いつでもどこでもゴージャスさを求め続ける鳳桜
ゴージャスね。やっぱりゴージャス。はい、ゴージャスっと…。今回の『仮面ライダーガッチャード』は、鳳桜／レジェンドのゲスト出演回の3回目。鳳桜が宝太郎の世界でも相変わらずの振る舞いを見せ、サイゲツとの決着が着いたものの、ハンドレッドが最後の攻勢に出るさまが描かれました。
今回のお話も、『ガッチャード』の本筋には関わらないものですが、その代わりに鳳桜のことを掘り下げ、宝太郎が今まで経験してきたことを絡めてドラマづくりを行っていたのはGood。ただ、やっぱり戦闘シーンが中心になるため、若干ドラマパートが巻き気味になっていたのは、ちょっともったいなかったかなとも思いました。鳳桜がゴージャスさを披露するシーンを削れば、その分時間を捻出出来ただろうけど、あれはあれで、彼の性格や振る舞いを描くために必要なシーンだったからなぁ。
なお、前回（第33話）の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回、宝太郎たちの前に姿を現したレジェンド。彼はレジェンダリーレジェンドへと強化変身を遂げ、ダークキバ／サイゲツを打ち破ります。そのまま錬金アカデミーに合流した鳳桜は、これまでのことを説明し、宝太郎の自分との記憶を取り戻させることにも成功。その一方で、サイゲツはまだ生き延びていて…。序盤では、前回のラストで初めてその姿を見せた、レジェンダリーレジェンドの活躍が描写。ディケイドコンプリートフォーム以上にドハデで動きにくそうな見た目をしていますが、腕が少し伸ばしにくそうなこと以外は（肩の張り出しが大きいため）、他のライダーのスーツとほぼ同様の動き方ができそうな感じでした。映像効果等を細かく付けていることを加味しても、あれだけゴツいスーツでバリバリアクション出来るのは凄まじいなぁ。こうしたレジェンダリーレジェンドの1回目の戦闘のあとは、錬金アカデミーでの鳳桜の説明パートへ。宝太郎はゴーグルを着けることで記憶を取り戻していましたが、真っ先に映っていたのが、風呂に入る鳳桜のシーンなのには笑ってしまいました。いや、確かにあれが初対面のシーンだったけどさ…！
宝太郎が英語の補習を受けている間、錬金アカデミーにいるはずの鳳桜がいきなり乱入。どうやら暇を持て余していたようであり、あまりのゴージャスな振る舞いにより、すぐに様々な人の目に止まってしまいます。さすがの宝太郎も注意しますが、鳳桜はどこかに不満げ。そうした中で、カッシーンの軍勢と遭遇し、戦闘に突入します。中盤では、ゴージャスさのあまり宝太郎の世界に爪痕を残してしまう鳳桜と、彼と宝太郎によるカッシーンの軍勢との戦闘が描写。相変わらずな振る舞いをする鳳桜であり、スパナ等の手を煩わせていましたが、そこまで不快感はありませんでした。鳳桜は確かにゴージャスさ重視で仰々しい動きを見せることはあるけど、決して態度自体が横柄ではないし、自分に非があることは最終的に自ら謝罪できているんですよね。このように最低限人間として出来ているから、ある意味鳳桜というキャラを信頼できるんだよなぁ。そして、こうしたパートを経て、今回2回目の戦闘シーン。『レジェンド』にのみ登場したエクシードマイティの強化版：ファイヤーガッチャードエクシードマイティが登場し、レジェンダリーレジェンドに負けない活躍を見せてくれていました。ファイヤーガッチャードは今まで亜種フォームが出てきましたが、アッパレスケボーやアントレスラーの次にこのエクシードマイティがチョイスされるとは、誰が予想できたでしょうか。登場回数は少ないけど、なかなか恵まれているフォームですよね。
宝太郎と別れ、1人歩いていた鳳桜は、復讐に燃えるサイゲツと遭遇。レジェンダリーレジェンドに変身して戦いますが、サイゲツはアークゼロの力を使ってその攻撃傾向をラーニングし、アークワンに強化変身して予想以上の粘りを見せます。さすがのレジェンダリーレジェンドもピンチに陥るかと思われましたが、ここで宝太郎がアイアンガッチャード→プラチナガッチャードで加勢。宝太郎が鳳桜の思いに気づいたことで、心通じ合った2人は、ダブル必殺技でアークワンを撃破するのでした。終盤では、サイゲツの変身したアークゼロ→アークワンと、ガッチャード&レジェンドの戦闘が披露。レジェンドが苦戦を強いられるかと思いきや、割と気合いとかでアークワンのラーニングを超えて戦っていたのには、「そこは力押しで行くんだ…」って思っちゃいました。なお、ここでは宝太郎と鳳桜が仲を深めるドラマも挿入されており、鳳桜がやたらと目立つ形でゴージャスな振る舞いを見せていたのは、彼が宝太郎に自分のことを思い出してほしかったからであることが判明。お互いのことを理解した2人は、タッグを組んでアークワンを打ち破ります。このドラマに、宝太郎の過去の経験をしっかりと絡めているのがGood。バトラーの助けもあったとはいえ、宝太郎の理解が早すぎるとも感じられますが、限られた時間の中では、最大限描ききれていたと言えるでしょう。
サイゲツの持っていたアークワンの力を利用したハンドレッド上層部は、ついに最後の攻勢に出た。空に浮かぶ時計を目にしたとき、鳳桜は宝太郎に別れを告げて、彼を攻撃し始める。時計の持つ意味は何なのか？そして宝太郎は、鳳桜と再び手を取り合って、ハンドレッドを壊滅することができるのか！？
次回は、これまで続いたこの鳳桜ゲスト出演回の完結編。なんかジオウの各フォームがフィーバーしてたけど、もうこれは平成の暴力ですね。…平成の暴力って何だよ？
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…というワケで、記事は「『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ10 ちょっとした感想」に続きます。
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