玄蕃の初めての届け屋仕事は成功するのか！？
番組は変わって、『爆上戦隊ブンブンジャー』です。
こどもの日には、子供たちの健やかな成長のために出来ることを。我々にとって重要なミッションです。今回は、前回の次回予告でも明らかだった通り、玄蕃／ブンオレンジの初メイン回。「スーパー戦隊シリーズ」のコメディータッチ回らしい作りになっており、お話全体や各キャラのドラマを最低限に圧縮しつつ、戦闘シーン等も長めに挿入してワチャワチャ感を演出していました。
マッドレックスを失ったサンシーターですが、最初こそ彼を悼むことはあったものの、その後は通常運転。やっぱりコイツら、憎めない悪役ですよね。ドラマを重たくするには、彼らのうちの誰かをパワーアップさせて非情なキャラに変貌させたり等のやり方が考えられますが、そうした展開はおそらく…無いだろうなぁ。
なお、前回（バクアゲ9）の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、同日放送の『仮面ライダーガッチャード』の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
調が持ち込んできた、新たな届け屋の仕事。それは、とあるエネルギーを研究施設まで運ぶこと。しかし、大也たちが別のミッションを行い、未来がバイトに出ているため、彼女は玄蕃にそれを頼むことになります。届け屋の仕事に興味を持っていた彼は、仕事を引き受けて研究施設へと歩き始めますが、途中からサンシーターが付いてきて…。今回は、玄蕃が調から仕事を請け負うシーンよりスタート。ブンブンの進言もあってスッとその仕事を請け負えた玄蕃は、のんびり歩き始めます。玄蕃の荷物の輸送手段は、まさかの徒歩。いくら衝撃に弱い（という設定）とはいえ、徒歩で研究施設まで向かうって、何時間歩くつもりだったんだろう？ちなみに、今回は終盤まで大也たちがほとんど出てきませんが、これは子供の施設やその周辺でボランティア活動に勤しんでいたため。同じく終盤で明かされる、今回の仕事の種明かしにかかわっていたのではなく、あえてこうした本筋と全く関係ない社会奉仕活動にかかわっていたという設定が、いいチョイスだなと感じました。大也たち、やっぱりヒーローとしての素質あるよ。
バイト中に玄蕃と出くわし、彼に同行することにした未来。その直後、サンシーターが生み出したコイノボリグルマーの襲撃を受けてしまいます。しかしここは、玄蕃の華麗な攻撃で切り抜けることに成功。再び仕事に戻った未来は、そこで玄蕃の一種の悩みを知ることになります。中盤から、未来も玄蕃に合流。途中彼の持つエネルギーを狙って、コイノボリグルマーの襲撃を受けますが、これを潜り抜けて届け屋の仕事を続行します。コイノボリグルマーが出てきたのは、こどもの日を意識しているのは明らかですが、ストーリー的にはほとんど本筋と関係ない（目につくところに鯉のぼりがあったからというだけ）のが笑えました。そんな経緯で生まれたコイノボリグルマーは、なぜか関西弁で鯉のぼりのごとく物を何でも浮かせてしまう能力持ち。未来もこれに引っかかってしまいますが、玄蕃はこれを華麗にやり過ごします。ここでの玄蕃のアクションは一見の価値ありですが、一方でドラマ的にはちょっと惜しい面もあったなと感じたところ。序盤では「車で運んだ際の衝撃でも爆発してしまう」という設定だったのに、いつの間にか「地面に落とさなければセーフ」という設定にすり替わってしまっています。この手のお話では、クローズアップされているモノ自体はおとりで、本物は別のところにあるという展開が鉄板ですが（実際に今回もそうだった）、こうした設定のすり替わりで、「そうしたドラマ展開になるんだろうな」と読めてしまいましたね。こうした中盤での戦闘シーンを経て、続いて挿入されるのが玄蕃と未来の1対1のシーン。これを通して、玄蕃の持つ調達屋としての楽しみと誇り、そして届け屋の仕事への興味が語られます。ここでの玄蕃の持つ感覚は、なんとなく理解できるなぁという印象。人のためには尽くせるけど、自分のためとなると意外にどうすればいいかわからなくなるときって、ありますよね。
とうとう研究施設の前に到着した玄蕃たち。ところが、ここでまたコイノボリグルマーが襲撃してきます。荷物の中身の取り扱いに慎重になる未来たちに対し、玄蕃はここぞとばかりにそれを放り投げて、サンシーターたちの注意を逸らす行動に。ここで大也たちも合流し、今回の仕事の種明かしを行います。一杯食わされたことを知ったサンシーターは、コイノボリグルマーを使って攻撃していますが、そのコイノボリグルマーはブンブンジャーの返り討ちに遭い、天高く飛ばされて爆発四散するのでした。終盤では、コイノボリグルマーとの2回目の戦闘シーンが描写。ブンオレンジとブンピンクのタッグを中心に描かれており、今までに無い組み合わせでのアクションが新鮮でした。ここでは、玄蕃が運んでいた荷物に関する種明かしも行われており、結局サンシーターはISAと大也たちの作戦にまんまと引っ掛かっていたというオチに。これに逆上したコイノボリグルマーは襲いかかってきますが、ブンブンジャーの敵ではありませんでした。今回は、前回マッドレックス撃破に寄与したブンブンクラシックやブンブンレーシングは登場せず、ブンブンジャーロボからのブンブンジャーロボビルダー（ブンブンジャーロボビルダーワゴンカスタム）と、比較的プレーンな形態で勝利。ブンオレンジとブンピンクの連携を目に見える形で描くには、ナイスなチョイスでした。
大也たちが続いて請け負ったのは、ブンレッドをある人物のもとに届けること。そしてそれは、大也が届け屋稼業を始めるにキッカケとなった人物でもあった。一方サンシーターの前には、改造隊長を名乗る、新たな幹部が現れて…？
次回は、新たな幹部怪人であるキャノンボーグの初登場回。それだけでなく、大也の届け屋稼業に関する追加の事実も明かされそうです。この分だと、第1クールの間に大也と届け屋稼業の関係性は、あらかた明かしていくって感じなのかな。
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