お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』第76話(終) ちょっとした感想

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烈 車 戦 隊 ト ッ キ ュ ウ ジ ャ ー

 

 

 

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シンカリオン運転士に、悪い人はいないからね―!1年半にわたって続いた『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』のテレビ放送。それもついに、とうとう最終回を迎えることになりました。最終回となる今回は、前半(Aパート)でキリンとのラストバトルを描き、後半(Bパート)でその戦いの後のことが描かれる構成に。若干急な展開等もありましたが、ストーリー上でにおわされていた多くのことがきちんと解決されており、よくこれだけのことを1話のうちに詰め込んだなぁと感じました。

 

詳細は後述しますが、本編のラスト数分のシーンでは、劇場版につながるシーンや、あるいは「これ劇場版でも再登場しそうだな」と感じる要素が頻出。今からもう12月公開予定の劇場版が楽しみになってきましたね。さあ、どんな展開になるんだろうか!?

 

 

 

前回、全シンカリオン同時攻撃にすべてを賭けることにしたハヤトたち。その攻撃事態は何とか繰り出しますが、ブラックシンカリオンオーガを倒すことはできず返り討ちにあってしまい、おまけに名古屋支部の施設損壊まで引き起こしてしまいます。ブラックシンカリオンオーガが次に向かう場所は、国会議事堂。この行動を何としても上空で阻止すべく、ハヤトの提案をもとに出水指令長たちは行動を開始します。やはりブラックシンカリオンオーガのパワーは圧倒的で、全シンカリオンの力を結集しても倒すことは不可能。それどころか、ブラックシンカリオンオーガはますます力を強め、なんと名古屋支部の地下施設を破壊してそのまま東京方面に飛び去ってしまいます。このシーンでの見所は、ブラックシンカリオンオーガの攻撃から撤退する際のシンカリオンたちのアクション。素早く動くと同時に緊迫感を演出しており、画面に引き込まれるような感覚を覚える興味深いシーンになっていました。こうしてなんとか撤退自体は完了したものの、最後の望みだった合体攻撃に失敗してしまったハヤトたち&超進化研究所=チームシンカリオン。しかしここであきらめるハヤトではなく、彼はなんと上空にシンカリオンが通行できる線路を敷き、それでブラックシンカリオンオーガに追いつく作戦を提案します。無謀とも思える作戦でしたが、スザクと出水指令長を中心に、超進化研究所は行動を開始するのでした。かつて第34話で登場したギガントブリッジ(大鳴門橋ベースの巨大怪物体)をヒントに、ナノマシンを使って巨大な線路を敷くことができるのではないかと考えたハヤト。スザクはそんなことは今まで試したことがないとしていましたが、超進化研究所や桜島の地下にわずかに残されていたナノマシンを利用し、出水指令長やヒビキに押される形でそれに挑戦することにします。超進化研究所から提供されるナノマシンの中には、出水指令長がとってきたサンプル(第9話)の他、第24話に登場したあの極小怪物体の姿も。ええ、君まだ生きとったんか!?

 

スザクを中心に、ナノマシンの合成作業に入る超進化研究所。しかし彼女だけでの力はとても追いつかないため、アズサの配信動画などで協力者などを集めて、日本全国に“協力”を求めます。やがてナノマシンが大宮支部より放出され、光のレールが出現。新幹線モードに変形したシンカリオンたちは、それに乗って走行し、ブラックシンカリオンオーガに追いつきます。そしてこのナノマシンの増幅は、思わぬ別効果を生むのでした。いくらナノマシンがあり、そしてスザクが合成能力持ちだとしても、1人で全シンカリオンが走行できる光のレールを作るだけのものを生み出すのは不可能。これを見たフタバたちは、過去にスザクたちが“協力”することでより大きい巨大怪物体を生み出したことに着目し、自分たちがスザクに協力することでナノマシンの合成を早めることができるのではないかと提案。これは見事に成功し、光のレールは生み出され、ハヤトたちのシンカリオンが再び走り出し始めます。“協力”するこそが人類最大の進化のための手段であり、そしてナノマシンを合成・増幅するための最良の手段。この展開自体は過去に出てきた要素をきちんと生かしておりGoodだと思いましたが、キトラルザス同士ではなくキトラルザスと人間との協力でもナノマシンの合成・増幅ができるのにはちょっと「うん?」とも感じちゃいました。悪くはないと思うけど、なんでだろうって思いましたね。まあ、キトラルザスと人間が近い種族だから(?)なのかもしれないけど…。そしてこの“協力”は、ハヤトたちに光のレールをつなぐだけでなく、死んだと思われていたビャッコやゲンブまでをも復活させることに。以前ヒビキが「ナノマシンを使って彼らを復活させられるかもしれない」と言及していましたが、それが実現した形になったんですね。

 

光のレールを伝って疾走したシンカリオンたちは、ついにブラックシンカリオンオーガに追いつくことに。そのまま線路上で各機変形し、さらに伸びる線路を伝って攻撃をくりだしていきます。やがてオーバークロス合体したシンカリオンE5MkⅡ Xブラックシンカリオンは、仲間たちのバックアップを受けながらエネルギーを纏い、ブラックシンカリオンオーガの攻撃をも突破して突撃。ついに数話にわたって続いたブラックシンカリオンオーガとの戦いに決着をつけるのでした。Aパート終盤で描かれるのが、ブラックシンカリオンオーガとの最終決戦。全シンカリオンが光のレールで追いついてきた時に「完全に『烈車戦隊トッキュウジャー』じゃねぇか!」って思って少し笑っちゃいましたが、そのあとの展開はまさにアツい戦いの連続。前回に引き続ききちんと各シンカリオンの戦いっぷりを描きつつ、最終的にハヤトたちの必殺技につなげていたのが素晴らしかったですね~。伸びていく光のレールをつたいながらブラックシンカリオンオーガに次々と攻撃を加えていくシーン、あれは本当によかったですよ!!そしてラストは、シンカリオンE5MkⅡ Xブラックシンカリオンが、他のシンカリオンたちと順々に手をつなぎながらパワーを増幅し、ブラックシンカリオンオーガに突撃することでフィニッシュ。ハヤトとセイリュウ、そして仲間たちの友情パワーで敵を撃破!ってのがこれまたアツいのでいいのですが…。シンカリオンE5MkⅡ X923ドクターイエロー、結局TV本編ではあんまり活躍できずに終わっちゃったのが残念でした。

 

戦いは終わり、日常が戻ってきた。ハヤトたちは仲間たちとともに平和な時間を過ごしていましたが、戦いの終わり=アキタたちとの別れを意味していることにも気づいていました。そしてとうとうやってくるその時。ハヤトは肩を震わせますが、決して泣くことはありません。だってお互い、新幹線とシンカリオンを通じてつながった、“仲間”なのだから―。Bパートは、ハヤトの送った手紙をホクトが読む形で、最終決戦のその後が描かれる形に。ゲンブはシンカリオンの運転シミュレーターにどっぷりハマってセイリュウたちと楽しい時間を過ごしており、ビャッコはキトラルザスの安住の地を探すべく宇宙へ。セイリュウとスザクは相変わらずアズサのもとで居候することになり、そしてアキタたち他のシンカリオン運転士たちは、地元へ帰ることになりました。この中で何が一番面白かったかってゲンブの生き生きっぷり。Aパートで復活したばかりとは思えないくらい元気モリモリで、シンカリオンの運転士シミュレーターでE5はやぶさをプレイしまくっていました。復活してさらにシンカリオンオタクっぷりに拍車がかかったような気がするゲンブ。というかもう、ただのシンカリオンオタクじゃん…。こうした仲間たちとのその後が描かれる一方で、きちんとキリンら今回の事件に加担した側のその後も描写。倉敷親子はこの事件の後始末のために警視庁や関係機関回りをしており、キリンはブラックシンカリオンオーガを撃破された後超進化研究所により拘束。唯一逃げ延びたソウギョクは、人間社会に紛れて潜伏を続けていました。散々悪いことをしてきたくせに、今のところ何の制裁も受けてきていない感のあるソウギョクですが、劇場版でまた一波乱起こす気なのでしょうか。うーん、でもそこまで大物悪役っぽくも見えないけど…。

 

 

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シンカリオン』のTVシリーズは、今回をもって終了。しかしその物語、そしてハヤトたちの進化はまだ止まらない!『シンカリオン』の劇場版、12月公開決定だぁ!

 

劇場版においてクローズアップされるのは、新時代の新幹線として開発中のALFA-X。ALFA-Xがどうしてシンカリオンに?そしてその運転士の正体は誰か?劇場版の公開はもちろん、順次されるであろう情報解禁も、楽しみだ!

 

 

 

 

 

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