お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーガッチャード』第21話 ちょっとした感想

憎しみを断つ炎の剣!

 

 

 

俺に託された思いを、願いをかなえる。俺に宿る炎で、人の未来を奪う悪魔を焼き尽くす!今回の『仮面ライダーガッチャード』は、仮面ライダーヴァルバラドの誕生回。スパナが困難と過去を乗り越えて仮面ライダーとなるさまがドラマチックに描かれた一方で、宝太郎たちとの溝はまだ埋まりきらず、またラケシスやミナトの不穏な動きも描かれ、これらがいいスパイスになっていました。

 

今回の描写を観ると、ミナトはグリオンに洗脳されておらず、わざとあちら側に身を置いている可能性も浮上。ですが、これはおそらく、「ミナトは洗脳されたフリをしている」パターンと「ミナトやっぱりは洗脳されていて、さらにスパナを貶めることを考えている」パターンのどちらのドラマ展開も可能にするための描写なのでしょう。今回だけでミナトに希望を持つのは、時期尚早かな。

 

なお、前回(第20話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、再びウィールマルガムとなり、エンジェルマルガムに襲いかかったスパナ。エンジェルマルガムはこれを好機と捉えて、彼を完全に闇に落とすために、再び彼の両親を召喚。死の絶望を味わわせようとします。ところが、スパナの両親は錬金術で自決したため、エンジェルマルガムの作戦は失敗し一時撤退。ウィールマルガムもファイヤーガッチャードの出力を落とした攻撃でスパナに戻りますが、スパナの考えは頑なでした。序盤では、怒りに燃えるウィールマルガムと、さらに非道な手口を使って彼を追い詰めんとするエンジェルマルガムのさまが描写。エンジェルマルガムの企みを打ち砕いたのは、再度召喚された、死んでいるはずのスパナの両親たち自身でした。死んでいるにも関わらず、なぜか錬金術が使え、それにより自決したスパナの両親。錬金術が使えた理由は結局わからずじまいでしたが、スパナを思う彼らの思いが、不可能かと思われたことを実現した―のかな。こうしたことを踏まえて、またもすんでのところで完全な闇落ちを回避できたスパナ。しかし、彼の考え方はまだ変わらず、宝太郎たちと関わろうとしませんでした。描写は前後しますが、ウィールマルガムを止めるため、ファイヤーガッチャードは出力を落とした攻撃を披露。前回錆丸が危惧していたようなことは起きなくて、よかったですね。

 

スパナを救うためには、ヴァルバラドライバーの完成が必要だ―。鏡花のもとに集った宝太郎たちは、進んで協力を申し出、ついにドライバーは完成します。しかしその直後、エンジェルマルガムと冥黒の三姉妹が襲撃。宝太郎たちはそれらへの応戦を強いられることにより、鏡花の守りがガラ空きになってしまいます。その後、鏡花に密かに接触したミナトは、スパナを廃工場に呼び出して…。中盤では、ヴァルバラドライバーの完成と、宝太郎/ガッチャードたちの戦闘が描写。前者については、最近ではあまり観られなくなったように感じる、和気藹々としたワチャワチャした様子が描かれており、各キャラがしっかりと立っていてGoodでした。これを経て完成したヴァルバラドライバーですが、直後エンジェルマルガムと冥黒の三姉妹が襲撃。両者激戦を繰り広げますが、唯一ラケシスだけが、ミナトの不可解な行動に気づきます。Aパートにてラケシスの弱み(グリオンへの反逆の画策)をミナトが知ることになり、その後そのラケシスがミナトの行動(結果的にスパナを仮面ライダーにする)ことを知るというドラマ展開は、両キャラの様々な思いを交錯させる形になっていてGood。単純な展開と言ってしまえばそうかもしれませんが、両者の特異化した関係を端的に表現するという意味では、とても効果的だったと言えるでしょう。

 

ミナトから鏡花が死んだことを伝えられ、怒りに駆られるスパナ。しかし、ミナトの変身したドレッドにウィールマルガムの力は今一歩及びません。ウィールマルガムが追い詰められ、スパナの両親の指輪が地面に散らばったそのとき、両親の記憶がウィールマルガムにフラッシュバックし、スパナは両親の真意と事件の真実を理解。こうして大きな壁を乗り越えたスパナは、仮面ライダーヴァルバラドへと変身し、ドレッドに大ダメージを与えたうえ、エンジェルマルガムを撃破するのでした。後半では、もうスパナが主役のドラマ展開。ミナトから「鏡花は死んだ」と聞かされ(実はハッタリ)激昂したスパナは、ウィールマルガムとなって応戦するも、ミナトの変身したドレッドには勝てずじまい。攻撃を受けて地べたに投げ出されたそのとき、両親の指輪が、両親の死の事件の真相を映し出します。視聴者は前回から何度も観ているスパナの両親の死ですが、スパナ自身がこれを観る(追体験)するのはこれが初。両親の死だけでなく、幼いスパナを救っていた鏡花の姿まで、キッチリとスパナが観る形にしていたのはナイスでしたね。こうして、自分は様々な人々に救われてきたのだと自覚したスパナは、憎しみのみの怒りから解放され、ヴァルバラドライバーを手にして仮面ライダーヴァルバラドに変身。ドレッドを追い詰め、エンジェルマルガムの撃破に成功します。ヴァルバラド登場後は、無双状態の彼の戦いっぷりがたっぷり描写。フォームチェンジまで駆使してしまうとはねぇ。その変身のさまも、スパナらしいどことなくキザな感じが反映されていて、興味深かったです。

 

ようやく仮面ライダーになれたものの、宝太郎たちと歩み寄ろうとしないスパナ。それを残念がる宝太郎たちでしたが、スパナはその後鏡花のもとを訪れていて―。ラストでは、スパナと鏡花の様子が描写。宝太郎と別れたときの様子だと、「まだ考えを改めてないのかな」と思ってしまいましたが、その後の強化とのやり取りを観ていると―、今回の事件を通して、彼の中で仮面ライダーに変身したこと以外の大きな変化があったことは明らかだと言えるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近蓮華の様子がおかしい。どうやら恋をしたようだが、その相手はなんとケミー:ズキュンパイアだった!次々と女性を虜にするズキュンパイアは、予想外の強敵で…?

 

次回は、蓮華にスポットを当てた一編になりそう。ここ最近大きな展開が連続していましたから、少し肩の力を抜いて楽しむことができそうですね。前後編パターンになる…のかな?

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第47話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Twitter Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

Twitter https://twitter.com/CTF_bongore_A

Instagram https://www.instagram.com/bongore200706/