今回は、11月18日に発売されたウルトラソフビシリーズ「ウルトラマンブレーザー大決戦セット」のご紹介です。
実質的に第18・19話の2話にわたってブレーザーたちを苦しめた、ブルードゲバルガを、特別仕様のブレーザーのソフビと合わせてセットで商品化。イルーゴ単体でのソフビ化が難しいこともあっての商品企画なのかなと思いましたが、翌週にファードランアーマー関連の商品が大量に出るのに、その前にある程度（ソフビとしては）高額な商品をリリースするのは、なかなか大胆な試みだなと思いました。
なお、イルーゴおよびブルードゲバルガが登場した『ブレーザー』第18・19話の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
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本商品に同梱されているのはチルソナイトソードを持ったブレーザーと、ブルードゲバルガの各ソフビ。それぞれ順々に取り上げていきます。
まずはブレーザーから。通常販売されているブレーザーのソフビの金型を徹底的に流用して制作されており、新規造形箇所は、チルソナイトソードとその周辺の右腕周りのみ。「どうせ右腕に新規造形箇所があるのなら、右腕を丸ごと作り直せばいいじゃん」と思いますが、そうはしていないあたり、徹底的なコスト削減の意識が感じられます（そのため、右腕部分に不自然な継ぎ目の段差がある）。
そんなこのソフビですが、新規造形箇所はけっこう頑張って作り込まれており、塗装もある程度充実。剣身に細かくグリーンをあしらうのは難しかったのか省略されているものの、ツヤのあるブラックでその特徴を可能な限り表現しているほか、ガラダマ部分はメタリックパープルでしっかり塗装されています。
欲を言えば、せっかく右腕を途中から新規造形しているのだから、それを活かしてその部分を可動するようにしてくれると嬉しかったなという印象。これがあると、さらに遊びの幅が広げられたように思いますね。
続いて、ブルードゲバルガ。こちらはウルトラ怪獣DXのゲバルガの金型を改造しており、特徴的な背面のイルーゴは、臀部に向けて1つに収束するように造形されていて、ゲバルガ側の金型改造も最小限かつ改造箇所が目立たないようにする配慮がなされています。
ゲバルガ単体では可動箇所はほぼ皆無でしたが、このブルードゲバルガの場合は、各イルーゴの首を動かすことが可能。ソフトビニール自体も軟質なものが使われているため、可動箇所以外の部分も、劇中のようにグネグネ動かすことが可能です。本来想定されている遊び方とは若干異なるんだろうけど、結果的に劇中再現がしやすいソフビになっていますね。
塗装については、大部分を成型色で表現してコストカット。ゲバルガとは違う新規塗装箇所は、イルーゴ部分のみですが、これは各顔の上半分を塗装するのみに留めています。新規塗装箇所は少ないけど、その部分にもメタリックカラーを細かく使っているから、頑張りは感じられるかな。
そしてラストは、ブレーザーとブルードゲバルガの組み合わせ。通常ソフビ1体とDXソフビ1体で対決遊びが出来ることから、なかなかお得なセットと言えますが、よく考えるとこの組み合わせって、劇中では第19話の一瞬しか登場してないんだよな…（チルソナイトソードはイルーゴにすぐ破壊されてしまうため）。
徹底的な流用をベースにしており、制約が感じられたものの、その中で可能な限り劇中再現と変化をつけていたように感じられた「ウルトラマンブレーザー大決戦セット」。主役ウルトラマンと怪獣のソフビがセットになっていることから、今からブレーザーの玩具で遊び始めるちびっ子たちには、特にオススメできる商品であるように感じました。
そして、このセットが発売された翌週に相次いで発売されたのが、ファードランアーマー関連の玩具。これについては、来週以降順次取り上げていくことにしましょう！
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