お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『勇者指令ダグオン』ちょっとした感想 Command-6(第16~18話)

f:id:bongore_asterisk:20191206224627j:plain

今回は、勇者指令ダグオン』の感想記事第6回目です。

 

起動せよ、そして立ち上がれダグベース!今回ご紹介の3話で一番の注目ポイントは、ダグオンたちの基地であるダグベースのロボ形態が登場すること。その登場過程はかなり丁寧に描かれています(後の6人目のダグオン:激も出てくる)が、この後ストーリー上でダグベースが活躍するのが少ないのがちょっぴり残念です。まあ、基地がしょっちゅう動くわけにもいかないってのは、よくわかるけどね…。

 

 

 

 

第16話「閃光のダグベース」

1996年5月18日放送
登場した敵他:宇宙蟻ザゴス星人

f:id:bongore_asterisk:20191206224741j:plain

「それでも男か!?悔しかったら立て!立って根性見せろ、炎!!」


STORY:炎への報復を狙う不良グループ。卑怯な作戦を取る彼らに喝を入れたのは、炎のライバルである風雲高校の番長:黒岩激だった。その日の夜、奇怪な生物により空港が襲撃される事件が発生。調査を開始するエンたちだったが、偶然激にダグベースを発見されてしまう。やがてエンたちがたどり着く、犯人の正体。宇宙人の攻撃により、ダグビークル全機行動不能!エンたち全員が窮地に陥り、激の叫びがこだまする時、あのダグベースが動き出す!


後にダグオンのメンバーとなる頼もしい仲間、黒岩激登場!今回は激がゲストキャラクターとして初登場する他、謎に包まれていたダグオンの秘密基地:ダグベースが動きだすお話になりました。エンたちの前に立ちはだかる敵は、またまたあのザゴス星人。しかし、今回ばかりは彼らにかなり追い詰められてしまいましたね。激がいなかったら、マジで地球の3分の1が壊滅してただろうなぁ。


ダグベースの新たなる秘密を知った炎たち。一通りの解析を終えて高校に戻ってくると、真理亜が焦った様子で炎のもとへ。彼女が伝えたのは、かつて炎が相手にした不良グループに学がさらわれたというものでした。怒りに燃えながら現場に向かう炎でしたが、その道中である高校生と遭遇。彼は、炎が以前ケンカの末骨折させた、風雲高校の番長:黒岩激でした。第8話でその存在が明らかになったものの、ダグビークルのメンテナンスと格納ができることくらいしかわかっていなかったダグベース。今回の序盤で、ダグベースは各ダグビークルやダグオンたちを中継してモニターに映し、通信できることが判明します。ダグベースはおそらく、ブレイブ星人が制作したか、もしくは宇宙から持ち込んだ代物。このような指令設備が整っているということは、本来地球のダグオン(エンたち)にも、誰か長官的なポジションがいるはずだったということなのでしょうか。とりあえず、こうしたことがわかったので、この日の調査を切り上げた炎たち。彼らは高校で真理亜に会い、そこで学がさらわれたことを知ります。不良グループと決着をつけるべく、その場所へ向かった炎でしたが…。第5話頃に、炎にコテンパンにやられた不良グループが再登場。学を人質に取り炎をおびき出そうとしますが、彼らは炎が来る前に、偶然通りがかった風雲高校の番長:激にやられ、学は彼の手で救出されるのでした。このシーンで、激が初登場。いかにも強面の番長といった雰囲気を漂わせていますが、悪いヤツではなさそうです。


学を助けたことがきっかけで、真理亜に淡い恋心を抱くようになった激。空港が巨大なカニの襲撃を受け大惨事になった日の翌朝、彼は彼女のもとを訪ねますが、必死に集めてきた心霊写真のようなものをあっという間に鑑定されてしまい、落ち込んでしまいます。同じ頃、炎たちはライアンが持ち帰ったカニの一部を解析。しかし、その姿を偶然洞窟に入り込んできた激に目撃されてしまうのでした。激はどうやら真理亜に惚れたようで、彼女の趣味を知り、家から心霊奢侈っぽく見える写真を持参。話のタネにと彼女に見せますが、すぐに鑑定されてしまい、激は落ち込んでしまいます。さすがは超常現象研究会会長、そういうのはお手の物らしい。でもさすがに、ウソ発見器をサボテンに突き刺してサボテンの声を聴こうとするなんて、ちょっと常軌を逸してると思うぞ…。その後、激が河原で寝転がっていると、どこかへ駆け足で向かう炎の姿を目撃。彼は炎をひそかに追跡し、その結果、彼はダグベースのある洞窟に迷い込んでしまうことに。そこで激は、巨大なカニのハサミとライアンを目撃するのでした。この日の前の夜、巨大なカニの襲撃から空港を守り抜いたライアン。彼はその一部をダグベースに持ち帰り、解析を進めていたのでした。空港を襲撃した生物は、まさにカニのお化け。カニがそのままデカくなった感じであり、妙にリアルに描かれてるので気持ち悪さがあります。モンスターパニック映画みたいだったよ。


激をダグベースに軟禁した炎たちは、変身してダグビークルで海底を調査。調査を進めていくうちに海溝を発見し、そのまま奥へと潜入。その先に広がっていたのは、ザゴス星人によって疑似的に作られた、ザゴス星の環境に酷似したフィールドでした。現れる大量のザゴス星人と戦うエンたち。エンが窮地に立たされた時、彼を救ったのは、激が発したダグベースからの通信でした。激に秘密を知られてしまったことで、どうするか悩む炎と森。そんな中、海は彼を一時的にダグベースに軟禁し、調査に向かうことを決めます。海は風紀委員長だから、さぞかし何か名案があるのかと思いきや、かなり豪快というかエグすぎる手段を取ることに。「軟禁する!」なんて提案、よく淡々とできるもんだよなぁ。そうして調査に向かったエンたちのうち、ヨクが海溝で巨大ダコと遭遇。これを倒したダグファイヤーは、そのまま海溝の内部を航行。その先に広がっていたのは、特殊な大気で覆われた異様なフィールドでした。今回の事件の犯人は、あのザゴス星人。地球の前線基地化をあきらめていない彼らは、地球を自分たちの星に似た環境にするために着々と準備を進めており、その実験施設を海溝内に建造。巨大ガニや巨大ダコは、その副産物でした。三度登場、ザゴス星人。彼らの執念には驚かされますが、話が進むにつれ戦力もパワーアップし作戦も巧妙になっているのに注目させられます。ザゴス星人を発見したことで、戦闘になるエンたち。エンはライオソードを使って手際よく倒していきますが、気づかないうちに背後を取られるハメに。それを救ったのは、ダグベースからの激の通信でした。軟禁されていた激は、通気口を使って密かに脱出。モニタールームに降り立ち、エンたちの戦いを偶然目撃してしまったのでした。ああ、秘密がすべてバレた…。


円盤ロボットで挑んできたザゴス星人の残党を、ダグファイヤーで倒したエン。ところがザゴス星人たちは、光波ミサイルという隠し玉を持っており、それの発射を許してしまいます。ダグファイヤーはファイヤーダグオンに火炎合体して追跡しますが、ミサイルの爆破を許してしまい、その衝撃で地上へ落下。地上が徐々にザゴス性のような環境になる中、激の叫びと鉄拳がダグベースを突き動かし、全てを解決したのでした。ザゴス星人が使っているいつもの円盤ロボットは、今回はダグファイヤーが単独で撃破。以前はファイヤーダグオンにならないとまともに相手できていなかったので、ダグファイヤーが今までの戦闘を通じて成長していることが窺えます。ロボットを倒して事件解決かと思いきや、ザゴス星人には「光波ミサイル」という隠し玉が。地球の3分の1をザゴス星のような環境にできる力を持つこのミサイルは発射されてしまい、ファイヤーダグオンの尽力むなしく地上で爆発。ファイヤーダグオンも行動不能に陥り、万策尽きたかと思われたその時、激のいるダグベースが動き始めます。光波ミサイルの爆発を食い止められなかったファイヤーダグオン。この時激はエンと音信不通になるのですが、この時の彼の叫びがアツいです。激、なんだかんだで炎のことを純粋なライバルとして大事にしていたんだなぁ。感情の高ぶりのあまり、中央モニターに思いっきり鉄拳をぶつける激。その時ダグベースが変形したうえで動き出し、空中へ上昇。強力なビームを放って光波ミサイルを残骸ごと消滅させ、ザゴス星人の目的を打ち砕いたのでした。ダグベースがなぜ動き始めたのかは全く不明。これだけ謎が多い基地ロボも珍しいですね。


炎たちに「ダグオンのことは口外しない」と固く約束し、ダグベースから去っていく激。彼が仲間となり、6人目のダグオンとして登場するのは…、もう少し先のお話です。

 

 

 

第17話「弱虫ツヨシと宇宙石」

1996年5月25日放送
登場した敵他:宇宙炎人フェニックス星人

f:id:bongore_asterisk:20191206225250j:plain

「人間ってのはなぁ、そう簡単に宇宙人に負けるほど、弱くはないんだ!」


STORY:市街地に現れたフェニックス星人を、あっさり倒したエンたち。その翌日、学の友人でいじめられっ子のツヨシは、通学途中に光輝く不思議な石を見つけた。その石の力で、いじめっ子を返り討ちにしたり、体育の授業でもみんなから褒められたりするようになるツヨシ。しかしその石は、フェニックス星人と深い関わりがあった!徐々に石の力に捕らわれていくツヨシを、救えるかエン。勝利するのは宇宙人か、それともツヨシの勇気か!?


ゲストキャラクター:ツヨシを中心にお話を展開させた、『ダグオン』としてはちょっと珍しいタイプの一編。「いじめられっ子が一度は強い力に溺れそうになるも、自分の意思でそれを排除する」という、アツくそして王道なストーリーが描かれました。フェニックス星人もなかなかの強敵。あの石を破壊しない限りは、何度でもよみがえるってことだもんね…。


夜の市街地にフェニックス星人が出現。先行して駆けつけていたシャドーダグオンが苦戦する中、ファイヤーダグオンとライナーダグオンも現場に到着。星人はファイヤーブレードで倒されます。その翌日、炎は真理亜や学と登校中、学の友人:ツヨシがいじめられている現場を発見。学のおかげで事態は収束しますが、ツヨシは逃げるように公園へ。そこで彼は、光り輝く不思議な石を発見するのでした。物語が始まってから、いきなり戦闘シーン。各ダグオンもしっかりと活躍し、ファイヤーダグオンも数話ぶりにファイヤーブレードを使用していましたね。ライアン登場以降はライオソードを頻繁に使用していたファイヤーダグオンですが、今回の描写から見るに、ちゃんと戦闘に応じて武器を使い分けている様子。こうして以前の武器もちゃんと使用してくれるのはいいですよね~。その翌日、炎は学たちと通学中に、ツヨシがいじめられている現場に遭遇。学がいじめっ子を追い返したことでその場は収束しますが、ツヨシは学から離れて公園へ。そこでとぼとぼと歩いていると、偶然光り輝く不思議な石を見つけるのでした。学の友人であるツヨシがここで登場。いかにも気の弱そうな男の子ですが、悪いヤツではなさそうです。彼はいじめっ子からいじめられており、今回は学にそれを救われましたが、本人はあまり嬉しくなさげ。学は彼に発破をかけますが、あまり効果はありませんでした。ここで注目したいのが、「ダグオンは、地球は守ってくれても、僕のことは守ってくれない」というツヨシのセリフ。地球全体は守れていても、人間1人1人は守れていない―。おそらくツヨシ自身はそこまで考えて発言したワケではないでしょうが、この言葉は心に突き刺さりましたね。


拾った石を、「宇宙石」と名付けたツヨシ。彼はそれを持ち歩くようになりますが、そうするようになって以降、彼はいじめっ子を吹き飛ばしたり、サッカーで活躍したりと、今までの彼とはまるで別人になったような力を見せます。ツヨシから宇宙石のことを打ち明けられた学は、心配になって炎と真理亜に相談。彼らは調査に乗り出しますが、それを知ったツヨシは、学の前から逃げるように走り去ってしまいます。宇宙石には念動力のようなものを発する力があるらしく、ツヨシがピンチに陥った時それが発動する形に。これによりいじめっ子を吹っ飛ばしたり、体育の時間中にその復讐を狙ったいじめっ子の放ったボールを弾き返したりなど、常人ではできないようなことをやってのけます。宇宙石が自分に味方し、もう弱虫ではなくなったと確信するツヨシ。弱い子が宇宙人に付け込まれる、鉄板の展開ですね。宇宙石のことを秘密にしていたツヨシでしたが、信頼していた友人の学にだけはそのことを紹介。それを聞いて純粋に彼のことが心配になった学は、炎や真理亜とともにツヨシのことを調べ始めます。「絶対に内緒にしていてくれ」と懇願されていたものの、ツヨシが心配だったからこそ炎や真理亜に口外した学。ツヨシとその後会った際、最初に口外してしまったことを謝っていたのが、彼のやさしさというか、ツヨシへの思いやりを感じました。


宇宙石にただならぬ気配を感じた炎は、ツヨシを追跡。彼に追いつきますが、彼は宇宙石に徐々に意識を乗っ取られ、周囲のものを吹き飛ばしたり、破壊したりしてしまいます。変身したエンの必死の説得で宇宙石を手放したツヨシ。その宇宙石から出てきたのは、冒頭で倒されたはずのフェニックス星人でした。エンたちと星人の戦いが、再び始まります。後半のシーンで最も注目させられたのが、エンによるツヨシの説得シーン。ツヨシが徐々に意識を宇宙石に乗っ取られ、もう後戻りできなくなりそうになる中、エンはツヨシの中にわずかながら残っていた彼の意識に訴えかけ、ツヨシ自身の意思でその宇宙石を捨てさせます。「宇宙人に取り込まれそうになった人を説得して正気に戻す」というのはよくある展開ですが、ここでエンが、あえてツヨシに自分自身の意思で宇宙石を捨てさせたのがとてもいいですね。ツヨシによって捨てられた宇宙石は、やがてフェニックス星人となって実体化。これに対しまずライナーダグオンが挑みますが、ライナーブリザードが全く通用せず、苦戦を強いられます。どうやら以前よりパワーアップしているフェニックス星人。さあ、エンたちに星人は倒せるのか?


エンはファイヤーダグオンに火炎合体、リュウはシャドーダグオンに機獣合体して加勢。しかしフェニックス星人になかなか決定的なダメージを与えられず、ファイヤーダグオンもとうとう地上に落下してしまいます。それでも、ツヨシや学たちの声援を受け立ち上がるファイヤーダグオン。再び大空に舞い上がったファイヤーダグオンは、ファイヤーライオソードでフェニックス星人を一刀両断。核となる宇宙石もライナーダグオンに握りつぶされ、彼らはフェニックス星人に勝利したのでした。フェニックス星人は意外に強く、ダグオンたちを軽々と投げ飛ばし、ファイヤーダグオンの攻撃を受けても涼しい顔をしているほど。星人からの攻撃を受けたファイヤーダグオンたちは、地上に落下してしまいます。これを見たツヨシは、自らファイヤーダグオンに近づいて彼を応援。ツヨシの応援を受け、ファイヤーダグオンは再び立ち上がります。落下するファイヤーダグオンを見て、自分の行いを恥じ、応援するツヨシ。それを受けて再び立ち上がるファイヤーダグオン!ベタながらやはり視聴者をアツくしてくれる展開です。ここでファイヤーダグオンが立ち上がるシーンは燃えたぜ!その後ファイヤーダグオンは、ファイヤーライオソードでフェニックス星人を撃破。宇宙石もライナーダグオンにより破壊されます。事件が解決し、自分は再び弱虫に戻ってしまったと嘆くツヨシ。これに対しエンは、ツヨシはもう弱虫じゃないと励まします。だって、宇宙人に負けずに宇宙石を手放したのは、彼自身の強い意思だったのだから。

 

 

 

第18話「マリアの幽霊退治」

1996年6月1日放送
登場した敵他:宇宙幽霊船バンダー星人

f:id:bongore_asterisk:20191206225700j:plain

「あのオカルト娘、ムチャクチャしやがる…。」


STORY:一晩のうちに、山海市内の子供たちが大量に消える事件が発生。これを神隠しだと断定した真理亜は、ムリヤリ炎と学を引っ張りこんで、調査を開始することに。次の日の夜、学をおとりに使って神隠し事件の調査をしていると、彼らはやがて巨大な幽霊船を発見することに。途中から合流した海とともに乗り込むが、その幽霊船そのものが、今回の犯人:バンダー星人だった!真理亜と子供たちを人質に取られた状態で、エンたちはどう戦うのか!?


サブタイトルからも明らかなとおり、真理亜のキャラクター、そして活躍にスポットが置かれたお話。話自体も非常にテンポよく進み、真理亜だけでなく炎たちダグオンのメンバーのキャラクターも、面白くかつ個性豊かに描かれており、観ていてかなり楽しめるお話になっていました。特に海、君って意外にオチャメなところあるんだなぁ!


深夜、自宅で文献を読み漁り、神隠しの特集ビデオを視聴する真理亜。そんな中、学が眠った状態で塀の上を歩くという奇妙な光景を目にした彼女は、なんとか彼を引き戻します。翌朝、新聞の朝刊で子供の集団失踪事件を知った真理亜は、勝手にこの事件を神隠しの仕業であると断定。炎をムリヤリ超常現象研究会の臨時部員に任命しようとしますが、当然炎はそれを嫌がるのでした。真理亜の私生活が、今回初公開。といってもその中身は視聴者の想像通りといった感じで、超常現象に関する文献を読み漁って大真面目に考察し、BGMとしてビデオで録画した超常現象の特集番組を流すというものでした。あちゃー、こりゃ周囲からオカルト娘としてドン引きされても無理ないですわ…。その夜、学が眠った状態で塀の上を歩いているところを目撃した真理亜は、なんとか彼を連れ戻すことに成功。翌朝の新聞で子供たちの集団失踪事件のことを知った真理亜は、炎を呼び出し、彼をムリヤリ自分の神隠し調査に参加させようとします。真理亜の提案に対して、当然のごとく嫌がる炎。「真理亜のことなど友だちではない」とまで言い張りますが、彼女に借りていた5,000円の返済を求められ他ことを機に、一気に炎の立場が弱くなってしまいます。どうやら炎は、真理亜だけでなく様々な人からお金を借りているらしい。何に使ってるんだろ。やっぱりゲーセンかな?


どうしても真理亜の調査に参加したくない炎は、海たちをあたってお金を工面しようとするも失敗。結局彼女の調査に同行することになります。その夜、学をおとりに使った調査を開始した真理亜と炎は、学が昨夜と同じく、眠った状態で勝手にどこかへ歩いていくのを目撃。彼に縛り付けていたロープを頼りに追跡を開始します。追跡に集中する彼らでしたが、その姿を偶然海が目撃していました。炎がお金の工面に奔走するシーンでは、各ダグオンメンバーの個性がよく出ているシーンに。自分は関係ないときっぱり断る森、以前貸したお金の返済が無ければ絶対に貸さない翼、借金など言語道断として追いかけまわす海、自分自身が窮していて逆に金を貸してくれと頼む竜と、メンバー各々の反応がとても面白いです。特に面白いのが竜。いつも通りのあのどこかカッコつけたような感じで、お腹を空かせているので金を貸してくれと逆に炎に頼んできます。どうやら数日間は食事をしていないらしい竜。いったいどうやって高校生活を送っているんだ…?その後、結局お金を工面できず、真理亜に協力することになった炎。半信半疑の彼は調査を手伝いますが、居眠りしている間に真理亜に起こされ、学の異常行動を目撃。彼女とともに学の追跡を開始します。学を追跡する炎と真理亜を偶然目撃した海は、注意を促すべく彼らを追跡し始めるのでした。「こんな夜中に高校生の男女が…」とけげんな表情を見せる海。ええっ、自分は夜遅くまで公園で竹刀の扱い方の練習してたのに、それはいいのかよ!?


学を追跡した炎と真理亜は、やがて海岸へと到着。その先には、なんと巨大な幽霊船が浮かんでいました。誤って一度は学を見失ってしまった炎たちでしたが、その幽霊船にいるのは間違いないとして、合流してきた海とともに直接幽霊船に乗り込むことに。様々なハプニングを乗り越えて炎たちが発見したのは、光の玉に捕らわれている子供たちと、この事件の犯人:バンダー星人の目的でした。海岸の窪地にはまりそうになったことで、驚き、誤って学のロープを手放してしまった炎。これにより学を見失ったことで、真理亜は彼がいるであろう幽霊船に乗り込もうとします。当初は嫌がる炎でしたが、合流してきた海も乗り気だったため、渋々幽霊船に乗り込むのでした。幽霊船に乗り込んでからが、Bパートにおける笑えるシーンの連続。真理亜の脅かしに本気でビビる炎、ゴキブリが顔に飛んできたことで固まってしまったり、宇宙人の手により溺れさせられそうになっている最中に「敵は自分たちを殺すつもりらしいな」と冷静に分析し始めたりする海と、ダグオンメンバーの個性がこれまた炸裂しています。特に、海の反応や行動がとても面白い。もしかして、彼って意外にオチャメだったりするのかな?そんなこんなで幽霊船の最深部に到達した炎たちは、囚われている子供たちを発見。同時に、犯人:バンダー星人の存在と目的を知るのでした。今回の敵は、幽霊船自体が自分の身体だというバンダー星人。地球人の子供には利用価値があると考え、誘拐していたようです。子供たちを誘拐して、何に利用しようとしていたかまでは明言されずじまい。まあおそらく、奴隷だとか他星侵略の尖兵に使おうとしていたのでしょう。


バンダー星人の罠にはまりかけた炎と海は、変身して幽霊船からいったん脱出。融合合体しシン・ヨク・リュウとも合流しますが、子供たちを人質にとられているため、なかなか攻撃できません。その時突破口を開いたのが真理亜。彼女のおかげで子供たちの居場所を特定したエンは、火炎合体してファイヤーダグオンになったうえで、ライオソードで該当箇所を切除。その直後、ライナーダグオンがライナータックルを繰り出し、バンダー星人を倒すのでした。今回の戦闘において、重要な役割を果たしたのが真理亜。幽霊船内に子供たちがいるため、エンたちがうかつに攻撃できない中、突然自分がいる部屋の壁を破壊し、自分と子供たちの居場所を知らせてくれます。ダグアーマーがあきれるほどのオカルト娘っぷり(?)を見せてくれた真理亜。壁を破壊するだけの爆薬、いったいどこから持ってきたんだ?彼女のおかげで事件は解決し、子供たちも無事帰還。真理亜にバカにされる炎は最初は我慢していたものの、海もバカにされたことで海から許可をもらい、竹刀を振り回し始めます。炎がバカにされていた時は冷静だったのに、自分がそれをされると静かに怒り、炎に反撃の許可を与える海。なんだか今回は、海の新たな一面が見れたお話でもあったように感じますね。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第19話から第21話をご紹介予定です。『勇者指令ダグオン』。ワシが、ダグドリルー!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、2011年発売のCDアルバム「勇者シリーズ20周年記念企画 HARVEST」収録曲「輝け!! ダグオン」です。

 

ハデなアレンジが加えられたものから、できるだけ原曲を尊重したアレンジまで、様々なアレンジの「勇者シリーズ」OPテーマが収録されている「HARVEST」。『ダグオン』については、ロック調の激しいアレンジが加えられているものの、ベースとなる音楽の流れはほとんど変えられておらず、どちらかと言えばまだアレンジが加えられていない方の楽曲になっています。

 

とはいえ、原曲が落ち着いた感じの音楽ですから、ロック調になったことで印象がガラリと変化。でも、違和感はないですね。これはこれでやっぱりありかも。でも…やっぱり原曲の方が好きかなぁ。

 

 

 


Brave Series 20th Anniversary Project Harvest Track 2: Kagayake! Dagwon

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitterやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

twitter.com