お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機動武闘伝Gガンダム』ちょっとした感想 巻之四(第10~12話)

今回は、機動武闘伝Gガンダム』の感想記事第4回目です。

 

今回紹介する3話のうち、最後の12話では、本作を代表すると言っても過言ではないキャラクター:マスター・アジア/東方不敗が初登場。ただでさえゲストキャラクター含めて濃かった『G』が、より濃厚なものになっていきます。それと同時に、ここ最近連続していた、単なるファイター同士でのバトルとそれを取り巻くドラマ展開の構図から変化が。第2クールを迎えるにあたり、少しずつながら大きく『G』は変化していきます。

 

なお、前回(第7~9話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

第10話「恐怖!亡霊ファイター出現」

1994年6月24日放送

登場した敵他:ファラオガンダムIV世/ダハール・ムハマンド(ネオエジプト)

「わかったよ。ダハールは肉体が滅んでも戦い続けようとしているんだ!だから、おいらも、ファイターとしてそれに応えなきゃいけないんだ!」


STORY:皆さんお待ちかね!ネオエジプトで広まるおかしな噂。それは、死んだはずの伝説のガンダムファイターダハール・ムハマンドが、よみがえってファラオガンダムⅣ世で暴れているというものでした!デビルガンダムの手がかりを求めて現地を訪れていたドモンは、そこでファラオガンダムⅣ世に襲われるドラゴンガンダム/サイを発見。恵雲たちの頼みもあって、彼らと行動を共にすることになりますが、そこでドモンは、デビルガンダムにつながる重要な情報をつかむのです!そして始まる、亡霊とのガンダムファイト!サイは40年越しの因縁に、決着をつけることができるのかぁ!?


デビルガンダムの自己再生機能に欠かせない、DG細胞が初めて登場する一編(ただし、名前そのものとは登場せず)。しかし、それは終盤にチラッとにおわされる程度であり、基本的にはドモンとサイたちのやり取りのドタバタっぷりが楽しめるお話になっていました。亡霊が構成要素の1つになっているので、ホラーチックなシーンもありますが、基本的には楽しく観れるシーンが多め。やっぱり、サイが絡むと、お話全体が明るくなる気がしますね。

 

死んだはずのダハールがよみがえり、ファラオガンダムⅣ世を動かしているという噂が流れる地:ネオエジプト。デビルガンダムの情報収集のため現地を訪れたドモンたちは、そこで現行のファラオガンダムの残骸を発見。さらに倒れているファイターがダハールの名を口にしたのを耳にします。その直後、背後の砂嵐の中でガンダムファイトが行われていることが判明。ファラオガンダムⅣ世と戦う相手はドラゴンガンダム/サイであり、劣勢を強いられていました。今回は、いきなりファラオガンダムⅣ世に襲撃されるガンダムファイターたち、ドモンの前に突然現れるその残骸等、ホラーチックな感じでスタート。これにより視聴者は、ドラマにどんどん引き込まれていきます。この後に展開されるのが、ドラゴンガンダムとファラオガンダムⅣ世のガンダムファイト。砂嵐のせいで視界を奪われていたサイは、なかなか効果的な攻撃を繰り出せないでいました。のちのちの展開から見るに、サイが本気を出せばファラオガンダムⅣ世は決して倒せない相手ではなかったし、この段階ではダハールの幽霊のことはまだ知らないため、恐怖で戦えないというわけではないはず。ということは、砂嵐によって視界を奪われていたことが、劣勢に立たされていた最大の原因でしょう。前回のジョルジュの戦いもそうでしたが、やはり視界をふさがれると、モビルファイターの戦闘力は大幅に低下するんですね。

 

恵雲たちの頼みを受け、渋々ながらも現地で一夜を明かすことになったドモンたち。その夜、サイはダハールの姿を目撃し、すっかり彼は恐怖にさいなまれてしまいます。真実を確かめるべく、ドモンはダハールの墓を暴くことを決意。途中サイの不用意な行動でピラミッドの罠に引っかかってしまいますが、何とかその最深部までたどり着きます。ドモンが棺を開けると、中には―!ダハールが幽霊かもしれないと知り、すっかりビビり気味のサイ。ここでの、誇張を抜きにした彼のビビりっぷりが、微笑ましいというか、かなりかわいい感じがします。そんな彼は、夜中にダハールの襲撃を受けたせいで、もう完全に戦意喪失。これに対し、ドモンはピラミッドに乗り込み、ダハールの墓を暴くことを決意します。サイの反対を押し切り、また彼の行動で一度は罠にはまったものの、最深部のダハールの棺のもとにたどり着きます。そして、そのふたを開けると、なんと中には誰もいないのでした。棺の中が空っぽであることから、ダハールの幽霊の正体は、その死体自身であることが判明。「普段は棺の中にいて夜な夜な動き出す」とかじゃなくて、常に動き回っているタイプなのね…。

 

ダハールに襲われるサイを救ったドモンは、レインの手榴弾を使って脱出を強行。地上に出てくることに成功しますが、直後今度はファラオガンダムⅣ世の襲撃に遭遇します。ダハールがサイを執拗に付け狙っていることから、彼を先に戦いに出している間に、ドモンたちはダハールの調査を敢行。ついにその因縁を突き止めます。ですが、当のサイ自身は恐怖のためほとんど攻撃が繰り出せず、このままでは敗北は必至でした。サイを救うべく、ドモンがダハールと戦うと、ミイラの中から生体メカのようなものが露出。ここで彼は、ダハールそしてファラオガンダムⅣ世が、デビルガンダムの影響を受け復活したのではないかという推測を立てます。デビルガンダムDG細胞接触すると、それ自体が増殖し、全体がメカのようになってしまうらしい。ということは、ここでのダハールには、本来彼自身の意志は存在しないはずなんですよね(そもそも死んでるし)。それでもサイを付け狙ってきた理由は…生前の彼の強い思念によるものなのかなぁ。そんな彼のファラオガンダムⅣ世に対し、戦いを挑むサイのドラゴンガンダム。しかし、もうファラオガンダムⅣ世に恐怖しか抱いていない彼は、まともな攻撃を繰り出すことができず、極限まで追い詰められてしまいます。


レインからダハールとの因縁を知ったサイは、自分を取り戻しファラオガンダムⅣ世と向き合うことを決意。技を立て続けに繰り出し、撃破に成功します。しかし、ファラオガンダムⅣ世は、その身が朽ち果てても動き続け、ドラゴンガンダムを襲撃。ここでドモンがシャイニングガンダムを召喚して現れ、スーパーモードを発動しそれを粉砕。ドモンは、ファラオガンダムⅣ世がデビルガンダム接触したことを確信し、キョウジに対する怒りを燃やすのでした。レインが見つけた、サイとダハールの因縁。それは過去のガンダムファイトにあり、第3回優勝者であったダハールは、第4回の決勝戦で敗北し、さらにその時不慮の事故で死亡。その時の相手が、サイの祖父だったのでした。約40年も続いていたこの因縁。こうした設定を盛り込むことで、ダハール(にもし意思がが残っているとすれば)がサイを狙う理由を作ると同時に、サイもまた彼に立ち向かわなければならない理由を作り出しているのがGoodです。そうした事実を知ったサイは、ダハールに対し戦士として向き合うことを決意し、一撃で撃破。その後はシャイニングガンダム スーパーモードのシャイニング・フィンガーソードにより、ファラオガンダムⅣ世は倒されるのでした。最後の最後で、シャイニングガンダムが登場。久しぶりのスーパーモードも見せてくれました。やっぱりスーパーモードはカッコいいなぁ。もっと劇中でも使ってほしいけど、発動条件が厳しいから、そんなに出せないのかな…。

 

 

 

第11話「雨の再会…フォーリング・レイン」

1994年7月1日放送

登場した敵他:ミナレットガンダム/セイット・ギュゼル(ネオトルコ)

「どこの神様も、“皮肉な運命”ってヤツがお好きらしいな!」

 

STORY:皆さんお待ちかね!戦車が走り、軍が闊歩する、物々しい雰囲気のネオトルコ。その街中でレインは、かつての大学の同級生であり恋人でも会った、セイット・ギュゼルと出会います。体調不良を訴える彼を介抱しますが、その腕を確認すると、なんとDG細胞に感染しているではありませんか!治療を試みるレインでしたが、DG細胞の侵食は確実に進行しており、またドモンは、デビルガンダムの手がかりを探すため、セイットとのガンダムファイト固執するのです。そして始まるガンダムファイトDG細胞に感染した彼を救う方法は、本当に無いのかぁ!?

 

ドモンのパートナーであり、今まですべての話に登場しながら、メイン回が無かったレインの、初めての主役回。その内容はDG細胞に冒された恋人との再会と悲劇という、つらいお話になりました。DG細胞については、その名前を含む概要やその脅威が描かれる一方で、早期であれば治療が可能であること、そしてそれによりセイットも助かる可能性が高いことが示唆されるなど、わりと“救い”がある設定にもなっているのが特徴的。これが『Ζ』とか『V』あたりだったら、絶対バタバタ犠牲者が続出しただろうなぁ…。

 

ネオトルコを訪れたドモンたちが目にしたのは、街を走行する戦車と、厳戒態勢にあたる軍人たち。その物々しい雰囲気になった原因は、この国のガンダムファイターであるミナレットガンダムの、あり得ない暴挙にありました。そんな中で、レインはセイットと再会。体調不良の彼を介抱しますが、腕に起きている異変を目の当たりにし、即座に彼がDG細胞に感染していることに気づきます。セイットがDG細胞に感染しており、それにより引き起こされる悲劇が今回のメイン。ですが、中盤以降でレインとセイットのつながりを濃く描写するためか、彼が感染していることとその脅威は、意外に早い段階で明かされることになります。DG細胞の正式名称は「デビルガンダム細胞」であり、その名の通りデビルガンダムから発生・増殖したもの。一種の生体金属のようなもので、取りつかれた(感染した)対象の身体の中で増殖をはじめ、脳までそれが達したと同時にデビルガンダムの傀儡と化す、恐ろしいものでした。有機物であればなんにでも取りつくことができるということなので、下手すれば全人類が感染する可能性だってあるDG細胞。しかし今のところ、感染者からの二次感染は無いらしいというのが救いですね。よく考えてみると、ちょっと脅威の設定に穴があるようにも感じますが、こうした穴があるのが、なんというか『G』の優しさのようにも感じます。


ドモンが、セイットの持ち物からガンダムのスタートキーを発見し、ミナレットガンダムを見つけ出していた頃。レインはセイットと、過去の話に花を咲かせながら、治療を準備。彼には時々DG細胞による発作がすでに表れていましたが、それでもレインは彼を守ることを優先します。直後、帰ってきたドモンから追及を受ける彼女でしたが、あくまでも医者として治療を優先するとして、その姿勢を頑として譲りませんでした。Aパート後半では、レインとセイットの回想を通して、2人の過去が描写。彼女たちはコロニー大学(デザインがもろ東京大学の学部は違えど同級生であり、恋人どうしのような関係でした。「ような」という表現をしているのは、セイットはレインのことを意識している一方、レインはセイットのことをそうは思っていないそぶりを見せているから。彼女は、当時は同級生として、今は医者として彼と真摯に向き合っていましたが、それはセイットにとってもどかしいものでした。レインはなんというか…、とてもマジメだなぁって感じですね。

 

レインの姿勢に折れたドモンは、再び外出。その後目を覚ましたセイットと再び話始めたレインは、彼がDG細胞に感染した事情、そして感染した後のことを訊きだします。このまま彼の容態は落ち着いたままかと思われましたが、DG細胞の侵攻は予想より早く、またホテルの周囲をネオトルコ軍が包囲。セイットは、自らその姿を軍に見せることで、ドモンたちに脱出の機会を与えます。レインとセイットのさらなる会話により、セイットがDG細胞に感染した経緯が判明。彼は大学卒業後の進路として、輝かしい未来の約束されたガンダムファイターになる道を選び、ガンダムファイトに没頭。そうする中で、ある日デビルガンダムと遭遇し、ほとんど攻撃もできずに敗北。そしてその中で、DG細胞に感染させられていました。ミナレットガンダムとデビルガンダムガンダムファイトは、ミナレットガンダムのカッコよさが際立っていた印象。月をバックにして飛び上がり、専用武器であるミナレットシュミッターをふるうさまは、メチャクチャカッコよかったですね。こうした話までを聞いた段階で、ドモンが帰還。軍の包囲がすぐそこまで迫っていることを知ったセイットは、自分が悪者になる形で(実際追われている立場ですが)彼女たちを逃がし、自分はミナレットガンダムのもとへと戻ります。ここでの彼とドモンのやり取りが、ファイターどうしの駆け引きを感じられてGood。手を打っていたドモン、それを悟り彼が信頼できるファイターだと確信するセイットと、どちらもカッコよく見えました。


軍からの逃亡の末、ミナレットガンダムに乗り込んだセイットでしたが、その機体自体もDG細胞に冒されており、中の彼は拘束され暴走を開始。これに対し、ドモンはシャイニングガンダムを召喚してガンダムファイトが始まります。戦局は当初ミナレットガンダムのやや優勢でしたが、レインの説得でセイットが一瞬正気に戻ったスキを突いて、シャイニングガンダムが逆転勝利。しかし、いつものように頭部を破壊することはせず、セイットは生還し病院で治療を受けられることになるのでした。終盤で、シャイニングガンダムミナレットガンダムガンダムファイトが開始。最初こそ押され気味のドモンでしたが、レインの説得でセイットが正気を取り戻したことで、逆転勝利をおさめます。シャイニング・フィンガーを決めそのまま機体を破壊することも可能だったドモンでしたが、レインの願いを受け入れて、破壊せずに決着をつけることを選択。そしてセイットもネオトルコの病院に入院して治療を受けることになり、物語はなんやかんやで両者にある程度救いのあるENDを迎えています。セイットが助かりそうでよかったね。上述した通り、これが『Ζ』とか『V』だったら、間違いなく死んでたと思うけど…。

 

 

 

第12話「その名は東方不敗!マスター・アジア見参」

1994年7月8日放送

登場した敵他:デスビースト(デスアーミー)

「答えろドモン!流派・東方不敗は」「王者の風よ!」「全新」「系裂」「天破侠乱!見よ!東方は赤く燃えている!!」

 

STORY:皆さんお待ちかね!ウルベ少佐たちの指示で、ネオジャパンの新宿にやってきたドモンたち。そこは、都庁を残して街の大部分が荒廃しており、中では謎の機動兵器デスアーミーの一種:デスビーストが闊歩する異常な状態でした。そのデスビーストに追われた彼らを救ったのは、ドモンの師匠の東方不敗:マスター・アジア!互いの再会を喜びながら、彼の誘いを受けたドモンは、都庁に立てこもる生存者たちの活路を開くべく、一大作戦に打って出ます。しかし、そこでハプニング発生!ドモンたちは、人々を救えるのかぁ!?

 

ついに登場、マスター・アジア!今回は、ドモンの師匠であり『G』の中でもトップクラスの存在感とキャラの濃さを誇る、マスター・アジアの初登場回。初っ端からドモンの師匠であることを実感させる、人間を完全にやめているレベルの強さを見せ、その後も強烈な統率力と戦闘力で活路を開き、ドモンとともに人々を救っていました。彼の行動原理とそれまでの事情は、一見するとおかしくはないですが、ところどころ聞いていると「ん?」と違和感を覚える点も存在。これが、今後のドラマに生かされていくことにもなります。いやしかし―、強烈なインパクトだったなぁ。マスター・アジアの存在感は!

 

ウルベ少佐たちの指示で、ネオジャパンの新宿にやってきたドモンたち。街の大部分は荒廃しており、かつての繁栄はほとんど感じられないありさまになっていました。その街でたたずんでいた彼らは、突然デスビースト軍団に包囲され、急転直下・大ピンチに。コア・ランダーで何とか逃げ出すもののそれらを振り切れずにいましたが、そのとき1人の男が現れ、生身でデスビーストを複数体倒してしまうのでした。今回の戦闘シーンは今までと異質で、デスビーストは完全にモビルファイターとは異なるデビルガンダムの機動兵器であることから、ガンダムファイトにカウントされていないのがポイント。見た目もガンダムとは大きく異なっており、ジオン公国系のモビルスーツ以上に一つ目デザインが強調されたその機体は、かなりの不気味さを誇っています。そんなデスビーストの大群から、ひとまず逃げる選択をしたドモンたちでしたが、逆にそれに立ち向かっていく男が1人。彼こそドモンの師匠である東方不敗:マスター・アジアでした。マスター・アジアがここで初登場。ドモンのバンダナを拝借して生身でデスビーストの頭部を破壊するわ、弾丸を受け止めて逆にビームライフルに詰めて爆発を引き起こすわ、挙句の果てにはデスビーストそのものを持ち上げるわと、もう修行以外の何かをしているんじゃないかと言いたくなるような、人間をやめているレベルの強さを見せてくれます。修行したら、本当にこんなに強くなれるのぉ!?


ドモンたちを救った男の正体は、彼の師匠のマスター・アジア。2人は久々の再会を喜び合い、ドモンはかつてないほどの喜びをあらわにします。その後、都庁に向かった彼らは、マスター・アジアから、第12回ガンダムファイト後に起こった出来事を聞き驚愕。この新宿の街が未だにデビルガンダムの傀儡であるデスビーストに狙われていることを知ったドモンは、すすんでマスター・アジアとともに都庁防衛にあたることを選択します。マスター・アジアとの再会を喜ぶドモンは、すぐさま流派東方不敗を受け継ぐ者どうしのあいさつを披露。漢詩を訓読したものですが、この文章がまた強烈です。これを覚えるだけでも、ひと修行必要なレベルだなこれ…。その後、マスター・アジアが滞在している都庁に向かったドモンは、そこで彼からこれまでのことについて教えてもらうことに。彼は第12回ガンダムファイトの直後から姿を消していましたが、それにはデビルガンダムの脅威が絡んでいました。彼曰く、デビルガンダムの罠とは知らず新宿に呼び出され、デビルガンダムと相まみえた後デスアーミーに囲まれ、それを潜り抜けて生き延びている市民たちと合流し、以降ここで自警団を結成しているとのこと。ざっと聞いていると特に変ではありませんが、「なんでデビルガンダムがマスター・アジアをDG細胞に感染させずに姿を消したか」など、よく考えるとツッコミどころがあることがわかります。そう、だって―。


東京駅方面より、都庁方面にデスビーストの軍団が侵攻していることが判明。市民たちはすっかりビビり気味でしたが、マスター・アジアは、残存戦力を使ってデスビーストたちをおびき寄せ、東京湾に沈める作戦を強行します。デスビーストの大群を突破しながら先陣を切って誘導するドモンたちは、なんとか東京湾までたどり着くことに成功。しかし、作戦成功まであと一歩というところで、デスビースト軍団は踵を返してしまいます。マスター・アジアの立てた作戦は、担当するパイロットたちに危険が伴うものの、「仲間が攻撃されるとそれに反応し敵を襲撃する」というデスビーストの習性を利用した巧みなもの。事実、自警団の市民1人の早とちりがなければ、全く勘づかれることなく作戦が遂行できる勢いでした。でも、改めて考えると、マスター・アジアがファイターとして優れているということもそうですが、デビルガンダムのことをハナから熟知していたからできた芸当…なのかなぁ。そんな彼らの作戦は、成功あと一歩手前というところまでいきますが、都庁に接近してきたデスビーストを、自警団の1人が早まってノブッシで撃破してしまったため、デスビースト軍団の注意がそちらへ向かってしまうことに。しかも、攻撃を受けたデスビーストは、デスアーミー状態で引き続き襲いかかってきます。デスアーミーは、脚部を折り畳んで背面に収納し、オプションパーツを合体させることで、デスビーストなどの亜種形態へと変化することが可能。敵側の雑魚ロボながら、なかなか考えられたシステムを持っていますね。


デスビースト軍団を追い抜き都庁へと舞い戻ったドモンは、そこでデスビーストの1体が襲撃しようとしているのを目撃。シャイニング・フィンガーで頭部を破壊しそれを食い止めると、デスビースト軍団は当初の予定通り東京湾へと向かうようになり、海中に没してマスター・アジアの作戦は成功します。マスター・アジア自身も無事帰還し、都庁防衛にも成功し喜ぶドモンたちでしたが、その時破壊されたデスビーストの中から、DG細胞に感染したパイロットが出現。彼はマスター・アジアにより倒され、これを目の当たりにしたドモンは、デビルガンダムがこの新宿近辺に潜伏していることを確信するのでした。都庁を襲撃しようとしたデスアーミー1体は、シャイニングガンダムのシャイニング・フィンガーで撃破。対するデスビースト軍団は、これを機に都庁への侵攻を停止し、マスター・アジアの作戦どおり東京湾へと向かっていきます。デスアーミーは上述したような習性がありますが、それを司っているのが頭部であることから、侵攻をやめたのでしょうか。それとも―?とにかく、こうしてデスビースト軍団を排除したドモンたちは、無事全員都庁に帰還。生き残っていたデスアーミーのパイロットは、マスター・アジアの手で倒されます。今回の一件により、デビルガンダムの付近の潜伏を確信するドモン。直接対決の日は近い…のか?

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第13話から第15話をご紹介予定です。『機動武闘伝Gガンダム』!次回もこのブログで、レディ・ゴーッ!!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

機動武闘伝Gガンダム』の本編は、各種サイトで公式配信中!↓コチラもチェックだ!

 

 

 

 

 

ガンプラ Pick Up!

Gガンダム』に登場したモビルスーツガンプラの一部を、ピックアップしてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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