お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーリバイス』第31話 ちょっとした感想

f:id:bongore_asterisk:20220417204211j:image

勝利を手にした2人の“戦い”!

 

 

 

ストライカーにとって、一番必要な能力は何か知ってるか?“エゴイスト”であることだ。今回の『仮面ライダーバイス』は、スバにぃをはじめとする声優ゲスト出演回の後編。一輝と浩二の間の約束の秘密が明かされたほか、それを契機として、一輝がバイスと契約したことに伴う副作用のことにも言及されました。

 

一輝の仮面ライダーへの変身の代償は、自分からの記憶が消えていくというもの。「他人の記憶から消えてしまう」というのは『電王』のゼロノスが真っ先に思い浮かびますが、それとは逆方向の形で攻めてきたなぁという印象ですね。何か克服方法が見つかるのか、それとも結局その代償は回避できず、一輝は自分の頭の中から過去を消してしまうのか―。今後のドラマ展開が楽しみです。

 

なお、前回(第30話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回からずっと、幻覚の中から脱出できずにいた一輝。当初はそのことに気づいていなかった彼ですが、高校時代の浩二そして自分自身が現れたことで、この世界が幻覚であり、自分が過去を追体験しているのだと自覚します。そして、改めて知った自分と浩二との過去。すべてを悟った一輝は、過去の記憶が無いことの理由が、バイスとの契約にあると気づくのでした。前回幻覚に縛られっぱなしだった一輝でしたが、今回は打って変わって、幻覚であることを早々に察知。そこから彼の過去の話が始まりますが、その濃厚さは私の想像以上でした。一輝の浩二とした約束は、「プロサッカー選手になること」。しかし、その重圧に押し潰された彼は、最終的にその約束から逃げ、さらにバイスとの契約の弊害で約束そのものを忘れてしまっていました。「主人公が約束を守れず因縁を作ってしまう」という展開は、今回のドラマ様々なドラマでもよく観られるものですが、その約束自体を守らなかったことそのものを一輝の罪とし、さらにそれに重ねる形で約束そのものを忘れてしまうという罪を背負わせている形に。これには唸らされましたね。「約束そのものを忘れちゃったので守れませんでした」という展開にもできたはずなのに、あえてそれをせずに、守らなかったことと忘れたことを切り分けている―。ドラマ構成として、面白い試みであると感じます。

 

大二が、浩二が事件の重要参考人だとにらみ、その自宅へ向かった直後。再びラフレシア・デッドマンが出現。出撃できるのがさくら/ジャンヌだけだったため、彼女は一人で現場に向かいますが、その強烈な悪臭と幻覚作用の前に、戦闘どころではなくなってしまいます。その後、浩二が犯人ではないと察した大二は、ホーリーライブとなってジャンヌに加勢。しかし、ギフの影響を受けパワーアップしたラフレシア・デッドマンを倒すことは、容易ではありませんでした。序盤から、一輝の幻覚と同時並行で描かれるのが、さくらと大二のバトル。ラフレシア・デッドマンはかなり強く、2人の能力をもってしても大苦戦を強いられます。後半でリバイスと浩二のドラマチックな戦いが描かれるため、ここでのジャンヌたちの奮闘は時間つなぎという感じ。完全にラフレシア・デッドマンに翻弄されてたジャンヌ、ちょっとかわいそうだったな…。またこのパートでは、フェニックス側の動きも描かれており、朱美が赤石長官の秘密に触れるシーンも登場。そのうち彼女も、デッドマンにされそうな感じがするなぁ。

 

浩二の協力もあり、現実世界に復帰した一輝は、今回の事件の犯人がスバにぃであることを察知。スバにぃもそのことを隠す気はなく、事件を引き起こした動機を語り、浩二には自分の仕事を引き継がせ、罪の償いへと向かいます。こうして残ったのは、ラフレシア・デッドマンのみ。一輝と浩二はそれぞれ、スバにぃから与えられたものに対して全力で立ち向かい、どちらも彼らなりの勝利をものにするのでした。一輝が目覚めた直後、彼とスバにぃの会話シーンが挿入。犯人であるスバにぃが元から暴れる気がなかったことから、非常に穏やかな、それでいて深みを感じるシーンになっていました。スバにぃは手段こそ誤ったけど、その思いは、一輝や浩二と同じだったんだなぁ。そして、この後の終盤の戦闘シーンではリバイス/一輝&バイスが登場。迷いを断ち、過去を清算した彼は今まで通りの強さを発揮し、勝利をつかみます。このリバイスの戦闘シーンを、浩二が声優としての仕事に励むシーン=彼の“戦い”のシーンがダブらされているのがGood。これ自体は決して珍しい手法ではありませんが、今まででキチンとドラマの積み上げがなされていたため、とても視聴者の印象に残る、素晴らしいシーンになっていたと感じました。今回で不満点といえば、浩二の過去の決着があれでいいのか(一輝が本当に約束を忘れていたことを知り、許す)という点があげられますが…いや、きっと一輝と彼なら、お互い分かり合うことができるでしょう。だって彼らもスバにぃも、ずっと持っていた思い(一輝は忘れかけてたけど)は、同じだったのですからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギフという後ろ盾、そして生きがいを失ったアギレラ。彼女の未来はどうなるのか、戦う義務はもうないはずなのに、なおも襲いかかってくる彼女に、さくらは答えを出せるのか!?

 

次回は、最近脇に徹することの多かったアギレラにスポットが当たる一編になりそう。気質的には、改心して仲間になってもおかしくない雰囲気だけどギフという存在と今の戦局が、それを許さなさそうだな…。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン7話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Twitter Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

Twitter https://twitter.com/CTF_bongore_A

Instagram https://www.instagram.com/bongore200706/