今回は、10月26日（木）に発売された雑誌『CARトップ（カートップ）2023年12月号』のレビューです。
車雑誌の1つとして、毎月リリースされている『CARトップ』。12月号の今回は、『ウルトラセブン』55周年記念企画として、セブンとコラボした特別号であり、「ウルトラセブン＆CARトップ55周年記念コラボ」と題して歴代「ウルトラシリーズ」のライドメカが特集されており、通常女優やグラビアアイドルが飾る表紙には、堂々とセブンが掲載される等、特撮ファンウケ間違いなしの構成となっていました。
私は当初、こうした特集が組まれていることを知らず、たまたま立ち寄った書店で偶然目に入ったので購入。さすがにファン向けのムック本ほどの情報量は無いかと思われますが、はてさてその内容やいかに。
特集は8ページが割かれており、冒頭のページでコラボの理由を説明。その後見開き2ページ（4ページ）でライドメカピックアップして紹介し、残りのページでそのピックアップから惜しくも漏れた残りのメカたちを取り上げていました。
『セブン』と『CARトップ』がコラボした理由は、両者ともにほぼ同じ時期に誕生し（『CARトップ』のほうが若干後発）、55周年を迎えているから。この雑誌がこれだけの歴史を持っていることも初めて知りましたが、それよりも驚いたのが、この『CARトップ』が創刊号でポインターを取り上げていることにもっとびっくりしました。約15年前に発売された書籍『ウルトラセブン1967』において、「ポインターは当時のカー雑誌にも掲載された」という旨の説明とともに掲載されていた、実際の誌面って、『CARトップ』創刊号のものだったんですね。
続いて、ライドメカをピックアップしての紹介。ポインターやマットビハイクル、シャーロックを取り上げるのは順当なチョイスだなと感じましたが、ウルフ777やジオアトス・ジオアラミス・ジオポルトスを取り上げていたのが、面白いなと感じました。大体この手の特集だと、残りはタックパンサーとかスカウターS7あたりが取り上げられる印象がありますが、ウルフ777が来るとはね～。
最後に残りのページでは、ピックアップから惜しくも漏れたライドメカを可能な限り紹介。かなり圧縮して押し込んでいるような形になっていますが、TVシリーズはもちろんのこと、「平成セブン」や『ネオス』、『グレート』や『パワード』もしっかり紹介。ここでの記述で一番驚いたのは、「「平成セブン」に使われているポインターと『ネオス』のハートライダーには深い関係があり、互いにリペイントによる流用関係にある」という分析でした。
確かによく観察してみると、どちらもベース車が同じです。いやぁ、これには本当にビックリして、気づいたときには思わず声を出しちゃいましたね。「『ネオス』ってなんで話数のわりにライドメカが多いんだろう？」ってずっと疑問だったのですが、それが解けましたよ。
55周年記念コラボという、イベント色が強い誌面ながら、さすが車雑誌というべき濃厚な記事が掲載されていた『CARトップ2023年12月号』。バカにしているわけではありませんが、まさかここの記事から新たな知識や発見を得るとは思ってもみませんでした。
そうそう、皆さんご存じの通り、今週末にツブコン（TSUBURAYA CONVENTION）が開催されますが、その開催に合わせて、他の雑誌でもコラボ記事や特集等が掲載。次回以降では、これらを取り上げていくことにしましょう！
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