お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマントリガー』第3話 ちょっとした感想

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イケメンじゃなかったら完全に変質者なイグニス

 

 

 

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責任は私がとる…。ナナセ隊員、ウルトラマントリガーを援護しろ!今回の『ウルトラマントリガー』は、トリガー スカイタイプの初登場回。それと同時に、敵側として、闇の三巨人の最後の一人であるヒュドラム、そしてトレジャーハンターのイグニスがそれぞれ登場しました。

 

一気にキャラが2体登場し、さらにトリガーの活躍シーンも確保しなければならないため、ドラマを先に進めること優先でなんとか一つ一つの要素を捌ききっていた印象。前回に比べると突飛なところはありませんでしたが、「この謎、ここでネタバラシしちゃうんだ」と驚かされるところもありました。

 

なお、前回(第2話)の感想記事は、↓コチラです

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

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初登場のイグニスとヒュドラムに、終始引っ掻き回された感のある今回。どちらもキャラが濃いため、「一気に登場すると出番が少なくなり印象が薄れるんじゃないか」と心配になりましたが、ケンゴ側の登場人物を絞り、さらにイグニスとヒュドラムを一部シーンを除き交互に登場させる展開にすることでしっかりと個々の出番を確保していました。話は駆け足気味でしたが、頑張りはよく伝わりましたね。

 

司令室でも、ルルイエの育成に余念がないケンゴ。そんな中、タツミ隊長はユナに、ケンゴの教育係になるよう命じます。アキトから嫉妬を受けつつも、隊長命令により行動を共にするケンゴ。シズマ邸を訪れ、ユナやアキトたちのことをさらに知った彼でしたが、その時招かれざる客人も現れるのでした。序盤のシーンを見るに、もうケンゴとアキトの間に確執は無くなった様子。タツミ隊長の指示に戸惑うケンゴとユナ、それを心配そうに見つめるアキト、スクワットしながら雑談に花を咲かすテッシンとマルゥル、そこに割って入るヒマリと、各キャラが立ち位置含めて、分かりやすくかつイキイキと描写されています。早くも仲良しムードが流れるのはいいけど、やっぱり前回でケンゴとアキトの対立を解決するのは早すぎた感じがするなぁ。最終的な着地点はここでいいし、個人的にあまりメインキャラの対立が続くのは好きじゃないけど、そういうゴールは、苦しい過程を乗り越えるからこそ映えると思うんだよね…。こうしてケンゴは、ユナそしてアキトと行動を共にしますが、そこでさっそく事件が発生。シズマ邸にはイグニスが侵入しており、ユナを誘拐しようとしていました。ケンゴたちのイグニスの初対面は、「女子高生の部屋に侵入し誘拐しようとする」という、なかなかパンチの効いたシチュエーション。いやこれ、もう事案一歩手前じゃん!ちなみにこのシーンでは、坂本監督お馴染みのアクションシーンも挿入。少なくともケンゴはガッツスパークレンス持ってるんだからさ、発砲まではしなくても、せめて構えるくらいはしてほしかったな…。

 

イグニス襲撃を回避し、不安を抱えつつも、翌朝高校へ登校するユナたち。しかし、今度はヒュドラムが現れ、ユナを誘拐してしまいます。誘拐された彼女は、ヒュドラムからあれこれ訊かれるも、回答できないことばかり。その時、イグニスそしてケンゴたちが相次いで駆けつけ、それぞれの目的のための戦いが始まります。中盤より、イグニスと入れ替わる形でヒュドラムが登場。そこへイグニスが介入し、事情を知らないケンゴとアキトが駆けつけて「イグニス=ヒュドラムだ!」と勘違いしてしまうシーンは、上手いことヒール側の活躍を描きつつ物語自体に波を起こすことに成功しており、巧みだなと感じました。ここで、イグニスとヒュドラムに因縁があるのをにおわせているのも秀逸。再び挿入されるアクションシーンに目が行きがちですが、この構成はもっと評価されてもいいのではないでしょうか。このような三つ巴の戦いの中、ユナはイグニスに巻き込まれ、あわやアキトの撃ったガッツスパークレンスの弾が当たりそうになるハメに。しかし、ここでユザレが覚醒したことで、無意識のうちに難を逃れるのでした。てっきり物語中盤まで引っ張ると思われた「ユナ=ユザレ」の話は、今回アッサリバラされることに、なんだか『トリガー』は、引っ張ると思われた謎をどんどんすぐに明かしていってるなぁ。この調子で物語が最後まで持つのかちょっと心配になりますが、きっとさらなる驚きやどんでん返しが今後用意されているのでしょう。

 

ユナ救出の直後、街にガゾートが出現。アキトから開発されたばかりのスカイタイプキーを受け取ったケンゴは、変身しその力で応戦。ガッツファルコンと共にガゾートを撃破し、次いで現れたヒュドラムにも痛手を負わせます。カルミラたちの出現により、ヒュドラムは消え、地球滅亡の危機は一旦回避されますが、ケンゴたちはこの時、あることに気づいていませんでした。後半からは、お話の中心がトリガーの戦闘へと以降。同時並行で「監視対象から仲間へと認識を変えつつあるGUTS-SELECT」を描いていたのはよかったですが、ガッツファルコンを守るシーンはちょっとわざとらしかったかな。トリガーの行動としては当然のものですが、明らかにこの展開がやりたかったから挿入しました感が出てましたからね。そんなガッツファルコンとの協力で、トリガーはガゾートを撃破し、さらにナースデッセイ号の加勢で、ヒュドラムにもダメージを与えることに成功。しかし彼=ケンゴは、変身の際それをイグニスに見られていたことに気づいていませんでした。敵味方問わず、メインキャラにどんどん正体がバレていくケンゴ。いくらなんでも、ちょっと早すぎじゃな~い?

 

 

 

◎特撮面

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お話の展開の都合で、後半に戦闘&特撮シーンが集中していた今回。出現したガゾートは、前回のギマイラ同様闇の三巨人の前座怪獣という位置づけではありましたが、オリジナルの持つ能力や特徴を使うシーンがあったり、トリガーとGUTS-SELECTの絆が深まることに貢献したりなど、ギマイラに比べればまだ報われた印象がありました。でも、もうちょっと「ガゾートだからこそできる描写・お話」を挿入してほしかったかな…。

 

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市街地にガゾートが出現。タツミ隊長の指示で、ヒマリのガッツファルコンが出撃し、応戦します。ガゾートの素早い攻撃を回避しつつ、ハイパーモードも駆使して攻撃を叩きこむガッツファルコンでしたが、決定打を打てずにいました。前回登場したガッツファルコンの、ハイパーモードが今回初登場。その見た目からして、『サーガ』のUローダーみたいに怪獣と取っ組み合いでもして戦ってくれるのかと思いきや、地上スレスレをホバリングしてビームを叩きこむ程度にとどまっていました。CGのおかげで動きはとてもアクティブで見ごたえがあったけど、なんか思ってたのと違うな…。まあ、次回以降に期待かな。

 

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ケンゴが変身し、トリガーが登場。ガゾートの獰猛な攻撃の前に最初は苦戦したものの、ガゾートが空へ逃げ、スカイタイプにチェンジしてから形勢逆転。ガッツファルコンからの支援を受けつつ、ランバルト光弾とサークルアームズのコンボでガゾートを撃破し、クリッターのいた雲も晴らすのでした。スカイタイプへのチェンジや、その後の空中戦は、CGをふんだんに駆使し、かつ『ティガ』のVSガゾート戦を意識したものに。カメラを動かしまくる撮り方が、トリガー スカイタイプとガゾートの空中戦の激しさを演出しており、いい味を出していましたね。ガッツファルコンもきっちり活躍していたのも見逃せないところ。なかなか墜落しないのは大人の事情も絡んでるんだけど、今後も頑張ってほしいなぁ。

 

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ガゾートを倒したのもつかの間、今度はヒュドラムが出現。さすがのトリガー スカイタイプも、エネルギー切れ寸前のため窮地に立たされます。それを救ったのが、GUTS-SELECTの装備たち。特に、ナースデッセイ号は驚異的な火力を見せ、結果的にヒュドラムを撤退に追い込むのでした。VSガゾート戦でトリガーの活躍を描いた分、VSヒュドラム戦ではGUTS-SELECTが大活躍。ナースデッセイ号が初めて実戦に参加し、ナースキャノンをぶち込んでくれました。ナースキャノンって、『ティガ』でいうアートデッセイ号のデラック砲みたいなものだと思うんだけど、市街地で使って大丈夫だったのかな…。まあ、周りが吹っ飛んだくらいで、市街地全体が壊滅したわけじゃないから、いいのか(いいのか?)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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地底から出土した新たな遺跡。そこに秘められている力と意味は、一体何か?GUTS-SELECTの解析が進む中、ナースデッセイ号にイグニスが現れた!そして市街地にはオカグビラも出現!ケンゴたちは、この事態をどう乗り切るのか!?

 

ひと通りのキャラ紹介等も終わったことで、次回からは通常回へ。イグニスがまたお話を引っ掻き回してくれそうなのはいいんだけど、ナースデッセイ号がもう敵の侵入を許すって、セキュリティどうなってるのよ…。

 

↓第4話も、スマイルスマイル!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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