お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオン チェンジ ザ ワールド』第6話 ちょっとした感想

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心から揃った3人の運転士たち!

 

 

 

フォールデンくんって呼ぶの、やめてくれないかな。好きじゃないんだ。“アカネ”でいいよ。今回の『新幹線変形ロボ シンカリオン チェンジ ザ ワールド』は、アカネがERDAの存在を知り、己の弱さに向き合うことで、シンカリオンE6こまちに搭乗するお話。今回を持って、最初に告知されていた初期メンバー3人が勢揃いすることになりました。

 

1話完結のアカネ&E6こまちの初登場回としては、キチンと要点を押さえたうえで各シンカリオンの活躍シーンも確保し、そしてアカネの成長→仲間入りも描けているので、やや駆け足ながらしっかりと作り込まれていたなという印象。ただ、前回は実質的な今回の前編にあたるお話だったので、そこでもう少し(少なくとも視聴者に対しては)アカネのコンプレックスの原因や、それに至った事情を描いておけば、今回彼のそこからの立ち直りやE6こまちへの搭乗過程に、より時間が割けるかつドラマチックになったのではないかと思いました。

 

なお、前回(第5話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、アンノウンの襲撃に負傷したアカネ。彼にはおぼろげながらその記憶があったものの曖昧でしたが、カドミチと合わせて駆けつけたタイセイたちの様子を見て、彼らが本件につき何か知っていると察します。退院後、進開学園に戻ったアカネは、アンノウンのことを追及。タイセイたちが回答にしどろもどろになっているところに、カドミチたちもやって来て…。今回は、アバンタイトルの時点で、前回のラストで展開された戦闘のアカネ側からの視点を描写。このような構成にすることで、前回の振り返りをこなしつつ、同時期にアカネに何があったのか、そして彼の抱いていた感情をしっかりと描写できており、描写およびドラマ時間の大幅な節約に成功していました。このドラマ構成はかなりナイスアイディアでしたね。そんなアカネは、アンノウンの攻撃を前に負傷。襲われたときの記憶自体はおぼろげでしたが、リョータがERDAのことやアンノウンのことについて、次々に口を滑らせてしまったことから、アカネの彼らに対する追及が始まります。リョータがヘタなことを言わなければ、もしアカネが「アンノウンを見た」と訴えても「夢でも見ていたんじゃないか」と言い訳できそうでしたが、まあこれはこれでリョータらしくていいかな。それに、もし急な連絡が来なければ、カドミチはここでシンカリオン適性値のことを切り出すつもりだったようだし、どちらにせよERDAやシンカリオンのことは、ここでアカネにバレていたんだろうなぁ。

 

これ以上は隠しきれないこと、そして入院時の検査でアカネのシンカリオン適性値が高いことを知ったことに鑑み、ERDAにアカネを連れて来るカドミチ。そこでアカネは、E6こまちのシミュレーションを行い、タイセイたちを超える成績を残しますが、彼自身はシンカリオン運転士になることを拒否してしまいます。そんな彼を引き留めようとするタイセイたちでしたが、再びアンノウンが3体同時に出現。出撃を余儀なくされたうえ、数の差の前に苦戦を強いられます。中盤では、カドミチの提案もあって、E6こまちのシミュレーションに挑み、好成績をたたき出すアカネのさまが描写。「期待している」という言葉さえなければ、そのままシンカリオンの運転士になっていたのではないかというほど、本人はかなり乗り気でした。みんなから褒められることや、そもそもシンカリオンに搭乗すること自体については、まんざらでもない様子だったアカネ。おそらく、ここで見せた姿こそが、彼の本来の姿なのでしょう。思っている以上に明るく、そして何事にも積極的なタイプなのでしょうね。しかし、そんなアカネは運転士になることを一度拒み、タイセイたちはそんな彼を引き留めようと説得。しかしその途中で、アンノウンが再出現し、タイセイたちは出撃せざるを得なくなります。ここでは、同じく能力の高い年上の家族(姉または兄)を持つタイセイとアカネの価値観の違いが、明確に描写。アカネとは異なり、タイセイは自分なりの道を征こうとしていることが窺えました。以前からタイセイは「カッコいい人になりたい」と言っていましたが、その言葉の背景には想像以上に深いというか、本人なりの強い考えがあったんだなぁ。彼の強さを感じられたような気がしました。

 

タイセイの言葉を思い出し、思い切って兄のアサヒに電話するアカネ。そこで彼は、自分の本音を部分的にさらけ出し、そして前回得た鉄道知識が役に立ったことで、少しずつ自信を取り戻して行きます。その結果、E6こまちに搭乗することを決意し、ピンチのE5はやぶさたちの前に颯爽と登場。ビークル合体せずに連携プレーで2体撃破したほか、トップリフターフォームへとビークル合体して、最後の1体を打ち破るのでした。終盤では、アカネの立ち直りと、そこからのシンカリオン運転士となることの決断、シンカリオンE6こまちおよびトップリフターフォームの無双が描写。ドラマに割かれている時間は決して長くはありませんでしたが、その中でもキチンと段階を踏み、彼が自分を確立していくさまを描いていたことに、好感が持てました。でも、前回知った京浜東北線北行南行のことだけで、「アサヒも知らないことがあるんだ」と自信を取り戻すキッカケになるのは、ちょっとムリがあるような気がしないでもないけどね…。こうした過程を経て、吹っ切れたアカネは、E6こまちに搭乗。初戦闘ながらE5はやぶさたちを先導する形で、単独でアンノウン2体を次々に撃破し、トップリフターフォームにビークル合体して、最後の1体を撃破します。E6こまちは、初登場補正が掛かっていることを加味しても、ハンパない強さを発揮。ビークル合体せずとも敵を次々に撃破しているので、そのポテンシャルはE5はやぶさ以上かもしれませんね。トップリフターフォーム時の必殺技が、動くことができないゆえかなりスキが生まれているのが気になりますが、左右の自動改札機のエフェクトが、恐らくバリアの役割も果たしているのでしょう。

 

シンカリオン運転士として、仲が良くなったタイセイ・リョータ・アカネの3人。懸案事項だったグループ学習の発表も無事に終えて、アカネも鉄道部へ入部。直接的には言わなかったものの、彼の両親もアカネの一歩を心から喜んでおり、彼の新たな学生生活が始まろうとしていました。ラストの短い時間で、戦闘後の様子をテンポよく描写。明らかに想定している道とは違う方向に行っていると思われるものの、「自分で何かをしたい」という姿勢を取り戻したアカネのことを喜ぶ両親の姿に、グッときました。愛想があるとは言えないけど、なんだかんだでちゃんとアカネのこともしっかりと思ってくれていたんだなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

タイセイたち、名古屋へ!そこには、天才運転士と呼ばれる、シンカリオンN700Sのぞみに搭乗する少年がいるという。どんな人間か楽しみにしているタイセイたちだったが…?

 

次回は、シンカリオンN700Sのぞみと、その運転士である魚虎テンの初登場回。前2作よりもかなりシンカリオンの登場ペースが早いような気がしますが、これとH5はやぶさ含めて5体を、とりあえず1クールの間に登場させちゃおうってスケジュールなんですかね?

 

 

 

 

 

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