お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機動武闘伝Gガンダム』ちょっとした感想 巻之十四(第38話~40話)

今回は、機動武闘伝Gガンダム』の感想記事第14回目です。

 

ドモンとライバルたちの戦いも、いよいよ大詰め。今回はアルゴとの戦いが描かれるほか、シュバルツとの再戦も実現します。さらに、物語も40話台に突入することから、お話が大きく動く展開も挿入。第39話だけちょっと毛並みが違うお話になりますが、実は最終決戦につながるものになっているのも、見逃せないところです。

 

なお、前回(第36話~37話+α)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

第38話「ドモン対アルゴ!突撃ボルトガンダム

1995年1月13日放送
登場した敵他:ボルトガンダム、ランバーガンダム

「明日のドモン・カッシュとの対戦必ず勝て。必要なら、グラハムも一緒に叩き潰せ。1つの勝利は、2つの勝利だ!」


STORY:皆さんお待ちかね!ドモンとシャッフル同盟の連戦最後のカードは、アルゴ/ボルトガンダム。しかしそれはタッグマッチとなり、ドモンがアレンビーと組むことになった一方で、アルゴは因縁の相手グラハムと組むことになったのです!そして迎えたガンダムファイト勝戦。それぞれが思いを胸に戦う中、ウォン首相の謀略が動き始め、ノーベルガンダムバーサーカーモードを発動してしまったではありませんか!ドモンとアルゴの対決は、ウォン首相のたくらみの前に潰されてしまうのでしょうか?そして、アルゴのファイターとしての信念を知ったグラハムの取る行動は―!

 

4回連続で続いたチボデーたちシャッフル同盟との戦いも、今回でラスト。トリを飾るのはもちろんアルゴでしたが、彼の戦い、そして用意されたタッグマッチという舞台に、グラハムの思いやウォン首相のたくらみ、そして翻弄されるアレンビーと、様々な者のドラマが交錯する形になりました。複数のドラマがきちんと絡み合い、本筋もきちんと動いていくのが秀逸。ただ、今までのシャッフル同盟の回が、各ファイターだけにスポットをあてたものが多かったから…扱い的にちょっとアルゴがかわいそうかなとも感じちゃいましたね。

 

因縁の相手であるグラハム/ランバーガンダムとの対決に臨むアルゴ。妻への思いを胸に立ち向かってくるグラハムに対し、アルゴは新必殺技:ガイアクラッシャーで挑み、勝利をおさめます。その強烈なパワーを前に、ドモンたちは舌を巻くのでした。同じ頃、デビルガンダム復活のために次の段階へ移行しようとするウォン首相は、そのために必要なガンダムファイターを選定。なんとそれは、マスター・アジアの想定していたドモンではなく、アレンビーでした。シャッフル同盟との連戦は、あくまでもドモンに向けて組まれたものであるため、ほかのガンダムファイト勝戦は同時並行で進行。序盤では、その1つであるあボルトガンダムVSランバーガンダムのファイトが描かれます。そんなファイトは、結局ボルトガンダムの圧勝で終結。ランバーガンダムもパワーでは負けてなかったけど、遠距離向け攻撃が少なかったのが難点だったね…。こうしたファイトを見守っていたウォン首相は、マスター・アジアにデビルガンダムにふさわしいガンダムファイターの写真を提示。なんとそれは、マスター・アジアの予想していたドモンではなく、アレンビーでした。ドモンが選ばれなかったことに、誰よりも怒っていたのはマスター・アジア自身。なんだかんだでマスター・アジア、ドモンのこと大好きだよね(今さら)。

 

ドモンとアルゴの対戦の形式として発表されたのは、タッグマッチ。その相方はそれぞれ、アレンビーとグラハムでした。そのことに誰もが驚く中、アルゴはその夜、ネオロシア本国の用意した仲間たちの立体映像を見せられるハメになります。一方のグラハムは、ドモンからの説得を受けたものの、それでもアルゴに対する考え方を変えられずにいました。第34話以来のタッグマッチとなる、今回のガンダムファイト。それはドモンと同時にアレンビーの能力を見るためにウォン首相が仕組んだことでしたが、アルゴの相方としてグラハムが選ばれたのは、本当に偶然らしい。なんということだ…。そんなグラハムのもとに、事前に現れたのがドモン。彼はグラハムの考え方を改めようとしますが、グラハム本人はドモンに対しかたくなでした。既にグラハム自身は、アルゴが直接妻を手にかけていないという事実は認識しているはず。にもかかわらずアルゴへの恨みを捨てきれなかったのは、自分の抱えている怒りをぶつけるよりどころ、対象が欲しかったからなのでしょうね。誰も責められないとわかっていても、それじゃ耐えられないから―。

 

ドモンとのファイトを控えた日の夜に、突然港に呼び出されたアルゴ。彼を待っていたのは、ナスターシャでした。そこでのやり取りを通じて、結束を強めたアルゴは、グラハムとのわだかまりが解消されていないものの、翌日のタッグマッチに出場。開幕早々ガイアクラッシャーで戦闘フィールドを作り出したアルゴ/ボルトガンダムは、ドモン/ゴッドガンダムとの1対の1ファイトを始めます。両者一進一退の攻防を見せますが、一方のアレンビー/ノーベルガンダムは、グラハム/ランバーガンダムのもとへ向かう途中、異常をきたし始めます。Bパートが始まると、仲を深めるアルゴとナスターシャという珍しいシーンが挿入。彼女が彼を一囚人から1人のガンダムファイターとしてみており、サポート役としてのリスペクト、そして思うさまがきっちり描かれていました。本作の序盤からずーっとツンツンしたタイプの彼女でしたが、その心境はほかのキャラと同じく、ガンダムファイトを通して大きな変化が生じていたんですね。そんな彼女を、どこか嬉しくも感じていそうなアルゴの表情もGoodです。こうしたやり取りを経て、タッグマッチが開幕。ゴッドガンダムとボルトガンダムがいい戦いを見せる一方で、ランバーガンダムに向かおうとしたノーベルガンダムが異常をきたし始めます。その理由は、ウォン首相が独自開発したバーサーカーシステムによるもの。完全に彼の興味は、ドモンからアレンビーに移っていますね。

 

激しいぶつかり合いを見せるドモンとアルゴは、やがて必殺技の応酬に。ゴッドガンダムで爆熱ゴッド・フィンガーを決めようとするドモンでしたが、なんとボルトガンダムはそれを受け止め、その右腕を破壊しようとします。一転して窮地に立たされたドモンでしたが、ボルトガンダムのスキを見つけたドモンは、そのまま押しきることを決意。勢いで地面にボルトガンダムを叩きつけ、勝利をもぎ取ります。これによりファイターとしての絆を深めた2人でしたが、その時ノーベルガンダム バーサーカーモードが登場。勝負はもうついているにも関わらずボルトガンダムに襲い掛かります。ピンチに陥るドモンとアルゴを救ったのは―!タッグマッチもクライマックスを迎え、ゴッドガンダムとボルトガンダムの必殺技がぶつかり合う形に。この時こそ、アルゴが待っていたドモンへの勝利のチャンスでした。爆熱ゴッド・フィンガーは確かに強力な技ですが、繰り出す際は右腕だけを突き出す形になるため、その攻撃に耐え右腕を破壊すれば、ゴッドガンダムの戦力を大きく削ぐことが可能。アルゴはそれを実践します。これによりピンチに陥るドモンでしたが、そのアルゴの戦法にボルトガンダムの機体が耐えきれなくなっていることに気づき、力押しで技を続行。結果競り勝つ形になり、ドモンは勝利をおさめます。両者ギリギリの状況下でのぶつかり合いは、かなりの迫力でしたね~。このような戦いののち、ボルトガンダムを襲撃せんとしていたのが、ノーベルガンダム バーサーカーモード。暴走状態だった彼女はボルトガンダムに襲い掛かりますが、グラハムがランバーガンダムで身を挺して守り、窮地を脱します。アルゴの今回のファイトを通して、ようやく彼に対する考えを改めたグラハム。攻撃を受けて大爆発しちゃったけど、これで死んじゃった…のか!?

 

 

 

第39話「石破天驚拳!決闘マスター・アジア」

1995年1月20日放送

登場した敵他:マスターガンダム、デビルガンダムガンダムヘッド)

「覚えておるかドモン。以前にも、こんなことがあった。そう。そしてあの時も、この流派東方不敗・最終奥義を放ったはず。その名は…石破天驚拳!」

 

STORY:皆さんお待ちかね!すっかりその狙いをドモンからアレンビーに移したウォン首相は、混乱に乗じて彼女を誘拐。そして彼女を探すドモンとレインの仲に、さらなる亀裂が入ってしまいます。そんな中、ウォン首相の傾向を危惧したマスター・アジアは、ネオホンコン北東部の無人島にドモンを呼び出しますが、そんな2人を、ガンダムヘッドが襲撃してきたではありませんか!地下空間に叩き落され、脱出を図る彼らに降りかかる、試練試練そのまた試練!ここでマスター・アジアは、最終奥義・石破天驚拳を発動するのです!果たしてこの技は、ドモンに受け継がれるのかぁ!?

 

久しぶりに敵味方を超えて、マスター・アジアとドモンの師弟関係が復活する一編。なんだかんだでお互いを思いあい、そしていざという時はすぐに力を合わせて困難を乗り越えるさまに、かなり微笑ましさを感じました。それと同時に見逃してはならないのが、ウォン首相がじょじょにマスター・アジアと袂を分かち始めていることと、ドモンとレインの仲がさらに悪化し、とうとうレインがネオジャパンクルーを一時脱退するにまで至っていること。ガンダムファイト勝戦そのものだけでなく、その中の人間模様も、波乱が起き始めていることが窺えます。

 

前回、ウォン首相の手によりバーサーカーモードを起動させられたノーベルガンダム。ただ、その時間はそれほど長く続かず、ランバーガンダムを下したのちその機能を停止します。倒れたアレンビーをレインに任せたドモンは、アルゴとともにグラハムを救護。一命はとりとめたものの、ガンダムファイターとしての道が閉ざされたことを知ります。そこへさらに、アレンビーが救護班に変装した何者からに誘拐されたという報せが。すっかり頭に血が上っていたドモンは、思わずレインをキツく責めてしまうのでした。序盤で描かれるのが、アレンビーのことをきっかけに生じる、ドモンとレインの仲の大きな亀裂。緊急事態であり、レイン自身も医者として当然の判断をしたとはいえ、結果的にアレンビーを何者か(ウォン首相)に誘拐されてしまったことに、ドモンは激怒します。アレンビーは救護班に変装したウォン首相の手下に誘拐されてしまいますが、「なんで救護班が本物かどうか疑わなかったんだ!?」というドモンの責めは、かなり酷だよなぁ。アルゴも見かねて、ドモンを制止してたし…。そんな彼らの一方で、無事病院に搬送されたのがグラハム。一命はとりとめたものの、ガンダムファイターとしては再起不能な身体になってしまっていました。1つの道を閉ざされてしまったのはかわいそうだけど、本人はアルゴと決着がついたし、ガンダムファイターになったのもそのための手段でしかなかったから、そこまで後悔は無いんじゃないかな…。

 

アレンビーを探すも、手掛かりが全然つかめないドモン。そんな彼のもとに、マスター・アジアの愛馬である風雲再起が現れ、ネオホンコン北東部にある無人島へと案内されます。そこで目の当たりにしたのは、荒廃し廃墟と化したゴーストタウン。その惨状にドモンが絶句していると、マスター・アジアが現れますが、その直後今度はガンダムヘッドが出現し、2人は襲われてしまいます。手詰まり状態になるドモンに手をさしのべたのは、敵になったはずのマスター・アジア。彼はウォン首相の方針についに我慢ならなくなり、そしてドモンを救うため、彼をネオホンコン北東部の無人島へ呼び出します。マスター・アジア、やっぱりなんだかんだでドモンのことすげぇ思ってるよね。明らかな敵でありながら、どこか憎めないというか、反感を覚えないというこの感じは、本当に独特なキャラ付けですよね。そんなマスター・アジアは、来るガンダムシュピーゲル/シュバルツとの戦いに向けてドモンを鍛えようとしますが、その時ガンダムヘッドが出現。2人とも地下深くへ叩き落とされてしまいます。これもまた、ウォン首相の手によるものでした。ドモンを消すため、場合によってはマスター・アジアを巻き添えにしても構わないと考えたウォン首相。彼はいよいよ、権力掌握という目的のために、手段を選ばなくなってきましたね。

 

運よく、ネオホンコン本土とつながる地下道へと落下したドモンたち。しかし、ガンダムヘッドにより地盤がもろくなり、あちこちから泥水が流れ込んでくる状態でした。やがて行く手を壁に阻まれ、さらに泥水が迫ってきているという状況下で、マスター・アジアは東方不敗の最終奥義である石破天驚拳を発動。壁をぶち抜いて突破口を開き、さらにドモンとの共同技で、地上へと脱出します。ところがそこには、大量のガンダムヘッドが待ち構えていました。Bパートからは、ドモンとマスター・アジアの1対1のシーンが増加。地下空間において、過去の修行の日々を思い出しながら、歩き続けます。ここで見逃してはならないのが、マスター・アジアの思想。彼がなぜデビルガンダム側についたのか、その理由が明かさ、これはドモンと彼との決着のお話でも、重要な意味を持つことになります。こうしたやり取りを経て、塞がれた壁と地下の泥水のダブルパンチに追い詰められてしまった2人。ここでマスター・アジアは、石破天驚拳を繰り出して壁を排除し、さらにその勢いでドモンとの共同技で地上へと脱出します。流派・東方不敗の最終奥義であるという石破天驚拳。そのインパクトはかなりのものでしたが…、この場でそんな大事な技使っちゃっていいのか?二人の生死がかかってる危機的状況だったけど、なんか今までの技で十分壁を破壊できたような感じがするし…。

 

ガンダムヘッドと戦うべく、ドモンとマスター・アジアはそれぞれゴッドガンダムマスターガンダムを召喚。敵味方入り乱れて戦う中で、ドモンはマスター・アジアの教えをもとに、石破天驚拳をものにし、初めて自分の力で発動。ガンダムヘッドを一網打尽にします。同じ頃、ネオジャパンのキャンプでは、ライジンガンダムの整備が進行中。そうした大事な時に、突然レインから辞表が提出され、彼女は姿を消してしまうのでした。終盤でようやくゴッドガンダムマスターガンダムが登場。マスター・アジアが先ほどの地下空間への落下で負傷していたこともあり、ドモンが戦いの中心となり、石破天驚拳を使ってガンダムヘッドを全滅させます。意外にすぐ石破天驚拳を習得しちゃったドモン。このシーンだけなら特に問題無いのですが、この前の地下空間のシーンで「ドモンが未熟だったから、結局石破天驚拳は習得できなかった」という話が出てきていたので、「これでいいのか?」って思っちゃいましたね。まあ、さっきの話は、ドモンがマスター・アジアの下で修行中だった時のことだから、「そこから今日までの戦いを通して、さらに成長した結果すぐに習得できた」ってことなんだろうけど…。こうして危機を乗り切ったドモンたちでしたが、その頃ネオジャパンのキャンプでは、突然レインが姿を消すというアクシデントが。それが、ドモンにより信頼関係にヒビが入った結果だということは、誰も知りませんでした。この時整備されていたのは、ネオジャパン3機目のモビルファイターとなるライジンガンダム。見た目はシャイニングガンダムをベースにしてるみたいだけど、何に使うんだろう?これから始まるバトルロイヤルか?

 

 

 

第40話「非情のデスマッチ!シュバルツ最終決戦」

1995年1月27日放送

登場した敵他:ガンダムシュピーゲル

「教えたはずだ!人を信じる心があれば、恐れることは何もない!そして聞こえるだろう、お前を応援する友の声が!」

 

STORY:皆さんお待ちかね!バトルロイヤル前の最後の対戦カードは、ゴッドガンダムVSガンダムシュピーゲル!あわよくば2人とも消してしまおうと考えるウォン首相をよそに、ドモンはレインを失い、さらに新たな相棒であるアキノとも馬が合わず、ボロボロの状態でした。そんなときに現れるシュバルツ。彼の隣にいるのは、なんとネオドイツのサポーターとなった、レインではありませんか!ドモンに愛想をつかした彼女は、もうネオジャパンと決別してしまったのでしょうか?そして始まる金網デスマッチで、ゴッドガンダムは爆熱ゴッド・フィンガーを発動できず大ピンチ!勝負はこのまま、ガンダムシュピーゲルの勝利に終わるのか!?

 

いよいよやってきたともいえる、ドモンとシュバルツの再戦回。ドモンがレインとの絆を再認識すると同時に、彼と彼女がシュバルツの正体をほぼ知るというドラマが描かれることになりました。「主人公とサポーターの絆の話」は、1クール目でやっておくべきお話なんじゃないかなとも思いましたがそこは上手くガンダムファイト勝戦とからめて、違和感のない仕上がりに。このタイミングでこのドラマを展開する意味をしっかり付加しており、様々な意味でアツい一編を作り上げていました。

 

ガンダムファイト勝戦も、バトルロイヤル前の最後の一戦・ゴッドガンダムVSガンダムシュピーゲルを残すのみに。もはやアレンビーしか眼中にないウォン首相が用意したのは、金網時限爆弾デスマッチでした。そんなウォン首相の真の狙いを知らないドモンは、レインがいなくなっても相変わらず。しかし、新たにやってきたサポーターのアキノとはイマイチ馬が合わず、ゴッドガンダムの調整は難航していました。デビルガンダムのためにアレンビーを確保したため、どちらかと言えば「あとは邪魔なガンダムファイターを始末しよう」というマインドになりつつあるウォン首相。そのために彼が用意したのは、金網デスマッチでした。電流が通った金網に時限爆弾まで設置しているという、かなりえげつないこのリング。ウォン首相はあわよくばドモンもシュバルツも始末を…と思ってたみたいだけど、終盤描かれるあの爆発の程度であれば、いろいろ手を打っても、多分リングの爆破だけで2人とも始末するのは難しかったんじゃないかな。そうしたウォン首相の思惑も知らず、レインが自分のもとを去っても強がっていたのがドモン。ミカムラ博士などから批判を受けつつも、新たなサポーターとしてアキノをつけてもらった彼ですが、どうも馬が合わない状態でした。データを駆使しつつパイロットの癖を見る調整をするレインに対し、アキノはガチガチのデータ主義。アキノのやり方も全然間違ってはいないのですが、まあこれじゃあドモンとは合わないよね。

 

シュバルツ/ガンダムシュピーゲルとのガンダムファイトを前にして、チボデーらと会うドモン。そこに現れたのは、シュバルツと、ネオドイツのサポーターとなったレインでした。レインの思いも知らず、なぜネオドイツのサポーターになったのか問うドモンでしたが、当然彼女は答えずじまい。こうして、精神状態もゴッドガンダムの調子もガタガタの状態のまま、ドモンはガンダムシュピーゲルとのガンダムファイトに臨むことになるのでした。Aパート後半で、ドモンの前に堂々と現れるシュバルツ。海に水柱を立てて直立しているだけでもかなりインパクトありますが、さらに視聴者を驚かせたのは、彼の隣にレインがいたことでした。今回のシュバルツは、ドモンのためにもヒール役に徹していますが、なんだかんだでドモンを導こうとしているのが、彼自身の優しさを感じるなぁと印象。でもそれよりも、レインのバレバレの覆面姿に圧倒されちゃいましたね。登場人物の誰一人に対しても正体を隠せていないのには、さすがに笑っちゃいました。こういう場合って、1人くらい気づかないキャラがいてもおかしくないと思うんだけど…。そんなレインが、シュバルツに肩入れした理由は、彼の言葉を受け、ドモンに気づきを与えるため。ネオドイツについたとはいえ、彼女はまだ完全にネオジャパンと決別したわけじゃないんですよね。

 

ガンダムシュピーゲルとのガンダムファイトが開始。両者激しいぶつかり合いを見せますが、心身ともに不安定状態のドモンがシュバルツに善戦できるはずもなく、追い詰められていきます。やがてファイトは一方的な展開となり、さらに突然の回路ショートにより、爆熱ゴッド・フィンガーは発動不能に。極限まで追い詰められたドモンが、シュバルツからの言葉で思い出したのは、キョウジやレインとの思い出でした。Bパートは、ほぼ全般にわたって、ゴッドガンダムガンダムシュピーゲルガンダムファイトを描写。「武闘家は拳と拳をぶつけ合わないとわかり合えない」という言葉通り、戦いの中でドモンとシュバルツは会話しあい、そしてドモンは気づきを得ていきます。戦いを通してドモンが思い出すのは、かつての家族との記憶。そこで彼は、シュバルツにキョウジの姿を重ねます。家族との記憶を思い出すシーンで、本作序盤でよく出てきたキョウジの写真についての追加情報が判明。あれはドモンが幼い頃家族旅行に行った際の写真であり、その撮影者は旅行に同行していたレインでした。写真のことについては、セリフでは一切語られずじまい。シーンだけをつなぐことで、視聴者に「あの写真にはそういう過程があったのか!」という気付きを与えてくれています。この演出は秀逸でしたね。

 

家族との思い出や仲間たちの応援、そして互いとの深いつながりに気づいたドモンとレインは、今までの関係が復活。これによりゴッドガンダムの回路の修理にも成功し、ガンダムシュピーゲルに対して真正面から爆熱ゴッド・フィンガーをぶつけます。やがてリングそのものが爆発し、勝敗は外から見えなくなってしまいますが、僅差でゴッドガンダムが勝利。絆を修復したドモンとレインは勝利を喜び合い、そして病院に搬送されるシュバルツを見て、彼の顔がキョウジそっくりであることに気づくのでした。終盤で、かなりドラマチックにドモンとレインの絆が復活。ゴッドガンダムの機体が直っただけでなく、ドモン自身がレインへの思いと前回習得した石破天驚拳を、爆熱ゴッド・フィンガーに組み合わせた特殊技で撃破します。ネオジャパン側に無線がつながっている状態で、レインへの思いを吐露して必殺技を放つドモン。シーン自体はかなりアツいけど、これかなり恥ずかしくないか…?そうした必殺技で、リングの爆発に巻き込まれながらも、ガンダムシュピーゲルを撃破したゴッドガンダム。レインと再会し絆を取り戻したドモンは、そこでシュバルツの顔を初めて目の当たりにします。シュバルツの顔は、キョウジと瓜二つ。その理由は―!?

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第41話から第43話をご紹介予定です。『機動武闘伝Gガンダム』!次回もこのブログで、レディ・ゴーッ!!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

機動武闘伝Gガンダム』の本編は、各種サイトで公式配信中!↓コチラもチェックだ!

 

 

 

 

 

ガンプラ Pick Up!

Gガンダム』に登場したモビルスーツガンプラの一部を、ピックアップしてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Twitter Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

Twitter https://twitter.com/CTF_bongore_A

Instagram https://www.instagram.com/bongore200706/