お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオン チェンジ ザ ワールド』第1話 ちょっとした感想

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3代目運転士は中学生!

 

 

 

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やります。僕を…シンカリオンに乗せてください!シンカリオン』の最初のアニメが始まってから約6年。そして、2作目である『シンカリオンZ』が終わってから約2年。『シンカリオン』の物語は『新幹線変形ロボ シンカリオン チェンジ ザ ワールド』としてリニューアルして帰還!その第1話は、シンカリオンの活躍自体は冒頭のタイセイの回想のみにとどめ、タイセイが進開学園に転入し、リョータらメインキャラの一部との出会い、そしてアンノウンの存在を知るさまが描かれました。

 

前2作に比べて、タイセイら主人公陣が中学生ということもあり、お話は理性的でかつスローペースに進行。しかしながら、きちんと押さえるべきところは押さえており、世界観やキャラの性格の描写は割と頑張っているように感じました。ただ、説明ゼリフ感を薄れさせるために、聞いたか坊主の構造を多用しすぎていて、それが逆にちょっと浮いている感もありましたね。

 

なお、前2作の各第1話および最終話の感想記事は↓コチラです。

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大成タイセイが、姉のイナと、デビューを間近に控えるE5系新幹線電車の陸送を目撃してから、10年。彼は行方不明になった姉の手がかりを追って、進開学園に転入していました。転入生ということで注目の的となり、快活な九頭竜リョータの席の隣になったことから、彼のペースに飲み込まれますが、クラスメイトの青梅マイが指摘したイナのことをきっかけに、思わず感情を爆発させてしまいます。Aパートでは、タイセイの回想と、現代の彼が進開学園に転入するまでの様子が描写。BGMの音量が抑え目なほか、リョータ以外のタイセイ含むほとんどの登場人物が、かなりゆっくりかつしっとりした声でしゃべるため、子供向けロボットアニメにしてはかなりスロースタートな印象を受けました。でも、タイセイが家を出てから進開学園に到着するまで、様々な行動を通して各キャラの性格や思考・行動の傾向をしっかり描写しているので、決してのんびりお話を展開させているワケではないんですけどね。でも、やっぱり前2作を知っている身としては、「これは今までの作品と毛並みが違うぞ!」という印象を受けますね。そんなタイセイは、転入手続きを終えてクラスに入りますが、イナのことが話題に出た途端、思わず叫んでしまうほど感情を爆発させてしまうことに。これにより、転入初日から彼はクラスで近づきにくい存在になってしまいます。タイセイの姉のイナは、転載プログラマーでしたが、2年前に失踪して以来全く音沙汰無し。「生きているかどうか…」と考える周囲の人間の反応もよくわかります。でも、タイセイもタイセイで、イナのことで自分を縛りすぎなようにも感じるんですよね。仲の良かった姉だからと言えばそうですが、それを加味してもねぇ…。

 

イナのことで、転入初日からクラスの中で溝ができてしまったタイセイ。しかし、リョータはそんな彼に態度ひとつつ変えることなく、担任の高輪カドミチに言われた通り、学園内を案内します。購買部や各教室を案内して、最後にたどり着いたのが、リョータとマイの所属する鉄道部。鉄道ファンである態勢は興奮し、またそんな彼を、リョータメタバース内にあったシミュレーションの体験をさせます。実はこれこそ、シンカリオンの運転士になるための測定器でもあって…。中盤では、リョータによる進開学園の紹介が挿入。最後に彼の所属する鉄道部の紹介となり、ここでタイセイの鉄道ファンの一面が露呈します。鉄道のことになると早口になるのは、鉄道ファン、そして歴代シンカリオンE5はやぶさ運転士の共通事項。タイセイがこの一面を見せたとき、しっかりと『シンカリオン』主人公としてのエッセンスを受け継いでいるなと感じましたね。そんなタイセイは、リョータに言われるがまま、メタバース空間内のシミュレーションを体験することになり、それをERDAの関係者でもあるカドミチが偶然確認。シンカリオンに搭乗できる適性値をクリアしていることが判明します。メタバース等の現代的な要素やアプローチが加えられていますが、ここら辺の流れは、『シンカリオン』でも『シンカリオンZ』でも観られたもの。キッチリ意識しているんだなと、ニヤニヤさせられました。

 

大宮の市街地に、巨大な影が出現。それは、10年前に世間を騒がせた謎の存在:アンノウンでした。キャプチャーウォールでアンノウンを捕縛したカドミチは、リョータとマイに、タイセイを連れてERDAに来るように指示。ワケも分からずそこに連れてこられたタイセイは、アンノウンのこと、そしてそれに対抗しうるメカ:シンカリオンの存在を聞かされます。適性値をクリアしていたため、シンカリオンにタイセイを乗せようとするカドミチに対し、反対するリョータとマイ。タイセイが出した答えは―!終盤では、アンノウンが登場したことをきっかけに、駆け足気味でアンノウンやERDAのことを紹介。どちらも本作より初めて出てきた要素ですが、バックボーン自体が『シンカリオン』の頃の巨大怪物体(ファーストエネミー)と超進化研究所とそれぞれ似ており、こちらも意識しているんだろうなぁということが窺えました。そしてラスト、リョータやマイが反対する中、タイセイはカドミチの願いを受け入れて、シンカリオンへの搭乗を決意します。冒頭の回想シーンで、各シンカリオンの活躍を描いているとはいえ、タイセイがシンカリオンに乗るところまでを描かないのは意外。前2作では乗って立ち上がるところまで第1話内で描いていたから、この展開は全く予想していなかったよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

初めてシンカリオンに搭乗したタイセイは、カドミチたちのバックアップもあり、アンノウンの撃退に成功した。しかし、イナとともにE5系新幹線の陸送を見た歩道橋を守り切れなかった後悔が、彼の心に残っていて…?

 

次回は、「E5はやぶさ」そしてビークル合体形態である「E5はやぶさトレーラーフォーム」が初登場。お話の展開的に、前半でシンカリオンの活躍を集中的に描き、後半はドラマに重きを置く構成になるのでしょうか。前2作に比べて、おとなしめかつ控えめなタイセイですが、今後彼がこの戦いをどう乗り越えていくのか?そしてイナと再会できるのか?その成長も追っていくことにしましょう。

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