お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『黄金勇者ゴルドラン』ちょっとした感想 3rd-Adventure(第7~9話)

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今回は、黄金勇者ゴルドラン』の感想記事第3回目です。

 

今回ご紹介の3話では、シルバーナイツの合体形態:シルバリオンが初登場。メインキャラクターの1人でもあるシャランラも登場し、物語はどんどん多様化していきます。空影登場回を控えている関係で、パワーストーン探しが空振りに終わるお話も増えてきますが、その分拓矢たちとワルターの掛け合いがどんどん面白くなっていくので、展開が弛んでいる感じはほとんどしませんでしたね。

 

 

 

 

第7話「超初恋で大合体!」

1995年3月18日放送
登場した敵他:ワルツハイマーX(超でっかい巨大メカ)

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「このワルター・ワルザック、野望のために、人生は捨てぬ!」


STORY:シルバーナイツの秘密を知ったワルターたち。拓矢たちがそれに気づく前に手を打とうと考えた彼らは、ニセの情報で拓矢たちを呼び出し、超巨大メカ:ワルツハイマーXで一気に叩こうと企てた。そのワナにはまってしまい、窮地に陥るゴルドランたち。しかし同時に、ワルターにも自称婚約者のシャランラによって大ピンチに陥っていた。この2つの状況を打開できるのは、シルバーナイツしかいない!今こそ見せろ、「白銀(シルバー)合体」だ!


「白銀(シルバー)合体・シルバリオン!」今回は、シルバーナイツの合体形態であるシルバリオンの初登場回であると同時に、ワルター側の新メインキャラ:シャランラの初登場回に。超巨大敵ロボの登場、そしてピンチに陥るゴルドランたちと、舞台的にはシルバリオンの初登場にふさわしいものでしたが、その合体に至る過程はかなりぶっ飛んでいました。こんなので合体できちゃうなんて、前作『ジェイデッカー』のブレイブポリスが見たら卒倒しそうだ…。

 

カーネルの独自調査により、シルバーナイツに合体機能があることを知ったワルター。同時に拓矢たちがそれを知らないことも知り、彼らがこの情報をつかむ前に一網打尽にしてしまおうと企てます。一方、そんなことに全く気付いていない拓矢たちは、パワーストーン探しをシルバーナイツに任せ、アドベンジャーで待機。そんな中、テレビのニュース速報で「パワーストーン発見」の字幕を目にし、さっそくその場所:サムチャッカ島へ向かいます。冒頭からいきなり、夢の中でシャランラに追いかけまわされるワルターのシーンが挿入。これで、今回登場するシャランラがどういう人物で、しかもワルターに対しどんな感情を抱いているか、そしてワルターがそれに対しどう思っているか、すぐわかるようになっています。そんな夢にうなされて、目覚めたワルター。彼はいきなりシルバーナイツの合体機構のことを知らされて驚きますが、拓矢たちがそれを知らないことを聞き、シルバーナイツが合体してしまう前に勇者をすべて倒してしまおうとします。「合体できる」ということだけでなく、その合体機構そして合体後の形態(推測のみ)までちゃんと調べ上げていたカーネル。シルバーナイツは登場したばかりなのに、ここまで調べ上げるなんてさすがだな…。一方、そんなことは全然知らない拓矢たちは、パワーストーン探しをシルバーナイツにまかせっきりにしている最中、テレビのニュース速報でパワーストーンがサムチャッカ島で発見されたことを感知。すぐに現場に向かいます。しかしそのニュース速報は、彼らをおびき出すためにワルターが仕組んだ罠でした。サムチャッカ島に着いてから、「これって罠なんじゃないか」と思い始める和樹。うーん、気づいてるなら、もう少し早く言ってほしかった…。


拓矢たちの到着を確認したワルターは、今回のために制作した「超でっかい巨大メカ」ワルツハイマーXを起動。ドランたちの前に立ちはだかります。当然これに応戦する彼らでしたが、ワルツハイマーXはその巨体でゴルゴンの出現口をふさいでしまい、ドランの合体を妨害。さらに前進に取り付けられた砲台でビームを発射しまくり、彼らをさらに苦しめます。このままいけば、ワルター側の勝利は間違いなし。しかしここでシャランラが現れたことにより、状況は一変します。今回登場したワルツハイマーXは、今までのロボとは違い、人型ではなく戦艦モチーフの要塞型ロボ。その巨体はかなりのものを誇り、取り付けられた火器の強さもさることながら、自分自身でゴルゴンの起こした地割れをふさぎ、ゴルゴンを出られなくしてドランの合体を妨害します。前回に続き、2度目の合体妨害をしてきたワルター。前回が技による妨害でしたが、今回は直接自分の体でするというパターンに変わっています。前回の場合ドリルシルバーに破られたから、それを防ぐため…ってのは、ちょっと考えすぎかなぁ。このようにワルターはワルツハイマーXで、着実にドランを追い詰めるように。しかしここでシャランラが現れたことで状況は一変。ワルターはドランたちへの攻撃どころではなくなり、さらにシャランラに対して「(抱き着くのを)やめろ!」と叫んでしまったばかりに、ワルツハイマーXのコンピューターがそれを認識してコンピューターをストップさせてしまいます。このスキに、ドランはゴルドランへと合体。うーん、なんとも言えない…。


ワルターとシャランラの様子を見ていたカーネルは、彼らが愛し合っていると勘違いし、代わりに遠隔操作でワルツハイマーXでの攻撃を再開。ゴルドランたちを徹底的に攻撃し、彼らを再起不能寸前にまで追い詰めます。一方のワルターは、シャランラに追いかけまわされた挙句、艦橋付近に追いつめられ、婚姻届にサインさせられそうになってしまうことに。野望を捨ててでもこのピンチから逃れたかったために、ワルターがとった行動。それは…。ワルツハイマーXは、実は遠隔操作が可能。これにより攻撃が再開され、さらに中央部のキャノン砲の攻撃を食らったことで、飛行能力がないゴルドランとアドベンジャーは、大ダメージを負ってしまいます。遠隔操作ができるのは別にいいのですが、なぜかその操縦方法はゲームコントローラー。カーネルは異常とも思える指さばきで、ワルツハイマーXをフル稼働させます。なんでこんな操作方法にしてしまったんだ…。一方のワルターは、シャランラの思い出話を聞かされた挙句、ワルツハイマーX内中を追いかけまわされることに。やがて艦橋に追いつめられ、危うく婚姻届にサインさせられそうになります。野望は捨てても人生は捨てたくないと考えたワルター。彼がとった行動は、なんと婚姻届にシルバーナイツの合体可能なことを書き記し、それを拓矢たちに向けて紙飛行機で飛ばすことでした。シャランラがここまでワルター固執するのは、ある晩餐会での出来事が原因。彼女自身はワルターが自分に微笑んでくれていると思い込んだようですが、実際のワルターは、彼女の背後でズボンが壊れてしまった男性を笑っていただけでした。まあ、こういう勘違いはドラマ等ではありがちですが、この後のシャランラの執着ぶりがハンパない。普通、あれだけ断られたらあきらめそうなもんだけどなぁ。その後、ワルターの紙飛行機を受け取った拓矢は、シルバーナイツに合体を指示。彼らは見事合体し、シルバリオンとなるのでした。ワルターの行動に目がいきがちですが、ここでのシルバーナイツの反応にも注目したいところ。拓矢に指示された時はきょとんとしていた彼らでしたが、ジェットシルバーが「そうだ、我々は合体できるんだ」と言いだした途端、まるでキャラが変わったように「そうだった」と残りの2体も賛同し始めます。君たち、本当に思い出せてるのかぁ!?


合体したシルバリオンは、キャノン砲の攻撃2発目を防ぎ切り、ゴルドランたちをガード。そのままトライランサー片手にワルツハイマーXに突っ込み、中を貫いてトライフィニッシュによりワルツハイマーXを撃破します。これにより、野望を成し遂げるのには失敗したものの、人生を捨てることからは脱出できたワルター。しかし、彼はその後もシャランラに追いかけまわされることになるのでした。初登場補正もかかったシルバリオンは、とにかく強い!ゴルドランたちを一発で追い詰めたキャノン砲は、左手のトライシールドで軽々とガード。その後そのまま突っ込み、トライランサーでワルツハイマーXを下から上へと貫き通し、トライフィニッシュによってそれを撃破します。シルバリオンは西洋の騎士モチーフなので、ゴツい強さと同時にどこか気品を感じる合体ロボに。今まで丁寧口調の合体ロボは「勇者シリーズ」で何体もいたけど、こう気品を感じるロボってのは初めてだなぁ。そしてラスト。ワルターはなおもシャランラに追いかけまわされる一方で、拓矢たちはシルバリオンから新たなパワーストーンの在り処のヒントを得ることに。ゴルドスコープに表示された図形は、「〇」でした。今までで一番漠然とした図形である、今回のヒント。こりゃあ探すのに苦労しそうだぁ…。

 

 

 

第8話「奪われたパワーストーン

1995年3月25日放送
登場した敵他:ランバダー(カスタムギア)
       強盗団ティラミス一味のロボット

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「この気品あふれる美しさ、私にピッタリ!きっと、遠い昔から私のものになる運命だったのね!」


STORY:アベリアの首都:アデングラードに展示されている、神秘の宝石スターモンド。その発見場所が、シルバリオンのくれたヒントの形と一致していたことから、拓矢たちはさっそく現地に向かうことに。ところがそのスターモンドは、強盗団ティラミスにより盗まれてしまい、さらにそれに拓矢も巻き込まれてしまった!さらにシャランラやワルターまでもが介入し、事態はますますややこしくなることに。果たして、スターモンドは誰の手に渡るのか!?


第3話に続き、パワーストーン探しが空振りに終わってしまうお話となった今回。ゲストキャラクターである強盗団のティラミス一味、そして前回より登場しているシャランラが、お話をさらに引っ掻き回してくれます。ティラミス一味は、明らかに某作品に登場する悪役を意識したものだったので笑えましたが、若干シャランラの行動がくどすぎる気もしたなぁ。


シルバリオンから提示されたヒントに、次のパワーストーンの在り処を考える拓矢たち。その中で、和樹は新聞に掲載されていた、アベリアでのスターモンド発見のニュースを目に留めます。スターモンドの発見地点から、これこそパワーストーンであると踏んだ彼らは、すぐにアベリアの首都:アデングラードへ。博物館でスターモンドを譲ってもらおうとするも当然そんなことはしてもらえず、さらにシャランラが突然ショーケースを破壊しようとして騒ぎになってしまいます。前回シルバリオンから提示されたヒントは「〇」。和樹はスターモンドとパワーストーンを結び付ける際、「発見された地点の隕石のクレーターが似ている」と言いだします。今まで和樹の様々な推測により助けられてきた、パワーストーン探し。でも、今回は今までで一番根拠が薄いような気がするぞ…。とはいえ、パワーストーンに関するそれ以上の情報がないため、現地へ向かうことにした拓矢たち。スターモンドが展示されている博物館で実物を目の当たりにし、偶然出会った警備員に対して、それを譲ってくれるよう懇願。しかし、当然そんなことしてもらえるはずがないのでした。最初は警備員に対し「タダで譲ってくれ」と言いだし、それが無理と分かれば、自分たちのお小遣いをかき集めて「これで手を打とう」と言いだす拓矢。いや、よくそれで通用すると思ったな!?しかも、妙に交渉の仕方がませてるし!そんな拓矢たちが交渉に失敗する一方で、突然ふらりと現れたのがシャランラ。彼女はスターモンドが自分のものになるために出てきた存在だと言い出し、ハンマーを取り出してショーケースを叩き壊そうとします。ツッコミどころ満載なこのシーン。序盤からカッ飛ばしてるなぁ、おい!


拓矢たちが警備員と言い争いになっていると、突然どこからともなくロボットが出現。それは催涙スプレーをまいて拓矢たちを翻弄し、その間にスターモンドを盗みだしてしまいます。スターモンドを取り返すためにそれに乗り込んだ拓矢は、犯人である強盗団のティラミス一味と遭遇。最初は拘束されてしまったものの、ワルターのカスタムギア部隊の襲撃をきっかけに逆に一時的に優位に立ちますが、結局そのロボットは被弾しまくったことにより墜落してしまいます。スターモンドを強奪したのは、自称世界に名をとどろかせる強盗団:ティラミス一味。女性をリーダーに痩せ男と太っちょが部下って、完全に「タイムボカンシリーズ」の敵をオマージュしてるよなぁ。そんなティラミス一味は、スターモンドの強奪には成功しますが、それを許さんとしてロボットに乗り込んできたのが拓矢。これに対し彼らは拓矢を拘束しますが、その直後事態を知ったワルターのカスタムギア部隊の攻撃を食らうことになります。盗むための機械はそろっているものの、武装はほとんどないこのロボット。ティラミス一味自身もまともに操作できず大ピンチに陥る彼らでしたが、それを救ったのはなんと拓矢でした。ゴルドシーバーでドランに自分の居場所を伝えてそれで拘束を解き、さらにゲーセンで培った射撃技術をフル活用して、限られた武装で次々とカスタムギア部隊を撃ち落としていく拓矢。拓矢の技術にも驚かされますが、それに敗北した挙句撤収するカスタムギア部隊もどうなのよ…。こうして危機は回避されましたが、ロボットの損傷は激しく、そのままアベリアの森林地帯に墜落。しかし、奇跡的に全員無事助かります。


ティラミス一味がスターモンドを手放してしまったことにより、再び始まる争奪戦。ここに突然シャランラが現れてそれを持ち逃げしてしまいますが、ティラミス一味が武力行使してそれを奪還しようとします。そこにさらに現れたのが、ワルター。彼はティラミス一味を圧倒しスターモンドを入手しようとしますが、シャランラがいたことでまともに動くことができなくなり、再びスターモンドをティラミス一味に奪われてしまいます。怒ったワルターはランダバーを出撃させ、拓矢ごとティラミス一味を襲おうとしますが、そこにようやくドランが駆け付けます。Bパート前半は、このスターモンド争奪戦がお話の中心。持ち主がころころ変わっていくさまは観ていて面白かったですが、若干シャランラのキャラがくどすぎた気もしました。まあ、自分勝手な彼女のキャラを表すにはもってこいの描写の連続ではありましたが…。その争奪戦に参加していたワルターでしたが、主にシャランラのせいでことごとく自体が自分の思い通りにいかず、なかなかスターモンドを入手できずじまい。怒った彼はとうとうランダバーを出撃させますが、そこにドランが駆け付けます。ランダバーは、最初はショットガンを武器に使っていたロボ。でも、ドランの竜牙剣に斬られちゃったね…。


ドランはすぐにゴルドランに合体。ランダバーは両腕をチェーンソーに変えて応戦し、ゴルドランを追い詰めますが、それをシルバリオンが救います。両腕を切断されたランダバーは、ゴルドランのスーパー竜牙剣・一刀両断斬りの前に敗北。その後ワルターはまわりまわってスターモンドを入手しますが、それはシャランラのバズーカ砲の爆風により大破。壊れてしまったことにより、スターモンドがパワーストーンではないことが証明されてしまうのでした。ゴルドランとランダバーの戦闘シーンは、それほど長くありませんが迫力十分。激しいつばぜり合いを堪能することができました。この時点ではゴルドランはやや劣勢でしたが、シルバリオンのおかげで形勢逆転。いつものスーパー竜牙剣・一刀両断斬りで勝利をおさめます。そしてラスト。スターモンドをたまたま入手したワルターでしたが、復活の呪文を唱えても何も起きずじまい。さらにそこをティラミス一味に襲われていたことでシャランラが起こり、なんとバズーカ砲でワルターもろともすべて吹き飛ばしてしまいます。結果、スターモンドは大破。パワーストーンは「どんな衝撃を受けても決して壊れない」石であるため、これによりスターモンドがパワーストーンでないことが立証されてしまうのでした。結局、拓矢たちの冒険は第3話以来2度目の空振り。でも、序盤で「お金による価値がつけられないほどの貴重なもの」と言われていたスターモンドを、あんなに粉々にしちゃって大丈夫なのか!?

 

 

 

第9話「本日休日やっぱ海賊!?」

1995年4月1日放送
登場した敵他:ケルマディック(カスタムギア)

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「子供が冒険の心を忘れたら、おしまいだぜ?」


STORY:パワーストーン探しは置いといて、南の島でバーベキューを楽しむ拓矢たち。そんな彼らの前に現れたのは、古めかしい海賊船だった。興味本位で乗り込んだものの、その中には実は船長がおり、船員として働かされることになる拓矢たち。だんだんと船での生活に慣れてきたところで、彼らの行動が次のパワーストーンの在り処につながると勘違いしたワルターがやってくる!襲撃を受ける海賊船。拓矢たちの休日は、一体どうなってしまうのか!?


今までの拓矢たちの冒険はすべてパワーストーンがらみでしたが、今回はちょっとそこから外れて、彼らの休日に起きたことに関するお話に。「海賊船の船員になっちゃう」というかなり突飛なシチュエーションではありましたが、同時に今までとはまた違った彼らの“冒険感”が出ていました。内容も明るかったし、たまには本筋から外れたお話もいいもんですね。


パワーストーン探しはいったんお休みとし、日曜日に南の島でバーベキューを楽しむ拓矢たち。しかし突然、彼らのそれを妨害するかのように、古めかしい海賊船が現れます。恐怖よりも冒険心が勝り、ドランの協力を得てそれに乗り込む拓矢たち。船内に仕掛けられた様々なトラップを潜り抜けていきますが、最終的には地下牢に閉じ込められてしまいます。そこで出会ったのは、この船の船長でした。一方のワルターは、拓矢たちをずっと監視していたため、この海賊船にパワーストーンがあると勘違いして…。本編が始まって1分くらいで唐突に海賊船が現れ、そこに拓矢たちが侵入してわずか2~3分で船長に捕まってしまうと、序盤の話の展開はかなりスピーディー。その中で、海賊船のトラップや拓矢たちの行動がギャグとして次々と挿入されるので、演出に畳みかけられる形で笑わされます。拓矢、「子供が冒険の心を忘れたら、おしまいだぜ?」なんてカッコいいこと言ってたけど、結局ただ単に海賊船の中を探索したかっただけだよね…。その後、あまりにも人気がないため、この船は幽霊船ではないかと疑う拓矢たちでしたが、それもワナ。実は船長がおり、彼の仕掛けていたトラップに引っ掛かって閉じ込められてしまいます。登場した海賊船の船長は左手がフックで左足が義足という、これでもかというほどの海賊船の船長スタイル。今時こんなテンプレみたいな船長いないだろ!一方のワルターは、拓矢たちの行動がパワーストーンにつながっていると勘違い。カスタムギア:ケルマディックを使い、ひたすら追跡を続けます。


海賊船の船長は意外と気前が良く、新人船員として仲間に迎えられることになった拓矢たち。掃除や料理などの雑用を任されることになりますが、他にいた船員たちの助けもあり、楽しいひとときを過ごします。同じ頃、拓矢たちが一向に目立った動きを見せず、さらにシャランラに言い寄られてピンチのワルターは、彼女をスパイとして海賊船に潜入させる作戦を提案。彼女を海に放ち、おとりのカスタムギア部隊で海賊船を襲撃させます。大は「一生奴隷としてこき使われる」とビビっていましたが、実際はこの海賊船の船長、めちゃくちゃ性格がよく、拓矢たちを船員として迎え入れ、一緒に冒険をしようと言いだします。対する拓矢たちも、だんだん乗り気になってすっかり海賊船の船員として楽しく働くことに。他の船員たちと歌いながら仕事してたけど、これ今回だけのために歌作ったのか…。というか、他の船員は一体どこから出てきたんだ!ずーっと隠れてたのか!?一方、拓矢たちがそうしていることを全然知らなかったワルターは、密かについてきていたシャランラを振り払いたいということもあり、彼女をスパイとして潜入させる作戦を提案。彼女はゴムボートで海に投げ出され、さらにはおとりのカスタムギア部隊が海賊船を襲撃します。これに対し、海賊船はなんと戦艦顔負けの最新兵器で応戦。カスタムギア部隊を数機破壊した後、漂流していたシャランラを救助するのでした。見た目はボロボロな海賊船ですが、実は中身は戦艦並みの最新鋭設備を取り揃えており、コンピューターによる自動操縦や、ミサイルポッドや砲台によるピンポイント攻撃はお手の物。これらにより、かなりテンポよくカスタムギア部隊を倒していきます。海賊船一隻でまともにカスタムギア部隊と戦えるだなんて、どこからこれだけのもの調達してきたんだろう…。


何とか漂流者として海賊船に潜入したシャランラ。目覚めた彼女はさっそく船内の探索を始めますが、たまたま風呂場に行きついてしまったうえに、新人船員だと勘違いされ、船員たちの洗濯を手伝わされることになってしまいます。働いているうちにだんだんと船員としての生活も悪くないと感じ始めた彼女でしたが、そこに現れたのがワルター。彼はシャランラや近くにいた拓矢たちにパワーストーンのことを問うも、有力な情報は得られなかったため、怒ってケルマディックで暴れ始めてしまいます。海賊船内を探索し始めるシャランラ。ここで面白いのが、拓矢たちが彼女の正体がシャランラであることを既に知っており、「どうせパワーストーンを探しに来たのだろう」ということで、彼女の後をつけている点です。いつもは拓矢たちが気づかないうちにワルターに後をつけられていますから、今回は普段とは逆の構図になってるんですよね。そうとも知らず探索を続けるシャランラでしたが、たまたまたどり着いた場所が男風呂。おまけにちょうど入浴が始まるタイミングだったうえに、その場にいた船員のおばちゃんに新人だと勘違いされ、洗濯を手伝わされることになります。当初は乗り気でなかった彼女でしたが、だんだん洗濯をしているうちに考えが変わっていくことに。これでそのまま「パワーストーンに関する情報を探る」っていう本来の目的を忘れちゃうんだから、笑っちゃうよなぁ。こうして、事態はますますワルターの思い通りには進まなくなってしまい、さらに拓矢たちの発言で自分が勝手に勘違いしていたことに気づく彼。怒った彼は、あのケルマディックを変形させて暴れ始めます。


ピンチに陥った拓矢たちでしたが、そこに駆け付けたのがアドベンジャー。中からドランとシルバーナイツが出撃し、各々変形・合体してケルマディックとカスタムギア部隊に戦いを挑みます。ケルマディックの水中戦とカスタムギア部隊の戦法に苦しめられる彼らでしたが、それを救ったのがあの海賊船。海賊船の身を挺した攻撃によりゴルドランは窮地を脱し、スーパー竜牙剣・一刀両断斬りでケルマディックを撃破。こうして事件は解決し、拓矢たちは船長と別れるのでした。ケルマディックは潜水艦をベースにしているため、当然ながら水中戦が得意。対するゴルドランはそれになれていないため、ケルマディックに海中に引き込まれてしまった上に、海中でダメージを食らい続けます。シルバリオンも救援に向かおうとしますが、それをカスタムギア部隊ががっちりガード。彼の動きを封じ込めます。今までザコ敵としてやられっぱなしだったカスタムギア部隊ですが、今回はなかなかの活躍っぷりでしたね。このように戦いはワルター優勢で進みますが、その戦局を一気にひっくり返したのが、拓矢たちの乗る海賊船。船長は船員に指示して船を手動操縦に切り替え、なんとケルマディック真っ向から突撃。船を一部破損させながらもケルマディックにダメージを与えることに成功し、ゴルドランの反撃を機会を作り出します。てっきりゴルドランが捕まっているロープか何かを突進して切る作戦かと思いきや、まさかのケルマディック自体に突撃するという意表を突く展開。一部壊れたとはいえ、ステルス合金製のロボと正面衝突して、よく無事だったなこの海賊船。そしてラスト、戦闘を終えた拓矢たちは、海賊船とお別れをすることに。別れる理由が「明日学校があるから」なんて単純な(けれども彼らにとって重大な)もので、それをポンッと述べてあっさりしているのが彼ららしいですね。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第10話から第12話をご紹介予定です。『黄金勇者ゴルドラン』。えっ!なんでやめちゃうのぉ!?

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1995年放送の黄金勇者ゴルドラン』使用BGM「白銀合体シルバリオンです。

 

タイトル通り、シルバリオンの合体シーンで使用されたBGM。ゴルドランやアドベンジャーのそれに比べて、より軽快な音楽になっているのが印象に残ります。

 

個性豊かなキャラが出てくるシルバーナイツですが、その声を演じているのは、全て同じ坂東尚樹さん。のちの『ガオガイガー』における山田真一さん(竜シリーズ)に比べると数が少ないですが、それでも1人4役演じ分けというのは驚異的な物だと感じますね。

 

 

 


黄金勇者ゴルドラン 【OST】 白銀合体シルバリオン~緊迫/松尾早人

 

 

 

 

 

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