お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『黄金勇者ゴルドラン』ちょっとした感想 10th-Adventure(第28~30話)

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今回は、黄金勇者ゴルドラン』の感想記事第10回目です。

 

勇者全滅!新たに現れた最後の勇者:レオンとは?そして、パワーストーンを入手したワルターの決断とは!?今回ご紹介の3話は、拓矢たちやワルターの心と勇者たちとのつながりが試されるお話であると同時に、グレートゴルドラン誕生への布石となるお話の連続。ゴルドラン』らしくない、マジメな展開が連続します。多少のギャグやユーモアも挿入されていましたが、そのストーリーには強いメッセージ性と絆を感じましたね。

 

 

 

 

第28話「黄金将軍レオン推参!」

1995年8月12日放送
登場した敵他:デスパイダー(カスタムギア)、ノーヴァ(次元波動砲発射メカ)

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「主たちよ、苦しゅうない、私に命令を!」


STORY:ワルターを、自身のパワーストーン探索施設に招いたシリアス。彼はワルターの前で最後のパワーストーンの在り処:シカック高原のベバルの塔を発見してみせ、全員でパワーストーン回収のため出撃した。一方の拓矢たちも、偶然そこにたどり着き、両者激しい戦闘が始まった!次元波動砲により倒れてしまうスカイゴルドランたち。拓矢たちに残された手は、最後の勇者の復活しかない。目覚めろ8番目の勇者!その名は、黄金将軍レオンだ!!


「黄金将軍・レオン推参!」今回は8番目の勇者であるレオン/レオンカイザーのデビュー回であると同時に、ドランたち7人の勇者の退場回。激しい戦闘あり、ドランたちがやられて拓矢たち劣勢→レオン登場により一発逆転展開あり(ドランたちは復活していませんが)と、見どころ盛だくさんな一編になっていましたね。さらに、今回でワルターがシリアスの狂気に気づき始めるという点にも注目させられました。


シリアスに言われるがまま、彼の作ったという施設にやってきたワルター。そこで彼は、この施設全体がパワーストーンの探索装置であり、さらに目の前で、レジェンドラの石板により最後のパワーストーンの在り処を発見するところを目の当たりにします。シリアスの働きっぷりに感心するワルターでしたが、一方でシャランラは、偶然シリアスの本心を聞き、ワルターに危機が迫っていることを察するのでした。シリアスが作ったという、パワーストーン探索施設。この施設の仕組みは、あらかじめ解析していたドランたちのパワーストーンの共鳴周波数と、レジェンドラの石板を組み合わせ、全世界にそれと同等の音波を発することで瞬時にパワーストーンの在り処を探し出すというものでした。細かい原理はさておき、なるほどこれは筋が通った作戦。シリアスの読み通り、最後のパワーストーンの在り処はシカック高原のベバルの塔であるとすぐ特定されます。ワルターとは違うキレ者であることを、改めて視聴者にも見せつけてくれたシリアス。ああ、ワルターの今までの苦労はなんだったのか…。さらにシリアスは、その情報をすべてワルターに提供し、さらにワルターを中心に部隊を編成して現地に出撃。シリアスの尽力に感激するワルターでしたが、この直前、偶然施設内に侵入していたシャランラは、シリアスの本当の狙いを知ってしまうのでした。シリアスの真の目的(今回の時点では視聴者にも不明)を聞き、ワルターを助けるべく独自に行動を開始するシャランラ。最初はおてんば娘だった感じの彼女も、最近はワルターや拓矢たちをアシストすることもある、意外に重要なサブキャラとして成長してきましたね。


拓矢の解いていたクロスワードと、ドランがキャッチした音波から、同じくシカック高原のベバルの塔こそ最後のパワーストーンの在り処であるとにらんだ拓矢たち。彼らは一足先に現地に到着しますが、直後ワルターたちから総攻撃を受け、ピンチに陥ります。なんとかそこから脱出し、ベバルの塔内に突入した拓矢たち。必死になって階段を上る一方、スカイゴルドランたちはワルターたちに苦戦。さらにシリアスの用意した兵器ノーヴァも現れ、ついに―!拓矢たちがパワーストーンの在り処を見つけられたのは、先ほどシリアスが放った音波のおかげ。でも、それでドランがキャッチできた情報も「広い高原に高い建物がある」程度のものだったから、拓矢が偶然クロスワードを解いてなきゃ、本当にパワーストーンを奪われてたかもしれないなぁ。とにかく、パワーストーンの在り処に目星をつけ、現地に向かった拓矢たち。ワルターたちの総攻撃を何とかかいくぐってベバルの塔に突入しますが、そこに待ち受けていたのは長い階段。くたびれながらも上り続ける彼らでしたが、スカイゴルドランたちが窮地に立たされているのを目撃し、力を振り絞ってパワーストーンを目指します。今回のワルターたちは、「最後の決戦」と言わんばかりの戦力で、スカイゴルドランたちの前に立ちふさがることに。クモ型カスタムギア:デスパイダーとカスタムギア部隊に苦しめられるスカイゴルドランたちでしたが、そこにさらにシリアスの兵器:ノーヴァが出現。ワルザック帝国の最終兵器である次元波動砲を食らい、スカイゴルドランたちはパワーストーンに戻ってしまいます。スカイゴルドランたちがパワーストーンに戻ってしまうシーンは、『ゴルドラン』らしからぬシリアスさ。パワーストーンが破壊されない限り彼らは復活できるとはいえ、このシーンはとても悲しかったです。


とうとうベバルの塔の頂上に到達し、パワーストーンを目の前にした拓矢たち。しかし、そこにデスパイダーが現れ、パワーストーンを強奪してしまいます。このままパワーストーンワルターの手に渡ってしまうのかと思いきや、ノーヴァがワルターもろともベバルの塔を破壊しようとしたことで、パワーストーンは彼の手から離れることに。パワーストーンを再びつかみ取った拓矢は、一か八かの賭けで、復活の呪文を唱えて―!ベバルの塔からパワーストーンを強奪し、ついに手に入れたと喜ぶワルター。しかし、シリアスのノーヴァがカスタムギア部隊をも巻き込んでベバルの塔を破壊しようとしていることに気づき、何とか脱出するもパワーストーンを落としてしまいます。カスタムギア、そして自分自身という見方までも巻き込もうとするシリアスを目の当たりにしたワルター。ここで、彼のシリアスに対する見方が変わり、何かしらの心情変化が起きたことは間違いないでしょう。そんな彼が落としたパワーストーンをつかみ取ったのは、拓矢。彼は崩れ行くベバルの塔内で復活の呪文を唱え、黄金将軍レオンを復活させることに成功。復活したレオンは、拓矢たちの命令を受け、残ったカスタムギア部隊をなぎ倒していきます。ついに登場!黄金将軍レオン!主に使える勇者なのに、「苦しゅうない」とか「なんなりと命令せよ」とか、やたら態度がデカいのにはちょっと笑っちゃいました。そんなレオンは、ナギナタソードでカスタムギアもバッサバッサと成敗。そのアクションはドランたちのそれよりもハデであり、見ごたえがありました。レオン、なかなかカッコいいじゃないか!


レオンの登場に驚いたシリアスは、ノーヴァの次元波動砲をレオンに向けて発射。しかし、レオンはこれを避けた上に、相棒のカイザーを呼び出してレオンカイザーに合体。逆にノーヴァを破壊します。あとはドランたちのパワーストーンを回収するだけとなりますが、そのパワーストーンをその場から持ち去ってしまう影が1つ。その正体は、なんとシャランラのウサリンMk-Ⅱでした。レオンもパワーストーンに戻してしまおうと、ノーヴァから次元波動砲を発射するシャランラ。しかしレオンはこれを軽々と避け、さらにレオンカイザーに合体してカイザージャベリンで一刀両断してしまいます。レオンとカイザーの合体形態:レオンカイザーここで登場!そのアクションがしやすそうなデザインも魅力的ながら、武器であるカイザージャベリンがそのアクションに映える映える!いやぁ、レオンカイザーは個人的に、『ゴルドラン』の中で一番好きな合体ロボになっちゃったなぁ。そんなレオンカイザーの怒涛の活躍により、シリアスらは撤退を余儀なくされることに。拓矢たちやシリアスの放った親衛隊は、ドランたち7つのパワーストーンを回収しようとしますが、それを持ち去ったのはなんとシャランラでした。ワルターを助けるべく、わざとパワーストーンを持ち去ったシャランラ。彼女がシリアスから聞いてしまった、彼の本心とは何か?ワルターに迫る危機とは?次回に続く―!

 

 

 

第29話「激闘!レオンカイザー」

1995年8月19日放送
登場した敵他:メティア(エクセルギア)

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「シリアス、お前…。」


STORY:パワーストーンを強奪し、拓矢たちやシリアスから逃亡したシャランラ。しかし、彼女のウサリンMk-Ⅱは無残にも撃墜され、ある島に流れ着いてしまう。先行してそれを発見した拓矢たちは、スキを見てパワーストーンを奪おうとするも失敗。そこへワルターやシリアスも現れ、戦闘になってしまう。戦いの最中、ワルターにすらパワーストーンを渡すことを拒むシャランラ。彼女の真意は一体何か?今、ワルターは、弟の隠された本性を知る―!


ドランたちのパワーストーンをめぐるお話となった今回は、同時にシャランラが前回聞いたというシリアスの本心が明かされるお話に。ワルターがそのことを知って打ちひしがれるなど、彼自身にとってつらく重い展開になっていました。今まで信じてきた弟の言葉は、全部ウソ。そして、父親にすら見捨てられていた―。今回ばかりは、思わずワルターに感情移入しちゃいましたね。


前回、パワーストーンを強奪し飛び去ったシャランラ。彼女は拓矢たちやシリアスの追跡を振り切ろうとしますが、デスギャリガンからのビーム砲を受け被弾。とある島に墜落してしまいます。ウサリンMk-Ⅱは大破したものの生きていた彼女は、ドランたち勇者を復活させようとするも失敗。一方、べバルの塔に取り残されていたワルターは、何とかデスギャリガンに帰艦しますが…。第16話に続き、驚異の機動性を見せたウサリンMk-Ⅱ。今回もそれを生かしてデスギャリガン等を振り切るのかと思いましたが、さすがにそこまではできず、無残に撃ち落とされてしまいました。シャランラは助かったものの、ウサリンMk-Ⅱは顔部分のみを残して大破。ああ、これだけハデに壊れちゃったってことは、もう劇中に出てくることはないってことなのかなぁ。ウサリンMk-Ⅱが大破したことで落ち込んでいたシャランラでしたが、ワルターを喜ばせるために自分の手で勇者を復活させることを思いつき、復活の呪文を唱えることに。しかし勇者は復活せず、さらに落ち込んでしまったシャランラは、島の森の中で座り込んでしまうのでした。このシーンで勇者が復活しなかったのは、シャランラの行動が間違っていたからではなく、この時点でパワーストーンから再び勇者として復活するためにかかる時間を満たしていなかったため。じゃあ、もうしばらく時間をおいてからシャランラが復活の呪文を唱えてたら、勇者の主はシャランラになってたってことか。うわぁ、怖っ!このようにシャランラが苦労していた頃、ワルターカーネルの助けもあって何とかデスガリアンに帰艦。シリアスに不満を言おうとしますが、彼の言葉に再び騙されてしまいます。いかにもわざとらしく、兄であるワルターを持ち上げるシリアス。この時点でワルターも疑っていれば、後半の悲劇はある程度回避できたかもしれないのに…。


シャランラを先に発見した拓矢たちは、彼女からパワーストーンを奪い返すことを計画。しかし、彼女が逆上したら何をしでかすか分からないことから、とりあえず一度様子を見て、それからスキを見て奪うという作戦に変更します。シャランラの遊びに付き合ってあげる拓矢たち。しかし彼らは、シリアスらの魔の手が迫っていることに、気が付いていませんでした。パワーストーンは、シャランラのウサリンMk-Ⅱを模したカバンの中。それに気づいた拓矢はまずそれを奪おうとしますが、シャランラの「ウサギさんの耳が取れちゃう!」という叫びを聞き、思わず手を放してしまい、その後和樹たちと作戦を立て直します。シャランラは「追い詰められたら何をするか分からない」ため、しばらく彼女に付き合い、「スキを見て奪う」作戦を提案する和樹。少々卑怯な手にも感じますが、まあシャランラは怒ったら本当に何しでかすか分からないから、まあ仕方ないよねぇ。こうして彼女としばらくともに行動することにした拓矢たちは、彼女とともにだるまさんがころんだや缶蹴りをすることに。缶蹴りの際タイミングを見てパワーストーンを奪おうとしますが、結局失敗してしまいます。シャランラが拓矢たちとしたがったのは、意外にも子供っぽい遊びばかり。「たまには下々の者と遊ぶのも面白い」と言っていたことから、彼女はこういった遊びをした経験が少ないんだろうなということが窺えます。おてんば娘な感じのシャランラですが、彼女も彼女なりに、令嬢として苦労があったりしたんだろうなぁ。


デスギャリガンにいるシリアスは、カスタムギア部隊と自身の開発したメティアを放ち、島の砂浜に着陸していたレオンを襲撃。これに気づいたレオンは、すぐにレオンカイザーに獣王合体して応戦します。同じ頃、デスギャリガンから島に降り立ったワルターは、シャランラと出会い、パワーストーンの引き渡しを要求しますが、意外にも彼女はそれをかたくなに拒みます。その理由は…。Bパート中盤になると、その活躍の中心はレオンへ。シリアスの攻撃を感知するとすぐさまレオンカイザーへと獣王合体し、カスタムギア部隊をなぎ倒してメティアと対峙します。前回に引き続き、カイザージャベリンによる大立ち回りで敵を次々に倒してくれたレオンカイザー。前回も思ったけど、やっぱりこの長物によるアクションはとてもハデでカッコいいですね。のちにレオンカイザーはグレートゴルドランの合体要員になりますが、グレートゴルドラン登場後もしっかり活躍してほしいなぁ。一方その頃、シリアスからの連絡を受けたワルターは、島に降り立ってシャランラと遭遇。彼女にパワーストーンの引き渡しを迫りますが、彼女は異常なまでにかたくなにそれを拒みます。怒ったワルターはつい彼女を殴ろうとしてしまいますが、そこで彼は、ついに彼女が聞いたというシリアスの本心について知ることになるのでした。前回、シャランラがシリアスの部屋の前で聞いた内容が、このシーンで判明。シリアスは以前からワルターを排除しようとしていましたが、なんと父である皇帝までもがそれに同意しており、シリアスはスキを見てワルター自身を始末するつもりだというものでした。シリアスが以前からワルターのことをよく思っていないというのは判明していましたが、今回のこの描写により、ワルター自身は完全にワルザック家から見捨てられてしまったことが判明します。とはいえ、いきなりそんなことを言われても、すぐに信じられないのが当たり前。ワルターは悪い冗談か何かだとして笑い飛ばしますが、この後彼の心を打ち砕く出来事が起こります。


シャランラの言っていたことが信用できなかったワルター。その時ちょうどデスギャリガンが現れ、ワルターは帰艦しようとしますが、あろうとことかデスギャリガンの主砲はワルターをロックオン。ビームを発射して攻撃してきます。ビームの直撃自体は、メティアを倒したレオンカイザーにより回避されますが、シリアスの行動にショックを受けたワルターは、パワーストーンをもって一人どこかへと飛び去ってしまうのでした。ワルターに対し、容赦なく手法を向けるシリアス。そのビームはレオンカイザーにより回避されますが、この一連の出来事を目の当たりにしたワルターは、強いショックを受けます。ワルター自身が今まで信じてきたものが、一瞬にして崩れ去った瞬間。この時の彼の悲しみは、はかり知れないものだったことでしょう。この時のワルターの様子が悲哀に満ち溢れており、思わず私も彼に感情移入してしまいました。ワルターも、悪役とはいえかわいそうなヤツだったんだなぁ…。そして、デスギャリガンがレオンカイザーの再登場を受け撤退した後、パワーストーンをもってどこかへ飛び去ってしまうワルター。彼は一体何を考えているのか?ドランたちの運命は?次回が気になるなぁ!

 

 

 

第30話「集結!8人の勇者」

1995年8月26日放送
登場した敵他:ウルティマ(エクセルギア)

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「主として命令する。勇者よ、あのお子たちを主としてあがめよ!」


STORY:パワーストーンを持ったまま、姿を消したワルター。その反応を追って何とか彼に追いついた拓矢たちだったが、そんな拓矢たちに彼が仕掛けてきたのは、なんと鬼ごっこによる勝負だった。鬼ごっこに興じる中、覚悟を決め自分にとっての“本当の宝”を考えるワルター。そんな時、エクセルギアの大群を引き連れてシリアスがやってきた!追い詰められたワルターがとった、予想外の行動とは!?今、ドランたち勇者が復活する!


ドランたち勇者、復活!今回は、前々回パワーストーンに戻ってしまったドランたちが復活し、レジェンドラの勇者8人が勢ぞろいするお話に。ワルターの心情変化や行動についても描写されており、彼がどう考えを変え、そして行動を起こすのか、かなり深いドラマが展開されていました。今回も、どちらかと言えば主役はワルターって感じ。ワルターはやっぱり…、単なる悪人じゃなかったんだなぁ。


前回、パワーストーンを持ったまま姿を消したワルター。シリアスと拓矢たちがそれぞれ必死になって探す中、レオンはパワーストーンの反応をキャッチ。それを頼りに、拓矢たちはとある客船に降り立ちます。そこでワルターと遭遇する拓矢たちでしたが、ワルターが仕掛けてきた勝負は、意外にも鬼ごっこでした。乗り捨てられたカスタムギアを使って、拓矢たちの前から姿を消したワルターカーネルですら彼の行き先についてさっぱり見当がつかない状態でしたが、レオンがキャッチしたパワーストーンの反応により、彼の位置を特定します。ワルターがいたのはとある客船。ここで彼が仲のよさそうな兄妹を見つめるシーンがあり、彼が兄弟の在り方について考えているであろうことが窺える描写になっています。このシーン自体はいいんだけど、なんでそもそもワルターはこの客船に来たんだろう?たまたまかな…。そんなワルターを発見した拓矢たちは、彼と対峙してパワーストーンの引き渡しを要求。これに対し、ワルターは鬼ごっこによる勝負を提案。カーネルとシャランラが彼の側につき、客船内での鬼ごっこが始まります。「正々堂々と勝負だ」とワルターが言った直後に、拓矢たちをいきなり妨害してワルター側につくカーネルとシャランラ。いやおかしくはないけどさ、せっかくワルターが先述のようなことを言った直後にこんな行動に出るなんて、ちょっとズルくな~い!?


客船内で鬼ごっこを続ける、拓矢たちとワルターたち。拓矢たちは何度もワルターを捕まえる寸前まで追い詰めますが、そのたびにカーネルやシャランラに邪魔されてしまいます。そして、鬼ごっこの最中に自分の本心と覚悟をカーネルに打ち明けるワルター。さらに彼はレオンからあることを問いかけられてハッとしますが、その時シリアスの乗るデスギャリガンが客船に接近してくるのでした。ワルターを何とか逃げ延びさせるために、あの手この手を尽くすカーネルとシャランラ。カーネルは変装などといった、まだあり得そうな手段で拓矢たちを妨害しますが、シャランラは花びら爆弾やバズーカ砲で妨害。うーん、度が過ぎてるぞシャランラ!このようにハチャメチャ状態で進む鬼ごっこですが、ワルターにとっては非常に楽しい遊びである様子。カーネルと落ち合った際、そう言ったワルターは、さらに自分の思いと覚悟を彼に伝えるのでした。シリアスの行動や発言から、自分は既に父親に見捨てられたことを確信している一方で、それでも父を説得し、さらに自分にとっての“本当の宝物”について考えようとするワルター。最初はパワーストーン集めに躍起になっていた彼でしたが、拓矢たちと関わるにつれ、その考え方や感覚が変化してきたようです。このシーンは本当にワルターの強い覚悟を感じられるシーンになっており、ワルターがメチャクチャカッコよく見えましたね。彼も彼なりに悩み、そして苦しんでいたんだなぁ…。そして、そんな彼に対し、彼自身を「悪人とは思えない」と発言するレオン。これにワルターはハッとし、何かを決意したような表情を見せます。レオンがまだ登場して間もないことを活用したこの描写。キャラクターの使い方が非常に上手いです。


ワルター「私は父上に会う。会ってこう言おう。「世界征服などという野望は捨てて、自由気ままに生きようではないか」と。こうして求めてきた宝は手に入った。しかし、私にとっての本当の宝物は…、あのお子たちと過ごしてきた時間だったのかもしれない。」


シリアスはデスギャリガンから大量のエクセルギア部隊と親衛隊員を派遣し、拓矢たちとワルターたちを包囲。レオンはレオンカイザーに獣王合体して抵抗しますが、続いて現れたウルティマに苦戦し、海中に沈んでしまいます。完全に追い詰められたワルターは、復活の呪文を唱えてドランたち勇者を復活させることに成功。新たな主となった彼が出した命令、それは―!レオンの反応をキャッチし、拓矢たちに遅れてワルターのいる客船にたどり着いたシリアス。彼は客船を発見するやいなやすぐに大量のエクセルギア部隊と親衛隊員を派遣し、客船を制圧してワルターたちを包囲します。前回終盤の行動で、自分の本心(ワルターを始末するつもりであること)がバレてしまったからか、今回は容赦なく彼に銃口を突きつけるよう指示するシリアス。非情だ、非情すぎる…。そんなシリアスの行動に対し、レオンはレオンカイザーに獣王合体して抵抗。エクセルギア部隊をなぎ倒していきますが、彼が放ったウルティマに苦戦させられます。ウルティマは『ウルトラマン』のダダを模したようなメカ。3種類の顔を持ち、対レオンカイザー用に設計されたメカのようです。「レオンカイザーのデータはすべて分析した!」と豪語するシリアス。えぇ、レオンカイザーは前々回登場したばかりなのに、解析されるの早すぎな~い?このようにどんどん戦局は悪化していきますが、そんな中でワルターは、あくでも冷静になり、自分が今本当に何をしたいか、何をすべきなのかを考えます。その結果、彼がとった行動は―!ワルターが本当にしたいと願ったのは、「拓矢たちを救いたい」ということ。その時、パワーストーンが輝いたことで彼は意を決してドランたち勇者を復活させ、彼らに拓矢たちを主としてあがめるよう命令します。ワルターの言葉で今までの記憶を取り戻すドランたちと、泣いて喜ぶ拓矢たち。いやぁ、ここは『ゴルドラン』でも屈指の名シーンと言っても過言ではないくらい、素晴らしいものだったなぁ。


ワルター「思い出すのだ勇者たち、今日までの日々を!あのお子たちこそ、真の主なのだ!」


記憶を取り戻し、完全復活を遂げたドランたち。彼らは残りのエクセルギアを次々に倒し、何とか浮上してきたレオンカイザーと合流。それぞれ合体してウルティマと対峙します。ウルティマの驚異的な防御力に驚くスカイゴルドランたちでしたが、そんなウルティマも最後はスーパー竜牙剣・疾風迅雷斬りで真っ二つにされて爆散。こうして戦いは拓矢たちの勝利に終わり、さらに勇者8人がそろったことで、レジェンドラへの道が開かれようとしていました。ドランたちが復活してからは、一気に形勢逆転。今までのお返しとばかりにドランたちが怒涛の攻撃を繰り出してエクセルギア部隊を撃破。さらにスカイゴルドラン・ゴッドシルバリオンに合体してレオンカイザーと合流し、ウルティマを一刀両断してみせます。この戦闘シーンで、ドランたちの合体後の姿だけでなく、合体前の個々の勇者たちの活躍もきちんと描かれていたのが素晴らしかったですね~。そしてラスト、勇者が8人勢ぞろいしたことでレジェンドラへの道が開かれ、その手掛かりがチョラモンマ山にあることを知った拓矢たち。これで長かった戦いもようやく終わると安堵する拓矢たちでしたが…、実は、戦いはまだまだ続くのです―。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第31話から第33話をご紹介予定です。『黄金勇者ゴルドラン』。皆…、元気でな!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1998年発売のプレイステーションゲームソフト『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』使用BGM「僕らの冒険(アドベンチャー)」です。

 

勇者シリーズのクロスオーバーゲーム作品である、『ブレイブサーガ』で使用されているBGM。管楽器の響きがかなりクリアで、通常のインスト版よりもより明るい曲調になっているのが特徴的です。

 

そういえば、コトブキヤから発売される勇者シリーズプラモ第4弾は、スカイゴルドランに決定したとのこと。おお~、『ゴルドラン』がこんなに早くチョイスされるとはねぇ。最初がグレートエクスカイザーで、2番目がジェイデッカーと来て…あれ?3番目は何が来るんだ?

 

 

 


09 - Brave Saga Soundtrack - Bokura no Adventure (Goldran OP)

 

 

 

 

 

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