今回は、3月31日に発売された『平成ウルトラマン メカクロニクル』のレビューです。
『ウルトラマンティガ』放送開始25周年記念として、平成三部作関連商品を続々と発売している円谷プロ。本書もその1つですが、発売告知がなされたのは発売日の2週間くらい前であり、ちょっと急な発売となりました。
店舗やネット通販での一般販売の他、楽天ブックスでは数量限定としてクリアファイル付きバージョンも販売。ファンとしては後者を入手したかったですが、その存在を知ったのが既に別のサイトで予約注文した後だったので、あきらめました。「もう1冊注文すればいいじゃん」って?3,000円代の書籍を何冊もポンポン買うのは、さすがにキツいよ…。
タイトルに「平成」と銘打っていることから、本書では『ティガ』以降の作品のライドメカのミニチュアを、新撮を含む特写や過去画像、および決定稿デザイン画とともに紹介。『ナイス』や『ネオス』などもキチンと紹介されており(ただし、特別枠扱い)、各作品の劇中に複数回登場したライドメカは、ほぼ全て網羅されています。
ライドメカの特写はもちろん見どころなのですがそれ以上に興味深く、そして豊富に掲載されているのが、決定稿デザイン画。各ライドメカと同じ項目に掲載されている他、変身アイテムや武器等は、後ろのページにまとめて掲載するなど、ライドメカの特写以上に充実してるんじゃないかと思えるくらいの掲載量になっています。
ライドメカ特写と決定稿デザイン画を比較しながら読むと、デザインの変遷や細かな違いが楽しめますね。特に変化が激しいなと感じたのは、『ティガ』におけるGUTSのライドメカたち。当初はシャーロックもデ・ラ・ムも、ハデなマーキングが入っていたんだなぁ。
その他、各防衛チームの紹介のラストには、チームの隊長役の方々のインタビューが掲載(『メビウス』のみサコミズ隊長が故人のため、リュウが登板)。当時の思い出などを語っておられますが、オファーを受けた時のことや撮影秘話など、今までのムック等ではあまり語られなかったんじゃないかと思われることにも言及されています。この項目も、見逃せないぞぉ!
ライドメカの特写だけに留まらず、様々な面で本当に見どころだらけな『平成ウルトラマン メカクロニクル』。価格は3,300円とそこそこしますが、値段以上の価値がある書籍だと感じましたね。
『Z』のストレイジといい、本書の発売といい、「ウルトラシリーズ」において防衛チームの注目度が高まっているのは確実。よし、じゃあ新作ウルトラマンでの防衛チームを猛プッシュは固いな!(願望)
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