今回は、2月4日に発売された、「ウルトラアクションフィギュア ウルトラマン」のご紹介です。
昨年(2022年)7月に、ウルトラセブンが商品化されたことから、「昭和ウルトラマンも今後商品展開されていくんじゃないか」と期待させてくれたウルトラアクションフィギュア。昭和ウルトラマン第2弾としてリリースされたのは、誰もが納得のラインナップ:初代ウルトラマンでした。
この日はバルタン星人のウルトラアクションフィギュアも同時発売予定であり、Amazon等では一時的に在庫切れを起こしていたので、ちょっと不安を感じつつも、発売日に店舗に直行。私が行った店舗は、かなり豊富に在庫を用意していたため、すんなり入手することができました。いやぁ、よかったですよ。
なお、上で少し触れた、「ウルトラアクションフィギュア ウルトラセブン」の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
パッケージから取り出すと、こんな感じ。基本的な頭身は、従来のウルトラアクションフィギュアを踏襲しており、プロテクター等の装飾もないことから、非常にシンプルでプレーンなデザインをしています。
最近のウルトラマンのスーツは、異常なほど筋肉が強調されているので、このウルトラアクションフィギュアのような華奢な感じは新鮮。70年代〜80年代のスーツを想起させます。でも、両腕の筋肉が若干盛ったような造形になっているので、胸筋があまり強調されてないのは、ウルトラアクションフィギュアの造形面での制約のせいなのかな。
塗装面では、前面に塗装を集中し、背面はきれいサッパリ省略という、こちらも従来の仕様を踏襲。そのうえで、パーツ分けにより出来た塗り分けがほとんど必要のないシルバーの箇所については、シルバーで塗装するのではなく、グレーの成型色で表現する等、徹底的なコスト削減が図られていることが窺えます。
ボーイズトイフィギュアなので、こうした仕様は想定内ではありますが、グレーのパーツを使いまくっているせいで、逆にシルバーの箇所が浮いてしまっているという、まだら模様のアンバランスな配色になっている感が否めません。こんなことになるのなら、顔以外は全部グレーの成型色にしてくれたほうが、まだ統一感はあったかなぁ。可能な限り、シルバーの塗色を使ってくれてるのは嬉しいんだけど…。
可動範囲は、最近のウルトラアクションフィギュアの標準仕様を踏襲。肩アーマーもないことから、制約なくガシガシ動いてくれます。
可動箇所において面白いなと感じたのが、両脚の膝関節。ここには元々ヤジリ状の模様が入っていますが、そのデザインに合わせるような形で、関節が仕込まれています。どこまで意図したものなのかはわかりませんが、これはナイスな采配ですね。
さらに動かしてみると、様々なポーズをとらせることが可能。おなじみの登場ポーズは、肘関節の限界により少々アンバランスになっていますが、VSダダ戦で見せた豪快なキックや、誰もが知っているスペシウム光線は、ほぼ完璧に再現することができます。
とくに、スペシウム光線のポーズをきちんととらせられるのは感動。似たようなフィギュアとして、『メビウス』放送時にもウルトラ六兄弟のフィギュアが発売されたのですが、あちらは胸部の造形がガッチリしすぎていたため、光線系のポーズが全然とれなかったんですよね。そのときから考えれば、この可動域は素晴らしい進化だと感じますね。
シンプルイズベストを地で行くボーイズトイフィギュアとなった、「ウルトラアクションフィギュア ウルトラマン」。塗装面での不満はあるものの、プレーンなそのデザインと仕様は、万人に通用するものであり、“ウルトラマン”という存在そのものの秀逸さを実感させてくれます(大げさ)。
さて、冒頭でも述べたとおり、このウルトラマンと同時に、バルタン星人のウルトラアクションフィギュアも発売。こちらについては、来週以降取り上げることにしましょう!
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