お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機動戦士ガンダムSEED』ちょっとした感想 SEED-10(第28~30話)

今回は、機動戦士ガンダムSEED』の感想記事第10回目です。

 

今回ご紹介の3話は、今までのお話の中で、最もストーリーが動く展開が連続するものに。ブリッツガンダム/ニコルの退場、ストライクガンダムイージスガンダムの大破と、終盤のドラマ展開に向けて、戦闘シーンもガンガン挿入され、キラたちの感情のぶつかり合いもしっかり描写されるものになっていました。さあ、ここからキラもアスランも、どのように巻き返していくのかな。

 

体調を崩したり、パソコンが寿命を迎えてオシャカになったこともあって、前回投稿から1か月くらい期間が空いてしまいましたが、今週より定期投稿復活です。さあ、気を取り直して、『SEED』の物語を追いかけていくことにしましょう。

 

なお、前回(第25~27話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

PHASE-28「キラ」

2003年4月19日放送

登場した敵他:なし

「今会うと、言っちゃいそうで嫌なんですよ。「なんで僕をコーディネーターにしたの?」って。」

 

STORY:オーブの協力を得て、ストライクガンダムをはじめとする各種装備の修理と補給を行うアークエンジェル。そんな中、サイたちに配慮したマリューは、軍基地内ではあるものの、彼らの両親と面会できる時間を設けた。つかの間の再会に喜び涙するサイたちの一方で、父を失ったフレイはその場におらず、同じく両親と会わないことを選択し艦に残ったキラを責めてしまう。キラが両親に会いたがらない理由とは、いったい何なのか?そして、キラが修理や研究協力に没頭する中、トリィが飛んで行ってしまう。それを拾ったのは―。

 

PHASE-26あたりから続く、総集編テイストを含んだドラマも、今回で終盤。ガンダムによる戦闘パートを、すべて回想シーンに全振りした分(修理されているストライクガンダムや、訓練中のM1アストレイは出てくる)、人間ドラマに注力された一編になっていました。主人公であるキラの名をサブタイトルに冠しており、確かに彼がかかわるドラマが展開されているのですが、終始彼が軸となっているわけではなく、彼を取り巻く人が彼のことを話し、結果として彼のことをさらに深掘りしていく構図がとられているのが、興味深く感じられました。そして、ラストシーンにて、オノゴロ島で出会ってしまうキラとアスラン。ここに、今回のすべてが凝縮されているように感じられましたね。

 

服装を、地球連合の軍服から、整備士の服装に変えて、ストライクガンダムの整備に没頭するキラ。そこに偶然カガリが訪れ、キラは休憩をとることにします。ドック近くのドリンクコーナーでひと息つきながら、キラは、カガリが自分と初めて出会った直前の頃から、今に至るまでの行動過程とその理由を知るのでした。序盤では、キラとカガリのやり取りを通して、なぜ彼女がヘリオポリスや「明けの砂漠」にいたのかが判明。オーブが地球連合モビルスーツ開発に協力しているらしいウワサを聞きつけた彼女は、ウズミに問うも満足のいく回答が得られなかった(実際、このときウズミは本当にモビルスーツ開発のことを知らなかった)ため、ならば直接その目で確かめると言って現地を訪問。そしてあの第1話の展開に繋がります。その後、地球に帰還したカガリは、再びウズミに問いただすも、今度はもっと世界を見るべきだと言われて、流れ流れて「明けの砂漠」に身を置いていたのでした。指導者の令嬢なのに、ビックリするほどアクティブで豪快な行動を連続させていたカガリ。よくこれで、ウズミもブチギレずに最低限叱るだけで堪えてたよなぁ…。そんなカガリは、キラと出会ってかなり態度も考え方も軟化したものの、戦いを終わらせるために戦わなければならないという考え方はまだ堅持。そんな彼女に、キラは一言、「戦って終わるものじゃない」とつぶやきます。かつて、アンドリューとのやり取りでも言及されていたこのこと。カガリがこれをうまく理解するのには、もう少し時間がかかるのでしょうか。

 

アークエンジェルのオノゴロ島駐留が長引きそうであることを察したマリューは、サイたちのことを配慮し、オーブにいる彼らの両親と、軍基地内でしばらくの間面会できるようセッティング。彼らの表情が晴れ、実際に面会したときは、その再会に喜んでいました。しかし一方で、父を失っているフレイは、会うべき親族もおらずアークエンジェルに滞在。孤独感にさいなまれる中、なぜか両親と面会を拒否し、部屋でストライクガンダムの整備に頭をひねるキラを発見し、当たり散らしてしまいます。それを受けたキラは、戸惑いつつも、勇気をもって彼女をあえて突き放すのでした。中盤では、久しぶりに家族と再会を喜ぶサイたちと、その真逆で苦しそうな顔でアークエンジェルに残るフレイの姿が、対照的に描写。一般兵たちとすれ違う際は、まだこらえていましたが、両親が生きていて、しかも軍施設まで来ているにも関わらず、自ら会わない選択をしてストライクガンダムの整備に没頭するキラを見て、感情を爆発させてしまいます。キラにとっては完全にとばっちりですが、ここのフレイの行動は、それまでのキラやサイとのことを抜きにしても、まあそうしたくもなるよねというか感じ。それと同時に、ここではキラのフレイからの自立も感じることが出来ました。序盤の彼であれば、フレイに押されてなし崩し的に彼女をフォローするようなそぶりを見せたでしょうが、今回の彼は、「もう別れよう」と、勇気を持って彼女を突き放しているんですよね。これでキラは、もう自分を取り戻したと言える一方、フレイは後ろ盾を失ったせいで、さらに精神的に不安定になっていきそうだなぁ(自業自得といえばそうなのですが)。

 

サイたちと両親の面会時間の終了後、再び通常業務に戻るキラたち。キラは、今度はエリカの工場へ顔を出し、M1アストレイの改良にあたっていました。そんなキラの様子を心配していたムウは、彼が両親との面会を拒否していることを知り、その理由を問いただします。キラの口から返ってきた回答は…。キラが意図的に両親と会わなかったことは、アークエンジェルのクルーたちも知ることになり、彼のことを心配したムウは、M1アストレイの改良後ストライクガンダムに戻る彼を追って問いただします。そんな彼から感じられたのは、彼が両親に対して、なぜ自分をコーディネーターとして生んだのかを疑問に思う、その複雑な感情でした。キラは、もともと両親のそうした行動に疑問を覚えていたようですが、ストライクガンダムパイロットになったことで、その思いはいっそう強くなった様子。しかし、両親とは不仲ではなく、彼自身のも別に両親を恨んでいるワケではないようですから、歴代「ガンダムシリーズ」の主人公から見れば、まだ救いようのある家庭環境にいると言えるかもしれません。キラと両親が、キチンと話し合って和解する日は来るのかな―。

 

オノゴロ島に潜入したアスランでしたが、街は軍都であることがウソのように平和で、めぼしい軍施設は、警備が厳重で入れずじまい。そんな中、海岸線沿いの警備も厳重だと気付いたアスランは、その一帯を調査する方針に転換します。その矢先、海岸沿いの軍施設から、フェンス越しにトリィが飛び出してくるのを発見。それを追ってキラもやってきたことで、2人はフェンス越しに、まさかの再会を果たして―。アスランたちは、オノゴロ島を調査するも、肝心なところはなかなか潜入出来ずに行き詰まり状態。怪しいところに目星をつけていた矢先、トリィが飛び立つという偶然が、キラとアスランを引き合わせます。この終盤のシーンにこそ、今回の、いやこれまでの『SEED』の物語が詰まっていると言っても過言ではないというほど、大変印象深いラストシーン。キラもアスランも、当然お互いのことをわかっていますが、イザークたちに勘付かれないように、お互い他人のふりをしながら会話し、そして離れて行きます。出会い方の構図上、アスランが一方的に歩いて離れて形になるのですが、それがキラとの関係も象徴している感じで、非常に興味深い!しかもここで、キラが遠回しに、アスランに作ってもらったトリィのことを語ることで、暗にアスランを引き留めようとしているのが、グッと来ます。まだまだ、互いへの友情が残り非情になりきれない2人。人間らしさがまだ残っていると言えるけど、このまま戦いが苛烈化していけば、そうも言っていられなくなるよなぁ。はてさて、どうなるのか―?

 

 

 

PHASE-29「さだめの楔(くさび)」

2003年4月26日放送

登場した敵他:イージスガンダムバスターガンダムデュエルガンダムブリッツガンダム

「「今は、ごめん」って伝えてくれる?今は、僕―。」

 

STORY:オーブの協力を終えて、ついに修理を終えたアークエンジェルは、同じく修理完了したストライクガンダム等を載せて、オノゴロ島を出港した。オーブ領海ではオーブ軍による護衛もあり、このまま無事脱出できるかに思われたが、了解を出た直後、待ち構えていたアスランザフトガンダム4基の襲撃を受けてしまう。スクランブル出撃する、キラのストライクガンダムと、ムウとトールの乗るスカイグラスパー。的確な攻撃と連携のおかげで、彼らは有利に戦いを進める。そして、ソードストライクがイージスガンダムを追いつめ、とどめを刺そうとしたそのとき、割って入ってきたのは―!

 

ニコルのブリッツガンダム、散る!今回は、序盤からザフトの手に落ちたガンダムとして登場してきた4機のうち、ニコルの搭乗するブリッツガンダムの退場回。キラ側にとっては大きな戦果となりましたが、キラ自身にとっては明確にガンダムパイロットを殺してしまったこと、そしてアスランにとっては仲間を殺されたことから、悲しみにあふれたショッキングな描写になっていました。今回のこの一件で、キラとアスランの決別は、ほぼ確定的なものになっちゃったよなぁ。

 

マリューたちが、アークエンジェルの最終調整に入っていた頃、アークエンジェルは絶対にここにいるという確信を持ち、イザークたちの意見を押し切って、近海での待ち伏せを決断したアスラン。補給も受けて万全の態勢を整えていましたが、数日経ってもアークエンジェルは現れず、イザークたちは不満を覚え始めていました。そんな中でも、ニコルは全く怒らず、アスランのことを慕っていて…。序盤では、アークエンジェルの修理の目処が立ち安堵するマリューたちと、そのアークエンジェル待ち伏せし続けるアスランたちが描写。前者は皆和気藹々としていましたが、後者はアスラン待ち伏せする理由を全く言わなかったため、イザークディアッカはじょじょに不満がたまり始めていました。誰もがアークエンジェルの存在に懐疑的だった中で、アークエンジェルは絶対にいると断言し、潜伏することを押し切ったアスラン。その根拠はキラがいたからであり、彼にとってそれが絶対に言えない理由だということは、視聴者としてはこれでもかというほどよくわかるんだけど…、やっぱり、やり方にかなりムチャがあるよねぇ。そんなアスランに、唯一理解を示していたのがニコル。こうした状況下でも、表情を変えず普段のままでした。このタイミングでこうした感じを出すということは、ニコルは今回で退場じゃないかと思ったけど…最終的には予想通りになっちゃいましたね。

 

ついに、アークエンジェルの修理が完了。出航時刻を設定したマリューは、オーブ領海内ではオーブ軍の護衛がつくことを知り、感謝の意を表します。そして、ウズミやサイたちの家族に見守られながら、出航まであとわずかという時になって、ウズミからアークエンジェルへの同行をとがめられたカガリが登場。彼女はキラを呼び出し、最後に自分の家族に挨拶しなくてよいのかと問います。キラの答えは―。アークエンジェルに同行して戦いたいと言うも、ウズミに強く咎められたことで、それをあきらめるカガリ。それでも彼女は、アークエンジェルが出航する直前まで、キラを、そしてアークエンジェルのことを思っており、指導者の娘という肩書きをかなぐり捨ててでも、キラに対して最後に問いかけ、そして抱き合います。カガリの思いと、キラの本当の家族に対する本当の感情が発露した、短いながらも見逃せないかつ見応えのあるシーン。コーディネーターとして生まれてなければ、キラも平穏な一市民の少年として、静かに暮らして戦争に巻き込まれない未来もあったのかな―。

 

オノゴロ島を出航し、オーブ軍の護衛の下、オーブ領海を脱出したアークエンジェル。このままパナマ近海までは、戦闘なしに進めるかと思いきや、待ち伏せしていたアスランイージスガンダムたち4機が襲撃をかけてきます。急いで戦闘態勢に移行する艦橋に対し、キラ等はすでに出撃準備をしていたことから、準備万端。今回初出撃となるトールも、スカイグラスパーで問題のない操縦技術を見せ、それを頼りにキラがランチャーストライクで相手を牽制し、デュエルガンダムバスターガンダムを次々に戦闘不能にしていきます。本編後半より、久しぶりに新撮の戦闘シーンが展開。海上での戦闘となり、数的にもアスラン側のほうが有利かと思われましたが、前回アスラン接触したことで、この急襲を察知し準備していたキラのほうが一枚上手で、アスランは、その戦力を次々に削がれていきます。ガンダム4機が束になってかかってくれば、さすがにストライクガンダムもキツいか…と思われましたが、実際は全くそんなことはなし。今回よりスカイグラスパーに登場することになったトールの的確な支援のおかげで、ランチャーストライクは煙幕で視界が奪われている中でも遠距離攻撃を仕掛け、その後一気に距離を詰めて、イザークデュエルガンダムディアッカバスターガンダムを沈黙させることに成功。さすがのアスランも、これには驚きを隠せませんでした。デュエルガンダムバスターガンダムがやられたといっても、実際はグゥルが破壊された程度で、ボディーはまだまだ耐久性が残っていて戦えたはず。なのに出てこなかったのは、このあとのドラマ展開の都合でしょうね。…でもやっぱり、デュエルガンダムあたりが、ランチャーストライクにやられたあとでも、もう少し踏ん張っていれば、このあとのニコルに関わる展開も避けられたんじゃないかな。

 

空中で、スカイグラスパーからのパーツ投下によりエールストライクガンダムへと換装したキラは、その勢いでブリッツガンダムに戦いを挑み、右腕を斬り落として戦力の大幅ダウンに成功。残るイージスガンダムも、グゥルを破壊して地上に落下させます。マリューからは牽制のみでよいと言われていたものの、ソードストライクへと換装したキラは、そのまま戦闘を続行。アスランイージスガンダムは、トールのスカイグラスパーの攻撃を受けたこともあって行動不能に陥り、このままではキラに倒されるのは必至という状況にまで追い込まれます。こうした中で、一度戦闘不能になったはずのブリッツガンダムが駆けつけて―!終盤でも、キラの獅子奮迅の活躍は継続。エールストライクガンダムへの空中換装もさることながら、その後ソードストライクに換装して徹底的に追い詰めるさまは爽快でした。これでもまだ、SEEDを覚醒させずに戦ってるんだから、キラの成長とそれによって引き出されたポテンシャルは、かなりのものがあるよなぁ。そんなキラに追い詰められ、あわや倒される寸前に陥った、アスランイージスガンダム。ピンチの彼を、身を呈して守ったのがニコルのブリッツガンダムであり、これによりその命を散らします。初めて敵のガンダムを破るという大戦果をあげた形になるキラですが、万々歳ではなく、とても悲しい雰囲気で演出されているのが興味深いところ。キラの人を殺めてしまった悲しみと、アスランの仲間を失った悲しみを同時に表現しており、強く印象に残るシーンになっていましたね。さて、これでアスランは、立場的にも感情的にも、キラに対してあまり甘いことは言ってられない状況に。このまま2人は、わかり合えないまま決別していくのでしょうか―。

 

 

 

PHASE-30「閃光の刻(とき)」

2003年5月3日放送

登場した敵他:イージスガンダムバスターガンダムデュエルガンダム

「僕は、君の敵?そうだね…アスラン

 

STORY:ブリッツガンダムの撃破、そしてニコルの死は、キラとアスランたちにそれぞれ大きな衝撃を与えた。キラは、仲間たちから戦果を挙げたとほめられるも、人を殺したという事実に震え、罪の意識にさいなまれる。一方のアスランたちも、仲間を失った悲しみに打ちひしがれ、それはやがて、ストライクガンダムへの怒りへと変わっていく。そんな中、北を目指すアークエンジェルを再び捉えたアスランたちは、ニコルの弔い合戦と言わんばかりに、激しい怒りをもって出撃する。激戦の中、デュエルガンダムは中破して戦線離脱、バスターガンダムは大破しディアッカマリューたちに投降、アークエンジェル側もトールが戦士と、両者甚大な被害を受ける。そして、キラとアスランの泥沼の戦いの終局は―。

 

今までのお話の中で、最も1話のドラマの中でストーリーが動きまくったといえる一編。上記「STORY:」でも触れたとおり、アスラン側が実質デュエルガンダム以外のガンダムをすべて失い、アークエンジェル側はトールを戦死させてしまい、そしてキラとアスランは、双方のガンダムが相討ちとなり生死不明となってしまいます。戦闘シーンは止め絵が多かったので、前回ほどの迫力は感じられませんでしたが、その分声優陣の演技で補完されており、キラたちの激しい感情の高ぶりとぶつかり合いを、ひしひしと感じることができました。

 

前回ブリッツガンダムを撃破したストライクガンダム/キラ。浮上してきたデュエルガンダムバスターガンダムと戦闘になりそうになりますが、アークエンジェルの援護と指示を受け離脱。帰還したキラを待っていたのは、敵の主力機1機を撃破したことによる祝福でしたが、キラ本人は当然喜べるような気分ではありませんでした。一方のアスランたちは、帰投後、ニコルを失った悲しみとストライクガンダムへの恨みや怒りに燃え、アスランイザークも感情が爆発。次の戦いでは必ずストライクガンダムを討つと誓うのでした。序盤では、前回のニコルのことを踏まえた、キラとアスランたち双方の様子が交互に描写。キラは敵を討った形になりますが、当然彼にそんな喜びは全くなく、人を殺してしまったという事実に悲しみ、そして震えるばかりでした。こうした状況になるのは以前も見られましたが、今回そのときと大きく違うのは、戦闘を多数経験してきたことから、キラは頭では「こちらがやらなければ相手にやられる」ということをわかっており、少なくとも行動的には、自分がニコルを討ったことは戦争としては当然のことであると理解している点。だからこそ、過度に泣き叫んだり、ムウからの指摘に対しても感情を抑えて静かに反論したりできているんですね。彼の成長を感じることができました。一方のアスランたち側は、初めて仲間を失うという経験から、イザークはこれでもかというほど感情を爆発させ、アスランもまた、自分自身に怒りを向けた末、だからこそそうした甘い自分と決別するためにキラを討つことを決意。第30話にして、初めて彼ら3人が心から1つにまとまった形になりました。ここで興味深いのが、感情を高ぶらせているアスランイザークに対し、ディアッカが、冷静に物事を見たり両者を落ち着けたりする役割を担っていること。今までは、他の仲間たちの意見にフリーライドしたり、場をわざと引っ掻き回すように軽口を言ってみたりと、調子はいいがどこか影が薄い感じの彼でしたが、ここにきてこうした理性的な行動もとれるのだなと感心しましたね。後半で出てくる、アークエンジェル側への投降も、極限状態で理性を維持し、合理的に考えたからこそとれるものでしょう。もしかしてディアッカ、案外やるときはやる男なのか?

 

食堂で、トールが初出撃のことを意気揚々と語っていた頃、キラは1人ストライクガンダムと向き合い続けていて、脳裏によぎるは撃破したブリッツガンダムのこと。そんな彼の姿を、フレイはただ見ているだけしかできませんでした。そのまま夜がどんどん更けていき、やがて明け方。アスランたちは、再びアークエンジェルをレーダーで捉えます。この状況下での彼らの選択は、当然出撃しかありませんでした。キラがストライクガンダムに向き合って考え込んでいるころ、対照的な行動をとっていたのがトール。前回の初出撃のことを意気揚々と語り、多少話を盛って仲間たちに自慢していました。こんな調子こいた行動をするなんて、完全にこのあと大きな痛手を負うフラグじゃん!と思って観てたけど、やっぱりそうなっちゃったね…。

 

アスランたちは各ガンダムで出撃し、アークエンジェルを急襲。対するアークエンジェルも、キラのエールストライクガンダムとムウのスカイグラスパー、そして艦の武装をフル活用して応戦しますが、前回と比べてスクランブルが遅れたこともあり、厳しい戦いを強いられます。そんな中でも、エールストライクガンダムは、デュエルガンダムと一騎討ちの末、脛を打ち抜いて戦線離脱させることに成功。アークエンジェルも、近くの小島に不時着を余儀なくされるも、スカイグラスパーの活躍もあって、バスターガンダムを追いつめることに成功します。後半から、戦闘シーンが開始。今回は、前回とは違いアークエンジェル側の準備が遅れたことから、序盤は若干アスランたち側の優勢で戦闘が進みますが、キラのエールストライクガンダムの怒涛の活躍と、ムウのスカイグラスパーの果敢な攻撃が、着実に戦局を動かしていきます。もはやデフォルトになった、エールストライクガンダムのアクロバティックな戦闘スタイル。今回も、最初はデュエルガンダムにやられ気味だったのに、相手に攻撃されて落下し一瞬距離が離れた瞬間に、その脛を的確に撃ち抜いて一瞬で戦闘不能に追い込む等、神業といえる芸当を見せます。このあとすぐイージスガンダムとの戦闘にもつれ込みますが、それがなければここでデュエルガンダムも撃破しちゃいそうな勢いだったなぁ。そして、ムウのスカイグラスパーの活躍も負けてはおらず、搭載していたランチャーでバスターガンダムの肩部を撃ち抜き、戦力を大幅ダウンさせることに成功。ムウ自身も大きく被弾してしまいますが、バスターガンダムはこれによりほぼすべての武器を失い、さらに運悪くアークエンジェル付近に落下してしまったことから、投降しなければこのまま撃破されるのは必至という状況に追い込まれます。ここでディアッカが投降したから、彼は生き延びることになったけど、もしこの判断が遅れていたら、ここで撃破されて2番目の戦死者になってただろうなぁ。

 

バスターガンダムが制御不能になったディアッカは、やむを得ずアークエンジェル側への投降を選択。これでアスラン側のガンダムは、イージスガンダムだけとなりますが、キラを討つ覚悟を決めたアスランの攻撃は激しく、いまだかつてないほどのぶつかり合いを見せます。そうした中で、独断で出撃したトールは、イージスガンダムの攻撃を受けて戦死。これに感情を揺さぶられたキラは、SEEDを覚醒させてイージスガンダムを攻め立てますが、対するアスランも初めてSEEDを覚醒。これにより両社超人的な戦闘を繰り広げた挙句、最後はイージスガンダムストライクガンダムに張り付き、自爆システムを使って相討ちになります。ラストでは、キラのエールストライクガンダムと、アスランイージスガンダムの一騎討ちが描写。両者SEEDを覚醒させたうえで、かなり激しい戦いを繰り広げ、最終的にはイージスガンダムの自爆システムで両機体は大破、キラは脱出できたかどうか不明で、アスランも脱出したものの爆風に巻き込まれ、ともに生死不明になります。これが、両者のパワーアップ機体であるフリーダムガンダムジャスティスガンダムの登場につながっていくというのはわかっているのですが、さすがにこのシーンをドドンと観せられると、「ここからどうなるんだ!?」とハラハラさせられちゃいますよね~。こうした手に汗握る戦闘の最中、ぽっと出で出撃してあっけなく散っていったのがトール。やみくもに支援攻撃をしてくるも、アスランイージスガンダムに秒でやられてしまいます。これがキラのSEEDが覚醒することになるので、一概にムダなシーンとは言えないんだけど、やっぱりその死はあっけなさ過ぎたなぁ。「戦争ってこんなもの」ってことの表現かもしれないけど、お話のバランス的には、前回のニコルの死と対比される立ち位置になるんだから、もう少し見せ場があってもよかったかな…。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第31話から第33話をご紹介予定です。『機動戦士ガンダムSEED』。その想い、何を撃つのか?ガンダム!!

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