お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマントリガー』第2話 ちょっとした感想

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ティガを意識したタイプチェンジ

 

 

 

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彼は、笑顔の未来を築く、超古代の戦士。光の巨人:ウルトラマントリガー!今回の『ウルトラマントリガー』は、トリガーパワータイプとダーゴンの初登場回であり、ケンゴが所属することになるGUTS-SELECTの初お披露目回。1話の間に2パートもの長尺戦闘シーンが挿入され、さらにGUTS-SELECTの各キャラ紹介を行い、部分的にアキトの過去も見せるなど、これ以上限界なんじゃないかと思われるくらい様々な要素が盛り込まれた、お腹いっぱいになる一編でした。

 

特撮面の方はなかなかの出来でしたが、その分ドラマパートが割りを食った印象。まだ第2話なのでこなさなければならないこと(キャラ紹介等)が多く、制作方針としてメンバー間のギスギスを出来るだけすぐなくす方向だったのか、ひとつひとつのドラマはかなりすっ飛ばしている感じでした。特に、ケンゴとアキトの和解は、1話かけて丁寧に描いてもいい内容だったと思うんだけどなぁ。まあ、次回以降ひと波乱ある可能性も否めないけどね…。

 

なお、前回(第1話)の感想記事は、↓コチラです

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

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特撮パートに大きな見せ場がいくつもあるため、短い時間で多くのことを消化しなければならなかった今回のドラマパート。実質10分ちょっとの間に、GUTS-SELECTのメンバー紹介・ケンゴとアキトの確執からの和解・アキトの過去の一部の紹介・ユナの謎の提示等を全てこなしていたのは、驚異的といえるでしょう。でもやっぱり、その分1つ1つのドラマはかなり巻き気味。丁寧に描きがいのある要素もあったのに、ことごとく飛ばされていたのは残念でした。

 

シズマ会長の誘いを受け、GUTS-SELECT入りを決断したケンゴ。しかし、彼が引き合わされたそのメンバーたちは、誰も彼もクセの強い連中ばかりでした。中でもヒジリ・アキトは隊の中で浮いており、ケンゴに対しての当たりのキツさも人一倍。そんな彼とも仲良くしようとしたケンゴでしたが、それが叶わないうちに、市街地にギマイラ出現の報せが入ります。Aパートでは、前回一部メンバーしか登場しなかったGUTS-SELECTのメンバーが総登場し、会長がケンゴに紹介する形で、視聴者へもキャラ紹介。この流れ自体はスムーズでしたが、出てくるキャラが皆アニメチックなキャラ付けなのが気になりました。脚本担当のハヤシさんがアニメ畑出身だから、わからんでもないけど、もうちょっと押さえ気味でもよかったんじゃないかなぁ。現状、熱血漢(サクマ・テッシン)と口が悪いヤツ(シズマ・ユナを除くほとんどの隊員たち)ばかりだぞGUTS-SELECT…。そんなクセが強い隊員たちの中でも、特にケンゴに冷ややかな目を向けていたのが、開発担当のアキト。ケンゴのあいさつもむなしく、彼との溝は深まるばかりでした。ただでさえ初対面の時に「キャラが合わねぇなぁ」ってマイナスイメージついてるのに、そこへ「スマイル、スマイル!」って話しかけるなんて、どう考えても逆効果だぞケンゴ!恐ろしいほど純粋なのか、あるいは鈍感なのか…どっちだ?

 

ナナセ・ヒマリがガッツファルコンで牽制している間、ケンゴはアキトやユナと共に人々の避難誘導へ。その中で、ギマイラの暴れる惨状目の当たりにしたケンゴは、トリガーへ変身しそれを撃破します。しかし今度は、カルミラの手で復活したダーゴンが現れ、トリガーはエネルギー切れのためダウン。ボロボロのケンゴに対し、アキトは彼の正体を知った上で、強く当たって来るのでした。中盤のギマイラ→ダーゴンとの戦闘シーンを経て、ケンゴとアキトの関わりあいが加速。アキトはケンゴ/トリガーのメチャクチャな戦いを見て、厳しい指摘をします。その中には、嫉妬心も少し見え隠れしていました。このシーンを通して、アキトがガッツスパークレンスの開発者であること、そしてケンゴの正体を知っていることが判明。さらに、それの開発当時アキトは自分がトリガーへ変身するつもりであり、その目的がユナを守るためと、なんだかひと昔前の昼ドラのような展開へと突入していきます。苦労してガッツスパークレンスを開発(正確には模造)したのに、自分は変身出来ず、しかも代わりに変身するのはチャラチャラした火星帰りのケンゴ。おまけにユナに気安くベタベタしてるのをこの直前に見せていますから、アキトの悔しさ、そして嫉妬はよくわかります。多分同じ立場なら、誰しも似たような感覚を覚えるでしょう。でもさ、アキトもアキトで、けっこう変身したい理由が歪んでいるような気が…。そういう意味では、「スマイル、スマイル」と連呼しているケンゴの方が、トリガーの変身者としては適切な動機を持っているんですよね(「皆を笑顔にしたい」から)。この違いはちょっと面白いなぁと思ったけど、今後のお話で生かされるのでしょうか?

 

夜の市街地に、再びダーゴンが出現。ムリを押して出撃しようとするケンゴの前に現れたのは、アキトでした。ケンゴのことを完全に認めていないものの、理解を示した彼は、開発したパワータイプのガッツハイパーキーを手渡し、送り出します。こうして新たな力を手に入れたケンゴ/トリガーは、パワータイプの力を存分に生かし、ダーゴンを撤退に追い込むのでした。先ほどまでケンゴに敵対心剥き出しだったアキトですがCパートになって急に軟化。ケンゴを完全に認めたようではないようですが、彼の発言に対しにこやかに返すなど、少なくともGUTS-SELECTの一員としては受け入れたようであることが窺えます。今回において最も残念だったのが、このアキトが態度を一変させた理由が、ほぼ全く触れられていない点。一応、この直前に会長から「ケンゴに協力するように」という旨のことを言われていますが、これでは「ケンゴにパワータイプのガッツハイパーキーを渡す理由」になっても、「ケンゴへの態度を軟化する理由」にはならないでしょう。個人的には、ギスギスした展開が長引くのはあまり好きじゃないので、バッサリ今回で解決しちゃうのは歓迎なのですが、そこに至るまでのドラマは大事にして欲しかったですね。第2話中は引き続きケンゴとアキト対立させたままにしておいて、第3~6話の間に和解させるという流れでもよかったのではないでしょうか?非常にもったいないことをしたなぁと感じますね。そんなアキトのおかげで、新たな力を手に入れたケンゴは、トリガーパワータイプの力でダーゴンを圧倒。彼を撤退に追い込むのでした。パワータイプの初戦闘シーンということもあってか、Cパートの戦闘シーンはかなり長め。ダーゴン、「我が好敵手」とか言ってた割には、ずーっとトリガーに押されてたな…。

 

 

 

◎特撮面

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1話のうちに2パートも戦闘シーンを挿入し、さらにそれぞれの時間がかなり長くとられていた、今回の特撮パート。見た目的にハデで、しかも後半の戦闘シーンでは映画『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』をオマージュした箇所もありと、第1話以上のインパクトを誇っていたように感じました。

 

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ソラフネシティにギマイラが出現!市街地を蹂躙するそれをGUTS-SELECTがガッツファルコンで攻撃する中、トリガーが登場。最初こそギマイラに押され気味だったものの、一気に近接戦闘に持ち込み、ゼペリオン光線をゼロ距離発射する荒業で勝利をつかみます。BパートでのVSギマイラ戦は、ギマイラの暴れっぷりとトリガーのムチャな戦闘をよく表現したハデさ重視の演出が特徴的。お話の流れ的にギマイラは完全にダーゴンの前座にされた感じがありますが、きちんと敵怪獣としての役割は果たしてくれていたと思いますね。まあ、今回でギマイラの魅力が視聴者に伝わったかと言われれば、そうは考えにくいけど…。そんなギマイラに対し、敢然と挑むのがトリガー。まだ戦いに慣れていないことを逆手にとって、市街地に被害だしまくりの戦い方は、ミニチュア特撮を楽しめてGoodでした。でもさ、よく第2話でゼロ距離発射なんてやろうと思ったなトリガー。もしかして、ケンゴって意外と大胆?

 

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ギマイラとの戦いで消耗したトリガーのもとへ、今度はダーゴンが出現。残されたエネルギーで何とか応戦するトリガーでしたが、戦局を大きく変えることはできず、防戦一方の状態。やがてエネルギーが尽き、消滅してしまいます。VSギマイラ戦の直後に、ダーゴンが登場。「正々堂々と戦う」とかなんとか言ってるくせに、いきなり相手が消耗してるところ狙うなんてどうなのって思いました(たまたまなのかもしれないけど!)そんなダーゴンとの戦いは、ミニチュア破壊よりも2人の取っ組み合いの撮影に重きを置いて、その戦闘の激しさを表現。そして、ここぞとばかりに高層ビルをぶっ壊し、ダーゴンの強さを演出してくれていました。高層ビルをぶっ壊すシーンは、やっぱり爽快!ミニチュア特撮の醍醐味と言えるでしょう。

 

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トリガーとの戦いを求めて、ダーゴンが夜の市街地に出現。これに対し、当のトリガーはパワータイプへの力を手に入れ、応戦します。力の戦士であるパワータイプの前に、ダーゴンも先ほどのように戦うことはできず、ずっと押されっぱなし。デラシウム光流やサークルアームズにより大ダメージを受けた彼は、撤退を余儀なくされるのでした。Cパートでは、トリガーパワータイプとダーゴンの、かなり長い戦闘シーンが存在。プールを設置した市街地で暴れまわるわ、そのまま水中戦へと移行して『TFO』オマージュの戦闘をやるわと、もうその絵面のインパクトにずっと圧倒されっぱなしでした。水中戦なんて、「ウルトラシリーズ」では本当に久々だよなぁ。水が濁っているような表現だったのは、都会の海は汚いってことなのかな…(『TFO』におけるルルイエの海も濁ってたけどね)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ユナを狙う、いくつもの影。その正体は、イグニスそしてヒュドラムだった。そんな中さらに現れたのはガゾート!こうなれば、素早さの力で、全部スピード解決するしかない。スカイタイプに、タイプチェンジだ!

 

次回は、トリガーの初期フォーム最後であるスカイタイプ、そしてイグニスやヒュドラムが相次いで登場。さらに、VSガゾート戦では、トリガーとガッツファルコンの共闘も観れるようです。今回に続き展開てんこ盛りだけど、ちゃんと消化しきれるのかな?

 

↓第3話も、スマイルスマイル!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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