お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『黄金勇者ゴルドラン』ちょっとした感想 14th-Adventure(第40~42話)

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今回は、黄金勇者ゴルドラン』の感想記事第14回目です。

 

物語は、とうとう最終クールである4クール目に突入。当然クライマックスに向けてストーリーがどんどん展開されていくわけですが、その中でも特に丁寧に描かれるようになるのが、拓矢たちから見て敵にあたるシリアスの変化です。今までは血も涙もないワルターと対照的な人間として描かれていた彼の持つ、人間性は何か?それがどんどん明かされていく点に、ぜひ注目していただきたいですね。

 

 

 

 

第40話「おこさまランド」

1995年11月18日放送
登場した敵他:正八面体型ロボ(名称不明)、エクセルギア部隊

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「ようし、子供の子供による、子供のための国づくりだい!」


STORY:レジェンドラへの道が次に指し示した星は、アドベンジャーも全く知らない未知の星。期待に胸膨らませて降り立った彼らが見たのは、なんと子供だらけの国だった!無実の罪で投獄されそうになった拓矢たちは何とか脱走するが、その後少年グラッチェと出会いもう1つの国へと向かう。この星が二分されているのはなぜか?そして子供だけしかいないのはなぜか?些細な理由から戦争が起きそうになる中、シリアスの襲撃が始まった―。


「子供たちだけで構成されている国」をベースとして展開される一編。こうした設定はファンタジー系の作品では決して珍しいものではありませんが、この星(国)に子供しかいない理由は意外なもので、正直意表を突かれたと感じました。また中盤のシーンでは考えさせられるシーンも存在。シンプルながら深いお話に仕上がってたと言えるでしょう。


次の惑星を目の前にし、期待に胸膨らませる拓矢たち。アドベンジャーも全く知らない星ということで彼らが降り立ってみると、なんと目の前に広がっていたのは社会生活を送る子供たちでした。その後、ひょんなことから無実の罪で捕まり、その国の総理大臣の少年:マフィンに処罰されそうになる拓矢たちでしたが、なんとかその場から脱出。脱走の果てに出会ったのは、もう1つの国の主である少年グラッチェでした。アドベンジャーにも情報がなく、子供しかいないという今回の星。これがすべて後半の展開の伏線になっているのが秀逸です。そんなこの星は、マフィンが統治する「労働=勉強」と捉えて日々“労働”に励むマジメ系の子供が住むマフィン国と、グラッチェが統治するおちゃらけた子供たちが住むグラッチェ国に二分されており、両者相いれない関係になっていました。マフィン国は勉強と規則を重視しており、規則をちょっと破れば厳罰に処すというスタンスの模様。しかし、マフィンの出すテストに80点以上で合格できれば、無罪放免&市民権が獲得できるようです。なんだこのガバガバ基準!?ちなみに、このシーンで“テスト”というワードを聞いた拓矢は蕁麻疹を発症。我慢の限界を迎えた大は、なんとその力で縛っていたロープを引きちぎり、拓矢と和樹を抱えて脱走します。拓矢の反応はいつも通りって感じだったけど、ここで真っ先に脱走を図るのが大だったのは、ちょっと意外な感じがしたなぁ。


グラッチェの城に入り、そこでグラッチェとマフィンの関係について知る拓矢たち。グラッチェの考え方に共感した彼らは、この国をより良くするためにあれこれ法案を出しては通しますが、それに縛られることになった市民たちは…。グラッチェ曰く、彼とマフィンは兄弟。性格が真反対な2人はケンカ別れしてしまい、今に至るようです。実はこのケンカの理由も、非常に些細なことがきっかけ。これは後々明かされることになります。さて、マフィンの国よりグラッチェの国の方が居心地がいいと感じた拓矢たちは、この国をよくするために、グラッチェに許可を得たうえでそれぞれ思い思いの法案を提案。それは法制化されますが…。拓矢たちが提案したのは、「昼間には必ず昼寝をする」・「どこに落書きしても構わない」・「いつまでも夜遅くまで起きていても構わない」というもの。これにより拓矢たちは自分の思い描く生活を手に入れますが、だんだんと退屈してくるのでした。ここで興味深いのが、この法律により逮捕され、裁かれている人々が必ず描写されている点。「子供のために」と言っているはずなのに、誰かを苦しめてしまっている―。この描写は一見するとただのシーンの連続のように見えますが、その裏には制作側の“伝えたいもの”が織り込まれていたように感じましたね。ちなみに法律違反すると、逮捕者はすぐ処刑場送りにされることに。処刑場と言っても実際に殺害するわけではなく、洗濯ばさみを使って痛めつけるだけでした。この直前のシーンで銃を持つ軍人が登場したりしていたので、違反者は本当に処刑しちゃうのかと心配しちゃったよ!


自分たちの提案した法案をやめさせようと、グラッチェに直談判しようとする拓矢たち。しかし、当のグラッチェはテレビ電話越しにマフィンとケンカ。とうとうとうとう戦争を始めるにまでエスカレートしてしまいます。さすがに冗談じゃないとして割って入る拓矢たち。そんな中、ある1本のテレビ電話が、この星の真実を暴くきっかけになるのでした。マフィンからけしかけられたことで、「こうなったら戦争だ」として軍隊を出動させるグラッチェ。マフィンも対抗して軍隊を出動させ一触即発の状態になり、拓矢たちは戦争を止めるために間に割って入りますが、その時出現したのが巨大なテレビ電話でした。このシーンで、この星の真実が判明。グラッチェとマフィンの母親は長期宇宙旅行に出ており、この星はその間彼らが遊ぶために母親が買い取った星でした。実はこの星自体は彼らの遊び場であり、彼らが統治していた国も、いわゆるごっこ遊びの一環だったというオチ。国が二分してしまったのは、ケーキの取り合いでケンカになっていたからでした。いやぁ、この展開は予想してなかったぞ。意表を突かれたって感じだなぁ。アドベンジャーにこの星の情報がなかったのも、昔から存在している星ではなかったからだったんですね。しかし、長期宇宙旅行に行ける上に子供たちのために星まで買い与えるなんて、彼らの母親はすごい財力だなぁ。それだけお金があったら、彼らも宇宙旅行に連れていけたと思うんだけど…。

 

全てを知った拓矢たちは、グラッチェとマフィンを一喝。戦争を直ちに中止させ、簡単な問題解決方法を例示します。その時、シリアスの襲撃が。武器が全部おもちゃのためグラッチェとマフィンの攻撃が全く役に立たない中、スカイゴルドランたちが奮戦。最後はグレートゴルドランで勝利をおさめ、この星を後にするのでした。グラッチェとマフィンのケンカ別れの理由とこの星の真実を知ったことで、あきれたと同時に激しい怒りを覚えた拓矢は、彼らを一喝。平和的な解決方法としてじゃんけんを教えます。グラッチェとマフィンはじゃんけんの存在を知らなかったらしい。時系列は前後しますが、今回のラストシーンで再度このじゃんけんが出てきていたのはいい余韻を残してくれていました。このような拓矢の行動により、グラッチェとマフィンが歩み寄ろうとする中始まったのが、シリアスの襲撃。グラッチェとマフィンの武器は全部おもちゃであるため全然効果はなく、スカイゴルドランたちが代わりに戦うことになります。今回は久々にスカイゴルドランやグレートゴルドランの合体バンクシーンがフルで流れることに。きちんと各ロボの活躍も描かれており、いいところをキャプテンシャークとワルターが持って行ったのも面白かったですね。スカイゴルドランを助けて去っていくワルター、いつになく凛々しく見えたぞ…。

 

 

 

第41話「夢の惑星」

1995年11月25日放送
登場した敵他:名称不明のロボ、エクセルギア部隊、惑星ミラダイスの磁気音波

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「ウソだ!こんなのまやかしだ…。こんなチャラチャラしたものが、私の望んだものだというのか!?」


STORY:拓矢たちの行動を予測し、次に訪れであろう惑星:ミラダイスに先回りしたシリアス。彼は暇つぶしをかねてレイザーとともに星に降り立つが、その周りでは次々と物が出現するという奇妙な事件が起きていた。やがて現れた遊園地でめいいっぱい楽しむシリアスだったが、ふとしたきっかけでこの惑星の真実を知り、戦慄するとともに惑星を激しく憎悪する。ヒートアップする惑星への攻撃。シリアスの本心は、一体何なのだろうか?


ゴルドラン』の物語も40話台に突入し、そろそろ最終決戦ムードへ。今回はその前段階として、今まで冷酷な一面しか描かれてこなかったシリアスの本当の性格、そして本当の願いに迫るお話になっていました。拓矢たちの出番も少なめで、主役はシリアスといった感じ。要所要所で挿入されるワルターのシリアスに対する思いも、見逃せません。


拓矢たちの行動を予測し、惑星ミラダイスへやってきたシリアスたち。準備を整えた彼は、暇つぶしをかねて惑星に降り立つことにします。レイザーを連れて降り立ったその星は、一面草原が広がる星。しかし、突然レイザーと遊ぶためのフリスビーが現れたり、メリーゴーランドが現れたりと、奇妙な現象が起きるのでした。惑星ミラダイスは、惑星自身が意思を持っている星。物語開始と同時に惑星の声(意思)の描写が入るため、視聴者には早い段階で「この星にはどんなカラクリがあるか」ということがわかるようになっています。さて、そんなミラダイスに降り立ったのは、意外にもシリアス。一面草原が広がる星でため息をつく彼でしたが、フリスビーが現れたりメリーゴーランドが現れたりという奇妙な現象が発生。疑問に思いつつも、それを楽しむのでした。いつもはめったに船外に出ないシリアスですが、今回は外出。ミラダイスでレイザーと触れ合います。メリーゴーランドが現れた時点で、普段のシリアスなら警戒して何かアクションを起こすはずですが、まんざらでもない顔して楽しんでいた今回の彼。これは後半の展開の伏線になっています。


戸惑いながらも、メリーゴーランドを楽しんだシリアス。そんな彼の前に、今度はジェットコースターやコーヒーカップなど、次々にアトラクションが出現。やがて一帯は遊園地と化し、シリアスは普段の自分を忘れて遊び続けます。同じ頃、ワルターは、突然消息を絶ったシリアス艦隊のことを心配するのでした。シリアスの前に次に現れたのは、遊園地のアトラクションの数々。普通に考えればどう見てもただ事じゃないと感じるのですが、シリアスは併せて現れたピエロたちに乗せられたこともあり、ほとんど疑問を持たずに遊びほうけます。今までは見せなかったような、純粋な笑顔を見せるシリアス。これが本当の彼なんでしょうね。一方、拓矢たちのためもありシリアス艦隊を追跡続けてきたワルターは、突然レーダーから消失した艦隊に疑問を持つことに。心配するワルターをよそに、シリアスの人格を思い出し恐怖するカーネルでしたが、それでもワルターは「シリアスには我々の知らない一面があるはずだ」と力説するのでした。拓矢たちのバックアップとして、シリアス艦隊を追い続けてきたワルター。しかし今回の口ぶりから、その行動は彼がシリアスを心配していたがゆえでもあることが判明します。そしてこのシーンでは、ワルターのシリアスに対する思いもわかることに。シリアスに恐怖するカーネルに対し、我々の知っているシリアスが、「彼のすべてではないと思っている。(中略)希望ではない!そう確信しているのだ。」と断言。このシーンのワルター、カッコよかったなぁ。そして、けっこう弟思いの兄だったんやね…。


遊園地で一休みするシリアス。そこで彼は、レイザーが腹をすかせた瞬間に食べ物が現れたのを目撃し、この星の真実を知ります。それに戦慄するとともに、激昂したシリアスは、エクセルギア部隊を呼び寄せて惑星の破壊を画策。遅れてミラダイス付近に到着した拓矢たちも、そのとばっちりを食らう形になります。しかし、いくら攻撃しても遊園地は崩壊せず…。遊園地でレイザーの前に食べ物が突然現れたのを目撃したことで、この星の持つ性質に気づいたシリアス。これはシリアス自身を戦慄させるとともに、激昂させるきっかけにもなりました。惑星ミラダイスは、訪れた者の本当に願っている夢を具現化してくれる星。それに気づいたシリアスは、レイザーの前にフリスビーや食べ物が現れた現象に合点がいきますが、同時に遊園地が現れたのが自分の夢が原因であることに気づきます。父親から厳しく育てられ、夢は「全宇宙をワルザック帝国の支配下に置くこと」って言っちゃうくらいの少年だったシリアス。しかし今回のこのシーンで、彼自身も気づいていなかった彼の本当の夢=子供らしい一面が見えることになります。ワルターが言うように、やはりシリアスには我々の知らない一面があったのですね。しかし、そんな自分の一面をどうしても否定したがったのがシリアス自身。彼は「こんなことを自分が望んでいるはずがない」としてエクセルギア部隊に出動を命令。何度も何度も遊園地を破壊させますが、それでもなお遊園地は復活し続けるのでした。自分自身も知らなかった一面を否定しようと躍起になるシリアス。この時の彼の鬼気迫る表情が、視聴者に彼の複雑な心境を察させてくれています。


エクセルギア部隊と巨大ロボに襲われ、劣勢のスカイゴルドランたち。スキを見てグレートゴルドランに合体し、何とか敵を撃破します。その後、ミラダイスの先の光のレールが伸び始めていることに気づいた拓矢たちは、追加で現れたデスギャリガンを振り切って光のレールに乗り、次の惑星へと向かうことに。同じ頃、ミラダイスから帰還したシリアスは、驚くべき行動に出るのでした。今回現れた名称不明のロボは、強烈な風でスカイゴルドランたちの行く手を阻むことに。しかし、拓矢が超電磁ストームを使うよう指示したことで逆に敵を押し返し、グレートゴルドランへの合体の上撃破に成功します。グレートゴルドランのパートでは、スーパー竜牙剣で戦うシーンも存在。グレートゴルドランがすぐグレートアーチェリーを撃たなかったのって、今回が初めてじゃない!?こうして戦闘を乗り切り、拓矢たちが再び光のレールに乗った頃、未だに遊園地の破壊に躍起になっていたシリアス。しかし、夕暮れと同時にその遊園地も消失し、彼は帰還します。帰還後、惑星ミラダイスの声を聴いた彼は、なんとプラネットバスターを使ってミラダイスを丸ごと消し飛ばしてしまうのでした。ミラダイスの力は、日没とともに消失。それに気づいたシリアスは船への帰艦を決めますが、その直後、ミラダイスが「訪れた者の夢をかなえる星」であることをミラダイス自身から知らされ再び激昂。プラネットバスターを使って文字通り消し飛ばしてしまうのでした。自分の一面を自分自身の手で否定するために、惑星1つ消してしまったシリアス。果たして彼に、本当に未来はあるのか―。

 

 

 

第42話「天から来た勇者」

1995年12月2日放送
登場した敵他:ガーゴイル、エクセルギア部隊

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「伝説の勇者は、本当にいたのかもしれないわね。」


STORY:再び拓矢たちの先回りをしたシリアスが訪れた星は、惑星ムッティー。そこでは魔獣ガーゴイルが跋扈し、星の人類は絶滅寸前にまで追いやられていた。自ら調査に出たシリアスは、そこで生き残りの人類:メーテたちと出会う。彼らと仲良くなり、さらに拓矢たちとも出会った時、ガーゴイルが出現する!一足先に脱出してしまうシリアス。彼の手にはプラネットバスターの引き金が!彼はメーテたちもろとも、星を破壊する気なのだろうか!?


前回に続き、シリアスの内面に迫ろうとする一編。前回と同じく、視聴者に「シリアスって本当は純粋な悪じゃないんじゃないか」と思わせるのにプラスして、劇中の登場人物である拓矢たちも、シリアスのその隠された一面を知る展開になっています。お話自体はシンプルですが、シリアスの心の変化の描写に力を入れている外せないお話。ラストシーンのメーテの言葉も、いい余韻になっています。


悪夢にうなされつつも、前回に続き再び拓矢たちの先回りに成功したシリアス。そんな彼が訪れた星は、惑星ムッティーでした。夢のことを思い出して自ら調査に出ることにしたシリアスは、現地調査を開始しますが、その中でこの星の住人であるメーテたちと出会います。惑星ミラダイスでの一件はシリアスの心に深い爪痕を残したようで、今回は彼の夢の中に登場。母親の幻影までもが現れ、それが彼を苦しめます。このシーン自体は短いですが、今回の中後半の展開の伏線になっていると同時に、「シリアスは母親の愛に飢えている」ということがわかるシーンになっています。興味深いなぁ。そんなシリアスが目にした星が、惑星ムッティー。最初は部下に調査に行かせようとしていた彼ですが、先ほどの夢のことを思い出し、何かに期待するように自ら現地へ赴きます。そして、レイザーが負傷したことをきっかけに、ムッティーの住人であるメーテたちと出会うのでした。惑星ムッティーには「勇者の伝説」が残されており、それによると、星降る夜に天から勇者が舞い降りて、人々を救うだろうというものらしい。てっきりゴルドランたちのことを示しているのかと思っていましたが、これは後半でちょっと意表を突く予想がなされることになります。


最初は警戒しとんがっていたものの、じょじょにメーテたちと打ち解け始めたシリアス。彼はバケツでの水くみやら薪割りやら、様々な手伝いに精を出します。彼らと親交を深め、そしてメーテに母の面影を見たシリアスは、魔獣ガーゴイルの話を聞かされるのでした。こんなところで暇している場合ではないシリアスでしたが、メーテたちの押しやメーテ自身の雰囲気が母親に似ていたことから、じょじょに警戒心を緩めて彼らに協力するように。中盤のシーンでは、シリアスがバケツで水くみをしたり薪割りをしたりなど、メーテたちの手伝いを頑張ります。シリアスは力仕事は苦手なものの、薪割りはできることから、王室内ではひと通りの“生きる術”は教えてもらっている様子。「王室で育ったから何もできない」ってパターンになるかと思いましたが、意外に雑務もこなせるんですね。そんなシリアスが手伝いの合間に聞かされたのが、魔獣ガーゴイルの伝説。ガーゴイルの手によりこの星の人類の大半は殺され、もう生き残りはここにいるメーテたちだけであるということが明かされます。平和なジャングルの星に見えて、割と物騒だった惑星ムッティー大自然が多く残ってるあたり、ガーゴイルを倒すような兵器を造る科学力もなかったんだろうな…(しかしその一方で宇宙船は造れたらしい)。


シリアスに遅れる形で、惑星ムッティーに到着した拓矢たち。星いっぱいに広がるジャングルを見て平和な星だろうと思い込む彼らでしたが、ジャングル内に仕掛けられたトラップを見て、この星には何か(=ガーゴイル)がいることを察します。その後彼らは偶然メーテのもとにたどり着き、シリアスの新たな一面を知ることに。そんな中、ガーゴイルがメーテを人質に取って出現します。前回に続き、拓矢たちの出番は少なめ。しかし今回はシリアスの新たな一面を知ったり、自分たちで星の秘密に気付く→戦闘へと、前回に比べるとお話上でこなした事柄が多くなっていました。そんな彼らもメーテたちと出会いますが、そこに現れたのがガーゴイル。メーテを人質に取ったガーゴイルに対し、シリアスを避難させてスカイゴルドランたちに戦いを挑ませる拓矢たちに対し、シリアスはレイザーとともに星を脱出。シュバンシュタインへと戻り、再びプラネットバスターを使用しようとします。ガーゴイルは典型的な西洋系モンスターって感じ。パワー系であるもののそんなに強くなさそう…と思っちゃいましたが、実際にはスカイゴルドランたちをかなり苦しめました。そんな拓矢たちに対し、シリアスはシュバンシュタインへと戻り迷わずプラネットバスターを起動。照準を惑星ムッティーに合わせます。星を破壊しようとしていると思ったワルターは、キャプテンシャークと共に割って入りますが、エクセルギア部隊に阻まれるのでした。


ワルターの願いもむなしく、発射されてしまったプラネットバスター。しかしそれはかなり威力が絞られており、ピンポイントでガーゴイルを撃破するにとどまります。この直後、シリアスの艦隊は別の場所へ移動。最後にメーテは、「既に“勇者”は舞い降りていた」と実感するのでした。無慈悲にも発射されてしまうプラネットバスター。さすがにこの時は私も「拓矢たちももうおしまいか!?」とハラハラしましたが、実際のそれはかなり威力が絞られており、ガーゴイルをピンポイントで撃破するのでした。惑星破壊ではなくガーゴイルのみを倒し、メーテを救ったシリアス。ギリギリまでシリアスが悩み抜き、そして照準内にメーテとガーゴイルの姿が入っていたことから、発射直前にその威力調整を行ったのでしょうね。そしてラスト、平和になった惑星ムッティーの夜空を見上げ、「あの星降る夜(シリアスが来る直前の夜)に、既に勇者はこの星に舞い降りていたのだ」と一人確信するメーテ。このシーンは、メーテの発言を「純粋にゴルドランたちとシリアスの放ったプラネットバスターを勇者と捉えている」か「メーテは自分なりにシリアスの正体を察し、プラネットバスターを放ったのがシリアスだと気づいた」かのどちらにもとることができる、興味深いものになっています。こういう推測しがいのあるラストは、余韻があっていいなぁ、ちなみに私は、後者だと思いますね。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第43話から第45話をご紹介予定です。『黄金勇者ゴルドラン』。ミラクギャラクティカバスター!!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1995年放送の黄金勇者ゴルドラン』挿入歌「午前0時のアドベンチャーです。

 

ワルター役の森川智之さんが歌う、『ゴルドラン』の挿入歌の1つ。「タイムマシンはないけれど」とは違って劇中では使用されませんでしたが、それが惜しくなるくらいの秀逸な仕上がりの一曲になっています。

 

森川さんが歌っていますが、ワルターのテーマソングというよりも、『ゴルドラン』のイメージソングのような感じになっているのが特徴的。メロディーも相まって、大人っぽい印象も受けるのがいいですね。

 

 

 

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