定場所へ向かった宝太郎たち。しかしそこでは、ミナトのほかワープテラから生み出されたプテラノドンマルガムが待ち構えており、後者の能力により、宝太郎と蓮華の持つケミーカードが、スチームライナーを除き全て奪われてしまいます。戦闘不能に陥った宝太郎をかばい、それぞれマジェードとヴァルバラドに変身して応戦するりんねとスパナでしたが、プテラノドンマルガムの能力だけでなく、ミナトの変身したドレッド壱式のパワーの前に苦戦を強いられます。中盤では、グリオン側の振り返りを挟んだのち、宝太郎がケミーカードを奪われる展開へと突入。グリオン側の振り返りパートは、宝太郎たちのパートよりも自然に挿入されており、かつミナトの過去(10年前の事件)という新たな要素にも触れていたことから、なかなか上手いことドラマを作っているなと感じましたね。そしてこののち、宝太郎がピンチに陥り、りんねとスパナが応戦する戦闘パートへ。前者については、キチンとプテラノドンマルガムの能力とはいえなかなか力技だなと思いましたが、後者については、それぞれの能力を活かして巧みにマジェードとヴァルバラドを翻弄していてGoodでした。静かな攻撃を繰り出すドレッド壱式と、ワープを多用してトリッキー攻撃を仕掛けるプテラノドンマルガムと、攻撃の特性は違うのになかなかマッチしていましたね。

 

周囲が止めるのをよそに、それでも戦ってケミーたちを取り戻したいと強く願う宝太郎。禁断の秘術を使うか否か、鏡花が迷っているとき、ある人物が現れて力を貸します。その結果、宝太郎はスチームライナーをテンライナーへと再錬成。ガッチャーイグナイターも用いて、アイアンガッチャードへと変身を遂げるのでした。終盤で、鏡花の技術とある人物の協力により、アイアンガッチャードが登場。ある人物については、今回誰なのかボカされていましたが、次回予告を観るに、おそらく風雅なのでしょう。そんな形で誕生したアイアンガッチャードは、今回変身のみで活躍は次回にお預け。そのゴツい見た目から、暴走フォームなのではないかという予想もありましたが、この誕生経緯&立ち位置だと、一種の不完全体フォームという形ではないでしょうか。「人間とケミーを融合させる」という禁断の秘術のことがかなり気になりますが、ここは次回明かされるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイアンガッチャードに変身した宝太郎だったが、体力の消耗が激しく変身解除に追い込まれてしまう。窮地の彼のもとに現れたのは、あの風雅だった!ミナトの抱える10年前の事件と記憶は何か?宝太郎たちは、ミナトを奪還することができるのか!?

 

次回は、アイアンガッチャードデビュー回の後編。今回におわされた、ミナトの過去に迫るものになりそうです。次回でミナトも宝太郎たち側に帰ってくるのかな?でも、ドレッド壱式はまだしばらく宝太郎たちに立ちはだかりそうではあるんだけど…。

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…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第50話(終) ちょっとした感想」に続きます。

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『仮面ライダーガッチャード』第23話 ちょっとした感想

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青きマジェード、その名はムーンケルベロス

 

 

 

きっと、世界中の人々を幸せにすることは出来る!だから…、一緒に頑張ろうよ!今回の『仮面ライダーガッチャード』は、ズキュンパイアを巡るお話の後編。ズキュンパイアのキャラクター性を生かした、シンプルながらもジーンと感じさせるドラマが展開され、戦闘面では、マジェードの新フォーム:ムーンケルベロスが大活躍してくれていました。

 

前回のちょっとギャグ寄りな作劇からは想像が出来なかった、今回のドラマ展開。ズキュンパイアの悲哀を感じさせるビターな一面もありましたが、それに対する宝太郎たちの提案に救いがあり、またラストの結逢(ズキュンパイアの被害者となってしまったメガネの女性)の行動に、希望と成長を感じさせられました。いやはや、今回もシンプルながらなかなか奥深いドラマでしたよ。

 

なお、前回(第22話)の記事は↓コチラです。

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前回、多重錬成によりサーベルマンティスマルガムへと進化を遂げたクロトー。ヴァルバラドやマジェードが正面攻撃をかけてもほとんど歯が立たないことから、2人はサーベルマンティスマルガムを羽交い締めにし、ファイヤーガッチャードの力で撃破しようとしますが、結局取り逃がしてしまいます。クロトーの動向が気になるところでしたが、宝太郎たちはズキュンパイアの行動をまず止めるべく、その後を追うのでした。サーベルマンティスマルガムは、やはり強力。序盤では前回に引き続きそれが存分に描かれ、ファイヤーガッチャードの攻撃すらも避けてしまう俊敏性も見せてくれました。ここでファイヤーガッチャードの必殺技を真っ向から跳ね返せずに避けるという形にしたのは、まだデビューして間もないファイヤーガッチャードの株を下げないための措置なのでしょうね。こうした形で、一度はクロトーを取り逃すことになった宝太郎たちは、ズキュンパイアのフルパワーズッキュンを止めるために奔走。しかしそうした中で、スパナだけは手を貸そうとせず、その場から立ち去ってしまいます。ここでスパナが抜けるのは、一応の理由付けがあったもののちょっと不自然。同時並行で、出番が多い回の撮影をしていたのかな?

 

宝太郎たちが追いついたとき、ズキュンパイアはフルパワーズッキュンを発動する直前。そんなズキュンパイアは、最初こそ「世界中の人々を幸せにする」という使命を語っていましたが、自分が実体化するキッカケとなった結逢自身が、実際にはエネルギーを吸い取られ苦しんでいる=幸せになっていないことを知り、激しく動揺します。フルパワーズッキュンが不安定化する中、これを狙ってクロトーがサーベルマンティスマルガムとなって再び出現。りんねはそのやり口に怒り、マジェード ムーンケルベロスに変身して応戦します。中盤では、ズキュンパイアを中心としたドラマが展開。ズキュンパイア自身に悪意は全くなく、その使命も純粋であった一方で、自分の能力の特性を知らなかったばかりに真逆のことをしてしまっていたという悲哀が、ここで描かれます。この短時間で、ズキュンパイアの悲哀を端的かつドラマチックに描いているのは秀逸。前回時点でそんな前フリはほとんどなかったぶん、この中盤のシーンのみで、ズキュンパイアの気づき→そこからの悲しみを違和感なく受け入れさせてくれているのは、本当に驚異的ですよ。制作陣の脚本力と演出力の強さを感じさせてくれました。そして、そんなズキュンパイアを利用しようとしていたのがクロトー。そのやり口に怒ったりんねは、マジェード ムーンケルベロスへと変身します。ムーンケルベロスへの初変身は、意外にサラッとしててスムーズ。そのぶん、サンユニコーンとは違う徒手空拳を中心としたアグレッシブなファイトスタイルで、強烈なインパクトを残してくれました。

 

サーベルマンティスマルガムに拘束され、未だパワーも不安定なズキュンパイア。そんな彼に宝太郎は、あえて優しく語りかけ、わかり合おうとします。その宝太郎の意思に応えて、ズキュンパイアはケミーカードに戻り、スーパーガッチャード クロスエックスレックス/宝太郎の力となって、マジェードとともに応戦。その力を存分に生かし、サーベルマンティスマルガムを打ち破るのでした。ズキュンパイアに語りかける宝太郎の姿こそ、今回のクライマックス。彼は「やり方は間違っていたかもしれない」と、まずズキュンパイアの今までの行いを否定した一方で、「きっと(違う方法で)世界中の人々を幸せに出来るはず」だと、ズキュンパイアの使命そして夢を応援する形になっているのが素晴らしいです。しっかりとダメなことはダメだと言い、捨てるべきでない夢を応援するさまは、本当に心にグッと来ましたね。そんな宝太郎の言葉に、ある意味ズッキュンされたズキュンパイアは、自らケミーカードに戻ってクロスエックスレックスに加勢。最後はファイヤーガッチャードとマジェードのダブルライダーキックが、サーベルマンティスマルガムにトドメを刺します。パワー的にはファイヤーガッチャードのほうが強いはずですが、マジェードはキックを小刻みに叩き込みまくる力押し攻撃スタイルのため、見た目的にファイヤーガッチャードに全く負けていないのがこれまたGood。両ライダーともに超カッコよかったですね。

 

ズキュンパイアが戦列に加わり、キッチンいちのせが賑やかになっていた頃。回復した結逢の前に、間接的に今回の事件のキッカケとなった元カレが現れます。復縁を迫る彼に対する、結逢の反応は―。ラストでは、回復した結逢のその後をエピローグ的に描写。失恋からの復活を描くのですが、そのさまとして、「新たな彼氏が見つかる」とか「元カレと復縁する」ではなく、「復縁を迫る元カレを自分の意思で振る」という形にしているのが、最高にいい塩梅だなと感じました。こうすることで、結逢を過度に幸せな状態にはせず、一方でその心の成長と立ち直りをズバリ表現しているんですよね。本筋から少し外れたズキュンパイア回前後編でしたが、ドラマの高いクオリティーは、引き続き維持されていたように思えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミナトから届いた宝太郎宛の手紙。それは、グリオンたちの罠だった。スチームライナーを除く全ケミーカードを奪われた宝太郎は、それでも皆を守るため、スチームライナー単独でのガッチャードへの変身を試みる。禁術の招く結果やいかに―!?

 

次回は、ガッチャードの新フォーム:アイアンガッチャードが初登場。その見た目から、雑誌の特写発表時は宝太郎の闇落ち等も囁かれていましたが、どうなるのでしょう。個人的には、「暴走の危険性があるフォーム」程度の立ち位置になるのかなと思うけど…。

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…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第49話 ちょっとした感想」に続きます。

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『仮面ライダーガッチャード』第22話 ちょっとした感想

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最初と2度目の初恋が気になるところ

 

 

 

狂おしいほどに…ズッキュン!今回の『仮面ライダーガッチャード』は、人間態に変身できるケミー:ズキュンパイアの活動と、それを利用してやろうというクロトーとサーベルタイガーマルガムの暗躍にかかわるお話の前編。前回の次回予告では、前者のことがかなりクローズアップされるような印象を受けましたが、実際は両者同じくらいの比重が置かれていました。

 

ズキュンパイアの行動は、その目的は別として、行動そのものの見た目はややコメディチック。しかし、それにより今回をただのギャグ回にせず、グリオン&冥黒の三姉妹側で渦巻く各個々人の思惑、そしてクロトーの執念がダークな要素として描かれており、お話のテイストのバランスがしっかりとられていたように思えました。このままだと、クロトーもラケシスも第2クール中に退場しちゃいそうな勢いだけど…どうなんだろう?

 

なお、前回(第21話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

ケミー:トライケラを確保し、キッチンいちのせに宝太郎たちが戻ってくると、いつもと明らかに様子が違う蓮華の姿に、錆丸がドン引き中。珠代の言葉もあり、宝太郎たちが蓮華の後をつけると、老若男女に囲まれ黄色い声援を浴びる、王子様風の男性に行き当たります。同じ頃、初めての両親の墓参を終えたスパナは、クロトーの襲撃を受けヴァルバラドに変身して応戦。グリオンから力を分け与えられたクロトーは、並々ならぬ気迫と執念で襲い掛かってきますが…。今回は、様子のおかしい蓮華と、彼女に何があったのかを突き止めようとする宝太郎たちの姿からスタート。蓮華を尾行する際の、宝太郎たちの姿が笑えましたが、その前のトライケラ確保時の宝太郎とりんねのカウボーイ風衣装もなかなかインパクトがありました。りんねの性格と立ち位置も、だんだんいい意味で砕けてきていい塩梅ですね。こうした宝太郎たちのドタバタっぷりの裏で、クロトーの襲撃に苦しめられていたのがスパナ。ヴァルバラドの力を使うことで、そこまで苦戦することはありませんでしたが、クロトーの執念は並々ならぬものがありました。ここ数話は比較的なりを潜めていたクロトーが、今回はクローズアップ。彼女がパワーアップした際の、ミナトやラケシスの反応・所作にも注目させられました。

 

錆丸の解析により、王子様風の男性の正体が、ケミー:ズキュンパイアであることを突きとめた宝太郎たち。すぐさまズキュンパイアのアジトへ向かい、確保を試みます。ところが、ズキュンパイアは既に多くの人間のエネルギーを吸い取っており、宝太郎たちに次々憑依するなどして翻弄。そのままアジトを脱出してしまいます。錆丸と目が覚めた蓮華にその場を任せた宝太郎とりんねは、ズキュンパイアを追いかけますが…。蓮華をはじめとする人々をたぶらかしていた者の正体は、ズキュンパイア。人々を自分の虜にすることで、そのエネルギーを奪っていましたが、その行動をする必要がある使命については、今回明かされることはありませんでした。この手の敵は女性だけをターゲットにしそうなものですが、ズキュンパイアの場合老若男女誰でもターゲットとなり、さらに王冠が本体であるため人間にも憑依できるのが、かなり厄介なところ。その厄介さを表現しつつ、ギャグシーンも挿入していたのは、なかなか楽しんで観ることができましたね。「じじいの嫉妬は!?」というセリフにも的確に反応するズキュンパイア、そんなズキュンパイアに憑依されてしまう宝太郎たち。撮影現場もきっと楽しかっただろうなぁ。ところで蓮華、「3度目の初恋」ってもう初恋じゃないんじゃないか?…ってツッコミは、野暮か。

 

ズキュンパイアを追いかける宝太郎とりんねの前に、クロトーとサーベルタイガーマルガムが出現。2人はそれぞれガッチャードとマジェードに変身して応戦しますが、クロトーはカマンティスのケミーカードを奪ってマンティスマルガム化し、彼らを苦しめます。やがてスパナも駆けつけ、サーベルタイガーマルガムがヴァルバラドの手で倒されますが、マンティスマルガムはそのサーベルタイガーマルガムの力をも吸収して…。終盤では、ガッチャードら3人ライダーによる戦闘シーンが挿入。ヴァルバラドが登場した手であるため、彼の活躍っぷりに重きが置かれていましたが、キチンとガッチャードとマジェードの見せ場も用意されていましたね。そして、それ負けないくらいこだわられていたのが、クロトーの描写。彼女が変身したのは、第1話でも変身したマンティスマルガム。それでガッチャードに襲い掛かり圧倒するだけでなく、サーベルタイガーマルガムが倒されるや否や、その力をも吸い取ってサーベルマンティスマルガムとなり、なおもガッチャードたちを攻撃してきます。ちゃんと今までのお話のことを踏まえており、かつ見せ場も多かったクロトーの描写。でもこの分だと、あと数話で退場しちゃいそうな勢いだぞ…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空に浮かぶハートが巨大化するとき、ズキュンパイアのフルパワーズッキュンが発動してしまう。そして、そもそもズキュンパイアの使命とは何なのか?宝太郎たちが奔走し叫びをあげるとき、ズキュンパイアの力がファイヤーガッチャードに新たな力を与え、マジェードも新フォームへと変身した!

 

次回は、今回の後編に当たるお話。コメディチックさを内包しつつも、ちょっぴりハードで切ないお話になりそうです。また、ここで忘れてはならないのが、マジェードの新フォーム!どんな活躍をするのか、楽しみだな~。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第48話 ちょっとした感想」に続きます。

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『仮面ライダーガッチャード』第21話 ちょっとした感想

憎しみを断つ炎の剣!

 

 

 

俺に託された思いを、願いをかなえる。俺に宿る炎で、人の未来を奪う悪魔を焼き尽くす!今回の『仮面ライダーガッチャード』は、仮面ライダーヴァルバラドの誕生回。スパナが困難と過去を乗り越えて仮面ライダーとなるさまがドラマチックに描かれた一方で、宝太郎たちとの溝はまだ埋まりきらず、またラケシスやミナトの不穏な動きも描かれ、これらがいいスパイスになっていました。

 

今回の描写を観ると、ミナトはグリオンに洗脳されておらず、わざとあちら側に身を置いている可能性も浮上。ですが、これはおそらく、「ミナトは洗脳されたフリをしている」パターンと「ミナトやっぱりは洗脳されていて、さらにスパナを貶めることを考えている」パターンのどちらのドラマ展開も可能にするための描写なのでしょう。今回だけでミナトに希望を持つのは、時期尚早かな。

 

なお、前回(第20話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、再びウィールマルガムとなり、エンジェルマルガムに襲いかかったスパナ。エンジェルマルガムはこれを好機と捉えて、彼を完全に闇に落とすために、再び彼の両親を召喚。死の絶望を味わわせようとします。ところが、スパナの両親は錬金術で自決したため、エンジェルマルガムの作戦は失敗し一時撤退。ウィールマルガムもファイヤーガッチャードの出力を落とした攻撃でスパナに戻りますが、スパナの考えは頑なでした。序盤では、怒りに燃えるウィールマルガムと、さらに非道な手口を使って彼を追い詰めんとするエンジェルマルガムのさまが描写。エンジェルマルガムの企みを打ち砕いたのは、再度召喚された、死んでいるはずのスパナの両親たち自身でした。死んでいるにも関わらず、なぜか錬金術が使え、それにより自決したスパナの両親。錬金術が使えた理由は結局わからずじまいでしたが、スパナを思う彼らの思いが、不可能かと思われたことを実現した―のかな。こうしたことを踏まえて、またもすんでのところで完全な闇落ちを回避できたスパナ。しかし、彼の考え方はまだ変わらず、宝太郎たちと関わろうとしませんでした。描写は前後しますが、ウィールマルガムを止めるため、ファイヤーガッチャードは出力を落とした攻撃を披露。前回錆丸が危惧していたようなことは起きなくて、よかったですね。

 

スパナを救うためには、ヴァルバラドライバーの完成が必要だ―。鏡花のもとに集った宝太郎たちは、進んで協力を申し出、ついにドライバーは完成します。しかしその直後、エンジェルマルガムと冥黒の三姉妹が襲撃。宝太郎たちはそれらへの応戦を強いられることにより、鏡花の守りがガラ空きになってしまいます。その後、鏡花に密かに接触したミナトは、スパナを廃工場に呼び出して…。中盤では、ヴァルバラドライバーの完成と、宝太郎/ガッチャードたちの戦闘が描写。前者については、最近ではあまり観られなくなったように感じる、和気藹々としたワチャワチャした様子が描かれており、各キャラがしっかりと立っていてGoodでした。これを経て完成したヴァルバラドライバーですが、直後エンジェルマルガムと冥黒の三姉妹が襲撃。両者激戦を繰り広げますが、唯一ラケシスだけが、ミナトの不可解な行動に気づきます。Aパートにてラケシスの弱み(グリオンへの反逆の画策)をミナトが知ることになり、その後そのラケシスがミナトの行動(結果的にスパナを仮面ライダーにする)ことを知るというドラマ展開は、両キャラの様々な思いを交錯させる形になっていてGood。単純な展開と言ってしまえばそうかもしれませんが、両者の特異化した関係を端的に表現するという意味では、とても効果的だったと言えるでしょう。

 

ミナトから鏡花が死んだことを伝えられ、怒りに駆られるスパナ。しかし、ミナトの変身したドレッドにウィールマルガムの力は今一歩及びません。ウィールマルガムが追い詰められ、スパナの両親の指輪が地面に散らばったそのとき、両親の記憶がウィールマルガムにフラッシュバックし、スパナは両親の真意と事件の真実を理解。こうして大きな壁を乗り越えたスパナは、仮面ライダーヴァルバラドへと変身し、ドレッドに大ダメージを与えたうえ、エンジェルマルガムを撃破するのでした。後半では、もうスパナが主役のドラマ展開。ミナトから「鏡花は死んだ」と聞かされ(実はハッタリ)激昂したスパナは、ウィールマルガムとなって応戦するも、ミナトの変身したドレッドには勝てずじまい。攻撃を受けて地べたに投げ出されたそのとき、両親の指輪が、両親の死の事件の真相を映し出します。視聴者は前回から何度も観ているスパナの両親の死ですが、スパナ自身がこれを観る(追体験)するのはこれが初。両親の死だけでなく、幼いスパナを救っていた鏡花の姿まで、キッチリとスパナが観る形にしていたのはナイスでしたね。こうして、自分は様々な人々に救われてきたのだと自覚したスパナは、憎しみのみの怒りから解放され、ヴァルバラドライバーを手にして仮面ライダーヴァルバラドに変身。ドレッドを追い詰め、エンジェルマルガムの撃破に成功します。ヴァルバラド登場後は、無双状態の彼の戦いっぷりがたっぷり描写。フォームチェンジまで駆使してしまうとはねぇ。その変身のさまも、スパナらしいどことなくキザな感じが反映されていて、興味深かったです。

 

ようやく仮面ライダーになれたものの、宝太郎たちと歩み寄ろうとしないスパナ。それを残念がる宝太郎たちでしたが、スパナはその後鏡花のもとを訪れていて―。ラストでは、スパナと鏡花の様子が描写。宝太郎と別れたときの様子だと、「まだ考えを改めてないのかな」と思ってしまいましたが、その後の強化とのやり取りを観ていると―、今回の事件を通して、彼の中で仮面ライダーに変身したこと以外の大きな変化があったことは明らかだと言えるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近蓮華の様子がおかしい。どうやら恋をしたようだが、その相手はなんとケミー:ズキュンパイアだった!次々と女性を虜にするズキュンパイアは、予想外の強敵で…?

 

次回は、蓮華にスポットを当てた一編になりそう。ここ最近大きな展開が連続していましたから、少し肩の力を抜いて楽しむことができそうですね。前後編パターンになる…のかな?

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…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第47話 ちょっとした感想」に続きます。

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