お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマンZ(ゼット)』第4話 ちょっとした感想

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ジラースのエリマキはもがれる運命

 

 

 

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自分の理想を、そう簡単に捨てちゃダメだ―。今回の『ウルトラマンZ』は、サブタイトル通りに号ロボ:ウインダムの初登場回。その登場過程のドラマが描かれたのはもちろんのこと、登場後におけるテレスドンとのバトルでもひとひねりが加えられており、お話面・特撮面ともに楽しめる一編に仕上がっていました。

 

ウインダムの稼働のきっかけが、ちゃんと前回までのお話を踏まえ、それを生かした展開になっているのがGood。ゼットによる会話パートも最低限に抑えられており、前回に引き続き「ウルトラシリーズ」らしいお話になりました。それにしても、ヘビクラ隊長の行動…気になるねぇ。

 

なお、前回(第3話)の感想記事は、↓コチラです

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

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ウインダムの電源確保という最大の弱点を、どう克服するかに焦点が置かれたお話。ユカと整備班のバコさんが必然的に主役になっており、今まで以上に彼女らの活躍を楽しむことができました。問題解決方法は、個人的にはちょっと意外なものだと感じたなぁ。そして終盤ににおわされる、ヘビクラ隊長の怪しさ。次回予告も合わせて考えると、彼の正体は、やはり…?

 

予算が降りたことにより、ついに完成した特空機2号:ウインダム。しかし、その電源確保にかなりの問題があり、これを解決しなければとても実戦投入できるものではありませんでした。ユカが頭を悩ませる中、突然市街地にテレスドンが出現。最終的には地中に再び潜ったからよかったものの、セブンガーもその他ストレイジの装備も、ほとんど戦果を挙げることはできずじまいでした。前回の事務次長の言葉通り、ようやく完成したウインダム。攻撃力や稼働時間もセブンガーに比べてかなりパワーアップされていますが、稼働時間5分に対し充電時間が80時間もかかるなど、その電源確保に重大な問題がありました。ユカの当初の設計ではこうした問題は起こらないはずでしたが、パーツごとに発注業者を変えてしまったため、こんな事態になってしまったらしい。相見積りをとって、パーツや発注時期ごとに業者がコロコロ変わっちゃうの、ストレイジに限らず日本の企業や公的機関だとあるあるですよね。理由がえらく現実的だよな、おい…。この電源確保の問題を乗り越えなければ、当然ウインダムは使い物にならない。これを解決すべく頭を悩ませるユカでしたが、そこにテレスドン出現の報せが入ります。セブンガーとステッグで出撃したハルキたちは応戦しますが、あまり大きな戦果を挙げることはできず、テレスドンには逃げられてしまうのでした。Aパートの戦闘シーンは、詳細は後述しますがミニチュアセットよりもCG合成のシーンが多かった印象。第1話から活躍しているストレイジの専用車(トヨタ LQ):ステッグの名前も、今回初登場でしたね。

 

ウインダムの電源問題で、深夜まで考え込んでいたユカ。ふと整備班を訪れると、そこにはバコさんがいました。充電量を減らすべくパーツのさらなる軽量化を検討するユカでしたが、バコさんのアドバイスをもとに、現状をベースにどう電源を確保するかという考え方にシフトします。そして翌朝、再びテレスドンが出現。ハルキたちが再び出撃する中、ユカはネロンガの角を保管していた冷蔵庫で、ハルキのプリンが変化しているのを見、ついに問題解決の糸口をつかむのでした。深夜の整備班で、焼き芋を食べながらウインダムのことについて話し合うユカとバコさん。ウインダムの軽量化を唱える床に対し、バコさんは「自分の理想を、そう簡単に捨てちゃダメだ」と語ります。想定とは違う問題が発生した時、人は最低限のコストで、内側(今回で言うと、ウインダムのパーツ)に問題解決の答えを探しがち。しかしバコさんは、あくまでも内側を変えずに外側(充電方法)に問題解決の答えを探した方がいいとアドバイスしてくれているんですよね。こういう視点、大事だよなぁ。そうしたバコさんの言葉に刺激を受けたユカは、充電方法に思考をシフト。テレスドンが再出現する直前。ハルキが保管していたプリンがネロンガの角の影響で変化していたのを見て、ユカはある方法を思いつきます。ユカの席にある冷蔵庫は、もともと彼女のサンプル保管用のものですが、ハルキなどが普通の冷蔵庫として使っているらしい。怪獣の一部という未知のものを保管しているのに、そんなガバガバ認識で大丈夫なのか!?

 

セブンガーがテレスドンのパワーの前にダウンしたことにより、ハルキはゼット ベータスマッシュに変身。しかし、テレスドンのパワーはベータスマッシュのそれとほぼ互角であり、苦戦を強いられます。そんな中、ユカの案によりウインダムが充電完了。さっそくヨウコの操縦で現場へ向かい、途中劣勢になるも、ゼットともにテレスドン→エリマキテレスドンを撃破するのでした。ユカの編み出した案とは、第2話で戦ったネロンガの角を使うというもの。強力な吸電・放電能力があるそれにより、ウインダムのバッテリーはみるみるうちに充電。ついに100%になり、出撃します。ネロンガの角を利用するとは脱帽。未知の力を防衛隊の兵器に転用するって、なんだか『メビウス』のメテオールみたいですね。こうして満を持して出撃したウインダムは、ゼットと共闘。じらーすの力でエリマキテレスドンへと強化したテレスドンに一度は劣勢を強いられるも、最終的にはゼットとともに撃破に成功するのでした。兵器としても、ゼットのサポートとしても、十分な戦果を挙げたウインダム。次回以降の活躍が楽しみだぜ!

 

 

 

◎特撮面

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地上で暴れ狂うテレスドン、そしてそれに立ち向かうゼット・セブンガー・ウインダムの姿が描かれていた今回。ミニチュア破壊よりもCGエフェクトにより力が入れられており、特にウインダムのミサイルフルバーストのシーンは、「そんな攻撃の仕方するのか!」と驚かされました。強いなぁ、ウインダム!

 

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ウインダムの電源確保問題に悩むストレイジをよそに、テレスドンが出現!セブンガーとステッグで現場に向かうハルキたちでしたが、セブンガーはそのパワーの前にはが立たず、ステッグもテレスドンを市街地から引きはがすことが精いっぱい。結局倒すことはできず、地中に逃げられてしまいます。Aパートのテレスドンが暴れるシーンは、実景との合成が主。さらに怪獣たちの動きにスローがほとんどつけられていなかったことにより、暴れ狂うテレスドンがよく表現されていました。ジオフロントの工事現場のシーンでは、『タイガ』のパゴス回でも登場した重機群が出てきていましたね。

 

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東京近郊にテレスドンが再出現。今度はハルキがセブンガーで出撃しますが、やはり歯が立たず、ゼット ベータスマッシュへと変身します。ところがこのテレスドン、ベータスマッシュとも互角に戦い、ゼットは予想外のピンチを強いられることに。危機に陥る彼を救ったのは、充電完了したウインダムでした。今回はベータスマッシュで登場したゼット。パワー系にはパワー系ということでのチョイスでしたが、なんとテレスドンはベータスマッシュとの互角の勝負を見せます。てっきりエリマキテレスドンに強化してからゼットが苦戦するのかと思ってたから、ノーマル状態のテレスドンにゼットが苦戦するのは、ちょっと意外でした。しかしこれにより、ウインダムの登場シーンが映える映える!ビーム一撃でテレスドンをひるませ、すっくと立ちあがって登場するそのさま!メチャクチャカッコよかったですね。

 

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セレブロの手により、テレスドンはエリマキテレスドンへと強化。その攻撃の前に、一度はゼットもウインダムもたじたじになります。しかし、この程度でひるむ彼らではない!ゼットはアルファエッジへとチェンジし、ウインダムはエリマキテレスドンのエリマキをもぎとることに成功。最後はゼスティウム光線とミサイルフルバーストの前に、エリマキテレスドンは爆散するのでした。「ウインダム登場、これで勝てる!」と思った矢先、エリマキテレスドンが出てきて再びピンチに陥るという、さらに展開にひとひねり加えているのがGood。またここでアルファエッジの活躍シーンをきちんと挿入しているのもいいですよね~。テレスドン→エリマキテレスドンはパワー系だから、正直アルファエッジで決着つけるのはかなり意外でしたね。

 

 

 

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アラスカで発見された謎の石器。そして現れたぺギラ!ウインダムが氷漬けにされる中、勝利のカギはあの石器にあるに違いない!…って、背後に忍び寄るあの影はなんだ!?街も背筋も、ウルトラ冷えるぜ!

 

次回はゼットの専用武器:ゼットランスアローの初登場回。また、ぺギラが敵怪獣として登場します。そしてそして、ハルキの背後に忍び寄るのは…、あのジャグラス・ジャグラーだ!?

 

そんな第5話の感想記事は、↓コチラだ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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