お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーリバイス』第34話 ちょっとした感想

他作品の仮面ライダーでも普通に死にそうなくらいの重傷を負う大二

 

 

 

一輝の家族は、絶対に俺っちが守る!親父の悪魔だからって、俺っちの親父面するな!今回の『仮面ライダーバイス』は、赤石長官が、一輝たちに対して、ギフと内通していることを隠さなくなり、そしていよいよ一般市民に対して行動を開始せんとするお話。それと同時に、バイスとベイルの因縁についても描かれていたため、実質的に大二とバイスが主人公であるように感じられる一編でした。

 

若さゆえ、そしてフェニックスを正しい方向へ戻したいという思いが強すぎるあまり、大二の焦りと突っ走りっぷりがこれでもかというほど目立つ形に。でも、あれだけやんややんや騒いだ割には、何か事が大きく進んだわけでもなければ、大二自身が手痛いしっぺ返しを受けたわけでもありませんでしたね。まあ、子供番組だから、これくらいオーバーな描き方のほうがいいのかな。

 

なお、前回(第33話)の記事は↓コチラです。

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人間となり、その生活にもすっかりなじんだ花と楽しく過ごすさくら。そしていつも通りしあわせ湯の仕事に精を出す一輝。そんな彼らをよそに、赤石長官の秘密を知り朱美救出にはやる大二は、一人で異常なほどの焦りと興奮を見せていました。落ち着くようアドバイスする一輝でしたが、大二はそんなことほとんど聞かずじまい。そして、そんな彼の思いとは逆に、朱美の心は、人類側とギフ側の間で揺れ動いていました。冒頭では、すっかり2人での生活を満喫しまくっているさくらと花の様子が描写。今回は、このシーン以降暗かったりシリアスだったりといった描写が続くことになるため、これがオアシスのような存在になっていました。何かに理由をつけて、ストーカー寸前(というかもうストーカーか)の行動で彼女たちを追う玉置と光が笑えましたね。まあそもそも、この状況でのんびりショッピングを楽しんでるさくらと花も、たいがいな感じはするけど…。そんな彼女たちや、いつもと変わらない一輝に対して、やたら焦っていたのが大二。一輝に指摘された程度で収まる彼ではなく、むしろその焦りはヒートアップしていく一方でした。上述した通り、今回の大二はほぼ全編にわたって焦りっぱなし。そんなに興奮しながら動いてたら、いろんな意味で身体が持たないぞ。

 

幸実の護衛にあたるバイスが遭遇したのは、実体化したベイル。一輝と離れていたため、変身せずにそのままの姿で戦いを挑んだバイスは、何とか踏ん張り続けるも、着実にベイルの言葉の前に心をむしばまれていきます。そうした中で、ようやく一輝が到着。リバイ&バイスに変身してその場を切り抜けますが、バイスの心には未だにしこりが残り続けるのでした。中盤では、バイスとベイルがお互い悪魔の状態で真正面から戦うという、珍しいバトルが展開。力の面では、ベイルにやや押されながらも踏ん張り続けていたバイスでしたが、大して心の面では、かなりズタボロにやられてしまっていました。ベイルの心理攻撃は、おそらく今後の『リバイス』で焦点になっていくであろう、一輝とバイスの関係の未来への伏線なのでしょう。「2人の関係を試す」という展開は、バディものの作品ではポピュラーなものであり、本作でも大いにやってほしいと感じますが、そのにおわせ方が唐突すぎる感が否めませんでしたね。「敵にちょっとしてされて一輝との関係を疑いそうになるバイス」というのは、過去のお話でもやっていたはずなので、ここはすぐに動揺するのではなく突っぱねて、その後一輝が駆けつけた際の彼の何気ない行動や言動で、「ベイルが言っていることは一理あるかもしれない」とバイスに感じさせるほうが、違和感がなかったと思います。

 

狩崎やウィークエンドの協力も得て、改良したデモンズドライバーを赤石長官に披露するところを乗じて、一気に叩こうと考えた五十嵐三兄妹。しかし、一連の作戦は赤石長官に見抜かれており、大二は重傷を負い、一輝とさくらは、ベイルと大量のギフテリアンの前に苦しめられるハメになります。そんな中、今度は朱美が登場。息絶え絶えの大二を前に、彼女がとった行動は―。前回の次回予告でも触れられていた、五十嵐三兄妹の一大攻勢は、赤石長官がすべてお見通しであったため、ほとんど効果なく逆に一輝たちが追い詰められてしまう形に。ベイルも登場したことで、バイスも不調に陥り始めますから、一輝がとっさにリバイスに変身しなければ危ない状況でした。リバイスに変身すると、一輝とバイスが1つになり、一輝主体での戦闘になりますから、ベイルとの戦闘では重宝しそうですね。ただ、今後バイスとの関係性が崩れ始めたら、そう簡単にはいかないだろうけど…。一方の大二は、赤石長官の攻撃をもろに食らったことで大ピンチ。そこに朱美が現れますが、彼女は大二のもとに戻るのではなく赤石長官の下にいることを選択し、ギフデモスとなって襲い掛かってくるのでした。新たなる怪人:ギフデモスの登場。これもリバイスの力をもってすれば、怪人と朱美を分離できる…のかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤石長官の告知した会見まで、もう時間がない!ギフの力の攻勢に苦しむ一輝たちに、反撃の機会はあるのか?そして、彼らの戦いとその先に、本当の正義はあるのか!?

 

次回は、今回の後編に当たるお話。一輝たちの尽力で、なんとか100%赤石長官の思惑通りに事が進むことは阻止できそうですが、まだまだ裏がありそうです。やっぱり、赤石長官の方が何枚も上手そうだな…。

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…というワケで、記事は「『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン10話 ちょっとした感想」に続きます。

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『仮面ライダーリバイス』第33話 ちょっとした感想

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割と殺意高いアギレラ救出の切り札

 

 

 

勝手に過去にするな!私に足りなかったのは覚悟。たとえギフに力でも、誰かを救えるなら…私は戦う!今回の『仮面ライダーバイス』は、さくらとアギレラの決着回後編。それと同時に悪魔として実体化したベイルが一輝たちに襲い掛かるさまも描かれており、終盤での活躍がない分、リバイス(リバイ&バイス)の戦闘シーンはここに割かれていました。

 

アギレラが結局消滅することなく、人間として未来を歩んでいくという形になったのはいいのですが、それに至った理由はちょっと消化不良気味。「狩崎に新バイスタンプを開発してもらい、それを使ったから」というのは、理由としてはおかしくはないのですが、これまでで散々いろんなことを積み重ねてきたのに、それでアッサリ解決…ってのは、ちょっともったいない気がするなぁ。でも同時に、無難な着地点である感じはしますけどね。

 

なお、前回(第32話)の記事は↓コチラです。

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自分の覚悟が足りず、アギレラの心をさらに閉ざす結果を生んでしまったさくら。ついにラブコフまでも心を閉ざしてしまい、さくらは八方ふさがりの状態になってしまいます。そんな中、玉置のある言葉を聞いた彼女は、アギレラを遊びに誘うことにします。同じ頃、朱美救出にはやる大二は、独断で赤石長官の部屋に突入。彼女を発見し長官の正体を暴きますが、いいようにやられ全く手も足も出ないありさまでした。ラブコフが心を座してしまうシーンは、さくらにとって、「自分の相棒というべき悪魔との信頼関係も失いかけている」という、お話上重要な意味を持つシーンですが、かなりコミカルに描写。おそらく今回はこの後笑えるシーンが皆無なので、バランスをとるために意図的にギャグ調にしたのでしょうが、個人的にはもうちょっと手堅くいってほしかったなぁ。このように、一輝とさくらが頭を抱えている一方で、赤石長官を前に大ピンチに陥っていたのが大二。彼はとうとう朱美を救出し長官の正体を暴きますが、ギフの力を持つ彼の前に、全く太刀打ちできませんでした。完全に感情に流されていたこともあり、赤石長官に完全にあしらわれていた感のある大二。今のところ、長官は確かに人間離れした部分があるけど、大二がホーリーライブに変身して平常心で本気出せば、十分勝てそうな気がするなぁ。でも、そう簡単にはいかない何かがあるんでしょうね。

 

さくらに無理矢理誘われ、遊園地に連れてこられたアギレラ。しかし、多くの遊具で遊んでいるうちに、だんだんと楽しくなっていきます。その姿を、一輝たちが陰でほほえましく見ていると、悪魔として実体化したベイルが出現。変身しあらゆるバイスタンプの力を使って応戦するリバイ/一輝とバイスでしたが、ほとんどダメージを与えられずじまいでした。さくらとアギレラの遊園地のシーンは、割と長めに描写。様々な遊具で遊びまくっており、楽しげな雰囲気で、ほっこりして観ることができました。ちゃんとアギレラの反応に細かな変化がつけられており、じょじょに彼女もノリノリになっていくさまも表現されていたのがGoodでしたね。しかし、そんなひとときをぶち壊さんとしてきたのが、ベイル。仮面ライダーに変身しない純粋な悪魔状態でも、その強さはかなりのものであり、リバイスが攻撃を繰り出して何とか撤退を決めさせるのがやっとの状況でした。このシーンでのリバイ&バイスは、最初からリバイスにならず、バイスタンプを駆使して様々な技を放つという、ワンクッション入れる戦い方を披露。おそらく販促のためなのでしょうが、こうして第3クール後半に入ってもきちんと初期アイテムを使ってくれるのは、好感が持てますね。

 

遊びがひと段落ついたところで、光が修理したドライバーを持ち込んだことで、いよいよさくら/ジャンヌとクインビー・デッドマン/アギレラ。その戦いは、覚悟を決めさらに新型のハシビロコウバイスタンプの力を駆使したジャンヌの勝利に終わります。誰もがアギレラの消滅を覚悟しますが、ジャンヌが使ったハシビロコウバイスタンプは、悪魔だけを分離するものであり、アギレラは夏木花として生還。最初こそ戸惑っていたものの、人間としての生活になじみ始め、そしてウィークエンドに加入し、新たな一歩を踏み出すのでした。終盤で、いよいよ運命の決戦がスタート。意外にもそれはスピーディーに終わり、その先には、悪魔を分離し人間となったアギレラ=夏木花が生き延びるというエンディングが待っていました。アギレラが生き延びるのは全然いいのですが、やっぱり「新型バイスタンプで、はい解決!」というのは、ちょっともったいなかったかな~。前回あれだけさんざん「アギレラはリバイスの力以外では救えない」としていたので、「こうしたある種のミラクルがない限りこのエンドに持っていけないな」ということもよく理解できるのですが―、うーん…。とにかく、こうして夏木花という人間に戻ったアギレラは、さくらの助けを借りながら生活に適応。彼女が自分の居場所の1つとして選んだのは、さくらも加入しているウィークエンドでした。まさかまさかの、花もウィークエンドに加入するというオチで今回は終了。いやこの選択、彼女にとって幸せなのかなぁ?というか、花をあっさり受け入れてるウィークエンドもウィークエンドよ。前回あれだけギフの手下と捉えて毛嫌いしてたクセに…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤石長官は、ギフと内通しているどころか、黒幕の1人だった。彼を敵と確信した一輝たち五十嵐三兄妹は、その結束力を強め、狩崎ら仲間をも巻き込んで、長官を倒すべく奮闘する。その一方で、今度はバイスに異変が起き始めて…?

 

次回は、赤石長官との決戦回前編といったところか。一輝たち兄妹の関係性とは逆に、一輝とバイスの関係が不安定になるっていうのが気になるけど、いったい何が起こるんだろう?

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…というワケで、記事は「『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン9話 ちょっとした感想」に続きます。

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『仮面ライダーリバイス』第32話 ちょっとした感想

ヒロインにも容赦ない諸田監督の水落ち演出

 

 

 

どの道を選んだとしても、必ず悔やむことになるだろう。正義はあっても、正解というものは無いのだ。今回の『仮面ライダーバイス』は、さくらとアギレラの決戦回前編。覚悟を決めているアギレラに対し、優しさとそれゆえの迷いを捨てきれていないさくらが対比して描かれており、そのさくらが、自分の思いのせいで悪手を打つ構図になっていました。

 

アギレラとの決着がつけられない理由を、アギレラにではなくさくらの、しかも肉体的ではなく精神的な弱さに求めるというのは面白いアプローチ。さくら自身の成長回も兼ねている形になっていますが、次回でどういった結果になるのかが楽しみです。

 

なお、前回(第31話)の記事は↓コチラです。

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兄妹それぞれの立場に立ちつつも、家族という居場所を持ち、そして玉置との関係も良好になりつつある一輝たち。それとは正反対に、アギレラは自分の居場所を失っていました。悪の女王としての散り際を求める彼女は、下校途中のさくらを襲撃し決着をつけようとしますが、当のさくら/ジャンヌは、自身の迷いが災いして、本調子を出せずじまい。途中からまともに戦えず、川面に突っ伏す彼女の姿を見て、アギレラは失望します。序盤は、最初に五十嵐家の描写をして、その後アギレラのシーンを挿入する構成。これにより、アギレラの悲しさと儚さがより引き立つ感じになっているのがGoodです。これらを経て、その後展開されるのが、ジャンヌとクインビー・デッドマン/アギレラの戦闘シーン。今回は諸田監督回であり、川っぺりでたたかい始めたことから、「あっ、これはもしかして…」と思ったら、やっぱり水上での戦闘シーンと水濡れが挿入されていました。さくらをあそこまで追い込むとは、なかなか過酷な撮影するよなぁ。そうそう、話は前後するけど、この直前のさくらや玉置のやり取りも、異常なほどテンポよくて面白かったですよね。

 

大二の心配をよそに、自ら危険に首を突っ込んで、赤石長官の尻尾をつかもうとする朱美。しかし、その長官本人に行動がバレてしまって以降、彼女はその姿を消してしまいます。赤石長官に怒りをぶつけようとする大二でしたが、そのときギフテリアンが相次いで市街地に出現。もやもやを抱えながら、大二はホーリーライブとなって戦いに身を投じていきます。中盤では、フェニックス側の様子が描写。多くの視聴者が予想していた朱美のピンチは、やっぱり現実のものとなってしまい、不穏さをたっぷりと残しながらその姿を消しました。赤石長官の手にギフの一部があったということは、彼はもうギフと一心同体ということなのかなぁ。そして、このあとには市街地にギフテリアンが出現し、大二がホーリーライブに変身して単独で応戦。全て撃破したことで、初登場回依頼の白星をあげました。このギフテリアンの中に朱美がいたんじゃないか…とも思ったんだけど、今回の描写だけじゃよくわかんなかったなぁ。準レギュラーキャラだから、もしギフテリアン化するなら幹部級の強さで出てくると思うけど、どうなんだろ。

 

真澄らの話に理解を示しつつも、アギレラの救出をあきらめきれないさくらは、アギレラを裏切ることになることを承知で一輝に協力を依頼。そしてクインビー・デッドマンとの戦いに挑みますが、さらにクインビー・デッドマンの失望を買ったうえに、戦闘中さくら自身の迷いがさらに深まったことで、リベラドライバーが大破。自分が全てに決着をつけなければならないと痛感したさくらは、その身を呈してクインビー・デッドマンを守り、作戦を失敗に終わらせるのでした。終盤で、再びジャンヌとクインビー・デッドマンの戦闘シーンが挿入。しかしそれは、さくらにとってしこりが残る結果となりました。さくらがアギレラの真意に気づいていないはずがないんだけど、その優しさが、アギレラからのさらなる失望とすれ違いを生む結果に。このカセの作りが、ドラマに深みを与えてくれていますよね〜。しっかしこの分だと、アギレラを倒すということはやっぱり避けられない…のかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玉置たちの言葉から、アギレラの本心を悟ったさくらは、ついに彼女との最後の戦いに臨む。同時に、再び現れたベイルに対し、一輝たちはどう立ち向かうのか!?

 

次回は、アギレラとの決着がつくと同時に、仮面ライダーベイルが再登場するであろうお話に。児童誌で公開されていたオーバーデモンズも登場するのかな?

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…というワケで、記事は「『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン8話 ちょっとした感想」に続きます。

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『仮面ライダーリバイス』第31話 ちょっとした感想

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勝利を手にした2人の“戦い”!

 

 

 

ストライカーにとって、一番必要な能力は何か知ってるか?“エゴイスト”であることだ。今回の『仮面ライダーバイス』は、スバにぃをはじめとする声優ゲスト出演回の後編。一輝と浩二の間の約束の秘密が明かされたほか、それを契機として、一輝がバイスと契約したことに伴う副作用のことにも言及されました。

 

一輝の仮面ライダーへの変身の代償は、自分からの記憶が消えていくというもの。「他人の記憶から消えてしまう」というのは『電王』のゼロノスが真っ先に思い浮かびますが、それとは逆方向の形で攻めてきたなぁという印象ですね。何か克服方法が見つかるのか、それとも結局その代償は回避できず、一輝は自分の頭の中から過去を消してしまうのか―。今後のドラマ展開が楽しみです。

 

なお、前回(第30話)の記事は↓コチラです。

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前回からずっと、幻覚の中から脱出できずにいた一輝。当初はそのことに気づいていなかった彼ですが、高校時代の浩二そして自分自身が現れたことで、この世界が幻覚であり、自分が過去を追体験しているのだと自覚します。そして、改めて知った自分と浩二との過去。すべてを悟った一輝は、過去の記憶が無いことの理由が、バイスとの契約にあると気づくのでした。前回幻覚に縛られっぱなしだった一輝でしたが、今回は打って変わって、幻覚であることを早々に察知。そこから彼の過去の話が始まりますが、その濃厚さは私の想像以上でした。一輝の浩二とした約束は、「プロサッカー選手になること」。しかし、その重圧に押し潰された彼は、最終的にその約束から逃げ、さらにバイスとの契約の弊害で約束そのものを忘れてしまっていました。「主人公が約束を守れず因縁を作ってしまう」という展開は、今回のドラマ様々なドラマでもよく観られるものですが、その約束自体を守らなかったことそのものを一輝の罪とし、さらにそれに重ねる形で約束そのものを忘れてしまうという罪を背負わせている形に。これには唸らされましたね。「約束そのものを忘れちゃったので守れませんでした」という展開にもできたはずなのに、あえてそれをせずに、守らなかったことと忘れたことを切り分けている―。ドラマ構成として、面白い試みであると感じます。

 

大二が、浩二が事件の重要参考人だとにらみ、その自宅へ向かった直後。再びラフレシア・デッドマンが出現。出撃できるのがさくら/ジャンヌだけだったため、彼女は一人で現場に向かいますが、その強烈な悪臭と幻覚作用の前に、戦闘どころではなくなってしまいます。その後、浩二が犯人ではないと察した大二は、ホーリーライブとなってジャンヌに加勢。しかし、ギフの影響を受けパワーアップしたラフレシア・デッドマンを倒すことは、容易ではありませんでした。序盤から、一輝の幻覚と同時並行で描かれるのが、さくらと大二のバトル。ラフレシア・デッドマンはかなり強く、2人の能力をもってしても大苦戦を強いられます。後半でリバイスと浩二のドラマチックな戦いが描かれるため、ここでのジャンヌたちの奮闘は時間つなぎという感じ。完全にラフレシア・デッドマンに翻弄されてたジャンヌ、ちょっとかわいそうだったな…。またこのパートでは、フェニックス側の動きも描かれており、朱美が赤石長官の秘密に触れるシーンも登場。そのうち彼女も、デッドマンにされそうな感じがするなぁ。

 

浩二の協力もあり、現実世界に復帰した一輝は、今回の事件の犯人がスバにぃであることを察知。スバにぃもそのことを隠す気はなく、事件を引き起こした動機を語り、浩二には自分の仕事を引き継がせ、罪の償いへと向かいます。こうして残ったのは、ラフレシア・デッドマンのみ。一輝と浩二はそれぞれ、スバにぃから与えられたものに対して全力で立ち向かい、どちらも彼らなりの勝利をものにするのでした。一輝が目覚めた直後、彼とスバにぃの会話シーンが挿入。犯人であるスバにぃが元から暴れる気がなかったことから、非常に穏やかな、それでいて深みを感じるシーンになっていました。スバにぃは手段こそ誤ったけど、その思いは、一輝や浩二と同じだったんだなぁ。そして、この後の終盤の戦闘シーンではリバイス/一輝&バイスが登場。迷いを断ち、過去を清算した彼は今まで通りの強さを発揮し、勝利をつかみます。このリバイスの戦闘シーンを、浩二が声優としての仕事に励むシーン=彼の“戦い”のシーンがダブらされているのがGood。これ自体は決して珍しい手法ではありませんが、今まででキチンとドラマの積み上げがなされていたため、とても視聴者の印象に残る、素晴らしいシーンになっていたと感じました。今回で不満点といえば、浩二の過去の決着があれでいいのか(一輝が本当に約束を忘れていたことを知り、許す)という点があげられますが…いや、きっと一輝と彼なら、お互い分かり合うことができるでしょう。だって彼らもスバにぃも、ずっと持っていた思い(一輝は忘れかけてたけど)は、同じだったのですからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギフという後ろ盾、そして生きがいを失ったアギレラ。彼女の未来はどうなるのか、戦う義務はもうないはずなのに、なおも襲いかかってくる彼女に、さくらは答えを出せるのか!?

 

次回は、最近脇に徹することの多かったアギレラにスポットが当たる一編になりそう。気質的には、改心して仲間になってもおかしくない雰囲気だけどギフという存在と今の戦局が、それを許さなさそうだな…。

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…というワケで、記事は「『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン7話 ちょっとした感想」に続きます。

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『仮面ライダーリバイス』第30話 ちょっとした感想

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悪魔でも悪臭には勝てないのだ!

 

 

 

あのね、正しいっていう言葉を簡単に使う方が危ないから。今回の『仮面ライダーバイス』は、木村昴さんをはじめとする、「仮面ライダーシリーズ」に縁深い声優陣のゲスト出演回前編。かなり露骨に謎を散りばめ、「次回後編で一気に種明かししますよ」感が色濃く出ており、視聴者をドラマに引き込んでくれていましたが…若干描写がくどすぎたかな。

 

上述のような声優陣ゲスト出演回とはいえ、お祭り感は意外に薄く、次回、ひいては『リバイス』の後半の展開に関わりそうな気になる描写が連続。ギフの活性化が一輝の体調にも影響してるのは明らかだけど、これから彼、どうなっちゃうんだろう!?

 

なお、前回(第29話)の記事は↓コチラです。

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卒業校の同窓会に出席し、人気声優:木村昴(スバにぃ)をはじめとする多くの知人との再会を喜ぶ一輝。しかしその中で、スバにぃの下で声優修行をしているという浩二だけは、一気に異常なほどの敵意を向けてきます。そうした中で、スバにぃの頼みもあり、彼のアフレコ風景を見学し、仮面ライダーとして鈴村健一神谷浩史のラジオ番組に出演した一輝たちでしたが、なんとそこにラフレシア・デッドマンが出現。強烈な悪臭に苦戦したものの、何とか排除に成功します。序盤は、今回(および次回)のゲスト陣が一気に登場し、賑やかな感じで進行。ラフレシア・デッドマンとの戦いも、久々にノーマルバイスタンプを連続使用し、コメディタッチで描かれるなど、楽しく観ることができました。一方で、このように全体的に楽しげに進むお話の空気を、ピリッと引き締めてくれるのが浩二の存在。彼の抱える謎は興味深いけど、ちょっと場違い感は否めなかったかな。シリアスチックなのを混ぜ込むなとは当然言わないけど、なんか、シーンの挿入の仕方がアンバランスだったんですよね。

 

ラフレシア・デッドマンの正体は、浩二ではないか―。一人悩む一輝は、しあわせ湯を訪れたスバにぃにその答えを求めますが、彼の回答は、「浩二と話し合ってみろ」というものでした。同じ頃、さくらはウィークエンドで赤石長官の不審点を知り、大二はフェニックスを立て直すんだと奮起。アギレラも自分の意匠を燃やして過去との決別を図り、それぞれが独自の道を歩もうとしていました。中盤以降、登場人物の数が絞られ、ドラマがより深く進行。一輝の悩む描写がメインではありましたが、さくら・大二・アギレラの様子もキチンと描かれており、彼らの気づきや行動を通して、視聴者が物語に関わる新たな事実や動きを知るという形になっていたのがGoodでした。しっかし、赤石長官は想像以上の何かを抱えてそうだなぁ。彼が『リバイス』のラスボスになるのでしょうか?でも、彼が悪の怪人や仮面ライダーに変身する姿のイメージが、あんまりわかないんだけど…。

 

スバにぃと話した直後、卒業校のグラウンドで浩二を待つ一輝たち。そこへ、以前倒したはずのサーベルタイガー・デッドマンが現れ、襲撃してきます。かつて倒した敵であり、投げかける言葉にも堂々と反論して見せる一輝。しかし、そのサーベルタイガー・デッドマンとの戦いどころか、卒業校のグラウンドへ行ったということ自体が幻覚であることに、彼は全く気付いていませんでした。終盤、一輝の幻覚という形で、リバイスの戦闘シーンが挿入。周囲の状況のおかしさから、「サーベルタイガー・デッドマンは幻影か何かではないか」と思っていましたが、まさか卒業校のグラウンドに行くところから既に幻覚だったとは、思ってもみませんでした。ちょうどこのシーンと前のシーンの間にCMが挟まれていましたから、てっきり時間を盗んだドラマ展開なのかなと思っていましたが…、いやはや、これは騙されちゃいましたね。そして今回は、スバにぃが不審な笑みを見せ、さらに一輝は幻覚から醒めないまま終了。ええ、ここからどうなっちゃうの!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

醒めぬ幻覚の中で、浩二と出会う一輝。彼が知ることになる、浩二の怒りの理由とは何か?そして、ラフレシア・デッドマンの正体は浩二なのか?すべての謎がとうとう明かされる!

 

次回は、今回の後編に当たるお話。今回のラストの演出は、ちょっとわざとらしさがあったので、スバにぃが黒幕とは思えないんだけど…。そうなると、やっぱりラフレシア・デッドマンの正体は浩二なのかなぁ?

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…というワケで、記事は「『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン6話 ちょっとした感想」に続きます。

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『仮面ライダーリバイス』第29話 ちょっとした感想

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記憶より筋肉を取り戻せそうな、狩崎の思い出ムービー

 

 

 

共に戦ってきた門田ヒロミ。彼の記憶を取り戻すために…皆で思い出ムービーを作ってみないかい!?今回の『仮面ライダーバイス』は、前回の次回予告でも明らかだったとおりの総集編回。一方で、ラストにリバイスの活躍パートや、五十嵐三兄妹がそれぞれの立場に別れていく描写が挿入され、単なる捨て回になっていなかったのが興味深かったですね。

 

総集編とはいえ新撮カットも多く、何より驚くほどの展開のスピーディーさが特徴的。なんだか「スーパーバトルDVD」みたいなノリになっていましたね。

 

なお、前回(第28話)の記事は↓コチラです。

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狩崎などからの連絡で、ヒロミの生存を知った一輝たち。しかし、本人はショックで今までの戦いの記憶を失っており、それを早急に蘇らせる必要がありました。狩崎の提案で思い出ムービーを作ることになり、まずは収録を始めますが…。ヒロミ生存の情報は、序盤のさくらの話でサラッと終了。この話は、別のところで以前に言及されているのでこうした扱いなのでしょうが、せっかくヒロミが再登場したんだし、もう少し彼の姿観たかったなぁ。そんなヒロミは、戦いのショックで記憶喪失状態。彼の記憶を蘇らせるため、狩崎の提案、というより強引に参加させられたことにより、一輝たちは「思い出ムービー」の制作に取り掛かることになります。ムービーのための素材撮影のシーンでは、さくらが鬼監督っぷりを披露。かなり怒鳴り散らしているのですが、「普段の彼女と変わらないじゃん」って印象、まず持っちゃったよ。

 

寝ずに収録を終えた一輝たちは、今度は2日かけてムービーの編集を開始。一輝の方はバイスがメインで、他は大二とさくらがメインで編集します。それらを観たあと、今度は狩崎が自分の作ったムービーを持ち出し、こうして思い出ムービーがなんとか形になります。中盤では、「バイスやさくらたちが編集したムービー」という形で、今までの『リバイス』の映像が大量に使用。一輝たちが関わっていない、あるいはまだストーリー上謎な部分については、狩崎が語ったり、赤石長官のプレゼン時の言葉などで補っていました。どのムービーも、みんな動画編集者を職業に出来るんじゃないかというくらい完成度が高く(実際はその道のプロが作っているので当たり前)、「今までどんな戦いがあったかを理解する」という面では、言い出しっぺである狩崎のムービーが一番ダメだった感じがしました。いや、ネタという意味では、あのエクササイズは面白かったけどね!

 

市街地にギフテリアンが出現。それは今までのとは違う体色をしており、ギフの影響を強く受けている可能性がありました。リバイスの力でそれを倒した一輝とバイスは、その後しあわせ湯へと帰還。それぞれの場所ヘ向かう大二とさくらを見送り、自身はしあわせ湯に残り続けることを選択するのでした。バイスの活躍を挟んで、ラストでは、一輝たちがそれぞれの立場にたってギフとの戦いを続けることが描写。ですが、お互いそれを隠さずバラしているのは、ちょっと意外でした。こうしてそれぞれの立場をお互いを理解しているので、しばらくはギフを倒すための共闘が続くことでしょう。でもいつか…やり方の違いでそれぞれが激突する日が来そうな予感がするなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一輝の再会した、高校時代の先輩。それは人気声優の木村昴!その下で修行を積む池田もまた、一輝の先輩だが、どうやらサッカーの道から進路変更していたようで…?

 

次回は、木村昴さんや鈴村健一さん&神谷浩史さんの『仮面ラジレンジャー』コンビと、東映とゆかりのある声優が本人役で登場!木村昴さんとバイスの何らかのコラボ、絶対にあるな…(かつてのM・A・O市道真央さんみたいに)!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン5話 ちょっとした感想」に続きます。

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『仮面ライダーリバイス』第28話 ちょっとした感想

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宿命を乗り越えた一心同体の姿!

 

 

 

違うな。俺たちは悪魔じゃない。“リバイス”だ!今回の『仮面ライダーバイス』は、待ってました、仮面ライダーバイスの誕生&登場回。初登場にふさわしい活躍を見せたうえ、その誕生過程もホーリーライブの誕生回の逆をいく、一輝とバイスのコンビらしい展開でした。

 

「自分と戦って打ち克つ→リバイス誕生」という展開自体はいいのですが、せっかくの見せ場である一輝の自分(とバイス)との戦いのシーンは、なんだかもやっとしたまま終わった印象。もう少し見せてくれるのかと思いましたが、なんかそうでもなかったなぁ。本編時間の都合もあるんだろうけど…。

 

なお、前回(第27話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、ギフの影響で暴走を始めたジャックリバイス。これを止めるため、狩崎は開発したばかりのサンダーゲイルバイスタンプを実戦投入。その影響によりジャックリバイスは地面に倒れてしまいます。その間に、狩崎はデモンズに変身し、ギフの力を取り入れてパワーアップしたオルテカ/アノマロカリス・デッドマンに応戦。ホーリーライブやジャンヌも怒涛の攻撃を叩き込みますが、なかなか戦局を変えることはできませんでした。前半から中盤にかけての戦闘シーンのメインは、デモンズたちがメイン。狩崎の変身したデモンズは、初変身とは思えないほどのテンポのいい攻撃を見せます。さっそうと登場し、サンダーゲイルバイスタンプをホーリーライブに渡して変身する狩崎。今回だけで頼もしさの度合いが一気に上がりましたね。なんだよ、スゲェじゃん!そんな彼の一方で、大二のホーリーライブは前々回からのパワーアップがウソのように、ライブの時以上に粗削りな戦いをするように。この後リバイスの登場があり、そして彼によりアノマロカリス・デッドマンが倒されることになるとはいえ、ホーリーライブはもう少し善戦してほしかったなぁ。今回だけ見れば、パワーアップ前のライブよりもグダグダな戦いしてたぞ。まあ、ジャックリバイスが倒れたので、彼を心配してて精神状態が不安定だったってこともあるのかもしれないけどさ…。

 

一輝が目覚めたのは、しあわせ湯とデッドマンズのかつてのアジトが融合したような異質な空間。その中で、元太/純平に憑依したベイルが現れ、一輝を挑発してきます。それを否定しますが、この度はそれを試すかのように一輝の姿を借りたバイスが出現。襲い掛かってくる彼に、一輝は当初恐怖を覚えますが、今までのことを思い出して、今度は自分がバイスを守ると宣言。こうして心の中での対決は決着がつき、一輝とバイスはともに正気に戻ります。序盤から同時並行で展開されるのが、一輝の心の中での自分との戦い。ベイルにより悪魔に侵食されてしまったしあわせ湯を舞台に戦うというシチュエーションは大変興味深かったですが、肝心の一輝とバイスが戦うパートがメチャクチャ短かったのは、ちょっとびっくりでした。正直、この直前に展開されていた「湯船につかるギフテリアン」の方が、かなりインパクトあったぞ。「戦わずしてバイスの思いを受け止め、分かり合う」という意味では、確かに分からんでもない演出だけど、うーん…。

 

復活したジャックリバイスは、サンダーゲイルバイスタンプを手に取り、仮面ライダーバイスへと変身。ホーリーライブたちが3人がかりで苦戦していたあのアノマロカリス・デッドマンを、ほぼ一瞬で撃退します。変身解除したオルテカはそのままギフに取り込まれ、ギフ事態もどこかへ逃亡。こうしたことが起きたことで一輝たちは、日常を取り戻したものの、どこかしこりが残り続けていました。終盤でいよいよリバイスが登場。圧倒的な強さでアノマロカリス・デッドマンを追い詰め、狩崎たちが3人がかりであれだけ苦戦していた相手を、あっという間に倒してしまいます。バイスの攻撃は、元となるバイスタンプが「サンダーゲイル」という名前の通り、電撃エフェクトをまとっているのが特徴的。なんで電撃なんだろ?氷(バリッドレックス)→炎(ボルケーノレックス)と来てるから、ゲームとかの属性で考えると、雷(電撃)が来るのは全然おかしくないけどね。そんなリバイスは、初戦を快勝する形で終えますが、ギフを取り逃がしたため手放しで喜べる勝利ではない状況。一輝たちはひとまず日常に戻りますが、元太はベイルの影響が再発して身を隠し、大二はフェニックスに残るも堂々と赤石長官を挑発。さくらはギフを倒すためならウィークエンドと協力することも辞さない構えを見せるなど、少しずつ不穏な影が五十嵐家にかかりつつありました。目的は一緒だけれども、どことなくそれぞれの道を歩みそうな感じをにおわせる三兄妹たち。これが、後半のドラマ展開をかき乱すことになるのかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オルテカの攻撃に巻き込まれ、崖下に転落したヒロミは、実は生きていた。ところがどっこい、それまでの記憶をなくしているらしい。彼の記憶を取り戻すため、狩崎を中心とした、五十嵐三兄妹の奮闘が始まる―!

 

次回はなんだかギャグ調の総集編回という感じ。最近の「平成ライダーシリーズ」では、総集編要素が強い一編が挿入されることが増えてきたけど、ここまで露骨に総集編っぽさがあるのって、本当に久々じゃないかな?

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…というワケで、記事は「『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン4話 ちょっとした感想」に続きます。

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