憧れが本心に変わるとき！ブンブラック誕生
番組は変わって、『爆上戦隊ブンブンジャー』です。
警察官の使命は、人々を守ること。だから、ブンブンジャーも俺が守る！今回は、錠がブンブラックへ初変身を遂げるお話。お話の流れ自体がストレートで、使用している場面も少ないことから、驚くほどシンプルに作られていましたが、だからこそアツい、そして大切なものガツンと伝えてくれるドラマになっていました。
主役回なので当たり前と言えばそうかもしれませんが、今回で錠の魅力が驚くほど深まった印象。前回までだと、まっすぐでマジメな警察官という感じでしたが、やはりその根底にはアツいハートがありましたね。錠は今後も、いろんな意味で視聴者を楽しませてくれるような気がします。
なお、前回（バクアゲ4）の感想記事は↓コチラです。
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また、同日放送の『仮面ライダーガッチャード』の記事は↓コチラです。
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前回、調の指示により、ブンブンジャーとISAをつなぐ役割となった錠。しかし、当の本人は、ヒーローへの強い憧れから、ブンブンジャーへの仲間入りを希望します。ところが、大也はこの申し出を意外にも拒否。落胆する錠でしたが、そんな中ダーツグルマーが現れて…。序盤では、さっそくブンブンジャー入りを申し出る錠と、それを異なる大也のさまが描写。なぜここで大也がこうした返答をしたのかは、明言はされていませんでしたが、このときの錠のセリフやドラマ展開を見れば、明らかでした。錠は確かにヒーローにあこがれており、人々を守りたいと思っているのでしょうが、この時点では「ハシリヤンを倒す」ことばかりに着目していて、それ以外のことには全く考えが至っていない様子。だからこそ、大也はここで錠を認めなかったのでしょうね。でも、直後にブンブンパトカー1と2を整備しているシーンも挿入されているから、同時に「いつかは錠もブンブンジャーに…」と思ってもいたんじゃないかなぁ。それとも、単なる偶然だったのかな？
ダーツグルマーから民間人を救出できたものの、やはり生身で苦魔獣と戦うことには無理があり、窮地に立たされる錠。そのとき、ようやくブンレッド／大也たちが駆けつけ、巻き返しに成功します。しかしダーツグルマーは、ブンレッドたちに自分のダーツをさせるよう仕向け、ヒットした場所に応じた罰ゲームで大ピンチに追い込むことに。これを目の当たりにした錠は、どれだけダーツグルマーにやられようとも、生身で食らいつき続けて…！中盤のシーンでは、ダーツグルマーの地味ながらもいやらしい攻撃と、それに苦しむブンブンジャーの様子が描写。そうしたインパクトの強い描写に目が行きがちですが、要所要所で挿入される、奮闘する錠のさまも見逃せないなと感じました。個人的に注目したのは、ブンレッドが彼のことを認めることになる工場でのシーンではなく、そのブンレッドたちが合流する直前に、錠が女性を救い出すためにダーツグルマーと戦うシーン。彼、ダーツを投げろと言われて、的ではなくダーツグルマーの目を直接狙ってるんですよね。キレイな攻撃の仕方ではありませんが、「時にはそういう手も使うんだ」ということに、彼の人間性を感じました。いやらしさはなく、このような機転も利かせることができるのだなという印象を受けましたね。そんな錠は、金タライや電気椅子攻撃に苦しみつつも、全く闘志を失っていないブンブンジャーのさまを見て、ヒーローになることはどういうことかを痛感。覚悟を決めます。
錠の行動、そして覚悟を目の当たりにしたブンレッドは、ようやく彼を認め、玄蕃を通じてブンブンアックスを彼のもとへお届け。これにより、錠はブンブラックへと変身し、ブンブンジャーは4人となります。ブンブラックは初変身&初戦闘とは思えないほどの、獅子奮迅の活躍を見せ、ダーツグルマーを単独で撃破。その後の巨大ロボ戦でも積極的な攻撃を見せ、見事巨大ダーツグルマーも倒すことに成功するのでした。終盤では、ブンブラックへと変身した錠の活躍が、これでもかというほど描写。ブンブンアックスを軽々と使いこなし、ダーツグルマーの攻撃を真正面から立ち向かって無力化。最後は単独で斬りつけて勝利をおさめます。ここでは、実際の火薬爆破や、太陽光による輝きを上手く利用していてGood。ブンブラックが超カッコよく見えましたが、「ダーツグルマーの弱点は顔だ！」と断言していたのには、ちょっと笑いました。そんなのどんな生き物だってそうだよ。なんなんだ、この『ミラーマン』のOPみたいなマインドは！？こうして一度は撃破されたダーツグルマーでしたが、ヤルカーの手により復活。しかしこれも、初合体となるブンブンジャーロボポリスによって撃破されます。ブンブンジャーロボポリスは、1が頭部に合体し、2が銃の役割を果たすため、通常のブンブンジャーロボに比べるとデザインはシンプル。それゆえ、動きは俊敏であり、デカレンジャーロボというかデカウイングロボみたいな動きをしていました。ブンブンジャーロボポリス、実際のスーツも動きやすそうですね。合成なしに敬礼が出来ちゃうなんて、相当な可動域の確保だなと思いましたよ。
まっすぐでマジメな錠。しかし射士郎は、そんな彼こそ何か大きな裏があるのではないかと勘繰っていた。独断で調査を進める中、新たなるハシリヤンが地球に迫っていて…？
次回は、今回に続いて錠のメイン回。その彼に、射士郎がかかわる形になりそうです。玄蕃が仲間入りするのかなと思ったけど、もう少し先になりそうだなぁ。でもおそらく、GW突入前までには合流してくれそうな気はするんですけどね。
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