チキューを守りたいという気持ちは同じ！
番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。
これは、いつか勝つための戦いです―。いよいよ物語も最終局面へと突入し、ダグデドとの本当の最終決戦へ。その初回となる今回は、意外にもラクレス&一般市民たち側の描写に重きが置かれ、クワガタオージャー／ギラたちも奮闘したものの、メタメタにやられてしまうさまが描かれました。
ギラたちの思い、そしてそれを受けたうえでのラクレスたちの思いもよくわかるのですが、現状ダグデドに勝てる見込みも希望もほとんど見えてこないのが厄介なところ。本当。奇跡が1万回起きない限り無理そうな状況だけど、ここからどう巻き返すんだろう…。
なお、前回（第47話）の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、同日放送の『仮面ライダーガッチャード』の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
神の怒りを乗り越えたギラたちが最後に目指すは、打倒ダグデド。ヤンマは大マジメに、全ての王の証の力を結集した「超絶怒涛究極完全体キングオージャー」の開発を提案しますが、その開発のめどどころか構想もほとんど固まり切らないうちに、ダグデドが襲撃を仕掛けてきます。変身し応戦するギラたちでしたが、準備もままならない状態でまともに戦うことは不可能。戦いの中で6人は、「避難計画ゼロ」の発動を決意します。序盤では、「超絶怒涛究極完全体キングオージャー」の構想と、それをまとめる間もなくダグデドとの戦いに突入するギラたちの姿が描写。「超絶怒涛究極完全体キングオージャー」は名前こそアレですが、ダグデドを倒しうる切札であり、かつ6人の王たちの王の証を全て用いることで実現しうるものでした。王の証の設定、そしてグローディを倒す際にジェラミーが“永遠の命”を使ってしまったというカセを上手く使っており、なかなか上手いドラマ構成になっているのはGood。でも、その永遠の命をどうにかして根性論で開発しようとしていたのには、なんとも言えない気持ちになりました。いや、ヤンマの言いたいこともその気持ちもよくわかるんだけど、思いだけではどうにもならないことも、あるじゃん…？
「避難計画ゼロ」の発動を受け、ラクレス、そしてドゥーガをはじめとする王の側近たちは行動を開始。復活したジームをなぎ倒しながら、指定された避難地点へと集結します。ところが、そこは深い森の中であり、やってきたのはキングコーカサスカブト。前回とは様相が異なり、またラクレスの様子を不審に思ったドゥーガたちは、王たちの言いつけを破って、開封厳禁とされていたバックパックを開けます。そこにこめられていたものは…！中盤では、避難計画ゼロに基づいて動く、ドゥーガたちの様子が描写。最初こそ王たちの言いつけを守って行動していた彼らでしたが、ラクレスの様子や唐突に現れたキングコーカサスカブトをキッカケに不審に思い、バックパックを開封したことから、王たちの真意を知ることになります。避難計画ゼロとは、キングコーカサスカブトにより、全チキュー人類およびバグナラクを全員別の惑星へと脱出させること。ダグデドに現時点で勝てる見込みがないゆえの、苦渋の決断でした。王たちの悲しい決意と思いがよくわかる、今回のクライマックスと言える描写。ですが、ヤンマの呼びかけが「いつか永遠の命を開発してくれ」と投げやりっぽかったり、やっていることがかつての2000年前の人類のチキューへの入植の歴史と同じですが、これではまた入植先の星での先住生物との争いが起きる可能性もはらんでおり、その歴史をまた繰り返すのかと、これまたなんとも言えない気持ちになりました。ギラたちが人類のために抗するしかないという考え方もよくわかります。ですがそれゆえに、暗い歴史を繰り返そうとしてしまっているのが悲しいです。
クワガタオージャーらが、ダグデドによるとどめの一撃と言わんばかりのメテオ攻撃を食らっていた頃。そんな王たちの思いを理解しつつも、やはり承服できないドゥーガたちの思いを受け、ラクレスもまた、王たちの思いにあえて反逆することを決意。一丸となって打倒ダグデドに燃えますが、それに水を差すようにカメジムが現れます。ところが、それに呼応するかのように、死んだはずのあのキャラも姿を現して…？終盤では、ドゥーガたちがともに戦うべく王たちの言いつけに背く＝王たちに反逆することを進んで選択し、ダグデドと戦うことを決意する様が描写。ラクレスがちょっと皆にスッと受け入れられすぎだろと思うところもありましたが、このドラマ展開は確かにアツかったですね。直後正体を見破られるカメジムのインパクトが薄れてしまうほどでした。そしてラスト、カメジムやドゥーガたちの前に現れたのは、死んだはずのデズナラク8世。ハーカバーカからよみがえったのでしょうか、それはいったいなぜか？次回に続く―。
ダグデドの攻撃で、ギラ以外の王たちは倒れた。しかし、そこにラクレスをはじめとするチキュー人類たちが駆けつける。闘志に燃える彼らは、このままダグデドを打ち破ることができるのか！？
次回は、ダグデドの最終決戦回中編。ラクレスたちの行動が、ギラたちに大きな希望を与えることになりそうです。でも、まだダグデドを倒せる見込みは立っていないんだよね。どうやって決着をつけるのか―？
さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitter & Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします！
