やっぱり俺たちって…、正反対かも!?今回は、『てれびくん』応募者全員プレゼントであるハイパーバトルDVD『仮面ライダーガッチャード どうする!? 宝太郎とりんねがいれかわっちゃった!!』の感想記事です。
『仮面ライダークウガ』以降、ビデオからDVDに進化して継続している「ハイパーバトルDVD」が、今年も登場。本筋にガッツリは関わらないコメディタッチな作風になっていましたが、これを観ることで、宝太郎やりんねの人となりにさらに親しみを持てる、なかなか価値のあるものになっていました。
ちなみに、私がハイパーバトルDVDを買うのは、ガチで『クウガ』のVSゴ・ジイノ・ダ戦のハイパーバトルビデオ以来で、約25年ぶり。このハイパーバトルDVDの歴史も、改めて考えてみると長いよなぁ。
なお、本作品と関係が深いと言える、映画『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
STORY:インフェニックスとファイヤマルスのケミーを捕獲したミナト。彼の忠告も聞かず、宝太郎は興味津々でそれに触ろうとするが、その瞬間、ケミーたちの能力のせいで、宝太郎とりんねが入れ替わってしまった!元に戻るには、2人が呼吸を合わせて変身ポーズをとる必要があるが、どんなトレーニングをしても全くうまくいかない。このまま2人は、入れ替わったまま過ごすしかないのか?大切なのは、お互いの理解を深めること―。
時系列的には、おそらく冬映画直後にあたるお話。そのため、登場するライダーはガッチャードとマジェードのみで、ミナトもまだグリオンの手に落ちておらず、スパナは仮面ライダーヴァルバラドに変身するそぶりすら見せてはいません。
収録時間が約20分であり、一瞬「短くない?」と思いましたが、OP等が巻きになっているため、実質的にTV本編とほとんど変わらない程度の本編時間を確保。宝太郎とりんねの入れ替わるキッカケの描写は出来るだけミニマムにし(ケミーの能力のせいでそうなったということで終わり)、その後のドタバタっぷりの描写に重きが置かれています。
メイン2人の演じ分けは、想像以上に上手く出来ており、思ったより違和感がなく、それがお話の面白さを加速させてくれていてGood。また、元に戻るためにあれこれ特訓するのですが、それがラストの戦闘シーンにおけるウィザードジャマトⅡを破るヒントになっているのが、とても興味深かったです。
終盤では戦闘シーンが挿入され、特訓を通じて息ぴったりとなり元に戻ったガッチャード&マジェードの連携プレーが披露。今回限定のフォームであるマーズフェニックスは、デザイン上両手が使えないものになっていますが、これが逆にマジェードの好アシストを頻発させ、2人の絆を感じさせるようにしてくれていたのが秀逸でした。
そしてラスト、今回の事件やそれを通じて、お互いの新たな一面を知ったことを披露する2人。宝太郎が意外にマジメでマメなところが、りんねは自分なりの仮面ライダー像を目指しているところが、それぞれ判明します。前者は感心した一方、後者は笑えるところ。本人は至ってマジメなのでしょうが、冬映画でマジェードの名前と決めゼリフをスラスラと言っていたことから、マジェードになる前から「もし自分が仮面ライダーになったら」のことを考えていたことになります。Blu-ray BOXか何かの特典で、りんねがこれのことを試行錯誤しているミニムービーとか収録されると面白いんだけど…、さすがにそこまではムリかな。
TV本編から完全に逸脱してはいないものの、オリジナルかつ本編では観られないようなドラマが堪能出来る「ハイパーバトルDVD」。『てれびくん』もいよいよ季刊誌になることが先日発表されましたが、この文化は出来る限り維持してほしいですね。
そう言えば、ひと昔前までは、ハイパーバトルDVD以外にも、ビッグサイズソフビとかも応募者全員サービスであったよね。無くなっちゃったのは、少子化とかコスト増の影響が大きいのかな。
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