お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『黄金勇者ゴルドラン』ちょっとした感想 13th-Adventure(第37~39話)

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今回は、黄金勇者ゴルドラン』の感想記事第13回目です。

 

3クール終盤となる今回のご紹介の3話も、引き続き拓矢たちとドランたちがレジェンドラを目指す旅の単発回が連続。4クール目からはいよいよ物語が大詰めに入るからか、笑いの面でも戦いの面でも振り切った描写が出てくるお話が出てきます。中でも強烈なのが第37話。ウワサでは聞いていたけど、まさかここまでカオスとはね…!

 

 

 

 

第37話「さらば黄金勇者 -レジェンドラよ、永遠に-」

1995年10月21日放送
登場した敵他:ソドラ王、ゴルソドラン、ソドンカイザー、ソドベンジャー、ゴッドソドバリオン

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「ムダだ。このゴルソドランは、お前よりも、22%強く造ったのだ!」


STORY:宇宙旅行にも飽きが来ていた拓矢たちの前に現れたのは、デカデカと「レジェンドラ」という文字の出た奇妙な惑星だった。惑星に降り立つと国王をはじめとする人々の歓迎を受け、すっかりここがレジェンドラだと確信した拓矢たち。同時にそれはドランたちとの別れを意味していたが、一連の出来事の裏にはとんでもない作戦があった。国王の真の目的は何か?そして、ゴルドランの前に立ちふさがる強敵は…。えっ、ゴルソドラン!?


第33話と並んで、『ゴルドラン』の中でも特にギャグ系でおかしな作風になっている(ほめてます)一編。後半の正体とその目的を見せ暴れるソドラ王の活躍に目が行きがちですが、前半でいかにも最終回っぽい雰囲気をわざと漂わせ、後半で一気にそれをぶち壊すという構成が、よりこの話をギャグ的な意味で面白くしています。ソドラ王の声優は玄田哲章さん。キャスト面でも気合入ってるなぁ。


長く続く宇宙の旅にも嫌気がさしてきた拓矢たち。彼らは大が旅の日記をつけていることを知りそれで小競り合いを始めますが、そんな中アドベンジャーが次の惑星を発見。なんとその星には、デカデカと「レジェンドラ」という文字が出ていました。いざ降り立ってみると、住民たちから祝福を受けることになる拓矢たち。そして彼らはこの星の国王に出会い、ここがレジェンドラであることを確信するのでした。どうやら、ドランたちと出会った頃から、旅の日記をつけていたらしい大。とうとうそれを記したノートのページもわずかになり、次のノートを探していました。ここから拓矢たちが大の日記をひったくって中身を読むという“お決まりの展開”が繰り広げられますが、それを踏まえて「これを本にしたら売れる」とか「印税は三等分だ」なんて反応をするのが拓矢たちらしいです。ホント、現金なヤツらだな…。そんな拓矢たちに対しもたらされた情報が、次の中継地点となる惑星のこと。アドベンジャーのカメラに映し出されたのは、デカデカと「レジェンドラ」という文字が出ている星でした。さらに現地で歓迎を受けた拓矢たちは、すっかりその気になって、こここそがレジェンドラであり、自分たちの旅も終わりだと確信します。ビックリするくらい大きくハデなカタカナで、「レジェンドラ」と掲出されていたこの惑星。露骨すぎてふつう怪しいと思うよねぇ。しかし、この惑星に降り立ってみると、見た目的には人々は特におかしくなさそう。出てきた国王も、冒険モノに登場する王様が言いそうなテンプレートなセリフを連発します。後半の展開を考えると、ここでこうしたセリフを言わせたのもわざとだったのかなぁ。


国王からごちそうしてもらい、それにがっつく拓矢たち。これに対し、大はただ1人ドランたちを磨きに行こうとします。しかしその時、街中を密かに進む彼らを目撃。国王から彼らのしようとしていることを知り、大は泣き崩れます。そして、広場に集まったドランたちは、あることを実行しようとしますが…。レジェンドラに到着したのちに、ドランたちに待っている宿命。それは再びパワーストーンへと戻り、眠りにつくことでした。拓矢たちがごちそうにがっついている間に密かに城を抜け出していたのは、わざと拓矢たちにお別れを告げず、ひっそりとパワーストーンに戻るためだったんですね。しかし、それを偶然大が目撃。その時通りかかった国王から、ドランたちがしようとしていることを知った大は泣き崩れ、拓矢たちとともにドランを追いかけます。一方のドランたちは、少し明るい広場に到着。ここでパワーストーンに戻る準備を始めますが、その時自分たちをかたどった顔の像が次々に割れ、中から装置が飛び出し、アドベンジャーたちを拘束してしまうのでした。レジェンドラかと思われたこの星の風景が、このシーンを機に一変。次々に華やかな装飾があちこちで崩れ落ち、中から埴輪をかたどったような建物がゴロゴロ出てきます。そう。ここは…レジェンドラじゃない!


光のレールが伸び、街の装飾が次々に崩れ落ちていくのを目撃した拓矢たちもまた、ここがレジェンドラでないことを確信。先ほどの拘束装置から脱出したドランと空影と合流した直後、彼らは国王=ソドラ王の真の姿とその狙いを知ります。ソドラ王はなんと、ゴルドランそっくりのロボットであるゴルソドランを製作しており、それで出撃。これに対し、ドランはスカイゴルドランになって応戦しますが…。この惑星はレジェンドラではなく、ソドラ国という星。国王であるソドラ王(ホラフキーノ・ニマイジータ)は、どこかで「光のレールを伝って勇者たちと呼ばれる集団が黄金郷レジェンドラを目指している」というウワサを聞きつけ、その勇者たちを騙して自分が代わりにレジェンドラへの冒険を始めようとしていました。とんだ食わせ物だったソドラ王。しかし、真の姿である埴輪のような見た目と、徹底的にゴルドランたちをパロっているせいか、どこか愛嬌がある悪役にも感じられるのが興味深いです。そんなソドラ王が準備していたのが、ゴルドランを徹底的に真似したロボ:ゴルソドラン。本物が偽物に負けるはずがないとして立ち向かうスカイゴルドランでしたが、ゴルソドランはソドラ王が『ゴルドラン』を毎週欠かさず見たうえで22%パワーアップ(当社比)されていたため、予想外の苦戦を強いられます。登場時にOPのイントロ&シーンを真似して現れ、さらに合体シーンもゴルドランのそれを意識したようなものになっていたゴルソドラン。見た目と登場の仕方はふざけていましたが、その強さは本物でした。しかし、なんでそんなに執拗に「22%パワーアップ(当社比)」をアピールしてくるんだ…?


ゴルソドランに苦戦するスカイゴルドラン、拘束装置に苦しめられるうえに、自身たちを模したソドンカイザー・ソドベンジャー・ゴッドソドバリオンの襲撃を食らうアドベンジャーたち。大ピンチの彼らでしたが、その戦局をひっくり返したのがキャプテンシャークでした。キャプテンシャークに救われたアドベンジャーたちは、スカイゴルドランに加勢。グレートゴルドランに合体し、ゴルソドランを打ち破ります。こうしてソドラ王からノートのプレゼントをもらい、惑星を後にする拓矢たちでしたが、ソドラ王はまだ懲りていないみたいで…。ソドラ王は実はゴルソドラン以外にも勇者に酷似したロボを作っており、それらがアドベンジャーたちに接近。彼らを追い詰めますが、キャプテンシャークによって全員まとめて倒されます。キャプテンシャークだけ酷似したロボがいなかったのは、どうやら登場したてで開発が間に合っていなかったから。あれ?これ前回も似たような展開があったような…。それにしても、ソドンカイザーたちを倒す際の、ワルターの「たとえお前たちが22%アップされていようとも、バッタもんである以上、オリジナルの新製品には敵わないのだぁーっ!」ってセリフも強烈だな!その後、アドベンジャーたちはスカイゴルドランに合流。形勢逆転したスカイゴルドランは、一気にグレートゴルドランへと合体し、ゴルソドランを倒します。こうしてソドラ王の計画は打ち砕かれますが、ソドラ王自体はぴんぴんしており、なぜかこの後拓矢たちにノートをプレゼントする始末。あれだけのことをやっといて、よくしれっとこんなことできるな…。


拓矢たちを見送ったソドラ王。そんな彼のもとに、また「勇者らしき一行」が近づいているという情報が入ります。今度こそ徹底的に騙しきってやると意気込むソドラ王。しかし、その「勇者らしき一行」はシリアスの艦隊のことでした。あっ…。

 

 

 

第38話「歌え!勇者隊」

1995年11月4日放送
登場した敵他:ディスクビート(エクセルギア)

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「オイラたち、地球から来た“勇者隊”だよん!」


STORY:強烈な磁気嵐に苦しめられつつも、なんとか惑星ビッグスターに着陸した拓矢たち。この星は、タコ型宇宙人が生息する星だった。逃げ出した宇宙ゾウと見つけたことをきっかけに、サーカス団団長:ベンジャミン伊藤と出会った拓矢たちは、彼の口車に乗せられサーカス団の一員としてこき使われることに。しかし、苦し紛れに見せた歌の芸が評判を呼び、一躍人気スターになってしまった!アイドルグループ「勇者隊」となった拓矢たちの運命は!?


着陸した星で、とあることから拓矢たち自身がアイドルとなり、しかも人気スターになってしまうお話。ギャグの密度は相変わらず濃いですが、特に後半の展開等は「わくわく感」あふれるものになっており、『ゴルドラン』の作品の持つ「冒険もの」要素も併せてプッシュしているのが興味深いです。挿入歌「タイムマシンはないけれど」も劇中初披露。作品の中で効果的に使われています。


次の惑星の名前が「惑星ビッグスター」であると聞き、スターになる夢を語る拓矢。その直後、アドベンジャーは磁気雲の中に突入し、内部に発生していた磁気嵐に巻き込まれて墜落してしまいます。なんとか無事着陸した拓矢たちは、尿意をもよおして立ち小便をしますが、その際宇宙ゾウとそれを飼うサーカス団の団長:ベンジャミン伊藤と出会います。彼の言葉に乗せられた拓矢たちは、サーカス団の一員になることに…。アドベンジャーの中で、自分の夢を語りまくる拓矢。どうやら彼は、声優の仕事を足掛かりに歌にドラマにと様々な分野に進出し、トップスターになるのを夢見ているようです。アニメでわざわざ「声優をはじめに(足掛かりに)」って言わせるなんて、これ絶対ネタで入れてるセリフだよなぁ!饒舌にしゃべる拓矢でしたが、その時アドベンジャーは磁気雲内の磁気嵐の影響を受け墜落。拓矢たちは何とか助かりますが、降り立った惑星ビッグスターで出会ったのは、サーカス団にこき使われる宇宙ゾウと、その団長であるタコ型宇宙人のベンジャミン伊藤でした。立ち小便中に宇宙ゾウの突進に巻き込まれそうになる拓矢たち。逃げ惑う時はさすがに皆ズボン履きなおしてたけど、大だけ小便しながら逃げ惑ってたな…。そんな彼らは、やがてベンジャミン伊藤と出会うことに。自分たちを猿呼ばわりされて憤慨する拓矢たちでしたが、やがて彼の口車に乗せられ、サーカス団の一員として働くことになります。拓矢に「H.G.ウェルズの宇宙人!」と揶揄されるくらい、ビックリするほど典型的なタコ型宇宙人である惑星ビッグスターの人々。その割には、なんで名前が「ベンジャミン伊藤」なんだ。どういうセンスだよ!


サーカス団の見世物として、働くことになった拓矢たち。あまりに過酷さに逃げ出そうとしますが、その中で宇宙ゾウがこき使われているところを見た大は、団長を止めに入ります。しかし、これによりサーカスが中断したことで、観客たちは暴徒化。大は事態の鎮静化をはかり様々な芸を披露しますが、そのうちの1つが意外にも観客たちにバカ受けするのでした。サーカス団の一員とは聞こえがいいものの、実際は宇宙ゾウと同じく見世物同等の扱いを受ける拓矢たち。和樹たちが宇宙ゾウの世話をさせられている間、拓矢はナイフ投げの芸の実験台にされていました。ナイフ投げの芸は最後の最後で失敗しますが、拓矢が動いたことで何とか最悪の事態を回避。これにビビった拓矢は、拘束具を壊して逃げ惑います。案外すぐ壊れた拘束具。これだったら拓矢、もっと早めに逃げ出せたんじゃ…。その後宇宙ゾウの曲芸が始まりますが、当の宇宙ゾウはまともに世話をしてもらっていないため、ろくに芸もできずじまい。長い間ショーが止まってしまったことで、徐々に観客はイラつき暴れ始めてしまいます。観客がブーイングを起こすのはわかるのですが、その規模が強烈。なぜかビームガンやロケットランチャーを取り出し、容赦なく舞台に向けて発砲してきます。惑星ビッグスターの人たちって、もしかして結構過激な性格なのか!?こうして大荒れになった会場を落ち着かせるため、大は自ら芸を披露。その中で、苦し紛れに歌った歌が観客に受け、さらに拓矢たちも加わり「タイムマシンはないけれど」を歌ったことで、観客のハートをつかみます。大が歌以外に披露した芸は、逆立ちと長嶋茂雄のモノマネ。うーんこのモノマネ、似てるのか似ていないのかわからん…。


歌が大ヒットした拓矢たちは、地球から来たアイドルグループ「勇者隊」として売り出されることになり、その歌はどれも大ヒット。本当にスターになってしまいます。人気がうなぎ上りになった彼らは、やがて初の単独コンサートをすることに決定。張り切る拓矢たちでしたが、同じ頃スカイゴルドランたちがシリアスの攻撃に苦しんでいることを知りませんでした。拓矢たちの歌は、惑星ビッグスターで大ヒット。短い期間で発売されたレコード(ちらっと映ったジャケットから見て、CDではなさそう)なども軒並み売れまくり、単独コンサートを開くまでの人気スターに上り詰めます。ビックリするくらい展開が速いことに笑わされますが、それと同じくらい面白いのが拓矢たちと団長の立ち位置。最初はこき使われる側だった拓矢たちでしたが、その人気でサーカス団に貢献することになったことで完全に立場が逆転。団長にあれこれ意見し、なんと給料3倍アップ等まで約束させてしまいます。もはや拓矢たちに頭が上がらず、ただ従うしかない団長。Aパートでの威勢はどこへ行ってしまったんだ…。気持ちはわからんでもないけど。こうしてノリに乗っている拓矢たちでしたが、同じ頃ようやく磁気嵐の影響から立ち直ったドランたちは、シリアスの襲撃に遭遇。エクセルギア部隊はなんとか全滅させますが、その後現れたディスクビートの攻撃に苦しめられます。全身にビーム砲を搭載し、猛烈なスピードでの突進を武器とするディスクビート。なかなかの強敵でした。


スカイゴルドランたちの戦いは、やがて惑星の市街地へ。ちょうどそこは、拓矢たちがコンサートを開いている街でした。偶然の再会を果たした拓矢たちは、スカイゴルドランの言葉を受け、グレートゴルドランへの合体を指示。グレートゴルドランは逆転勝利をつかみます。そして、光のレールが現れたことを知った拓矢たちは、観客たちに別れを告げ、次の星へと旅立つのでした。コンサート中にスカイゴルドランたちと再会し、グレートゴルドランへの黄金獣合体を指示する拓矢たち。ちゃんと合体バンクシーンの彼らの衣装が、コンサート仕様になっているのが細かいです。こうして合体したグレートゴルドランにより、ディスクビートは倒され、コンサートは続けられることに。この星を旅立たなければならない拓矢たちは、観客たちに別れを告げ、OPテーマ「僕らの冒険」を歌ってこの星を後にするのでした。このシーンで、1フレーズだけですが拓矢たちがOPテーマを歌うシーンが存在。できれば1番の歌詞をフルで歌ってほしかったなぁ。そしてラスト、アドベンジャーの中で今回のことを思い出す拓矢たち。惑星ビッグスターでの冒険を振り返り、さらなる冒険心を膨らませる彼らの姿は、非常にほほえましかったですね。

 

 

 

第39話「驚異の新合体技」

1995年11月11日放送
登場した敵他:ノスフェラトス(宇宙バクテリア)、エンブリオ(エクセルギア)

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「あー!キャプテンシャークとアドベンジャーが、合体しちゃったぁ!?」

 

STORY:頻発する宇宙嵐を何とか潜り抜け、惑星カーストに到着した拓矢たち。しかし、アドベンジャーは宇宙嵐の中で宇宙バクテリア:ノスフェラトスに感染し、危機に瀕していた。シリアスが持っているというワクチンに望みをかけるも、キャプテンシャークは捕らえられ、スカイゴルドランたちもシリアスのエンブリオに苦しめられ、なかなか手が出せない!刻一刻と迫るタイムリミット。拓矢たちは、果たしてアドベンジャーを救えるのだろうか!?


「主人公側のキャラがピンチに陥る→敵側にその突破口がある」という、ヒーローものとしては決して珍しくはないお話。しかし、ここにノスフェラトスという(お話上での)スパイスを加えることで、シンプルながら巧みな構成になっているのが見逃せません。キャプテンシャークとアドベンジャーの合体形態:ハイパーギャラクティカバスターも登場。これ、次回以降も登場するのかなぁ?


連続する宇宙嵐に苦しめられたものの、それを脱した拓矢たち。ひと息つく彼らでしたが、突然アドベンジャーが苦しみだします。なんとか次の目的地である惑星カーストにたどり着きますが、アドベンジャーの身体はべっとりとした白い何かに覆われた状態に。ワルターからの情報で、それは宇宙バクテリア:ノスフェラトスであることが判明しますが…。今回は冒頭にキャプテンシャークの紹介映像が挿入。おそらく前回登場しなかったことによる措置なのでしょうが、あからさまに「玩具販促のために挿入しています」感が出てたのには笑いました。これ、わざとやってるでしょ?その映像の後、本編が始まり、アドベンジャーの危機が描かれることに。最初はそれに戸惑っていたドランたちでしたが、キャプテンシャークおよびワルターにより、その謎が一気に解明されることになります。ノスフェラトスは、人体には全く影響のない宇宙バクテリア。しかしロボットなどの機械にとっては脅威であり、このままではあと5時間でアドベンジャーをパワーストーンごと浸食してしまう勢いでした。キャプテンシャークとワルターが、ドランたちよりも宇宙での活動期間が長いことを生かし、彼らに状況を説明させる構成はGood。これにより、描写等をかなり圧縮していますね。ちなみにこの宇宙バクテリア、キャプテンシャークは免疫がついていて大丈夫らしい。ええ、ロボットなのにそんな概念あるの…?

 

カーネルの情報により、ノスフェラトスのワクチンがシリアスの戦艦:シュバンシュタインにあることを知った拓矢たち。先行してワルターが向かいますが、すぐにとらえられてしまいます。その後スカイゴルドランたちが立ち向かいますが、これに対しシリアスはエンブリオで応戦。そのトリッキーな攻撃の前に、スカイゴルドランたちは撤退を余儀なくされるのでした。ワクチンを奪取するため、自ら先行して飛び出したワルター。ここまでは男気があってカッコよかったのですが、何の策もなく突っ込んだため、あと一歩のところで拿捕されてしまいます。そのまま牢屋にぶち込まれてしまうワルター。ま、そうなるわな。でも、不思議と「カッコ悪い」と感じないのがいいですね。その後スカイゴルドランたちがシュバンシュタインへ向かいますが、そこで待ち受けていたのはシリアスのエンブリオ。これの攻撃によりスカイゴルドランたちはその思考を読み取られ、さらには攻撃の雨あられの中に飲み込まれてしまいます。今回シリアスが操るエンブリオは、精神感応装置を搭載した特殊仕様。周囲から伸びる触手ようなものは、ビーム砲とロボットの思考読取装置を兼ねており、これによりスカイゴルドランたちは、その目的を悟られた上に撤退せざるを得ない状況になります。なんだかサイコキネシスみたいな技を使うエンブリオ勇者シリーズの敵ロボットって、時々こういうタイプ出てくるよね。


宇宙恐竜の襲撃に遭うも、アドベンジャーに救われた拓矢たち。しかし、この活動によりアドベンジャーは機能停止寸前にまで陥ってしまいます。その後、スカイゴルドランたちはアドベンジャーのもとに戻ってきますが、エンブリオが追ってきたことで再びピンチに!しかし同じ頃、シュバンシュタインではあるトラブルが発生していました。唐突に惑星カーストに現れた宇宙恐竜。「拓矢たちのピンチに対し立ち上がるアドベンジャー」を描きたいがために挿入したシーンなのでしょうが、ちょっと恐竜の登場が突飛すぎたかな。この後スカイゴルドランたちが帰還。それを追ってエンブリオが再出現したため、彼らのピンチはまだまだ続きます。しかし、シリアスはスカイゴルドランたちを追い詰めるのに注力するあまり、シュバンシュタインで起きていたトラブルに気づいていませんでした。シリアス不在の中、シュバンシュタインではノスフェラトスが蔓延。これによりキャプテンシャークを拘束していた装置やワルターの牢屋の檻がボロボロに崩れ去り、これに乗じて彼らはシュバンシュタインを脱出。併せてワクチンもきっちり回収します。序盤で主人公側を苦しめる存在だったノスフェラトスが、逆転の機会を作ることに。この流れが、巧みだなぁと感じました。


大ピンチのスカイゴルドランたちのもとに、ワクチンを搭載したキャプテンシャークが到着。ワクチンをぶっかけられたことで、アドベンジャーが完全復活を遂げます。彼はエンブリオに対し反撃に出ますが、ギャラクティカバスターを使っても敵を撃破することはできず。これに対し、アドベンジャーはキャプテンシャークと合体。ハイパーギャラクティカバスターとなった彼らは、その爆発的なエネルギーでエンブリオのビームを押し返し、うち倒すのでした。サブタイトルにもなっている「驚異の新合体技」とは、アドベンジャーとキャプテンシャークが合体したハイパーギャラクティカバスターのこと。キャプテンシャークの右肩にアドベンジャーが合体しており、見た目的にはキャプテンシャークがメインの合体のように見えますが、名前的にはアドベンジャーがメインの合体になっているのが面白い設定です。アドベンジャーはこれによりキャプテンシャークのエネルギーも受け、ハイパーギャラクティカバスターを発射。エンブリオを撃破します。その撃ち方も相まって、『マイトガイン』のグレートマイトガインパーフェクトモードにも見えたハイパーギャラクティカバスター。この合体、今後も出てくるのかなぁ。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第40話から第42話をご紹介予定です。『黄金勇者ゴルドラン』。なんだかスゴく悔しいけど…、陰ながら応援してやろうじゃないの!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1995年放送の黄金勇者ゴルドラン』挿入歌「タイムマシンはないけれど」です。

 

勇者シリーズ」ではOP・EDの他にどの作品でも挿入歌が作成されていますが、『ゴルドラン』のそれは数的には割と少ない方。本曲は、そんな『ゴルドラン』の貴重な挿入歌の1つです。

 

劇中では拓矢たちが歌っていますが、CD版等ではOPと同じA-miさんが歌唱。どうせなら、拓矢たち歌唱版も併せてCD化しても面白かったかもしれないなぁ。いや、原曲が悪いってわけじゃないですけどね。

 

 


黄金勇者ゴルドラン 【挿入歌】 タイムマシンはないけれど

 

 

 

 

 

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