お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『勇者指令ダグオン』ちょっとした感想 Command-1(第1~3話)

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今回は、勇者指令ダグオン』の感想記事第1回目です。

 

高校生たちを主人公に据え、さらに『ジェイデッカー』に似てシリーズを通しての悪役がいないなど、変化球要素も多く持ち合わせている本作。一部界隈ではいろいろと言われている作品ですが、その内容は想像以上にストレートで、「勇者シリーズ」の中ではけっこう順当に「勇者シリーズ」をやってる作品だなぁと感じましたね。特撮作品オマージュも多めなのも、個人的には嬉しいなぁ。

 

 

 

 

第1話「誕生!勇者高校生」

1996年2月3日放送
登場した敵他:宇宙砂塵サンドール星人

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「ダグオンってのはなんだ?」「我々の星で、“勇者”を意味する言葉だ。」


STORY:遠い宇宙の彼方にある、宇宙監獄サルガッソ。ここで異変が生じた直後、地球では新幹線やジェット機などが消えるという奇妙な事件が頻発していた。その後、山海高校に通う大堂寺炎・広瀬海・沢邑森・風祭翼・刃柴竜は、山海市内で謎の宇宙人による砂の噴出事件に遭遇。学を救おうと協力した5人が、宇宙人に襲われそうになった時、また別の宇宙人から彼らは力を託された!「トライダグオン!」今、5人の高校生は、勇者ダグオンへと変身する!


男性歌手のOP起用、初期キャラクターで会話能力を持つロボットが存在しないなど、勇者シリーズ後半の転換点ともいえる作品である『ダグオン』。その第1話は、特撮ドラマを意識したような作風になっており、「ロボットアニメ」というよりも「ロボットが出てくるSFアニメ」のような雰囲気になっていましたね。


地球は狙われている―。遠い宇宙のどこかで何か事件が起こっていた頃、地球では新幹線やジェット機、戦闘機や緊急車両が忽然と消える事件が発生。世間はこの話題で持ちきりになっていましたが、山海高校1年生の大堂寺炎は、自宅謹慎の身にも関わらずゲームセンターでゲーム三昧。それを発見した同校の風紀委員長:広瀬海は、彼に対して厳しく注意するのでした。序盤のシーンでは、のちに今回ダグオンの力を得ることになる炎たち5人のキャラクターがわかりやすく描写。炎は少々やんちゃな熱血漢、海は冷静沈着な風紀委員長、森は優しいお調子者、翼は物静かな優等生、竜はクールな一匹狼というキャラ&立ち位置であることがよくわかります。しっかし、皆個性的なキャラしてるなぁ。個人的には海が一番常識人っぽい感じがしましたが、よく考えてみるとこの人普段から竹刀持ち歩いてるし、いくら風紀委員長とはいえやっぱり変わり者だよね…。こうした短時間のうちにキャラの描写がきちんとされる一方で、宇宙の彼方で起きた事件や連続する新幹線等の消失事件については、わざと説明が省かれています。このように、起こった事件の説明をあえてなくすことで、「一体何が起こっているんだ!?」と視聴者の興味・関心を惹くことに成功しているんですね~。


森と合流した炎と海は、市内を歩いていると、炎の幼馴染:真理亜と遭遇。彼女が新幹線等の消失事件の調査を進めている最中、突然彼女たちの目の前で、地下から大量の砂が吹き上げ始めます。真理亜の弟である学が巻き込まれますが、彼は竜の手により救出。しかし、竜たちはショッピングセンター内に逃げ込んでしまったため孤立してしまい、これを見た炎は、勝手に付近のパトカーに乗り込んで彼らの救出に向かうのでした。本作のメインヒロインとなる真理亜が、ここで登場。ダウジングまがいのことをやりつつ道路の真ん中で消失事件の調査をやっているため、彼女と初対面の森は気味悪がってしまう始末。まあ、気持ちはわからないでもないな…。彼女がそうやって熱心に調査をしていると、消えたはずの新幹線等が消失地点と同じ場所に再出現。その直後、炎たちの周りの道路の地下から砂が噴出し、一帯は砂まみれになってしまいます。これに巻き込まれた学を竜が救い、ショッピングセンターに取り残された彼らを救おうと、炎と海が奮闘するのでした。ここで注目させられるのが、立ちまくっている炎のキャラ。ショッピングセンター内に閉じ込められた竜たちを救うべく、彼はパトカーに勝手に乗り込み、無免許運転であることを承知で砂の中に突っ込んでいきます。海からの指摘に対し、「これが青春だ!」「(車の運転経験は)週に3回、ゲーセンで!」と言ってみせる炎。かなりムチャクチャなことをやっていますが、本当に炎の熱血漢っぷりがわかる描写になっており、観ていて楽しかったです。


竜と学をパトカーに乗せたものの、立ち往生してしまった炎たち。さらに謎の宇宙人:サンドール星人が出現したことにより状況が悪化しますが、そこへ正体不明の3体のロボが現れ、サンドール星人と戦闘を開始します。スキを見て炎達の救出に向かった森と翼でしたが、学を逃がした直後、炎達とともにサンドール星人に襲われそうになるハメに。その窮地を救ったのは、ブレイブ星人という宇宙人でした。彼が炎たちに託したもの。それは―!今回の敵であるサンドール星人が登場。知能のある宇宙人ですが、一切言葉を話さずに襲い掛かってくるため、かなり不気味さがあります。そんなサンドール星人に、二度も襲われそうになる炎たち。それを救ったのは、ブレイブ星人と名乗る宇宙人でした。ブレイブ星人は、宇宙警察機構所属の宇宙人刑事。宇宙監獄サルガッソで反乱を起こし、逆にそこを拠点にして惑星狩りを開始した凶悪宇宙人たち。それを追っていた彼は、その囚人たちが地球をターゲットの1つに定めたことを知り、地球上のマシンをベースにダグビークルを製造。それに搭乗できる「ダグオン」にふさわしい人物を探していましたが、サルガッソ囚人による危機が差し迫っていたため、炎たちを急遽そのダグオンに任命するのでした。「“ダグオン”という言葉がブレイブ星人の言語で“勇者”を意味する」というやり取りのシーンは強く印象に残る名シーンだと感じましたが、よく考えてみるとこのブレイブ星人、なんで自分はダグオンになって戦わないのかあんまり教えてくれません。おそらく後々教えてくれるんだろうけど、なんか不親切だな…。


ダグオンの力を得た炎たちは、それぞれファイヤーエン・ターボカイ・アーマーシン・ウイングヨク・シャドーリュウにトライダグオン。サンドール星人に果敢に立ち向かい、次々に撃破していきます。やがて、複数のサンドール星人は合体してさらに巨大化。これに対し、エンはパトカー型メカ:ファイヤーストラスターと融合合体してダグファイヤーとなり、ファイヤーブラスターで巨大サンドール星人を粉砕するのでした。今回の戦闘シーンで意外だったのは、メインになっていたのが、ダグテクターをまとったエンたちとサンドール星人との戦闘だった点。早々にダグファイヤーの力などに気づいて合体するのかと思いきや、ギリギリまで粘って戦い続けていましたね。その関係もあって、ロボットであるダグファイヤーの登場時間もわずか。カッコよくアクションを決めて戦っていましたが、これだけ活躍時間が短いとはなぁ。『勇者指令ダグオン』、「ウルトラシリーズ」や「スーパー戦隊シリーズ」などから強い影響を受けたロボットアニメという感じがして、今後の展開が楽しみです。

 

 

 

第2話「空中都市作戦」

1996年2月10日放送
登場した敵他:宇宙蟻ザゴス星人

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「正義の味方ってガラでもねぇし、宇宙人との青春はお前に任せる!」

 

STORY:ダグオンへの変身能力を得た、炎たち5人。しかし、宇宙人との戦いに情熱を燃やしているのは炎だけであり、他のメンバーはどこか冷めていた。そんな彼らを残念に思う炎は、真理亜から怪事件の情報を聞き出し、高校を抜け出して現場へ急行。なんとそこは、ザゴス星人の前線基地と化していた!浮上する都市内で必死に戦うエンたち。そこへ新たなるメカが駆け付け、ダグファイヤーは新たな合体を遂げた!「火炎合体!ファイヤーダグオン!!」


ダグファイヤーの合体形態であり、メイン合体ロボの1つであるファイヤーダグオンの初登場回。前半で炎たちの高校生活を描く一方で、後半は数で攻めてくるザゴス星人たちとの戦闘が中心になっていました。ファイヤージャンボの発進バンクシーンも気合十分だし、ファイヤーダグオンのデザインもカッコいい!『ダグオン』は特撮ファンにもウケそうな要素をたくさん持っていますね。


前回、ダグオンへの変身能力を得た炎たち5人。自宅謹慎が解けた炎は、山海高校に登校後さっそくほかの4人たちと作戦会議をしようとしますが、どうも彼らは乗り気じゃなさげ。炎はそんな彼らに不満を持ちますが、そんな時真理亜と遭遇して彼女の部室に連れ込まれることに。催眠術の実験台にされそうになりますが、そこで彼は気になる事件の情報を入手するのでした。炎の謹慎処分が解け、彼が高校へ行けることになったからか、序盤では山海高校内でのシーンがメイン。前回登場したダグオンのメンバーたちが、普段どんな感じで高校生活を送っているのかがわかるようになっています。海は鬼の風紀委員長で、竹刀で不良たちを一喝。森は柔道部主将なのに、それを抜け出してテニス部の練習に参加。翼は実験室でサンドール星人の分析に没頭し、竜はマイペースに木の上で小鳥と戯れていたのでした。炎とは違いダグオンとしての活動に冷めている彼らですが、ちゃんと変身アイテムのダグコマンダーを装着しているのは興味深いところ。おまけに海は、「宇宙人から狙われるかもしれないし、自分の周りの人に危険が及ぶ」から、ダグオンであることを安易に口外するなと忠告してきます。やっぱり、なんだか「ウルトラシリーズ」と「スーパー戦隊シリーズ」をミックスさせたような展開。海もなんだかんだで、ダグオンになったことについていろいろ考えているんだなぁ。その後、炎は真理亜に連れられ、彼女の部室である超常現象研究会へ。そこで催眠術にかけられそうになりますが、同時に工事現場で起こったという警備員の変死事件についても知ることになります。今回は前回以上に真理亜のオカルト娘っぷりがヒートアップ。動物実験で実績があるという催眠術を炎にかけ、彼らがサンドール星人の襲撃からなぜ生還できたかを知ろうとします。真理亜が炎に披露する彼女自身の予想、実際に半分くらい的中してる(「宇宙人に誘拐されて何かを埋め込まれた」等)のが面白いです。


UFOの目撃情報、そして酸でドロドロに溶けたという変死した警備員。これらからサルガッソ囚人の仕業だと踏んだ炎は、1人高校を抜け出して現場へ急行します。現場となったビルに侵入した炎は、途中で学と遭遇。一緒に調査を行い、この事件の犯人:ザゴス星人とその目的にたどり着くのでした。せっかく謹慎が解けたばかりだというのに、早くもその日の午後から学校を抜け出してしまう炎。まあ学生としてはよくないことですが、とても炎らしい行動だともいえます。そんな彼は、無人であるはずの現場で、同じく1人で調査をしていた学と鉢合わせ。一緒になって調査を進めることになります。うーん、学はまだ小学生なんだから、学校抜け出してやんちゃするのは早すぎるような気がするぞ…。そんな2人が現場のビル内を探索していると、やがて広い部屋へ。そこには異形のメカが置いてあり、炎たちの背後には、アリに酷似した姿を持つザゴス星人が現れ、自身の目的を語るのでした。地球襲撃のため、この工事現場を中心とした半径1km圏内を空中に浮上させ、前線基地にしようとしていたザゴス星人。やはりその生態もアリと酷似しているらしく、別に浮上している円盤にはリーダーと思われる赤い個体が、その他は集団となって行動しています。ザゴス星人の目的といいやり方といい、もうこれ完全に「ウルトラシリーズ」の宇宙人がよくやる手じゃないか…!


炎が、事件のことを知って高校を抜け出したことを知る海たち。彼らはそれを知った後も午後の授業を受けていましたが、やはり炎のことが気になったためか、早退してライナービークル3機に搭乗し、炎を追いかけます。その頃炎は、浮上した都市内で学とともにザゴス星人に追いつめられ、ビルから転落。ファイヤーエンに変身して学を救出し、さらにザゴス星人を蹴散らしていきます。しかし、ザゴス星人の円盤だけはどうしても厄介で、ダグファイヤーの力をもってしても太刀打ちできないでいました。当初は勉強の方を優先していたものの、やはり炎、そして真理亜の言葉が気になったためか、早退して炎と合流することにした海たち。変身した彼らは、今回初登場のターボライナー・アーマーライナー・ウイングライナー・シャドージェットに乗り込み出撃します。ここでは海はシャーペンを片手の握力でへし折るシーンなどがあり、メンバー各々の感情の高ぶりが感じられる形に。しかし海よ、どれだけ握力強いんだよ!?その頃炎は、ファイヤーエンに変身して窮地を脱出。ザゴス星人を倒し、工事現場内の機械の破壊をカイたちに任せ、自分はダグファイヤーとなってザゴス星人の円盤に挑みます。ところがこの円盤、ロボット形態に変形する上に大きさも段違いで、ダグファイヤーでは全くかないません。さあ、どうするダグファイヤー!?


ダグファイヤーがピンチに陥った時、突如ジャンボジェット機型のメカ:ファイヤージャンボが飛来。それ及びその中に格納されていたファイヤーラダーとファイヤーレスキューが合体してロボットの形になり、その核になる形でダグファイヤーも“火炎合体”。ダグファイヤーはファイヤーダグオンへとパワーアップし、ファイヤーブレードでザゴス星人の円盤を一刀両断。彼らの機械もカイの尽力により停止し、こうして事件は解決するのでした。ファイヤージャンボ発進!登場、ファイヤーダグオン!ファイヤージェットは見た目はただのジャンボジェット機ですが、その発進描写はかなりこだわられた形に。もう完全に「ウルトラシリーズ」あたりに影響を受けたであろう演出になっており、観ていて興奮しましたね。まさか、見た目ただのジャンボジェット機のメカの発進に、これだけ惹かれるとは…!それらが合体して完成するファイヤーダグオンも、デザインがカッコいいうえに強いという素晴らしい合体ロボ。大ぶりな肩のデザインなどが特徴ですが、それに対してその攻撃スタイルは非常にスマート。勇者シリーズではおなじみの剣による必殺技も、右腕から剣(ファイヤーブレード)を伸ばして素早く斬りつけ、「フィニッシュ!」という決めゼリフとともに敵を爆破しています。ヤバいなファイヤーダグオン、「勇者シリーズ」ではファイバード系のロボ並みに、トップクラスに好きなデザインになっちゃったかもしれない…。

 

 

 

第3話「ダグファイヤー戦闘不能

1996年2月24日放送
登場した敵他:液体生命体ガロン星人

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「俺たちも、融合合体が!」「できたんですね!」「我々の力を、試してやる!」


STORY:ある日、街のど真ん中にセスナ機が墜落。大事故と火災が発生するが、ファイヤーエンの活躍により事態は収束した。しかし、この事件の犯人であるガロン星人はその後も次々と人間を襲い、エンもその手に落ちてしまう。残された海たちは、独自で調査を開始。工場内でガロン星人を追い詰めるが、翌朝それは巨大化して街中に出現した!ダグファイヤーが出動できない今、カイ・シン・ヨクが融合合体する!連携プレーでガロン星人を倒すんだ!


カイ・シン・ヨクの融合合体形態:ダグターボ・ダグアーマー・ダグウイング登場!今回は、炎がガロン星人に襲われた関係でいったん戦線離脱することになり、そのぶん海たちの活躍が目立つ形になっていました。ガロン星人は終始不気味な生命体として描かれており、海たちのセリフも少なめ。なんだか『ウルトラQ』や『怪奇大作戦』をほうふつとさせる展開でしたね。


山海市内の大通りに、突然セスナ機が墜落。タンクローリーなどがそれに衝突したため現場は事故と火災が発生しますが、それらはファイヤーエンとかれのビークルの活躍により食い止められます。事件は解決したかに見えましたが、セスナ機からは液状の生命体:ガロン星人が出現。エンはそれをファイヤーストラスターで追いかけますが、ガロン星人は地下鉄の運転士をミイラ化し、さらにエン自身をも襲うのでした。街のど真ん中で事故と火災が発生!登校途中だった炎は、ファイヤーエンに変身し、負傷者の救護や火災の消火を行います。一連のレスキューシーンと、その後のガロン星人の追跡シーンでは、ファイヤーストラトス、ファイヤーラダーが大活躍。どちらとも1・2話ではほとんどロボへの合体要員くらいでしか描かれていなかったので、ビークル形態での活躍がきちんと描かれたのはよかったですね。今回はファイヤーダグオンが登場しないので、それと販促の兼ね合いもあったのかな?さて、事件を解決した後、その犯人であるガロン星人を追うエン。ガロン星人は地下鉄に侵入してその運転士を襲い、さらにはエン自身も襲われることに。エンはファイヤーバードアタックでなんとかガロン星人を振り払いますが、星人を逃がしてしまい、自らも深く傷ついてしまうのでした。今回の敵であるガロン星人は、人間をメインとした地球上の生物の生命エネルギーを吸い取ることが目的らしい。言葉らしいものを一切発さず、本能まま襲撃を繰り返しているように暴れるため、不気味さと怪奇さがマックスな敵になっています。


何とか脱出したエンは、ファイヤーレスキューで治療を受け、一命をとりとめるもしばらく戦闘不能に。彼の代わりに、海たちがガロン星人の調査に乗り出します。やがて、ミイラ化したトラック運転手などの手がかりから、とある工場を突き止めた海たちは、そこへ潜入。ガロン星人と遭遇します。前回まで、ダグオンとしての活動に乗り気じゃなかった海たち。しかし今回は、ダグオンとしての使命に目覚めたからか、もしくは炎の身を案じてからか、積極的に宇宙人の調査に乗りだします。エンの治療のシーンでは、ファイヤーレスキューが活用されることに。救急車の見た目をしているファイヤーレスキューですが、ちゃんとその見た目通り、ダグオン自身やダグテクターの治療・修復機能があるんですね~。その後、竜がガロン星人に襲われたと思われるトラック運転士を発見。その積み荷などから、海は付近に工場などの人の集まる場所があるのではないかと推測し、やがて工場を発見。そこはガロン星人の棲み処になっていました。工場の地下で星人に遭遇した海は、地上へ脱出。仲間とともに一度ガロン星人を抑え込みます。海たち一連のシーンは、海の鋭い推測によりテンポよく進行。ですが、工場の調査のシーンになると雰囲気は一変。セリフは少なくなり、さらに不穏なBGMが流れるため不気味さが加速していきます。このあたりの怪奇路線の雰囲気はいい感じ。やっぱり、上述の通り『ウルトラQ』などを意識してる気がするなぁ。やがてガロン星人に遭遇した海は、ギリギリまで粘ってからターボカイに変身。仲間と力を合わせて、ガロン星人に火を浴びせて撤退させます。中盤のこの戦闘シーンでは、海たちが限界寸前まで生身のままで踏ん張り、またダグオンになってからも、工場にあるガソリン缶などを使ってガロン星人に対抗するのが印象的。こういった知恵を絞って戦うスタイルも、いいですよね。


一度は倒されたかに見えたガロン星人ですが、翌朝農場の牛たちの生命エネルギーを吸い取って巨大化。炎がいまだ目を覚まさないことから、海たちは再びダグオンに変身し、ターボライナー・アーマーライナー・ウイングライナー・シャドージェットで出撃します。しかし、融合合体できないことから大苦戦。そんな中現れたのは、満身創痍のエンが乗るダグファイヤーでした。てっきり人間だけにターゲットを絞っていたかと思われたガロン星人ですが、他の地球上の生物でも問題ないらしく、牛たちを襲って巨大化。液状化できる身体を使って暴れまわります。これにカイたちが立ち向かいますが、ガロン星人は思ったよりも知能が高く、なかなか倒せないでいました。この時点で融合合体ができないカイたちは、ライナービークルに装備された火力で応戦。しかしガロン星人は、ターボライナーを盾にするなどしてシンたちの攻撃を避けるなど、なかなか卑怯な手を使ってきます。知能はそんなに高くないかと思いきや、意外に頭が回るらしいガロン星人。うーむ、かなり厄介だぞ…。ピンチに陥るカイたちでしたが、そこに現れたのがダグファイヤー。ガロン星人に対抗しようとしますが、エン自身がまだ回復していないため本来の力が出せず、そのまま倒れてしまいます。今回のダグファイヤーの活躍シーンはここだけ。まあ、展開の都合上仕方ないですよね。


エンもピンチに陥ったことで何かを感じ取ったカイ・シン・ヨクは、意を決して融合合体。それぞれダグターボ・ダグアーマー・ダグウイングとなり、3体力を合わせてガロン星人の撃破に成功します。敵を倒し安堵するカイたちでしたが、すでにサルガッソからは新たな兵器が地球へ放たれており、彼らの眼前には、それにより引き起こされた高波が迫ってきていました。ここで登場、ダグターボたち!3体の連係プレーによりガロン星人の技を封じ込め、ダメージを与え倒していたのがよかったですね。今回の時点でライナーダグオンまで登場するかなと思ってたけど、それの登場は次回にお預けになっちゃったなぁ。カイたちの活躍によりガロン星人は倒されましたが、サルガッソからは新たな兵器が地球に落下済み。それにより高波が引き起こされ、ダグターボたちの眼前にまで迫ります。都市を丸ごと飲み込んでしまいそうなこの高波に、彼らはどう対抗するのか?次回へ続く!

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第4話から第6話をご紹介予定です。『勇者指令ダグオン』、…へ?喧嘩の原因って、俺!?

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1996年放送の勇者指令ダグオン』使用BGM「パワーファイブ」です。

 

ダグファイヤーをはじめとするエンたちの融合合体形態の戦闘シーンや、ファイヤージャンボの発進バンクシーンなどで使用されている、劇中でもよく使用されているBGMの1つ。この音楽を聴けば、ゆっくりと動きだすあのファイヤージャンボの勇姿が目に浮かびます。

 

『ダグオン』のBGMは、他作品に比べるとかなり軽快な印象。かといって単にポップになっているわけではなく、ところどころで重厚さを感じさせる部分もあるのが興味深いです。

 

 

 


Brave Command Dagwon OST 1 Tracks 4-6

 

 

 

 

 

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2019神田古本まつり

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今回は、10月25日より東京・神田神保町で開催されている「第60回神田古本まつり」のレポートです。

 

日本どころか世界一の古書店街と言われている神保町。毎年この時期に開催され、日本全国だけでなく世界各地からも本を買い求める人が集まるというのが、このイベントです。

 

以前からその話は聞いたことがありましたが、参加するのは今回が初めて。いやぁ、その活況っぷりには驚かされたなぁ。

 

 

 

私が行ったのは10月26日(土)。前日からイベント自体は開催されていましたが、荒天のため初日は青空古本市などが中止されていたため、この日が実質的な全イベント開催初日のような感じになっていました。

 

まず見回ったのは、神保町駅のある交差点から一歩入った少し狭い通り:すずらん通りなどで開かれていた、「神保町ブックフェスティバル」(10月26・27日のみ開催)。ここでは通りのど真ん中に様々な書店が出店形式で出店しており、小さなワゴンには本がぎっしり詰め込まれて販売されていました。

 

神保町は上述の通り古書の街ですが、出版社の本社や大規模支店も多い町。そのためこちらの方では、古書だけでなく新書もかなりの割合で販売されており、なおかつそのほぼすべてが特別割引価格でした。本が割引セールになるなんてめったにないですから、こういった光景は貴重でしたね。

 

そして、この出店の列が長い長い!通り2つ分丸々使用してのイベントでしたから、数百mにわたって出店がありました。見回るだけでも1時間以上かかったぞ…。

 

 

次に見てみたのが、青空古本市。こちらは各店舗が目の前の通りに書棚を増設し、これまた特別価格で販売するというもの。「神田古本祭り」の核イベントです。

 

これも靖国通り古書店街に沿ってぎっしり本棚が設置され、おまけに店舗数が多いもんだからその数もかなりのものに。こちらも見て回るだけで1時間近くかかりました。いやあ、既に関東地方に転勤してから何回も神保町に行っていますが、この町にこれほど“圧倒”されたのは、この日が初めてでしたね。

 

 

その後は、各書店に入っては本を見て回り、神田古書会館へ。ここでは古書の即売会が行われていました。

 

さすがに値段が段違いすぎておよそ買えるものではありませんでしたが、「即売会」に出品するのにはあまりにも貴重すぎるような本が多数売られていたのには驚きましたね。なんで江戸時代とか明治時代、果ては中世ヨーロッパで刊行された本が、平然と売られてるんだよ…。

 

 

 

世界一の本の街:神保町。中でもこの街を代表するこのお祭りは、まさにこの街の持つ魅力というか、エネルギーを一番感じられるイベントだと感じました。

 

そんな「神田古本まつり」は、11月4日まで開催中。行ってみる価値は間違いなくあるイベントですよ。

 

 

 

 

 

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フィギュアの祭典 魂ネイション2019

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今回は、10/25-27に秋葉原にて開催された、「TAMASHII NATION 2019(魂ネイション2019)」のレポートです。

 

本当はのんびり26日か27日に展示を見に行こうかなと思っていましたが、会場限定商品の受け取りが想像以上に時間がかかりそうであること、そして26日はまた別のところに行ってみようかなと思っていたため、25日に行くのを強行。退勤後そのまま秋葉原へ向かい、商品受け取り後ぷらっと展示を見てきました。

 

今回見てきたのは、無料の観覧エリアであるベルサール秋葉原の展示。秋葉原UDXも併せて見てもいいかなと思いましたが、時間がなかったのでスルー。後から知ったけど、あっちって入場料1,000円くらいかかるんですね。

 

ちなみに、受け取ってきた会場限定商品は↓これです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 
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入場口は2つ設けられていて、入ってみるとまずはウルトラマンS.H.フィギュアーツゴジラ(モンスターアーツ)セーラ―ムーン(フィギュアーツミニ)の展示。どれも今後の新発売の商品がプッシュされており、それにプラスしてオリジナルジオラマやフィギュアの構造紹介などが展示されていました。

 

やっぱり一番目を引いたのが、24日の先行公開でも取り上げられていた、ウルトラマンタイタスとウルトラマンジョーニアスのフィギュアーツ展示。間近で見るがっちりと握手した2人の勇姿は、グッとくるものがありました。

 

 


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そして、その奥に進むとドラゴンボール仮面ライダーマーベルヒーロー等の展示が。これらの展示の中で一番人が多かったのは中央に配されていた仮面ライダーの展示であり、臨時で見学の待機列が作られるくらいの大盛況っぷりでした。

 

レプリカ系商品を含めて、こちらも特設ジオラマが組まれて参考出品商品を含めて様々なものが展示。仮面ライダークウガの全基本フォームのフィギュアーツの展示は胸が熱くなりましたが、グランドジオウまでの平成ライダー最強フォームのフィギュアーツ展示は見た目に圧倒されると同時にちょっと辟易してしまいました。いつまで平成平成言ってるつもりなんだろう、この人たち…?

 

 

その他会場で印象に残ったのは、案内スタッフの多様さ。日本人はもちろん、中国語や韓国語、英語対応ができるスタッフも多数待機しており、様々な人からの質問等にてきぱきと回答&案内していました。魂ネイション、私が思っている以上にワールドワイドなイベントだったんですね。

 

 

 

3日間の日程で開かれ、大盛況に終わった魂ネイション2019。今年の秋葉原バンダイ関連イベントはこれでは終わらず、12月7・8日にはCSMなどが展示される「THE HENSHIN」が待っています。

 

行くかどうか迷っていた私ですが、運よくCSMダブルドライバー1.5の抽選販売に当選したので、商品受け取りのためにも参戦することが決定。どんなものが展示されることになるのか、楽しみです。

 

 

 

 

 

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『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第32話 ちょっとした感想

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大空に見参、キシリュウオージェット!

 

 

 

番組は変わって、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』です。

 

憎しみなんていらない!キシリュウオーブリザードインフェルノ!!コウたちを悩ませ、そして苦しませていたガイソーグ/ナダとも、今回でとうとう決着。その最後はやはり、コウたちの尽力によってナダが正気を取り戻し、死ぬことなく仲間に戻るという展開になりました。

 

ガイソーグとの戦いが中心になり、さらにキシリュウオーとプテラードンの合体形態であるキシリュウオージェットの活躍にも時間を割かなければならなかったため、今回はマイナソーの出番は少なめ。わりと凶悪なことをすることで、視聴者にインパクトを与えてくれていましたね。でもあのマイナソー、一体誰(何)から生まれたんだ…?

 

なお、同日放送の『仮面ライダーゼロワン』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回の戦いなどで、ナダがまだ完全にはガイソーグに取り込まれていないことを知ったコウたち。何とか彼を救えないかと考える彼らでしたが、妙案はなかなか浮かびません。そんな中、ずぶ濡れになったオトなどが突然暴れだして…。ナダを救おうとするも、なかなかいい考えが浮かばないコウたち。メルトは「ガイソーグの鎧だけを破壊すれば救えるかもしれない」と提案しますが、その方法を見つけられずにいました。静かな声で提案するメルト。「それって誰でも思いつくじゃん」って思っちゃったけど、さすがにこのツッコミは野暮か…。その後一度龍井家に戻ってきたコウたちですが、彼らを襲ったのはなんとオト。その原因は、ジャックオーランタンマイナソーが降らせた雨に撃たれたことが原因でした。人の憎しみのエネルギーを吸い取るマイナソーは、それを七色の雨に変換。それに打たれた人間は凶暴化してしまうという特性がありました。雨に撃たれる人々の撮影では、おそらく実際の雨ではなく降雨機を使用していると思われます。意外にお金のかかる撮影やってるなぁ。

 

ジャックオーランタンマイナソーを見つけ、戦うリュウソウジャー。しかしそこにガイソーグが現れ、彼らを襲います。鎧をナダから分離し、それを破壊すれば彼を救えるはずだ―。そう考えたコウたちは、無謀な作戦に出ます。中盤で描かれるのが、リュウソウジャーたちの奮闘。中でもリュウソウグリーンはドッシンソウルを使ってナダを極限まで追い詰め、さらにリュウソウレッドはナダが弱ったことで分離したガイソーグの怨念を自ら纏い、鎧に侵食されつつもそれを倒そうとします。無茶な戦い方ではありますが、まあこれはアリかなと思いましたね。ナダを救うまであと一歩というところでは、コウ以外のメンバーたちが生身で応戦。この展開はアツかったですが、バンバとトワはまだしも、アスナとかメルトって、涙流すほどナダと深くかかわってた印象はないなぁ…。

 

コウたちの決死の戦いにより、ナダは正気を取り戻して復活。コウもガイソーグの怨念に苦しんでいましたが、それをマイナソーに吸い取らせることで態勢を立て直します。そこに現れたティラミーゴとプテラードンの協力を得て、彼らはキシリュウオージェットへと強化合体。逃亡を図ったマイナソーを追い詰め、撃破することに成功するのでした。コウはガイソーグの怨念とどう戦うのかと思ってたら、マイナソーに全部吸い取らせて割とあっさり復活。いや、別におかしくはないけど、「ここはドラマを生み出さずにスルーするのか…」ってちょっぴり感じちゃいました。そんなわけでコウもナダも完全復活。再変身したコウは、プティラミーゴに合体していたティラミーゴ&プテラードンとともに、キシリュウオージェットへと合体。一度は逃げたマイナソーを追いかけ、倒すのでした。前回のヨクリュウオーに続き、今度はキシリュウオーとの合体形態であるキシリュウオージェットが初登場。いやぁ、プテラードン系のメカはデザインもその活躍もクオリティ高いですねぇ。プテラードン、騎士竜の中で一番好きかも…。

 

 

 

7人目のリュウソウジャーとして、仲間に加わったナダ。しかし敵もまた、その戦力を増強していた。リュウソウジャーの前に現れる新たな幹部怪人:ウデンとはいったい何者なのか!?

 

『ゼロワン』と同じく放送休止を挟んだ次回は、敵味方共に大きな動きがある様子。リュウソウレッドも、さらなるパワーアップを遂げるぞ!

 

 

 

 

 

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『仮面ライダーゼロワン』第9話 ちょっとした感想

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大 圧 殺

 

 

 

たとえ世界中に嫌われても、社長の俺が、あいつらヒューマギアを信じてやれなくてどーすんだ!?今回の『仮面ライダーゼロワン』は、新たなプログライズキー:ブレイキングマンモスのデビュー回。第2期平成ライダーシリーズではおなじみとなった、主人公の巨大ロボ型フォームの活躍回になりました。

 

暴走の危険性があるヒューマギアに、どう対処するか―。この大きな問題に或人たちがどう考え立ち向かっていくのかが、ドラマ内での肝に。福添の決定から或人の方針変換が早すぎる気がしないでもないですが、これはこれでまあいいんじゃないかな。

 

 

 

前回、滅亡迅雷.netの襲撃を受けて大被害を受けた病院。諫も唯阿も戦闘不能な中、或人だけが一人奮戦しますが、残念ながら彼らの侵攻を食い止めきれませんでした。ヒューマギアの再暴走を恐れた福添たちは、なかなか答えを出せない或人に代わり、強制的に医療用ヒューマギアをシャットダウンする強硬手段に出ますが…。仮面ライダー滅と仮面ライダー迅に対し、ゼロワンはフレイミングタイガーの力で応戦。しかし、デビューしたての彼らはかなりの強さを誇り、その侵攻を許してしまいます。ゼロワンの力をもってしても、滅と迅のコンビの前にはかなわず。ここでゼロワンが完敗するわけですが、よく考えてみたら、これが劇中初のゼロワンの本格的な敗北シーンになるんじゃないかな?その後ボロボロのまま社長室に戻った或人は、福添たちとともにテレビのニュース報道を視聴。今回の事件で会社の株価暴落や問い合わせが相次いだことを受け、福添たちは狙われている病院の医療用ヒューマギアをすべて共生シャットダウンするのでした。福添の判断は、いいか悪いかは別として、十分あり得る判断。ですがこのシーンで注目したいのは、飛電インテリジェンスが「その気になればいつでも自社のヒューマギアをシャットダウンできる」という点です。まあ製造元なんだから当たり前っちゃあそうなのですが、今後これが悪用される話も出てくる…かも?

 

諫の手術直前に医療用ヒューマギアが停止したため、或人のもとに押しかけてきた唯阿。彼女の強い言葉を受け考え直した或人は、独断で医療用ヒューマギアの再起動を指示します。この命令を受け、諫の手術も再開。滅亡迅雷.netの侵攻は止まっていませんでしたが、これには再び或人が単身で挑みます。クールな印象があった唯阿ですが(第3話ではお寿司に舌鼓を打ってたけど)、今回は諫の生死がかかっているということもあり、かなり取り乱した様子を披露。A.I.M.S.の秘密(ギーガー)も部分的に話し、「もしものことがあれば自分が全責任をとる」と言い出すなどしています。どこまでが本心でどこまでがウソなのかわからない彼女ですが、まあこのシーンにおける彼女の或人に対する訴えは、おそらく本心なのでしょう。そんな彼女の意見、そして飛電インテリジェンスの社長として自分なりに考えた或人は、医療用ヒューマギアの再起動を強行。迫りくる滅亡迅雷.netに対しては、無謀にも再び単身で挑んでいきます。この前後のシーンでは、医療用ヒューマギアのDr.オミゴトが、滅亡迅雷.netのハッキングに屈さずに使命を全うしようとする描写が存在。今のところ或人たち劇中の人物は誰も知らない事実ですが、これが今後、ストーリー上での重要なカギになりそうな気がします。

 

滅たちの操るギーガーの前に苦戦するゼロワン。そこへイズがやってきて、彼に新たなプログライズキー:ブレイキングマンモスを手渡します。その力でブレイキングマンモスとなったゼロワンは、ギーガーを圧倒。滅亡迅雷.netの企みは打ち砕かれ、諫の手術も成功し、万事解決かに見えましたが…。今回初登場となるブレイキングマンスプログライズキーは、唯阿が持っていたマンモスゼツメライズキーをもとに、イズたちが解析して完成させたものの。衛星ゼアの半分くらいが分離・変形してフォームを構成する形になっているのはビックリしましたね。そんなブレイキングマンモスは、ギーガーにひるむことなく善戦。最後は大きく飛びあがり、ブレイキングインパクトを決めて勝利をおさめます。ブレイキングインパクトは、敵を押しつぶすようにして撃破する必殺技。『ダイレンジャー』の大圧殺みたいだぁ…。この後諫の手術も無事終わり、事件は解決。唯阿は飛電インテリジェンスに再び現れますが、イズは彼女にある疑いを向けるのでした。暗殺ヒューマギアの活動を録画していたことがバレた唯阿。彼女の裏の顔がバレるのも…時間の問題か?

 

 

 

ヒューマギアは、俳優業の世界にも進出。しかし、それをよしとしない人間たちもいた。A.I.M.S.の協力を受けて始まったドラマ撮影は、果たしてうまくいくのか?

 

放送休止を挟んだ次回と次々回は、俳優の大和田伸也さんが本人役でゲスト出演。これで、兄弟そろって特撮作品に出演したことになるんだなぁ…。

 

…というワケで、記事は「『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第32話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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『ウルトラマンタイガ』第17話 ちょっとした感想

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どうあがいてもアリオ上尾

 

 

 

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本当のあんたは…悪いヤツじゃない!トライストリウムのデビューも終わり、再び通常回に戻った『ウルトラマンタイガ』。今回はカナ2度目の主役回であり、彼女が外事X課時代からかかわりの深かった宇宙人:セモン星人ミードの引き起こした事件に、彼女自身が全力で立ち向かう姿が描かれました。

 

今回はロケ地として埼玉県のショッピングモール:アリオ上尾が登場。その館内や外観が劇中登場していましたが、ミニチュアも登場してぶっ壊す…なんてことまでにはなりませんでした。できればアリオ上尾のミニチュアの破壊シーンも観たかったけどなぁ。いろんな意味で無理だったんだろうなぁ。

 

なお、前回(第16話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

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詐欺や窃盗の常習犯、でも根は悪くはなさそうなヤツであるセモン星人ミードをゲストに迎えた今回のお話。今まで『タイガ』の劇中には様々な宇宙人が登場しましたが、ミードのような立ち位置の宇宙人は初めての登場になりましたね。最期は改心しそうになった直後に霧崎に撃たれるというものになりましたが、この終わり方もある意味『タイガ』らしいといえる…かもしれないなぁ。

 

残業をしていたカナのもとに、転がり込んできた1人の男。彼はカナが外事X課時代から何度かかわりのあったセモン星人ミードでした。刑期を終えて星に帰る予定だった彼は、カナを指名して自分の護衛を要請。最初は断る彼女でしたが、ミードがあまりにも駄々をこねるため、仕方なく宇宙船の到着地点であるショッピングモールに同行するのでした。いきなりE.G.I.S.に転がり込んでくる、来たと思ったらご飯(和食)を堂々と平らげる、カナがついてこなさそうになると床に転がって駄々をこねるなど、序盤から強烈なインパクトを与えてくれたミード。今まで『タイガ』に出てきた宇宙人の中では一番キャラが濃い宇宙人と言えるでしょう。そんな彼を見て仕方なくついていくことにしたカナでしたが、ミードは勝手に行動するはお菓子を買うわと自由奔放。カナもあきれてしまいます。この後のシーンで、以前のお話でカナの回想でしか触れられていなかった外事X課時代のセミ少女の話が、ミードによってヒロユキたちにも明かされることに。意外にあっさりバラされちゃうのね、この話。

 

敵の妨害を受けつつも、なんとか迎えた宇宙船到着の時間。指定場所に向かったカナたちでしたが、宇宙船から現れたのは、ミードの同族ではなくクカラッチ星人でした。ミードの真の目的を知ったカナたちでしたが、ミードもまたペダン星人などの襲撃を受けピンチに。さらに霧崎の手によりデマーガまでもが出現し、カナたちは各々戦いに身を投じていきます。ミードの真の目的は、怪獣誘導装置の転売。ペダン星人をだましつつさらにクカラッチ星人とも取引をしていたため、彼は双方の襲撃を恐れてカナたちに護衛をさせていたのでした。実はとんだ食わせ物だったミード。この後、彼はカナの行動を見て徐々に改心していきますが…、うーん、それを加味しても「実はいいヤツだった」展開はちょっと無理があるんじゃないかという気がするなぁ。そんなミードの本性を知ったカナたちでしたが、それでも見捨てないのが彼ら。襲い掛かってきたペダン星人などに果敢に立ち向かっていきます。追い詰められてビビるミードに対して、「あんたは悪党だけど、悪人じゃない!」と言い、絶対に守ると言い切って戦うカナ。今まで見れなかった彼女のアツい一面を見ることができました。ミードがそこまで彼女がこだわるようなキャラかなぁともちょっと思いましたが、外事X課時代に色々あったからなんでしょうね。

 

デマーガと戦うか、カナたちを助けに行くか―。霧崎からギリギリの選択を求められるヒロユキでしたが、彼は前者を選択してタイガへと変身。デマーガと激戦を繰り広げて勝利し、またカナたちも、宇宙人たちを倒してミードを無事に保護します。そしてラスト、外事X課に引き渡されることになったミードでしたが…。前回精神崩壊しかけていたようにも見えた霧崎でしたが、今回はいつもと変わらぬ感じで登場。自分がトレギアだということを知らせたうえでヒロユキ=タイガを試すようなことを何度もしていましたが、なんというか彼らしい“いやらしさ”が足りなかったような気がしました。とはいえ、相変わらずやり方が汚いのはいつもと変わらず。選択を迫られたヒロユキでしたが、彼はそれほど悩むことなくデマーガとの戦いを選択し、勝利。ミードも無事で一件落着かと思われましたが、ミードは霧崎の放った弾丸をからカナをかばって死んでしまうのでした。このシーンを最初観た時は「別に殺す必要はなかったんじゃないかな」と思いましたが、これが脚本家なりの“ミードに対する裁き(因果応報という意味で)”であるととらえると、なるほどこれもアリかと感じました。でも、霧崎が本当に狙っていたのって…誰なんだろう?

 

 

 

◎特撮面

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カナとミードの関わり合い、そして彼らの等身大戦がお話の中心だったため、今回の特撮・戦闘パートは後半に集中。ミニチュア破壊はあまりありませんでしたが、その代わり実景との合成が多用されていたのが印象に残りました。

 

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熔鉄怪獣デマーガ出現!霧崎の手によって出現させられたそれは、怪獣誘導装置のあるアリオ上尾の屋上へと向かっていきます。『X』の第1話でデビューしたデマーガがまたまた登場。最近は他の怪獣と一緒に出てくる印象(個人の主観)がありましたが、今回は久々に単独での登場となりました。土煙をあげながら侵攻するその姿は、『X』の第1話を思い出したなぁ。

 

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自らデマーガと戦うことを選択したヒロユキは、タイガに変身。デマーガに立ち向かっていきますが、同時にアリオ上尾を守らなければならないため、じょじょに防戦一方になってしまいます。今回のタイガの戦い方はダイナミック。登場と同時にデマーガに飛びつき、その後大きく投げ飛ばして戦闘場所をアリオ上尾から遠ざけることに成功。デマーガお得意の溶岩攻撃に対してはバリアではなく自分の肉体で防御してみせます。初っ端からドハデなアクションをしていたのでびっくりしましたね。こういう戦い方も、いいなぁ。

 

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トライストリウムへと強化変身したタイガは、タイガトライブレードを駆使してデマーガに対抗。デマーガも溶岩攻撃を繰り出して抵抗しますが、トライストリウムにはその技はほとんど通用せず、最後はタイガブラストアタックによって倒されるのでした。トライストリウム登場後は、一気に形勢逆転。ほぼタイガ側の優勢で戦闘が進み、そのまま勝利をおさめます。今回目立っていたのは、タイガトライブレードの万能さ。デマーガの攻撃を跳ね返すだけでなく、口に挟みこんで押し返したり、さらに炎を纏わせて新必殺技:タイガブラストアタックを繰り出すなど、目覚ましい活躍を見せてくれましたね。特に特撮描写が凝っていたのは、タイガトライブレードでデマーガの攻撃を跳ね返すシーン。デマーガに溶岩弾の雨あられが降り注ぐのですが、それをファミレスの中から見たアングルでも映し出しているのには驚かされました。

 

 

 

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地球に密かに暮らしている宇宙人。しかし、彼ら全員が地球を心から愛して住んでいるとは限らない。現代社会に不満を持つ宇宙人とホマレの出会いは、一体何を生み出すのか?

 

次回はベムラー&ゼットンと、『ウルトラマン』の第1話と最終話に登場した怪獣がコンビで登場!ゲストは岩井堂聖子さんって…、ええ、岩井堂さん今年だけでテレ東特撮2つ制覇かよ!?(『ファントミラージュ!』に準レギュラーで出演しているため)

 

そんな第18話の感想記事は、↓コチラだ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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『勇者王ガオガイガー』ちょっとした感想 GGG-20[終](総括感想)

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今回は、勇者王ガオガイガー』の総括感想記事です。

 

勇者シリーズ」最終作にして、現在でもゲーム等への露出が多く、「勇者シリーズと言えばこの作品」という感じになっている本作。面白い作品ではありましたが、「勇者シリーズ」というにはちょっと他作品とは毛並みが違うなぁと感じましたね。ガオガイガー』だけを他作品と切り分けて「勇者王シリーズ」と呼ぶ論調があるの、なんだかわかる気がするなぁ。

 

 

ガオガイガー』によって強く印象に残っているのが、登場人物たちのキャラの濃さとお話の展開のアツさ。出てくるメインキャラクターが多くなると、どうしても作品の中に埋もれてしまうキャラが生まれてしまいがちですが、『ガオガイガー』の場合はそういったことがほとんどありませんでした。護のクラスメイトたち(華ちゃんを除く)は出番自体がもともと少ないのでちょっと影が薄いですが、GGGの面々はどのメンバーも没個性化していませんでしたね。

 

そういえば、GGG側のメインキャラクターでは、ウッシーだけがメイン回なかったんだよなぁ。あれはちょっとかわいそうだなぁ。

 

お話のアツさの面では、ストーリーの要所要所というよりかは、毎回毎回最低1回は視聴者をアツくさせるようなシーンor展開が用意されているのが印象的。それもただ単に登場人物が「勇気」だの「ガッツ」だの騒ぐだけでなく、何か障害や問題が発生し、それに対して解決策を提示したうえで、それを実現するために全力投球するという構成でアツさを演出していたのがGoodだと感じました。要するに、ただ雰囲気だけをアツくしてるんじゃなくて、ちゃんとアツくなるまでのプロセスがきちんと組み立てられているんですよね。この点はもっと評価されていいと思います。

 

相次ぐ敵の登場、苦戦に次ぐ苦戦の末なんとかきれいに完結したTVシリーズでしたが、その一方でOVAはちょっと蛇足だった感が否めない印象。三重連太陽系で起きた出来事、そしてTVシリーズで明かされなかった謎が解明されたのはいいのですが、作品自体を観ていてあんまり爽快感はなかったかなぁ。

 

 

勇者王ガオガイガー』。上述した通り「勇者シリーズ」他作品とは雰囲気も内容も違う作品ですが、その中にはしっかりと“勇者シリーズのエッセンス”が生きた作品になっていたと思います。やっぱり『ガオガイガー』も、れっきとした「勇者シリーズ」だと言えるでしょう。

 

 

 

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遠い遠い宇宙の彼方に浮かぶ、宇宙監獄サルガッソ。ここには、宇宙各地の凶悪犯が収容されている。

 

そんなサルガッソにおいて、囚人たちの反乱が発生。サルガッソは制圧され、犯罪者たちの惑星狩りの拠点となりになってしまった!

 

大堂寺 炎・広瀬 海・沢邑 森・風祭 翼・刃柴 竜の5人の高校生は、市街地で宇宙人の襲撃に遭遇。それは、地球も惑星狩りの対象になり、かつてない危機にさらされていることを意味していた。

 

各々自分なりに危機を脱しようとした5人は、別の宇宙人によって命を救われる。彼はブレイブ星人と名乗り、5人にダグコマンダーを付与。“ダグオン”となって、宇宙人と戦う使命を与えた!

 

青春真っただ中の高校生たちは、同時に宇宙人との激戦に身を投じていく―!

 

 

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俺たち、勇者高校生!

 

次週より、勇者シリーズ第7作:『勇者指令ダグオン』の感想記事、掲載開始!

 

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というわけで、次週より『ダグオン』の感想記事を始めることになりました。

 

毎回恒例、ザックリとメインキャラの紹介をしていくことにしましょう。

 

 

 

 

①大堂寺 炎/ファイヤーエン(CV:遠近孝一

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山海高校1年生。成績はそれほど良くなく、入学直後に他校の生徒(後に激であることが判明)とケンカして謹慎処分になるが、その期間中にゲーセンに入り浸るなどの行動を連発する問題児。しかし、その性格は根っからのワルではなく、むしろ正義感の強い方である。

ダグオンになった後は、メンバーの中で最も積極的に行動。物語が進むにつれ心身共に成長しでダグオンメンバーの中のリーダー格となり、命を賭して最終決戦に向かっていった。

 

②広瀬 海/ターボカイ(CV:子安武人

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山海高校2年生。性格は炎とは真反対の生真面目な性格で、成績もトップクラス。さらには学園の生徒会長を務めていることから、「鬼の風紀委員長」の異名を持つ。実はゴキブリが苦手。

ダグオンとしての活動には当初乗り気ではなかったが、徐々にメンバーの中のサブリーダー的存在になっていく。他のメンバー、特に炎との対立は物語を通して絶えることはなかったが、それはメンバーの中で最も彼のことを心配し、気にかけていたからだった。

 

 

③沢邑 森/アーマーシン(CV:山野井仁)

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 海と同じ2年生。柔道部のキャプテンを務めるが、性格は軽くて隙あらば女子高生をナンパするチャラさっぷり。しかし根はしっかりとしており、ナンパの仕方にも彼なりのモットーがある…らしい。

海と同じくダグオンの活動には乗り気ではなかったが、だんだんその活動に入れ込んでいく。活動の最中知り合った同級生の芹沢英里加とは、最終的に交際に発展することになる

 

 

④風祭 翼/ウイングヨク(CV:結城比呂

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海・森と同じく2年生。見た目や表向きは明るくて礼儀正しい優等生であるが、密かに学園の研究室を使って独自の実験を進めたり、倒した宇宙人のサンプルをホルマリン漬けにして保存するなど、 かなりの変わり者である。

ダグオンになった直後は主に宇宙人に興味を持っていたが、だんだんその活動自体にもしっかり取り組むようになる。雷が登場するまでは、ダグオンのメカニックは彼が担当していた。

 

 

⑤刃柴 竜/シャドーリュウ(CV:私市淳

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炎と同じ1年生。 長い黒髪がトレードマーク(風紀委員に引っ掛かりそうなものだが、明確に注意される描写はない)。無口でクールな一匹狼で、それゆえ単独行動も多い。特技は忍術とヒヨコの雌雄を判別、動物と心を通わせること。病弱な妹がいる。

学校の裏山に住んでいるらしく、生活費や学費は放課後等でのバイトで稼いでいるらしい。そのため学校への出席日数も不足しがちで、かつ炎よりも金欠気味である。

 

 

⑥黒岩 激/ドリルゲキ(CV:江川央生

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風雲高校3年生。100人の手下を抱える風雲高校の番長であるが、真理亜に片思いするなど意外とピュアな面も持ち合わせている。炎とは長らく対立関係が続いていたが、自身がダグオンになったのを機に和解。よきライバルであり仲間として、仲を深めていった。

第16話で先行登場したのち、第19話で正式にダグオンの力を手にする。当初はダグオンの偽物呼ばわりされたり、自身も戦いの中で空回りしたりするなどの苦難があったが、それを乗り越えて戦士へと成長していく。

 

 

⑦宇津美 雷/サンダーライ(CV:山口勝平

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第35話より登場する、宇宙警察機構の新米刑事。ダグオンメンバーの中で唯一の宇宙人(ジンライ人)である。宇宙人やメカニックに対する知識が豊富で戦闘も十分こなせるが、若干空気が読めないのが玉に瑕。

山海高校では女子から大人気。でもおっちょこちょいなところを見せてしまうので、残念なイケメンキャラでもあったりする。

 

 

⑧戸部 真理亜(CV:長沢美樹

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本作のヒロインにして炎の幼馴染。山海高校では超常現象研究会を1人で主宰しており、炎からは「オカルト娘」と呼ばれている。ストーリーが進むにつれ、研究会の部室は炎たちのたまり場にもなっていく。

物語後半で、炎と急接近。終盤では一番最初にダグオンの正体に気づくことになる。

 

 

⑨戸部 学/ガク(CV:長沢直美

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真理亜の弟で小学生。本名は「学(まなぶ)」だが、炎たちからはもっぱら「ガク」と呼ばれている。生意気だが根っからのダグオン好きで、事件に巻き込まれることもしばしば。

最終決戦の直前において、炎自身の口から、ダグオンの正体を知ることになった。

 

 

 

☆ダグオンとは?

「ダグオン」とは、ブレイブ星人の言語で“勇者”を意味する単語であり、凶悪な宇宙人と戦う宇宙警察機構の戦士たちの総称でもある。そのため炎たちの変身形態も“ダグオン”であるし、後述する合体ロボ形態もまた“ダグオン”である。

 

勇者シリーズ」において、タイトルに冠されている固有名詞は主人公ロボ(『エクスカイザー』~『ダ・ガーン』)かもしくは主人公ロボの合体形態(『マイトガイン』~)であるが、上述した理由により、『ダグオン』のみ特定のロボの名前がタイトルにならない例外的作品になっている。

 

 

A.ダグファイヤー

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 ファイヤーエンとパトカー型メカ:ファイヤーストラトスが“融合合体”したロボ。主な武装は腕に収納されたファイヤーブラスターで、これを使って単独で敵を撃破したことも何度かあった。

ファイヤージャンボ等と合体して「ファイヤーダグオン」に、ファイヤーショベルと合体して「パワーダグオン」に、そして全ビークルと合体して「スーパーファイヤーダグオン」となる。

 

・ファイヤーダグオン

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ジャンボ型メカのファイヤージャンボ、消防車型メカのファイヤーラダー、救急車型メカのファイヤーレスキューが、ダグファイヤーと“火炎合体”した巨大ロボ。第2話で初登場し、その後パワーダグオン登場まで多くの宇宙人と戦い、勝利を収めてきた。単独での主な必殺技は、ファイヤーラダーから伸びる「ファイヤーブレード」。

第30話で一時退場するまで第一線で活躍し続けており、登場しない回もいくつかあったものの、「勇者シリーズ」の主人公機1号ロボとしては比較的長期間登場した。第38話での復活以降は、主にスーパーファイヤーダグオンへの合体要員になる。

 

・パワーダグオン

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パワーショベル型メカのファイヤーショベルが、ダグファイヤーと“剛力合体”した巨大ロボ。ファイヤーダグオンと比べてその名の通りパワー面で大幅な強化がなされているが、その代わり飛行能力を失ってしまっている。単独での主な必殺技は、ショベル部分を変形させて放つ「パワードリルアーム」。

ファイヤーダグオン退場直後の第31話で初登場。ファイヤーダグオン復活後もエンのメイン機として活躍し続けた。

 

・スーパーファイヤーダグオン

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パワーダグオンをベースに、ファイヤーダグオンへの合体形態に変形したファイヤージェットが、背中合わせになるように合体して完成する、『ダグオン』におけるグレート合体に当たる超巨大ロボ。凄まじい力を持っているが、この形態を使用すると一気に体力を消耗し、戦闘後はエン自身が倒れてしまうという欠点がある。主な単独必殺技は、「スーパーメガ光波」。

OP映像では後期からずーっと登場し続けていたが、劇中での初登場は「勇者シリーズ」のグレート合体ロボの中では最も遅い第41話。登場タイミングの遅さ、またその設定のため、劇中では3回しか活躍していない。

 

B.ダグターボ

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 ダグターボと300系新幹線型メカ:ターボライナーが“融合合体”したロボ。他のライナービークル系統のロボ(ライナーチーム)に比べると、単独での活躍機会が多めである。主な武器は、身体に取り付けられているホイール。

 

C.ダグアーマー

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アーマーシンとE1系新幹線型メカ:アーマーライナーが“融合合体”したロボ。ハデな活躍はあまりないが、その取り付けられた銃火器による火力は、戦闘において欠かせない存在になっている。

 

D.ダグウイング

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ウイングヨクと400系新幹線型メカ:ウイングライナーが “融合合体”したロボ。その名や見た目通り飛行戦が得意で、それを存分に生かして敵と戦ったこともあった。主な武器は、腕部のクリスタルカッター。

 

E.ダグドリル

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 ドリルゲキとC62蒸気機関車型メカ:ドリルライナーが“融合合体”したロボ。ライナーチームの中で、唯一モチーフが新幹線ではない。後部ブースターにあるドリルを利用して別モードになることも可能。スーパーライナーダグオン登場後でも、単独での活躍機会が多かった。

 

・ライナーダグオン

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第4話から登場する、ダグターボ・ダグアーマー・ダグウイングが“重連合体”して完成する巨大ロボ。ダグターボ/カイがメインとなって動き、素早い身のこなしによる攻撃が得意。必殺技は、「ライナータックル」。

後述のスーパーライナーダグオン登場後も、ダグドリルの単独行動の都合で何度か登場することもあった。

 

・スーパーライナーダグオン

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ライナーダグオンとダグドリルが“超重連合体”して完成する、第21話で初登場した巨大ロボ。メインとなるのはライナーダグオンと同じダグターボ/カイ。ライナーダグオンに比べてパワー面が強化されており、さらに右肩部に取り付けられたドリルを活用した攻撃が得意。

必殺技は「スーパーライナークラッシュ」。初披露時のみ、特別な演出が加えられている。

 

F.ダグシャドー

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シャドーリュウF-15戦闘機型メカ:シャドージェットが“融合合体”したロボ。忍術が得意であり、敵のサブメカ等を単独撃破することも多々あった。背負っている名刀カゲムラサキがメイン武器であり、これを駆使した戦闘も得意。また、シャドードラゴンという別形態も持っている。

 

・シャドーダグオン

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ダグシャドーを核とし、動物型メカ:シャドーガード3体と“機獣合体”して完成する巨大ロボ。第7話で初登場。ダグシャドーと同じく名刀カゲムラサキをメイン武器としており、必殺技はそれを使った「シャドー・牙王斬り」

ファイヤーダグオンやライナーダグオンと違い、初登場後最後までパワーアップすることはなかったが、他のロボに負けることなく最後まで戦いきった。

 

G.ダグサンダー

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 サンダーライと巨大化したサイドカー型メカ:サンダーバイクが“融合合体”したロボ。第35話で初登場したが、他のメカに比べると活躍機会はちょっと少ない。メイン武器に当たる武装はないが、その分光線系の技を得意とする。

 

・サンダーダグオン

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ダグサンダーとスペースシャトル型メカ:サンダーシャトルが“雷鳴合体”して完成する巨大ロボ。第36話で初登場するが、その後劇中に登場したのは3回のみである。専用武器はサンダーランスであり、これを駆使した「ランサーフィニッシュ」が必殺技。

 

H.ダグベース

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ファイヤージャンボなどのダグビークルのほとんどを格納し、エンたちの作戦指令室にもなるダグオンの基地ともいえるメカ。実はロボ形態への変形機構を有している。

劇中では何度か不完全な状態で活躍したが、最終決戦直前においてエンが“超融合合体”したことで真の力が覚醒。窮地に立たされていたカイたちを救い、ダグオンに逆転勝利をもたらした。

 

I.ファイナルダグオン

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OVAでのみ登場するダグオン。エンたちのダグテクターが分離・融合して完成したロボ。活躍時間も短く、その詳細は謎に包まれている。

 

 

☆ダグオンへの協力ロボたち

ダグオンの味方となるロボは、ダグビークルが変形・合体する上述したようなものだけでなく、自身の意思で行動するロボもいる。

 

・ライアン(CV:広瀬匠)

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宇宙剣士とも呼ばれる、機械生命体型の宇宙人。アーク星人に故郷を滅ぼされた過去を持ち、彼への復讐に燃える。最初はエンたちと対立するが、のちに和解。ともに戦う仲間となった。ロボット形態から剣形態「ライオソード」に変形することが可能。

 

・ファイヤーライオソード

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ファイヤーダグオンがライオソードを手にして放つ必殺技。第13話で初披露し、その後ファイヤーブレードに代わってファイヤーダグオンの代表的な剣技となる。必殺技バンクシーンは一見の価値あり。

 

・ガンキッド(CV:長沢美樹

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サルガッソ脱獄囚の1人:メカ―ジュ星人によって開発された戦闘ロボット。本来の名前は「ガンドロイドT-96」だが、仲間になった後ライアンから「ガンキッド」の名前を与えられる。子供っぽい性格で、普段はライアンが面倒を見ている。

 

・無限砲

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ガンキッドが「ガンキッド・チェンジ!」の掛け声で変形するキャノン型武器。ファイヤーダグオン、パワーダグオンどちらでも使用が可能であるが、後者の方が無限砲の使用も前提に設計されているため、命中精度が上がっている。

 

 

 

☆ダグオンの敵とは?

『ダグオン』には明確な敵組織が存在しないため、『ジェイデッカー』のように各話で登場する単発の敵(サルガッソ脱獄囚)が主な相手となる。しかし、その中でもダグオンに何度も挑戦する種族もいた。

 

・宇宙蟻ザゴス星人

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第2話で初登場したアリ型宇宙人。その後数回にわたってダグオンたちに挑戦してきた。

彼らの階級自体もアリ社会と酷似しており、トップに君臨するのは女王アリクイーンザゴス。第31話のパワーダグオンデビュー戦において、ようやく決着がついた。

 

・宇宙皇帝アーク星人(CV:柏倉つとむ

ライアンの仇敵であり、いくつもの星の支配や破壊を繰り返してきた宇宙人。ライアンは彼に対し復讐を燃やすが、彼もまた自身が滅ぼした星の生き残り(=ライアン)がいること知ったことで、ライアンに異様に執着するようになる。

ファイヤージャンボでの特攻ですら倒せない強敵だったが、第39話でのライアンとの一騎打ちで、ついに倒された。

 

・ワルガイア三兄弟

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長男で3本角のマドー(CV:石井康嗣)・次男で2本角のゲドー(CV:長嶝高士)・三男で1本角のヒドー(CV:矢部雅史)で構成される、凶悪な犯罪者兄弟宇宙人。終盤においてダグオンの前に立ちはだかり、狡猾な罠やそのパワーで何度も挑戦してはピンチに追い込んだかなりの強敵である。

制圧後のサルガッソのリーダー的存在として暗躍し続けていたが、彼らもまた、“真の黒幕”の手の上で踊らされているに過ぎなかった。

 

 

 

 

 

さあ、次回より『勇者指令ダグオン』の感想記事、スタートだ!

 

地球の平和は、まっかせっなさーい!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1996年放送の勇者指令ダグオン』OPテーマ「輝け!ダグオン」です。

 

勇者シリーズ」では初の男性ボーカルを起用したOPテーマ。他作品に比べると若干キー等が低い楽曲ですが、歌詞もストレートでアツく、きっちりとサビ部分では盛り上がるため、「勇者シリーズ」のOPのスピリッツはしっかり生きている楽曲になっています。

 

OP映像は、歌の途中でメインタイトルが出るという変わった構成に。そして、前期OPではSEが一切入っていなかったことの反動からか、後期OPではやたらSEが入るのが特徴的です。OPでSEなしは寂しいけど、さすがにこれでもかというほど盛り込むのも…やりすぎだぞ!?

 

 

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