お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『黄金勇者ゴルドラン』ちょっとした感想 12th-Adventure(第34~36話)

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今回は、黄金勇者ゴルドラン』の感想記事第12回目です。

 

登場!掟破りの新勇者!?今回ご紹介の3話では、まさかまさかの9番目の勇者:キャプテンシャークが登場。生死不明となっていたワルターも、「イーター・イーザック」を自称して再登場し、これから展開される後半の物語をさらに面白くさせてくれています。詳細は後述しますが、キャプテンシャークの劇中上での登場経緯は割としっかり設定されており、なかなか秀逸だと感じましたね。

 

 

 

 

第34話「まぼろしの青空」

1995年9月30日放送
登場した敵他: ソルベット軍団(カスタムギア)、地下都市ガランドウの警察

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「あれは何…?」「あれが、太陽さ。」


STORY:科学の発展した豊かな星だと聞き、ウキウキして惑星ガーランドを訪れた拓矢たち。ところが地上は荒廃しきっており、人々の影はなかった。探索を続ける拓矢たちは、ひょんなことから地下世界へ真っ逆さま。そこで地下都市ガランドウに住むジョナという少年と出会うが、彼を含めて個々の住人達は「地上」というものを誰一人知らなかった!拓矢たちは地上世界へ戻れるのか?そして、あのシリアスが再び動き出す―。


前回がギャグ一辺倒だったのに対し、今回は舞台となる惑星の過去、そしてそこに住む住人たちをベースに、拓矢たちとの絡みを通してドラマを生み出していたマジメなお話に。ところどころギャグを挟むことで幾分か重さが緩和されていましたが、サラッと挿入される惑星ガーランドの暗い一面が、このお話に深みを与えていましたね。第31話以来久々にシリアスも登場。キャプテンシャークも初めてしゃべり、次回の彼のデビュー回に向けてしっかり伏線も張られていました。


光のレールが指し示す次の星は、惑星ガーランド。科学技術の発展した豊かな星と聞き、期待しながら現地に降り立った拓矢たちでしたが、そこに広がっていたのはだだっ広い荒野と、朽ちきった廃墟の数々でした。やがて廃墟探索をする中で、拓矢たちは不審なレバーを発見。興味本位で引いてみると、突然大穴が空いて3人は地下深くへ転落。その先に広がっていたのは、地下都市ガランドウでした。そこで彼らは、地上世界にあこがれる少年ジョナと出会って…。惑星ガーランドの住人たちは、現在は地下都市ガランドウを拠点に生活。そこでの生活が長く続きすぎてしまったせいで、彼らは「地上」という世界の存在を信じようとすらしません。そんな中で、地上世界にあこがれを持つジョナは、特異な存在に見られていました。ジョナが地上に対する想像を語り、さらに拓矢たちが「自分は地上から来た」と何度も言っているのにも関わらず、地上世界の存在すら笑い飛ばして信じようとしないガランドウの住人たち。地上という概念がないのが彼らにとっては常識なのでしょうが、この“さま”が、どことなく悲しいというか、哀れに感じられました。


「社会を騒がせた罪」で、突然逮捕され警察署に連行されてしまった拓矢たち。そこで彼らは拷問を受けたのち、署長からこの地下都市の歴史を聞かされ、さらには牢屋に放り込まれてしまいます。もう地上に戻ることはできないのか―?絶望していた拓矢たちを救ったのは、なんとあのジョナでした。Aパート後半における警察署のシーンにおいて、署長が拓矢たちに語る形で、地下都市ガランドウの秘密と歴史が一気に解明。もともと惑星ガーランドは確かに噂通りの豊かな星でしたが、ある時戦争が起こって地上は荒廃。人々は地下世界へと逃げ込んで地下都市ガランドウを作り、二度と悲劇を起こさないために後世にわざとほとんど地上のことを教えないようにしてきていたのでした。一般市民が知らないような情報を署長がサラッと語っていることから、地下都市ガランドウの歴史は一部の限られた人間しか知らないことが窺えますが、ここでとても興味深いのが、この直後署長が「地上世界には化け物がうようよいるんだろ?」と言って本気でビビっている点。そう、つまり署長もこの歴史や地上のことを人づてもしくは本づてにしか見聞きしているにすぎず、彼もまた地上を見たことがないことがわかります。この演出は震えましたね。結局、地下都市ガランドウで誰も本当の地上を知っている人はいないのか…。その後拓矢たちは投獄されますが、これを救ったのはジョナ。彼の言葉に乗せられるがまま、拓矢たちは脱獄を図ります。牢屋からの抜け道を、なぜか当然のごとく知っているジョナ。たぶん、地上へのあこがれが強すぎて、過去に何回か投獄されたことがあるんだろうね…。


ドランたちがシリアスの放つソルベット軍団と戦っている頃、拓矢たちはジョナとともに逃亡の真っ最中。その途中で地下水脈に逃げ込んだ彼らは、ジョナに地上はどういうものかを教えてあげます。その後再び警察に追い回され、とうとう追い詰められてしまう拓矢たちでしたが、間一髪、ソルベットの攻撃の流れ弾により地上への脱出口が開きます。警察からの逃亡を続ける中で、ジョナに地上のことを教えてあげる拓矢たち。「地上には空が広がっていて、太陽が昇っている」、「夜になると星が瞬く」などということを説明しますが、ジョナにはなかなかうまく伝わらないのでした。空は青くて、東から太陽が昇る。日が沈むと夜になって、空には星が瞬く―。どれも我々には当たり前の事象ですが、そもそも生まれてから地下の限られた世界しか見てきていないジョナにとっては、想像することすら難しいものでした。ここでの拓矢たちとジョナの認識の相違が、ちょっと笑えつつも感心させられましたね。その後も警察からの逃亡が続きますが、ここで実はジョナは地上への脱出方法を知らないことが判明。そのまま袋小路に入って追い詰められてしまいますが、ソルベット軍団の攻撃の流れ弾が、彼らを救います。地上世界への出口が開いた瞬間、化け物が出てくると言って逃げ出す警察たち。ああ、彼らもやっぱり地上世界を見たことなかったんだね…。


スカイゴルドランと合流した拓矢たち。ここでジョナは、初めて地上の世界、そして日の出を目撃します。惑星ガーランドの持つ別の風景を目の当たりにし、ジョナとともに感動を覚えた拓矢たち。その後彼らはジョナに別れを告げ、シリアスの部隊に反撃。敵を一掃し、なんとか光のレールに乗って次の星を目指すのでした。ジョナが地上の世界に感動している直後、地平線から太陽が。「荒廃した街を見るとショックを受けるんじゃないか」と心配する拓矢たちでしたが、彼らの目の前に広がっていたのは、緑豊かな自然でした。惑星ガーランドは確かに戦争により荒廃しましたが、惑星全域が死の大地になったわけではない様子。拓矢たちが出てきた場所はたまたま自然が復活していた場所であり、ジョナは初めて見るその光景に感嘆します。ジョナが一連の光景を目の当たりにするシーンでは、わざとセリフが少なめに。こうしてジョナの感動を演出してるんですね~。その後、拓矢たちはシリアスとの戦闘へ。アドベンジャーたちが奮戦する中、スカイゴルドランはグレートゴルドランへと黄金獣合体。最後の一体を撃破し、光のレールに乗って次の星へ向かうのでした。終盤の戦闘シーンで、またまたキャプテンシャークが登場。しかも、今回のラストでは初めてしゃべってみせます。彼が仲間になる日も近いですね(まあ次回なんだけど)。

 

 

 

第35話「掟破りの新勇者」

1995年10月7日放送
登場した敵他:ビーダーゼン(エクセルギア)

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「宇宙の海は俺の海。海賊戦艦キャプテンシャークとは、俺のことだ!」


STORY:寿司が実る惑星で寿司の桶盛りをもらい、大興奮の拓矢たち。しかし、そんな彼らをシリアスが再び襲撃する。カーネルたちを騙してエクセルギア:ビーダーゼンに乗せるというシリアスの作戦の前に、スカイゴルドランたちもなかなか手が出せない。彼らに絶体絶命のピンチが訪れるとき、あのサメ型宇宙船が再び現れた。幻の9人目の勇者、その名はキャプテンシャーク!そして、その船長は…えっ?ワルターじゃなくて、イーター・イーザック!?


第32話から断続的にその姿を見せていたキャプテンシャークが、いよいよ満を持して登場。それと同時に、生死不明となっていたワルターが生存していることも明かされました。死んだと思われていたレギュラーキャラの生還、そして9人目の勇者の登場。普通だと感動回になりそうですが、ここでふんだんにギャグを盛り込んでくるのが『ゴルドラン』らしいと言えるでしょう。キャプテンシャークもノリがよくて、いいなぁ。


魚人たちの棲む星を去り、再び光のレールに乗った拓矢たち。その星でもらった寿司の桶盛りを心ゆくまで楽しむ彼らでしたが、それに水を差すようにシリアスの襲撃を受けます。同じ頃、ワルターの生存を信じ続けていたカーネルとシャランラは、何とか脱出してシリアスに反旗を翻す方法を模索していましたが、そんな中、彼らにシリアスから出動命令が下るのでした。今回は宇宙空間での戦闘がメインになるため、前2話で描写されたような中継地点となる惑星でのお話は最小限にとどめられることに。しかし、拓矢たちがその星の住人達にいろいろ吹き込んでいること、そして寿司の桶盛りをもらっていること(果物として寿司が実るらしい)などから、またあることないこと言ったりろくでもないことをしたんじゃないかということが窺えます。このわずか数分のシーンで、こういったことが感じ取れるのは秀逸。脚本をはじめとする制作陣のセンスが感じられます。その後彼らは寿司を食べまくりますが、隕石群に遭遇。これはキャプテンシャークの協力で窮地を脱しますが、今度はシリアスの襲撃に遭遇するのでした。キャプテンシャークがアドベンジャーを手助けするシーンで、初めて彼が自らの名を名乗ることに。名前を訊くと案外すぐに名乗ってくれた上、妙にハデな演出でアピールしてきます。「宇宙海賊キャプテンシャーク」って、わざわざデカデカと表示しなくてもわかるよ!


拓矢たちを救ったキャプテンシャーク。その中には、実は彼のパートナーともいえる船長がいました。その船長の正体は、なんとワルター。拓矢たちやシャランラが自分のことを噂しているせいでくしゃみが止まらない彼は、その中でキャプテンシャークとの出会いを回想するのでした。Aパート後半は、第31話でワルターが生死不明になってから、キャプテンシャークの船長になるまでの顛末が明かされることに。デスギャリガンファイナルモードの攻撃で脱出艇ごと吹っ飛ばされたワルターは、そのまま月面に衝突。間一髪のところで脱出に成功しますが、水も食料もないためこのままでは生還は絶望的な状況に。一度はすべてをあきらめかけた彼でしたが、キャプテンシャークの声に導かれ、そのパワーストーンを発見。彼を復活させることに成功し、現在に至るのでした。キャプテンシャークのパワーストーンを発見する直前。意識がもうろうとなるワルター。ここで出会ってきた人々のことを回想するのはお決まりのパターンですが、拓矢たちが自分のことをバカにするシーンやシャランラが言い寄ってくるシーンばかり思い出し、それに負けるかと奮起するという流れになっているのが『ゴルドラン』っぽいです。感動的になりそうなシーンもギャグっぽくしちゃうのが面白いよね。そんなワルターの頑張りで復活したのが、キャプテンシャーク。本来レジェンドラの勇者は8人しかいないはずですが、彼は万が一8人の勇者全員が悪の手に渡った時のために備えて作られた、幻の勇者でした。実際のところキャプテンシャークが登場したのは、当時『ゴルドラン』の玩具売上が好調だったため。当初の設定にはなかった9人目の勇者ですが、ちゃんと無理のない理由付けがなされているのがGoodです。


ワルターがキャプテンシャークとの出会いを回想している間、スカイゴルドランたちはシリアスの攻撃に押されてやや劣勢気味に。そんな中でカーネルたちはシリアスから出動指示を受けますが、裏切る気マンマンの彼らは危機として出撃。すぐさまゴルドランたち側に寝返ろうとしますが、そううまくはいかず…。自分が回想している間に、ゴルドランたちがシリアスに襲われてピンチであることを知ったワルター。ここから全速力で彼らの救援に向かうのはカッコいいのですが、「ええい、回想シーンに時間を取りすぎた!」とメタな発言をしているのに笑わされます。そんなワルターたちが向かっている間、スカイゴルドランたちはシリアスの攻撃に必死に抵抗することに。やがてエクセルギアのビーダーゼンも出撃してきますが、彼らはその中にカーネルとシャランラがいることを知りませんでした。ビーダーゼンカーネルたちを乗せ、途中で彼らの姿をわざとスカイゴルドランたちに見せたのは、全てシリアスの作戦。カーネルたちが自分を裏切っていることにとっくに気づいていた彼は、スカイゴルドランたちが「人質がいると手出しできない」という傾向を踏まえ、彼らをまとめて葬り去ろうとしていたのでした。ビーダーゼンのコントロールは全てシリアスが行っており、カーネルたちの意に反してスカイゴルドランたちを攻撃。これによりスカイゴルドランたちは攻撃できなくなってしまいます。うーん、考えたなシリアス!


何とか現場に到着したワルターは、キャプテンシャークに指示してカーネルたちを奪還。さらにキャプテンシャークは変形し、ハデすぎる名乗り口上をしてスカイゴルドランたちに加勢します。最終的に、ビーダーゼンはグレートゴルドランによって倒されることに。キャプテンシャークはシリアスを捕まえることはできなかったものの、アドベンジャーと光のレールを守り切ることに成功するのでした。本格的に登場、キャプテンシャーク!戦艦形態だと少々ボテッとした体形に見えますが、変形すると印象が真逆のスマートなロボに変形するのが興味深いですね。そして、変形後にはハデすぎる名乗り口上を語って見得を切り、それに対抗してワルターも「イーター・イーザック」を自称して名乗り口上を語ることに。もしかして、なんだかんだで性格似てるのかこの2人?そして、名乗った後に「そこに酸素はないぞ」とキャプテンシャークに指摘されて苦しみだすワルターがまた笑える…。そんな強烈な登場の仕方をしたキャプテンシャークですが、彼の実力は本物。右肩に取り付けられたスパイラルランチャーでカスタムギア部隊を一掃し、残念ながら最終的には追いつけなかったものの、超高速で飛行するシリアスの母艦にギリギリまで食らいつくくらいのスピードを見せます。実力もキャラとしても申し分ないインパクトを誇るキャプテンシャーク。ゴルドランたちに、頼もしい仲間ができましたね。そしてラスト、ワルターは自身が救い出したカーネルたちと再会することに。カーネルや拓矢たちはワルターのことにすぐ気が付いていましたが、シャランラだけはワルターとイーター・イーザックは別人だと思い込んでおり、引き続きワルターの身を案じ続けていました。ええ、もしかしてこのまま最終回まで行くつもりなのか…!?

 

 

 

第36話「強いぞ!鮫船長(キャプテンシャーク)」

1995年10月14日放送
登場した敵他:バザルド(エクセルギア)

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「あのウルトラポテトを食べてしまうと、ものごっついオナラをこいてしまうのじゃ!」


STORY:空腹にあえぎながら、惑星オーサ2にたどり着いた拓矢たち。友好的な住民からウルトラポテトを分け与えられむさぼる彼らだったが、なんとそれは消化が良すぎて食べるととんでもないオナラをしてしまう驚異の芋だった。最初は困惑した拓矢たちだったが、だんだんとそれに病みつきになっていくことに。しかし、その間にもシリアスの魔の手は迫っていた。襲撃を受けるスカイゴルドランたち。彼らを救えるのは、キャプテンシャークしかいない!


前回デビューを果たしたキャプテンシャークの大活躍回となった今回。後半では彼のあまりにも強すぎるその戦闘に魅せられますが、その他のパートはウルトラポテトに端を発する拓矢たちの行動に笑わされるお話になりました。オナラをこきまくり、縦横無尽に飛び回る拓矢たち。なんだか、『かいけつゾロリ』みたいだな…。


食料も底をつき、空腹にあえぐ拓矢たち。ちょうどその時、次の惑星オーサ2が見えてきたことで、彼らはそこに食料の望みを賭けます。星につくや否や、彼らがドランたちに命令したのは食料探し。しかしその直後、星の住民たちが食料を持ってきてくれるのでした。同じ頃、打倒勇者に燃えるシリアスは、今までの戦闘データを分析。登場したてのキャプテンシャークを除き勇者たちの力を解析した彼は、新たなエクセルギア:バザルドにそれを組み込むのでした。今までの星と比べて、より拓矢たちに友好的な印象を受けた惑星オーサ2。それもそのはず、拓矢たちのはるか前にレジェンドラを目指した先代勇者たちもこの星に立ち寄り、それ以来この星には「勇者たちが訪れたら食料を分け与えるように」という言い伝えが残されていたからでした。今回ちらっと触れられた、先代勇者の話。今後もこの話題出てくることがあるのかなぁ。そんな心優しきオーサ2の住民と拓矢たち交流している頃、シリアスはゴルドランたち勇者を倒すべく新たなエクセルギアを開発。バザルドと名付けたそれに、ありったけの戦闘データを組み込むのでした。見た目は貧弱そうなバザルド。しかし、後半の戦闘シーンでは驚異的ともいえる強さを発揮することになります。


おいしそうにウルトラポテトを食べまくる拓矢たちでしたが、その直後腹部に異変が。猛烈なオナラをこいてしまった彼らは、天高く飛びあがってしまいます。最初はその現象に困惑する彼らでしたが、じょじょにそれにやみつきに。ドランたちを待機させ、そのまま惑星の裏側にあるウルトラポテトの畑までひとっ飛びすることにするのでした。ウルトラポテトは、地球のサツマイモによく似た植物。しかしそれと比較して消化・吸収速度が尋常じゃないほど早いため、食べた人間はとてつもないオナラをしてしまうという欠点がありました。このオナラにより空に飛びあがってしまう拓矢たち。そのスピードも異常で、レオンたちも追いつけないほどの速さで飛び、あわや大気圏脱出寸前というところまで行ってしまいます。この星の長老は「消化が早い分効果もすぐ終わる」とか言ってたけど、いやいや結構効果の持続時間長かったぞ!?最初はこれに戸惑う拓矢たちでしたが、じょじょにこれを面白いと感じるように。調子に乗った彼らは、ウルトラポテトを食べながらオナラで飛行し続けるという技を編み出し、それを利用してこの星の裏側にあるウルトラポテトの畑に向かうことにするのでした。ウルトラポテトをむさぼり、全力でオナラを噴出しながら飛び続ける拓矢たち。なんなんだこの光景は…。


拓矢たちがウルトラポテトを獲りに行っている間、待機を命じられたドランたち。しかしその最中シリアスの襲撃を受け、戦闘にもつれ込みます。拓矢たちがいないことでグレートゴルドランにまで合体できないスカイゴルドランたちは大ピンチ。彼らの危機を知った拓矢たちは、全速力でウルトラポテトでのオナラの力を利用して戻ろうとしますが…。シリアスの操るバザルドの襲撃を受けたドランたち。すぐさま各々合体して対抗しますが、彼らの技を解析しているバザルドに攻撃は通用せず、すぐにピンチに陥ってしまいます。バザルドへの攻撃シーンで、久しぶりに各ロボットたちの通常必殺技のバンクシーンが挿入。結果的にどれもバザルドには効きませんでしたが、久々に彼らの単独技が見れてよかったです。ピンチのスカイゴルドランたちは拓矢たちを呼び寄せようとしますが、彼らはウルトラポテト獲りのためにこの星の真裏。拓矢たちは必死になってスカイゴルドランたちのもとに戻ろうとしますが、あと一歩のところで…。スカイゴルドランたちの危機を知った拓矢たちは、速やかに現場に戻るため、再びウルトラポテトを食べまくりオナラを噴射。全速力で飛行します。ウルトラポテトをほおばってはお腹に力を入れ、オナラを出す拓矢たち。頑張ってるのはよくわかるけど、確かに主人公っぽく見えないよなこれじゃ…。そんな彼らも、やっとの思いで現場付近まで到達。最後のスパートをかけようと引き続き力み続けますが、力みすぎたあまりウンコを漏らして動けなくなってしまいます。ウンコを漏らした直接的な描写はありませんが、拓矢たちの顔が真っ青になり、そのあとズボンとパンツを洗っている描写があることから、そういった事態が起こったことは明らか。「(自分たちが向かえないことを)笑ってくれ、許してくれ」なんて言ってたけど…、そんなこと言ってる場合じゃないだろ!?


頼みの拓矢たちも現場に駆け付けず、いよいよ追い詰められていくスカイゴルドランたち。そんな彼らのもとに駆け付けたのは、あのキャプテンシャークでした。キャプテンシャークは圧倒的な強さでバザルドの攻撃をはねのけ、逆に大部分を破壊。バザルドはコア部分のみを残して脱出を図りますが、それもキャプテンシャークのスパイラルランチャーによって粉砕されます。今回はキャプテンシャーク、そしてワルターに救われることになった拓矢たち。彼らがワルターにプレゼントしたのは…。前回に引き続き、今回もキャプテンシャークの強さが目立つ形に。バザルド側が戦闘データの不足によりキャプテンシャークへの対策をしきれていなかったとはいえ、それはほとんど抵抗することもできずキャプテンシャークの前に敗れ去ります。スピード・パワー面ともにシリアスの予想をはるかに上回る能力を持っていたキャプテンシャーク。性格も豪快だし、こりゃ子供たちに人気出るにきまってるわ!こうしてバザルドが倒されたことにより、事件は解決。拓矢たちはおれいにワルターにウルトラポテトを渡しますが、船内でそれを食べたワルターカーネルは、止まらないオナラに苦しめられるのでした。ニコニコ笑ってウルトラポテトをワルターに渡した拓矢たち。最初はいたずら目的で渡したのかなと思いましたが、ワルターが去った後もそのことについて触れる描写がなかったため、どうやら本当に善意で渡したようです。あちゃー…。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第37話から第39話をご紹介予定です。『黄金勇者ゴルドラン』。そして、勇者は星になった…。ってか?

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1995年放送の黄金勇者ゴルドラン』使用BGM「キャプテンシャーク」です。

 

そのタイトル通り、キャプテンシャークのテーマソングである曲。劇中では、キャプテンシャークの変形シーンにほぼ毎回使用されていた曲でした。

 

ゴルドランたちのテーマソングとはまた違った印象を受ける本曲ですが、よく聞いていると、楽器の使い方やビートの使い方は、ゴルドランたちのテーマソングのそれと酷似していることがわかります。音楽面でも、彼はゴルドランたちと同じ勇者なんだなぁ(実際は、作曲家が同じなので似たような演出が入っただけなのかもしれないけど)。

 

 

 


The Brave of Gold Goldran - Captain Shark theme

 

 

 

 

 

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