お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機動武闘伝Gガンダム』ちょっとした感想 巻之十二(第33話~35話)

今回は、機動武闘伝Gガンダム』の感想記事第12回目です。

 

デビルガンダム四天王の登場により、混沌とし始めたガンダムファイト勝戦。今回ご紹介の3話では、それにプラスして、ドモンをハメようとするウォンたちの思惑も動き始めます。掟破りのタッグマッチ、そして避けられないとわかっていたはずのチボデーたちとのバトル―。ドモンの戦いがどういった結果を生んでいくのか、ぜひ注視ください。

 

なお、前回(第30~32話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

第33話「地獄からの使者!チャップマン復活」

1994年12月2日放送

登場した敵他:ジョンブルガンダム、獅王争覇グランドガンダム、バイキングガンダム

「騎士の名誉にかけ、チャップマンを裁いて御覧に入れましょう!」

 

STORY:皆さんお待ちかね!順調に勝ち進むネオイングランド代表:ジョンブルガンダム。そのガンダムファイターは、かつてドモンに敗れ死んだはずのチャップマンです。次に彼と戦うことになったジョルジュは、事の真相を確かめるべく彼を問いただそうとしますが、なんと彼は、何者かと結託し、ネオイングランド内の抵抗分子を暗殺していたではありませんか!その事実を知ったジョルジュは、翌日のガンダムファイトでその真相を訊きだそうとしますが、今度はミケロがバリアセンターに侵入し、実質的にマリアルイゼ姫らを人質にとって、ジョルジュに迫るのです!圧倒的に不利な状況下で、ジョルジュは逆転勝利をつかめるのでしょうか?そして、チャップマンと結託していた者の正体とは!?

 

かつて死んだはずのチャップマンが再登場し、同時にガンダム四天王の1つ:獅王争覇グランドガンダムの本格的なデビュー回。ジョルジュが主役回であるため、ゴッドガンダムの活躍は序盤のみにまとめられており、ドモンはアレンビーと連携して徹底的に脇に回る形になっていました。ジョルジュの奮闘っぷりに彼のキャラとしての魅力を強く感じましたが、同時にとても残念に感じたのは、チャップマンの堕落っぷり。いや、一度死んでるから、復活させるにはDG細胞がらみじゃないとムリなのはわかるけどさ…。こんな卑怯な敵に成り下がるなんて、失望だよ本当に。

 

ゴッドガンダムがバイキングガンダムに圧勝していたのと時同じくして、順調に勝利を重ねていたジョンブルガンダム/チャップマン。しかし、彼のファイトスタイルは、ネオイングランドの首脳部でも賛否両論でした。そうした中で、彼の次の対戦相手となったジョルジュは、生き返った真相などを知るべく領事館に直談判することを決意。偶然お忍びで地球にやってきたマリアルイゼ姫とともに、途中ドモンと情報共有しながら現地に向かいます。今回のゴッドガンダムの活躍は、序盤のバイキングガンダムとのガンダムファイトのみ。バイキングガンダム自身もけっこう頑張っていましたが、ゴッドガンダムの敵ではありませんでした。この前の登場時も同じく、周囲が海だったのに、全くそれを活用せずに戦ってたけど、それはええんか…?こうしたドモンの戦いの一方で、負けずに戦績を積み上げていたのがチャップマン。その次の対戦相手となったジョルジュは、ドモンと同じくチャップマンの復活に疑問を持っており、直接ネオイングランドの領事館でそれを問いただそうとしていました。ジョルジュの疑問も行動も、おかしくないもの。でもさ、そもそも本来なら死んでるはずの人間に直接的訊くって、よく考えるとちょっとおかしくな~い?普通の人間じゃないってことくらいは、予想がつきそうなものだけど…。

 

担当者ホイットニーを待つも、なかなか出てこないためしびれを切らしたマリアルイゼ姫。彼女は暇つぶしに領事館内を散策しますが、そこで偶然、チャップマンと何者かによって暗殺される領事の1人:ウイリアムを目撃します。それに気づいたチャップマンは、口を封じるべくマリアルイゼ姫を急襲。しかし、ジョルジュが駆け付けたほか、彼の情報により同じくネオイングランド領事館にやってきていたドモンとアレンビーのおかげで、その場を切り抜けます。窮地を救われたマリアルイゼ姫は、ハンの船で暗殺の真実を話しますが、ネオイングランドの公式発表の死因は、心臓発作という食い違ったものでした。マリアルイゼ姫が目撃した、チャップマンによる暗殺現場。そこに居合わせていたのはウォン首相であり(必死に隠してるけど、身ぶり手振りでバレバレ)、直後彼女は、チャップマンとその配下に追われるハメになります。ここではジョルジュのほか、ドモンやアレンビーも、その能力を存分に生かしてバックアップ。ガンダムファイターうしの見事な連携戦術は、素晴らしいものでしたね。

 

謎が謎を呼ぶ中、ジョルジュ/ガンダムローズとチャップマン/ジョンブルガンダムガンダムファイト勝戦が開幕。ところが、ガンダムファイトに欠かせないバリアセンターがミケロにより制圧され、ネオフランス側のバリアだけが解除。これにより、ジョルジュはマリアルイゼ姫らを実質的に人質に取られた状態で戦うハメになります。防戦一方となり苦しむジョルジュでしたが、ドモンたちの尽力により、バリアセンターは奪還されバリアが復活。これを知ったジョルジュは反撃を見せ、渾身の一撃をお見舞いするのでした。ミケロの手により、あまりにも不利すぎる戦いを強いられるジョルジュ。それでも彼は、マリアルイゼ姫らネオフランスの首脳陣、そして騎士の誇りを守るべく、自らを盾にします。今回のガンダムファイトでカギを握っていたのが、ガンダムファイトから観客を守るべく張られるていたバリアシステム。毎回登場していたものの、あまり注目されていなかったこれに着目し、そしてドラマに組み込んでいるのは秀逸でしたね。そんなミケロの小細工も、それに気づいたドモン・レイン・アレンビーのバリアセンター突入により阻止されることに。これにより反撃の機会を得たジョルジュは、ガンダムローズのシュバリエサーベルでジョンブルガンダムを一突きにし、大ダメージを与えます。

 

ジョンブルガンダムを倒すまであと一歩のところで、突然スモークが発生。視界が効かない中で、ガンダムローズを襲ったのは、獅王争覇グランドガンダムでした。初めて見る敵であり、圧倒的な体格差と攻撃力の差を見せつけられ、四肢破壊寸前にまで追い込まれるガンダムローズ。さすがのジョルジュも敗北の二文字が頭をよぎりますが、最後の最後でローゼス・ピットを放ち、逆転に成功。やがてスモークが晴れたとき、そこに獅王争覇グランドガンダムの姿はなく、全く同じ個所を破壊されていたジョンブルガンダムが横たわっていました。こうしてジョルジュは勝利。マリアルイゼ姫は、偶然見かけたウォン首相の姿から、チャップマンと結託していた者の正体をつかみますが…。終盤で登場、獅王争覇グランドガンダム。前回登場の天剣絶刀ガンダムヘブンズソードに比べて、その巨体を生かした単純な攻撃が基本であり、これが劣勢のジョルジュに再度の反撃の機会を与えます。かつての英雄チャップマンとは思えないほど、単純で力押しの攻撃を見せる獅王争覇グランドガンダム。これのガンダムファイターがチャップマンで、逆に比較的テクニカルな戦いをする天剣絶刀ガンダムヘブンズソードのガンダムファイターがミケロって、なんだか皮肉な感じもしますよね。そんな獅王争覇グランドガンダムに対し、ローゼス・ビットでセンサー(目)を攻撃し退けたジョルジュ。スモークが晴れて、そこに同じ箇所が破壊されたジョンブルガンダムを見て、彼はそのすべてを悟ります。こうしてガンダムファイトの決着がつき、残す謎はチャップマンと結託していた者のみ。マリアルイゼ姫はそれがウォン首相だと確信しますが、ネオフランス首脳陣はそれを握りつぶします。彼らがこうした行動を選択した理由は、これをネタにゆすってやろうなど考えていたためではなく、前回優勝のネオホンコンの機嫌を損ねれば、ガンダムファイトを一瞬で失格にさせられるおそれがあったから。なんだよ、ガンダムファイトって、全然フェアじゃないな!(今さら)

 

 

 

第34話「立てドモン!嵐を呼ぶタッグマッチ」

1994年12月9日放送

登場した敵他:アシュラガンダム/ラセツ・ダカッツ(ネオシンガポール)、スカルガンダム/ガラ・ガーラ(ネオマレーシア)、デビルガンダム

「疑わしきものは裁くのですよ。リングの上でね!」


STORY:皆さんお待ちかね!ネオホンコン首相官邸への侵入者―それは、ウォン首相らの不審な動きに気づき、調査を始めていたシュバルツでした。彼はデビルガンダムが復活しつつある事実を知り、途中官邸に取り残されていたレインを救出して逃走。しかし、その道中偶然ドモンたちの前に姿を見せたことで、ドモンとアレンビーはあらぬ疑いをかけられてしまうのです!マスター・アジアは、彼と拳を交えたことで犯人でないことを確信しますが、一方の疑り深いウォンは、デビルガンダムの事実を隠すため、犯人であろうとなかろうとドモンを消しにかかるのです。そして組まれた対戦は、掟破りのタッグマッチではありませんか!超重力フィールドという小細工に苦しみながらも、ドモンは、アレンビーは、勝利をつかむことができるのでしょうか!?

 

今までのガンダムファイトは1対1が基本であり原則でしたが、その規定を破り2対2のタッグマッチが展開される異色回。そこで苦しみ、立ち上がって逆転勝利をつかむドモンたちの姿が描かれるのですが、それと同じくらい重きが置かれていたのは、敵味方双方の人間関係の変化。マスター・アジアとウォン首相が、ドモンに対する処遇を巡って少しずつその関係に亀裂が生じるほか、ドモン側では今回の一件を通して、レイン&アレンビーを交えた三角関係のようなものが出来上がっていきます。こうして立った波が、今後ドラマにどう影響するのか、楽しみです。

 

初めて出会って以降、何かとかかわることが多くなった、ドモンとアレンビー。いつしかその関係は、彼がゴッドガンダムコクピットに彼女を招いて、ともに機器の調整をするまでの仲になり、これにはさすがのレインも怒ります。こうした状況下で、さらに彼女とネオジャパン首脳陣をやきもきさせていたのが、なかなか発表されない対戦カード。今日も発表されなかったかと肩を落として帰路についたその時、彼女はシュバルツの影を目撃します。今回は序盤から、仲のよさげなドモンとアレンビーの様子が描写。他国のファイターがガンダムの中に立ち入ることは、今までのお話で何度もタブーであることが触れられてきていましたが、開幕早々それを破っています。おまけに、ドモンはアレンビーにほぼ任せて、ゴッドガンダムの調整とパワーアップを行わせる始末。いくら仲がいいからって、一応対戦相手どうしなんだし、これはマズいでしょ~。アレンビーは「もう対戦は終わってるから」って言ってたけど、確かこの後バトルロイヤルがあるはずじゃあ…。そんな2人に頭を抱えるレインの、もう1つの悩みは、なかなか発表されない次の対戦相手。この日も何も進展がなく、そのまま帰路につく彼女でしたが、その時シュバルツの姿を目撃します。

 

シュバルツの影を追ってレインがたどり着いた先は、ウォン首相の官邸。シュバルツはそこの地下格納庫へと潜入し、デビルガンダムを目の当たりにします。直後、マスター・アジアらに気づかれた彼は、外にいたレインを連れて逃走。ネオホンコン全体を舞台にした、一大包囲網からの脱出を図ります。そうした中で、ドモンとアレンビーは偶然遭遇。しかもタイミングの悪いことに、直後警察とミケロたちが追いつき、官邸侵入の疑いをかけられてしまいます。マスター・アジアも同じくそのことを追及しますが、ドモンと拳を交えた結果、彼はシロであることを確信するのでした。視聴者に対しては、以前からウォン首相たちがデビルガンダムの復活を企んでいることが明かされていましたが、今回のこのシュバルツの潜入により、ドモン側の登場人物が初めてその事実を知ることに。しかし、深く調査する前にマスター・アジアに勘づかれ、さらにレインも救出したことから、シュバルツは防戦しながらの闘争を強いられることになります。シュバルツは最終的に、ミケロやチャップマン、そしてネオホンコン警察全体から追われるハメに。ミケロたちはDG細胞で肉体強化されているため、その追跡劇は超次元的なもの街のあちこちで爆発が起こり、ビルは次々に真っ二つにされ、ネオホンコン市街は大混乱に陥ります。ミケロたちの能力が凄まじいけど、それ以上に、これを平然と回避するシュバルツも凄まじいな…。こうした中で、彼に偶然出会ったのが、ドモンとアレンビー。タイミングが悪いことに、直後警察に包囲され、マスター・アジアらから追及を受けます。そうして拳を交えることになりますが、マスター・アジアはこの戦いを通して、彼が犯人ではないと気づくのでした。久しぶりに、ドモンとマスター・アジアの生身での直接対決。ドモンがマスター・アジアの不意を突き、わずかですが有利に戦いを進めていたのが、強く印象に残りました。

 

マスター・アジアの確信が信用しきれないウォン首相は、ガンダムファイトを利用して、ドモンとアレンビー両者を一度に叩き潰すことを画策。それにより生まれたのが、阿修羅ガンダムとスカルガンダムを相手とする、ゴッドガンダムとノーベルガンダムのタッグマッチでした。異例のガンダムファイトにも戸惑うことなく受けて立ったドモンでしたが、翌日のファイト開始直後、ウォン首相の仕掛けた超重力フィールドに引っかかり行動不能に。実質的にノーベルガンダムが1体で2体のガンダムを相手にすることになり、ギリギリの戦いを強いられます。しかしそれでも、アレンビーは決してあきらめませんでした。ウォン首相によってセッティングされた、タッグマッチ。2対2のガンダムファイトであれば、まあがんばればなんとかなるかなというものでしたが、ドモン/ゴッドガンダムには、それにプラスして超重力フィールドという試練が待ち受けていました。超重力フィールドは、見た目は巨大なU字型磁石に北と南と書かれている(NとSの代わり)トンチキなものですが、通常の2000倍の重力を発生させられるというとんでもないもの。いや、それだけの重力なら、まずゴッドガンダムの機体そのものが押しつぶされてしまいそうな気がするけど…。そんな、超重力フィールドのせいでまともに戦えないゴッドガンダムを支え、単独で粘り続けていたのがノーベルガンダム。線が細い見た目で、ガタイの大きいアシュラガンダムとスカルガンダムに対してはかなり不利かと思われましたが、技を駆使した攻撃でなんとか踏ん張っていました。ノーベルガンダム、見た目に反してかなり柔軟でテクニカルな戦い方ができるんだなぁ。

 

アレンビーの奮闘とレインの呼びかけにより、さらに気合が入ったドモンは、ハイパーモードを発動。不可能かと思われた超重力フィールドからの脱出を果たし、さらに装置そのものまで破壊します。直後、ノーベルガンダムとのさらなる輝きを見せ、2体は新必殺技:爆熱ダブルゴッド・フィンガーでアシュラガンダムとスカルガンダムを撃破。これでウォン首相のたくらみも潰えたかに思われましたが、なおドモンを倒すことに執念を燃やす彼は、さらなる対戦カードを用意していました。力を覚醒させ、超重力フィールドを発生装置ごと破壊して立ち上がるゴッドガンダムこそ、今回のクライマックスシーン。こうした流れになるのはもう目に見えていたのですが、それまでの盛り上げ方が丁寧だったので、ここでのゴッドガンダムの立ち上がりの際の喜びはひとしおでしたね!そんなゴッドガンダムは、なんとノーベルガンダムとも共鳴してともに光を放ち始め、爆熱ダブルゴッド・フィンガーで2大ガンダムに勝利。一方で、このさまを見たレインの心は複雑でした。ドモンが勝利をつかんだのは良いものの、アレンビーとの技術面・戦闘面双方でのコンビネーションがいい効果を発揮していることから、自分の存在意義の疑問を持つレイン。ここで、ゆるやかにドモンとレインの仲に亀裂が入り始めているのもまた、見逃せません。

 

 

 

第35話「決着の時!豪熱マシンガンパンチ」

1994年12月16日放送

登場した敵他:ガンダムマックスターマスターガンダム、デビルガンダム

「チボデー!お前が一度に10発のパンチを打つのなら、俺は10体のガンダムになって受け止める!」

 

STORY:皆さんお待ちかね!ウォン首相によって組まれた、ドモンとチボデーら4人の連戦。デビルガンダムガンダムヘッドが市街地に現れ、ドモンはデビルガンダムの討伐を優先しようとしますが、チボデーたちは、国の代表として、ガンダムファイトを優先するのです。そんな彼らの気持ちと、チボデーの編み出した必殺技を受けたドモンは、自らもガンダムファイトで応えることを決意。対ガンダムマックスター用の技を開発に乗り出します!そして迎えたガンダムファイトゴッドガンダムは成す術もなく、ガンダムマックスターのパンチの応酬に一方的にやられているではありませんか!果たして、ドモンに勝機はあるのでしょうか!?

 

今回より4回連続で、シャッフル同盟であるチボデーらとの連戦が描写。1回目となる今回は、チボデーとのガンダムファイトになりました。どうしてもストーリーの流れとして、最終的にドモン/ゴッドガンダムが勝つことになるのですが、その分ドラマの重きをチボデーに置き、彼もドモンに負けず大きなものを背負っていることがしっかりと描写。また、ガンダムファイトに敗北したものの、次の戦い(=デビルガンダムとの決戦)が残っているという描写を挟むことで、ドモン・チボデー両者ともに、勝敗を超えてファイターとしての絆を深めるさまがしっかりと表現されているのが秀逸でしたね。

 

ネオホンコンの市街地に、ガンダムヘッドが出現。それはこの地に確実にデビルガンダムがいることの証明であり、ドモンもここで、倒したはずのデビルガンダムの生存を確信します。ウルベ少佐が対策のために緊急でコロニーに戻る一方、ドモンはガンダムヘッドと戦おうとしますが、そこに現れたのがマスター・アジア。華麗な技でそれを撃破します。ドモンはその行動を、人々の注目と信頼を得るための演技かと考えていましたが、真実は全く別のものでした。序盤では、いきなりガンダムヘッドが出現し、ネオホンコンの市街地を蹂躙。これにより、ドモンを含む多くの人々が、この地にデビルガンダムが潜んでいることを知ることになります。完全にこの事態はウォン首相たちにとって不利であり、そして被害が大きいため事件を隠蔽することも不可能。そのためドモンは、マスター・アジアらによる狂言かと疑いますが、実際はただの事故でした。ガンダムヘッドがニョキっと伸びてしまったのは、本当に予期せぬただの事故だったらしい。なんというか、脇が甘いなおい…。そんなガンダムヘッドを倒したのが、久しぶりに登場・マスターガンダム。彼がいち早くそれを打倒したのは、できるだけ事件を早く終わらせることで、大衆たちの注目をできるだけ集めないようにするためでした。マスターガンダムの販促のために、久々に登場させたのでしょうが、そこに至るまでの過程、そして登場理由が、全く違和感なくてGoodでしたね。

 

デビルガンダムの脅威が迫っていることから、チボデーたちに、ガンダムファイトよりもみんなで団結しそれに挑むことを優先しようと提案するドモン。しかし、誰1人それに賛同する者はいませんでした。レインやチボデーから、ガンダムファイターとしての思いや覚悟を改めて気づかされることになったドモンは、その考え方を受け入れることを決意。しかし、特訓の末パワーアップを遂げたチボデーを倒すことは、困難なのが予想されて…。ドモンの考え方に、誰も賛同しないチボデーたち。彼らはシャッフル同盟である以前に、各国を背負う代表のガンダムファイターであり、国の威信と夢よりも、デビルガンダム退治を優先することは、様々な意味で困難でした。ここで興味深いのが、チボデーたちに対して、ドモンが彼らを引っ張るような立ち位置になっている点。今までは、他人からチボデーらを取りまとめるよう言われても、なんだかんだでそれを拒否したり、戦いにおいて自分の事情ばかりを優先させたりしていたドモンですが、ここでの彼は初めて、ガンダムファイトよりも大きな目的(=デビルガンダム退治)のために、皆を引っ張ろうとします、結局彼自身も、また自分の事情ばかりを優先させていたとこのあと反省することになりますが、このドモンの立ち位置の変化は、非常に面白いなと感じました。こうしたドモンの誘いを断り、特訓に励んでいたのがチボデー。彼は新必殺技:豪熱マシンガンパンチを編み出しており、最後の調整に励んでいました。豪熱マシンガンパンチは、ゴッドガンダムで言う爆熱ゴッド・フィンガーのようなもので、技を発動する直前に身体全体が発光=スーパーモードになるとのこと。スーパーモードとかハイパーモードって、シャイニングガンダムゴッドガンダムの専売特許じゃないんですね。

 

チボデーの必殺技:豪熱マシンガンパンチを打ち破るべく、アレンビー/ノーベルガンダムの協力を得て特訓を開始するドモン。しかし、思うように結果が出ず、どうしても完全に技を封じ込めるまでは至りません。特訓に行き詰まる彼でしたが、アレンビーの発言からヒントを得て、そのまま夜のガンダムファイトに出場。チボデー/ガンダムマックスターの気合と気迫は凄まじいもので、序盤はドモン/ゴッドガンダムが一方的に押される展開となりますが…。チボデーの気迫と技を受け、自信もまた特訓に励むドモン。アレンビーとのそれで打ち破る糸口をつかむも、明確な打開策まではないままガンダムファイトに臨むことになります。ここでアレンビーを特訓相手として登場させるのが、キャラの使い方が上手いな!と感じさせられます。ドモンと比較的同じ目線であり、かつ現時点でガンダムファイト面で利害関係のない、仲の良いガンダムファイターと言えば、彼女くらいですからね。こうした特訓を経て、その夜ガンダムファイトが開幕。チボデー/ガンダムマックスターは、開始直後から怒涛のパンチラッシュを見せ、それはドモンに反撃のスキをほとんど与えないほど凄まじいものでした。ガンダムファイト開始の際の掛け声「ガンダムファイト、レディ・ゴー!」のドモン側のものが終わる前に、攻撃を仕掛けるチボデー。気合いMAXなのはわかるけど、それはいいのか?

 

戦いを有利に進めるチボデーは、ここで豪熱マシンガンパンチを披露。彼の思いに応え、そしてこの技の発動を待っていたドモンは、なんと自らを分身させすべてのパンチを受け止めるという荒業を披露します。その後も激しいファイトは続き、最後はゴッドガンダムの爆熱ゴッド・フィンガーをと、ガンダムマックスターの渾身のパンチが同時に炸裂。これにはガンダムマックスターの機体が火を噴き、ゴッドガンダムの勝利に終わります。敗北を喫したチボデーでしたが、そこに後悔の念は全くありませんでした。豪熱マシンガンパンチは、まるで腕が分身したようにパンチを連続して打ち込む強烈技。これに対するドモンの対抗策は、1人で全部を受け止めるのではなく、パンチの分だけ自身を分身させ、それぞれでガードするというとんでもないものでした。理屈はシンプルだけど、実践するのはかなり難しいであろうこの技。実態のある分身を作り出すなんて、シュバルツよりも忍者みたいなことしてるなドモン!そんなドモンのガードにチボデーは驚愕。そして今度はドモンが必殺技を繰り出す番だとして、彼の爆熱ゴッド・フィンガーを真正面から受けます。パンチでガードしたものの、機体がダメージに耐えられず、ガンダムマックスターはダウン。チボデーは敗北してしまいますが、彼とドモンには惜しみない拍手が送られ、ファイターとしての絆はさらに深まることになりました。激戦を見せ、勝敗関係なく観客たちを魅了したドモンとチボデー。ここでドモンが、彼との絆を深めるだけでなく、「これからの勝負で勝とう」という言葉も挿入することで、今後来るデビルガンダムとの戦いもにおわせているのがGoodです。いや~、泣かせるラストだったなぁ。

 

ドモン「俺たちの勝負はこれからだ。俺とお前がいる限り、何度でも戦えばいい。今日のような、いいファイトでな。」

チボデー「そうだな、お前の言う通りだ。夢は、果てしないから夢なんだ。」

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第36話から第37話+αをご紹介予定です。『機動武闘伝Gガンダム』!次回もこのブログで、レディ・ゴーッ!!

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