お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『王様戦隊キングオージャー』第37話 ちょっとした感想

f:id:bongore_asterisk:20231119124351j:image

17年前の因縁と後悔に終止符を打つとき!

 

 

 

番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。

 

私は、国のために命を捨てたあなたのお覚悟を…裏切ったのです。今回は、カグラギが主役のトウフ奪還回。夏映画にも登場したイロキがゲスト出演し、17年前の神の怒り事件とカグラギの反乱の真実が描かれ、イロキとの因縁と後悔に終止符を打つという、濃厚なドラマが展開されました。

 

カグラギとイロキのドラマは、演じる佳久さんと雛形さんの演技が素晴らしく、見ごたえ抜群。カグラギというキャラを深化させるために絶対に必要なエピソードでしたが、「これをこのタイミングでやるか?」という感じは拭えませんでした。何なんだろう、このすっげぇアンバランスな感じ…。

 

なお、前回(第36話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーガッチャード』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

自身の国であるトウフを奪還するために、リタとともに潜入したカグラギ。既に彼は、ここを静謐のグローディが支配していたこと、そしてイロキが復活させられていることを知っており、グローディが出現した直後、リタにそれを任せて自分は城の中へと潜入してしまいます。同じ頃、食料不足に苦しむギラたちもまた、カグラギの意思とは無関係にトウフ奪還作戦を展開。現地に潜入しグローディと対峙しますが…。今回の主役は、前回の次回予告の通りカグラギ。前回のお話の時点で、リタはカグラギと行動を共にしていたため、彼女のもある程度の出番が用意されているのかと思いきや、序盤でグローディと戦う程度でした。おそらく次回にて大量に出番があるからゆえの措置なんだろうけど、うん、何と言うか…ねぇ?そして、このようにカグラギたちが行動を起こしていた一方で、全く別の発想から、結果的にトウフを優先的に奪還しようと考えて、行動を起こし始めていたのがギラたち。トウフに食料供給を頼るチキューの国家間構造により、イシャバーナの食料は既に底をつきかけており、食糧確保のためにトウフ奪還を画策します。一瞬、「自国民が何か月か食っていける分だけの食料備蓄はしていないのか?」と思っちゃいましたが、宇蠱五道化によるチキューの各国支配は半年超続いていたから、その間に底をついちゃったんだろうなぁ…。

 

因縁のイロキと、城の中で対峙したカグラギ。悪の女王がごとくふるまうイロキでしたが、対するカグラギは、改めて17年前のことを思い出したうえで、イロキの本当の思いを自分なりに理解し、そして当時、イロキの言うとおり自らの手で彼女を討てなかったことを悔やみます。カグラギのそのさまを見た、イロキは―。中盤は、カグラギとイロキの1対1のやり取りがその中心に。トウフにおける、17年前の神の怒り事件の表向きの流れが改めて語られたのち、カグラギだけが知るイロキを討った際の真実、そしてイロキが突然心変わりしたように人々の食料を突然ガメ始めた理由が、相次いで描写されます。表向きはイロキを討ち王となった、英雄的な立ち位置のカグラギでしたが、実際はイロキが毒入りの米を食べて死亡しただけであり、カグラギは彼女に言われる通り斬ることができず、そのまま篝火の転倒が火種となって業火に包まれた城から逃げ出すことに。さらに、イロキは有事の際に食料を独り占めした悪者だと思われていましたが、実際には、グローディが米等に毒を混入させていたことをいち早く察知しており、国民を守るべく起こした行動の結果であることが、相次いで明かされます。中盤のこれらのシーンは、情報量もさることながら、佳久さんと雛形さんの演技の圧が凄まじく、思わず見入ってしまうほどのインパクトのあるシーンに。『キングオージャー』における名シーンの1つと言えるでしょう。「カグラギが王となり、そして民のために手を汚すことを知ったからこそイロキの本心を知る」という展開、そして「かたくなにわざと、カグラギがイロキを討つさまを映さない」という視聴者の想像を広げてくれる演出が、本当にベストマッチを見せてくれていましたね。残念なのは、これが各国奪還作戦の途中に展開されていることだよ…(本来なら、ドラマの本筋的にそれを進めないといけないので、カグラギの過去にかかる話にはあまり時間を割けないはず)。

 

イロキと様々な意味で決着をつけたハチオージャー/カグラギは、そのまま城の外へと飛び出し、クワガタオージャー/ギラたちを襲うグローディを攻撃。そのまま獅子奮迅の活躍を見せ、グローディを撤退に追い込みます。こうしてカグラギは、トウフを奪還することに成功すると同時に、国を守るべく今後はさらに汚れた道に進むことを厭わないと、固く誓うのでした。ギラたちは、ヒメノの鋭い勘のおかげで、毒入りおにぎりを食べずに済むことに。そのままグローディとの戦闘にもつれ込みますが、ただでさえ空腹状態のうえ、グローディの攻撃に苦しめられた彼らは、かなりの劣勢を強いられることになります。ギラたちは今回、ほとんどいいところなし。空腹のせいでまともに動けないのはわかりますが、なんだかギャグ要員っぽい扱い方になっていました。食べ物を粗末にすることに激昂するのは、よくわかるしもっともだと思うけど、なんかもう少し演技の表現の仕方はなかったのかなぁ?ヤンマはガチ泣きしてたけど、あなたンコソパ陥落したときですら涙流さなかったよね…。本当、『仮面ライダーゼロワン』のお仕事5番勝負のノリで各国奪還編をやってるから、こうしたよくわかんない緩急の演出が時々出てくるんだよなぁ。こうした体たらくのギラたちに対し、バシッとカッコいいところをキメてくれたのがハチオージャー。単独でグローディをこれでもかというほど攻めたて、ほとんど反撃のスキを与えずに撤退に追い込みます。このときのハチオージャーの活躍は堂々としており、さらに中盤においてあれだけのドラマを描いていることから、その覚悟もこれでもかというほど感じられるものに。彼の活躍が本当に光っていましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギラたちが次に奪還を目指すは、リタの国ゴッカン。そこでは「宇蟲王専属アイドルオーディション」が開催されることになっており、リタもいち出場者として舞台に立つことに!果たして、リタの考えるゴッカン奪還作戦とは何か!?

 

次回は、ゴッカンが舞台のリタ主役回。演じる平川さんの得意分野が生かされそうであり、「スーパー戦隊シリーズ」定番のアイドル回が展開されるのは別にいいのですが…。今チキューの覇権をギラたちかダグデドたちどちらが握るかを争っているところだよ?ストーリー的にも劇中での空気的にも、こんなことしてていいのか…?

 

さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Twitter Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

Twitter https://twitter.com/CTF_bongore_A

Instagram https://www.instagram.com/bongore200706/