お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ15 ちょっとした感想

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不可避だった悲しい別れ

 

 

 

番組は変わって、『爆上戦隊ブンブンジャー』です。

 

俺が今夜一晩、コイツと過ごして…証明してみせます!今回は、錠が主役で、戦意の無い苦魔獣:カセキグルマーとのお話。この手の話は、最終的に怪人側が暴走させられてしまい、ヒーロー側が涙を呑んで倒すという構図になることが多いですが、『ブンブンジャー』でもそうしたドラマ展開を回避することができず、錠そして大也たちにとって、悔いの残る結果となりました。

 

結末が読めていたドラマと言えばそうですが、あえてそうしたドラマとし、そして堂々とやって見せたのは、逆に制作側の挑戦でもあったのではないかという印象。『ゼンカイジャー』以降、変化球的なノリの作品が続いていたので、『ブンブンジャー』のような、かなり戦隊らしさが戻ってきたこの作品で、こうした過去よく見られたドラマ展開を地で行くというのは、逆に新鮮な感じもしました。ドラマ自体は不穏なんだけれども、なんというか、ある種の安心感はありましたよね。

 

なお、前回(バクアゲ14)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーガッチャード』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

博物館で開かれようとしてる恐竜展に目を付けたサンシーターは、潜入して、化石の1つを苦魔獣化。カセキグルマーが誕生し、中にいた人々は次々に逃げ出します。錠がこれにエンカウントしたことをキッカケに、大也たちも駆けつけてブンブンジャーへと変身しますが、カセキグルマーは、なぜか戦いもしなければ人々も襲わずに逃亡。学芸員の話から、それが元となった恐竜の習性によるものだと推測した大也たちは、カセキグルマーの捜索を開始しますが―。序盤では、博物館の恐竜展をサンシーターが襲撃し、カセキグルマーを生み出して暴れさせる描写が挿入。最初のシーンの導入があまりにも自然だったので、まだ本編が始まっておらず、何かのCМの延長かと思っちゃいました。ちょうど、都内でも恐竜にかかる展覧会等が始まる予定だし…。ちなみに、ここでは学芸員が、フクイラプトルに言及する描写も存在。地味ですが、ちゃんと日本産の恐竜のことも取り扱っていて、ちゃんとリサーチをしているなと感心させられましたね。

 

カセキグルマーを発見したものの、おとなしく人を襲うこともないことから、その保護に気持ちが傾いていった錠。玄蕃の協力を得て、また大也たちの許可を得て、カセキグルマーとの共同生活を始めます。カセキグルマーのキー太郎と名付けた錠は、無事一日それと過ごしきって、カセキグルマーに危険が無いことを証明してみますが、サンシーターが乗りこんできて…。中盤では、錠とキー太郎/カセキグルマーが触れ合う様子が描写。登場時あれだけ野太い咆哮をあげていたのに、錠と出会ってからはすっかり犬のような鳴き声になり、意外に素直だったことから、食欲が異常なほど旺盛なこと以外は、確かに救われるべき存在なのかなと感じさせてくれました。苦魔獣に対して、まさか可愛いという印象を抱くことになるなんて、思ってもみなかったよ。そんなキー太郎とひと晩無事に過ごし、身をもってそれに危険性が無いことを証明してみせた錠。しかし、そんな彼に、サンシーターとキャノンボーグの魔の手が迫ります。

 

カセキグルマーは、サンシーター襲撃後もおとなしいままでしたが、キャノンボーグの手が加わったのち、一転して凶暴化。ブンブンジャーを襲い始め、そのまま巨大化してしまいます。カセキグルマーの変貌を受け入れきれなかった錠でしたが、その破壊活動の前に苦しむ人々のさまを目の当たりにして、ブンブラックとしてカセキグルマーを倒すことを決意。1人でブンブンジャーロボモンスターを操り、カセキグルマーを正面から打ち破るのでした。終盤では、キャノンボーグにより暴走させられ、勢い余って巨大化し暴れまわるカセキグルマーと、それを意を決して倒すブンブラック/錠の姿が描写。やはり、予想された悲しい結末を避けることはできず、ブンブンジャーの心に大きな傷を残す結果になりました。『ブンブンジャー』は比較的王道路線を行く作品だからこそ、こうした悲しい、苦い結末もしっかりと映えるなあという印象。今までサンシーターがギャグ寄りだったので、ちょっと違和感を覚えるかもしれませんが、かつての『カーレンジャー』でも、有名レーサーが改造された挙句救われずに倒されるというドシリアス回もあるので(第9話。書いているのは、意外にも浦沢義雄さん!)、個人的にはそこまで浮いているとは思いませんでした。むしろ、サンシーターもなんだかんだ言って悪役なんだぞと、視聴者に意識づけるという意味では、今回は意義ある一編だったと言えるかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

大也たちの前に現れた、始末屋を自称する男:焔先斗。そして彼は、ブンブンコントローラーを使って、ブンバイオレットへと変身する!果たして彼は、敵か味方か!?

 

次回はいよいよ、追加戦士であるブンバイオレット/先斗が登場!名前が「さきと」と読むのは分かってるんだけど、この字面を見るとどうしても「ぽんと(京都の先斗町を連想させるから)」と読みたくなるのは…私だけなのか?

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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