お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオン チェンジ ザ ワールド』第4話 ちょっとした感想

f:id:bongore_asterisk:20240430062342j:image

リョータの克己!シンカリオンE7かがやき

 

 

 

俺はシンカリオンで、街を、皆を、守りたい!今回の『新幹線変形ロボ シンカリオン チェンジ ザ ワールド』は、リョータがついに運転士として、シンカリオンE7かがやきに搭乗するお話。自身の過去や、マイの言葉に向き合い刺激を受け、己を乗り越えてタイセイとともに同じフィールドに立つさまが描かれました。

 

リョータの立ち上がるお話として、アツさはある程度ありましたが、これを敦賀にいるタイセイと同時並行で描くには、ちょっと相性が悪かったかなという印象。もうリョータのお話のみ一本に絞るか、あるいは何か事情をつけてリョータ敦賀に行かせていたほうが、もっと面白くなったのではないかなとも思えました。現状、タイセイとリョータを取り巻く関係の深いキャラが少ないのが、ちょっと裏目に出たかなという感じでした(もちろん、無尽蔵にキャラを出せばいいというものではありませんが)。

 

なお、前回(第3話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、敦賀に出現したものの、E5はやぶさトレーラーフォームに倒されたアンノウン。しかし、直前の消滅の仕方に、タイセイもカドミチも違和感を覚えており、カドミチは再襲撃に備えるため、タイセイとともに敦賀に残ります。待機の間、タイセイが敦賀鉄道資料館等を堪能している頃、リョータシンカリオン運転士になるための努力を続けていました。序盤では、敦賀の街に残り、アンノウンの出現に備えつつも現地を堪能するタイセイのさまが描写。前回もセリフにてチラッと登場した、敦賀鉄道資料館も登場しました。遠方に出向いた際、現地の名物や名所が登場するのは、「シンカリオンシリーズ」の伝統。本作でもそれが息づいていることを実感させられました。でも、おこし太郎のネタまでぶっこんできたのは、ちょっと蛇足だったかな。後半の戦闘シーンで、それが生かされる場面があるので、それも意識しての挿入かもしれませんが、シチュエーション的に翌日早起きする必要があるかどうかわからなかったし…。このようにタイセイが敦賀を満喫している頃、リョータは運転士になるべく人知れずトレーニング中。その中で思い出したのが、亡き祖父との会話でした。存在のみ前回時点で示唆されていたリョータも祖父が、回想シーンで登場。名前は「タケフ」となっていましたが、これはこの前北陸新幹線が開通した武生市から取られているのは明らかですね。

 

祖父タケフとのことを思い出しながらも、なかなか適性値を上げられないリョータ。そんな中、恐れていたアンノウンの再出現が現実のものとなり、タイセイは出撃を余儀なくされます。アンノウンは前回に比べて両腕にドリルを装備するようになっており、これにE5はやぶさトレーラーフォームは苦戦。そのさまを見ていなかったリョータは、「タイセイに任せておけば大丈夫」と強がりますが―。中盤では、早くもアンノウンが再出現し、これに対してタイセイがE5はやぶさで出撃。今までとは違い、いきなりトレーラーフォームにビークル合体した状態で先頭に突入しますが、苦戦を強いられます。今回のこの描写のおかげで、ビークル合体は、基本的に合体メカがそろっていれば、特段の縛りなくいつでも合体することが可能であることが判明。野暮なツッコミを承知で言いますが、「だったらこれからも最初から合体して出撃すればいいのでは?」と思ってしまいました。今後のお話で、ビークル合体しないことによるメリットや、シンカリオンとしての特性の変化等が描写されると、より良いかなぁ。このように戦っているタイセイの状況を、モニターを見ていなかったことから詳細をよく知らなかったのがリョータ。彼は、運転士としての適性値が足りないことに対する悔しさをひた隠しながら、マイに強がって見せますが、腐れ縁のマイはそんな彼の本心を完全に見抜いていました。冗談や笑い飛ばすことで本心を隠し続けてきたリョータに対し、鋭く切り込むマイのこのシーンこそ、今回のドラマとしての最大の山場。彼に一番寄り添ってきた彼女が、その役回りをすること自体は最適だと感じますが、これまでのお話において、なんでもかんでも彼女が全てを説明しては次の展開につなげるという形が連続したため、変化球がほしいなぁという感じがしました。今回の役回りをマイにさせるのなら、前々回におけるタイセイの立ち上がりには、彼女じゃなくてカドミチにその役を担わせたほうが、もっと面白くなったかなと思いますね。タイセイたちの理解者にあたるキャラが、前2作に比べると少ないのは、ちょっと痛いかなぁ。

 

マイの言葉に刺激を受けて、本心を吐露したリョータ。それが引き金となったのか、彼の適性値はシンカリオンに搭乗出来るまでに達し、E7かがやきで出撃します。そして、現地でシンカリオンに変形すると同時に、エルダドリルと合体してシンカリオンE7かがやきドリルフォームになり、アンノウンを圧倒。最後は単独でそれをつんざき、初陣を勝利で終えるのでした。終盤にて、シンカリオンE7かがやきが登場!対応するビークルがエルダドリルであり、吹っ切れたリョータを象徴するような豪快な戦いっぷりが、とても印象に残りました。リョータの適性値が一気に運転士の基準を満たしたり、せっかく登場したE7かがやきがあっという間にビークル合体しちゃったり等、ちょっともったいないなと感じる場面もありましたが、そうしたものを気にさせないくらいのアツさがありましたね。「シンカリオンシリーズ」におけるE7かがやきは、ずっとドリルがその専用武器になっていたけど、とうとう必殺技で自らもドリルになって特攻する形になっていたのは、ドハデすぎてちょっと笑っちゃいましたね。でも、やっぱりリョータらしいや。

 

 

 

 

 

 

 

 

大宮にあるシンカリオンの中で、唯一運転士が決まっていないE6こまち。その人間をカドミチたちが探している頃、タイセイとリョータは、授業の発表グループでアカネと組むことになる。馬が合いそうに見えない彼こそ―!

 

次回は、アカネがERDA加入&シンカリオンE6こまちに搭乗するお話の前編か。これで5月中に主要シンカリオン3機が登場するのは確定だけど、そのあとの流れはどうなるのかな。H5はやぶさの登場と3体合体、どちらが先に登場するんだろう?

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Twitter Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

Twitter https://twitter.com/CTF_bongore_A

Instagram https://www.instagram.com/bongore200706/22