今回より、前後編の形で、4月5日(金)に敢行した神戸電鉄の撮影レポートをお送りします。
この日は大阪市内に用事があった私。用事自体は夜からで、午後の新幹線に乗れば十分間に合うという状況でしたが、「どうせ行くなら用事の前に撮り鉄したい」と思い、午前中のうちに早々に関西入りして、撮り鉄を敢行しました。
チョイスしたのは、昨年弾丸で関西に行った際、行程から外れていてどうしても撮れなかった神戸電鉄。日本有数の山岳鉄道ながら、神戸市中心部からベッドタウン地域や有馬温泉への観光輸送を担い、3〜4両の通勤電車が文字通り轟音を上げて行き交う路線です。そんな唯一無二の魅力を持つ神戸電鉄を、カメラに収めてみました。
なお、上でチラッと触れた、昨年の関西での撮り鉄のレポートは↓コチラです。
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※今回は前編として、長田駅(神鉄長田駅)での撮影を取り上げます。
※今回掲載の画像は、サイズ変更のほか、一部画像では諸々の加工を行っています。また、立ち入りが許可された安全なエリアから撮影していることを申し添えます。
東京駅から新幹線に乗って、新神戸駅で下車。そこで昼食ののち、地下鉄と神鉄を乗り継いでやって来たのは、長田駅(神鉄長田駅)です。
神戸電鉄は、有馬線系統と粟生線系統に分かれていますが、南部側のターミナルである新開地駅から、北区の中心駅である鈴蘭台駅までの間は、2路線の重複区間。そのため上下ともに本数が多く、かつGoogleマップでの事前確認により、駅から少し湊川方の歩道橋からが撮りやすそうに思えたので、チョイスしてみました。
そんな長田駅は、地下鉄の長田駅やJR新長田駅、高速長田駅からは大きく離れている、長田区北部に所在する駅。新開地→湊川→長田とターミナルから3駅目の駅ですが、駅付近はご覧の通り、住宅地が広がるものの急峻な山の中。神戸市街地においていかに平野部が少なく、そして神戸電鉄が山岳鉄道と呼ばれているのか、ここに降りるだけでもよく分かる駅です。
周囲の線形は、地下駅の湊川駅から一気に回り込み(距離を稼いで低勾配で登るため)、駅直前で一時的に直線になる構造。そのため、鈴蘭台方面ゆきはカーブを豪快に曲がるさまを、新開地ゆきは直線ストレートで、それぞれ車両を捉えられるポイントになっています。
では、撮影してみましょう!
撮影地は駅付近ということで、アナウンスや付近の踏切の警報機の音さえ聞いておけば、列車の接近タイミングを容易に把握することが可能。また、線路際からも比較的近いため、通常レンズもしくは中望遠レンズがあれば、十分撮影できます。広角での撮影狙いなら、スマホでも撮影することができるでしょう。
まずは、湊川方から鈴蘭台方面ゆきを撮影。目に見えて急カーブの線形ですが、3両編成の列車ならバッチリ全体を収めることが可能。4両編成の列車でも、タイミングは限られますが、同じく全体を収めることが可能であり、「撮影することを考えてカーブを作ったんじゃないか?」と錯覚するくらいの絶妙さになっています。
こちらでは、デ1100形とその関連形式や、2000系や5000系と、神鉄ではお馴染みの顔の車両が登場。それにプラスして、それぞれの形式のラッピング車両や、最新形式である6500系も来てくれて、飽きることがありませんでした。
また、この日は天気もそこそこ良く、カーブ沿いに植えられている桜はじょじょに咲き始めていたことから、非常に春らしさも感じられる構図になっていて、個人的にはなかなか満足。この時期だからこそ撮れる風景を収められましたね。
それにしても、神鉄はかなり3両編成運用が増えた気がするなぁ。以前から、4両編成に混じって3両編成の運用はあったのですが、本線系統ではごく限られており、三田から横川を経てウッディタウン中央に向かう公園都市線でよく運用されていたような印象があります。やっぱり、乗降人員が減ってて苦しいのかなぁ。
続いて、鈴蘭台方から新開地ゆきを撮影。こちらは駅から出発しようとする列車を捉える形になり、上りホームがほぼカーブに差し掛かっていないことから、上述のとおり直線ストレートで車両を捉えることが可能。「4両編成だと最後尾がカーブに被ってしまうのではないか」と思いましたが、そんなことは全くありませんでした。
ただ、停止位置の関係で、駅に停まったままの車両を捉えると、顔の下部分に「A」という表示の標識が被ってしまうため、発車直後を捉えるのがベストかなという印象。ちょうど長田駅の湊川方には、道路を乗り越えるためのガーター橋があるため、それも含めて捉えられるため、より面白い構図で写真が撮れますね。
そして、何より嬉しかったのは、3000形が2回連続で来てくれたこと!数少なくなった湘南顔の現役車両であるこれは、6000系列がデビューするまでは、「神鉄の車両といえばこれ!」という感じで、色んな媒体に起用されていた車両でした。配色の関係から、「ウルトラマン電車」の異名を持つことでも知られているため、聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。
そんな3000形も、初登場から50年以上が経過したことで、すっかりその数は減ってしまって寂しい限り。そうした中で、2本も自分のカメラで捉えることができたのは、上述のとおり本当に嬉しかったですね。やっぱり、私にとっての神鉄の車両といえば、“これ”なんですよね。
さて、長田駅付近には1時間半くらい滞在し、その後離脱。続いて向かったのは、神戸市北区のターミナル駅であり、神鉄において最大のジャンクションである鈴蘭台駅でした。
というワケで次回以降では、鈴蘭台駅での撮り鉄レポートを取り上げることにしましょう!
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