今回は、「『ウルトラマンブレーザー』直前スペシャル」の感想記事です。
ニュージェネレーションヒーローズ恒例となった「直前スペシャル」が『ウルトラマンブレーザー』でも放送。その中身の大部分は、SKaRDと怪獣の紹介であり、ブレーザーの紹介はラストのわずか2分という、『ブレーザー』という作品の作風が感じられる、いい意味で挑戦的で、そして強く印象に残る、今までとは全く違うテイストの「直前スペシャル」になっていました。
あまりにもSKaRDと怪獣の紹介に注力しており、ナレーションからも制作側の「どうだこれは!」という感じが強く伝わる形になっていた、本「直前スペシャル」。防衛隊大好きな私にとってはぶっ刺さる内容でしたが、肝心のチビっ子たちはどうだったのかな?ウケてくれてるといいんだけど…。
なお、前作『ウルトラマンデッカー』の総括感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
本編構成は、冒頭でもチラッと触れましたが、前半がSKaRDの紹介、後半が怪獣たちの紹介、そしてラストにブレーザーをちょろっと紹介という構成。『ブレーザー』の直前スペシャルなのに、肝心のブレーザーがほとんど出てこないという、異色の構成でした(『ブレーザー』という作品そのものの紹介としては、全く間違ってないんですけどね)。
まずは、SKaRDの紹介から。ゲントをはじめとするそのメンバーのほか、メインメカであるアースガロン、さらには玩具化されないであろう移動用車両や携帯武器などまでが詳細に紹介。併せて、歴代「ニュージェネレーションヒーローズ」に登場した防衛隊の数々(ビートル隊を除く)が取り上げられていました。
メカニック紹介は、こちらがビビるほど詳細であり、携帯武器に至っては、Xio(『X』)のウルトライザーではなく、わざわざストレイジ(『Z』)のLAR20アサルトライフルを取り上げつつ紹介。制作陣が、いかに防衛隊描写に注力しようとしているかが窺えました。これで戦闘機とか特殊ライドメカの数々が出てくると嬉しいんだけど…、さすがにそこまではムリかな。
続いて、登場予定の怪獣たちの紹介。「怪獣たちが海を割り、大地を砕き現れる。その奇々怪々の姿はどうだ!? 今まで見たこともないような大怪獣たちが、次々と迫り来るのだ!」と、ナレーションもノリノリで煽っており、それだけ言うにふさわしい怪獣たちが、モリモリ登場してくれました。
新規怪獣たちの登場のインパクトもそうですが、それに付随している特撮描写にも注目したいところ。ゲードス(第2話登場予定)等のパイロット作品に出てくる怪獣はもちろん、それ以降の通常回に登場する怪獣たちも、ダイナミックで迫力ある特撮描写があろうことが窺えます。さすがに平成三部作の頃のような、予算度外視な超演出には劣るだろうけど、「今のTVでもここまでの特撮が楽しめるのか!!」と、感動させてくれる絵面が展開してくれそうです。
そして、最後の最後でブレーザーの紹介。現時点で、ブレーザーはタイプチェンジ等が予定されていないことから、その紹介はかなりコンパクト。おまけにほとんどは謎扱いで済ませており、あとはナレーションとともにただひたすらそのアクションが放送される形となっていました。
ブレーザー自身の秘密は、ある程度『ブレーザー』の物語と関わってくるんだろうけど、どこまで比重が置かれるんだろう。あんまりそれに焦点当てすぎると、世界観が狭まっちゃう(限られた登場人物のみが関わる物語になってしまう)から、ほどほどにしてほしい感はあるかな…。
宇宙甲殻怪獣バザンガ出現!半世紀以上前から対策を進めていた人類であったが、その超越的な力を前に、防衛軍は手も足も出ない。一隊員であるゲントが、力を強く欲するとき―、光の巨神が現れた!?
来週より、いよいよ『ウルトラマンブレーザー』が放送開始!制作陣の思惑どおり、この作品が新時代の「ウルトラシリーズ」として受け入れられ、さらに発展していくことを願ってやみません。やっぱり、この防衛隊のいる空気感が、「ウルトラシリーズ」なんだよ!
↓ネオンの街に、巨神たちの咆哮が響く―!
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