お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

輝け、フラッシュ!ウルトラマンデッカーDX最強なりきりセット Part.3(弾けろ、ストロング!編)

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今回は、「ウルトラマンデッカーDX最強なりきりセット」の紹介記事Prat.3。ウルトラディメンションカード ウルトラマンデッカー ストロングタイプ」および「ウルトラディメンションカード01」のセットを取り上げます。

 

先日(7月23日)の放送で、いよいよストロングタイプとスフィアゴモラが登場。私は実際に劇中で現物が出てきてから玩具レビューをしたい派なので、今日になってようやくのご紹介となりました。どちらも本編では思う存分かつカッコよく活躍してくれていたので、こうしてその関連玩具を手に取って遊べるのは、かなり嬉しいですね!

 

なお、今まで取り上げてきたウルトラディーフラッシャーに関する記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 


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今回ご紹介するウルトラディメンションカードは、上の画像に写る全7枚。それぞれ、ウルトラマンデッカー ストロングタイプ」ウルトラマンゼット オリジナル」ウルトラマンゼロウルトラマンベリアル「セブンガー」「スフィアザウルス」「スフィアゴモラ」です。

 

どれも使用されているスーツは最新のものであり、痛みやくすみが見られないクリアな画像が使用されていてGood。ただ、モンスディメンションカードのほうの画像は、若干色味が違う感じになっており、「劇中のキャプ画から切り出して、それをシャープ化してるのかな」とも思える加工になっています。

 

 

 

では、ウルトラディーフラッシャーに、ウルトラマンデッカー ストロングタイプをはじめとする、ウルトラディメンションカードを読み込ませてみましょう。

 

「弾けろ、ストロング!デッカー!」

 

 


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ウルトラディーフラッシャーへの読み込ませ方、そして遊び方は、以前ご紹介した「ウルトラディメンションカード ウルトラマンデッカー フラッシュタイプ」と同じ。カードを装填してレバーやトリガーを操作すると、対応する変身・召喚音声が鳴動し、さらにトリガーを押せば掛け声/鳴き声と攻撃音が鳴動します。

 

ウルトラディメンションカードのほうは、「デッカー ストロングタイプ」のみ劇中と同じ変身音声やBGMが流れる形であり、それ以外のウルトラマンは通常変身音が鳴動。攻撃音もどれも代表的なものが収録されており、まあ無難なチョイスかなと感じます。

 

ただ、音声のクリアさにはかなりのムラがあり、ゼロのものはある程度クリアである一方、ゼットやベリアルはかなりくぐもった形に。音源から音をとっているのではなく、劇中音声からムリクリ切り出して収録しているんじゃないかというくらいの劣化っぷりです。うーん、これはいくらなんでもコストカットしすぎじゃないかなぁ?『ウルトラフュージョンファイト!』との連携に力を入れすぎて、本来の変身アイテム遊びがおろそかになっちゃあ、本末転倒だよ…。

 

この仕様はモンスディメンションカードでも同様。こちらはさらに簡素化されており、目玉であるはずのスフィアザウルスやスフィアゴモラ(新規怪獣)は、鳴き声までも全て共通音声でサラッとまとめられています。えーっ、こりゃないよ!今までも、「新規怪獣は鳴き声を共通音声で収録」ということは何度かあったけど、それでももう少し音声バリエーションあったけどなぁ。

 

 

 

 

 

 

『デッカー』のメインアイテムとして、これからどんどん種類も玩具も大量に出すであろう、ウルトラディメンションカード&モンスディメンションカード。しかし、現状それの音声遊びの幅はかなり狭く、これで大丈夫なのかと心配になります。今後発売されるカードでは、音声がだんだんと豪華になっていく…のかなぁ?

 

さて、これで「DX最強なりきりセット」の基本セットの紹介は終わり。次回は、初回生産限定特典として付属する、「金のウルトラディメンションカード」を取り上げることにしましょう。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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『ウルトラマンデッカー』第3話 ちょっとした感想

決してくじけない3人組

 

 

 

これから起きること、絶対内緒にしてくれよな!今回の『ウルトラマンデッカー』は、ストロングタイプの初登場回。ストーリー上では、HANE2/ハネジローとの連携模様に焦点が当てられており、なにがなんでも連携をものにしようとするカナタたちのがむしゃらさ、そして後半でのカナタとハネジローの秘密の共有など、面白いアプローチがいくつか挿入されており、ドラマを盛り上げてくれていました。

 

人間とAIの交流のドラマは、たいていAI側が人間に感化され、それに歩み寄るというパターンが多いですが、今回の場合は逆で、戦闘およびシミュレーションにおいては、カナタたちがハネジローに合わせた形に。そのぶん、オフのシーンでハネジローをカナタたちに合わせるようにさせる形で、上手いことバランスをとっていました。順当さと特異さを両立した、カナタたちとハネジローの関係構築。彼らの絆の今後の深まりようも、注視したいところです。

 

 

なお、前回(第2話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

上述したとおり、ストロングタイプの初登場回であるものの、ストーリー上の中心はハネジローとの連携に重きが置かれていた今回。ハネジローとのムダないざこざもなく、カナタたちの中でのケンカもなかったため、純粋に努力する彼らの姿を楽しむことができました。終盤の戦闘では、結局ゴモラを救うことはできませんでしたが、これがのちのち何かしら尾を引いたりするのかな…?

 

前回、晴れてGUTS-SELECTへの入隊を果たしたカナタたち。TPUのアサカゲ ユウイチロウ博士とも出会った彼らに課せられた最初のミッションは、ガッツファルコンの操縦習熟と、HANE2の操縦するガッツホークとの連携でした。しかし、ガッツファルコンの操縦にすらあまり慣れていないカナタたちは悪戦苦闘。「技術以外でのHANE2との交流が必要」と考えたカナタは、腹を割って話そうとしますが…。今回は序盤から、カナタたちの訓練シーンが挿入。ただでさえガッツファルコンの操縦に慣れていない彼らが、いきなりHANE2と上手く連携できるはずもなく、失敗を繰り返します。失敗のしかたは三者三様でしたが、ソウマが結果的に怪獣に特攻する形で墜落→失敗していたのは、一番ムチャクチャで笑っちゃいました。実戦でこうなったら、笑える状況ではないけどね…。このように、訓練において失敗続きの彼らでしたが、一切くじけることはなく、HANE2と腹を割って話して絆を深めようとしますが、思ったほど効果はありませんでした。この一連のシーンでは、腹を割って話そうとするカナタたちのさまに目が行きがちですが、その直前の3人のやり取り(屋上で話し合っているシーン)に注目したいところ。ここでは、誰1人訓練が上手くいかないことを嘆いていないほか、ちゃんとお互い仲間のどんな点がダメだったのか、きちんと共有しているのがGoodです。カナタたち3人の絆が深まっているのが、感じられますね。

 

依然上手くいかない、HANE2との連携。どれだけ失敗してもあきらめないカナタたちは、無理を押して何度も訓練に挑みますが、そんな中市街地にゴモラが出現。カナタたちに初の出動命令が下ります。ムラホシ隊長の指示で、ガッツファルコンに搭乗したカナタは、ガッツホークとの連携でゴモラの尻尾を破壊することに成功。しかしその直後、ゴモラはスフィアに取り憑かれてスフィアゴモラとなり、カナタはガッツファルコンやガッツホークもろともスフィアのバリアに巻き込まれてしまいます。中盤のゴモラ出現シーンより、戦闘パートへ移行。詳細は後述しますが、近年の作品では珍しい、リアリティある戦闘描写が展開されており、見ごたえがありました。今回カナタがガッツファルコンのパイロットに選ばれましたが(何かしらの意図があってか、あるいは偶然なのかは不明)イチカもソウマも、自分たちが選ばれなかったことで全く腐ることなく、自分たちに課せられた任務を全うしようとする姿にも、好感が持てましたね。前回でも触れましたが、「自分たちが今何をすべきで、何に全力投球すべきか」という考え方をブラさずに徹底できることが、カナタたちのいいところであると感じます。

 

ピンチに陥ったカナタは、HANE2に固く口止めしたうえでデッカーに変身。スフィアゴモラに挑みますが、それは強大なパワーと防御力を持ち、さらに背後に病院があるという状況から、思うように戦えません。しかし、デッカーの意思により出現したストロングタイプのカードと、GUTS-SELECTの徹底的なアシストのおかけで、最後はデッカー ストロングタイプのドルネイトブレイカーで勝利。HANE2はハネジローと呼ばれることになり、口調も幾分砕けた感じになるのでした。にっちもさっちも行かなくなったカナタは、HANE2にガッツファルコンの遠隔操縦を任せ、自身はデッカーに変身。スフィアゴモラに挑み、様々なアシストを受けながら勝利をおさめます。ここで、HANE2にカナタ=デッカーであることが、先行してバレる形に。なるほど、本編後に挿入される「カナタのウルトラディメンションナビ」で、当然のごとくHANE2が出てくるのは、こういう形で2人(1人と1体)が秘密を共有するからだったんですね。そんな戦闘終了後、一応HANE2とともに戦えるようになったカナタたちは、親しみがもてるよう、HANE2を「ハネジロー」に改名。さらに話し方も砕けた感じにさせ、仲を深めて行くのでした。今回で本当の意味で出来上がった感のある、GUTS-SELECTのチームワーク。これからどのような活躍を見せてくれるのかが、楽しみです。

 

 

 

◎特撮面

ビルの多い市街地でのバトルになり、ミニチュア破壊等の見どころが多かった、今回の特撮・戦闘パート。実際の火薬による爆破とCGエフェクトを組み合わせたり(これは前回でも観られましたね)、限られたミニチュアセットのスペースを広く見せる&有効活用するために、ダイナミックにグルっと撮影したりと、様々な工夫を楽しむことができました。特撮パートの出来&手間のかかりようは、第1・2話を超えているといっても過言ではないでしょう。

 

突然、市街地に出現したゴモラ。とにかく迎撃の必要があると判断したムラホシ隊長は、上空からカナタのガッツファルコンとHANE2のガッツホークで、地上からはイチカとソウマで、それぞれ攻撃にあたるよう指示します。ゴモラの尻尾を切断する等の戦果を挙げたカナタたちでしたが、スフィアの登場により戦局は一変し…。今回登場したゴモラは、単体でもかなりの強さを誇っており、わがもの顔で市街地を蹂躙。GUTS-SELECTもそんなことは許さまいとして、怒涛の迎撃を行います。市街地を破壊しまくるその姿は、久々に強いゴモラを観たな!という印象。『マン』に登場したオリジナルの個体を思い出させる、素晴らしい破壊&活躍っぷりでした。

 

ガッツファルコンの操縦をHANE2に任せ、カナタはデッカーに変身。真正面から戦いを挑みますが、パワー系の怪獣であるスフィアゴモラに、フラッシュタイプの基本攻撃はほとんど歯が立たず、さらに避難作業中の病院をかばう必要があったことから、防戦一方の苦しい戦いを強いられます。戦闘シーン中盤では、スフィアゴモラの登場と、その攻撃に苦しむデッカー フラッシュタイプの姿が描写。第1・2話の苦戦描写とは違い、今回はかなり追い詰められている感が強く出ていました。これは、スフィアゴモラの猛攻の描写と、病院を守らなければならないという設定のおかげ。見た目的にも設定的にもカセを作り出すことで、戦闘シーンに緊迫感を与えることに成功していました。

 

デッカーの意思により出現した、ストロングタイプのウルトラディメンションカードを使って、カナタはストロングタイプへとチェンジ。スフィアゴモラに引けを取らないパワーを手に入れたデッカーは、全く負けることなく、スフィアゴモラを追い詰めて行きます。そして最後は、ドルネイトブレイカーでスフィアゴモラを上空へ弾き飛ばし、勝利するのでした。終盤で、ストロングタイプが堂々登場。スフィアゴモラに全く負けることのないパワーと突貫っぷりを見せ、終始圧倒したうえで最後はビジッと決めてくれました。トリガー パワータイプや、原点であるダイナ ストロングタイプとは違い、筋肉を持ったデザインではないことから、「筋肉質ではないのに強い!」というギャップある感じがたまらないですね。フラッシュタイプ以上に好きかも、ストロングタイプ…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユノハナ町に落下した謎のカプセル。町長たちはのんきに写真撮影をしていたが、その中に入っていたのは破壊獣モンスアーガーだった!パワー自慢の怪獣の攻撃を食い止めるべく、GUTS-SELECTの新たな武装がそのベールを脱ぐ。それは、ガッツファルコンとガッツホークの合体形態:ガッツグリフォンだ!

 

次回は、ガッツグリフォンの初登場回。また、『ダイナ』怪獣のトップバッターとして、モンスアーガーが登場します。動いているモンスアーガー、久しぶりに観たなぁ!あと、堀内正美さんのゲスト出演も、見逃せないぞ!

 

読むしかねぇ…。第4話の感想記事も、読むしかねぇんだ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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輝け、フラッシュ!ウルトラマンデッカーDX最強なりきりセット Part.2(ウルトラディメンションカードホルダー編)

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今回は、「ウルトラマンデッカーDX最強なりきりセット」の紹介記事Prat.2。「ウルトラディメンションカードホルダー」および、それに付属するモンスディメンションカード:ミクラス・アギラ・ウインダムの各ウルトラディメンションカードを取り上げます。

 

変身アイテムの裏で、なんだかんだでそれと同時に発売される商品として定番化しつつある、ケース系アイテム。『デッカー』のメインアイテムであるウルトラディメンションカードは、その名のとおりカードであることから、久々にスリムな見た目のホルダーが復活しました。それにプラスして付属してくるのが、怪獣カード。『デッカー』劇中に登場予定の『ウルトラセブンカプセル怪獣全3体がついてくるなんて、なかなかお得じゃな〜い?

 

なお、前回の記事(「DXウルトラディーフラッシャー(ウルトラDフラッシャー)」&「ウルトラディメンションカード ウルトラマンデッカー フラッシュタイプ」の紹介)は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 


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まずは、「ウルトラディメンションカードホルダー」から。薄いカードケースという見た目は、『ウルトラマンオーブ』における「ウルトラフュージョンカードホルダー」を思い出しますが、この「ウルトラディメンションカードホルダー」は、それよりもさらに主役ウルトラマンの意匠が強くあしらわれている形になっており、デッカーのカラータイマーと、その周辺のプロテクターを模した装飾が、かなり目を引きます。

 

塗装はかなり鮮やかな発色をしており、目に映える感じでGood。塗装乱れもなく、メタリックカラーも多用されていることから、なかなかの重厚感を覚えます。いやあ、手に取ったらわかるけど、本当にこれだけでもなかなか満足度高いですよ。

 

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そんな当ホルダーの構造は、(ベルト等に取り付けた場合)蓋を外側に展開して、ウルトラディメンションカードの出し入れを行う形。上述の「ウルトラフュージョンカードホルダー」に比べると、カードの出し入れにやや難がありますが、誤って蓋を開けてしまうという自体は防げているので、これはこれで理にかなった構造をしているのが窺えます。「ウルトラフュージョンカードホルダー」、扱い方によってはかなりカードがバラけやすかったもんなぁ。

 


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続いて、ミクラス・アギラ・ウインダムのモンスディメンションカード。上述のとおり、言わずとしれた『セブン』のカプセル怪獣トリオです。

 

カードにあしらわれている絵柄は、『セブン』本編等からのスチールではなく、近年のスーツからチョイスされたもの。『Z』や先日の『デッカー』で、ウインダムやミクラスのスーツが健在なのはわかったけど、アギラもちゃんと撮影にまだ耐えられるように保管されてるのかなぁ?『デッカー』本編でどれくらい活躍するんだろう。

 

そんなこれらのカードは、単体で遊ぶことはほぼ不可能。というわけで、ウルトラディーフラッシャーに装填し、ディメンション怪獣召喚遊びをやってみましょう。

 

「怪獣カード!? ミクラスを使え…? わかった!」

 

 


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ウルトラディーフラッシャーを起動し、モンスディメンションカードを、ウルトラディメンションカードと同じ要領で装填。レバーを引いてトリガーを押せば、「モンスディメンション!」等の変身待機音の鳴動を経て、各ディメンション怪獣の召喚が完了します。

 

召喚時の音声はカプセル怪獣を意識したものであり、各怪獣名とそれに対応する鳴き声が流れる形に。また、召喚後の音声遊びでは、召喚時音声と同じ鳴き声が流れたのちに攻撃音が流れます。

 

ミクラス・アギラ・ウインダムは、モンスディメンションカードの中でも主要な位置づけであるため、鳴き声については個別のものを収録。しかしその一方で、攻撃音は全て共通のものになっています。うーん、せめてウインダムくらいは、頭部からの破壊光線音に出来なかったのか?主要なカードですら攻撃音がこれじゃあ、これから発売されるモンスディメンションカードは、攻撃音については全て共通音声の可能性も…。いやいやそんなことはないよね、バンダイさん?

 

 

 

 

 

 

ウルトラディメンションカードと並んで、『デッカー』の主力商品となるであろうモンスディメンションカード。この「ウルトラディメンションカードホルダー」に付属してきた3枚は、正直音声面ではまだ改善の余地があるのではないかと感じさせられました。ホルダーのデザイン&クオリティが素晴らしいぶん、ちょっと残念でしたね。

 

さて、「ウルトラマンデッカーDX最強なりきりセット」において紹介できていないアイテム等は、まだまだ存在。次回は、「ウルトラディメンションカード ウルトラマンデッカー ストロングタイプ」および「ウルトラディメンションカード01」を取り上げます。お楽しみに!

 

 

 

 

 

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輝け、フラッシュ!ウルトラマンデッカーDX最強なりきりセット Part.1(ウルトラディーフラッシャー本体編)

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今回は、7月9日に発売された、「ウルトラマンデッカーDX最強なりきりセット」のご紹介です。

 

ウルトラマンジード』あたりから恒例となった、変身アイテム&初期周辺アイテムのセットが、今年も発売。「DXウルトラディーフラッシャー」・「ウルトラディメンションカードホルダー」・「ウルトラディメンションカード01」が1つにまとめられ、かつ初回限定特典として「金のウルトラディメンションカード」3枚がついてくると豪華仕様になっています。

 

昨年の『ウルトラマントリガー』だと、Amazon限定としてDXスパークレンスの玩具パッケージをイメージした外箱が付属してきましたが、今回そういったものはナシ。当時発売されたDXリーフラッシャーの箱がかなり縦長で、ウルトラディーフラッシャーのパッケージと合わないからゆえの措置なのでしょう。

 

※なお、今回はPart.1ということで、「DXウルトラディーフラッシャー(ウルトラDフラッシャー)」およびそれに付属する「ウルトラディメンションカード ウルトラマンデッカー フラッシュタイプ」を取り上げます。

 

 


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まずは、「DXウルトラディーフラッシャー」から。ガッツスパークレンスよりも大ぶりなデザインとなっており、玩具売場で本体発売前に実際に触って見たときも「かなりデカいな」という印象でしたが、実際に自宅で落ち着いて手にとると、そこまで極端な大きさの違いは感じない感じ。ガッツスパークレンスに比べて、持ち手が増えたぶん厚みが増大しているので、店頭等では先述のような印象を受けたのでしょうね。

 

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ウルトラディーフラッシャー単体での遊びの幅はそれほど広くなく、下部レバーを引くとクリスタルが展開できるほか、上部のトリガーを押すと変身待機音を鳴動させられるくらい。ガッツスパークレンスに比べると、より装填する収集アイテム=ウルトラディメンションカードに、音声遊びなどの重きが置かれていることがよくわかります。


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ちなみに、クリスタルを展開した状態で正面から見ると、こんな感じ。大まかなデザインはリーフラッシャーを意識していますが、顔やクリスタルの部分がちゃんとデッカー仕様になっていることがよくわかります。

 

 

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続いて、「ウルトラディメンションカード ウルトラマンデッカー フラッシュタイプ」。本作のメインの収集アイテムであり、下部に『ウルトラマンフュージョンファイト!』用の記載が追加されていること以外は、ほぼ劇中のイメージ通りになっています。

 

カード1枚であるため、これ単体で何か遊びができるということはなし。その代わり上述の『ウルトラマンフュージョンファイト!』にダイレクトで使用できるようになっており、それが売りの1つとなっています。筐体ゲームと完全連動というのは興味深い商品展開であり、これはこれでそれなりの最新技術が詰め込まれているんだろうけど…、前作のガッツハイパーキーに比べると、パワーダウンしてるかなぁ。

 

 

 

では、ウルトラディーフラッシャーとウルトラディメンションカード ウルトラマンデッカー フラッシュタイプを使って、ウルトラマンデッカー フラッシュタイプへと変身してみましょう。

 

「輝け、フラッシュ!デッカー!!」

 

 


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ウルトラディーフラッシャーを起動し、ウルトラディメンションカードを、絵柄を裏向きにして下部から装填。レバーを引いてトリガーを押せば、変身待機音の鳴動を経てウルトラマンデッカー フラッシュタイプへの変身が完了します。

 

実際に劇中の変身フォームを見た上で玩具をいじっているので、説明書を読まずとも、それほど混乱せずに遊ぶことが可能。ただし、ウルトラディメンションカードには『ウルトラマンフュージョンファイト!』用の装填方向のガイド矢印と、ウルトラディーフラッシャー用の装填方向のガイド矢印がそれぞれ描かれており、かつ前者の矢印のほうがデザイン的に目立っているため、慣れてない内は方向をあべこべにして装填しそうになります。これ、絶対方向を逆にするか、表裏で区別つけたほうが、もっとわかりやすかったよなぁ。『ウルトラマンフュージョンファイト!』用の矢印側には、読み込み用のバーコードも印刷されているので、余計にこちら側から装填したくなるんですよね。

 

しかし、このウルトラディメンションカード、ちゃんと装填したあとの見栄えのことが考えられており、装填すると上手いこと玩具オリジナルの説明文やバーコードが全て隠れるような仕様に。これにより劇中とほぼ同じ見た目で変身遊びをすることが可能です。ここらへんの設計の巧みさは、さすがバンダイと言うべきかな。

 

そんなこんなで、カード装填後にトリガーを押すと、今回の場合デッカー フラッシュタイプの掛け声とセルジェント光線音が鳴動。『トリガー』のときのように、前者と後者で分けてではなく、一括での音声収録になっています。それ以外の音声遊びは、特になし。うーん、『ウルトラマンフュージョンファイト!』との連携を意識しすぎて、本来の玩具のみでの遊びの幅が狭まってる感は否めないぞ…。

 

 

 

 

 

 

さて、「ウルトラマンデッカーDX最強なりきりセット」には、冒頭で述べたとおり、「DXウルトラディーフラッシャー」以外にも多くのアイテムが付属。というわけで次回以降は、順次これらを紹介していきます。

 

今週末はいよいよウルサマも始まるし(日曜日参戦予定)、いよいよ今年の「ウルトラシリーズ」が始まった!って感じがしますね。

 

読むしかねぇ…、↓「ウルトラディメンションカードホルダー」の記事も、読むしかねぇんだ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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切り拓けフラッシュ!ウルトラアクションフィギュア ウルトラマンデッカー フラッシュタイプ

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今回は、7月9日に発売された「ウルトラアクションフィギュア ウルトラマンデッカー フラッシュタイプ」のご紹介です。

 

ウルトラシリーズ」系のボーイズトイ向け可動フィギュアとして、すっかり定着した感のある「ウルトラアクションフィギュアシリーズ」。『Z』でついに初期3タイプが商品化されて以降、最新作品の主役ウルトラマンはほぼ全て立体化される流れとなり、『デッカー』もその1つとなりました。

 

私はAmazonで購入しましたが、発売日に家電量販店を何軒か覗いてみると、在庫僅少になっているところが多め。価格帯の関係もあり、ソフビ人形ほどの売れ行きはないのでしょうが、ウルトラアクションフィギュア人気も着実に出てきてるんだなと感じました。やっぱり遊ぶなら、関節が動くほうがいいよね!

 

なお、前作『ウルトラマントリガー』のウルトラアクションフィギュアに関する記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 


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パッケージから取り出すと、こんな感じ。ストロングのレッドとミラクルのブルー、そして頭頂部に輝くクリスタルというダイナのデザインをベースにしつつ、さらに盛られた胸部プロテクターと、左右のアシンメトリーデザインが、逆三角形に見える体形を作り出しており、スマートながら力強さを感じさせてくれます。

 

ソフビのときはあまり気づきませんでしたが、デッカーの頭頂部クリスタルは、ダイナのそれに比べて多彩な色を使っているため、パッと見クリスタルがそこまでデカく見えないのも特徴的。これによりデッカーの顔が小顔に見えるようにしているのも、面白いですね。

 

塗装に目を向けると、裏面をガッツリ省略するぶん、表面に注力するというスタイルは、最近の「ウルトラアクションフィギュアシリーズ」の傾向を踏襲。その表面も、細かいところでは省略が見られるものの、概ねソフビと同程度あるいはそれを少し上回るレベルになっています。

 

特筆すべきは胸元の宇宙をイメージしたプロテクターカラーもきちんとそれっぽく塗装されていること。「ここはウルトラアクションフィギュアになると省略されるだろうなぁ…」と思っていましたから、よく頑張ってるな!と感じました。


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可動範囲についても、最近の「ウルトラアクションフィギュアシリーズ」のそれと同じ。トリガーのときは、プロテクターが張り出していたので若干制限をくらっていましたが、デッカーの場合はそうした張り出しが無くなったため、より広範囲の可動を実現しています。

 

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ポーズをとらせてみると、こんな感じ。可動範囲の都合上、セルジェント光線の完全再現は困難ですが、それ以外のポーズであれば、概ね思い通りのものを再現できるように感じます。

 

トリガーはデザイン的にも作品の内容的にも『ティガ』を意識していたので「全体的にティガっぽいなぁ」と思いながら遊んでいましたが、デッカーはデザインも作品内容も『ダイナ』を下敷きにしつつも独自路線で行こうとしているので、遊んでいると「ダイナと似てるけどなんか違う!」という、不思議な感覚になります。

 

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そしてラストは、トリガーやダイナのウルトラアクションフィギュアとパシャリ。こうして比較すると、デッカーとダイナは細かい点でけっこ差異があったり、逆に共通点があったりすることに、気付かされますね。

 

 

 

 

「ウルトラアクションフィギュア ウルトラマンデッカー フラッシュタイプ」は、全国の玩具店等で発売中。今後、ストロングタイプやミラクルタイプも発売されるため、これらも順次押さえながらご紹介できればと思います。

 

そうそう、先日11月発売予定のS.H.フィギュアーツの予約が解禁されたので、あれも押さえてきたんですよ。これも、手元に来次第紹介しないとね!

 

 

 

 

 

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『ウルトラマンデッカー』第2話 ちょっとした感想

自分たちが今、なすべきことは何か!?

 

 

 

自信があるからやるんじゃないよ。やらなきゃいけないって思うから、やらずにはいられないからやるんだよ!今回の『ウルトラマンデッカー』は、TPU訓練校に、入学したカナタたちが、新生GUTS-SELECTへの入隊を目指し最後の訓練に取り組むお話。カナタ・イチカ・ソウマの3人が本格的にチームを組み、試練や壁にがむしゃらにぶつかっていく姿が描かれました。

 

カナタ・イチカ・ソウマともに三者三様の気質をしていますが、「目的に向かってがむしゃらに取り組む」ということと、「発言とそれに対する行動が一貫している」よという点は共通。そのため、中盤で対立構造が描かれつつも、根底に燃えるアツいハートが同じであるため、『トリガー』のケンゴとアキトのときのようなギスギス感がなかったのがいい塩梅でした。第2話にして、ストーリーも特撮もボルテージが上がってきた『デッカー』。次回以降も楽しみでしょうがありません!

 

なお、前回(第1話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

前回から1年後という大胆な時間設定を行って訓練の様子を圧縮し、カナタたちの最終訓練の様子と、そこで深まる3人の絆を描いた今回。チーム作品だと必ずあるメンバー内の対立とそこからの和解や、ヒーロー作品では必要不可欠な主人公たちの人命救助や戦闘等、王道展開をしっかりと取り入れつつ、その演出が過剰にならないよう抑えられ、違和感なくお話の中できちんと同居していたのがGoodでした。今回のマイナスポイントは、「カナタたち以外のメンバーがGUTS-SELECTに入隊できなかった理由の描写不足」じゃないかなぁ。「ウルトラシリーズ」の第2話として、十分に完成度の高い一編になっていましたね。

 

スフィアザウルスの出現から1年。未だにスフィアによるバリアの解除方法は見つからず、宇宙との通信は閉ざされたままでしたが、それ以外に特に弊害は起きておらず、地球は日常生活を取り戻しつつありました。そうした中で、ムラホシ校長の勧めでTPU訓練校に入学していたカナタは、日々全力で取り組むものの、結果は最下位ばかりなうえ、デッカーにも再変身できず苦悩の日々。そんな中で、とうとう新生GUTS-SELECTの入隊者を決める最終訓練が始まります。カナタとチームを組むことになったのは…。今回は、前回から1年後という設定が語られるところからスタート。大胆な時間軸の転換であり、「この間に何があったのか?」という疑問がわきまくりでしたが、そこはきちんと補完されていたのがGoodでしたね。カナタが1年間デッカーに変身できなかったのも、「ウルトラディーフラッシャーが現れなかったから」というのも、シンプルながら設定をうまく使っているので違和感ゼロ。これだけでも理由として十分成立しているのですが、さらにプラスして「カナタはデッカーに変身したいと思っているので、時々変身できないかと模索している」様子を挿入しているのが、素晴らしいと感じました。こうすることで、この後終盤で展開する変身シーンで、「なぜカナタがなんの戸惑いや違和感もなく変身できたのか?」ということの理由付けにもなってるんですよね。状況説明描写の一環として、スルーしてしまいそうなシーンですが、とても重要な意味を持っていたと感じました。そうそう、話は変わるけど、訓練生の成績でカナタが最下位を争うって、『ダイナ』のアスカと真逆だよね。しかも、相手となる訓練生の苗字がフドウだなんて…。

 

行軍訓練が始まり、なんとしてもGUTS-SELECTに入隊したいがために、気がはやるソウマ。そんな彼に、カナタやイチカはついていくのがやっとであり、道中でとうとうカナタが負傷してしまいます。3人での目的達成が困難と判断したソウマは、すぐさま棄権を視野に入れますが、カナタのアツさとイチカの説得を受けて訓練を続行。やがて訓練が再び軌道に乗り始めた矢先、今度は怪獣デスドラゴが出現します。ムラホシ校長はすぐさま訓練生たちに訓練中止と退避を指示し、自身は有人機に改造されたガッツファルコンで飛び出します。その連絡を受けたカナタたちでしたが、目の前の避難者たちを見捨てることはできず―!中盤では、訓練でチームを組むことになったカナタ・イチカ・ソウマのことが描写。『トリガー』のケンゴ・ルナ・アキトの時と同じく、ひとつのアクシデントをキッカケにケンカを始めてしまいますが、前作と違い「根底にある思いと気質は同じ」というポイントが付加されていることから、なんだかんだで最終的には違和感なく3人で協力して問題に取り組んでいるのが素晴らしいです。カナタもイチカもソウマも、細かい点では気質や目指しているものは違うけど、「今自分が何をなすべきかを考え、それに全力で取り組む」という思考パターンは同じ。これが、3人の対立構造を底まで深めずに、かつこの後展開されるデスドラゴとの戦闘シーンにおける連携&がむしゃらさにつながっています。ストーリー展開としてはかなり王道なんだけど、アツくてグッと来たなぁ。カナタたち3人は、ケンゴたちよりもより強い絆で結ばれ、今後活躍してくれそうですね。

 

救助活動中のカナタたちを救うべく無理したため、ムラホシ校長のガッツファルコンは墜落。デスドラゴの脅威が迫り、それを食い止めるべくやるしかないと発起したカナタは、一か八かでそのまま突貫し、ウルトラディーフラッシャーがそれに呼応したことでデッカーに変身。デッカーの意思が怪獣ディメンションカードを召喚したこともあり、一度はピンチに陥るも、最終的に勝利をおさめます。こうして戦闘は終わり、ムラホシ校長もガッツファルコンからようやく脱出。そこで彼が見たのは、命令違反を承知で救助活動に当たり続ける、カナタたちの姿でした。まさに、今やるしかねぇという状況でデスドラゴの前に飛び出し、デッカーへの変身を遂げたカナタ。デッカーに変身できるかどうか確証はない状況下での行動は、最高にアツく、そして好感の持てるものでした。前回でも感じましたが、カナタはアスカよりも突貫気味でアツさがありますが、イヤミがなく爽やかさすら感じるのがいいですよね。それは彼の根底にある優しさと素直さゆえなのでしょう(アスカも素直ではあるけど、やや自信過剰気味なのがアレだよね)そんなカナタの変身したデッカーにより、デスドラゴは撃破。無事戻ってきたカナタとともに、イチカとソウマは帰投しようとしますが、直後避難民たちを目の当たりにした彼らの考えと行動は、全員一致していました。避難民を見て、全員帰投ではなくその救助を自発的に優先してやっているのがVery Good。ヒーロー番組の主役側としては、当たり前の行動とも言えますが、こうしたことを何の不純さもなくできるのは、キャラとしても演出としても素晴らしいと感じます。特に、ソウマもこの行動をしているのが、前作のアキトとの対比になっていていいんですよね~。アキトなら最終的にはケンゴと一緒に救助活動手伝ってくれそうだけど、絶対「基地に応援を頼もう」とか「今の装備じゃ無理だ。いったん帰投しよう」とか言い出しそうだもんな…。そうした、命令違反を承知で行動し続ける彼らを見たムラホシ校長は、彼らこそ新生GUTS-SELECTのメンバーにふさわしいと確信。彼らを正式に隊員として採用し、自身は隊長として、カイザキ副隊長やHANE2と引き合わせるのでした。ラストのムラホシ校長改めムラホシ隊長の判断もGood。ですが欲を言えば、それ以外の訓練生たちがなぜ不採用だったのかという理由付けも欲しかったですね。ムラホシ校長からの帰投命令のシーンで、他の訓練生たちが避難民よりも帰投を優先するなどの描写があれば、今回はほぼ完璧といえる一編でした。

 

 

 

◎特撮面

山間部の集落を舞台にしており、またスフィアがお話に絡まなかったことから、そうした方面での特撮描写は少なかった今回。しかし、デスドラゴの部位破壊を丁寧に描いたり、アクションシーンでのデッカーたちの巨大感の演出など、前回とは別方向での、細かい演出を楽しむことができました。ミクラスの動きがやたらアクロバティックだったけど、あれもう『大怪獣バトル』あたりから定番になりつつあるよなぁ。

 

カナタたちの行軍訓練中に、デスドラゴ出現!GUTS-SELECT自体は、まだ装備も人員も再拡充段階であるため、取り急ぎ有人機改造されたガッツファルコンで、ムラホシ校長が挑みます。過去のデータをもとにツノの破壊をして戦意を喪失させようとしますが、デスドラゴはむしろますます暴れ始めて失敗。さらに、カナタたちをかばうべく真正面から攻撃を食らったことで、墜落してしまいます。デスドラゴの出現シーンの時点でもう迫力十分でしたが、その後描かれるガッツファルコンの戦闘シーンが、さらに迫力と臨場感マシマシでGood。水面での爆発演出も、CGと実際の爆破を織り交ぜながら作り上げられており、ガッツファルコンの活躍を存分にカッコよく見せてくれていました。

 

一か八かでデスドラゴのもとへと走り出し、デッカーへと変身を遂げたカナタ。しかし、1年ぶりの変身なうえ、左足を負傷していたため、デスドラゴのパワー攻撃に押され気味になってしまいます。ピンチのデッカーを救ったのは、GUTS-SELECTの新型機:ガッツホークでした。戦闘パート中盤より、デッカーが登場。しかし、上記のような事情により本気を出すことができず、ピンチに陥ります。状況的にはストロングタイプが出てきてもおかしくない感じでしたが、ここで出てきたのがガッツホーク。ガッツファルコンと同じくフルCGで描写されており、初登場にふさわしい、好アシストを見せてくれました。ガッツホークの活躍シーンの中で、アップで映されその細かいディテールがわかるシーンがあったけど、あれメチャクチャカッコよかったなぁ。

 

 

再び立ち上がったデッカーの中で、カナタはデッカーの声に導かれてミクラスを召喚。そのアシストを受けて、一気に戦況をひっくり返します。こうしてすっかり態勢を立て直したデッカーは、セルジェント光線を放ってデスドラゴを撃破。1年ぶりのデッカーの戦いは、ギリギリのところで勝利をおさめる結果になりました。終盤で、今回のもう1つの新要素である怪獣カードが登場。第1弾として登場したのはミクラスであり、『大怪獣バトル』以降すっかりおなじみとなった、アクロバティックでパワフルな戦闘スタイルで、デスドラゴを追い詰めていました。登場時間はメチャクチャ短かったものの、強烈なインパクトを残してくれたミクラス。今後登場するであろう、ウインダムとアギラの活躍も楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついに誕生した新生GUTS-SELECT。隊員となったカナタたちの最初の試練は、ガッツホークHANE2との連携だった。しかしそれは、訓練を繰り返しても上手くいかず…。

 

次回は、ストロングタイプの初登場回。カナタたち新生GUTS-SELECTがどんなチームワークを見せてくれるのか、注目したいですね。

 

読むしかねぇ…。第3話の感想記事も、読むしかねぇんだ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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彼方の未来信じて この瞬間駆け抜けろ! Wake up Decker!

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今回は、7月27日にシングルCD発売予定の楽曲「Wake up Decker!」のレビューです。

 

疾走感とダイナミックさにあふれる、『ウルトラマンデッカー』のOPテーマであり、まさにイメージドンピシャリとも言うべき楽曲。CD自体は上述のとおり2週間後の発売ですが(本記事作成時点)、先日の『デッカー』第1話放送終了直後(7月9日)にAmazon musiciTunesで相次いでフルサイズが配信開始。少し時間をおいてYouTube公式アカウントではMVが解禁され、近年の作品の中でも、トップクラスでフルサイズのリリースが早いものになりました。

 

MVの早期公開は『トリガー』でもあったし、作品放送開始と同時にOP公式配信というのは「平成仮面ライダーシリーズ」でもよくあるけど、前者はフルサイズの配信が少し遅れ、後者は配信されたとしてもTVサイズ版のみ。『デッカー』の「Wake up Decker!」は、他作品・シリーズを通して見ても歴代1位の早さと言っても過言ではないでしょう。

 

なお、前作『トリガー』のOP「Trigger」にかかるレビューは↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

楽曲の疾走感とインパクトは上述した通りですが、それと同じくらい注目したいのが、その歌詞。本楽曲は英語のフレーズがそこそこ盛り込まれているのですが、聞き流していると日本語に聞こえ、その聞こえる日本語だとまた違った意味に捉えられるのが非常に興味深いです。

 

1番で使用されている歌詞だけでも、「鼓動の10count!」は「鼓動のデッカー!」とも聞き取れますし、「You can now send! Sing out! 繋いでゆくんだ」は「勇敢な戦士が 繋いでゆくんだ」と聞き取ることが可能。後者に関しては、よく聞かないと「勇敢な戦士が〜」のようにしか聞こえません。「can」をわざとイギリス英語っぽく「カン」って発音してるからなんですよね。

 

こうした、日本語っぽく聞こえる英語で楽曲に違った意味を持たせようというのは、「平成仮面ライダーシリーズ」でよく用いられている手法です。なんなら、「平成ライダー」のOPとしても通用しそうだよな、この楽曲…。

 

そして、フルサイズでしか聞けない、2番以降の歌詞もこれで初めて確認。その歌詞から察するに、「スフィアの包囲網を突破して宇宙へ向かうという」ことは、思っているよりも早く実現しそうですが、それは何らかの大きな代償を予感させました。仲間が死んで退場なんてことはさすがにないと思うけど、一時的に離れ離れになるとか、そういう絆が途切れる展開があるかもしれませんね。

 

こうした歌詞を踏まえて、続く歌詞が「ほとばしれダイナミックに」・「Sword & Shield さあ(「そのまぶしさ」とも聞き取れる) その手を 伸ばせ  闇さえ切り払って」・「彼方の未来信じて この瞬間駆け抜ける」。これはきっと、カナタがそうした困難をなんとか乗り越えることを意味しているのでしょう。「彼方の未来」というフレーズが明らかに「カナタの未来」とのダブルミーニングであることは、誰でも予想がつきますが、はてさて実際はどうなるか。今後の『デッカー』の物語が、楽しみでしかたありません。

 

 

 

 

『デッカー』の物語の未来への希望と、作品そのものの持つ明るい可能性を如実に表している楽曲と言える「Wake up Decker!」。『トリガー』の「Trigger」に負けない、燦然と輝く魅力を放っています。

 

様子見してたけど、これはやっぱりCDも買うしかないか?どうしようかな…。

 

 

 

 

 

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