お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

懐かしさに号泣―ウルトラマン ライドメカTOY大全2024

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今回は、3月28日に発売されたムック本「ウルトラマン ライドメカTOY大全2024」のご紹介です。

 

平成に入ってからも、多くの作品が作られてきた「ウルトラシリーズ」。その各種メディア展開時における発売玩具を網羅して紹介するというのがコンセプトとなったムック本が、ついに登場!ソフビやポピニカ等の有名な玩具は、時々ピックアップされることはありましたが、今回のように、特に平成以降の玩具のみに着目して特集するというムック本は、史上初と言っても過言ではないでしょう。

 

この書籍の発売を知って、最初は購入するかどうか迷っていたのですが、つい先日、書店で偶然立ち読みすると、あまりの内容の濃さと懐かしさのあまり、半ば衝動買いの勢いで購入。税込約3000円と決して安くはありませんが、後悔はしていません。予定していなかったので、ちょっと痛い出費だったけどね…。

 

 

 

ムック本の構成は、『ティガ』から始まり、基本的には作品順に玩具を紹介。途中要所要所で、昭和での商品展開や、『グレート』や『パワード』の頃の玩具を紹介。また、当時のバンダイ円谷プロにおける、玩具や兵器デザインの担当者へのインタビューが掲載されていました。

 

メインとなる玩具紹介は、ポピニカやコンテナビークルシリーズ等のDX玩具を筆頭に、フックトイ等までしっかり網羅して紹介。DX玩具は、玩具そのものの画像自体は既に他の書籍等でも紹介がなされていますが、玩具に登載されていたギミックや発売時のパッケージといった、玩具制作元であるバンダイだからこそ持っている資料の他、『ティガ』のポピニカアートデッセイ号のような、初版と再版でパッケージと仕様が異なるものの紹介、さらにはキャンペーン等で限定展開された特別仕様商品までキッチリ紹介されていました。

 

私は特に『ティガ』~『コスモス』ぶち当たり世代であるため、この紹介の時点でもう嬉しい限り。当時欲しかったけど全く売っているのを見かけなかったポピニカ等のスチールを見て、「当時Amazonとかあれば絶対ねだってたろうなぁ」なんて思ってしまいました。

 

当時はインターネットが普及し始めたとはいえ、まだまだネット通販なんて全然メジャーじゃない頃。玩具発売情報なんて、メーカー側も積極的に出してこなかったので、本当にCMと実際に玩具売場に足を運ぶことくらいしか、情報の収集ができなかったんですよね。ガッツウイングEX-Jとかピーパー、コネリー07とか、本当に当時欲しかったけど、ウルトラマンショップにすら売ってなくて(当時は今以上に全国各地に直営店があった)、書籍に掲載されているだけの存在でうらやましかったなぁ。

 

そうしたDX玩具系の次に来るのが、PVC製の廉価玩具セットの紹介。値段的にはポピニカより安価ですが、変形機構等を搭載していないため、ものによってはプロポーションがポピニカ等よりも良く、かつマイナーなのものまで収録していたことが、ハッキリと思い出されました。

 

特に、メカニック好きの私が当時ハマって、買ってもらったりお小遣いをためて買ったりしていたのが、「出撃!! ウルトラメカセレクション」系のシリーズ。ウルトラマン』~『ティガ』、そして『ダイナ』以降は作品ごとの発売になったことは、もう昨日のことのように思い出されます。これ、価格が税抜き1000円ちょうどで、当時は消費税が5%の外税表示だったので、実際は1050円だったんですよね。「物を買うときは消費税を加味して必要金額を考えないといけない」というのは、私にとっては、冗談抜きにこれらの商品群から教えてもらったようなものです。

 

過去、講談社から発売された子供向け書籍では、「出撃!! ウルトラメカセレクション」に収録されていたライドメカのみの紹介でしたが、本ムックは玩具そのものの紹介がメインであるため、各セットに付属してきた、ウルトラ警備隊の基地やウルトラマンパワードの人形も紹介。「これ持ってたよ!」って叫びそうになるくらい、懐かしい気持ちで胸いっぱいになりました。そうそうこれだよ。このときの「ウルトラシリーズ」玩具は、メカニック系玩具が本当に多種多様だったんだよなぁ(今とは違って、メカニックが玩具販促の主体になっていたということもあるのですが)。

 

そして、ラストはインタビューと歴代平成以降作品のデザイナー列伝。前者については13年前に行われたものの再録で、『ティガ』~『コスモス』のことを、後者は新録で、そのほかの平成作品のことをそれぞれとり上げており、ボツデザイン案や未使用デザイン案のイラストが豊富に掲載されていてとても濃厚。下手すれば、「平成ウルトラマン メカクロニクル」や「ウルトラメカ大全」に匹敵する情報量の多さを誇っていました。今以上に防衛隊メカに力が入れられていたからこそ、こうした案も多数出てきてたんだなぁ。今の「ニュージェネレーションヒーローズ」もそれはそれで魅力があるけど、やっぱり…もっと防衛隊メカにも活躍してもらいたいな。

 

「平成ウルトラマン メカクロニクル」と「ウルトラメカ大全」のレビューは、それぞれ↓コチラ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

バンダイにおける「ウルトラシリーズ」玩具の振り返りだけにとどまらず、平成以降の「ウルトラシリーズ」のメカニックデザインのことについてもしっかり触れられている「ウルトラマン ライドメカTOY大全2024」。メカニック好きなら、絶対に押さえておきたい1冊になっていましたね。

 

これを読んじゃうと、やっぱり新作ウルトラマンでは、もっと防衛隊メカに活躍してもらいたいなって思っちゃうよなぁ。でも、『ブレーザー』が割とミリタリー寄りだったから、次回作ではそちら方面の望みはちょっと薄いかな…。

 

 

 

 

 

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