今回は、8月19日(土)に発売された、「ウルトラアクションフィギュア ウルトラマンメビウス」のご紹介です。
ここ数年でその発展っぷりが目覚ましい「ウルトラアクションフィギュアシリーズ」。ウルトラ6兄弟も全て商品化完了したことから、次は何が出るのかなと思いきや、まさかのCBC3部作からの主役ウルトラマン:ネクサスとメビウスのチョイスでした。
いや〜、まさかここでネクサスやメビウスが商品化されることになるとはね(なんでマックス飛ばしてるの!?)。でも、よく考えてみると、「ウルトラアクションフィギュアシリーズ」って、「ニュージェネレーションヒーローズ」はほぼ全ての主役級ウルトラマンを、昭和ウルトラマンも上述のとおりウルトラ6兄弟を、平成ウルトラマンではティガ〜コスモスをそれぞれ商品化してますから、実はもう商品化していないウルトラマンのほうが少ないんですよね。そう考えると、CBC3部作からのチョイスは順当なものだと言えるでしょう。「なんでネクサスよりメビウスを先に発売したんだろう?」と思ったけど、先述の通りウルトラ6兄弟が全て商品化されていることに関係しているんでしょうね。
ちなみに、メビウスは既に先月発売された商品でしたが、発売当初はなぜか食指が伸びずにスルー。でも、結局ほしくなっちゃって、ネクサスとともに押さえてきました。こうなるんだったら、8月時点で押さえておくべきだったよ。なんであのときは「これならフィギュアーツ買った方がよくね?」って思っちゃったんだろう。
なお、ここ1年で怒涛の如く発売された、ウルトラ6兄弟にかかる「ウルトラアクションフィギュアシリーズ」の各種レビューは↓コチラです。
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パッケージから取り出すと、上の画像のとおり。ゼロほどではないけれども亜種フォームの比較的多めなメビウスですが、この「ウルトラアクションフィギュア」では、最もポピュラーな形態である初期タイプが商品化されています。
造形面については、過去に発売された他の「ウルトラアクションフィギュアシリーズ」同様、そのウルトラマンの特徴を的確にとらえた造形に。「ウルトラアクションフィギュアシリーズ」の基本造形が、やや頭でっかちめであるため、『メビウス』本放送時に発売されていた可動フィギュアに比べるとスマートさでは劣りますが、メビウスがもともと持つ小顔デザインのおかげで、不格好さはほとんど感じないものになっています。改めて、メビウスのデザインの独特さと優秀さをひしひしと感じさせてくれます。
塗装面については、背面をガッツリ塗装省略しているほか、表面のラインもところどころ省略しているため、省略箇所は比較的多めな印象。ですが、一番目立つ胸部から脚部にかけてのシルバー等、目立つ部分はきちんと塗装されているため、パッと見違和感のない程度のものになっています。メビウスブレスが完全に塗装省略されてるのは、目立つ意匠であるだけに痛いよなぁ。予算の都合上仕方ないってのは、よくわかるんだけどさ…。
可動範囲は、最近のウルトラアクションフィギュアの標準仕様を踏襲。肩アーマー等の干渉物がないため、ウルトラ6兄弟のそれと同等の可動域を見せてくれます。
メビウスの代表的なポーズをとらせてみても、まあまあバシッと決まる仕様。さすがにメビュームシュートは、可動範囲の関係からかなり無理しての再現となっていますが、それでもボーイズトイフィギュアでここまで再現できるのは、なかなか優秀と言えるでしょう。「ウルトラシリーズ」におけるボーイズトイフィギュアで、「スペシウム光線系のポーズをきちんと取らせられるか」というのは、永遠の課題ですからね…(なかなかバシッと決められるフィギュアがない)。
そして、このメビウスには、メビュームブレードのエフェクトパーツが付属。過去「ウルトラアクションフィギュアシリーズ」で付属してきたエフェクトパーツと同様、手首等に引っ掛けることで再現するものですが、このメビュームブレードの場合、しっかり手首にフィットしてくれるだけでなく、きちんとメビウスブレスに合わせた切込みが入ってぴったり噛ませられるため、少々激しく動かしても脱落しない、なかなかよく考えられた仕様になっています。これは素晴らしいですね。
ただ、フィギュアそのものの可動域の限界から、メビュームブレードと言えば誰もが想起する、第2話での召喚シーン(OPでも使われているアレ)は再現できずじまい。まあ、これは仕方ないか。
塗装省略は目立つものの、「ウルトラアクションフィギュアシリーズ」の安定したクオリティ―と発展を感じさせる仕様となっていたメビウス。こうなると、今月9月に発売され入手済みであるネクサスの出来にも期待が高まります。
というワケで次回以降では、「ウルトラアクションフィギュアシリーズ ウルトラマンネクサス」を取り上げることにしましょう!
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