お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーガッチャード』第40話 ちょっとした感想

f:id:bongore_asterisk:20240616123229j:image

強いけどギギストより早めに退場しそうな冥黒王2人組

 

 

 

これでは、魂を失った獣ですわ!今回の『仮面ライダーガッチャード』は、新たなる冥黒王たち:ジェルマンとガエリヤの初登場回。ギギストも復活したことで、彼ら側の攻勢がかなり強まり、宝太郎たちが劣勢に陥るさまが描かれました。

 

ジェルマンの強さがお話の中心となっており、宝太郎たちはほぼ終始苦しい状況でしたが、かといってそれほど絶望感を覚えなかったのが興味深いところ。確かに現状押されぎみですが、宝太郎たち側もただやられるばかりではなく、しっかりと考えて反撃をしていたこと、また劣勢を強いられる事情が明確化されていたからでしょう。また、ラケシスとクロトーの対立構造のドラマにも進展があり、特に後半は、思ったよりもドラマが濃密になっていた印象。これで、ラケシスがアトロポスたち側に戻ることはほぼ無くなった…かな。

 

なお、前回(第39話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回倒されたはずのギギストは、完全には倒されておらず復活。相変わらずの様子でアトロポスに接してきますが、時同じくして、残る2人の冥黒王であるジェルマンとガエリヤが現れます。ギギストを差し置いて行動を開始した2人が、最初に狙ったのは風雅。それと、グリオンが彼らに作られた存在であることを知ったアトロポスが、水面下でコンタクトをとっていたのは…。あれだけレインボーガッチャードにメタメタにやられたギギストですが、割とあっさり復活。しかし、登場したばかりのレインボーガッチャードの格を出来るだけ落とさないよう、復活したとはいえまだかなりダメージが残っているというある種の配慮がなされていました。そして、こうした中で登場したのが、残る2人の冥黒王である、ジェルマンとガエリヤ。明らかに上から目線で、自分の大事にしている存在であるグリオンを蔑ろにされたアトロポスは、りんねにコンタクトをとって彼らを倒すよう頼むという、ある種の裏切り行為に出ます。ここで気になるのが、ジェルマンが言っていた、「グリオンは僕たちの作った人形」というセリフ。そのまま捉えれば、グリオンもまたアトロポスたちと同じく作られた存在ということになりますが、彼女らとは違い、グリオンには10年前の若かりし頃という過去が明確に描かれていますアトロポスらの過去も描かれたことがあるが、姿形が変わっていない=人形であるから歳を取らないということの証明になっている)こことの整合性がちょっと気になるから、この発言における“人形”とは、アトロポスと同じという意味じゃなくて、彼らの手で踊らされていた操り人形という意味とも捉えられるような気がします。でも、その10年前の描写ではグリオンも対して老けてなかったし、やっぱり言葉通りの意味かも…。

 

宝太郎たちが風雅の隠れ家に急行すると、既にジェルマンたちの襲撃が始まった直後。全員変身して応戦しますが、錬金術の能力がケタ違いであり、ほぼ防戦一方になって撤退を余儀なくされます。なんとか救出された風雅は、ニジゴンと虹の卵のことについて語りますが、ここでスパナは、宝太郎たちの考えに異を唱えるのでした。中盤では、風雅を巻き込んでの、宝太郎たちとジェルマンの激戦が描写。いくらレインボーガッチャードの力があるとはいえ、さすがに冥黒王2人相手にはキツく、また風雅も本調子ではなかったことから、最終的に撤退するハメに陥ります。風雅に冥黒王の説明をさせていたのには笑いましたが(なんで冥黒王が複数いることが「そうか!」に繋がるのかわかりにくい)、ジェルマンたちの強さを描きつつ、宝太郎たち側に風雅というハンデを与えて、バランスを取りながらジェルマンたちの脅威を描写出来ていたのは、いい塩梅でした。その後、救われた風雅の語りによって、ニジゴンや虹の卵の追加情報が判明。しかしここで、宝太郎たちとスパナの間で、考えの相違が生まれます。スパナの意見ももっともだし、冥黒王たちを倒したあとで、今の錬金連合で、宝太郎の理想とするケミーと共生する社会が作れるのかも甚だ疑問。やっぱり、前回あたりからにおわされていますが、ラストバトルでは宝太郎たちVS錬金連合という構図も生まれてしまうのでしょうか?

 

ニジゴンが突然失踪。捜索を開始しした宝太郎たちでしたが、運悪くジェルマンと遭遇し戦闘に突入。レインボーガッチャードですら苦戦していた相手に、プラチナガッチャードの力ではほとんどかなうはずもなく、劣勢を強いられます。一方、別行動をとっていたラケシスは、クロトーの襲撃を受けてこちらも戦闘に突入。スパナの加勢も受けて当選しますが、結局勝つことはできず―!終盤では、プラチナガッチャード&マジェード ムーンケルベロスVSジェルマン(の生み出したゴーレム)と、仮面ライダーヴァルバラド&ヴァルバラドVSクロトーという戦闘が同時並行で描写。坂本監督らしい生身アクションも多数取り入れられていた他、特に前者のバトルでは、プラチナガッチャード自身や各種ケミーカード、そして初期装備であるガッチャージガン等も活用されており、キチンと出てきてるアイテムや設定を大切にしているなと、好感が持てました。しっかし、ニジゴンが急に失踪したの、本当に謎だよねぇ。次回でその理由が明かされるのは既に確定していますが、どれくらいムリのないものになるんでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニジゴン失踪の原因は、自分に出来ることを探すためだった。市井の人々のさまを見る中で、彼は一体何を思うのか?そして、ニジゴンが宝太郎の元に帰ってくるとき、3人ライダーが渾身の同時変身を遂げる!

 

次回は、今回の後編で、再びニジゴンにスポットを当てるようなドラマに。仮面ライダーGIRLSも久々に全員ガッツリ本編にゲスト出演するようです。そして、あのレインボーガッチャードの勢いだと、なんだかジェルマンが退場しちゃいそうな感じだよなぁ。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ16 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Twitter Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

Twitter https://twitter.com/CTF_bongore_A

Instagram https://www.instagram.com/bongore200706/