お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『王様戦隊キングオージャー』第38話 ちょっとした感想

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気苦労が絶えなさ過ぎた、リタのアイドル潜入捜査

 

 

 

番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。

 

リッたん推しは、揺るがない!今回は、ゴッカンを舞台にしたリタの主役回。前回の次回予告でも明らかだった通り、リタがアイドルに扮する一編となり、しかも変身するのも彼女のみなうえ、演じる平川さんが所属するLDHつながりでTHE RAMPAGEも実名で登場する等、破格ともいえるくらいの力が入れられた主役回でした。

 

アイドル回自体は「スーパー戦隊シリーズ」の歴史の中で何度もやっていますし、こうしたギャグっぽく、しかしなぜか無駄に力を入れている一編を挿入すること自体は別にいいのですが、どうも制作陣の「アイドル回をやりたい!」という思いが先行しすぎていたせいで、お話の内容も構成もしっちゃかめっちゃか。今回だけをアイドル回として楽しむのであれば別にいいのでしょうが、『キングオージャー』の物語の中の連続する一編のうちの1つと考えると、理解に苦しむ展開になっていました。本当、制作側は『キングオージャー』をどうしたいんだ…?

 

なお、前回(第37話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーガッチャード』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

ゴッカンに潜入したギラたちが目の当たりにしたのは、宇蟲五道化のミノンガンとゴーマに支配された国の様子と、彼らによって主催されるアイドルオーディションに嬉々として出場するリタの姿。モルフォーニャから今までの顛末を聞いたギラたちでしたが、リタが進んでアイドルオーディションに参加しているとは到底思えず、ジェラミーとヒメノはリタの真意を探すため、リタの部屋を探ります。一方、ヤンマとカグラギは付き合いきれないと述べ、各々の国を立て直すために別行動をとり始めるのでした。今回は、最初にアイドルとしてオーディションに参加するリタのさまをドドンと見せたうえで、モルフォーニャがギラたちにゴッカンで起きた事の顛末を語る形で、その経緯が説明。前線に立つのは始めてであるミノンガンの、ヒルビルに似た洗脳能力で囚人たちの思考を逆転させいい人たちにしてしまったのは、確かに脅威的な能力だと感じましたが、結局ミノンガンが何をしたかったのは、視聴者にとってギラたちにとっても最後まで謎のままでした。最終的な目的はもちろんゴッカンの占領だったんだろうけど、アイドルオーディションと全く結びつかないんだよなぁ。ミノンガンが熱を入れてるさまはこのあともちょくちょく挿入されますが、「そもそもなぜミノンガンがアイドルオーディションをやり始めたのか」という始まりのにおわせ、つまり起承転結でいう「起」の部分がなくていきなり「承」の中盤あたりから始まってるので、スゲェ消化不良感があるんですよね。そんな、唐突に始まったアイドルオーディションに出場しているリタが、どうしても正気だと思えなかったジェラミーとヒメノは、独自に推測を立てて接触するも、リタな一蹴されてしまうことに。特に、ジェラミーの推測はかなりお粗末でした。リタにホイホイ接触できるのがまず違和感あるけど、リタの部屋に気軽にホイホイ入れちゃうのも、どうかと思うぞ?

 

ジェラミーやヒメノの的外れな推測に辟易しながらも、ミノンガンの指導等を受け、着実にオーディションを勝ち上がっていくリタ。ついに最終オーディションに出場を決めた彼女は、今までの自分の印象をがらりと変え、口元を露出させたフリフリのアイドル衣装で出場。会場を沸かせますが、ミノンガンから「最後の試練」として与えられたヒルビル相手に苦戦。ついに先にダウンしてしまいますが…。中盤では、リタがアイドルオーディションに打ち込むさまが描写。アイドルの例というだけで生駒里奈さんをゲスト出演させたり、リタのステージでの活動シーンを長めにとったりと、かなり時間を割いていました。平川さんはLDH所属で、歴史が少し違えば、かつてのテレビ東京系の特撮作品「ガールズ×戦士!シリーズ」の主役で出演しガチのアイドル活動をしていたかもしれないため、その歌唱力とダンス力は折り紙つき。彼女の魅力と特技を披露するという意味では、今回ほど適したお話はありませんでしたね。こうした活動を経てリタは、最終オーディションにも実質的に合格。しかし、ミノンガンが召喚したヒルビルとの最後のアイドルバトルで敗北してしまいます。ここで召喚されたヒルビル、ホログラムか幻影かと思いきや、なんとンコソパにいた本人らしい。これのおかげで、ヤンマたちがンコソパ奪還の勝機を見出すのは、確かにドラマとしてしっかり繋がってるけど…。うーん、なんだか…それでいいのか?

 

城の前の雪原でうなだれるリタと、近寄ってくるミノンガンたち。そのときギラが駆けつけ、リタの部屋から見つけた絵本を取り出して自分の推測を語ります。しかし、それもまた的外れでありついにリタは激昂。そのままパピヨンオージャーに変身してミノンガンとゴーマを追い払い、ゴッカンを奪還します。戦闘終了後、ゴッカンの天気は珍しく晴れ間を見せ、リタの心にも変化を生じさせたようで…。終盤で、ようやく戦闘シーンが挿入。しかし変身したのはリタのパピヨンオージャーのみで、しかも変身理由がギラの推測を聞いて激昂したため。これでミノンガンたちを撤退に追い込んでしまうのですから驚きです。パピヨンオージャーが強かったんだろうと思うけど、『キングオージャー』におけるパワーバランス、どうなってるんだ?こうした戦いを経て、ゴッカンを奪還したリタ。潜入捜査中は気苦労の絶えない彼女でしたが、ギラたちとの改めてのふれあいを通じて、少しだけ他人にも素直になり始めていました。以前よりも、ちょっぴり表情が明るくなっていたリタ。このラストシーンだけは、確かに一定の評価が出来るものでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一度は奪還に失敗した、ヤンマの国であるンコソパ。しかし、ウルトラスーパーコンピュータを手にしたヤンマには、オージャーカリバーの隠しコマンドを発動させるという秘策があった。発動する力とは何か?そして、ついにンコソパ奪還となるのか!?

 

次回は再び、ンコソパを舞台にしたお話。このあとにシュゴッダム奪還のお話もやらないといけないうえ、ここまでやっといて「やっぱりンコソパは奪還できませんでした」という展開もひどく興醒めになってしまうことから、多分次回でンコソパも奪還することになるのでしょう。オージャーカリバーの隠しコマンドが気になるところだけど、実際のDX玩具とも連動してたりするのかな?

 

さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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