お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第25話 ちょっとした感想

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1つの事故が招いた、小さな反抗

 

 

 

番組は変わって、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』です。

 

♪ドロドロに!\ドドロ/ 踊ろう!\ドドロ/ 久しぶりの金子脚本回となった今回。次回予告ではダンス動画を利用したクレオンの悪だくみと、ちょっとギャグテイストのお話になるのかと思っていましたが、実際の内容は、クレオンのミス(というより事故)をきっかけにマイナソーが誕生してしまい、それが事件を引き起こすという、ちょっと変わった趣向のお話になっていました。

 

ゲスト出演者であるひょっこりはんの出番は少なめでしたが、お話における彼の存在感は絶大。それが彼の芸によるものではなく、脚本及びその演出によってそれが生み出されているのが非常に面白く感じましたね。いやぁ、今回は『リュウソウジャー』の中でも、トップクラスの出来と言えるお話だったんじゃないかなぁ。

 

なお、同日放送の『仮面ライダーゼロワン』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

ういの新しい動画のために、「ケボーン!リュウソウジャー」のダンスを練習するコウたち。ところがイマイチ練習はうまくいかず、彼らはケンカになってしまいます。同じ頃、街ではクレオンが投稿したと思われるダンス動画が大流行。しかし、この動画を観た人に次々と異変が起き始めていました。マイナソーと遭遇したトワとバンバでしたが…。冒頭、「ケボーン!リュウソウジャー」のダンスの練習シーンが挿入。初っ端からこうした描写があったので、後半でクレオンとダンス対決でもするライトなノリのギャグ回になるのかなと思いましたが…、実際は後述する通り、その予想の上を行く深い展開のお話となりました。コウたちがこのようにダンスの練習をする一方で、世間の注目を集めていたのはクレオンのダンス動画。彼はドルン兵とともに踊るさまを動画投稿していましたが、その裏にはマイナソーの姿が隠されていました。今回のマイナソーは、インターネット上に潜むタイプのもの。動画を再生した者から魂を奪い取り、それをワイズルーに転送する役割を持っていました。この厄介な能力のおかげで、バンバたちは一度マイナソーを倒したと錯覚してしまうハメになるのでした。

 

バンバたちは実際にはマイナソーを倒せておらず、被害は拡大する一方。ういやオト、そしてコウたちまでもがその罠にはまってしまいます。なんとか先行して復活したコウたちは、リュウソウルの力で動画の発信元を特定。そこにいたのは、ダンス動画を投稿するアニキンという男性と、彼の家でくつろいでいたクレオンでした。ひょっこりはんは、結果的にマイナソーを生み出すことになってしまった動画投稿者:アニキンとして登場。しかし、彼は今までの人々のように、苦しんだりするそぶりを見せません。それもそのはず、実はクレオンには、このマイナソーを育てる気がないからでした。この中盤におけるアニキンとコウたちの会話パートこそ、今回のお話の重要ポイント。わずか1分くらいの回想と彼らのやり取りにより、「アニキンとクレオンは仲良し」・「クレオンがマイナソーを生み出してしまったのは事故」・「アニキンからマイナソーを生んでしまったことをクレオンは悔やんでいる」ということが一気にわかる形になっています。しかもこの一連のことを、直接登場人物にセリフで言わせるのではなく、全て演技で表現している。これですよ、これ。この演出が素晴らしいんです。

 

アニキンのパソコンの中にマイナソーがいることを知ったコウたちは、コスモラプターの力を使ってそれを叩くことを決断。コウが変身したリュウソウレッドは、キシリュウオーコスモラプターとなってネット世界に潜入。中にいたマイナソーを撃退します。一方の残るメンバーたちは、クレオンを追跡。いつも通り彼とワイズルーを発見し、ドルン兵たちと戦闘になりますが、クレオンの様子はどこかおかしいのでした。ネット世界にいるマイナソーも、キシリュウオーコスモラプターの前にはもはや敵にすらならない状態。発見された後は、ほとんど抵抗する間もなくあっという間に倒されてしまいます。せっかくネット上に潜伏するって特性を持ってたのに、後半の戦闘ではあんまり行かせてなかったなぁ。まあ、相手があんな簡単にネット世界に侵入してくるなんて予想もできないか…。リュウソウレッドがこうして戦っていた頃、クレオンを追跡し、彼らの企みを暴いたのはメルトたち。ワイズルーは彼らが戦う中サラッと今回の目的を語りますが、それはクレオンの行動を変えさせるきっかけになります。ワイズルーの言葉に憤慨し、逆に動画配信を止め、マイナソーを倒すことに貢献することになったクレオン。彼がこのような行動に出たのは、純粋にアニキンと楽しんで作った動画をワイズルーからけなされたからなのですが、この一連のことを中盤と同じく演技だけで表現しているのが素晴らしいですね。こう、視聴者に“感じ取らせる”形になっているのがいいのです。

 

 

 

カナロが出会った関西訛りのある男性:ナダ。彼は実はリュウソウ族であり、マスターレッドたちとかかわりを持つ存在だった。そんな中、マイナソーの影響によりコウが暴走してしまい…。

 

次回から、児童誌でその登場が明かされていた新キャラクター:ナダが登場。さらに、コウたちが再びガイソーグと戦うことになります。7人目の騎士であるナダ。彼の正体はガイソーグなのか、それとも…?

 

 

 

 

 

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