お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION』第1話 ちょっとした感想

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2代目戦士、出発進行!

 

 


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可能性は、ゼロじゃない!俺がシンカリオンに乗って、あのお姉さんを助けに行く!!前作の放送終了から、約2年。『シンカリオン』が、『新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION』となり、パワーアップしてついに帰還!その第1話となる今回は、シンやアブトをはじめとするメインキャラクターの登場や、主役機であるシンカリオンE5はやぶさの活躍が存分に描かれており、インパクト大な娯楽作品に仕上がっていましたね。

 

細かい点はもちろん違いますが、大まかな流れが『シンカリオン』第1話とほぼ同じになっているのが興味深い点。これはおそらく、制作側がわざと意識してやったことなのでしょう。メインライターが下山健人さんから赤星政尚さんに交代していますが(その代わり、前作から監督→総監督を務める池添隆博さんも加入)、前作の雰囲気を維持しつつ、新たな物語を生み出してくれそうで、なんだかホッとしました。

 

なお、前作の第1話および最終話の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

中学1年生の新多アユと、小学5年生の新多シンは、東京に住む姉弟。この日、2人はそれぞれの目的があって、群馬県・横川駅にやってきていました。駅周辺や碓氷峠鉄道文化むらなどをめぐり、観光を楽しみますが、2人の本来の目的は達成することはできずじまいなのでした。前作の主人公であるハヤトや速杉家は、そのほとんどが新幹線に関わりがあったり、あるいは新幹線が好きだったりと、新幹線と何かしらのつながりがある形でしたが、本作の主人公である新多姉弟は、特にそういったことはなし。今回シンは現れた宇宙人を追うため、アユは碓氷峠鉄道文化むらに運び込まれたという新幹線の謎を取材するため、現地を訪れていました。(少なくとも今回観た限りでは)2人が鉄道自体にそんなに興味がなさそうであることから、前作のハヤトに比べて、ちょっと鉄道ファンからは少し離れた視点でシンカリオン等を見ているのが、本作の大きな特徴の1つ。鉄道うんちくが聞けないのは残念ですが、鉄道ファン視点が無いことから、よりプレーンなロボットアニメに仕上がっているなと感じましたね。ちなみに、シンたちが碓氷峠鉄道文化むらを訪れる際には、かつて世界を守った謎のロボ:テツドウダーの存在が言及されており、アユが見せたスマホのニュース画面には、荒い画像のシンカリオンE5×800つばめが写っていました。チラっと感じさせる前作とのつながり。いいぞ~!

 

宇宙人の存在も、運び込まれた新幹線の謎の手がかりもまったくつかめず、がっかりしながらおぎのやの峠の釜めしを食べるシンたち。しかし、シンは全く落ち込んでおらず、彼のこうしたあきらめないポジティブ思考は、自身の過去にありました。そんな彼の話に、たまたま居合わせたカメラマンの明星アケノが興味を示す一方で、バイカーたちはバカにして大笑い。場の空気が一気に悪くなりますが、それを打ち砕くように現れたのは…。Aパート後半は、シンの過去の紹介や、アケノや碓氷アブトら超進化研究所横川支部のメンバーの登場パート。ここで、各キャラの性格や背負っていそうなものがわかるようになっています。「可能性は、ゼロじゃない!」をモットーに、あきらめず宇宙人を追い続けるシン。今回の敵集団:テオティは宇宙人である可能性もありますから、このシンの信念が今後ストーリーにどう影響を与えるか、楽しみですね。このようなシンの考え方をバカにしてきたのが、現地を訪れていたバイカー集団。そんな彼らにびしっと言い返して追い払ったのは、たまたま昼食をとっていたアブトら超進化研究所の面々でした。このシーンで、アブトたちも登場。どの面々も正義感が強そうで個性的な見た目をしており、前作の大宮支部のメンツよりもキャラが濃そうな感じがしましたね。

 

アブトたちのアシストにより、その場を切り抜けたシン。彼らはここで初めて対面しますが、その時碓氷峠鉄道文化むら内にハイケンスのセレナーデが流れ、アブトたちは表情を変えて飛び出していきます。指令室に戻った彼らが知ったのは、巨大怪物体:ネギダルマの出現。十河指令長の指示不足や機器の不調に悩まされる中、アブトはシンカリオンZ E5ハヤブサで出撃しようとしますが、適合率不足で動かせません。万事休すかと思われたその時に現れたのは、アブトたちを追って超進化研究所内に迷い込んだシンでした。前作以来、約3年ぶりに現れた巨大怪物体。超進化研究所も来る戦いのために準備を進めていたとはいえ、捕縛フィールドは長年使っていなかったため動かず、十河指令長をはじめとしたメンバーも実戦未経験であったため、指揮系統は混乱するばかりでした。十河指令長は恰幅のいい穏やかなおじさんキャラですが、性格的には前作の出水指令長とは真反対。今回はほとんどいいところなしでした。次回以降経験を積めば、いい指令長になってくれるのかなぁ。こうした混乱のさなか、アブトはシンカリオンZ E5ハヤブサでの出撃を決意。しかし、適合率が足りず動かすことは不可能でした。絶望的な状況の中、迷い込んできたのはシン。彼の超進化研究所側の事情を知らない発言に怒るスマットですが、彼にシンが触れた瞬間、驚異的な適合率があることが判明するのでした。超進化研究所の内部メンバーではなく、外部の子供のほうが適合率が高いこと、偶然マスコットキャラに触れて適合率が判明するというのは、前作第1話におけるハヤトとシャショットのやり取りと同じ。このシーンにはニヤリとさせられました。

 

自分はE5はやぶさの運転士になれる―。その事実に困惑するシンでしたが、アケノに危機が迫っていること、そして自分しかE5はやぶさを動かせないことを知り、「可能性はゼロじゃない」の精神で出撃を決意。アブトのガイドを受けながら、初めての出撃そして変形を遂げます。訓練すらしていないシンにとって、巨大怪物体との戦いは厳しく、当初は防戦一方になるものの、アブトやスマットのバックアップにより、インターロックに成功。こうして自由自在に動けるようになったE5はやぶさは、専用武器エキスカリバーでネギダルマを撃破するのでした。最初こそ戸惑うシンでしたが、アケノがピンチであることを知ってから主人公らしさを発揮。E5はやぶさに搭乗し、ネギダルマとの戦いに挑みます。第1話ということもあり、E5はやぶさの出撃描写はかなり丁寧。同時に、前作第1話も思い出しました「この車両は○○ゆきでーす」というアナウンス、1225km/時の超進化速度、そして「チェンジ!シンカリオン!!」の掛け声…。「ああ、『シンカリオン』が本当に帰ってきたんだ!」って感じでしたね。そうそう、ShincaがICカードからモバイル式にパワーアップしていたのには、びっくりしたなぁ。その後の戦闘では、序盤は不慣れだったものの、スマットの指示によるインターロックや、アブトのサポートで形勢逆転。シンそしてE5はやぶさは、初戦闘を勝利で飾ることができました。シンカリオンになるとキャラが変わるのは、スマットも同じ。シャショットと同じく、ハスキーボイスになるんだね。こうして、初めての戦いを乗り切ったシンたち。彼らの戦いは、まだ始まったばかりなのだ―!

 

 

 


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シンカリオンの運転士となったシン。何とか戦いを切り抜けたものの、再びネギダルマが立ちはだかる。対するE5はやぶさは、ザイライナーE235系通勤電車とZ合体、新たな姿を手に入れる!その名は、シンカリオンZ E5ヤマノテだ!

 

次回は、『シンカリオンZ』の玩具の目玉の1つであるZ合体の初披露回。前作放送時から各所で期待されていた、在来線車両との合体が、ついに実現します!ああ、来週が待ち遠しくてたまらないぜ!!

 

さあ、第2話の感想記事は↓コチラだゼーット!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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